プロフィールPROFILE

fling_tさんのプロフィール

住所
浦和区
出身
八王子市

平成30年に腎がん(腎臓がん・腎細胞癌)が発覚してから、僕の治療と生活と仕事の記録

ブログタイトル
腎がんなんて俺の人生に何の関係もないと思っていた
ブログURL
https://kidneycancerlife.hatenablog.com/
ブログ紹介文
平成30年に腎がん(腎臓がん・腎細胞癌)が発覚してから、僕の治療と生活と仕事の記録
更新頻度(1年)

29回 / 77日(平均2.6回/週)

ブログ村参加:2019/11/08

本日のランキング(IN)
読者になる

新機能の「ブログリーダー」を活用して、fling_tさんの読者になりませんか?

ハンドル名
fling_tさん
ブログタイトル
腎がんなんて俺の人生に何の関係もないと思っていた
更新頻度
29回 / 77日(平均2.6回/週)
読者になる
腎がんなんて俺の人生に何の関係もないと思っていた

fling_tさんの新着記事

1件〜30件

  • 再び、入院生活(後編)

    11月9日 土曜日(再入院7日目) プレドニゾロン点滴、本日より60ccとなる。皮疹はほぼ治まっている。 午前中に点滴を終え、昼食を病院で取った後、午後2時より外出。一度自宅に戻ってゴロゴロした後、夕方に「おやじの会」会合へ。 この日はただの飲み会ではなく、園長先生、正確には前園長先生の退任をおやじたちで祝おうという会だったのだ。それもあって、ぜひ顔を出したいところ、であった。前園長は、数十年園長を務め、この4月に息子さんに園長職を譲ったばかり。そこで、おやじの会とそのOBで、お疲れ様の会を開こうということになった。 僕は急遽参加できることになったにも関わらず、花束と記念品を調達する役を買って…

  • 再び、入院生活(前編)

    11月3日の日曜日、退院してから三日後、全身に皮疹が出て再度入院となってしまった。 再入院した日は、ステロイド剤(プレドニゾロン)80ccを点滴投与して様子を見る。相変わらず痒みはないのだが、夜になると皮疹がひどくなっている。発熱はないものの、皮疹が出ているところに熱感があった。 11月4日 月曜日(再入院2日目) この日もプレドニゾロン80ccを点滴。皮疹の状況はあまり変わらない。回診で、泌尿器科の別の若手医師であるI先生いわく、「オプジーボとヤーボイの併用の場合に、皮疹が副作用として割と出ているようです。まだ併用の場合のデータが少ないのですが。ただ、やはり症状が出ている人の方が薬が効いてい…

  • 入院、再び

    全身に赤い発疹が出ている。痒みはない。明らかに異常だ。これはステロイド剤による薬疹ではないか?ということで、午後1時過ぎ、東医療センターに連絡を取る。事情を伝えて泌尿器科につないでもらう。 その日は日曜日であったが、H先生が当直で勤務していた。状況を話すと、それはステロイド剤のせいではなく、オプジーボ及びヤーボイの副作用を疑う、とのこと。ステロイド剤すなわちプレドニゾロンはそもそもそのような症状を抑えるための薬であるし、入院した日つまり10月21日からステロイド剤を投与しているので、薬疹が出るならもっと早く出るはず、だそうだ。確かにそう言われるとその通りだね。H先生からは、発疹以外の、他の症状…

  • 退院、したけれど

    10月30日の水曜日に退院した。妻に病院まで来てもらい、荷物を持って退院を済ませ、電車で帰る。都電荒川線の宮ノ前まで徒歩3分ほど歩く。途中、昼時だけやっているインドカレー屋を見つけ、さすがにカレーは買って帰れないのでラッシーをテイクアウトで二つ購入しする。 退院時の薬として、プレドニゾロン、チラーヂン、ランソプラゾールを処方される。プレドニゾロンはステロイド剤で、当面は一日8錠、40mgを飲む必要がある。チラーヂンは甲状腺機能を上げる薬、ランソプラゾールは胃酸を抑制する薬で胃潰瘍・十二指腸潰瘍やピロリ菌除去に使われる。僕の場合はステロイド性胃潰瘍を防ぐために処方されているようだ。入院中からこの…

