chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ちょっと山城に(正規運用版) https://kurokuwa.hatenablog.com/

中世城郭をメインとしたお城の紹介ブログです。山城・藪城そんな地味な土の城ばかりですがそれが面白いというマニアックな方は大歓迎です。ちょっと興味があるな、という人もどうぞお越し下さい。登り口や駐車場も判り易く載せているつもりです。

黒鍬
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/09/17

  • 沖山の塁 (東京都 板橋区) 武蔵野に残る中世城郭2

    沖山の塁 訪問 2022年12月 駐車場 無し 案内板 無し 「武蔵野に残る中世城郭」 2回目は詳細不明な城郭遺構「沖山の塁」です。 こちらは既出の「東京都の中世城郭」に掲載された中世城郭遺構で城の来歴は不明。 荒川を望む崖線を利用ており、遺構としてはやや埋没した空堀等が見られるのみで郭の遺構は確認されていないようです。 防禦線のみの遺構である為か「お城」を名乗らず「塁」と呼称されてます。 沖山の塁(赤塚公園)に残る崖端地形。 今回は、なかなかの激シブな物件です。 公園に僅かに残る地形だけを見てそれが城郭遺構と気付けるか? その 眼力を問われます?? ちなみに 私は全然駄目でしたが 今回は、掲…

  • 天神山城 (東京都 三鷹市) 武蔵野に残る中世城郭1

    天神山城 訪問 2022年11月 駐車場 無し 案内板 有り 今年のテーマは都内の城郭? またしても都内編です。 遠征が減っている代わりに近場の訪問が増えるのが最近の傾向ですね。 今回から都内武蔵野台地に残る城郭遺構をまとめて紹介します。 武蔵野台地は多摩川が作り出した広大な扇状地で現在その多くが住宅地として開発されています。 一見フラットに見える武蔵野台地ですが、荒川や多摩川が削り出した崖端地形や、中小河川の浸食作用による谷戸など意外に変化に富む地形も併せ持ちます。 紹介予定の中世城郭も、その台地を削り出す浸食地形を上手く利用し築かれいます。 さて、初回にあたる「天神山城」も例外ではなく仙川…

  • 檜原城 (東京都 檜原村) 都内に残る境目の城

    檜原城 訪問 2022年10月 駐車場 有り(麓の吉祥寺) 案内板 有り 西多摩郡 檜原村 島嶼部を除く都内に残る唯一の「村」である檜原村。 山を越えれば山梨県という山間部に位置する山村ですが、ここにもいい山城が残っています。 観光なら「払沢の滝」、バイク好きには「奥多摩周遊道路」などで有名な檜原村ですがお城好きならば山城を目指す訳です。 檜原城主郭背後の切岸と堀切 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ 武蔵五日市駅方面から都道33号を道なりに進み、村役場のある集落まで進むと正面に檜原城の築かれた険しい山容が見えてきます。 目立つので檜原村に行った事がある人ならほぼ必ず見ているであろう山中…

  • 八王子城 主郭北麓  11 まとめと 氏照墓所の背後 編

    八王子城 主郭北麓 10 最終防衛線 高丸 編 の続きと参ります。 八王子城 主郭北麓編 のまとめ回です。 初回で8回程度になりますと書きながら今11回目。 妄想力が予想以上に増殖してました。 前半は、全体のまとめと縄張りの考察(妄想) 後半は、城主「北条氏照」公の墓所を訪問します。 所で このブログを見て主郭北麓に行ってみたいと思う人・・ 果たして存在するか不明ですが、実在したらツチノコ並みの激レア趣味人に違いありません(一応褒め言葉のつもりです) 紹介したルートは全体的に整備状況が悪いのでツチノコさんにも諸手を挙げてお勧めできるものではなく そこで 一般の登山道からアプローチできるポイント…

