(R-18)ローションの滑りを借り、相当な違和感は拭えないまでも、その場所に咥えこんだたった1本の指の存在が、呼吸を繰り返すたびに俺に訴えかけてくる。「ユーヤくん、大丈夫?」全てを俺の中へと収めた直後、決して動かそうとはせずに覗き込んできた
(R-18)絶頂の甘い余韻に包み込まれ、ぐったりと全身の力を抜きベッドに沈み込む俺へと、優しいキスが何度も繰り返し降り注ぐ。一人イッてしまったという羞恥すら拭われるほどの甘いキスに、うっとりと瞳を閉じその逞しい首に腕を絡め引き寄せれば、微か
(R-18)ぎこちなくてたどたどしくて、でも優しく触れてくるシュウの手が気持ちよくて。大きな手が胸元を這い回りぎゅって抱きしめられるたびに、ゾクゾクとした痺れに似た感覚が走る。それと共に、胸に温かさが広がる。まだそこには、性的な意味でのいや
大きな手が胸を這い回るたびに、ぞわぞわとした得体の知れない感覚が背中を駆け上がってくる。指先で軽く摘み上げられた胸の突起に、不意に寄せられたシュウの唇が吸い付いてきて。「ぁ…っん…」触れた舌先の感触がやけにリアルで、ビクリと身を震わせたと同
たった今放った欲望の痕跡が、どちらのものとも付かず互いの手を濡らし。すっかり上がってしまった息を整えながら見つめ合い絡んだ視線に、今更ながらに感じる羞恥。起き上がり、その痕跡をティッシュで拭いながら小さな笑みを交わし、引き寄せられるようにし
(R-18)俺に手を引かれるままに大人しく付いてきてくれたシュウだけど、いざベッドの目の前に立つと、やはり戸惑いが先行するらしい。その場で完全に固まってしまったシュウは、きっとこういう行為は初めてなんだろう。そんなシュウを怖がらせたくなくて
これまでに女を抱いてきた経験なんて、本当に好きな奴と抱き合う時には何の役にも立ちやしない。恥ずかしい話だけど、こうしてただ抱きしめ合っているだけで、素直すぎる男の身体が僅かとはいえ反応を見せ始める。素肌を触れ合わせているわけではないのに。キ
ドキドキドキドキ──…。久しぶりに繋ぎ合わせた手から伝わる緊張も、拒絶されてるわけじゃないって思えばくすぐったい愛しさに変わる。久しぶりに並んで歩く川べりの道も、昨日までと違って、なんだかキラキラと輝いて見える。「大好き」と、素直な気持ちを
あの時振られたばかりだった俺が、たままた居合わせたシュウの優しさに流されて、そんでこんな風になったって言いたいのか?気持ちに付け込んだって何だよ。それを言うんだったら、あの時シュウの気持ちに付け込んだのは、むしろ俺の方じゃんか。「な…んだよ
「不安なんだよ…ぉ……シュウが俺なんかって、そう言うたびに不安になる……。本当は俺じゃダメなんだって……俺みたいな奴がシュウの傍にいちゃいけなんだって……そう言われてるみたい、で…不安になるんだよ…ぉ…」「ユーヤくん…」「こ…なに好きにさせ
一言会話を交わすごとに、どんどんシュウって存在が遠のいていってしまう気がして、そのことがただ怖くて。苦しくて。縋らないって、追いかけないって思ったはずなのに。シュウにだって自分からそう言ったのに。いざその現実を目の前に突きつけられたら、平静
「ごめんね……」青春映画顔負けに、フェンスを握り締めながら空に向かって叫んだ俺の、昼ドラ顔負けに女々しいことを考えていた俺の、そんな醜態を晒した背中に不意にかけられた声。びっくりして飛び上がり、勢いよく振り向いたその場所に、一番追いかけてき
(R-18)……風味(?) 週末になると何故か必ず泊まりに来るようになったあいつは、デカイ図体で狭いシングルベッドに潜り込んでくる。「暑苦しいんだよ!」「えへへ〜」布団一枚被ってりゃ十分になってきたこの
「いや、だから〜。好きな人がいるって断ってたから、付き合ってる奴いんのかって聞いたんだよ。そしたら、そんな相手いないって言うしさ。それってさ、完璧片思いってことじゃん?だったらさ、別に受け取ったって誰に責められるわけじゃないし」「そうだよ〜
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