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乾 靖のWhite Mountain https://blog.goo.ne.jp/yasushi2702

北部白山管理人&中宮温泉くろゆり館主がお届けする白山と北欧情報。白山国立公園の管理を行う傍ら中宮温泉湯宿くろゆりを経営。スカンジナビアの北極圏内900キロを単独踏破し先住民サーメとの交流を通じ気候変動の現状を紹介。

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2019/09/26

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  • 今年初の中宮温泉

    今年は3月に入ってから何度も寒波に覆われ、暖冬少雪と言われた割には残雪量は例年と同じくらいの現在です。ホワイトロードは1.0~1.5mぐらいの残雪に覆われていました。しかしながら、例年大量の雪崩で埋まる谷には全く雪崩の痕跡も有りませんでした。至って穏やかな冬だったようです。さて、中宮温泉の方はどうでしょうか?くろゆり手前の斜面では最近雪崩が発生したようでアプローチ入口が少々雪崩で埋まっていました。建物は屋根雪が落ちて1階窓枠上まですっぽりと雪に埋まっていました。最も重要な温泉は大丈夫でしょうか?引湯管は冬期の雪崩被害に遭わないよう谷を渡る部分で取り外しているし、引湯管の温泉成分による詰まりを防ぐため、にしやま旅館さん脇で取り外しています。源泉からここまでも冬季間の詰まりは防げないので、やや湯量は細くなって...今年初の中宮温泉

  • 大雪山系 黒岳&十勝岳山 スキー日記

    初冬の北海道でシーズンイン。まだ雪不足だったが十勝岳は天候にも恵まれとても素晴らしい景色と雪を体験できた。初日は層雲峡から黒岳を目指したが、朝から上空はかなりの風があるようで、雲の流れが速い。ロープウェイは8:00始発、その上のスキー場は9:00運行開始なので、テンションが上がらないまま準備を進め、スキーにシールを貼って登り始めたのは10:00過ぎ。時折雪が舞い上がり地吹雪の合間に薄日が差す。9合目を目安に氷結斜面手前で登攀終了。固くパッキングされた斜面を安全に降りる。吹雪の合間に特徴的な岩山の稜線が見えてので満足する。旭川へ向かう途中、この日パン一つとウィダーしか口にしていなかったので、上川の町中へ立ち寄る。あさひ食堂というお店に入ると、この地域では有名らしい雰囲気。しかしその向かいにある「沢野オート」...大雪山系黒岳&十勝岳山スキー日記

  • ホワイトロード白山展望台より

    https://www.youtube.com/watch?v=STk3xRthHoo&lc=UgwFmpJSLBe9LAQU8WF4AaABAgホワイトロード白山展望台より

  • My Dear HAKUSAN 我が心の白山 配信開始

    本日よりサブスクで配信開始です。作詞:白泰山作曲:土門秀明MyDearHAKUSAN我が心の白山配信開始

  • 2023白山サミット開催のお知らせ

    例年オフシーズンに開催しておりました白山サミット(利用者による意見交換会)を記憶の新しい内に開催したいと思います。白山に対して将来こうあって欲しいなど、登山者目線の意見を集約して、公園管理団体であるNPO法人環白山保護利用管理協会に提言し、今後の公園管理行政に生かして貰いたいと考えています。建設的なご意見をお持ちの方の参加を求めます。この場で結論を出すものではありません。また特定の個人や団体を批判する場でもありません。趣旨をご理解の上、下記フォームよりお申し込み下さい。白山サミット(第4回)参加申込書開催日:2023年10月14日(土)開催地:石川県白山市中宮16吉野谷セミナーハウスお問い合わせ:hakusansummit@gmail.com株式会社オフィスイヌイ(076-256-7955)まで。Goog...2023白山サミット開催のお知らせ

  • 加賀禅定道 油池の水場

    加賀禅定道は距離が長いが水場は極めて少ない。油池下の水場はこの時期でも湧出しており、写真のような水量ではあるが、冷たい湧き水を得ることが出来た。油池の標柱から木道にそれて谷を50mぐらい下るとロープを渡してある。そこを木製看板の示す方向に約70m下った所で湧き水を得ることが出来る。加賀禅定道を登りで利用するとき、四塚への長い登りの手前で水を得ることが出来る、貴重な水場だ。加賀禅定道油池の水場

  • 白山国立公園の避難小屋

    白山国立公園内に野営場は南竜にしかない。近年はソロキャンプブームで非常に混雑している。また利用者のマナー低下も心配されている。実際にこのキャンプ場に熊が出没したとして閉鎖された事も有る。キャンプの際、残飯や例えばラーメンの汁などを横の笹藪に投棄したりしている利用者が居るのではないだろうかと心配している。自分は大丈夫でも後の利用者の事を考え、利用者全員が一人残らず、熊をおびき寄せない対策をしなければ、熊と人間の接触事故を防ぐことは出来ない。さて、野営場はこの一箇所しか無いが、避難小屋は非常に充実している。避難小屋を使いながら白山の長い縦走路を歩くという計画をお勧めする。しかし大人数でのグループ占有など、他の利用者に細心の注意を払って利用頂きたい。また全てのゴミは持ち帰る(他人の残したものでも)、利用後の清掃...白山国立公園の避難小屋

  • オンタデの広がり

    上は22016年、下は2023年お花松原のクロユリの群落がオンタデに置き換わっている。このようにオンタデは花畑の至る所から発生していて、オンタデの根元を見ると元の植物を枯らせている事が分かる。コロナ時代と重なるように、ここ数年でオンタデは、山頂部のお花畑に急速に広がりを見せている。オンタデの広がり

  • 登山道のマーキングについて

    登山においてマーキングの目的は、迷わずに帰るため、もしく自分の辿ったルートを後続者に伝えるための目的が有る。誰か分からない第三者に伝える目的は存在しない。もちろん殆どの場合、地主の許可無く設置しているものだろうから、目的が達成されたら速やかに撤去しなければ成らないという前提をここで共有して起きたい。少なくとも北部白山エリアでは鉄則として欲しい。従って、回収不能なペイントや写真のような無意味な粘着テープでの立木への貼付けなどは論外で有る。北部白山管理人として、今回の粘着テープ設置者に於いては速やかに撤去を願う。一方登山道上では、地主及び借受人が事業執行のための目印として、ペイントやマーキングを行っている例もよく見受ける。この場合、一般登山者には理解されにくいので、簡素な方法で、簡潔に事業目的分かるよう配慮し...登山道のマーキングについて

  • 中宮道のみどころ

    中宮道を分かり易く解説すると、白山で一番長い登山道で、上部はお花の楽園、下部は巨樹の森である。上部はお花松原や北弥陀ヶ原に代表される広大なお花畑が広がる。ちょうど中間点にゴマ平避難小屋が有り、夏でも手がかじかむくらい冷たい湧き水が有るので安心。下部はダケカンバやブナの巨樹が立ち並ぶ原生も森が魅力だ。そしてもう一つは荒々しい白山の姿を垣間見るポイントが点在する。白山の北側は、山肌に崩落の歴史を刻む急峻な岩肌が目を引く。朝日に照らされる火の御子峰。(三俣峠付近から)5月終盤でも雪が多く残り、新緑もこれからであった。(滝ヶ岳からの眺め)中宮道のみどころ

  • 中宮道 シナノキ平

    中宮道は中宮温泉登山口から室堂まで20㎞という白山の登山道では最長距離を誇る。その行程はいくつもの峰を越えたり巻いたりしていて地形も非常に複雑で、残雪期にはガスに覆われるとルートを見失う危険性が非常に高い。近年はGPSが有り安易に考えるが、数メートルの誤差程度の精度では雪庇を踏み抜いたり安心ではない。特に濃霧の時は要注意だ。急な清浄坂を登り切ると「馬のせご」に出る、ここでようやく山頂部が見え始め景色は一転する。白山の北斜面にはまだまだ大量の雪が残っている。湯谷頭の巻き道の途中、岩間道「薬師山2023m」がよく見える。みずみずしい新緑と白い山頂部。青天の空と谷筋を吹き上げてくる風に清涼感は満点だ。シナノキ平避難小屋から先は、残雪がべったり残っている。この避難小屋は老朽化が著しく補修もままならないが、長丁場の...中宮道シナノキ平

  • 羊蹄山滑降

    長年の念願だった羊蹄山滑降。3月の高温で本州の山々はどんどん雪が消えてしまい、4月は北海道に残雪を求めるしか無かった。そんな折、千載一遇のチャンスで羊蹄山滑降の企画が舞い込み便乗した。しかし、前の週は異常な量の黄砂に覆われ、北海道の山々とはいえ、すっかり茶色くなってしまった。しかしその直後に寒波が訪れ、日本海フェーリーが定刻より2時間遅れという大シケの中、小樽に上陸した。久しぶりに雪道を走り、晴天予報の翌日に備えた。茶色かった山は厳冬期の姿に逆戻り。長年の念願であった羊蹄山滑降を果たすことが出来た。足元に広がる北の大地に飛び込むような高度感は独立峰ならではのだいご味だった。羊蹄山滑降

  • 薬師山(2023m)と小桜平避難小屋

    2023年と同じ標高の薬師山からの眺望と、小桜平避難小屋の点検を行った。薬師山は北側に笈ヶ岳や大笠山、雄大な北部白山、遠くには北ア、眼下には荒々しい千尋の谷からそびえ立つ、火の御子が眺められる絶好のビューポイントだ。今年の山、登頂後は樅ヶ丘付近まで登り上げ、小桜平避難小屋へと向かう。一昨日の降雪が滑りやすいパウダースノーで残っていた。積雪は例年のGWあたりよりやや少ない感じだった。損傷は何も無く、内部も秋に清掃したそのままで綺麗に保たれていた。今年は北アの山小屋やテント場が大きく値上がりしたので、無料で使用できる、北部白山の各避難小屋が賑わうのでは無いかと予想するが、皆さんのご協力の下、引き続きゴミの持ち帰りや清掃などお願いしたい。薬師山(2023m)と小桜平避難小屋

