米国東側の某都市に在住して早十数年。洋書を和書に近いスピードで読めるようになりたくて奮闘中。読書の感想、本の情報、読書を通して学んだ英語などを綴っています。
スティーブン・キングの自伝+小説教本 クドい!でもそこがいい『書くことについて』(スティーヴン・キング)
英語版『On Writing』より 本書のなかで、私はいかにして「書くことについて」の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。 (『書くことについて』前書きより) What follows is an attempt to put down, briefly and simply, how I came to the craft, what I know about it now, and how it’s done. (『 On Writing: A Memoir on the Craft』) 簡潔・・・こ、これで!?…
オバマさんもおすすめ、現代の若い世代の恋愛を丁寧に見つめた小説『Normal People』(by Sally Rooney)
I don’t know what’s wrong with me, says Marianne. I don’t know why I can’t be like normal people. (snip) I don’t know why I can’t make people love me. I think there was something wrong with me when I was born. (from Normal People by Sally Rooney) 自分の何がおかしいのかわからない、マリアンは言う。どうして普通の人たちみたいになれないのか。(中略) どう…
アメリカの小説家/元出版エージェントによる小説の書き方ガイド『How to Write a Novel』(by Nathan Bransford) 第三回
『How to Write a Novel』の電子版より 前回に続き、小説の書き方ガイド『How to Write a Novel』に関するエントリ第三回目です。How to Write a Novel: 49 Rules for Writing a Stupendously Awesome Novel That You Will Love Forever作者:Nathan Bransford出版社/メーカー: Nathan Bransford発売日: 2019/10/09メディア: ペーパーバック
アメリカの小説家/元出版エージェントによる小説の書き方ガイド『How to Write a Novel』(by Nathan Bransford) 第二回
『How to Write a Novel』の電子版より 前回に続き、小説の書き方ガイド『How to Write a Novel』に関するエントリ第二回目です。How to Write a Novel: 49 Rules for Writing a Stupendously Awesome Novel That You Will Love Forever作者:Nathan Bransford出版社/メーカー: Nathan Bransford発売日: 2019/10/09メディア: ペーパーバック
アメリカの小説家/元出版エージェントによる小説の書き方ガイド『How to Write a Novel』(by Nathan Bransford) 第一回
一月も気が付けばもうすぐ半ば。あちらこちらのブログで皆さんの実にいろんな新年の抱負を見かけました。しかしどれも意外なほどまともで、「鼻からうどんを食べてギネスに載ります」とかぶっとんだものは皆無。世間の皆さんの良識に安堵すると同時に、「匿名ブログなんだから、もっとここでしか言えない秘められた抱負とか書く人はいないわけ?」と思ったりもしました。 というわけで私の抱負を書きます。
あの時、別の選択をしていたらもっと良い人生があったのだろうか?『Dark Matter (日本語版題名:ダーク・マター)』(by Blake Crouch)
愛され、待たれながら、毎日家に帰ってくる人たちがいるのはなんという奇跡だろう。 私はいつでもそのありがたさをわかっていると思っていた。しかし、ここで寒さの中で座っていると、それを当たり前と思っていたのが分かる。そういうものだろう? 自分が手にしているもの、それらすべてがどれだけ危うくかつ完璧な状態にあるかなど、覆されるまでは知る由もないのだ。 (ブレイク・クラウチ著『ダーク・マター』より) What a miracle it is to have people to come home to every day. To be loved. To be expected. I thought I…
毎年末恒例、オバマさんによるその年のお気に入りの本のリストが発表されました。 全17冊+スポーツファン向けにおまけ2冊。結構私が読んでる本が多くて嬉しかった・・・わけはなく、まったくもって一冊も知りません! タイトルと著者名を見てもなんのこっちゃなので、一挙19冊、簡単に調査して解説を載せました。
2019年にバズって大ベストセラーになったサイコサスペンスは、愛と復讐の美しい物語『The Silent Patient(日本語版題名:サイコセラピスト)』(by Alex Michaelides)
Her silence was like a mirror—reflecting yourself back at you. And it was often an ugly sight. 彼女の沈黙は、あなた自身をあなたに向けて映し返す鏡のようだった。そしてそれは、しばしば醜い姿だった。 『The Silent Patient』アメリカ版の表紙、英国版と少し違う 2019年の英語圏のサイコスリラー/サイコサスペンスの「この一冊」と言ったら、この本で決まりでしょう。実に売れました。
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