若干37歳で脳内出血を患い、まさかの 左半身麻痺に。脳卒中やリハビリなんて自分には無縁だと思っていた。車椅子なんて一生乗ることはないとおもっていた。はずなのに、、、。 内容は、実体験による完全なるノンフィクション。毎日頑張って更新中♩
今私は脳出血と呼ばれる脳卒中により、現在リハビリ入院中だが、その時に発見したことを今週のお題「わたしの自由研究」として、ここで発表させて頂こうかと思う。 リハビリ入院中に、自分の腕が長くなったような気がする(周りの人に腕が長いですね、 とよく言われる。)ので、「脳卒中患者は入院中に腕が伸びる説」について研究してみた。 もしこの仮説が事実ならすごい発見だろう。 医学の教科書に載るレベルだ。 エビデンスは私自身。 キリンの首がなぜ長いかご存知だろうか? 高い気の上に茂る草を食べるために、 毎日頑張って首を伸ばし続けていたら、次第に首が伸びて長くなった説。 何も1世代で一気に伸びたのではなく、遺伝子…
もうすぐ8月も終わるが、今日は、私が小学生の時に実際体験した、怖い話 でもしようかと思う。苦手な方は、ごめんなさい🙇♂️ 本題に入る前に、今から3つの単語を言う。 【桜】 【猫】 【電車】以上。さてここから本題、私の小学6年生の修学旅行は大阪だった。行き先は大阪城、宿泊先は織田信長が明智光秀に実際殺された場所とされる歴史ある旅館。そして金閣寺、太秦映画村、奈良の大仏。 関西王道観光名所巡りだ。よく考えたら小学生の修学旅行の割には、日本ツーリストの秋のぐるっと関西観光ツアーかよ!と思うほどよく回ったほうである。各所それぞれ薄っすらと今も記憶に残っているが、一番思い出に残っているのが、宿泊先の旅…
昨日はリハビリ以外でも忙しく、ゆっくりスマホ触ってる余裕が無かったので、本日の投稿はあまりにも下品過ぎて、1カ月ぐらい前から投稿をためらっていた、お蔵入り原稿となります。リハビリ病院に転院したての頃の話となりますが、何卒ご容赦ください。 (本サイトは全てスマホのみで制作運営しております。片麻痺患者の私でも、簡単に、自分がしたい表現ができるブログサービスを提供して頂いてる、株式会社はてな様に感謝です。) 男ならわかるであろう。 朝起きがけに、興奮もしてないのに 息子スティックがワッショーイする現象で、加齢と共にその頻度は減っていく。 かくいう私も、入院前はめっぽう減っていた。というかそんな現象そ…
私が今リハビリ入院生活をかこれこれ5ヶ月するはめになった理由は、ブログのタイトルにもある通り脳卒中と呼ばれる脳の病気のせいだが、脳卒中にも色々種類があり、 血管が詰まる脳梗塞や(今いる病院でも一番患者が多い)、 血管がぶち破れる脳出血(私がこれ。今いる病院でも2割ぐらいしかいない)、 そして先日お亡くなりになられたジャニー喜多川さんや星野源さんもなった、 蜘蛛膜下出血と呼ばれる、くも膜下腔と呼ばれるところの血管が破裂する病気。このクモ膜下出血は、発症すれば死ぬか麻痺が重く残って生きるか のほぼ2択 (DEAD OR ALIVE)と言われる。星野源さんのような強運の持ち主も稀にいるが本当に稀だ。…
片麻痺患者はトイレで立って(立ちション)する のが難しい。だから基本座りション。 足に麻痺があり、立つこと自体が難しいから、と思われるが、実はそれだけじゃないよ、というお話。 脳卒中患者に割と多くみられる脳障害のひとつで、二重課題が苦手になる人が多い、という。二重課題とは、意識と動作を同時に行うことを言う。例えばお客さんと会話しながら調理をする。居酒屋などでよく見る光景だが、『会話する』と『手を動かす』を同時に行う、これが二重課題。この二重課題は、女性よりも男性の方が脳卒中関係なく苦手な人が多い、と言われている。貴方は得意な方だろうか?ただでさえ二重課題が苦手なのに脳卒中でさらに苦手になるとい…