  • 八王子城 主郭北麓  10 最終防衛線 高丸 編

    八王子城 主郭北麓 9 最終防衛線 無名曲輪 編 の続きと参ります。 無名曲輪の次は 八王子城 「高丸」編です。 いつもと同じように番号順に紹介します。 「高丸」へは一般登山道を麓から本丸を目指すのが最短です。 「金子曲輪」の稜線を辿り「柵門跡」を過ぎると九十九折れが続きます。 九十九折れが稜線に乗った先に「高丸」の案内板があります。 いつもの縄張り図的な図にも登場してもらいます。 九十九折れの途中で撮影した「高丸」曲輪 主要部 八王子城主郭部と連なる主尾根上の小ピークを中心軸に普請されてます。 登りきると 1 の地点 高丸 この先危険 ここが高丸の入口案内。 高丸は北東方面へ延びる支尾根上を…

  • 八王子城 主郭北麓  9  最終防衛線 無名曲輪 編

    八王子城 主郭北麓 8 本丸背後の搦め手口 編 の続きと参ります。 最終防衛線などと大仰なタイトルですが 「無名曲輪」と「高丸」の紹介です。 両郭共に八王子城主要部に隣接する小ピークに普請された郭で「無名曲輪」が主要部南西、「高丸」が北東に配されてます。 尾根道から主要部に迫る寄せ手から主要部を守る最後の郭となります。 この辺りの郭の配置は「津久井城」との共通性も感じますが、それはまた機会があれば。 一旦紹介エリアの地図を 今回は1~6の番号を振った「無名曲輪」を 次回「高丸」の紹介とします。 縄張り図的な図にも登場してもらいます 立地は「馬冷しの大堀切」の東隣。 「西方堡塁群」が失陥した後は…

  • 八王子城 主郭北麓  8  主郭北麓 本丸背後の搦め手口 編

    八王子城 主郭北麓 7 水汲みの谷津・水平道 編 の続きと参ります。 「水汲みの谷津」を後にし「棚沢の滝(上)」から尾根上の作業道を辿り八王子城本丸搦め手に迫ります。 ではルート図を、番号順に紹介します。 本丸を含む主郭部の北麓側にも2本の水平道が通されてます。途中水平道に寄り道して、北麓側の遺構も探ります。 北麓側の尾根には名前がないので便宜上西から尾根1~3と呼称する事にします。 段郭が多数普請されると思しき「尾根1」を辿ります。 「尾根1」は登りきると本丸背後に到達します。 1 「棚沢の滝(上)」から「尾根1」に取り付きます。 稜線に出るまでは虎ロープのガイドが敷設されてます、ここは斜度…

  • 八王子城 主郭北麓  7  西方堡塁群 水汲みの谷津・水平道 編

    八王子城 主郭北麓 6 西方堡塁群 堡塁群~詰め城まで 編 の続きです。 ではルート案内から ・前半は 「横沢の滝」(西方堡塁群先端)から尾根を登らずに巻いて稜線東側を辿るオレンジ色のルート。 ・後半は 「水平道1」「水平道2」の東側ルート。 「水汲みの谷津」と呼ばれる谷地を巻きながら「馬冷の大堀切」へ至ります。 ①~[4]の番号順に紹介します。 縄張り図に重要な滝と地名を落とし込みました。 では早速 前半スタート 「横沢の滝」を後にして巻き道を辿ります。 稜線側を見上げて撮影。 岩盤は見えますが、こちら(東側)に石積み遺構は見当たりません。 東側 支尾根上に残る段郭 しばらく進むと ルートは…

  • 八王子城 主郭北麓  6  西方堡塁群 堡塁群~詰め城まで 編

    八王子城 主郭北麓 5 堡塁北部・水平道1 編 の続きと参ります。 「水平道1」との交点から 西方堡塁群の稜線を辿り「詰め城」と呼ばれる大堀切後背の堡塁までの紹介です。 縄張り図再びからの 今回のルート紹介です。 上側の水平道(水平道2)から詰め城までの稜線だけは緑ラインの険しいルートと評価してます。 理由は後半で触れます。 今回のルートに関しては 石積み遺構のハイライトと言うべき稜線なので、複数回の訪問画像の掲載の形になります。 順不同もあるかと。 稜線をひたすら登ります。 右側には延々と崩落した石積み遺構が続きます。 前回紹介した尾根鞍部に到達 石を積み上げて鞍部を埋め立ててますね。 尾根…