  • 入院生活

    入院した日にステロイド剤(プレドニゾロン150cc)を点滴投与したものの、夜の時点ではまだ頭痛と吐き気は収まらず、ロキソニンを服用してなんとか眠ることができた。 そして翌朝。目覚めると、頭痛が劇的に収まっている。完全に、というわけではないが、それでも昨日の痛みに比べれば大したことはない。吐き気も、これは頭痛に伴って生じていたもので当然ではあるが、同じく治まっている。ステロイドの威力を見せつけられた瞬間である。 食事は、朝食から少しずつではあるが取り始めた。昨日全く食べていないので、胃が驚かないように少量ずつ。プレドニゾロンは前日と同量で150ccである。この日も妻に来てもらい、入院に必要な物品…

  • 救急搬送、入院

    10月20日の夜は頭痛と吐き気でほとんど眠れなかったが、翌朝も状況は変わらない。そのため早々に東医療センターへ行くつもりであったが、吐き気がひどく、妻の運転で助手席に乗って行くことも厳しい。おそらく途中で吐いてしまうだろう。結果、救急車を呼ぶことにした。 救急車が到着し、救急隊員が3名自宅リビングに入ってくる。僕は顔面蒼白で動けないので、三人がかりで運び出し、ストレッチャーに乗せる。去年ぎっくり腰で救急搬送された時と同じく、緑のシートを体の下に滑り込ませ、そのシートごと持ち上げることで患者(僕)を運ぶ。ストレッチャーに乗せられたのは家の中だったか外だったかは覚えていないが、とにかく自宅裏手の遊…

  • 副作用の発生

    前回からだいぶ間が開いてしまったが、今回からシーズン3である。 10月9日、オプジーボとヤーボイの効果を確認するためにCT検査を行い、再発部分の腫瘍が消失したことは前回書いたとおりだ。そのことと時を前後して、軽い頭痛、それから筋肉痛を感じるようになっていた。僕は元々、ごく軽くではあるが時々頭痛になることがあるし、加えてちょうどその前の週末に、かなりがっつりと庭の草むしりを行ったところだったのでそのせいで筋肉痛もあるかなとか、始めはその程度に考えていた。だが、日を経るごとに頭痛は頻度が増し、筋肉痛は強くなってくる。明らかにおかしい。 頭痛は、ずっと痛いわけではなくて、時々ズキズキズキッとなって収…

  • 【がん本レビュー】『がん‐4000年の歴史‐上・下』シッダールタ・ムカジー

    がん本レビュー、第二弾。今回は「がん」のノンフィクションを紹介。ピューリッツァー賞受賞作品。 『がん ‐ 4000年の歴史 ‐ 上』シッダールタ・ムカジー著(平成30年12月読了) 『同 下』 面白かった度:★★★★★ 役に立った度:★★★★★ おすすめ度:★★★★★ 人類の歴史上、4000年前から現代に渡る「がん」との戦いを描く物語。「科学史」というカテゴリに入るのだと思うが、まあ、とにかくめちゃくちゃ面白くて、素晴らしいノンフィクションである。上下巻合わせて800ページ超と結構な大作だが、それを感じさせず、サスペンス小説のごとく次へ次へとページをめくってしまう(専門用語などはそれなりに出て…

  • 免疫チェックポイント阻害剤の効果

    オプジーボとヤーボイの併用療法、4回目の点滴投与が終了した。そこからさらに3週間空けた10月9日の水曜日、オプジーボ単体での点滴に切り替えるとともに、それまでの治療効果を確認するため、造影剤を使ったCT検査を実施した。 ここまで、前回も書いたとおり、痒みが増した以外は特に気になる体調変化はなく、体調的にはむしろ順調で食欲も旺盛。逆に言えば、そういうものなのだろうが、治療をしているという手応えがない。効いてるんだか効いてないんだか自分では全くわからないので、それはそれで少々不安というか、今どういう状況なんだろう?という気持ちが少しあった。 当日はオプジーボ単体の点滴投与とCT検査を同時に一日で行…

