chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 寿退社

    18歳新卒で入社して丸9年。舞ちゃんが寿退社をする。9年前のある日、地元高校の先生が来社して、就職希望の生徒が1人いるので、面接してほしいと依頼された。僕はてっきり男子生徒だとひとり合点してたんだけど、現れたのは可憐な女子高生だった。以来、舞ちゃんは桐箱づくりの現場で活躍することになる。ちょうど大谷翔平選手の結婚報道があったとき、舞ちゃんから寿退社の報告を受けた。大谷ロスより舞ちゃんロスの方が遙かに大きい。とはいえ彼女が幸せになるのなら、笑顔で送りだしてあげたい。弊社は毎年お花見を社内でするのだけど、今年は舞ちゃんの送別会を兼ねて、お店で懇親会をすることにした。その幼気な容姿とちがって、意外と酒豪の舞ちゃん。楽しい会にしたいと思う。寿退社

  • 霍去病

    以前から司馬遷の『史記』を、もしくはそれに関わる本を読みたいと思っていた。けれどかなりの長編だし、内容も難解な気がして手が出なかった。今回、ふと思い立って、北方謙三著の『史記武帝記』を読みはじめた。この小説も全7巻という長編で、まだ1巻の途中までしか読み進んでない。今のところあんまりおもしろくはないのだけど、文中に霍去病が登場したのはうれしかった。10年ほど前、仕事で訪中した際、霍去病の墳墓を訪れた。漢の武帝から愛と尊敬を受けつつ若く死んだ霍去病は、武帝の意志によって武帝の陵墓「茂陵」のそばに葬られた。西安(長安)の郊外を西へでて、ほどなく渭水の橋を渡ったころから、天気が悪くなった。見渡すかぎりの麦畑の上に雲が降りたように雨気が満ちて、急に寒くなった。前日、洛陽では暑かった。気候は日本とさほど変わらないは...霍去病

  • 浅草散歩

    東京で同年代の同業者(桐箱屋)と隅田川辺の老舗鰻店で会食した。あちらの方がお客様なのに、お代は彼が負担してくれた。さらに彼は下戸なのに昼酒までつきあってくれた。その後、ジャスミンガールと待ち合わせして、東京国立博物館で「中尊寺金色堂展」を鑑賞し、浅草寺に向かう参道(仲見世)をぶらついた。夜は彼女レコメンドの江戸蕎麦のお店を訪れた。お店は向島の小路にひっそりとあって、知らなければとてもたどり着けない。イチローモルトのハイボールもうれしかった。ほぼノープランの逍遙だったんだけど、お江戸のシック(粋)みたいなものを感じられて、少し贅沢な気分になった。浅草散歩

  • 経絡秘孔

    腰をいわしてしまった。いわゆるギックリ腰。歩行することもままならない。苦しんでると、友達からLINEがきた。ギックリ腰を告げると、オススメの鍼灸院を紹介してくれた。僕はマッサージやあん摩の類いがどうも苦手で、鍼灸院や整体にいったことがなかった。しかし痛みに耐えきれず、出かけることにした。鍼灸院を訪れると彼女が電話しいてくれたらしく、さくさくっと施術室に通された。うつ伏せに寝かされ、診療がはじまった。なんせ初体験。そしてうつ伏せ。何をされてるのかわからない。電気が流れたような、超音波を当てられてるような。ともかく小一時間施術してもらった。どうやら腰痛の施術に加えて、身体の歪みも正してくれたようだ。とはいえ北斗神拳の経絡秘孔のように一突きで劇的回復というわけにはいかない。しばらくは療養生活が続くんだろうな。経絡秘孔

  • ゼネラリスト

    武久源造氏のコンサートに出かけてきた。その余熱がまだ僕の中に燻っていて、心の丈を文脈など考えずに気ままに綴ってみたい。浅学菲才で恥ずかしいのだけど、氏についてはお名前を聞きかじっていただけで、その功績や才能について知るところが薄かった。裏を返せば、無垢の状態で氏に触れられた分、先入観抜きでその音楽を鑑賞できた。まるで中世の才人のような人である。中世には多才な人が多かった。欧州の代表格はレオナルド・ダ・ヴィンチで、我が邦には千利休などがいる。氏は盲目である。それも全盲だという。にもかかわらず鍵盤楽器の優れたプレイヤーであり、作曲家で、指揮者で、一流のバッハ研究家でもある。さらに卓越した楽器製作の工匠でもある。まさに音楽界のゼネラリストである。中世に衰退し、近世以降は根絶していたジルバーマン・ピアノを氏は手探...ゼネラリスト

  • ジルバーマン

    僕はある意味、とても贅沢な場所に住んでいる。自宅から徒歩3分圏内にクラシックのための音楽ホールがあるのだ。糞耳の僕にはわからないのだけど、そこで演奏する音楽家たちは、そのホールの音響設計を手放しで賞賛している。過日、武久源造氏のコンサートがその件のホール「salaarietta」でおこなわれたので、友達を誘って出かけてきた。とくに興味深かったのは武久氏が使用した楽器、「ジルバーマン・ピアノ」だった。詳細を語る能力はないが、四捨五入すると、バッハの活動期やモーツァルトの前半生に主流だったピアノだという。つまりこのピアノで彼らは作曲し、演奏していた。絶滅して久しいが、武久氏が膨大な資料群から構造を考察し、様々な素材を試しつつ、まさに手作りで完成させた。今回、氏は24時間かけて、この楽器とともに車で来訪してくれ...ジルバーマン

  • 晋州JCのことども

    中津JCのかたち「#06晋州JC」(2003/02/27)教科書ふうになるが、晋州(チンジュ)市は、大韓民国の南部、慶尚(キョンサン)南道の人口32万人の都市で、洛東江(ナクトンガン)支流の南江(ナムガン)にのぞむ道西部の行政中心地である。豊臣秀吉による精神病的自己肥大としかいいようのない朝鮮出兵(文禄の役)、韓国でいうところの壬辰倭乱のさなか、1593年に加藤清正ひきいる12万の日本軍に対し、朝鮮側の6万人が晋州城に籠城し全滅した悲劇的な古戦場として知られている。晋州城陥落のあと、かの地に駐屯したのが豊前中津藩主であった黒田長政の部隊で、晋州総督とでもいうべき占領将校は、耶馬渓出身の侍大将・毛谷村六助(けやむらろくすけ)だった。晋州市の精神的象徴は、「義岩」(ウィナム)と「義妓祠」(ウィギザ)である。「...晋州JCのことども

  • 歌舞伎揚

    「歌舞伎揚」ガキのころ(1970年代)から存在していた。当時は駄菓子屋さんで、1個単位で売ってたと思う。値段は覚えていないが、5円以下だったんじゃないだろうか?最近はスナック菓子としてパッケージされて、スーパーやコンビニで売られている。「変わらぬ美味しさ」と言いたいとこだが、おそらく当時より美味しくなってる。駄菓子屋バージョンより、材料や油がよくなってるはずだ。ウチの事務員さんがこの歌舞伎揚が好きだというので、僕は街でこれを目にすると買って会社に戻る。おやつタイムに談笑しながら食す歌舞伎揚。ある意味、弊社の業務に貢献してるんじゃないかな?歌舞伎揚