夏の終わりの風物詩として毎年欠かさず見ていた 感動の押し売り番組 24時間テレビも 今年もギリ放送内でゴールできないまま、消化不良で幕を閉じた。 サライは、夏に思い出作れなかった人への鎮魂歌色々複雑な気持ちでリハビリとリハビリの合間に視聴した。その気持ちについては、このブログの基本にしている、『片麻痺オッサンの苦難のリハビリ闘病記』を、 ぶち壊してしまう恐れ があるので、 あえてここで語らない。詳細は、 24時間テレビを見ながら、バカみたいに つぶやいた、Twitterのタイムラインを見て頂きたい。※Twitterのリンクはブログ 下部の自己紹介にて。今年も、障がい者見世物番組として安定のクオ…
リハビリ入院生活ももうすぐ5ヵ月目に。そろそろ期間も間近だ。私は脳卒中の中でも比較的麻痺が強い脳出血なので、入院期間は大変長い。周りの戦友達(みんな脳梗塞)はどんどん退院していく。いったい何回カラオケで贈る言葉を贈った(歌った)ことか。 院内サービスで週2回カラオケタイムがあるが、元気な歌い手さんがどんどん卒業していく。 大変喜ばしいことだが、一人でメドレー歌って盛り上げるのも大変だし、 どんどん夜が寂しくなっていく。 それに周りがどんどん退院していくのに焦りも感じる。私はいつまで入院してるのだろう。リハビリを頑張って少し前進しても、世間はそれを追い越すように進んでいってるような気がする。 私…
今週のお題「残暑を乗り切る」 夏はずっと入院中なので、 今年の夏は 「今日も暑いですね。」なんて他愛もない会話すらしてない。だって院内はずっと一定の室温を保られている。 涼しい、というより快適。24時間ずっと快適。同室の方全員が同じオッサンなので、夏恒例の、醜いクーラー温度争いも勃発しない。 夏を感じることといえば、昼勤ナースが真っ赤な顔して汗だくで出勤してくるのを見かけるぐらい。 そんな快適リハビリ入院生活であるが、眠気がある時は身体が火照り出し、体が暑くなる。人は眠い時、体温が上がるそうだ。こんな時は眠くて眠くて仕方がない。 リハビリもままらない。あまりにも眠気が酷いので 一時期冷えピタで…
先日、 先日、もしかしたら味覚神経も麻痺してるかも?! と投稿したが、本当に味覚障害になってしまったのか気になって仕方がなかったので、 担当の主治医の先生に、何を食べても味を感じないことを相談してみた。私の担当の主治医の先生は、女優の財前直見に、 ビビるぐらい似ている。 ドラマで女医役をしそうなのも相まって、主治医の先生と話してるときは、まるで財前直見主演の 病院ドラマのワンシーンの撮影のよう。思い浮かべて欲しい、 財前直見が白いドクター着をバシッと着て、大きく足を組んで、右手の人さじ指をくいっとおり曲げて顎に軽く乗せているポーズ。 まさにそれ。 で、財前先生に味覚障害の件をきいてみたところ、…
脳卒中で手が麻痺になってしまってもちゃんとリハビリをさえすれば再び手が動くようになる、という考え方は、実はつい最近医学的に確立したそうだ。今やどこのリハビリ病院でも、麻痺した手が再び動くように、日々OT(作業療法士)の先生がリハビリをしてくれている。それが実は最近当たり前の事実になった、というのだから驚きである。しかし、つい最近とは言っても、実際どれぐらい直近だと思うだろうか? 100年ぐらい前? 半世紀前? いえいえ。 なんと 1996年だそうだ。衝撃のたった23年前である。 びっくりするぐらいつい最近だった。 Yahoo! JAPANの サービス開始と同じだ。それまでは、 「脳卒中などで …