  • 薬師山(2023m)と小桜平避難小屋

    2023年と同じ標高の薬師山からの眺望と、小桜平避難小屋の点検を行った。薬師山は北側に笈ヶ岳や大笠山、雄大な北部白山、遠くには北ア、眼下には荒々しい千尋の谷からそびえ立つ、火の御子が眺められる絶好のビューポイントだ。今年の山、登頂後は樅ヶ丘付近まで登り上げ、小桜平避難小屋へと向かう。一昨日の降雪が滑りやすいパウダースノーで残っていた。積雪は例年のGWあたりよりやや少ない感じだった。損傷は何も無く、内部も秋に清掃したそのままで綺麗に保たれていた。今年は北アの山小屋やテント場が大きく値上がりしたので、無料で使用できる、北部白山の各避難小屋が賑わうのでは無いかと予想するが、皆さんのご協力の下、ゴミの持ち帰りや清掃などお願いしたい。薬師山(2023m)と小桜平避難小屋

  • 今年の積雪状況

    3月はとても暖かい日が続き、桜も全国各地で一斉に咲き始めた今年の春。新年度を迎えましたが気になる白山の積雪状況はどうでしょう?市ノ瀬ビジターセンター付近には軒下以外残雪はありません。別当出合には1.5mぐらい積雪がありましたが、毎年発生する雪崩は無かったようです。市ノ瀬~別当出合までの道路は日陰で所々残雪がありますが、陽当たりの良い猿壁上の路肩は融けていて歩きやすいです。甚之助から上はこの時期としては例年よりやや少ないと感じるものの、GWぐらいの量は残っていました。エコーラインから見下ろす南竜もいつものような感じです。今年の冬はシーズンインにクリスマス寒波に見舞われましたが、その後1月下旬までは雨の日も有って、融けていった量が多かったです。標高の低い所ではこの影響を受けて、現在では雪が少なくなっています。...今年の積雪状況

  • 今年の春山の傾向

    4/1の室堂と別山今年の冬を振り返ると、クリスマス寒波に見舞われたものの、その後1月は暖かく雨も多かった。標高の低い地域では融雪が進んだ。1月下旬から2月は再び積雪も増え始めたが3月は一転して高温が続き、山麓地域のスキー場は少雪に悩まされた。4/1時点で市ノ瀬では軒下以外駐車場の雪は殆ど消えていた。別当出合へは猿壁上付近までは所々アスファルトが見え始めていた。別当出合では積雪1.5mくらいで今年は雪崩も発生していなかった。甚之助避難小屋から上は、南竜、室堂ともGW辺りの積雪量だろう。総じて残雪量が少ないので、GW期間には更に残雪範囲は狭まっているだろう。今年の春山の傾向

  • 山の法話23 八大人覚(はちだいにんがく)

    先日、夕日に紅く染まる白山の写真を撮りたいと思い立ち加越国境の山に出かけました。夕日が西に沈みかけると最後の輝きを放つかのように、白山が紅く染まり、辺りは一気に冷え込み暗闇が訪れます。寒さに耐えきれず今夜の寝床となるテントに入り寝袋に包まります。夜中にテントから這い出してみると、下界には明々とした街の光が綺麗に輝いています。嗚呼、この一つひとつの灯りの中に暖かな人々の暮らしが有るのだなあ。と思うと同時に今宵の私の寝床を暖めるのは私が吐く息のみである事を自覚し、身震いしてまたすごすごと寝袋に包まり朝を待ったのです。仏遺教経には八大人覚と言って、禅の求める悟りに近づくため次の8つの目標が説かれています。1小欲(欲を少なく)、2知足(これで十分で有る事を知り)、3寂静(喧噪を離れて)、4精進(努力を続けて)、5...山の法話23八大人覚(はちだいにんがく)

  • スキー用具の進化と雪山事故

    写真は30年近く前から雪山で使っていたジルブレッタ404です。この頃は今では見かけなくなった細板にその幅にも満たない長細いシールを貼って歩いていました。それ以前はと言うと、このような道具も手に入らず、ゲレンデスキーとブーツをザックで担ぎ、長靴で加越国境の山々を滑っていたことを思い出します。その頃バックカントリーという言葉は無く、春スキーと言って麓のスキー場が閉鎖してからが山スキーシーズンでした。当然1月や2月の厳冬期に取立山に入る登山者さえ居ませんでした。近年では、晴れた日の取立山登山口には平日でも国道まで登山者の車が溢れかえっています。道具が進化しても、ビーコンやココヘリや山アプリがどんなに進化しようと、降雪→雪崩という自然現象が制御された訳ではありません。十分注意して雪山を楽しんで欲しいと思います。スキー用具の進化と雪山事故

  • 2023の北部白山

    2023年に登りたい!西暦と同じ標高の山3選YAMAYA-ヤマケイオンライン/山と渓谷社(yamakei-online.com)昨年12月に地元及び国立公園管理関係者が集まり、北部白山地域連絡会が行われた。その中で岩間道が長い間通行止めになっているが、せめて小桜分岐から薬師山までの区間を開放すべきであると主張した。理由は薬師山は北部側から山頂部方面の眺め、反対側には笈ヶ岳・大笠山などが間近に望める非常に展望の良い場所であるからだ。その後年末にヤマケイ編集部から「来年も岩間道は通行止めだろうか??」との問合せを受けた。カクカクシカヂカの内容はWEB記事に書かれている通りだ。今年は小桜平を絡めた白山登山をお勧めしたい。また、小桜分岐から薬師山の区間を登山者が登山道整備を出来る区間にしてはどうかと考えて居る。現...2023の北部白山

  • 山の法話22 山岳信仰と登拝

    12月に入り、寒気が北日本を中心に寒気が下りてきています。上志比と勝山の境である藤巻白山伏拝からも多くの積雪が有ったように遙拝できます。青空に雪をまとう白山は、威風堂々としてひときわ大きくその存在感が強調されています。12/9は山祭りの日です。この山に精霊が宿るという考え方は、自然発生的に生まれた原始宗教で、日本だけに限った事ではありません。以前ラップランド先住民サーメの友人も、木には木の精霊、石には石の精霊、何にでも神様がいて、いつも自分たちの事を見ている。と言っていました。原生自然のままの姿を残す山岳地帯は信仰の対象で、日本では古来より「高嶺には神が宿る。」という考え方があります。これは中国の六朝時代に生まれた神仙思想に影響されていて、山岳信仰が仏教と融合し発展する際に、山を御神体と考えていた事から、...山の法話22山岳信仰と登拝

  • 白山初冠雪 2022

    昨夜は寒気が流れ込み気温も下がった。午前中のほんの僅かな時間、雲間から姿を見せた白山は初冠雪していた。昨年より4日遅い観測だそう。やはり、白山には白い雪がよく似合う。一昨日の中宮道では荒々しい北部からの眺めだったが、雪をまとうと柔らかな表情になる。白山初冠雪2022

  • 白山縦走と水場その2(加賀禅定道油池)

    秋は渇水となる時期ですが、加賀禅定道油池には常時湧き水が有ります。油池脇の木道を谷筋方面に進み、下りて行くと水場へ下る看板が有ります。谷川から一旦左に外れ、これを下りて行くと細々では有りますが湧き水にたどり着きます。(土砂崩れの区間迂回路が有ります)毎年確認していますが、秋でも涸れたことは有りません。更に20mぐらい下るともっとしっかりした湧き水が有りますが、安全面から考えてここで給水する方が良いでしょう。白山縦走と水場その2(加賀禅定道油池)

  • 山の法話21 夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡~芭蕉~

    今年は梅雨明けが特定出来ないという気象庁の発表通り、高温多湿状態が続き、9月でさえまだブヨが発生して痒い思いをしている。近年の気候の変化で高山帯の植生も大きく変化したと感じている。かつて多種多様な高山植物を咲かせていたお花松原を例に取ると、最近目立つのがオンタデ、ベニバナイチゴ、イネ科(コメススキ?)である。例えばイネ科の植物は登山道に繁茂し足下にまとわりつくばかりか、チングルマやアオノツガザクラの群落に下から葉を出して、やがて花畑を包み込んでゆくだろう。ベニバナイチゴは勢力が強く上の写真のように覆い被さり、下からはイネ科(コメススキ?)が伸びて来て、アオノツガザクラやチングルマ、クロユリなどを挟込みで駆逐している。オンタデは9月上旬に葉が枯れ始めるので、この時期見つけやすい。かつてクロユリの群落も今はオ...山の法話21夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡~芭蕉~

  • 白山縦走と水場(時には雪渓)

    いよいよ暑さが戻ってきました。お花を楽しみながら歩く白山縦走はコースがでれも長いため、水を持ち歩くにも限界が有ります。水場で上手にチャージしながら歩かなければいけません。そんな中でぜひおすすめしたいのがゴマ平の芳醇甘露水です。豊富な水量とキンキンに冷えたおいしい水です。年中枯れる事無く流れています。小桜平避難小屋にも湧き水が有りますが、湧出量は僅かです。これから日照りが続くと枯れてしまっているかと思われますが、避難小屋に備え付けのひしゃく(青プラ製)で底の方から汲み上げて下さい。温度を確認すれば溜まり水が湧き水かの判断が出来るでしょう。小屋に下りて行くまでに水が不安なら、この時期8月までは清浄ヶ原(見返坂上)には豊富な雪渓が有りますからここで雪の塊を確保することが出来ます。同じように三ノ峰避難小屋前にも雪...白山縦走と水場(時には雪渓)

