米国東側の某都市に在住して早十数年。洋書を和書に近いスピードで読めるようになりたくて奮闘中。読書の感想、本の情報、読書を通して学んだ英語などを綴っています。
「すごい! くぎづけ! 必読本!もう眠れない!」・・・洋書のカバーに踊る宣伝文句「Blurb」が嫌われ過ぎ
現在、2021年のエドガー賞(ミステリ小説界のアカデミー賞みたいな賞)の最終候補作品6作全部を原書で読破しようと頑張っている。 その中の一冊の表紙が目を引いた。 イアン・マキューアンのお褒めの言葉が表紙に!! マキューアンと言えば、(特に英語で読むと)5分以内の快適な入眠を約束してくれるザ・純文学な大御所先生。なぜマキューアンが、こんなどこの馬の骨とも知れない(失礼)インドの作家のミステリ小説に推薦コメントを?? 表紙でマキューアンの名が浮いている。いやそれにしても、マキューアン、あなたは真剣に薦める気があるのか?「A brilliant debut.」 たったの三単語。やる気が感じられない。…
これからご紹介する洋書の数々・・・英語が苦手、もしくは全然わからない方でも最後まで読めますよ。 だって英語が書いていないから!! そうです、今回取り上げるのは「Wordless Picture Book」と呼ばれるジャンルの洋書です。言葉を一切使わず、絵だけでストーリーを表現することに挑戦している本たちです。 なんだ絵本か~とバカにしたあなた。一度、Wordless Picture Bookの世界を知ったら、そのミニマルかつ深遠な世界にはまります。はっきり言って芸術です。高尚です。子供の読み物と思ってはいけない。これらの本を鑑賞することと美術館に絵を観に行くことと何が違うというのか。 言葉に頼…
【本棚探偵 第三弾】アマンダ・ゴーマン、ジェーン・グドール博士、ダニエル・カルーヤ、ジャレッド・レト
有名人の本棚を勝手に解析する本棚探偵、第三弾。 なんかコロナが落ち着いてきた(アメリカ基準でね)せいで、自宅の本棚の前からリモート中継出演してくれる有名人が少し減って、従来のスタジオでの出演に戻ってきている感じ。いいことなんだろうけど、本棚探偵としては寂しい・・・。 憧れのあの人の本棚が見られるのも今だけかも? ということで、楽しみましょう!! 今回は、以下の4名の御方々の本棚を探偵しました。それぞれのお方の人となりが出ている本棚です。 アマンダ・ゴーマン アマンダ・ゴーマンさん、PBSの番組出演映像より 今、アメリカで一番勢いある女の子の一人。 これまでもすごかったとは言え、バイデン大統領の…
Z世界大戦の生存者たちのインタビュー集・・・新しい形式のゾンビ文学『World War Z』(by Max Brooks)
中国で発生した謎の疫病。 必死の隠蔽工作を繰り広げる中国。疫病はあっという間に各国を巻き込んだパンデミックに。しかし、人類はそのあまりにも常軌を逸した疫病を、自分の身に脅威が本当に迫ってくるまでどうしても現実的にとらえることができない。大国アメリカは、軍事力をはじめ世界最高のリソースを誇りながらもトップが無能でそれを使いこなせず、脅威の前になすすべもなく屈するという体たらく。その時、イスラエルは、ロシアは、南アフリカは、キューバは、そして日本は・・・? コロナ危機を記録したノンフィクション・・・・・・ではなく、これは米国人作家マックス・ブルックスによる2007年刊行の小説『World War …
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