  • 免疫療法の治療経過

    先日、「免疫療法の治療開始」と題してブログ記事を書いたが、後で読み返してみたところ文中では治療開始までたどり着いていないことに気づいた…というわけで今回は本当に治療開始からの経過を記録したいと思う。前回の受診時に血液検査・尿検査、造影剤を使ってのCT検査を改めて行い、免疫チェックポイント阻害剤での治療に向けて問題ないことを確認した後、7月17日の水曜日より治療開始。当日の流れは、初めに血液および尿検査。その後、検査結果が出るまでしばらく待った後に、K先生の診察を受け、問題ないようであれば点滴となる。診察の前には体温、体重と血圧のチェックも行った。血液検査は基本的に毎回実施する。免疫チェックポイ…

  • お金の話〜①医療費について

    このブログでここまであまり触れていなかったが大事な話があって、すなわちお金の話である。大きく分けるとトピックは二つ、一つは僕が今回始めることにした、免疫チェックポイント阻害剤に関する医療費の話と、もう一つは、がん保険等の医療保険の話なのだが、ここでは医療費についてメモしておきたい。 免疫チェックポイント阻害剤による免疫療法というのは、何度も書いているとおり最新の治療法である。オプジーボとヤーボイの併用療法について言えば、腎がんに保険適用されたのが昨年8月だ。そして、最新なだけに薬価が非常に高額である。一般的なイメージとして、がんの治療は総じてお金がかかるような気がしているが、特にこの免疫チェッ…

  • 免疫療法での治療開始

    東京女子医大東医療センターでセカンドオピニオンを受け、再発に関する治療はそちらで受けることに決めた。 7月5日金曜日、セカンドオピニオンの結果を持って、さいたま市立病院へ向かう。E先生に転院したい旨を告げると、快く了承してくれ、同時に転院に向けて紹介状や今までのデータなどを手配してもらった。 最初の手術から、E先生には本当にお世話になった。おそらく僕よりだいぶ年下、まだ三十代ではないかと思うが、良い先生である。改めてお礼を告げ、診察室を後にした。 このタイミングで、子供たち、それから母親にも再発のことを話した。治療や転院も決まって自分の中では整理できていたから。なるべく自分が落ち着いて話せる状…

  • セカンドオピニオン、転院

    腎がん手術後から半年後のCT検査で、摘出後の組織に再発があることが判明した。8センチと2センチほどの大きさの腫瘍が二つ、画像に写っていた。 医師から提示されたのは、2種類の薬物療法。一つは分子標的薬、もう一つは免疫チェックポイント阻害剤による免疫療法である。もちろん治療するという前提だが、どちらの治療法にするというのはなかなか決めきれない。免疫チェックポイント阻害剤の方が最新の治療であり、総効率も高い。また幸か不幸か僕は再発・転移の腎がんとしては「中リスク」に分類されるため、免疫チェックポイント阻害剤を使えるということもある。しかしやはりこの薬の、頻度は少ないが重篤な副作用の可能性ということと…

  • 再発

    手術後3ヶ月検査で、手術跡の組織に、2センチほどの小さな、しかし異常な変化が見つかっていた。その時点では何とも言えず、単なる術後変化かもしれないし、再発かもしれない。その経過を見るために、さらに3ヶ月経った6月下旬、再びCT検査を受けた。 CTを6月20日に撮影し、一週間後の27日木曜日、結果を聞きにE先生受診。実はこの時、3月末と同じく、異動の時期と重なっていた。異動予定は7月1日!しかも今度は昇任を伴い、おそらく勤務地や仕事内容もがらりと変わる可能性が高い。病気のことと仕事のことが重なり、表面上は冷静を保ってはいたものの、気持ち的には非常に落ち着かない毎日だった。 今回は、若干の嫌な予感も…