  • 八王子城 主郭北麓 5 西方堡塁群 堡塁北部・水平道1 編

    八王子城 主郭北麓 4 横沢の滝・堡塁末端部 編 の続きと参ります。 西方堡塁群の北端尾根に取り付いた所から再開します。 縄張り図には新たに曲輪名と伝承地名等を追記しました 図左上の「尾根鞍部」は後半で紹介します。 紹介ルートをオレンジ線で加筆 「西方堡塁群」の稜線には水平道が2本直交します。 仮称で下の道を「水平道1」、上を「水平道2」と呼称する事にします。 今回は、稜線北端部から「水平道1」を西に突き進む回です。 では早速続きと参りましょう。 ※この先は特に保存状態の危うい遺構が続きます。 興味を持って訪問する時は、絶対に遺構を傷つけないようにお願いします。 小石一つも動かさずに(位の気持…

  • 八王子城 主郭北麓 4 西方堡塁群 横沢の滝・堡塁末端部 編

    八王子城 主郭北麓 3 棚沢の滝(下)編 の続きと参ります。 ひとまず状況説明です。 前回登場した「棚沢の滝(下)」に加えて新たに「横沢の滝」が登場します。 ここでルート紹介も再び登場して 今回取り上げる範囲は四角エリアに絞ってます。 「細久保谷」最奥部を塞ぐ「棚沢の滝(下)」から「西方堡塁群」北端部を目指します。 更に拡大してオレンジ線で登攀ルートを、滝を白い線で加筆。 では 説明はこのくらいにして 早速 前回紹介した「棚沢の滝(下)」を登りましょう。 もちろん無謀な滝登りではなく 右側にピンクリボンが続くルート設定があり 登れるといえば登れる・・ ここは緑色の難易度ルートです。 明確な踏み…

  • 八王子城 主郭北麓 3 搦め手からの奇襲ルート辿る 棚沢の滝(下)編

    八王子城 主郭北麓 2 清龍寺滝編 の続きと参ります。 搦め手奇襲部隊が通り抜けたと伝わる「細久保谷」に向かいます。 清龍寺滝の分岐まで一旦戻り、正面のルートを進みます。 付近の縄張りに そしてルート案内。 図 右上の 3-1 ~ 3-4 までの番号順に紹介します。 3-1 清龍寺滝の分岐点から十数メートルで再び分岐点が現れます。 左手の「八王子城山」方向が正規の登山道ですが、右側の作業道を進みます。 作業道側には案内は出ていません。 一応矢印にて 右ルートはちょっと薄暗く入り難いのですが・・ 思い切っていざ。 若い植林地の中を通り抜けます。 最近枝打ちされて日差しが入ってきますが、以前 ↓ …

  • 八王子城 主郭北麓 2 搦め手からの奇襲ルート辿る 清龍寺滝編

    八王子城 主郭北麓1 導入編 の続きと参ります。 この回だけは八王子城とは直接の関連はないですがよろしくお付き合いください。 では標識に従って「清龍寺滝」に向かいます。 マップに「清龍寺滝」の位置を落とし込みました。 赤い作業道をマップの上から南下します。 また清龍寺滝は八王子城とは尾根1本挟んだ位置関係にあたります。 道はやや踏み跡が薄く渡河もあります。 ピンクリボンの目印もあるのでまぁそれなりの整備状況じゃないですかね? で ここは川を渡る時に一度振り返りましょう。 足元に石積みの遺構があるので。 その先、川沿いの細く狭い僅かな平坦地に石積み遺構が現れます。 これは「清龍寺」跡の何らかの遺…

  • 八王子城 主郭北麓 1 搦め手からの奇襲ルート辿る 導入部編

    八王子城 主郭北麓 1 搦め手からの奇襲ルートを辿る 導入部編 訪問 2022年3・4・6月 2023年1・1・8・12月 2024年1・3月 既に幾度も紹介してきた「八王子城」の紹介に戻ります。 今回の主郭北麓編は八王子城の縄張りと落城の経緯についての核心部分編と言うべき、本丸背後から西方堡塁群を含む、北~西側「搦め手」側の遺構紹介となります。 登山道が未整備で訪問者は極めて稀な一帯ですが、反して遺構の残存状態は良好かつ内容も素晴らしい。 と、言う事で短くまとまり切れず8回位の長編になりそうです。 八王子城は、力攻めによって落城し(実は結構珍しいかも)戦闘経過が比較的伝承された城郭になります…