  • ニッコウキスゲの当たり年

    先日21(木)の別山平は久しぶりに日差しが戻りニッコウキスゲが輝いていた。観光新道などでも密度濃く咲いているようで今年はニッコウキスゲの当たり年のようだ。昨年は逆にコバイケイソウの当たり年で、周期的に盛衰を繰り返すが不思議と他の山域でも同じ花が同じ年に当たり年が重なる事が多い。今年は北弥陀ヶ原や加賀禅定道天池周辺でも数年~10年に一度と言われるぐらい盛大に咲き誇っているものと期待できるが、寒気を伴う空気が上空に漂っているので急激な雨や雷にも気を付けたい。2010/7/24の別山平も素晴らしかったが、今年の方が更にすごい。2016/7/20の北弥陀ヶ原もニッコウキスゲが草原全面を覆い尽くしていた。ニッコウキスゲの当たり年

  • 夏山到来! 中宮道ゴマ平周辺スケッチ

    火の御子峰の名前どおり、谷筋に残る雪渓までもが燃えていた!ゴマ平下の登山道脇から望む大汝と七倉。鞍部のお手水鉢下に広がる大雪渓にはまだまだ大量の残雪が残る。北部白山の豊富な雪が酷暑の加賀平野を潤している。手取川の源流シンノ谷は、中宮道三俣峠に端を発する。今なお残雪の残る谷からは、冷たく清らかな流れがほとばしる。白山の最深部、どこからアプローチしても最も遠い秘境中の秘境である。夏山到来!中宮道ゴマ平周辺スケッチ

  • 2022 夏至

    今年の夏至は6/21(火)だったようで、この梅雨時になかなか白山頂からのご来光を拝めるチャンスは少ない。一年で最も日が長いこの日は太陽からのエネルギーを最大に受ける事が出来るお目出たい日でも有る。この頃北極圏ではは沈まない太陽が頭の上をぐるぐる回っていて真夜中に北から日差しを受けて、テントで寝ていると暑くて息苦しい。スウェーデンでは夏至祭が今週末開かれ、家族や仲の良い友人たちと週末の休みを過ごす。Gladmidsommar!(グラードミッドソンマ)又はTrevlimidsommar!(トレーブリミッドソンマ)と声を掛け合い太陽を満喫する。その北極圏のラップランドに暮らすサーメのパーレから今朝写真が届いた。スウェーデン中核部の国立公園であるサーレクでは今日は雪交じりだということだ。2022夏至

  • 白山信仰と奥州平泉

    義経は美濃を通り、奥州へ逃れた?郡上・石徹白に残る伝承秀衡の家臣団が手助け 岐阜新聞Web(gifu-np.co.jp)義経と弁慶がいかにして東北まで逃れたのかは諸説あり、どれも興味深い。しかし今回の記事に出てくるように、虚空菩薩座像が奥州藤原氏より白山に奉納されたことは事実で有り、かつての家臣であった上村衆が、今もこれを護り続けている事に悠久のロマンを感じる。勝山平泉寺から始まり、遠く奥州にまで波及した白山信仰の歴史は奥が深く未来へと続いている。南無白山妙理大権現合掌白山信仰と奥州平泉

  • 山の法話 20

    本日、還暦を迎えました。過去は捨てて、新しく産まれ代わり、第二の人生の出発です。過去の栄光にしがみつくことなく、全てを新しい考え方で迎える準備は出来ていると覚悟しています。過去は捨てると申しましても、白山の登山道管理に費やしたノウハウは引き継いで行こうと思います。次に目指すはいよいよ「閑古錐」の境地です。これからは登山道整備での出来事など、微塵も感じられないような快適な登山道に仕上げて参りたいと思います。管理人はあくまでも黒子に徹する。登山道の主役は登山者です。白山の登山道情報は山アプリをご覧頂ければ情報が溢れています。よほど登山者の安全を脅かすような事があればまたこの場で情報提供をさせていただければ幸いです。登山者の皆様に於かれましても、白山各所をくまなく楽しんでいただければと存じます。山の法話20

  • 山岳遭難を減らす取り組みについて

    中宮温泉までの石川県側ホワイトロード開通が4/28(木)と決定した。今年のGWはややコロナから解放された気分で山に出かける方々も増加すると思われれる。中宮温泉を拠点とする笈ヶ岳も例年全国から多数の登山者で賑わう。しかし残念なことに、必ず毎年遭難事故や行方不明者が後を絶たない。北部白山管理人として、この状況を大変憂慮している。何とか対策は無いものか?色々考えた結果、ココヘリ10台を借り上げ北部白山登山者(特に単独行)に無償で貸し出す事とした。本日発信器、受信機、関連用品がくろゆりに届いた。貸出窓口は中宮温泉くろゆりカウンターで、笈ヶ岳を含む北部入山者全員を対象とし、11月下旬中宮温泉閉鎖まで続ける予定だ。この試みに理解を示していただいたココヘリ社とは特別契約を交わし、今回の取り組みが実現した。笈ヶ岳の場合は日帰り...山岳遭難を減らす取り組みについて

  • 槍ヶ岳からのご来光撮影

    三方岩岳からは過去夏に一回チャレンジしたが、ご来光30秒前に雲が湧き撮影チャンスを逃した。同じ場所からの撮影チャンスは年間2回しか無い。今回は積雪期のチャレンジとなったが、またしても槍ヶ岳背後の雲にご来光を遮られた。白山と北アとその背後が完全にクリアで無いと拝めない。北部白山2箇所で成功したのは奇跡でしか無かった。詳細は下記へ三方岩岳-2022-04-06槍ヶ岳からのご来光撮影/やっさん(泰山)さんの三方岩岳・妙法山の活動データ YAMAP/ヤマップ槍ヶ岳からのご来光撮影

  • 山の法話19 穏やかな地球環境と世界平和を祈る~人類は皆平等

    加賀禅定道ハライ谷登山口から檜新宮に初詣を済ませ、百四丈氷の滝壺を遙拝す。穏やかな地球環境と世界の平和を祈る。この自然の前に人類は誰しも皆平等であります。人はこの大自然に抱かれて暮らして居るのです。山行記録:加賀禅定道から百四丈滝展望台山の法話19穏やかな地球環境と世界平和を祈る~人類は皆平等

  • 加賀禅定道の雪庇に注意!

    先週3/9(水)にシカリ場から加賀禅定道を眺めたときに先行者のトレースが危険な所を通っていたので、同行者にその危険性を説明していました。その後、週末に知人が同じ場所を訪れ、送られてきた画像に驚愕してしまいました。水曜日に言っていた通りに雪庇が落下し、落下部分のトレースが無くなっていました。今年は雪が多く雪庇は例年以上に発達しています。風上側(目附谷側)の太い立木の幹を繋げて行くのが一つの目安です。大げさくらいがちょうど良いでしょう。先行者のトレースを信じないで下さい。不幸にも奥長倉避難小屋付近で遭難事故も発生しています。気温も一気に上がり雪も緩んで事故の発生しやすい時期になっています。どうか事故無く春山シーズンをお楽しみ下さい。写真を提供いただいた知人に感謝申し上げます。加賀禅定道の雪庇に注意!

  • 加賀禅定道 ハライ谷

    1月、2月は降雪が多く除雪作業に明け暮れ、ようやく3月の陽光のもと雪山シーズンとなった。シカリ場からは先日の遭難者の捜索がヘリで行われている様子が伺えた。早く発見されることを祈る。ハライ谷登山口に向かう時、県道一里野-岩間線のこの区間が非常に危険な雪崩地帯になっているので、シャベルで核心部約150m位を切り開いておいた。今回は同行者も作業を手伝ってくれたおかげで作業時間は約半分の1時間余りでルート確保が出来た。早朝通過時などは凍るのでアイゼンピッケル必要です。上からの落雪にもくれぐれも注意して通過して下さい。加賀禅定道ハライ谷

  • 第3回 北部白山サミット 参加者募集中!!

    一昨年コロナ拡大により中止したサミットを今回はZoomで開催致します。参加希望の方は、参加フォームよりお申し込み下さい。第3回北部白山サミット参加者募集中!!

  • アイスランドにも有った百四丈滝

    アイスランドにも百四丈と同じようなメカニズムで形成される氷瀑が有ることがインスタで分かった。(2019/12/31の記事参照)インスタ動画からは百四丈同様に、滝壺に落ちた過冷却水が一瞬で凍り付いているように見える。カナダBC州に有るヘルマッケン滝よりも百四丈に近いと思われる。海外渡航が自由になったらぜひこの2つを観察したいものだ。アイスランドにも有った百四丈滝

  • 山の法話18 山祭りに思う

    2年前にも山祭りについて書きましたが、12月9日は山祭りです。この日は林業や木材に関係する人々は、山の神仏に感謝する日とされています。大抵、山祭りの日は天候が荒れるので、山仕事をしてはならんと言われてきましたが、近年はそう厳格に守られる事も無くなりつつ有るようです。今年の山祭りは見事に晴れ渡り、加賀の海岸からも真っ白に雪を被った白山を拝む事が出来ました。誠に有り難い、穏やかな日でした。山祭りは年2回、3月9日にも有りますが12月から3月までの厳冬期の雪山は、たやすく人を寄せ付けない大変厳しい気象状況となります。また冬場に限らずとも、高山帯では登山中様々な試練が待ち受けています。「火の車作る大工は有らねども己が作りて己が乗り行く」という短歌が有りますが、山は雄大にして寛容です。山の神仏は人に罰など与えません。山に...山の法話18山祭りに思う