  • 手術3ヶ月後のCT検査

    手術後の病理検査で浸潤が見つかり、僕の腎がんのステージはT3aとされた。このため、手術後の定期検査も、通常なら半年後となるところ、3ヶ月後に行うことになった。3ヶ月後であれば4月に入ってから、なのだが当時、僕はと言えば仕事で4月に異動することがほぼ確実であり、またどこに異動になるかも全くわからない状況。新年度の予定も立たないため、3月の最終週に検査をすることになっていた。 3月25日月曜日、先に血液検査とCT検査だけ行い、その三日後、28日の木曜日に、2カ月振りにE先生を受診。 なお、このCT検査と受診の間のタイミングで、職場にて異動の内示があった。4月1日付異動なのに3月26日に内示ってねえ…

  • 【がん本レビュー】最初に読む系の2冊

    シーズン2に入る前に少し話題を変えて。 腎がんと判明してから、関連の本を7冊ほど読んだ。たぶん今後も増えていくと思う。ここではそれらのレビューというか、内容を簡単に紹介しつつ感想などを記録していきたい。 各レビューの「評価」では、「面白かった度」「役に立った度」「おすすめ度」という観点で、★五つを最高点として点数化した。「面白かった度」は、単純に読み物として面白かったかどうか。「役に立った度」は、僕自身にとって役に立ったかどうか。おすすめ度は、他人に読むことを薦められるかどうか。ご参考まで(あくまで僕個人の評価)。 まずはじめに、僕が「がん」と判明した直後、とりあえず全般的な知識を身につけなけ…

  • 病理検査の結果

    自宅療養の終わりと職場復帰も近付いた24日、退院後の初回外来にてE先生を受診。妻と一緒に病理検査の結果を聞く。 腫瘍は、予想通り悪性であった。種類は、腎がんの中でも最も多い種類の「淡明細胞型腎細胞癌」で、全体の7〜8割を占めるもの。このタイプは、予後として良くもなく悪くもなく中程度だそうである。ここまで想定内だったが、その後、想定外の話となる。 切除した臓器及び腫瘍を詳しく病理検査をした結果、一部に浸潤が見られたとのこと。つまり、がん細胞が臓器を突き破って一部外にはみ出ていたということだ。腎がんの場合、がん細胞が臓器内に留まっているか否かの差は、大きい。 (もちろん他のがん種でも同様にその違い…

  • 退院後の自宅療養

    無事退院して帰宅、しばらくは自宅で療養である。 とりあえず少しダラダラしようと思い、実際に二日ほどゴロゴロした後、鏡を見て気付いた。腹がどう見てもおかしい。手術前に痩せたこともあって、右の腹はぺたんとしているのに、手術をした左側は「ボヨン」というか「だるん」というか、とにかく全く引き締まっておらず、腸が飛び出してしまっているような感じになっている。 ネットで調べてみると、どうも開腹手術をした人はこんな感じらしい。やはり、筋肉を切ってしまっているので、腹が緩んでしまうみたいなのだ。見た目が元に戻るにはそれなりの時間を要する模様である。 これは、無理のない範囲で運動して、引き締めていくしかない。と…

  • 手術〜③退院前説明から退院へ

    手術後、ここまでは順調に来ているような気がする。5日経ったところで、回診にてE先生からも順調との言葉があり(確か血液検査の結果なども踏まえての話だったと思う)、当初想定どおり、1月16日退院となった。 1月15日 火曜日(手術から7日目) E先生から、手術後の状況説明を妻と二人で聞く。いろいろな観点で詳しい話があった。主な部分をまとめると、以下のとおり。 <手術前の症状について> 手術前の様々な症状が治まったのは良かった(僕から申告)。貧血についても、ヘモグロビンの値は良いので、戻りつつあると思う。 <腎機能について> クレアチニン値が手術前は0.66であり、現在は1.2。手術直後の0.9台か…

  • 手術〜②手術直後

    気が付いたら、病室のベッドの上。 手術台の上で酸素マスクを着けられ、麻酔がシュッシュッと出てきて、「息苦しい」と思ったところまでは記憶がある。その次が、ベッドの上なのだ。目が覚めて、天井が見えた。途中の記憶は、全くない。 その時点で、時間は午後1時半くらいだっただろうか?妻に聞くと、手術は無事終了したものの予定より少し長くかかり、4時間あまりだったそうだ。3〜4時間と聞いていたこともあり、9時に開始して12時を過ぎた頃にはちょっと焦り始めたよ、と言っていた。 ともあれ、手術は無事終了した。E先生の話では、危険な状態ではなかったが、確実性を期するため輸血を実施したとのこと。体には何本もの管がつな…