もうすぐ私の誕生日だ。リハビリ入院が始まった時、まさか自分の誕生日までリハビリ生活が続くとは思わなかった。せっかくの誕生日だし、なんか旨いもん食わしたるわ、と、昨日、実家の両親がわざわざ田舎から大阪まで面会に来てくれた。今日のバースデー外出ランチの件は一週間前から聞いており、この日のために外出届も出していた。 何を食べようかずっと考えていた。 今はどんなところでも行けることは出来ない。車椅子でも問題なく入店出来る店が絶対条件だ。完全バリアフリーとはいかないが、 通路が狭かったり、 乗り越えられない段差があればアウトだ。 今回脳卒中によるリハビリ入院だが、基本的に外出に関しては何を飲み食いしても…
作業療法士のリハビリの先生からリハビリ中に聞いた深イイ話。「もしインド人が右手麻痺になったら」インド人は左手を不浄の手とし、お尻を拭いたりする時に左手を使う。 左手でご飯を食べたり握手したりお金を持ったり絶対しない。 そこで本題の 「もしインド人が右半身麻痺になったら」 であるが、 もし通常ならば右麻痺患者は、 生活が不便にならないように利き手交換を行う。 まず最初に利き手じゃない左手でお箸持ったり色々出来るよう訓練をする。 それから並行するように右手のリハビリを行う。これが作業療法の通常の流れだ。インド人は右手でご飯を食べる風習が昔からある。もしインド人が右半身麻痺になったら利き手交換は絶対…
入院生活も4ヶ月が過ぎた。 さすがに4ヶ月も同じ生活を続けていると、 色々飽きが出てくる。 もちろん肝心のリハビリも飽きがくる。 その飽きはモチベーションの低下に繋がる。他にも食事にも飽きがくる。入院中はしっかり朝昼夕と1日3食配給される。学校の給食のように献立がきまっており、毎回違うメニューが出てくるが、 流石に何ヶ月も毎日病院食を食べていると、いつか必ず飽きがくる。 メニュー自体毎回違うのだが、 不思議なことに毎回同じものを食べているような錯覚におちいる。脳の刺激が少なくなっているためなのか。次第にご飯の時間が楽しみでなくなってくる。食事が苦痛になってしまうとリハビリ入院生活が嫌になってく…
4月4日に倒れて、入院生活が始まって以来 、ずっと使えてなかったネット回線が解禁となった。 スマホは手元にずっとあったが、やり過ぎ防止のため、simカードは抜かれてた。ようはずっと圏外のままだったのだ。病院なので、基本、外のフリーWi-Fiは拾わなない。 実は、今いる回復期のリハビリテーション病院に転院してからまもなくしてスマホは復活していた。理由は麻痺がだいぶ回復してきたのと、このリハビリテーション病院が、スマホをゆっくり触ってる時間がないほどリハビリする時間が多いためだ。土、日祝などない。 1年365日常に毎日リハビリがある。 リアル月月火水木金金なのだ。3時間ぶっ通しとかわりとザラだ。上…
【番外】隣のクラスの男子の机の中から大量のエロ本が出てきて、なぜか私が犯人にされてしまった思い出話
今考えても余りにも意味不明で理不尽である。 事件は放課後に起きた。 帰りの会も、さよならの挨拶も終わり、さあ帰るぞと思ったその時、突然隣のクラスの担任のパンチパーマ風の髪型のオバハンの先生に、呼び出しをくらった。 自分の担任ならいざ知らず、隣のクラスの担任からの突然の呼び出しに戸惑いながらも隣のクラスの教室へ向かう。 いつもの見慣れた教室ではない隣の教室にドキドキしながら入ると、教卓の前にそのパンチ先生が腕を組んでこちらを睨んでいた。 そして最近あまり交流ない隣のそのクラスの生徒が2人いた。 まったく知らん奴らではない。2人とも低学年の時よく遊んだ友達だ。 ※小学生時代は、クラスが代わると疎遠…