  • 僕にできることは

    前回の投稿「楽興の時」は字数が足りなかった。(べつに誰からも制限されてないけど)今回はそのスピンオフ「教育次長編」を文脈など考えずに気ままに綴ってみたい。今回の演奏会には高校の同級生と同行した。白髪頭のおっさんが二人並んでピアノを聴く構図は、お世辞にもイカしてるとは言いがたい。孫の演奏を応援にきてるじいさんコンビと映るだろう。ヤツは市の教育行政の事務方トップで、彼自身もバンドでフロントマンとして歌ったり、ブラバンでサックスを吹いたりしてた。僕などよりよほど音楽に造詣が深いのだ。以前から「楽興の時」に行政支援できないかを問いかけていた。前例主義が横行する地方行政で、新たな補助金等の扉をこじ開けるのは困難を極める。それでもできることはあるはずだと、僕は無責任にずっとヤツを責め立てている。コンサート終了後、一杯...僕にできることは

  • 楽興の時

    ピアノコンサートなんて柄でもないのだけど、地元のピアノ講師のグループが開催している演奏会「楽興の時」に出かけてきた。この「楽興の時」というイベントは単なる演奏会じゃなく、室内楽セミナーの要素が多分に含まれている。むしろセミナーの方がメインかもしれない。NHK交響楽団の特別コンサートマスターが3日間にわたり、小中学生に直接指導する。それは音楽をやっている子供にとっては夢の時間にちがいない。野球に例えるなら、巨人軍の4番バッターが指導に訪れるようなものだろう。音楽には疎いが、この数日間で、子供たちの感性の扉が魔法のごとく広がるのだと思う。特筆すべきは、このイベントが今回で5回目を数えること。大分県という地理的条件を考えると、関係者たちの努力は並大抵なものではない。僕が力になれることなど少しもないけど、なんとか...楽興の時

  • 裸の瞳

    春めいてきて暖かくなるのはうれしいんだけど、五十路を過ぎて、花粉症という柄にもないものを発症するようになった。症状は目の痒みとまぶたの腫れで、鼻系のトラブルはない。右眼周辺の腫れ(ただれ)がとくにひどく、まるでシャブ中みたいで、人前に出るのがはばかられるほどだ。コロナ禍まえは、夜でもサングラスをかけて出かけていた。かかりつけの町医者で目薬と軟膏を処方してもらって、指導された用法・用量を無視してつかっている。その甲斐あってか、症状がひどかったのは2~3週間で、最近はかなり沈静化してきてる。「花粉症は人生の敗北者だ」と、ある後輩が嘲っていた。そう揶揄していた彼奴もこの春から花粉症になったらしい。裸の瞳

  • 名医の金言

    長年にわたる暴飲が祟って、当然ながら肝機能の数値が悪い。ここ数年は要再検査の通知が必ず同封されている。で、僕はかかりつけの町医者でエコー検査をしてもらってる。診断結果は脂肪肝。しかしこの先生、ご自身も相当な愛飲家のため、断酒や節酒はおろか、休肝日さえも指示しない。先生の治療方針は、どうやったら飲み続けられるかにフォーカスされている、数年前は「蒸留酒を飲め」。去年は「炭酸割りを飲め」。で、今年は「飲むまえにお茶かスープを飲め」。うーん、これは名医の金言なんだろうか?名医の金言

  • マイナカードはつくってない

    マイナカード。僕はつくってない。さしたる理由はない。ただ、めんどくさいだけ。仕組みはよくわかんないけど、今つくると2万円分のポイントが付与されるとか。真剣に推進したいなら、ポイントなんてケチなこといわずに、現ナマで配ればいいと思う。とはいえ、意固地になってるわけじゃない。免許証や保険証と一体化になればつくるつもりだし、預金口座と紐付けもすると思う。今は、ただただ、めんどくさいだけ。マイナカードはつくってない

  • 制服

    世の中のしがらみで、某団体の専務理事を務めている。美人で気が利く事務局員さんがいて、その彼女からあるリクエストがあった。「制服がほしい」とのこと。女の子だから毎日のコーディネートに気を使うし、講習会の設営作業の際などに私服が汚れることもあったらしい。ちょうど役員会議の日だったので、会議にかけ、了承してもらった。自分自身を老害セクハラ昭和ジジイだと思ったのは、冗談半分ながら「セーラー服がいいな」と呟いたこと。そのとき、当然、彼女は冷ややかな眼で僕を一瞥した。制服

  • 銀の月

    ひさしぶりにマキ姐さんとサシで飲んだ。あいかわらず男勝りというか、彼女自身「わたしは男だよ」と嘯いていた。若いころ、姐さんの実家に大勢で押しかけて、よく鍋パをしていた。母君がまだご健在で、コロッケをつくって、僕らを温かく迎えてくれていた。「ひさしぶりに家に遊びにお出でよ」と、姐さんから誘いを受けた。で、中秋の名月にかこつけて、観月会を開くことにした。即断即決即実行が信条の姐さん。その場から電話をかけて、メンバーをあっという間に決めてしまった。銀の月を仰ぎながら、気のおけない仲間と飲む酒は格別だろうな。いつものことながら、やぶいたり、壊したり、ひっくり返したりして、世界中にジャンプしてる姐さん。かなわんなー!銀の月

  • 芋たこなんきん

    TVドラマはほとんど見ないんだけど、BSの朝ドラは生活ルーティン化している。だから歴代の朝ドラをずっと見てきたんだけど、「芋たこなんきん」は数少ない例外のひとつなんだよね。「芋たこなんきん」放送当時、家を新築していて、実家に居候していた。その期間、朝のルーティンが変わらざるを得ず、放送時間には通勤していたからだ。意外にも、当時の視聴率は芳しくなかったらしい。しかし、BS再放送中の作品を見ると、登場人物一人ひとりの描き方が細やかで、役者さんたちの秀逸な演技も相まって、朝ドラ史上の名作といっていいんじゃないかな?藤山直美さんは舞台のひとである。だから、國村隼さんとの掛け合いは、アドリブの応酬だとひとり合点していた。事実はちがったようで、シーケンスであっても、二人が演じるとアドリブと思えるほど自然に見えた。演技...芋たこなんきん

  • ニューヨーク物語

    小中時代の同級生から突然連絡があった。彼女とは、中学卒業以来、会ったとはおろか、連絡を取り合ったことさえない。亡妻にお線香あげに来宅してくれるというのだ。彼女は30代半ばにご主人を亡くされ、その後、単身渡米したらしい。今はNYに住んでるニューヨーカーとのこと。かっこええなー!渡米前の中津時代、彼女は亡妻と親交があったらしい。それで今回の帰国にあたって、お参りを思いついてくれた。ガキの時分、特に親しかったわけではないけど、そこは幼なじみ、40年の時空を超えて、楽しい時間を過ごせた。20年前以上に亡妻が彼女に宛てて書いた葉書を持参してくれたのはうれしかった。彼女はウイスキーをお土産にくれた。NY生まれのクラフトバーボン「ウィドウジェーン」で、「WIDOW」という単語が入った銘柄を選んだのは、彼女一流のジョーク...ニューヨーク物語