  • ラップランドに渡った武生ナイフ

    ラップランドでトナカイ遊牧の生活をし、その伝統文化を継承している友人パーレのインスタを紹介する。(それまでの経緯については2021/3/26の記事参照)大先輩である武生ナイフビレッジ巨匠加茂氏にお願いをして製作していただいた2本のブレードはこの夏、ラップランドで彼らの生活の一部として活躍した。その様子はパーレのインスタでも度々目にした。冬に入り鞘の製作をしている様子がアップされたのでここで紹介する。ブレードには、はっきりと「越前加茂作」の刻印が読み取れる。武生ナイフは世界中の一流シェフに愛用されていることで高い評価を受けているが、伝統700年の技術が海を越え遠くラップランドの地でも生活の道具として活躍している事がとてもうれしく思う。Paulus(@pallekuhmunen)•Instagram写真と動画ラップランドに渡った武生ナイフ

  • ありがちなシーズン始めのトラブル

    とうとう12月に入り、山では積雪が増してきた。本格的な雪のシーズンを前に重い冬の装備に体を慣らすため時間の許す限りハイクに出かけた。昨夜の新雪は予想より多く一歩一歩重いラッセルが続く。所々雪の重みで木が倒れくぐり抜けるので余計体力を使う。スタートから3時間半でようやく加賀禅定道の天池付近までの眺望の良いブナの森にやってきた。写真を撮るためにしゃがみ込みつま先立ちになった時、スノーシューを装着した両足のつま先側に全体重が掛かった。次の瞬間立ち上がると両足からスノーシューが外れていた。何が起こったか一瞬分からなかったが、左右全部の足の甲部分のベルトが見事に破断していた。昨日準備段階でチェックした時には異常は確認出来なかったが、やはり重荷を背負って、雪の中で使って見なければ分からない。もしもの時の紐は持って居るので焦...ありがちなシーズン始めのトラブル

  • 蜃気楼出現

    片野海岸沖に三国の雄島や東尋坊が浮かんで見える蜃気楼が出現した。先週の寒気がもたらした降雪や冷たい雨が九頭竜川に流れ込み、海水温を冷やして三国沖の大気と触れあい、空気の層が分離しているのが原因だろうと思われる。こんな所にも白山の初雪の影響を見ることが出来たのは幸運だった。蜃気楼出現

  • 初雪の中宮道 滝ヶ岳

    今年の初雪は白山山頂から一気に標高1,400m付近まで舞い降りた。例年なら何度も山頂部が白くなってから徐々に山麓に下りて来るものなのだが、大陸から南下した寒気の規模が大きかったようだ。これも2年も続くコロナによる経済活動の停滞による、地球環境には本来の姿を取り戻しつつある証なのだろうか?滝ヶ岳付近の紅葉と初雪の彩りを期待して行っては見たものの、断続的にミゾレが降り続き、紅葉前に雪化粧してしまっていた。しかし、静寂に包まれた森の空気は凛として、心が鎮まる落ち着きを醸し出していた。刈り込んだ登山道も一筋の白い帯となり、16年目の北部登山道整備の幕が下ろされた。初雪の中宮道滝ヶ岳

  • 紅葉情報 白山国立公園南西部 加越国境の山々

    赤兎山の頂上から避難小屋にかけて紅葉が見られるが、ナナカマドの葉は落ちていて全体的には赤い色が少ない印象だった。避難小屋から少し先に進んだ市ノ瀬へと流れる三ツ谷川の上流、中の俣川の源頭部の見晴台に行くと、高度感が有り眺望が素晴らしい。足下の森が紅葉に彩られるのはもう少し先になるだろう。大長山はその昔、応頂山と書いていた通り、白山連峰を真正面にそれぞれの頂が屏風のように立ちはだかる絶好の眺望ポイントである。まさに各々の頂に応じる山であり、大きい長い山は単なる当て字に過ぎない。白山の反対側には勝山から永平寺方面に流れる九頭竜川の壮大な景色が広がる。紅葉は今週末辺りが見頃だろう。紅葉情報白山国立公園南西部加越国境の山々

  • 白山紅葉情報 三方岩岳周辺

    三方岩岳の山頂付近では、今週末辺りが紅葉の見頃だろう。登山口のとがの木台駐車場付近は、カエデやツツジ系の木々の紅葉が始まっていた。途中の国見山展望台駐車場付近ではまだ色づきは無かった。中宮温泉周辺が紅葉を迎えるのは文化の日の後の週末頃だろうか??白山紅葉情報三方岩岳周辺

  • 白山紅葉 最新情報

    【室堂平10/08】夕日に染まる室堂平の紅葉【加賀禅定道10/08】長坂から清浄ヶ原方面の斜面の色づきが見事【お花松原10/09】今週末が最後の見頃となるだろう【北弥陀ヶ原10/09】白山の高山帯の数ある池塘で、初めて水鳥が泳いでいるのを目撃した。渡りの途中だろうか?紅葉は終盤を迎えている白山紅葉最新情報

  • 北部白山 紅葉最前線

    高山帯では紅葉が見頃となって居り、今週末が最高潮となるだろう。【9/25の加賀禅定道上部】天池と四塚山天池から油池油池から天池方面【9/29の中宮道】ゴマの頭でのご来光火の御子峰三俣峠方面と山頂部間名古付近天空回廊中宮道手取川源頭部シンの谷最上流鞍部からゴマの頭(右上端)に向けて続く登山道まさに天上の奥座敷北弥陀ヶ原の枯れ野原【中宮道下部】9/30滝ヶ岳からの北部白山例年ならもう2週間もすれば、山頂部は雪に覆われ山腹は紅葉に包まれる。北部白山紅葉最前線

  • 北部白山登山プラン くろゆり号配備

    かねてからご案内している北部白山登山プランの準備を進めていますが、写真の車が配備され準備に取りかかっています。コロナ感染予防対策の影響で実施が遅れていますが、10月より運行すべく鋭意準備を進めています。この機会に紅葉の白山縦走をご計画下さい。この企画は北部縦走の際、下山口に予め別の車をデポしておくという面倒さを無くすため、北陸地域づくり協会の助成を受けて、当館と北陸先端技術大学院大学の共同企画で実施する社会実験でもあります。より多くのご利用者のご意見をまとめて反映させ、この地域の観光振興に寄与できるものと考えています。運行回数は少なくなりましたが白山登山バスを利用し、(ご自身の自家用車で瀬女道の駅→金沢駅発の白山登山バスに瀬女から乗車→白山室堂や南竜山荘泊も絡めながら)北部登山道を縦走するという新しい白山の楽し...北部白山登山プランくろゆり号配備

  • 山の法話17 照顧却下 9月の白山

    8月はお盆前からもう1ヶ月近く天候不順が続き、先日は室堂で朝の気温が4℃にまで下がったという。夏はどこへ行ったのか?秋は足早に忍び寄る。9月はお花終わり紅葉も未だ早いので山に行ってもしょうが無いという声を耳にする。振り返ること無く足下を見ず、先々の予定を急ぐのは悪い癖である。9月の白山高山帯の今をお伝えしたい。顧みよ己の来た路を!我が足下を!!合掌くっきりと刻まれたハイマツの回廊、大汝峰北側のハイマツに覆われたの大斜面から七倉辻方面の眺め。岩間道上部(七倉九十九折り下)からの地獄尾根先端の火の御子峰大汝頂上から見下ろす翠ヶ池と砂礫地に刻まれた中宮道お花松原を見下ろす高台からの中宮道少し変色し始めた北弥陀ヶ原室堂平の遊歩道周辺三の峰から別山へササ原の中をゆく南縦走路山の法話17照顧却下9月の白山

  • 小桜平避難小屋物語

    小桜平は北部白山の中でも独特の雰囲気を持つ地帯で、天空は広く開けて星空観察には最適、小屋の中から腰を起こせばご来光が拝める何とも贅沢な避難小屋がたたずんでいる。この避難小屋も建て替えられてから11年の歳月が経った。私が北部白山に関わり始めた頃、この避難小屋は窓は壊れて崩れ落ちボロボロで泊まっていても薄気味悪い感じだった。それを平成19年(2007)に仮補修してもらい、秋には有志でペンキ塗りした。屋根に上って途端も赤く塗装し直した。そして遂に平成22年には旧避難小屋の隣に新築されて現在に至っている。工事期間中、大工さんにせっせと星山ホルモンを運びいろいろ使い勝手が良いように細かい細工をしていただいた。その一つがちゃぶ台である。これが有るのと無いのでは山小屋ライフの快適さが大違い。外には旧避難小屋の廃材を利用して立...小桜平避難小屋物語

  • 山の法話16 三ノ峰避難小屋に思う 無財の七施

    三ノ峰避難小屋は白山高山帯の南部、標高2,080mに位置する。外観は全体が赤い鋼板で覆われており視認性、耐久性が良い。赤兎避難小屋も同じ様式である。石川県側の避難小屋はそれぞれ外観が違い、外壁も木製なので定期的な塗装が必要だ。管理上は耐久性も含めて福井県側の方式が良いと思う。この小屋の前から(特に残雪期)岩屋俣谷を見下ろすとその先に市ノ瀬の六万橋が良く見える。意外に思うかも知れないが、六万橋を起点にすると甚ノ助避難小屋(標高:1,970m)、殿ヶ池避難小屋(標高:2,050m)、三ノ峰避難小屋(標高:2,080m)は全て直線距離で5,400mの位置に有り共通点が多い。この避難小屋の管理は大野市だが、内部はゴミが多いと感じた。管理者のせいでは無く登山者のマナーの問題だ。空のペットボトルをなぜ並べて放置して帰れるの...山の法話16三ノ峰避難小屋に思う無財の七施