  • 手術〜①入院から手術実施まで

    いよいよ手術だ。 12月には、無事に最終試験も終了し、引き継ぎも終えることができた。プライベートでは、1日に浦和レッズのシーズン最終戦(娘と参戦)、8日は僕の誕生日で北浦和「十勝平野」にて家族でジンギスカン(これは食べることができた!)、翌日9日は午前中にさいたま国際マラソンを沿道で応援(自宅のすぐ近所を通る)した後、埼玉スタジアムにて天皇杯決勝(娘と参戦)。さらに翌週は、僕が以前PTA会長を勤めていた小学校で焼き芋イベントがあったので顔を出し、週末イベントをコンプリート。そう、僕は前年度までPTA会長で、息子の小学校卒業と同時に退いていた。ついでなので校長やPTAの役員仲間に手術のことを知ら…

  • 慢性炎症と悪液質〜手術前の体調について

    ここで、手術直前の時点での、僕の体調の状況を確認しておく。 まず体重は、このとき66キロ台まで落ちていた。健康診断時は70キロほどだったが、記憶だとその前、当時ちょっと太り過ぎなのだが、9月頃には74キロほどあったはずだ。ということは、おそらく8キロほど、10%近く体重減少したことになる。 食欲はかなり落ちていた。思い返すと10月半ば頃まではまともに飲み食いしていて、飲み会にも普通に参加していた。たぶん、10月下旬からあまり食べられなくなっていたと思う。まず酒が飲めない。というより、飲みたいと思わなくなった。僕は普段から自宅で毎日ビール2本程度は空けており、「休肝日」のない人間であったが、それ…

  • 手術方法と手術日の決定

    職場との相談も終わり、改めてさいたま市立病院泌尿器科へ。 僕の担当医師はE医師。若く、まだたぶん三十代半ば?くらいに見えるが、ソフトで落ち着いて丁寧に話してくれる、良さそうな印象である。手術も彼の担当となる。 はじめに、僕の腎がんの状況だけでなく、血液検査の結果についても説明を受ける。 まず、僕の腎機能の状況だが、これは「クレアチニン」という値を見る。0.66という数値で良好だ。低い方が良いそう。要は、腎臓がどの程度血液の老廃物?を濾過できているか?の値みたいなもの、と理解した。ちなみにこれは腎臓二つでの数字であり、片方摘出となると、倍程度になるが、それで機能としては事足りるので、その数値で落…

  • 腎がん手術の、仕事への影響について

    さいたま市立病院でのM先生受診から三日後、手術方法や日程等を決めるために再び泌尿器科受診することとなったので、その前に職場と相談しなければならない。 連休を挟んで五日振りに職場へ出勤し、直属の上司含め関係方々に私の病状、今後の治療予定など諸々について報告、そして相談である。 この当時の僕の仕事の状況といえば、少し特殊であった。2年前に昇任試験(一次試験)に合格した後、「管理職候補」という身分で2年間のローテーション勤務をこなし、昇任への最終合格に向けた口頭面接試験(最終試験)を間近に控えた身であった。 最終試験は12月半ばに実施されることが決まっていた。すなわち、その直前のタイミングでの腎がん…

  • 専門病院での受診と、ほぼ確定診断

    三日間かけて腎がんを診てもらう病院を決め、三連休明けの11月26日月曜日、朝一番でN内科へ向かう。紹介先としてさいたま市立病院のM医師と告げ、紹介状の作成をお願いする。同時にN内科を通じて予約してもらい、11時に外来受診となる。 自宅からN内科は車で5分程度、さいたま市立病院は逆方向に10分程度である。途中で妻と合流し、紹介状やCT画像の入ったCD-ROMなどを携え、さいたま市立病院へ向かった。 受付を済ませ泌尿器科の前で待つ。通常の外来にねじ込んでもらっているので、待ち時間は仕方ない。しばらくして呼ばれ、診察室へ。 泌尿器科部長のM先生は、少しワイルドな風貌の、おそらく僕より少し年上、50代…