  • ハートのイヤリング

    昭和40年男にとって、いや女子にとっても、松田聖子はある種の神である。ファンであるかどうかは関係なく、僕らの世代の必修科目だった。そんな聖子ちゃんのコンサートに、今日、初めて出かけることになった。友達が誘ってくれたのだ。その友達は席が後方ということで恐縮してたけど、神に会うのに距離は関係ない。聖子ちゃんは空間さえ凌駕して、僕らの胸にアンセムを届けてくれるはずだ。むかし好きだった娘は、聖子ちゃんカットをしてた。彼女は20代で亡くなってしまった。本来は棺の中に金属はNGなんだけど、彼女の姉君に無理を言って、僕が贈ったハートのイヤリングを入れてもらった。ハートのイヤリング

  • 女傑

    ジェンダーレス社会なんていうややこしい社会になりつつある現代、「女傑」なんていう言葉は時代錯誤なんだろう。けれど、僕の幼なじみには、女傑としか例えようのない同級生が複数人いる。彼女たちは、気性がはっきりしていて気分屋でなく、知恵に優れていて、行動力があり活発で、すぐれた意志力と実行力がある。加えて彼女らに共通している美点は、あっけらかんとお酒が飲めること。アマゾネスたちは夜の街でも男勝りなのである。女傑

  • あつさのせい

    ただでさえ暑いから、猛暑には触れたくないんだけど...先日、何かの用事で九電の営業さんが来社した。メイン用件には興味なかったんだけど、話のついでにでた遮熱シートに食いついてしまった。ブラック企業である弊社の工場は、スレート屋根のため、工場内がめちゃ暑い。対策として、井戸水を屋根に流している。むろん効果はあるんだけど、それでもね。遮熱シートをスレートの内側に貼ることによって、温度がかなり下がるらしい。で、さっそく見積もりをとってみた。想定内の金額だった。けど、僕には別のアイデアが2案あって、そっちの方が冷却効果も高く、低コストだと思う。温暖化が緩和される様子もないし、むしろ年々加速すると思う。何らかの措置を講じないとね。あつさのせい

  • #ちむどんどん反省会

    Twitter上で、NHK朝ドラ『ちむどんどん』に対する怨嗟の声が吹き荒れている。出演している俳優さんたちが気の毒なほどである。僕はほとんどTVドラマを見ないんだけど、朝ドラだけは出社前のルーティンに組み込まれていて、長年にわたり何となく見つづけている。今は『芋たこなんきん』『ちむどんどん』を見てから、家を出る。『ちむどんどん』は、ある意味、スゴいプロットともいえる。適切な例えではないけど、登場人物の8割方が知的障害者もどきで、ときたま狂人やサイコパスみたいなのまででてくる。まるで、映画『ノーカントリー』を毎朝見せられているようだ。僕的にはこのクソドラに対して、なんの感慨もない。ルーティンのひとつだし、時間つぶしだし、ドラマになにも期待していないからだ。それどころか人の悪い僕は、ハッシュタグ「#ちむどんど...#ちむどんどん反省会

  • 生まれてこの方

    JALショッピングのサイトにそそのかされて、神楽坂[鴨匠]鴨しゃぶセットをポチってしまった。じつは鶏肉の方が美味しいと思ってるんだけど、なぜか鴨肉にはときめきを感じるんだよね。いくら神楽坂の名店といっても、お取り寄せの鴨肉はお店で食べるそれには遠く及ばないだろう。ネットショッピングの恐ろしさだよな。商品情報の欄には、白髪ネギと食べることがレコメンドされてる。白髪ネギか...大げさにいえば、生まれてこの方、白髪ネギを切ったことがないんだよね。生まれてこの方

  • りえちゃん

    幼なじみのりえちゃんとお酒を飲んだのは、今回が初めてだったと思う。3年前、妻が亡くなったとき、やはり幼なじみのミートと一緒に拙宅にお線香をあげにきてくれた。約40年ぶりの邂逅だった。今回、そのりえちゃんが帰省するというので、コロナ禍をつんざいて、幼なじみ5人で食事をした。僕んち近くのちゃんこ屋さんで食事したあと、二次会はウチにきて、12時ごろまで楽しいときを過ごした。りえちゃんは、退職後、長野健松本に行きたいという。とりあえず1ヶ月ほど滞在したいというのだ。当の本人は松本に行ったことはなく、彼女の空想の中で彼の地がシャングリラに昇華されている。ちょうどメンバーの中に信州大学出身のヤツがいて、彼の松本経験をりえちゃんに語ってくれた。りえちゃんは、ますます松本への思慕を募らせていた。りえちゃんは、松本行きに加...りえちゃん

  • 輿亮さんの解説がききたい

    地上波はニュースくらいしか見ないんだけど、NHKのNFL中継は録画して毎試合たのしんでいた。それが、昨シーズンから放送がなくなった。今年のシーズンもないみたい。大谷翔平くん人気にほだされて、MLBに多額の放送権料を支払ってるんだろうか?それで、NFLを見るためだけに、2年前、CSの日テレジータスを契約した。週2試合ほど中継がある。そんな僕に朗報が舞い込んできた。PrimeVideoでも放送するというのだ。オンデマンドで配信してくれるんだろうか?ライヴ配信のみだと、見るのは不可能にちかい。そして、解説。現地放送のままだと英語解説だろうから、僕にはちんぷんかんぷん。日本でNFLをたのしむのはハードルが高いんだよね。解説といえば、僕は輿亮さんのそれが好きだ。わかりやすさや知識の豊富さもさることながら、語り口調が...輿亮さんの解説がききたい

  • 海の日に

    僕が住んでる街は、ずいぶん前から名産である「鱧(ハモ)」をPRしてきた。行政も民間も努力してきたのだけど、残念ながら大きな効果はなかったと思う。今は鱧よりも「からあげの聖地」として名が通っていて、さほど努力もせずに全国区になった。価格のこともあるだろうし、なによりも取っつきやすいからだろう。それはさておき、昨夜、幼なじみと鱧を食べに出かけた。彼女もあっけらかんとお酒が飲める女性で、肩肘を張らずに会食することができる。鱧のトップシーズンは中津祇園のころといわれている。ひさしぶりの鱧はやはり絶品で、彼女との楽しい会話も相まって、日本酒がくいくいすすんだ。いつものことながら、最後の方はあんまりおぼえていないんだよね。海の日に

  • 福井晴敏のこと

    若いころは歴史小説ばかり、とりわけ司馬遼太郎作品を好んで読んでいた。日本史好きということに加えて、父親の影響が大きかったのかな?家の書庫には歴史小説がずらりと並んでいた。40歳を超えたあたりから、他のジャンルも読み漁るようになった。ある時期は、福井晴敏の作品ばかり読んでいた。福井氏とは年齢がちかいから、ガキのころ、同じような景色を見て育ったんだと思う。読んでて、やたら共感できるんだよね。『亡国のイージス』で知られる氏だが、最近ではガンダム作品に深くコミットしている。実際、彼自身、自分は小説家ではなくアニメ作家だと規定しているらしい。彼のガンダム作品は好きなんだけど、もうちょい小説に軸足を置いてほしいんだよね。福井晴敏のこと