  • 山の法話16 三ノ峰避難小屋に思う 無財の七施

    三ノ峰避難小屋は白山高山帯の南部、標高2,080mに位置する。外観は全体が赤い鋼板で覆われており視認性、耐久性が良い。赤兎避難小屋も同じ様式である。石川県側の避難小屋はそれぞれ外観が違い、外壁も木製なので定期的な塗装が必要だ。管理上は耐久性も含めて福井県側の方式が良いと思う。この小屋の前から(特に残雪期)岩屋俣谷を見下ろすとその先に市ノ瀬の六万橋が良く見える。意外に思うかも知れないが、六万橋を起点にすると甚ノ助避難小屋(標高:1,970m)、殿ヶ池避難小屋(標高:2,050m)、三ノ峰避難小屋(標高:2,080m)は全て直線距離で5,400mの位置に有り共通点が多い。三ノ峰の管理は大野市だが、内部はゴミが多いと感じた。管理者のせいでは無く登山者のマナーの問題だ。空のペットボトルをなぜ並べて放置して帰れるのだろう...山の法話16三ノ峰避難小屋に思う無財の七施

  • 北部白山登山口送迎プラン実施について

    白山の高山帯では9月に入るとそろそろ木々が色付き始めます。中宮温泉湯宿くろゆりではご宿泊プランとして、「北部白山各登山口」と「道の駅瀬女」を結ぶ送迎付き宿泊プランを実施致します。北部白山を縦走するには2台のマイカーが必要ですが、このプランを使えば市ノ瀬側からの縦走や北部白山周回登山計画も便利になります。ぜひご利用ください!詳細は下記URLにアクセス下さい。https://www.hakusan-project.com/%E9%80%81%E8%BF%8E%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/※この事業は北陸地域づくり協会の支援を受けて、北陸先端科学技術大学院大学とコラボレーションして行っています。北部白山登山口送迎プラン実施について

  • ゴマ平避難小屋

    ゴマ平避難小屋で迎える朝は通算100回を超えた。日帰りで行き来した事も加えればもう200日以上はこのゴマ平に居たことになる。この他北部では奥長倉避難小屋小桜平避難小屋で宿泊した回数もそれぞれ数十回以上になる。シナノキ平避難小屋は最も滞在日数が少ない。中宮まで直ぐに下りられる距離だからである。夏場は下界に下りた時蒸し暑さで寝苦しく、自宅ではなかなか疲れが取れない。森の中でそよ風に吹かれて、一瞬寝落ちした時のそう快感、疲労回復感はそれに勝る物が無い。こんなに小さな避難小屋が命を守ってくれる。あれは忘れもしない2008/7/28前日作業中に頭の上で雷鳴が鳴り響き明け方まで激しい雷雨が鳴り響き続けた。28日は外へ出る事も出来ず一日中この避難小屋の中で過ごした。携帯も通じないこの頃、下界の状況はどんなだろうかとアマチュア...ゴマ平避難小屋

  • 夏山避難小屋の利用について

    昨年より北部白山を歩かれる登山者が急増している。これは大変良いことだが、大人数のグループによる山行計画に避難小屋を使うのは考え物だ。北部には野営場が無く国立公園計画に問題があり、以前からテント場を北部に設けるよう要請しているが、実現していない現状。であれば、緊急避難的に避難小屋周辺にビバークすることはは認めて良いと考える。この4連休もかなりのグループが北部各所を縦走する計画を聞いている。小桜平であれば小屋前の広場、ゴマ平は小屋前の平地又はゴマ平園地(かつての護摩堂跡:避難小屋より50メートル下方の谷側平地)、奥長倉避難小屋は裏手広場(草刈済)に緊急的避難的にビバークするのは、密を避ける意味でもOKであろう。北部を歩かれる方は長丁場のため、予期せぬトラブルに遭遇するかも知れない。是非ツェルトと蚊取り線香を携行し、...夏山避難小屋の利用について

  • 北ア南部 登山道整備協力金徴集の是非

    北アルプス南部登山道整備「協力金」今秋にも試験導入検討|信毎web北アルプス南部の登山道整備に対する利用者負担について、環境省などが今年秋にも「協力金」の試験導入を…信毎webこのような記事が出るという事は、ほぼこの方向性で進むのだろうと推測する。しかも今秋からという随分急な話が降って湧いたものだ。この短い期間で議論は尽くされるのだろうか?登山者の意見は??白山ではまだこのような事は問題視されていないが、特に北部は利用者が極端に少なく、管理できなく成れば即廃道とされてしまうだろう。残せるのは砂防と観光だけになるだろう。北ア南部は異常な数の利用者が居るから協力金で賄えると計算するのだろうが、北部白山にその論理は当てはまらない。白山の登山道維持・存続に必要なのは「金」では無く、関係者・登山者全員の「気合」だ!!!北ア南部登山道整備協力金徴集の是非

  • 三方岩岳

    6/19(土)に2年ぶりの開通となる石川県側のホワイトロード。三方岩岳ハイキングがお手軽に楽しめる。少しでも標高の高いところからスタートしたいのが登山者心理では有るが、長時間の駐車は観光客への迷惑になるので、とがの木台駐車場を利用して貰いたい。駐車場には水洗トイレも有るので安心。瓢単谷上園地の看板横の階段を登って行くが、最初の見どころはクロベ(飛騨ではネズコと呼ぶ)の巨木群である。その中でも特に異彩を放つ巨木はこの森の守り神とも言える存在感で鎮座する。長年の風雪に耐えた幹は二つに裂け一方の先端は折れているがそれでも逞しい姿で堂々としている。この気迫を感じて欲しい。展望台の有る尾根に出ると視界は一気に広がり、主峰白山連峰や笈ヶ岳方面、北ア方面の眺望が良い。三方岩岳に向かって進むと左手(東側)には北ア連峰が近く見え...三方岩岳

  • 静かなる夏山のスタート

    先週末に市ノ瀬六万橋ゲートが解放され、別当出合までマイカーで行けるようになった。過去最高に遅いゲートオープンであろう。お蔭でGW後も静かな春スキーを楽しむ事が出来た。白山登山バスの情報も公開され始めているし、ホワイトロードも石川県側が6/19(土)の開通という。(6/15HPにて発表)こちらも目立たない情報公開だ。くろゆりは2年連続の土砂崩れ通行止めから復帰、5月GWからのオープンで有ったが営業僅か数日で石川県の緊急事態宣言と共に閉鎖、先日14(月)からの再開となった。久しぶりの中宮の温泉は素晴らしい。何と言っても自然湧出、自然流下式、自然冷却、天然かけ流し100%ECOな温泉が常時流されているのは勿体ない白山の恵みと言える。くろゆりの玄関脇には禅定花(ニッコウキスゲ)が咲き始め初夏の様相である。三方岩岳もア...静かなる夏山のスタート

  • 中宮道ゴマ平と北縦走路シンノ谷周辺

    中宮道はとてもきつい急坂から始まり、1.9㌔でようやく平坦な清浄坂の頭となる。しばらく進むと馬のせごと呼ばれるやせた岩尾根では展望が開け、岩間道薬師山の背後彼方に剣ヶ峰や大汝峰が現れる。湯谷頭を巻くように進み、登山口から5.5㌔でシナノキ平避難小屋となる。周辺ではまだ残雪が残り、登山道はカラクリの花に覆い尽くされていた。シナノキの巨木を過ぎて急坂(イチイ坂)を越えて行くと滝ヶ岳である。ここの標柱は長年クマのいたずらとの戦いの歴史が盤面に刻まれている。クマに標柱をかじられ、盤面が剥されると針金で縛り直したら、また次の年には引きちぎられ紐で縛り直すと更に次の年には引きちぎられ、何年こんな事を繰り返しただろうか、今では盤面が木端微塵にされ、標柱脇に散らばっていてそれからはもうこのまま読める状態に直して地面に置いてある...中宮道ゴマ平と北縦走路シンノ谷周辺

  • 山の法話15 青山元不動 白雲自去来

    青山もと動かず、白雲おのずから去来す。どんな世の中でも山は微動だにせずそこに有ります。そうすると自然とその山には雲が湧きあがり、また去って行きます。時には険悪な嵐を伴って押し寄せる事も有りますが、雲一つ無くお日様の光が木々の間を通り抜け大地を温める事も有ります。しかし山は全く動きません。将来が不透明な現代、誰々が悪いからとか、目標を示して貰えないからとか、自分自身の事を他人ごとにしてはいませんか?貴方には他人がして来なかった唯一無二のこれまでの経験が有るではないですか。そこで得た知識や経験は誰も盗んでは行きません。しかし、それらを否定し放棄するのは自分自身に他なりません。常に有るべきは姿は、山のように揺るぎない自分自身です。山の法話15青山元不動白雲自去来

  • 砂防新道より

    石川県緊急事態宣言の折、市ノ瀬ビジターセンターなど公共施設は閉鎖されている。道路は市ノ瀬まで開通しているが、六万橋ゲートは閉鎖されている。雪は別当覗きの下辺りから繋がり始める。甚ノ助避難小屋は半分ぐらい雪で埋まっている。登りは砂防新道をトレース、帰りはエコーラインを下りた。登山者は多かったが、スキーヤーはまばらだった。雪面はGWに降った雪のお蔭か、凸凹や縦溝が無く滑らかで滑りやすいが、黄砂の濃い部分はストップスノーで前転仕掛けたのでスピードは控えた方が良い。まだまだ滑れる5月中旬の白山だった。砂防新道より

