昨日ランチしてたら、ある地方都市で不幸が合ってでかけたとき、東京から出向いたというだけで白い目で見られた、という話。ある方は家に卵や石を投げつけられたという。GoToキャンペーンも注意しないといけない。”東京=コロナ”」というイメージの連鎖があるらしい。いかにも日本人的だ。俗に言う「村八分」」状態。 ネットの匿名性を利用して炎上させる。そして人を傷つけ”死”に至らしめる、という村八分もある。しかし世界はスケールを変えて村八分状態を演出しようとしているようだ。 フランスに話題が飛躍する。 教師がムスリムの風刺画を生徒に見せたことを腹をたてて信者に殺害される、という事件があってマクロン大統領が反応…
感動で打ち震えて涙が止まらない。 葉室麟さんのことをほとんど知らない中で、幾度か葉室さんの作品を読むにつれ、彼の優しさとぶれない軸のようなものを感じさせてくれる。いまもはや晩年を過ごそうとする身である自分にも、残り少ない命の時間を示してくれるようだ。 この『草笛物語』をひとことで示すなら、巻末の解説を書いている内容麻里子氏の「若い世代に命が続くことをうたいあげた物語」が最もしっくりくる。内藤さんの言われるとおり、この物語の主人公をはじめ、男も女もそれぞれに覚悟を決め、人々の罪を背負う、というまるでキリストがゴルゴダの丘を登るような世界を指し示してくれる。 今さらだが驚いたのは、この作品が『蜩ノ…
かつて見たアカデミー賞作品賞を受賞したアルフレッド・ヒッチコックの『レベッカ』は1940年に公開された映画。もちろんモノクロ映画だったわけだが、意図的にぼやけた映像がこのドラマをどこか見えない重苦しい世界にいざなうものだった。 あれから80年が経過した。Netflix映画が昨日リリースされたので鑑賞した。 レベッカ(字幕版) メディア: Prime Video あの霧の中で展開されたような映像は鮮明な映像となり、映画全体がまるでちがうものとなって再現された。 Rebecca (Music From The Netflix Film) 発売日: 2020/10/23 メディア: MP3 ダウンロ…
3つの展示を一気に見せる豪華な美術館だった。とても満足した。 美術館に行く行為は旅に似ていると思う。 そしてかつて旅した色々な場所が思い起こされる。 瀬戸内海だったり、養老渓谷だったり、飛騨高山だったり、高松、三重の津、佐久島、金沢、豊田市、最近だと横浜とかね。エリアソンの展示で気持ちだけニューヨークや北極に行った気持ちにもなれる。 東京に戻ってくると旅を終えたような気持ちになる。なぜなら東京にいればどんなアートも体験できる。近場の散歩で感動できる。 このアーティゾン美術館もまたそうだ。おそらく初めて寄る美術館だと思う。 もともとはブリジストン美術館。創業者石橋正二郎氏の収集した作品群が始まり…
正式なタイトルは『マンションの老いるショック!』(松本洋著、日本橋出版)である。 分譲マンションを取り巻く環境。それはマンションが”都市化”の代表例という意味で、現状の日本全体を象徴するような内容で興味深い。 バブル期をピークに住宅の資産価値は大きく変化したが、中でも分譲マンションの受けたダメージと変化は大きい。リゾートマンションを例にとれば、売れないだけでなく相続も放棄され持ち主不在の空き家が増えている。さらに温泉付きリゾートマンションに、リゾート目的ではなく実需する居住者が増え、週末に温泉目的で訪れた利用者が混雑した温泉に入れないまま帰る、という事態が象徴的だ。 今年法案が可決された「認定…
映画として優れた作品だった。日本映画は衰退の一途を邁進し加速させているが、このドキュメンタリーという分野である種の可能性を残しているように思える。 これは素晴らしい映画だった。日本映画だ。プロデューサーは大島渚監督の次男大島新氏。感動で涙が止まらない。『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』。 ムヒカを題材としたドキュメンタリーはいくつか作らているが、これは日本人をターゲットにしている。 映画としての感想はほかのブログに書いたので、ここではムヒカが主張する物質社会への問題提起を題材にしたい。 2012年の国連の議題は「人間はどうしたら、これからも発展しながら地球環境を守っていけるのか…
東京に戻ってきて心から嬉しく思うことは、アートに接する機会に恵まれていることだ。展示が充実していることもさることながら、その空間も楽しめる。たまに一人で過ごす時間もまた空間とともに永遠を感じさせる。 竹橋の国立近代美術館に向かい終わり間近のピーター・ドイグ展を鑑賞。 とても充実した時間だった。 ピーター・ドイグという画家がどういう人物か全く予備知識もなく鑑賞したのだが、よくよく考えてみると”画家”という存在は稀有に等しくなってきた。現代美術のトレンドは三次元的な作品やインスタレーションなどに偏りが生じている。我々がアートに没入した1980年代はパフォーマンスの時代。 その意味でこのピーター・ド…
少し前に従兄弟と再会して久々に食事したら、親の面倒が大変だと言っていた。お互いの祖先を同じくする者同士、慰め合うような話題になった。しかも彼は、奥さんにお父さん(自分からすると叔父さん)の世話をさせている引け目がある。 彼には弟と妹がいて、近くに住んでいるらしいのだが、叔父さんの面倒を誰も見ないので、彼の奥さんにお鉢が回ってきた。施設に入れることも考えているらしいが、コストもかかるし大変だ。 もともと従兄弟が転職するというので、身元保証人になってほしいという依頼からの再会になって深刻な話題を改めて知らされたのだ。 彼と彼の弟妹とはいとこ同士なので、正月など家族が大勢集まるときによく遊んだものだ…
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