  • 宇宙の秩序

    無粋な輩だから花を愛でる習慣はないのだけど、敢えて好きな花をあげるとすれば、それはコスモス。wikiってみると、語源「コスモス」はギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味し、「コスモス」とはラテン語で星座の世界、秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の事とある。メキシコにいたスペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスをみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに、ギリシャ語の「調和」と名付けたらしい。土手の叢中に点々と灯をともしたように咲いているコスモスが、どういう花より好きです。人生で、小庭に、わが手で植えた花といえばコスモスだけだ。次に好きなのは、ラベンダーで、他については、花より青い枝葉の方を好んでいる。宇宙の秩序

  • 駆けぬけてゆくもの

    仕事の環境が変わり、午前中に時間が取れるようになった。というか、暇になった。それで、しばらくサボっていたブログをやってみようという気になった。さて、前回につづき、佐野元春のことである。佐野元春という人にライヴで接したり、作品を聴いたりするとき、ときどき阿羅漢のようだと思ってしまう。無明長夜という山坂を懸命に駆けつづけている阿羅漢というのは、当然ながら、虚空の中の絶対光明の世界へ出ようとしている。その野に出れば、舞い散る落ち葉も光明であり、落ちている石ころも光明である。僕は、古代インドの心のままのこの阿羅漢が、絶えず目の前を駈けぬけていくのを、あらゆる佐野作品に見るのである。新作『今、何処』を聴いて、佐野さんに対する雑感を少し気取って書いてみた。駆けぬけてゆくもの

  • 『今、何処』に寄せて

    佐野元春&TheCoyoteBandの新作『今、何処(WhereAreYouNow)』がリリースされた。数回、通しで聴いてみた。ぼやっとした印象だけど、イーグルスとデヴィッド・ボウイのミクスチャーと感じた。むろん、佐野さんとバンドにそんな意図は毛頭ない。誇りといえば自慢めかしいが、なにがなくなっても、あるいはすべてをうしなっても、ロックンロールだけ残れば、僕は立って歩くことができる。佐野さんの音楽はいうまでもなく、その言語とその感受性とその思考法の、みがかれた集成である。僕は10代の多感なころに佐野音楽に出逢った。最初の拠りどころであるだけでなく、たとえ人生の途上で置き忘れようとも、終の棲家であることにはかわりがない。『今、何処』に寄せて

  • あっけらかんとお酒が飲める女性は楽しい。

    名古屋に幼なじみが住んでいる。盛って言わせてもらえば、彼女は杉浦友紀アナウンサーに似ている。昨夜、連絡があって、8月下旬、名古屋で一杯やることになった。どういうわけか?ガキのころから、彼女がどうも苦手で、人的プレッシャーを感じていた。彼女の秀麗な容姿、明晰な頭脳、そして親分肌な気質に気圧されていたんだろう。50歳を過ぎてひさしぶりに再会し、(失礼ながら)ビビってたことを伝えた。すると、不思議とその呪縛が解けてしまった。以来、年イチくらいで食事するようになった。気が合うなと感じたのは、デザートが出たとき、彼女は珈琲じゃなくワインをたのんだ。僕も食後にお茶する習慣はないから追随した。あっけらかんとお酒が飲める女性は楽しい。彼女は毎年、亡妻の命日に供花を贈ってくれる。そのお礼を兼ねてご馳走したい。今回は和食のお...あっけらかんとお酒が飲める女性は楽しい。

  • 下高井戸逍遙

    ひさしぶりに旅に出た。東京にいってきた。旅といっても、滞在時間は24時間もなかったんだけどね。旅の主な(唯一の)目的は、佐野元春&TheCoyoteBandのライヴだった。10代のころから佐野さんのファンで、かれこれ40年ちかく彼の音楽に触れてきた。楽しみな反面、出かけるのは気が重かった。その理由は、ここんとこの酷暑。九州よりも東京の方が暑い日が続いていたからだ。ライヴの前に下高井戸を訪れた。30年ほど前に亡くなった元カノに墓参してきた。ずっと冷房下での移動だったから、下高井戸駅までは汗ひとつかかなかった。けど、お墓参りは外歩きを余儀なくされて、僕は汗だくになった。彼女が亡くなった当初、お墓には彼女ひとりが眠っていたのだけど、今はご両親も鬼籍に入っている、お墓は炎天下で煮えたぎっていた。花を手向けたかった...下高井戸逍遙

  • 夜の銀狐

    たしか僕が髪を染めだしたのは39歳の春だったと思う。ある賭けに負けて、生涯初の丸坊主になったとき、床屋のにいちゃんからすすめられたのがきっかけだった。以来、15年以上白髪染めをしてたんだけど、思いたってやめることにした。理由はない。染めはじめたころは少し目立つ程度だった白髪だけど、今はいったいどれくらい白くなってるのか、自分でも皆目見当が付かなかった。染めるのやめて1ヶ月。まだ毛先にはヘアカラーがちょっと残ってるのだけど、思ってた以上に白かった。亡父も僕の年格好のころにはほとんど白髪だったから、ま、遺伝なんだろうな。しかし、まわりの反応がほとんどないのには拍子抜けしている。自意識過剰だったのかな?おっさんの髪なんかにはキョーミないってことなんだろう。こないだ先輩と飲みに出かけたとき、その先輩がカラオケで「夜の銀...夜の銀狐

  • 三年 – Time goes by –

    2月20日。亡妻の命日。今年で3回目になる。去年も一昨年も、気の置けない友達が、一人でいるとろくなことにならないと、家から連れだしてくれた。ありがたいことに、今年もお誘いがきた。お誘いといっても、昼酒をかっ喰らうだけである。しかも3年連続、焼肉屋さん。命日に焼き肉とは・・・ま、これは鄙陋な僕を慮ってことだろう。毎年、彼女の友人たちが、お参りに来宅してくれる毎年、名古屋の幼なじみが、供花を贈ってくれる。毎年、社員さんたちが、お悔やみを伝えてくれる。毎年、有象無象たちと昼酒をかっ喰らう。感謝しかない。三年–Timegoesby–

  • パジャマの休日

    コロナ禍の昨今、帰宅後の手洗いとうがいの励行が求められている。僕は、斜め上をいって、帰宅後すぐに入浴する。きれい好きというのではなく、ただ単に若いころからの習慣なんだよね。僕は断然パジャマ派。けれど入浴後はパジャマを着ずに、部屋着で過ごす。パジャマを着るのは、あくまでもベッドの中だけなのだ。むかし、ある女性シンガーソングライターの曲に「パジャマの休日」という佳曲があった。リリックは失念したが、パジャマ姿でリラックスして休日を過ごすという内容の洒落た曲だったと思う。寝るときだけパジャマの僕は、休日をパジャマ姿でお洒落に過ごすことはない。昭和40年男からみれば、パジャマの休日はだらしない休日に思えるのである。とはいえ、僕の休日は部屋着で飲んだくれてるんだから、僕の方がだらしないことは言を俟たない。パジャマの休日