  • 襲名のごあいさつ

    小生、出生の名を「乾泰」と申しましたが、20年前に起業した際にビジネスネーム「乾靖」を名乗りこれまで活動して参りました。10年前には本名を「永田泰」に改名しましたが、本日は59歳の誕生日、また先日初孫も誕生した事から、新たな人生のステージに進むため、「乾靖」改め「永田泰山(たいざん)」を襲名する事と致します。「乾靖」時代には多数の方々よりお世話に成り、誠にありがとうございました。「泰山→ヤッさん」と愛称で覚えて下されば幸いで御座います。ここまで読むとさぞ胡散臭い奴と思われるかも知れませんが、戦国武将はその名を時々に変えて来ていますし、現代もネット社会では、多くの方々がハンドルネームを利用して居られるのと同じと解釈下されば宜しいかと存じます。今後とも「永田泰山」を何卒宜しくお願い申し上げます。襲名のごあいさつ

  • 楽々新道 小桜平避難小屋点検

    GW前恒例の楽々新道小桜平避難小屋点検へ。ご覧の通り小屋の玄関ドアは雪で塞がっているが周辺の雪は融けて雨戸を開ければ室内は明るく使える。雪は標高1300m辺りから繋がりスキー歩行可能となる。標高1400m周辺のダケカンバの疎林谷底に見えるブルーシートが岩間源泉。途中の山塊崩落箇所では湯気が谷間に立ち込めているのが見下ろせた。標高1678mからしばらく細い尾根が続き、風雪で波打った雪庇がしばらく続く。室内も綺麗。昨年最終点検は11/15だった。昨秋長年使用してきた外の広場の脚が折れてしまったので、雪が消えたら修理が必要。思いテーブルなのでどうしたら頑丈に固定できるか思案中。前回ボランティア作業(2018/6/17)で外壁塗装をしたが、今年もする必要が有りそうだ。標高2100m周辺樅ヶ丘付近見返坂下、火口域2キロ圏...楽々新道小桜平避難小屋点検

  • 開通101年目 岩間道存続の危機

    今年で開通101年目を迎える岩間道は全国の急登道と比べても引けを取らない登山道としてこれまで何度かこのブログでも紹介してきた。また、2014年5月に岩間元湯手前で発生した土砂崩れ(2014/6/14の記事参照)以降も登山道を絶やすまいと、毎年草刈や倒木処理などを続けて来た事もその都度報告して来た。しかし、今回の土砂崩れは少なくとも過去100年は無かったであろう大規模で有ることが空撮写真からも伺える。記事に有るように昨年12月から一里野に温泉が届かなくなり、1月に大雪の間隙を縫って現地入りし、復旧のお手伝いをさせて頂いたが、3月の崩落ではそこを含む大規模な区間が抜け落ちたようだ。岩間源泉の更に奥には国指定天然記念物の岩間噴泉塔群が有る。普及誌はくさん第46巻1号の記事中で紹介した昭和40年代の地図ではかつて岩間噴...開通101年目岩間道存続の危機

  • 火燈山 朝レン

    暖かかった3月が過ぎて、先週から少し寒くなった。これで平年並みだろうか。低山では新緑が眩しく草木の花々が見頃を迎えている。この山のシャクナゲは見事がツバキもなかなかのものだった。火燈山朝レン

  • 東北遠征レポート

    今年は3月の高温続きでどこの山でも融雪が著しい。しかし週末は寒気が入り込むという天気予報に期待して東北へ遠征。最初に目指したのは鳥海山千蛇谷。前日夕方に下見に現れた地元愛好者からの情報では、やはりここも相当に融雪が進んでいるらしい。今夜は大荒れで雪も降るだろうが、悪天候は翌日も夕方まで続き回復は見込めない。情報通の推薦する通り、翌朝早朝に月山に移動することに決定。早めに就寝する。翌日の月山はスキー場営業開始初日と有って、志津温泉ゲートには既に50台位が並んで開門を待っていた。昨年はコロナの影響でスキー場営業を中止したのでその反動も有るのだろう。駐車場ではリフトまで我先にという殺気を感じる。前日に降った雪で山は綺麗にリセットされている。しかし10時頃には人も増えて来たので撤退する。終日姥ヶ岳から上部は吹き荒れる強...東北遠征レポート

  • ツアー3日目 夜明けの野天風呂

    最終日夜明けの野天風呂と振子沢2021-04-02/やっさんさんの雪倉岳・朝日岳・風吹岳の活動データ YAMAP/ヤマップ雪倉岳・朝日岳・風吹岳の登山・山登りレポート。日帰り。累積標高は775m、距離は12.3km。最終日も降水確率0%朝日に輝く山々を見ながら...YAMAP/ヤマップツアー3日目夜明けの野天風呂

  • ツアー2日目 雪倉岳へ

    ツアー2日目雪倉岳/やっさんさんの雪倉岳・朝日岳・風吹岳の活動データ YAMAP/ヤマップ雪倉岳・朝日岳・風吹岳の登山・山登りレポート。日帰り。累積標高は1511m、距離は10.9km。雪倉岳。ツアー2日目、雪倉岳へ。降水確率0%...YAMAP/ヤマップツアー2日目雪倉岳へ

  • 恒例の蓮華温泉雪倉岳スキーツアー20210331

    栂池高原→蓮華温泉-2021-03-31/やっさんさんの雪倉岳・朝日岳・風吹岳の活動データ YAMAP/ヤマップ雪倉岳・朝日岳・風吹岳の登山・山登りレポート。日帰り。累積標高は742m、距離は8.2km。毎年恒例の蓮華温泉スキーツアー。初日は栂池高原ス...YAMAP/ヤマップ恒例の蓮華温泉雪倉岳スキーツアー20210331

  • 武生打刃物と北欧サーメ文化の融合

    北欧先住民サーメの友人であるパーレは冬の間ナイフの鞘やカップ(ククサ)やソーイングセットに伝統のデザインを彫刻したりしてよくインスタにアップしている。実際これらの道具は生活必需品であり、特にナイフはトナカイ遊牧生活には欠かせない。小さなこどもでもナイフを腰に下げていてその重要性が伺える。そこで以前からずっと気になっていた事をパーレに聞いてみた。「ナイフブレードはどうしているんだ?」すると「買っているけど気に入っていない。」と言う。そこで武生打刃物の大先輩にこれらの写真を見て貰って相談した。そして2枚のブレードをプレゼントしてやろうという事になった。相談から1ヵ月、伝統技術の詰まった見事な波紋の入った2枚のブレードが完成して、画像をパーレに送信した。彼はこのブレードを「SAMURAIBLADE」と評し絶賛した。こ...武生打刃物と北欧サーメ文化の融合

  • 2021 百四丈滝 氷の滝壺

    今年で11年目になる氷の滝壺観察。今年も様々な条件が折り重なり奇跡の造形は立派に存在していた。奥長倉避難小屋でのこの時期の積雪は例年よりやや多め。百四丈を見に行くには乗り越えなければならない核心部の美女坂。雪が繋がっていて踏み抜く事も無く、アイゼンも良く効いて例年以上に歩き易かったが下りでは一瞬も気を抜けない。この時期にしか近づけない美女岩四塚山と広大な清浄ヶ原が冬も涸れずに流れ落ちる百四丈の水源この時期、14時を過ぎないと全体に光が差しこまない。厳冬期はほぼ毎日日陰になるからこそ滝しぶきが過冷却水となり成長を続ける事が出来る。冬でも涸れない滝と過冷却水となる落差と気温、日差し、風雪、様々な気象条件や地形が複雑に絡み合い出来上がる奇跡の造形。1980年前半まではこの形になっていなかっただろう事は過去の記事で紹介...2021百四丈滝氷の滝壺

  • 山の法話14 輪廻転生

    このブログでも何度も紹介している百四丈滝の氷の滝壺は、毎年初冬から形成され2月末には最大級に成長します。そして梅雨を過ぎた初夏の頃にはこの巨大な氷の塊は一かけらも残さず消えて行きます。この11年間ずっと観察を続けていますが、毎年現れるこの自然の造形は気象、地形などの自然条件が幾つも複雑に重なり出来る奇跡の産物と言えます。丁度この滝を見下ろす展望の良い場所に着いた瞬間に胸ポケットのアラームが鳴りました。今朝家を出る前に14:46にセットして出掛けたのです。10年前のこの日、一瞬にして失われた2万人近い犠牲者の方々の慰霊のため、毎年この世に出現する奇跡の造形と白山妙理大権現、及び十方三世一切の諸仏に輪廻転生を願い諷経して参りました。山の法話14輪廻転生

  • 今期初のこまんど山

    朝レン護摩堂山/やっさんさんの取立山の活動データ YAMAP/ヤマップ取立山の登山・山登りレポート。日帰り。累積標高は482m、距離は4.6km。護摩堂山。毎シーズンここで足慣らしから始まるのに、今シーズンは...YAMAP/ヤマップ今期初のこまんど山

  • 藤巻村白山伏拝 脇の山腹崩落

    暖かい南風と大雨が降り続いた3/2の午後、突如として崩落した山肌は県道と越前鉄道小舟渡駅を呑み込んだ。写真の駅舎一帯は白山信仰の伏拝として石碑が立てられている場所でもある。(2020/3/27の記事参照)足元に九頭竜川、その先に白山連峰が鎮座するとても眺めの良い場所で、私もしょっちゅうこの県道を行き来している。電車が出発した8分後に崩落したという。幸い誰も被害に遭わなかったそうだ。このところの異常気象では、危険な場所に近づかないのが鉄則であると痛感する。このような場所は全国至る所に有るだろう。危険を察知した行動を心がけよう。藤巻村白山伏拝脇の山腹崩落

  • 今日の気分は?

    白山中宮温泉湯宿くろゆり–霊峰白山の山懐に抱かれた湯治場。白山中宮温泉湯宿くろゆりの公式ページです。今日の気分は?

