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  • お題:冷蔵庫

    三段の腹を操る私の習慣として、暇さえあれば冷蔵庫を開けるというのがある。 起床後、まず冷蔵庫を開け 帰宅後、まず冷蔵庫を開け 入浴後、まず冷蔵庫を開け 就寝前、とりあえず冷蔵庫を開ける。 冷蔵庫は、心のオアシス。 夢と希望の詰まった宝石箱なのである。(そして空腹まで満たしてくれる。) しかし冷蔵庫は時に、生存競争を勝ち抜く厳しさを教えてくれる。 家族というカテゴリーに属する海賊の強奪である。 「明日に取っておこう」なんて考えても、その明日は来ないのだ。 今日は冷蔵庫に大好きなセブンイレブンの『カフェラテ ダブルクリーミー 240ml』を入れた。 誰にもバレぬよう、冷蔵庫の奥深く。 誰も手をつけ…

  • お題:口紅

    「なんでおばちゃんって、ド派手な色の口紅つけるんだろうねー」…そう思っていた10代の私をぶん殴りたい。30を過ぎ、年々口紅の色が濃くなっている。ヌードカラー的な口紅を塗ったら、顔が死ぬ。なんだろう、他に的確な表現が見つからないのだが、とにかく顔が死ぬ。そこで頼るのが赤い口紅だ。その「赤」も以前は「透けるような赤」だったのが、最近は「ただの真っ赤」ばかり塗っている。このままでいくと、還暦を迎える頃には赤いちゃんちゃんこにデーモン閣下ばりの真っ黒口紅を塗りたくっているだろう。フォーエバーヤング。

  • お題:しらいしまいやん

    しらいしまいやん(白石麻衣)の顔が好きだ。しらいしまいやんの顔に生まれ変われたら、どんなに素晴らしいだろう。もし明日目覚めてしらいしまいやんになっていたらまず、仕事を辞めるだろう。あんな職場にしらいしまいやんはもったいない。次に、表参道のカフェにひとり入店し、「うっわ!あの子マジかわいくね?」とひそひそ言われまくりたい。それから、最寄駅で坂口健太郎風の爽やか塩顔イケメンに「よかったら連絡ください」とLINEのIDが書かれたメモを渡されたい。最後に帽子が被りたい。頭でかくて似合わないんだ、帽子。

  • お題:シャンプー

    シャンプーだけは無駄に良いものを使うようにしている。今使っているのも「美容室専売品」というカテゴリーに属するシャンプーだ。なぜなら、他人に褒められるのが「髪と肌」だけだからである。美しいとは言い切れない顔の造形をしていると、髪や肌を褒められるらしい、と何かで読んだ。たぶん………いや、紛れもなくそれ。外見で褒められる貴重な部位を失うわけにはいかないと必死に生きている。もしも私が石原さとみなら、髪ボッッッサボサのパッッッサパサでも「いやん、かわいい!」と言われるのだろう。なぜ神様は私を石原さとみの顔にしてくれなかったんだ!前世で相当の悪事を働いたとしか思えない。

  • お題:タピオカ

    タピオカが飲みたい。 タピオカが飲みたい。 タピオカミルクティーが飲みたい。 でも、飲めない。 「流行なんぞに簡単に乗らないアテクシ」を颯爽と演じるためだ。 ただ、そんなくだらないプライドのために、タピオカミルクティーをもう何ヶ月も飲めていない。 「流行なんぞに簡単に乗らないアテクシ」を演じるためだけに……! こんなに… こんなにタピオカを欲しているのに……!! ブームが憎い! タピオカブームが憎い! こうなったら自宅でタピオカを栽培するしかないと思っている。 タピオカ栽培キットがamazonに売っていたら、間違いなく買う。 と思ったら、タピオカの原料はキャッサバと言って、それを栽培するらしい…

  • お題:ストッキング

    毎朝履くストッキングが苦しい。 たぶん、履かれているストッキングも苦しい。 自慢ではないが、エステティシャンのお姉さんに 「何かスポーツとかされていたんですか?(にこにこ)」 と聞かれた程のたくましい脂肪でできた尻と脚の持ち主である。 『King of ズボラ』な私がストッキングに穴が空いているのに気づくのは、大抵出勤10分前だ。 とりあえず穴の空いたストッキングで家を出て(意味不明)、出勤前に職場近くのコンビニで新しいストッキングを調達する。 しかし、この時から私の葛藤が始まる。 M-Lにすべきか L-LLにすべきか… 分かっている、分かっているのである。 L-LLにふさわしい尻と脚をしてい…