  • キャンディ キャンディ

    姪っ子が二人いる。22歳と二十歳のふたり姉妹。自分で言うのもおこがましいが、僕は彼女たちに好かれている。しかし、それは当然こと。小っちゃなころから、遊んでやったり、食事に連れていったり。もちろん叱ったことはない。会えばお小遣いをくれてやる。嫌われる道理がないのである。お姉ちゃんが大学を卒業し、この春から家電店に勤めだした。伯父様として、必要ないんだけど、とりあえずバルミューダのランタンを買ってみた。姪っ子たちは、僕のことをタメ口で、「だいちゃん」と呼び捨てにする。その都度、僕は「ウイリアム大伯父様」と呼ぶように注意してきた。それがめんどくさいときは、百歩譲って「アルバート」でもいいと言ってる。(わかるヤツだけわかればいい)キャンディキャンディ

  • 植民地の夜は更けて

    植民地下のような時短要請の夜、幼なじみと駅前のビストロに出かけた。僕は日がな一日ダラダラしてたんだけど、彼女の仕事の都合で、入店は19時前になった。お店の入り口には時短営業のお知らせチラシ、メニューボードの横にはラストオーダー20時のポップ。なんとなくせわしない気分でテーブルに着いた。シェフは心得ていてくれてたと思う。通常の3倍のスピードで料理が運ばれてきた。僕らは料理とワインに舌鼓を打って、1時間半ほどでお店を後にした。そして、そそくさとタクシーに乗り込み、街灯りが消えた薄暗い植民地の夜を駆け抜けて家路についた。コロナ禍の日曜日は無情の日。前ぶれも、あいさつもなく、問いと答えが逆になる。植民地の夜は更けて

  • 僕の限界

    陽明学は酒精分の強い体系なんだろうか?地位も学問もある人が、成功(勝利)が絶望的なのに反乱を起こす。大塩平八郎然り。河井継之助然り。王陽明は、知識と行動が一体のものだと主張。行動をともなわない学問や思想は空理空論であり、知識に裏打ちされてない行動は彷徨でしかない。行動を通じて真理を求める「知行合一」を説いた。(僕は見てないが)大河ドラマ主人公の渋沢栄一、幕末の志士では西郷隆盛、吉田松陰、高杉晋作、軍人では広瀬武夫、東郷平八郎も陽明学の徒らしい。上杉鷹山や二宮尊徳、三島由紀夫もそうだという。僕は若いころ、陽明学の徒になりたいと夢想していた。しかし心の片隅で、陽明学思想に大きく傾斜することは商売にいい影響はないというエンジンブレーキもかかっていた。このあたりの中途半端さが僕の限界で、事を成すような人間になれない所以...僕の限界

  • 千里の馬

    「千里の馬」という諺がある。千里を駆けることができる馬がいても、それが名馬であることを見抜ける人がいなければ才能は見出されないまま埋もれてしまうというような話なのである。しかし、長い間、僕は思い違いをしていて、まったく違う解釈をしていたんだけど、実はその自分独自の解釈に励まされていたんだ。僕の解釈はというと、生まれつきはダメな駄馬であったとしてももしも千里を走ったならそれは「千里の名馬」なのだと。むろん、未だに僕は千里を走ったことはない。『千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず』千里の馬

  • 酸いも甘いも

    最近、紫玉ねぎの酢漬けというか、オイル漬けというか、ピクルス的なものを家に常備している。ハムサンドに加えてもよく、シーチキンと和えてもよく、お刺身に乗っけるだけでマリネにもなる。まったくのスグレモノである。これだけ便利で美味しいのに、作り方は超イージー。玉ねぎを放射状に切って酢に漬けて、オリーブオイルと塩を加えて冷蔵庫で冷やすだけ。日持ちもするし、酢だから健康にもいいと思う。いろんな食材と相性のいいこの紫玉ねぎの酢漬け、もちろん単体でお酒のおつまみとしても機能する。まさに酸いも甘いも噛み分けた逸品なのである!酸いも甘いも

  • 街空ハ高ク晴レテ

    GW2021「我慢の」だか「勝負の」だか知らないけど、ともかく、僕は6連休だった。基本、潜水生活しようと思ってたんだけど、なんやかんや出事があった。県内旅割を使っての地元宿泊。自宅でのジンギスカンパーティ。昼酒お好み焼き。そして最終日の今日は、ヤバい隣県での逢瀬の会食。ま、政府や世間にしてみれば、国賊であり、非常識人なんだろうな。けれど、自分なりのコロナ禍での行動規範はもってるつもり。無闇に恐れないで、無駄に油断しないで、いつものフローで行こう!街空ハ高ク晴レテ

  • 石上栽花

    毎月20日は(実は亡妻がそうなのだが)、僕にゆかりのある人たちの月命日である。大切な人たちの月命日が重なってしまったことに、何か因縁めいたものを感じている。僕は、この国の多くの人たちがそうであるように、無信心で、無神論者である。それでも朝晩、妻の祭壇にお線香を上げるし、月命日には特別な感慨が訪れる。聞きかじりだけど、禅語に『石上栽花後生涯自是春』というのがある。我流に訳せば、石の上に花を栽(植)えることができれば、その後の人生は春のように素晴らしいと、ことだろうか?植物を石に植えることは、むろん不可能である。けど、それにチャレンジするのが禅(仏教)で、しかも、ごくごく希に天才のみが植えてしまう(解脱する)ことがあるらしい。もし植わってしまえば(解脱すれば)、あとの生涯は春のように爽やかで幸せだという。僕んちの宗...石上栽花

  • こんな夜を過ごしたかったんだ

    キャンプでの一番の醍醐味は外で寝ること。「なにを今さら」というかもしれないがここでいう「外」とは「テントも張らずに」という意味だ。というわけで、タープの登場だ。本当のところ、タープも使いたくないのだけど、日本は湿度が高い国だ。晴れていても、夜露が降りる日がほとんどだから、屋根がないとビッショリと濡れてしまう。タープの下で過ごす夜は、風や景色が劇的にかわってゆく瞬間瞬間に出会える夜でもある。「ときには星を見ながら眠る」なんてキザなこといいながら、ゴロンと横になってみればいい。タープで夜を過ごしていると、「It'sjustakissaway」と、歌いたくなってくるんだよなぁ♫こんな夜を過ごしたかったんだ

  • 本当の彼女

    小雨がそぼ降るなか、彼女は長い距離を歩いてちゃんこ屋さんにやってきた。お店の入り口で、ちょうど僕らは出会した。日曜日の夜、幼なじみ3人で、ちゃんこ鍋に舌鼓を打った。彼女は今、僕と同じく独り暮らし。いっそのこと、一緒に住もうかと何度も同棲を持ちかけてるんだけど、その都度、けんもほろろに断られている。余談だけど、そのちゃんこ屋さんは「たにあらし」という店名で、創業者が元大相撲力士だったころの四股名に由来している。そしてMLBのSFジャイアンツ傘下所属の山口俊投手のご実家でもある。彼女の今の仕事は、5時きっかりに終わるらしい。最近、僕も5時ちょい過ぎには帰ってるから、ちかぢか5時半に彼女と待ち合わせをしようと思っている。こないだはなぜか控えめに飲んでいたけど、本当の彼女は酒豪であることを僕は知っている。本当の彼女