ネタじゃなくて マジであるんだなぁこれが。 炭水化物定食 「焼きうどん+ご飯」 一応ご飯はいつもより気持ちこもり 私は食事制限がない普通食をもらってるが、この炭水化物とご飯の組み合わせは、わりとよくあるから困る。 でも、入院生活も急性期から換算して4ヶ月が過ぎた。もうどんな組み合わせが来ても驚かない。 最後までお読み頂き誠にありがとうございました! この投稿を少しでも面白かったと思った奇特な方は是非シェアをよろしくお願いします。 コメントもお待ちしておりますm(_ _)m
週に2回だけ早朝出没する「ホリー!」と叫びながら徘徊するおじさんの謎が16年越しに解決した話朝早く5時前頃に目が覚めた。 最近どんどん起きるのが早くなっていっているような気がする。 今日も変わらずおいおいジジイがうるさい。 おいおいジジイとは、最近「おい!おい!」と、どこぞの病室で怒鳴って怒ってるジジイのことである。いつも廊下中に響きわたっている。 隣の病棟のため、どんな奴かは謎だ。 まさか男性ナースでないとは思うが。とにかく声が不愉快でうるさい。 他のジジイが「うるせーぞ!」と怒鳴って喧嘩が始まると最悪のパターンである。私がいるのは脳神経の病棟。脳の疾患は何も運動機能だけではない。人によって…
新天地へ移ってからも変わらず便秘の日々は続く。 毎日下剤は飲んでるが、それでも1日一回お通じがあれば御の字。麻痺になると日中歩く機会がないので腸の動きが弱くなり便秘しやすいんだそう。 そんな中朝から珍しく便意があったのでトイレへ。 気張っても気張っても全然出る気配がない。そんな時はすかさず穴をウォシュレットでこ突くとダムが欠壊したように糞便が飛び出してくる。 昔からこのスタイルに慣れてしまいこうしないとうんこが出ない体になってしまった。 家でも会社でもこのスタイル。公衆トイレのウォシュレットでも抵抗なく使える。 だってうんこが出ないんだもん。 そんな体になってしまったもんだからさぁ大変。もちろ…
当日はいつものリハビリの先生と今回私の身体を使ってボバース法を学ぶ別の2名のリハビリの先生が私の病室まで迎えにきてくれた。 2名とも関東の病院からボバース法を学ぶためにこられた先生で、2名とも私よりもちょい年齢が上っぽい。セラピストの世界は20代が中心の若い人が活躍する世界なのでそれを考えると、今回私を担当してくれる両先生はかなりベテランの先生かもしれない。 この時点でもうワクワクが止まらない。 講習会場はいつものリハビリとは違う別室でするようだ。会場に到着すると、私以外にも生贄にされた、他の患者さんが男女問わず既に数名いた。病棟でよく見かける同じ病院の患者さんだ。お互い面識はないが、あ、いつ…
担当のリハビリの先生から「ボバース法の講習会に参加してもらえませんか?」と誘いをうける。 最近リハビリ入院生活も飽きてきたところだったので悩む間も無く私は首を縦にふる。 詳細はこうだ。ボバース法と呼ばれるボバース概念をを用いたリハビリを学ぶための講習会に生きる教材として身体を提供してくれという話だ。私が学ぶわけではない。 ボバース法を学ぶために全国から腕に自信のある療法士の先生が来るという。これはいい刺激になりそうだ。 ボバース法について気になったので、グーグル先生に聞いてみた。 しかしあまりにマニアックだったのか流石のグーグル先生でもよくわかっていらっしゃらなかった。ググれカスという言葉を考…
新天地の回復期病院に転院して数日経った、とある晩、上半身の痒みが酷くて眠れなくて堪らずナースコール。 薬を塗ってもらった(入院中はナースさんに相談すると病院によっては院内の皮膚科から塗り薬を調達してもらえる。)それでも痒みはひかず身体をボリボリ。「これはいけん‼︎」と思い、トイレ行くついでに上半身を詰所(ナースステーション)でクールダウンさせて頂くことに。 上衣を一枚脱いでランニング状態に。さらにアイスノンで幹部を冷やしてくれた。 しばらくひえひえを楽しんでいると、ナースコールが鳴る。詰所で待機していたナースさんがどこかの病室に消える。 そして、『なかなか寝れない』という理由でナースコールを押…