  • お題:最後の晩餐

    数年前、田舎者のくせに都会のHARBSでクロックムッシュを食べた。死ぬほど美味かった。それ以来、最後の晩餐の朝食部門は「HARBSのクロックムッシュ」と決めている。最後の晩餐の昼食と夕食部門に関しては、まだ答えが出ていない。きっと大事なのは「何を食べるか」より、「誰と食べるか」なのだと思う。めっちゃ良いこと言ったので、誰と食べるか考えた。……誰も思い浮かばなかった。そういえば、このあいだも一人焼肉した。いとかなし。

  • お題:西田敏行

    昨日、テレビの懐かし映像に34歳の頃の西田敏行の姿があった。「超そっくりなんだけど!」私を指差しケラケラ笑う妹(片桐はいり似のアラサー)。おかしい。なにかがおかしい。今日も鏡の前には確かに石原さとみが映っている。ちなみに昨日は鏡の前に有村架純がいた。どうも私の周囲だけ世界が歪んでいるようで、妹には西田敏行に見えてしまうらしい。釣りに出かける私を見かけた際は、くれぐれも「ハマちゃん!」と声をかけないでください。

  • お題:尻

    どうして私の尻は汚いのか。たぶん、美人は尻も綺麗だろう。尻の汚い美人は想像できないし、美人なのに尻が汚かったら、それはそれでマニアが興奮するはずだ。神は残酷だ。私の顔を汚く造るのに飽き足らず、尻まで汚くしたのだ。このブツブツはなんだ!今流行りの尻ケアアイテムで治るのか?ドラッグストアのレジのイケメンお兄さんに尻ケアアイテムを出したら、「尻より顔をどうにかしろよ」との心の声が聞こえてきそうで怖い。特に人前で尻を出す予定もないので、当分この「汚尻」と共生しようと思う。

  • お題:たばこ

    たばこは33年間一度も吸ったことがない。金魚すくいのポイ以上に弱い私の意志では、一度吸ったらやめられないと思っているからだ。でも、たばこを吸うことにはずっと憧れている。思春期の頃からだろうか。何か理不尽なことがあると、指でたばこを吸う仕草(エアたばこ)をして気を紛らわせた。今も職場で誰も見ていない時にエアたばこをしている。体にも悪くないし、なんたって無料。そろそろエアIQOSにしようかと思う。

  • お題:チョベリガンブロン

    思い出した。なぜか思い出した。「チョベリガンブロン」。私の記憶が定かならば、「超VERY顔面ブサイクロン毛男」の略称だったはず。今思うと、人様の外見をこれでもかと侮辱した超VERY残酷無慈悲ネーミングである。ネーミングといえば、小学生の頃の私のあだ名の一つは「ヘルメット」だった。勘のいい人なら分かるだろう。体に対して頭が異様にでかいのだ。小学生って、なんて残酷なんだっ……!もし今、職場でひそひそ「あのヘルメットがさー」なんて言われているのを聞いた暁には、33歳にして職場のトイレで泣くだろう。そして、涙で濡れたトイレットペーパーに「やめます。さよなら。 ヘルメットより」としたためるに違いない。と…

  • お題:カバン

    私は整理整頓ができない。 先日お盆明けの出社に備え、仕事用のカバンを整理してみた。 (片付けられない女の奇跡) カバンの中からは以下のものが発見された。 ・おそらくお盆休み前に使ったであろうタオルハンカチ(※未洗濯) ・ゼムクリップ3個 ・ピンク色のガチャガチャのカプセル(※中身なし) ・もはや噛んだのか噛んでないのか分からない銀紙に包まれたまま潰れた粒ガム ・何に効くのか忘れた病院処方の錠剤 数種類 ・何が書かれていたか分からない謎の付箋の一部 …ハードワークで疲れていたということにする。 いや、そうしたい。 そうさせてほしい。

  • すっとぼけ花子、33歳。

    33歳になってしまった。 いつの間にか、33歳になってしまっていた。 33年間生きてみたが、身体的な発育が止まると同時に、精神的な発育も止まってしまったらしい。 いや、むしろ精神的には退化している気がする。 とにかくラクがしたい。 とにかく朝起きて食べて食べて寝て食べて寝る生活がしたい。 あーあ、明日朝起きたら石原さとみになってないかな。 そして爽やか高収入イケメンに見初められて、海沿いの白い家にゴールデンレトリバー… そう思っていたら、いつの間にか33歳になっていた。 腹にはシンデレラ城への3段の階段が深く刻まれ、 歯は年々キュートなパステルイエローに変色している。 ちなみに、小学生の頃の予…

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