  • ふきのとうで苦み走った男になる

    亡妻、2回目の命日。お義母さんと義妹がお参りにきてくれた。手みやげに、ふきのとうをいただいた。ふきのとうは、雪解けを待たずに地表から顔をだす。そう、春を告げる使者だ。冬眠から目覚めたクマ(九州にはクマはいない)は、最初にふきのとうを食べるといわれている。ふきのとうといえば、天ぷら、ばんけ味噌(味噌炒め)などが代表料理で、いかにも「和」な感じだけど、今回はちょっとイタリアンなジェノベーゼ風(ソース)にしてみた。パスタに絡めれば、イタリア人も「MammaMia!」と声を上げるだろう。トーストにのせても、クラッカーにのせてカナッペにも。そして、焼いた肉にもよく合う。カルパッチョにトッピングしてもよく、意外にも冷や奴にもマッチする。当然ながら、ワインやビールにも合う。どんなものでも酒の肴に変えてしまうミラクルソースだ。...ふきのとうで苦み走った男になる

  • 純白

    不意に荷物が届いた。いぶかしみつつ封を開けてみると。純白のパーカーが入っていた。胸には[Alexandros]のロゴがプリントされていた。このサプライズは、この1月に一緒に、ドロスの代々木でのライヴに行く予定だった後輩からの贈りものだった。そのライヴがコロナ禍でポシャっちゃったから、彼からのエクスキューズだったみたい。中止はヤツのせいじゃないんだけどね。しかし、このあまりにも純白すぎるパーカー、正直僕には手に余る。食べこぼし有段者の僕は、こんなん着て、メシ食えば、たちどころにドット柄に染めてしまう。それでもヤツの心遣いに敬意を表し、カレーうどんを食べてみたい気もしてるんだよね。ともかくサンキュー!!!純白

  • 二人歩記

    最近、近所に住んでる幼なじみと食事に出かけるようになった。彼女の家はほんの数百メートルの距離なんだけど、何年間も会わないこともしばしばあった。実をいうと、ガキのころはほとんど話したことがない。けれど、そこは同級生マジック!お互いを下の名前で「ちゃん」付けで呼び合い、話にも花が咲く。もしかしたら、同級生マジックじゃなくて、中年マジックなのかもしれないな。こないだの土曜日、駅前のビストロに二人で出かけて、ワインを2本開けた。実はそのビストロ行きには、ある計画があった。毎週土曜日、僕らと同い年の昭和40年男が、駅のコンコースで、長渕剛の路上ライブをやってる。その路上ライブを彼女に見せたかった。彼女は、べつに長渕ファンではないらしいのだけど、マイナー曲「二人歩記」が好きだという。食事後、僕らは駅に向かい、その昭和40年...二人歩記

  • 閃光のハサウェイ

    コロナ禍で、弊社も臨時休業に追い込まれた。見栄張って、営業自粛と嘯いてる。社員さんたちの生活と会社を守るのが僕の仕事だから、今こそ本気ださなきゃと、自分を鼓舞してる。休業にあたり、社員にひとつ約束をした。それは休業補償。手取りをぜったい減らさない。かっこつけてみたものの、やっぱ苦しい。助成金や融資(借金)で、なんとかやりくりするつもりだ。僕自身はテレワークといいながら、会社と自宅を行ったり来たりしてる。けれど、自宅にいるときは仕事などしてなく、映画みたり、ネットしたりしてる。ネットで、あるトピックを知った。最近のお気に入りのバンド、[Alexandros]が『閃光のハサウェイ』の主題歌を担当するらしい。『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』は、ファーストガンダム(正調宇宙世紀)の最後の物語。昭和40年男には特別な...閃光のハサウェイ

  • 不要不急の集まり

    連日、新型コロナウイルスの報道がかまびすしい。生命に関わることだから、ある程度は致し方ないとしても、僕的には世間の反応は過剰に思える。そんな騒ぎのさなか、政府がいうところの「不要不急の集まり」に、僕はのこのこと出かけてきた。名古屋から先輩、神戸から後輩が、満員の新幹線に乗って、遊びにきてくれたのだ。オッサン3人が集まってすることといえば、ダラダラ飲みに決まってる。2日間、昼から夜まで、小倉の街を飲み歩いた。焼き鳥鴨鍋ラウンジジンギスカン焼きカレーおでん馬刺し思いのほか、街は賑わっていた。経済よりも生命が大事なことは論を俟たない。けれど、不必要に怖がる必要はないように思える。ま、個人個人の判断、自己責任なんだろうけど、僕は、今週末、また不要不急の集まりに誘われている。不要不急の集まり

  • 法事法事法事

    母が亡くなった。1年半ほど前から、低空飛行が続いていたから、この日がくることはそれなりに覚悟していた。けど、男子はみんなマザコンだから、やっぱそれなりにはね・・・実は、来月、法事を執りおこなうことにしていた。父も妻も2月に亡くなったので、父の十七回忌と妻の一周忌を兼ねての法事のつもりだった。そのダブル法事に、思いがけず、母の四十九日法要も重なってしまった。これは僕の妄想なんだけど、何事にも手回しの早い母だったから、1度に法事が済むように気配りしてくれたんだろう。不信心な僕は、正直いうと、法事なんてどうでもいい。けれど、家長(と勝手に思ってる)の責任として、できるだけしっかりと務めるつもりだ。もちろんそれが見せかけであることは、泉下の父も母も妻も見抜いているにちがいない。法事法事法事

  • [ALEXANDROS]

    最近、年甲斐もなく、[ALEXANDROS]を聴いている。こないだZeppFukuokaでおこなわれたライヴに、後輩から誘われ、出かけてきたのがトリガーになった。先月、宇都宮を訪れた。そのとき、幼なじみの女の子が、大谷資料館という採石場跡を案内してくれた。そこは想像以上に幻想的な空間で、どこか他の惑星に迷い込んだような錯覚さえ感じた。僕が大谷資料館に感動していると、彼女が「私が大好きなバンドが、ここでMVを撮影したの」と言った。そのとき僕は彼女のこの言葉をスルーしてしまったんだけど、その好きなバンドが[ALEXANDROS]だった。[ALEXANDROS]について語ることは、僕は初心者すぎて怯みを覚える。が、あえて言うと、エルヴィス・コステロ、ポール・ウェラー、ノエル・ギャラガー、そんな雰囲気も感じられて、オッ...[ALEXANDROS]

  • いつもの空

    結婚記念日だった。僕は、天邪鬼だから、イベント事に浮かれるのが面映ゆく、記念日とか誕生日、クリスマス等を疎ましく思っていた節がある。それでも今年は25年目の節目の年ということもあって、彼女になにか特別なことをしようともくろんでいた。「瓦礫の中のシルバーリング」と名づけて、ひとり悦に入って、戦略を練っていた。けれど、実行は叶わなかった。銀婚式の朝は曇り空。いつものこの街の空。僕は「平気さ」と独りごちて、秋の空を見上げながら、日課である朝の散歩に出かけた。やがてこの街に冬が訪れる。彼女がいなくても・・・いつもの空