  • 棒道 (山梨県 北杜市) 戦国の軍用道路

    棒道(上の棒道) 訪問 2022年 8月 駐車場 有り(甲斐小泉駅前) 案内板 有り 「新府城」紹介編からやや強引に繋げてますが、武田信玄が軍用道路として整備したと伝わる「棒道」ぼうみち の紹介編です。 読み方は「ぼうみち」なんですね、「ぼうどう」かと思ってましたが。 棒道について現地の案内板の紹介を載せておきます。 棒道 「棒道」とは、戦国時代の甲斐の武将武田信玄(1521~1573)が、北信濃(長野県長野盆地)攻略にあたって、最短の道として開発した軍用道路と伝えられています。 八ヶ岳の西麓をほぼまっすぐに通じていることから、「棒道」と呼ばれてます。 「棒道」には上中下の3筋があり、小荒間地…

  • 新府城 の まわりだけ再訪

    「能見城」を訪問したならば「新府城」にも立ち寄るのが正しい? ように思えて12年振りに少しだけ再訪しました。 実際は新府城真横の県道17号(七里岩ライン)を甲州街道の抜け道として利用してたので、通る度に復元工事の様子は見ていましたが。 今回は少しだけの訪問なので、側(外部の堀だけ)の見学です。 詳細はごく初期の新府城の記事を参照してください。 kurokuwa.hatenablog.com kurokuwa.hatenablog.com 新府城 北側水堀と低湿地跡 一応グーグル先生も載せます せっかく新旧の画像があるので 2010年と2022年の写真を並べてみましょう。 こちらは現地の案内 新…

  • 能見城 (山梨県 韮崎市) 新府城の北方防衛ライン

    能見城 訪問 2022年 8月 駐車場 無し(付近あり) 案内板 無し 山梨のあまり知られてない城郭の紹介です。 能見城は、武田勝頼が築いた「新府城」北方約1キロに位置し、新府城北方の防衛ラインの一翼を担ったと伝わります。 穴山駅前から「能見城」を見上げる 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ 県道17号(七里岩ライン)の旧道沿いに、能見城の築かれた「流れ山」は存在します。 こちらは同じ能見城を国土地理院地図の「陰影起伏図」で現したもの。 一見すると天然自然の独立丘に見える「能見城」ですが、夥しい数の人工的な段々によって地形は改変され尽くされた様子が判ると思います。 形状から耕作地化の跡に…

  • 葛西城 (東京都 葛飾区)

    葛西城 訪問 2022年8月 駐車場 無し 案内板 有り 環七の下に眠る戦国の巨大城郭 再び都内のお城紹介です。 今回のお城は葛飾区の葛西城。 国府台合戦など関東戦国史に於いて度々登場する葛西城ですが、開発によって今日では遺構と呼べる遺構は残っていません。 冒頭から興味を引かせる事 書いてますね・・ 中川堤防より 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ 環七と日光街道が交わる「青戸の陸橋」と言えば、判る人が多いでしょう。 そんな交通量の地下に中世城郭が眠っているのは案外知られてない事実かもしれません。 さて 葛西城の歴史については現地の案内板を転記しましょう。 葛西城 葛西城は中川右岸に沿っ…

  • 三階城 (茨城県 鉾田市)

    三階城(安房城) 訪問 2022年 1月 駐車場 無し 案内板 有り 名は体を表す 3階建ての三階城 実験的に前回の神明城から冒頭にサブタイトル的な物を入れてます。 今回も茨城のお城紹介ですが 2階でもなく3階です。 妙な名前ですが別名「安房城」とも呼ばれるようです。 三階城の名前の由来は現地を歩き廻ればすぐに理解できます。 名前のまま3階建ての縄張り。 小さな独立丘に3段の立体的な縄張りを持ちます。 広義の意味で「円郭式」に含めてもいいでしょうし、立体円郭式と呼んだ方が三階城の縄張りを表すにはふさわしいかもしれません。 三階城 堀底道 場所はグーグル先生を参照ですが やや入口が分かり辛いので…

