「丁寧に暮らす」
この間、定期券の手続きのために駅の窓口へ行った。 いつも窓口には自分の父よりも少し年上くらいのおじさん(歳の頃はおじいさんかな)がいて、手続きをしてくれる。 今回もお金と手続きに使うカードを渡すと、おじさんはサインペンを取り出してキャップを外し キュ、キュ、キューっと音が聞こえるくらいしっかりとした筆圧で、 「A」「7」というたった2文字を、一画一画、ゆっくり丁寧に、カードに書き込んだ。 私はその様子をじっとみながら待ち、書き終わったカードを受け取った。 とても丁寧にカードの番号を書いてもらうのは実は今回のことだけじゃない。 窓口のおじさんは他にも何人かいるんだけど、 どの人にお願いしても毎回…
2024/06/25 19:41