  • 逢瀬の約束

    少し前、4日間ほど、旅をしてきた。旅の2日目の夜、大学時代の友人たちと飲む約束があった。旧友たちとの再会を楽しみにしてたんだけど、キャンセルが相次ぎ、結局、その夜、集まれたのは僕と元カノの二人っきりだった。食事場所は、虎ノ門の焼鳥屋さんだった。食事を楽しんだ後、虎ノ門ヒルズのルーフトップバーに彼女を誘った。過去の恩讐を越え、ふたり盃を交わし合った。ところで、僕の予定表には、当初、この夜の予定は「大学飲み会」としてあった。ところが彼女と二人きりと決まった後、タイトルを「逢瀬の約束」に変更した。僕のときめきとは裏腹に、彼女はあいかわらず毒舌で素っ気なかった。逢瀬の約束

  • 再び路上で

    1951年4月。長い旅を終えたばかりの29歳の作家、ジャック・ケルアックはNYCのアパートにいた。そして旅路で綴り続けた手垢と土埃にまみれたメモとしばらく向き合った後、凄まじい勢いでタイプしはじめた。紙をいちいち取り替えるのが面倒なので、テープでつないだ。そうして3週間後にできあがったのは、12万語にも及ぶ自分と友人たちの物語。改行が一切なく、まるで太いサラミのような巻物になった。2012年5月。ブラジル人映画監督、ウォルター・サレスは、この『路上』を原作とする映画を発表した。映画『ONTHEROAD』は後にWOWOWで放送され、僕は自宅でこの映画をみた。名作、とりわけ自分が思い入れのある小説の映画化作品をみることは、危険度が高いと思う。ろくなことになってないのが通常だからだ。この作品もその範疇のデキだったけど...再び路上で

  • 『或る秋の日』を聴いて

    佐野作品はつねづね名匠の境域を感じさせる。『或る秋の日』にも、華やぎと情趣があって、重心にゆらぎがなく、しかも細部にまで心配りがいきとどいている。会話の感じがいい。日本語ロック(死語?)の歴史がふまえられていて、しかも晦渋せず、一語も耳になじまないということがない。佐野元春は、いまの世にいる。だから、その個性はなまなかには理解されにくい。自由でありすぎ、平等でありすぎ、しかも世間には迷惑のかからぬようにして、自分を架空の部屋に閉じこめている。みずから檻に入った獅子のようなものである。しかも野を駆ける夢を自分で禁じているように見ようとはせず、また夢死はしないものの、酔生をよろこんでいる。どうも、こんな境地は努力して得られたものじゃなく、単に佐野さんの性分にちがいない。僕は、佐野元春というミュージシャンを同時代に得...『或る秋の日』を聴いて

  • ひさしぶりに僕は泣いたんだ

    この3連休、気が置けない友だちと登山するつもりだった。けれど、台風襲来で断念。仕方なく、いつもの潜水生活を決め込むことにした。今朝、コンビニ帰りにポストをのぞくと、なにやら小包が入っていた。送り主を確かめると、ジャスミンガールからだった。封を開けると、中には、目黒寿安のCD、とあるキーホルダー、そして手紙。望外のことで、心がときめいた。目黒寿安というミュージシャンは知らなかったんだけど、彼女によると、ディランの影響を大きく受けているらしい。なるほど、初期のディランのフォークを基調としながらも、オルタナティヴなコンテンポラリー音楽が心地いい。そして、ジャジーな要素も感じられた。キーホルダーは、彼女と僕が好きな、というより盲信してるアーティストのツアーグッズ。これは、理屈抜きにうれしい。けれど一番うれしかったのは、...ひさしぶりに僕は泣いたんだ

  • 時計じかけのオレンジ

    僕は、若いころから、腕時計をする習慣がない。アクセサリーの類いを身につけるのは嫌いだし、「わが国にはどこに行っても時計くらいある」と、嘯いていた。それでも、常に1本くらいは所有していた。海外に渡航するときや、出張のときなどは身につけていた。そのうち携帯電話をもつようになって、ますます腕時計が縁遠いものになった。これまで使っていたのは、14年ほど前、JC卒業の際に先輩が贈ってくれたG-SHOCK。ガンダムタイプのモデルで、気に入っていた。その一張羅が、その頑丈なはずのG-SHOCKのガンダリウム合金の一部が知らないうちに剥がれ落ち、サイコフレームがむき出しになってしまった(なんじゃそりゃ)。それで、四半世紀ぶりに腕時計を買うことにした。普段しないといっても、1本ももってないのは便利が悪い。時計に興味がないから、好...時計じかけのオレンジ

  • 地産地消

    最近、「地産地消」というワードをあまり聞かなくなった気がする。たまたま僕の耳に入ってこないのか?一過性のブームだったのか?そこんとこは、よくわかんない。「地産地消」というと、農産物の消費が真っ先に思い浮かぶんだけど、地域のリアル店舗での買いものも含むべきものらしい。つまり、ネットショップは御法度ということだ。以前、地元の商工会議所会頭から、そのことを諭された。もっぱらAmazonで買いものしてる僕には、耳が痛い。しかもAmazonは、日本で納税していないしね。ますます肩身が狭い。今年に入ってAmazonにぶっ込んだ額、197,240円。会頭に知れたらと思うと、空恐ろしい。そう思いながら、今日も944円のKindle書籍をポチってしまった。地産地消

  • 女好きはオイラの悪い癖

    最近は、休みの日にヒマしてても、どこかに遊びに出かけるということがない。生来の出不精だし、ひとり旅も苦手だしね。ここんとこ、休日はもっぱら、朝散歩、朝風呂、家飲み、家シネマの潜水生活。そんな折、高校同級生の女子から同窓会に誘われた。それも@Tokyo、関東同窓会。この翌週も東京で遊興する予定だし、お義父さんの一周忌法要のこともあり、日程的に厳しいと思ってたんだけど、いろいろクリアになって、参加することにした。実は、ちょっと前、同級生のLINEグループのトークルームに、男子I君からもお誘いの書き込みがあった。けど、なぜか煮え切らず、重い腰が上がらなかった。しかし一転、女の子からのお誘いに手のひら返し。われながら単純だと思うよ・・・女好きはオイラの悪い癖

  • 或る秋の日

    散財衝動買いムダ遣い酔った勢いで、5年ぶりにカメラを買った。コンデジでは最強と噂のSONY「RX100M7」。僕ごときが使いこなせるスペックじゃないんだけど、思うとこがあってね。今まで動画を撮ったことはほとんど(皆目)なく、今後もVlogをはじめるつもりもないんだけど、或る秋の日の予定が僕の背中を後押しした。にしても、高い・・・今秋、或る秋の日、栃木へ旅するつもりにしている。日光を観光するかどうかはわかんないけど、ともかくこの高性能カメラが、僕のヘタレ写真をカバーしてくれるだろう。ちょいとマニアックな話になるけど。シューティンググリップと外付けマイクも同時購入した。或る秋の日、宇都宮では、音信が途絶えて久しい大学時代の旧友との再会ももくろんでいる。RX100M7のリアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFが、...或る秋の日