  • 神明城 (茨城県 行方市)

    神明城 訪問 2022年1月 駐車場 無し 案内板 無し じゃない方「武田氏」の城郭 神明城 2022年の正月休みを利用した茨城県北部遠征編に移ります。 さて 初回の神明城は、武田氏の築城と伝わります。 武田氏と言えば武田信玄、甲斐武田氏が余りにも有名 と 言いますか 一部マニアを除いて他の武田氏の知名度は地元を除けばほぼゼロでしょう。 ja.wikipedia.org 甲斐国以外にも武田氏系列は全国各地に土着しており 主なじゃない方の武田氏は 若狭武田氏 安芸武田氏 関東なら 「武田信長」という何とも覚えやすい名前で有名な上総武田氏 この辺りが比較的有名ですが 茨城北部に土着した常陸武田氏と…

  • 沢山城 (東京都 町田市)

    沢山城(三輪城) 訪問 2022年5月 駐車場 無し 案内板 無し 引き続き、都内町田市の丘陵地帯に残る中世城郭を一つ紹介します。 「三輪城」とも呼称されるようですが紹介中は「沢山城」(さわやま城)で統一します。 城の歴史について 幾つかの説はあるようですがいずれも伝承の域を超えるものはなく、今回は割愛します。 その分 お城に行って、ありのままの遺構を見て あれこれ妄想しましょう。 沢山城(三輪城)主郭部の七面大明神 今回もグーグル先生に登場願います 周辺環境が判るよう画像データ仕様で表示してます。 周囲は新興の宅地開発が進みつつありますが、古い集落や畑地・林地などの自然環境も多く残る地域です…

  • 小野路城・奈良ばい谷戸(町田市)2

    では 小野路城・奈良ばい谷戸1 の続きです。 地図に再登場して頂き 余湖さんのHPからの縄張り図にも再登場してもらいます。 井戸の脇を過ぎて、「郭1」の東側を目指します。 井戸側から見上げた「郭1」の稜線上の段郭 井戸北側を見下ろして撮影。 前回触れた小野路城テーブルマウンテンに築かれた説の説明用に撮ってます。 実は、崖地形は基本的に藪々で写真で伝わるアングルはほぼありません。 こちらは「郭1」東側の緩斜面。 ほぼ自然地形と思わるやや傾斜した平坦地。山城でこれだけのスペースが確保できるのも小野路城の特色でしょう。 そのまま東側に歩くと左手に分岐があります。 直進は東側の尾根道へ続きます。 一旦…

  • 小野路城・奈良ばい谷戸(町田市)1

    小野路城 ・ 奈良ばい谷戸 訪問 2022年3月 駐車場 無し(隣接小山田緑地P利用) 案内板 無し 奈良ばい谷戸に残る山城遺構 年始早々から継続連載した八王子城シリーズではマニアック度が振り切れてしまったので一旦、他の東京都のお城紹介に戻ります。 今回は 多摩丘陵に残る貴重な山城遺構「小野路城」と 周囲の「谷戸地形」に残る貴重な自然環境も併せて紹介していきます。 では 簡単に小野路城の歴史を・・ 紹介したいのですが、ここも山城あるあるで詳しい経歴が不明な城郭です。 「東京都の中世城館」によると 文明9年(1477年)3月頃、長尾景春の乱に際して扇谷上杉氏が「小山田」に拠点を構えたとあり、小山…

  • 八王子城 主郭南西側尾根縦走 2

    ではでは 八王子城主郭南西尾根縦走1 の続きと参ります。 では現地模型に再び登場して頂きまして 3の小ピークを過ぎて 4 の熊笹山に向かう所から再開です。 緩斜面を登って 登りきると平坦地。 尾根幅も広く 郭状地形とも言えなくないかも・・ ここは「何でも遺構に見える病」による典型的な妄想かもしれませんが。 4 熊笹山と呼ばれる小ピークを登ります。 熊笹山は名前そのまま笹に覆われ、緩やかな丸みを帯びた山容です。 今回は、ピークを目指さずに巻き道を利用して山腹の遺構を確認します。 巻き道から撮影した山腹の様子。 人為的な地形の改変はちょっと判りません。全体的に緩やかな勾配が続くだけ。 熊笹山から南…