  • 銀杏峰 木葉谷右俣滑走

    急な行先変更で、まさかの3週連続で銀杏峰周辺の山々に向かった。これまでガスでホワイトアウトの山頂部だったが、ようやく視界が利いて快適なパウダーを滑走することが出来た。ガスが晴れて木葉谷が見えてきた。脇の斜面から本流に向かって滑り込む。(詳細は下記レポートへ)銀杏峰木葉谷右俣滑走/やっさんさんの銀杏峰・部子山の活動データ YAMAP/ヤマップ銀杏峰・部子山の登山・山登りレポート。日帰り。累積標高は896m、距離は10.2km。積雪は予想より少なく、銀杏峰山頂付近の雪は吹き飛んで...YAMAP/ヤマップ銀杏峰木葉谷右俣滑走

  • 部子山 西割谷滑走

    今期最高のコンディションの中、先週の銀杏峰志目木谷の更に奥の部子山西割谷を滑走した。先週の銀杏峰と木葉谷西割谷と大野盆地部子山西割谷滑走

  • 大寒に降る雨

    大雪が過ぎ去って10日余りで大寒を迎えたが、この頃の天気は3日連続の大雨。その後も雪が降らず雨ばかりで季節は一気に春めいた。今週は仕事で何度か中ノ川を覗いて見たが、山肌は全層雪崩れで濁流だった。今週末は寒波が来るらしいが2月は一気に融雪が進むだろう。今日は昨年滑れなかった銀杏峰志目木谷に行ったが、下部は谷割れでアドベンチャースキーだった。今後どんなに降ってもこの沢が埋まる事は無いだろう。それぐらい水量が多く春の予感がした。黄砂と花粉が一気に舞い散る季節となり、裏山の雪は3月まで持たないだろう。早目に楽しんでおくべきである。これも新しい気候様式だ。大寒に降る雨

  • ゲリラ豪雪

    この三連休は豪雪により強制的に封じ込められている。三年前の豪雪の教訓も生かされる間もなく、近所の中部縦貫道や北陸道福井北ICでは、今なお多くの車両が立ち往生している事は全国ニュースでご覧の通りだ。このような時は不要不急の用事以外、車での外出を控えるべきである。先ずは我が身、自分の家を守り、怪我無く健康を維持することが最優先である。雪下ろし作業は転落しないように十分注意しよう。一瞬覗いた晴れ間から見上げた大佛寺山が綺麗だった。曹洞宗開祖道元禅師がこの山に現在の永平寺の基となる傘松峰大佛寺を拓いたのがこの山名の由来である。雪が安定したらあそこから白山を眺望してみよう。ゲリラ豪雪

  • 年明け寒波

    今シーズン一強い寒波に覆われて1月8(金)は猛烈な勢いで雪が降り続き、10(日)まで降り続くという。1/7(木)早朝の白峰地区はまだ余裕の表情だったが雪は降り続き、午後に福井県側に帰る頃には除雪作業も追いつかず、車線も狭くなり視界も悪く、何とか勝山まで下りる事が出来た。勝山や大野では朝から雪が止まず日中で70㎝ぐらいは積もったであろう。街中の路地は身動きできない状況だ。実家の寺までの路地は塞がれて通れず、広い道に一旦車を置いて歩いてスノーロータリーを取りに行き、軽トラの幅の分だけ路地の除雪をし何とか辿り着いた。さっそく屋根に上がり年末に手付かずだった屋根の雪下ろしをして自宅に帰ったのは21時を回っていた。天気予報の雨雲画像を見ると、夏に豪雨をもたらすときに現れる線状降水帯の様な雲が次々と福井県地方を通過していて...年明け寒波

  • 謹賀新年 令和三年元旦

    本年も皆さまのご健康をお祈り申し上げます。近年無かった年末寒波、山は大荒れで事故なと有りませんように。謹賀新年令和三年元旦

  • 年末寒波

    今年第2波となる年末寒波はかなり強烈だ。谷峠では一晩に50センチ程度積もっている。年末年始山に入る予定の登山者も多いだろうがテントが潰されぬよう、雪崩などの事故にも十分注意して楽しんで欲しい。寒波は31日が最大級だろう。激変の2020に別れを告げて、良いお年をお迎えください!年末寒波

  • 白山公園線 風嵐ゲート閉鎖

    白山市白峰の風嵐ゲートが12月11日(金)に閉鎖されいよいよ沈黙のシーズンに入った。2020シーズンは忘れられない年として記憶に残るだろう。厳冬期に別当出合まで19キロの道のりを経て登山口に至り、山頂に到達し日帰りするにはスキーを使用しても17間かかる。これを毎月のように繰り返すグループが居るし、チャレンジャーも続く。どうか今シーズンも無事故で来訪者をお護り下さいますように。南無白山妙理大権現合掌白山公園線風嵐ゲート閉鎖

  • 奥長倉避難小屋点検

    5(土)は荒れた天候となり、しかり場から先は平均してひざ下のラッセルとなった。空は真っ暗、轟々と不気味に唸る空と吹雪が峰を越える時に加速する風は、時折台風並みであった。これからは本格的な積雪期を迎えるので雨戸や玄関ドアがきちんと閉じられているか気がかりで点検に出掛けた。前回の最終退出者のお蔭で小屋は全く問題無かった。しかも内部はこれまで見た中で最も良く整理整頓され、清掃も完璧だった。今年は他の避難小屋で満杯のゴミ袋が投げ捨てられていたりして心を痛めていたが、今日の奥長倉避難小屋の状況で全ては救われた。この厳しい時期に北部に足を踏み入れる岳人こそ真のアルピニストだろう。そうに違いない。北欧では小屋を出る前は丁寧に掃除をして行くのが当然である。空港や駅など公共の場所では次の人のため僅かな時間ならドアを開いて待ってく...奥長倉避難小屋点検

  • 紅炉上一点雪 こうろじょういってんのゆき

    中村哲医師がアフガニスタンで凶弾に倒れて一周忌の命日を迎えました。中村医師とて紛争地域で活動するに、護衛を付けるなど注意を払った上での事件だったようです。色々な報道から窺い知るのは、彼の信条は生死をも超越した所に有ったように感じます。医師として、また灌漑事業によりどれだけの命が救われた事でしょう。その生き様はまさに紅々と燃え盛る炉の上に舞い降りる一片の雪そのもので有りましょう。白山に源を発する河川のうち手取川の七ヶ用水の父と言われる枝権兵衛の生き様とも相通じる所が有ります。庄屋に生まれた権兵衛も最後は私財を投じて加賀平野を潤す用水を完成させたそうです。以後将来にわたりどれだけの穀物や野菜が生産され命が救われる事でしょう。「百の診療所より一本の用水路を」中村医師の言葉ですが、その土木技術は江戸時代の日本の工法を参...紅炉上一点雪こうろじょういってんのゆき

  • 中宮温泉

    ホワイトロードの土砂崩れ区間が仮復旧して、関係者だけがパトロール車の先導付きで通行可能となり、壊れた雪囲いの補修など冬支度のため中宮温泉に行き来しています。先日の強風で周囲の山々は葉っぱが吹き飛び、いよいよ冬の装いです。コンコンと溢れ出す中宮の温泉は、今シーズン誰にも利用されずに湯けむりを上げながら渓流に流れ落ちています。何と勿体ないことでしょう。帰りは昨日からOPENしたブナオ観察舎に立ち寄りました。工事の関係でゲートが閉じているので、ここからは観察舎まで徒歩約5分です。本来は野生動物を観察するのですが、望遠鏡で工事現場を覗いてみました。新たに頑丈なコンクリートのトンネルが設置され、まだ土砂が大量に残っているのが見えますが、来春GWの開通に向けて工事が進行しているそうです。2年連続同じ場所での土砂崩現場ですが...中宮温泉

  • 楽々新道 小桜平

    楽々新道の倒木処理と小桜平避難小屋の冬仕舞いをした。これからは利用者も少ないと思われるが、どこの避難小屋でも同様に、利用後の戸締りはしっかりお願いしたい。1776からの北ア小桜平(下段)と美川方面薬師山と薬師岳のコラボ楽々新道小桜平

  • 晩秋の白山 かがのとイブニング

    ステイホームのGW、県外への移動自粛などアウトドア活動さえも自粛の今シーズン。ようやくお届けすることが出来る、晩秋の白山のゴージャスな映像をお楽しみ下さい。近いうち、中部地方他局でも放送されるよう期待します。晩秋の白山かがのとイブニング

  • 白山公園線沿線の紅葉

    先週、例年よりもやや早く市ノ瀬六万橋のゲートが閉鎖され、白山は冬籠りに入った。しかし市ノ瀬周辺から別当出合までの紅葉は益々見頃を迎えている。夏の交通規制期間はシャトルバスに揺られて、外の景色をゆっくり眺める事は出来ないだろうが、今こそ車の通らないこの区間は紅葉散策にはちょうど良い。とにかくカエデの種類が多く、赤や黄色、オレンジが目を引く。カエデは他の落葉樹よりもしぶとく葉っぱを残しているので特にこの時期が一番良い。この区間は白山随一のカエデ密生地帯だろう。市ノ瀬から対岸に渡る歩行者専用の吊り橋の板も早々と取り外されてしまったのだが、雨の日でもしっとりとした紅葉を眺めるのには素晴らしい区間だ。普段は登山口に急ぐあまり全く立ち止まろうともしない、白山国立公園入口の白峰から市ノ瀬の間も実は、渓流と紅葉の織りなす風光明...白山公園線沿線の紅葉