  • 空よりも高く

    刻が忘却をくれるとは、誰が書いた言葉だろうか?それを言いだした人は、楽天家であったか、真実、絶望の恐ろしさを知っていた人たちだろう。そのどちらであろうとも、言葉というものは、多重性と曖昧さをもって、真実を伝えることはない、といえる。初盆、誕生日の朝、お墓がある霊園までジョグ&ウォーク。お盆のお墓参りは2日前に済ませてたんだけど、やっぱね・・・今朝、後輩のお花屋さんが、自宅の祭壇の生花のメンテにきてくれた。うん、綺麗になった!昨日、斎場でおこなった初盆会。250人ほどの人がお参りしてくれたんで、初盆が終わった気になってたんだけど、よくよく考えたら、今日からがお盆本チャンなんだよね。夏の嵐が近づいてる。その影響で、義父の初盆法要が延期になった。僕にとっては朗報で、これでお参りすることができる。初盆の待機中、無聊の慰...空よりも高く

  • 花束を抱えて

    ここんとこ、僕は、週イチくらいのペースで、後輩の花屋さんに出かけて、2千円の花束を買っている。いつも「自宅用」ということと、「20cmくらいの花瓶に生けるので短めに」とリクエストする。最近は、みなまで言わなくても、店の女の子も心得てくれてて、気分がいい。むろん僕は、花を愛でるような高邁な精神は持ち合わせていない。無聊を慰めに来宅してくれる友人たちのために、せめてものおもてなしの気持ちを表したい。そんな思いで、ガラにもないことをやっている。昭和40年男だから、最初は、花屋に入るのにも少し抵抗があった。うだつの上がらないオッサンが、毎週のように花を買って帰るのがどこか気恥ずかしかった。いつまで続くかわからないけど、一人暮らしの潜水生活に花を添える習慣にしたいな。花束を抱えて

  • 小包爆弾

    今どき、盆暮れの挨拶なんて時代遅れなんだろうな。会社間のそれも、めっきり減ってしまっている。取引先の担当部課長さんに贈ると、コンプライアンスか何かしらないけど、規定で受け取りできないと突き返されたりする。時代の風潮とはいえ、やっぱ世知辛いし、別に見返り求めてるわけじゃないんだけどね。いつのころからだろう?大学時代の元カノから、盆暮れにレオニダスのチョコが送られてくるようになった。事の発端は失念したんだけど、僕の方が先に明太子を贈ったのがきっかけだったかもしれない。ともかく、過去の恩讐を乗りこえて、僕はこの贈りものを楽しみにしてる。青春時代のメンタリティと確実に呼応して、僕の心のどこか何かしらをシェイクする。亡妻も、毎年このチョコが届くのを楽しみにしていて、宅配が届くと「小包爆弾」と揶揄しておもしろがっていた。今...小包爆弾

  • 鳥の餌

    嫁さんの百ヶ日も過ぎ、男やもめの一人暮らしもだいぶ板についてきた。洗濯や掃除も苦にならなくなったし、(彼女には悪いが)家もずいぶん片付いたと思う。そんななか、頭を悩ましてるのが日々の食事。主婦の皆さんが毎日のメニューに苦慮する気持ちが、わずかながら理解できたような気がしてる。最近のルーティン。朝、フルグラとミルクとヨーグルト。昼、トーストと青汁ミルク。夜、酒とコンビニ飯、時たま自炊。夜の暴飲はご勘弁願うとして、けっこう健康的じゃないかな?ところで、フルグラ。鳥の餌にしか見えないのは、どうにかならんのか?鳥の餌

  • 人的プレッシャー

    来週、名古屋に出かける。年イチでおこなっている同窓会的な飲み会で、今年で27回目の開催となる。この飲み会(同窓会)、僕らは「土蜘蛛の会」と呼んでいる。土蜘蛛の会の有象無象の先輩後輩たちとの再会はもちろん楽しみなんだけど、加えて今年は、名古屋在住の幼なじみと逢瀬(?)の約束を交わしている。彼女は、容姿端麗で頭脳明晰な才媛だった。ところで僕は、なぜかこの幼なじみに対して、小学生のころから人的プレッシャーをずっと感じていた。昨秋、久しぶりに再会したとき、思い切って彼女にそのことをカミングアウトした。すると不思議なことに、澱が取れたように彼女と気軽に接することができるようになった。今回、名古屋行きにあたって、彼女に声をかけてみた。僕にすれば、清水の舞台から飛び降りるような決断だった。彼女は、拍子抜けするほどあっさりと快...人的プレッシャー

  • 酒と山と男と女

    今年のゴールデンウィークは10連休と世間がかまびすしい。ブラック企業の弊社、当初4/30と5/2は出勤日にしてたんだけど、思うところがあって休みにすることにした。4/27は出てもらうから、9連休ということになる。さて、問題は僕自身の過ごし方である。4/28こそ社用で出かけるけど、その後8日間はノープラン。ひとりで出かけるものメンドイしね。無為無聊の潜水生活を覚悟してたんだけど、ここにきて、チラホラお誘いがあった。気の置けない友達との鰻会。同級生女子との逢瀬。山仲間との登山。山行も打ち上げとセットだから、半分飲み会みたいなもん。今年のGWは「酒と山と男と女」週間。結局は飲んだくれるだけである・・・酒と山と男と女

  • 最新マシンを手にしたおっさん

    数ヶ月前、会社のメインPCが、なんの前触れもなく、突然ブルースクリーンに。為す術がなく、強制終了して再起動。なんとか事なきを得た。ところが先日、再びブルースクリーンに。さすがにヤバいと思い、新しいPCに換えることにした。Windows7のサポートも終わることだし、ある意味、買い換え時だったと自分を納得させている。懇意の業者さんと新しいPCについて相談してたとき、不意に僕の個人用ノートPCの話題になった。ある夜、酔っ払った勢いで、PCを買いそうになったとつたえると、僕のスペック(主にCPUやメモリ)を考えると、ニューマシンもありということになった。背中を押されて、ついさっきネット注文してしまった。ま、100点満点とはいかないけど、今回は初めてストレージを第三世代ハイスピードSSDにしてみた。きっとサクサク動作する...最新マシンを手にしたおっさん

  • 野菜生活

    オッサンのひとり暮らしだから、野菜不足は否めない。そんな僕を気づかってくれて、知己の若女将が青汁をレコメンドしてくれた。飯代わりにもなると思い、さっそくネットで注文。毎日じゃないけど、朝な夕なに、ミルクに混ぜて飲んでいる。青汁が世間に認知されたきっかけは、八名信夫さん出演のCM「まずい!もう一杯」じゃないかな?「良薬口に苦し」を逆手にとった、いいコピーだと思う。月日は流れて、今どきの青汁はおいしいと聞いていた。で、届いた青汁を飲んでみると、うん、確かに「まずく」はないが「おいしく」もない。ま、野菜不足のオッサンにとって、飲まないよりはマシだと思うから、しばらく続けてみるつもり。ていうか、青汁について講釈を垂れる前に、ちゃんと野菜摂れってことなんだよね(汗)野菜生活

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、kiribakonetさんをフォローしませんか?

ハンドル名
kiribakonetさん
ブログタイトル
SIDEWALK TALK
フォロー
SIDEWALK TALK

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用