  • 八王子城 主郭南西側尾根縦走 1

    八王子城 主郭 南西尾根縦走 訪問 2022年 5月 また八王子城のマニアックエリア紹介と参ります。 こんなニッチなジャンルで更に需要の低い中身ですが・・ 今回のルートは 太鼓郭尾根の最終大堀切 → 南西部尾根 → 熊笹山 → 富士見台 → 伝天守前の大堀切 です。 それ八王子城? となりそうですが・・ 八王子神社のある主郭部から谷筋を隔てた外周部を巡るルートで、ほぼ八王子城の見学とは認識されない稜線の縦走回です。 すれ違う人も日帰りハイカーばかりですし。 そんな稜線ですが 竪堀状の斜面の溝状地形や 稜線上に郭のような平坦地があったりと 注意深く観察すると城郭遺構っぽい??地形 が幾つも見られ…

  • Yahoo!ブログ時代の記事を直しました

    年末年始の休みを利用して、少しづつYahoo!ブログ時代の記事訂正をしました。 今回はその報告です。 主な訂正点は ↓ これ、地図リンクの変更。 Yahoo!ブログ時代の記事では、旧Yahoo!マップを埋め込みましたが現在の表示はこのような有様。 左下の「詳しい地図で見る」をクリックすると、現行Yahoo!マップのそれらしい地点には飛びますが精度がイマイチで地図案内としては不満の残るものでした。 それで今回 グーグルマップへの置き換え作業をして このようになりました。 グーグルマップなら見やすいし訪問もしやすい ただ地形高低差に関しては判り難いのがマイナスポイントですかね。 旧Yahoo!マッ…

  • 八王子城 御主殿の滝とその奥に潜む遺構 2

    「1」の続きと参ります。 今回の「2」は 御主殿の滝の背後からスタートします。 八王子城 主郭直下の竪堀? 遺構 また陰陽図に登場してもらいます。 2022年12月訪問が オレンジライン 2023年5月訪問が 赤ライン まずは 2022年12月分から 御主殿の滝を背にして城山林道を奥へ進みます。 林道と城山川は画像中央で直交して、林道左手が御主殿の滝側。 画像右手の城山川は土砂の堆積により枯れ沢になっています。 やがて林道終点の追分に到着。 このルートと貯水池の件は、以前掲載した 「八王子城主郭南西部編の3」 でも少し触れています。 kurokuwa.hatenablog.com 南西部編では…

  • 八王子城 御主殿の滝とその奥に潜む遺構 1

    八王子城 御主殿の滝・城山林道奥の遺構 訪問 2022年12月 2023年 5月 駐車場 あり 案内板 あり 八王子城の一般旅行者が行かない所シリーズを再開します。 需要は少ないのは判ってますが、まぁまぁいつものマイペースなのでご容赦下さい。 今回は、八王子城に行く人ならほぼ必ず見るであろう北条氏照の居館(御主殿跡)と復元曳橋 を通過して その奥には何があるのか?? の深堀り回です。 よくあるアングルの写真です。 このまま曳橋を渡って御主殿に行くのが一般的ですが 天邪鬼なので 行きません。 橋の下を流れる「城山川」に降ります 今回の「1」では 曳橋の下、城山川から御主殿の滝 次回の「2」では …

  • 年頭の挨拶 令和6年

    謹んで新春のお慶び申し上げます 予約投稿なので 実は2023年に書いてます・・・ 津久井城より津久井湖を望む 旧年中マニアックな当ブログに訪問してくださった皆様 本年もマイペースで続けて参りますので引き続きよろしくお願いいたします 毎年年末に「今年の訪問城郭紹介」をしていたので ここで簡単に触れておきます。 2,023年は近場の再訪が多かったですね、あまり活発とは言えない1年でした。 2,023年訪問記録 1月 八王子城 東京都(何度目か不明) 津久井城 神奈川県 2度目 何度目になるのか八王子城・・西方堡塁群の石積遺構 4月 滝山城 東京都(何度目か不明) 八王子城 東京都(何度目か不明) …

  • 鶴が渕城 (栃木県 日光市)

