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2019/10/02

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  • 漫画/「アドルフに告ぐ」手塚治虫 感想

    1936年8月、ベルリンオリンピック。 歴史に残る棒高跳び決勝が行なわれている頃、ベルリン大学近くの下宿で一人の日本人留学生が殺された。 アドルフ・ヒットラーの出生にまつわる、ある秘密を握ったからだ。 (手塚治虫「アドルフに告ぐ」) この物語には3人のアドルフが登場する。 1人目は言わずと知れた、ナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒットラー。 そしてあとの2人は、ユダヤ系ドイツ人のパン屋の息子アドルフ・カミルと、ドイツ人の父と日本人の母を持つアドルフ・カウフマンだ。 2人が日本の神戸に住んでた少年時代、カウフマンはいつも日本人の子供からいじめられては泣いて帰って来た。 一方、カミルはと言えば、懸…

  • 漫画/「カラオケ行こ!」和山やま(ネタバレ)これを読むとカラオケで「紅」が歌いたくなる

    ある日漫画界に彗星のごとく現れた感じがする和山やま氏 の2020年に刊行されたコミックス。 絶対に歌がうまくなりたいヤクザと 歌を教える事になった中学生との 奇妙な友情? (和山やま「カラオケ行こ!」全1巻) 森岡中学校合唱部の部長・岡聡美は、合唱コンクールの帰りに突然男から声をかけられた。 「カラオケ行こ!」(えっ!?) スーツをビシッと着こなしたその男は、四代目祭林組若頭補佐・成田狂児(39才)だった。 カラオケボックスに連れ込まれビビる聡美は狂児から「歌がうまなるコツ教えてくれへん?」と頼まれる。 狂児が言うには、自分はさるブラック企業に勤めていて、組長が大のカラオケ好きで、年4回組員総…

  • 漫画/「たそがれたかこ」入江喜和 45才バツイチ女性のときめき

    「たそがれたかこ」は2013年~2017年まで「BE・LOVE」にて連載された、中年女性の人生を描いた漫画。 (入江喜和「たそがれたかこ」全10巻) あたくし漫画のジャンルは幅広く読もうとは思ってるのですが、どうもラブコメとファンタジーものは食指が動きません。 あと、こういう人生の黄昏に差し掛かった中年女性の日常系とかもあまり興味ないんですが、この作品については、作者の突破力っつーか、フロンティア精神が素晴らしくて、特にラストがあたし的に好みなので書いておきますよ。 それはそれとして、45才で黄昏とは、ちと早過ぎやしない? 主人公のたかこ(45才)は母親と二人暮らしのバツイチでして、深川から自…

  • 漫画/「マイ・ブロークン・マリコ」平庫ワカ(ネタバレ)残された人は生き続けるしかない

    「マイ・ブロークン・マリコ」はコミックス一巻完結もの。 主人公の女性が親友の遺骨を抱いて旅に出る話で、ちょっとロードムービーっぽい。 と思ってたら、実写映画化されたんだね。 (平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」) シイノトモヨ(26才・OL)は仕事の外回り中に、昼食に立ち寄ったラーメン屋のテレビで、あるニュースを目にしました。 それは彼女の中学からの親友であるイカガワマリコの訃報でした。 マリコは大量の睡眠薬を服用して、自宅マンション4階のベランダから転落死したのです。 茫然自失となるシイノの脳裏に、中学時代のマリコの面影が蘇りますが、それはもうドイヒーな有様でして、彼女は実の父親から虐待を…

  • 本/「星の子」今村夏子 子供の世界はとても悲しい

    「星の子」は、「むらさきのスカートの女」で芥川賞を授賞した今村夏子の2017年の長編小説。 病弱な娘を救いたい一心から両親が新興宗教にのめり込み、次第に崩壊していく家庭を、娘の視点で描いている。 (今村夏子「星の子」) ちひろは、生まれた時に体が弱く両親はとても心配をした。 中でも、体中に広がった湿疹が医者の薬でもどんな民間療法を試してもよくならず、両親はなすすべもなく、かゆみで夜通し泣き叫ぶ赤ん坊のちひろのそばで一緒に泣くしかなかった。 当時、損害保険会社に勤務するサラリーマンだった父は、会社の同僚の落合さんから「それは水が悪いのです」と言われ、子供の体を毎朝毎晩清めるようにと水をもらう。 …

  • 漫画/「アンダーニンジャ」⑧ 花沢健吾(ネタバレ)この先どうなるのかまったくわかりませんな

    実は忍者は今でも存在していて、秘密裏に暗躍しているんだぞという話。 現代に生きる忍者奇譚「アンダーニンジャ」8巻読みました。 前巻まで アンダーニンジャ側についた猿田による講談高校での虐殺が始まる。 鬼首と鈴木が迎え撃ち加藤も参戦するが、完全透明化する「摩利支天」をまとった猿田に苦戦し、鈴木は片足を切断。 惨劇は拡大していく。 一方、楊紀伊(やんきい)学園の屋上では、九郎と日比が敵の本丸である山田と決着をつけようとしていた。 前巻の感想はコチラです www.akirainhope.com さて、山田と日比ですが、山田さんとてもかわいいんですのに異様に力が強くて、日比ったらまったく歯が立たないん…

  • 漫画/「ヴィンランド・サガ」幸村誠 本当の強さとは何か

    「ヴィンランド・サガ」は、11世紀初めの北ヨーロッパを舞台にした、当時世界を席巻していたヴァイキングの生き様を描いた歴史漫画。 タイトルの「ヴィンランド」とは、かつて北アメリカ大陸にあったとされるヴァイキングの入植地の一つで、主人公のトルフィンは実在したアイスランドの商人ソルフィン・ソルザルソンをモデルにしている。 (幸村誠「ヴィンランド・サガ」既刊26巻) ヴァイキングとは、9~12世紀にかけてスカンジナビア半島に住んでいた北方ゲルマン人の総称で、卓抜した航海術でヨーロッパやロシアなどあらゆる海洋に進出しました。 彼らは壮大な冒険心と征服活動で現在のイギリス全土を侵攻したのです。 主人公のト…

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