  • 2020幻の紅葉 岩間道

    中ノ川の渓谷を覗き込む林道が崩落して通行止めに2014年の春の事だった。以来斜面の土砂崩れ復旧工事が続けられ、岩間道下部(小桜分岐から下)が閉鎖されている。登山道に問題がある訳では無く、登山者の通わないこの道を絶やすまいと、閉鎖後も毎年草刈は続けている。3年草刈をしなければそれは廃道を意味するからだ。再開には伐開と同等の労力が掛かってしまう。登山道は草刈をしただけでは維持できない。登山者の踏圧が加わる事によって、新たな藪の侵攻を防ぐことが出来る。かつては現在の山崎旅館まで国鉄のバス路線が通っていたと聞く。砂防新道から登り、室堂に宿泊した多くの人が岩間道を下山し、温泉に入ってバスに乗って帰ったという。奇しくも来年は岩間道が開通して100周年の節目の年である。何とか岩間道を通れるように出来ないものか検討したいもので...2020幻の紅葉岩間道

  • 姿を変える百四丈滝

    近年人気が高まる百四丈滝であるが、その姿はかつて二筋で流れ落ちていたことは2019/4/15の記事で紹介した通りだ。これに関しては普及誌はくさん第32巻3号に詳しく記されている。http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/publish/hakusan/documents/32-3.pdfさて、この画像でも見られる通り、滝の落ち口から数十メートル上流の右岸に大きな土砂崩れ跡が有る。これはいつ頃発生したものか気になって過去の画像をWebで検索してみた結果、どうやら2017/8/19~2017/9/10の間に発生したと思われる。この間の気象を調べると、斜面が崩落する前の8/8には各地で大きな災害をもたらした台風5号が原因のように思われる。実際白山麓では大雨が降り、河内では一日の降水...姿を変える百四丈滝

  • 2020幻の中宮道 下部

    土砂崩れのため、ホワイトロードは石川県側が全面通行止めとなっている。そのため登山口にアプローチ出来ないのでゴマ平から下は通行止めとなっている。(ゴマ平から北縦走路へは通行可)通行止めとは言っても草刈など最低限の整備はしないと来年藪に阻まれてしまうので何回かに分けて整備しているが、この区間は特に原生林の巨木がひしめく地帯で秋が特に良い。今年は通行できないが作業中に出会った幻の風景を紹介したい。来年は中宮温泉を絡めてぜひこの風景を実際に楽しんで欲しいと願う。どこを切り取っても絵になる中宮道下部の巨木の森。登山口より0.8キロ登った地点から見下ろす中宮温泉くろゆり背後の山々の紅葉は2週間ほど先となる。来年ホワイトロードが再開したらぜひともお越し頂きたい。2020幻の中宮道下部

  • 中宮道上部の紅葉

    晴れの特異日10/10は台風の影響下で終日雨模様だったが、11日は晴れる予報。満天の星空が白み始め東の空がピンクに変わって来る。ご来光は中宮道の翠ヶ池付近の見渡しの良い県境峠で待つことにした。昨日とは打って変わって素晴らしい雲海が果てしなく広がり、北ア連峰、乗鞍、御岳が雲の海に浮かんでいる。ガスの切れ間から見下ろした朝日に染まるお花松原の紅葉はもう終わっているかのように見えたが、低小木は絨毯のように染まって見えた。チングルマがひと際赤く染まっていた。2349付近のお花松原展望台から全体を眺めるが晩秋の様子だった。一方仙人谷に転ずると谷あいの斜面に最高潮の紅葉がどこかしこに広がっていた。その後北弥陀ヶ原に期待するが、こちらも同様ナナカマドの葉っぱは既に散ってしまって、いつもの坪庭の場所も冬支度が完了という装いだっ...中宮道上部の紅葉

  • 加賀禅定道の紅葉

    紅葉は標高2,000m周辺まで下りてきた。高曇りのせいも有ってか、赤い色が冴えないような気がした。これから紅葉はどんどん里に下りて来るので、鮮やかさを増していくだろう。対面の清浄ヶ原の彩が良かった。加賀禅定道の紅葉

  • 山の法話12 吾心似秋月

    写真は本日、中秋の名月です。灼熱に耐えかねた夏も過ぎ去ればその暑さを忘れ、月夜の冷風に身震いをしています。季節は立ち止まる事をしませんが、人は過ぎ去った事はすぐに忘れ、安定・安心を求め、強制的な変化を拒みます。夏には冷房、冬には暖房、自然とは真逆の事を求めるは、これ人間の性、宿命で有りましょう。吾心似秋月、碧潭清皎潔(わがこころしゅうげつににたりへきたんきよくしてこうけつ)唐の時代の禅僧と言われる寒山の詩で、私の心は中秋の名月に似て、青く澄んだ深い淵のように清らかであると詠んでいます。この漢詩に込められた寒山の境地とは、心は丸く穏やかで、さざ波も立たない深くどっしりとした清らかな深い心であり、これは禅の目指すべき悟りに通ずるものです。夏山に花が咲けばそれを見ようと汗だくになり写真一枚撮って満足し、鳥のさえずりに...山の法話12吾心似秋月

  • 中宮道 上部

    中宮道は登山口へのアプローチ道路であるホワイトロードが土砂崩れのため石川県側が閉鎖されているので、現在ゴマ平から下部は閉鎖されている。しかし北縦走路と絡めて歩けば紅葉の絶景ルートを堪能できる。中宮道は長い縦走路を楽しみたい登山者にとって極上の絶景が至る所に点在している。そろそろ秋の足音が近づいて来ている。間名古の頭からお花松原までのビューポイントの現在の様子を紹介する。中宮道上部

  • 加賀禅定道 上部

    台風10号通過後は天候不順が続いている。高山帯では風は既に秋で雨に濡れれば体温を奪われていくので、防寒対策が必要な季節になった。もう2週間もすれば全体が紅葉に包まれるだろう。暖冬、少雪に続き長雨の7月だったにも関わらず、千蛇ヶ池の万年雪もかなり残っている。釈迦新道は登山口までの土砂崩れ工事のため、長年通行止めが続いているが、今年は七倉辻に通行止め看板が設置されていない。加賀禅定道上部

  • 槍ヶ岳からのご来光を狙って 日々是好日

    過去2回4月に槍ヶ岳からのご来光の撮影をしているので、今回は夏場に3回目を狙ってみた。今回のポイントは白山国立公園の中で最も槍ヶ岳を近くで撮影できる絶景ポイントを三方岩に定めてその時期を伺った結果9月6(日)を割り出し現地に向かった。これは2018/4/13小桜平下よりこれは2019/4/13加賀禅美女岩よりそして今回もと思い現地に向かったが雲は多め、それでも午前5時には穂高連峰から槍まではポッカリ雲が切れていた。何という幸運だろう。期待に胸が膨らむ。手早く撮影機材を2台セッティングする。日の出時刻10分前、あれあれ嫌な予感が。日の出5分前、これはまずいぞ!そしてとうとう槍ヶ岳は雲に呑まれてその背後からのご来光。狙った場所はピンポイントで大正解。日の出10分前までは大成功のシナリオ。しかし雲だけはコントロール出...槍ヶ岳からのご来光を狙って日々是好日

  • 久しぶりの中宮温泉

    2月に発生した土砂崩れの瓦礫が先週ようやく除去されて、一時的に中宮温泉に工事車両に同乗して中宮温泉に行くことが出来ました。梅雨も8月まで降り続く長雨で、湿気によるカビの発生が心配でした。玄関から浴室に続く絨毯の一部にカビが発生しているものの、2階客室は湿気が少なく全くカビも有りませんでした。寝具も大丈夫でした。道路はまた工事のため秋まで通行できなく成るそうです。次は清掃とカビ防止処理をしたり、冬籠りの点検をしたいと思います。建物を通気乾燥させている間に源泉に行って湯温、湯量などを確認しました。(冬期はパイプを源泉で外しているので、くろゆりまでは届いていません)胃腸に良いとされる塩分とミネラルを含んだ独特の味わい。五臓六腑に染みわたりました。温泉も各所で谷側に流れ落ちていて勿体ないことです。(涙)工事が進んで関係...久しぶりの中宮温泉

  • 岩間道上部の眺望

    暑い日々が続いているが、気圧も安定していて風も無い。高山帯では、日陰は涼しいが直射日光は相当堪える。岩間道上部は、これぞ夏山という風景にふさわしい絶景の連続だ。※岩間道は大正10年(1921年)開通。楽々新道は、小桜平分岐まで昭和30年(1955年)に開通したので小桜分岐から七倉辻までを岩間道上部と表記している。小桜平の池塘小桜平避難小屋火の御子峰大汝峰(右上)岩間道上部の眺望

  • 珍しい雲海

    8/22(土)朝、小桜平分岐付近から見下ろす白山市と白川村は見渡す限り全面の雲海に覆われていた。しかし、白川村側の雲海の方がはるかに高く、大笠~笈の間や仙人窟~三方岩の間から雲が滝のように白山市側に流れ込んでくる珍しい現象が観察できた。珍しい雲海

  • 別山-三ノ峰 山は呼ぶ万歳の声

    いよいよ夏山本番!平日でも天気が良ければ、このチャンスを逃すまいとマイナールートでも多数の登山者が訪れている。三ノ峰から別山平まではササの濃い区間で、岐阜縁側荘川の源流カラスノ谷に広がる斜面には所々お花畑が点在する。ニッコウキスゲの密生地別山平も例年の1/10以下のようだ。それでもここ2~3日の日差しで高山植物は彩を取り戻してきた。別山から望む主峰の更に奥には北部の各ピークが居並ぶ。ここからは遠い世界に思える。振り返れば赤い三ノ峰避難小屋が、ちょこんと斜面に張り付いているかのような壮大な風景。何と広大な高山帯を持つ白山であろうか・・・。吹き上げる風は下界の灼熱地獄とは無縁だ。これをこの世の天国と言うのだろう。万歳白山!!!別山-三ノ峰山は呼ぶ万歳の声

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