    鶴が渕城 訪問 2021年11月 駐車場 なし 案内板 あり(縄張り図なし) 鶴が渕城 美しい紅葉と共に織りなす山間部の秘境 タイトルを「AI様」に言わせると・・こうなります ブログ編集機能に実装された 「AIタイトルアシスト」 が、お勧めしてくれたタイトルの一つを載せてみました。 なるほど最近のAIは極めて優秀・・・ 私よりもセンスありますネ 訪問者も増えそうな。 まぁ、結局いつものような無骨タイトルにしちゃいましたが 男鹿川と紅葉と鶴が渕城 お城の紹介の前に 鶴が渕城を含む(山城)の遺構の多くは戦国時代無数に築かれ、用済みになれば打ち捨てられ現在に至ります。 戦国時代の開始は一般的に146…

  • 野沢城 (栃木県 那須塩原市)

    野沢城 訪問 2021年11月 駐車場 無し 案内板 あり(縄張り図なし) 今回から久しぶりの栃木県北部編となります。 初回は、アクセスしやすい県道沿いの城跡野沢城から シンプルな縄張りながら要害性を感じる野沢城の遺構と、主郭部の箒根神社を一挙に見学できるお得? な城郭遺構です。 野沢城主郭部 箒根神社社殿 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ グーグルの案内では、箒根神社 となってますが、これは野沢城主郭部に箒根神社があるため。 ひとまず訪問するなら箒根神社を目指しましょう。 城は、箒川沿いの河岸段丘の舌状台地を利用して築かれています。 入口は県道沿いのここ 箒根神社参道の石灯籠が目印 …

  • 横瀬 根古屋城 (埼玉県 横瀬町)

    横瀬 根古屋城 訪問 2023年 10月 駐車場 無し 案内板 あり 古御嶽城の次の城郭紹介ということで前回少し触れた横瀬 根古屋城編と参ります。 本来は訪問順に紹介してるので、今回は珍しく最近の訪問記録のアップになりますね。 今回 城の名前を 横瀬(半角スペース)根古屋城 と表記します。 現地案内板には横瀬は付かずただの 根古屋城 と書かれているので 本来は「根古屋城」 と紹介すべきでしょう が 横瀬 根古屋城麓から見える武甲山 ただの根古屋(根小屋とも)城と紹介すると 日本全国 根古屋城 の数が多すぎ問題 に直面するので 今回は枕詞のように根古屋の前に「横瀬」をつけて他の根古屋城と判別で…

  • 古御嶽城 (埼玉県 横瀬町)2

    では 古御嶽城1 の続きと参ります。 前回はほぼルート紹介で終わってましたが・・ようやくお城に入ります。 では初めに 簡単に縄張りを落とし込んでみました。 至ってシンプルな縄張りですね。 技巧性が・・虎口が・・とか 気にしなくていい縄張り。 そもそも 天然の岩壁で大抵は何とかなりそうですし。 ところで 岩壁をよじ登る最中の写真はありません。 ロッククライミング程ではなくとも撮影する余裕はなし、ただ素人でも登れるものの決して推奨はできない。 そのくらいの難易度です。 では岩壁を過ぎた所から再スタート 岩壁の先はすぐに郭ではなく、しばらく尾根沿いの岩稜帯になります。 石碑はこの先、益々増えます。 …

  • 古御嶽城 (埼玉県 横瀬町)1

    古御嶽城 訪問 2021年11月 駐車場 なし 案内板 なし 久しぶりに通常営業に戻ります。 さて今回は埼玉県は秩父地方の山城の紹介です。 今回訪問したのは古御嶽城ですが、本来の目的は近傍にある横瀬根小屋城でした。 横瀬根小屋城は秩父地域でも比較的著名な山城遺構ですが、折角秩父界隈まで出かけるならその支城との伝承がある古御嶽城もついでに見ておこう と 本命の前に訪問した次第です。 結果的には、古御嶽城だけの訪問で時間切れになり横瀬根小屋城の訪問は後日となっています。 そのあたりの経緯は最後にさらっと触れますが、個人的な主観で言えば本命よりもこちらの古御嶽城の方が好みですかね。 城の歴史について…