新天地の回復期病院に転院して数日経った、とある晩、上半身の痒みが酷くて眠れなくて堪らずナースコール。 薬を塗ってもらった(入院中はナースさんに相談すると病院によっては院内の皮膚科から塗り薬を調達してもらえる。)それでも痒みはひかず身体をボリボリ。「これはいけん‼︎」と思い、トイレ行くついでに上半身を詰所(ナースステーション)でクールダウンさせて頂くことに。 上衣を一枚脱いでランニング状態に。さらにアイスノンで幹部を冷やしてくれた。 しばらくひえひえを楽しんでいると、ナースコールが鳴る。詰所で待機していたナースさんがどこかの病室に消える。 そして、『なかなか寝れない』という理由でナースコールを押…
今週のお題「わたしと乗り物」介護タクシーに乗った話。 突然他の病院に転院が決まった。 しかも出発は明日のお昼。急にもほどがある。全然心の準備が出来ない。 4月4日入院生活が始まり1ヵ月ちょい。長いようで短かったこの病院ともついにおさらばする日が来るとは。 といっても退院ではなく引き続き違うリハビリテーション病院でリハビリ入院が始まるだけのこと。 私がいる病院は急性期病院と言って私のように救急隊員によって搬送される最初の病院だ。この急性期病院は国の医療制度により入院できる期間が決められている。 今夜はいつも以上に眠れなさそうだ。翌日5月8日、 最後のお昼ご飯をごちそうさましたあと着替えを済ませ、…
4月4日入院以来、脳内出血患者の私にとって生活に欠かせない乗り物がある。 それは車イスである。 ↓これが愛車の車椅子とまっティくんだ! OT(作業療法士)の先生に、だいぶカスタマイズされている、通称ハウルの動く城だ!↓以外と知られていない車椅子ブレーキ。 左右に存在し、患者自身が行う。立つ時には絶対欠かせない。これが乗り始めは中々癖付けできない。 車椅子は、言わば私の足代わりだ。寝ている時以外はほぼ毎日乗っている。麻痺患者は、立ったり座ったり頻繁にすることがないので、基本は車いすに座位ベースで、トイレの便器や病室のベッドに移乗をする。入院初期は勝手に車いすから他への移乗は単独でしてはいけない。…
プンプンかあさんと工場長は私が一般病棟の7階のナースさん達で1番好きなコンビである。 プンプンかあさんことKさんは私がリハビリから自室に帰った来たとき、あまりに汚い私の机周りを見かねて、プンプン怒りながらも綺麗に片ずけてくれた心優しい、 ツンデレ美人ナースさんだ。私の担当看護師でもある。 ↓汚い床頭台(しょうとうだい) ある日学校から帰ってきてた自分の部屋を怒りながらもきれいに掃除してくれるお母さんのよう。だからプンプンかあさん、 工場長と言う名前は私がつけていない。プンプンかあさんがつけた。 なにやら見た目が工場長みたいだから。というおおよそ女性につけるあだ名として大変失礼な由来。 工場長こ…
今回のリハビリ入院でふと思うことがある。 リハビリ入院は、入院しながら、また自分でなんでもできるように日々リハビリを行う。 リハビリをすればするほど活動の幅や動作範囲が広がり、その分転倒などの危険度が比例して上がっていく。 入院初期では落ちた物すら自分で拾うことなどできなかったが、 日々のリハビリにより、腰を曲げたり手や腕をしっかり伸ばすことが容易になったので、落ちた物を拾うことなどナースさんの手を借りなくても簡単だ。 簡単だが気をつけないとバランスを崩して転倒する危険性がある。 実際転倒すると担当ナースが、家族に「ちゃんと見ていなくて申し訳ございません」と緊急電話連絡がいく。家族に余計な心配…