  • 三日間で病院決め〜③病院の検討

    ダークサイドに落ちかけたが、がんばるしかない。 このブログには仔細をかいつまんで記しているが、実際には三日間、そんな感じに上がったり下がったりしながら、ゴロゴロしつつ、いろいろなことを考えた。すぐに悪い未来が浮かび上がってきて、かつてはあくまで空想・妄想事だった「死んだらどうなるのかな?」なんてことを、かなりのリアルを持って、考えたりしていた。 そんな状況なので、決めなきゃいけないことも進まない。 いつもの僕なら、行き詰まれば独り言をわざと呟いてみたりして、子供たちを巻き込みながら気分転換を図ったりするのだが、それもできず、妻とお喋りしてああだこうだと議論しながら考えを進めることも、もちろんで…

  • 三日間で病院決め〜②腎がんの特徴と治療法

    さて、三日間で病院を決めなければならなくて、必死に調べ、わかったこと。これを記しておく。 まず最初に、「腎臓がん」は正確な名称ではない。僕の病名は「腎細胞癌」というのだそうだ。略して「腎がん」ともいう。単に腎臓がんというと「腎盂癌」も含むようで(この二つは性質・治療法も異なる別のもの)、以降このブログでは「腎がん」または「腎細胞癌」と呼称することにします(ブログタイトル参照)。 そうそう、腎臓って泌尿器科なのね。だって泌尿器だから…ああそうか。そりゃそうだ…割とわかっていない。そもそも腎臓って何するところ?二つあって、おしっこを作るところみたいなのだけど… 今回調べてみて、どれだけ重要臓器かと…

  • 三日間で病院決め〜①心の準備編

    医師から「腎臓がんの強い疑い」を告げられた後、妻とともに自宅に戻り、これからどうするか考えた。 たぶん、時間的には昼食を食べたのだろう。どこかで食べて帰ったのか、何か買って帰ったのか、全く覚えてはいないが、食べながら、とにかくまずは病気について調べて、治療してもらう病院を探し、決めることだ。そのために、N院長が早く教えてくれたのだから。明日からの三日間を有効に使わなければ。 僕たちにとっての大きなもう一つの懸念は、子供たちのこと。彼らにいつ、どのように伝えるか。すでに書いたとおり、我が家はオープンな家族である。隠し事をするなんてこれっぽっちも考えたことはない。僕の病気について子供たちがきちんと…

  • 続・精密検査、そして判明

    「微熱とだるさですか…そうなると話は違ってきますね。」 N院長が言った。 「ここまで消化器系の検査をしてきた上で、その症状があるとなると…いくつか原因は考えられます。微熱とだるさがあるということは、慢性炎症を起こしていることが疑われる。それは、例えば結核などの感染症や、どこかに腫瘍があることからも起こり得ます。」 なるほど…だるいとか微熱があるとかって、大事なことなんだ…すみません。 「ですから、全身のCTを撮りましょう。」 N院長の力強い声。僕よりだいぶ若いのに…頼りになるわ。 「貧血についても、それ自体が原因ではなく、熱とだるさからの貧血、という方が考えられます。いずれにしても全身のCTを…

  • 精密検査、いろいろ調べてみたけれど

    職場の健康診断にて、これまで経験したことのない「貧血」という結果が出てしまった。貧血だけじゃなく、値がなんかめちゃくちゃ。 さすがに不安を感じて、すぐに地元のクリニックで精密検査を予約した。北浦和駅近くのN内科を予約。 ここは若い医師が夫婦でやっている町医者で、まだ開業してニ、三年かと思うが、院長であるご主人が消化器系の専門(内視鏡検査が得意でクリニックに完備)、奥様が血液内科の専門とのこと。検査もすぐにやってくれるらしい。僕はそういう若手が意欲的にやっている点に信頼性と共感を感じるタイプなのでここにお願いすることに決めた。 11月2日金曜日の夕方、仕事を早引けしてN内科を受診。院長のN医師に…

カテゴリー一覧
商用