  • 平瀬城南支城と山城整備の妄想

    ご無沙汰の更新です。 数えてみたら約4か月振りです。 特に何かあったわけではありませんが、引っ越しを伴う人事異動からの・・引継ぎやらなにやらで気づいたら4か月経ってましたね。 今回は生存報告を兼ねて簡単な近況活動として松本市にある平瀬城(南支城)の訪問記録的な模様をアップします。 長野のお城もコロナ禍以来久しぶりです。 実は9月にお城ブログの大家である「らんまる氏の講演会」 に 参加させて頂きまして、そこで長野の山城の魅力をたっぷり注入された結果 「衝動的に信州の山城に向かう病」を発症してしまいました。 今回はその典型的な症例という事でご笑納ください。 ranmaru99.blog.fc2.c…

  • 山城訪問のポイント

    久しぶりの駄文コーナーです。 世間の片隅で細々と運営する当ブログ テーマはもちろん お城 ですが 日本百名城や現存天守のような有名どころは素通りし 山や藪に埋もれた土のお城、中世城郭をメインテーマに据えた、マニアック度の濃い内容になってます。 具体的には 山の中に入って こんな「溝」を見つけてはハイテンションになってる不思議(やや危ない人?)な内容ですね。 ※溝は堀切の遺構です そんな訳で 細々運営になるのは当然ですが 過去の記事で 「山城巡りに適した装備(靴)とは?」 kurokuwa.hatenablog.com これだけは、継続的に閲覧されているんですね なぜか・・・ 肝心のお城の紹介記…

  • 真壁城 (茨城県 桜川市)3

    それでは真壁城の紹介も最終回です。 いつもの縄張り図に再び登場してもらいまして 最終回は外曲輪を中心に紹介します。 中城から再び外曲輪を進み真壁城の東端を目指します。 とは言え、すでに炎天下に歩く事1時間以上 この頃は視界が若干チカチカ・・ 軽い熱中症ですね。 緊急避難的に正面の木陰を目指して移動中というのが実態です。 神社と木陰が見えてきました、ここでしばし休憩。 案内板によると鹿島神社のようです。 縄張り的には外曲輪の凸部に位置します。 ひんやり涼しい、神社の木陰は別世界に感じます。 樹木で隠れてますが、社殿の両脇と背後には真壁城の土塁が残ります。 で、休憩もそここに土塁に登って撮影。 復…

  • 真壁城 (茨城県 桜川市)2

    それでは真壁城2と参ります。 再び登場の現地縄張り図。 前回、真壁城の歴史について触れてなかったので 現地案内板の内容を転記して真壁城の紹介とします。 真壁城は真壁久幹(まかべひさもと)によって築城されました。 桜川市教育委員会による発掘調査では、築城された年代を永禄年間(1,558~1,570)と推定しています。 真壁家は平安末期~中世に、桜川市南部付近を治めた平一族(常陸平氏)です。 1,602年には、真壁家が出羽・角館に移転して、真壁城も廃城とされました。 真壁城跡(国指定史跡)は本丸、二の丸、中城、外曲輪の4エリアに別れ、指定面積は125,000㎡程です。 遺跡全体の大きさは、館(だて…

  • 真壁城 (茨城県 桜川市)1

    真壁城 訪問 2021年7月 案内板 あり 駐車場 あり 引き続き茨城県のお城紹介ですが、前回の逆井城から北に移動します。 この辺り、地平線がぐるり見える日本でも稀なエリアですが、その中で唯一ランドマーク的に目立つのが筑波山。 その西麓に築かれた真壁氏の居城「真壁城」の紹介と参ります。 真壁氏は全国区の知名度こそないものの、常陸国で長く栄えた武家の名門。 真壁城はその居城とあって規模雄大な平城で、また長きに渡る復元整備活動によって、非常に見学しやすい環境が整えられています。 ちなみに、読み方は「しんかべ」ではなく「まかべ」ですので。 真壁城2の丸から筑波山方面を望む 場所はグーグル先生にお任せ…

ブログリーダー」を活用して、黒鍬さんをフォローしませんか?

ハンドル名
黒鍬さん
ブログタイトル
ちょっと山城に(正規運用版)
フォロー
ちょっと山城に(正規運用版)

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用