預かってもらっていたスマホ(アイポン)がついに戻ってきた。いい加減手書きで手記を残すのに限界が出てきたので、妻にお願いをして、倒れて以来ずっと触ってなかったスマホを戻してもらった。 しかしやりすぎ防止のため、simカードは預かってもらった。もちろん病院にWi-Fi設備は無いのでsimカード無きスマホなんぞ 単なるカメラである。しかしそれでも私は構わない。病院食の写真を撮りためたかったし、手記の際、漢字が分からない時調べられる。それに一番スマホでしたかったのが、手書き手記のバックアップである。 私は入院が始まってから大学ノートに手書きで毎日日記をつけていた。このブログの原稿である、その手書き手記…
季節はすっかり夏になってしまった。ずっと引き篭もり状態なので外の世界が今どうなっているかはわからないが、蝉の鳴き声が聞こえる。 カレンダーで確認しなくてもはっきり分かる。今はまごうごとなき夏だ。4月4日、桜が咲きはじめた春春先にリハビリ入院が始まり、ベッドの上で平和から令和に代わり、 無駄に長い、ただ有給日数をカバーするだけのゴールデンウィークも終わり、 いつ間にか梅雨も過ぎ去り、 季節はとうとう夏になってしまった。子供達は今夏休みを満喫中。春休みの終わりがけに倒れたので、まるまる1学期はパパ不在だったわけだ。 夏になる度、昔家族と出かけた潮干狩で起きた、私が祖父を殺しかけた殺人未遂事件を思い…
リハビリ入院生活も2週間ぐらい過ぎた。 今日は立つ(立位)練習とのこと。立つ動作に関しては、 動作でもかかせない基本中の基本動作だ。安定した立位ができないと、ベッドから車椅子、車椅子から便器への移乗など、 生活行動において、安定した立位は、とっても重要な動作となる。 だがしかし、ただ立つだけなのにとっても難しい。 リハビリ開始直後から、先生の動作介助(トランス)とともに座る立つの動作を繰り返す。 リハビリの先生曰く膝に力を入れながら両足の裏の重心を爪先からかかとに移しながら、やや 前かがみに、お尻が軽くなるのを感じたら左足かかとを踏ん張って背を伸ばす。こうすると立てるそうだ。何回も何回も繰り返…
忘れもしない。小学校6年生の給食後の掃除時間に事件は起きた。何やら教室が騒騒しい。 事件現場にいる友達に話を聞くと、 ウンコが落ちてるとのこと。意味が分からない。ここは空き地ではない。その例のウンコを確認。確かにウンコだ。見たらだいたい分かる。犬の糞じゃない。 まごう事なき 人糞が教室のど真ん中に落ちていた。 まんまるい形をしていた。場違いにもほどがある。 蹴ればどこか勢い良く転がりそうだ。便秘中によくお見えするやつで、重量があるため排便の途中であらわれると便器に溜まった水がお尻に盛大にかかる。いわゆる返り血の大きな原因となるやつだ。それが便器ではなくあろうことか神聖な教室にいらっしゃる。 先…
シャバ時代(病気前)のとある日、家でくつろいでいたら、妻から写真付きのメールが。本文は、ソックリ!とだけ。 添付の写真を開くと自分の写真だった。まったく意味が分からなかったがその写真は私ではなくサンシャイン池崎が自身のブログで使用した自撮りの写真だった。妻は遠くの方でフガフガ笑っていた。しかし自分でも気持ち悪いぐらい似てると思った。それから彼のテレビの露出アップと共にたびたびまわりに指摘されるようになった。 入院生活も少し慣れてきたころだった。いつかナースさんの誰かにサンシャイン似のことを突っ込まれるだろうなあとドキドキしながら過ごしていたら、案の定突っ込んできたひとがいた、急性期時代のリハビ…
【番外】布団クリーニングの訪問販売にひっかかり10万円請求された話。【後編】
今週のお題「人生最大の危機」に直面した、 布団クリーニング詐欺にひっかかり10万円請求され た話 の続き 何も考えずに不用意にドアを開けてしまった私がおバカだった。 ドアを開けてしまったことで、嫌でも対応する形になってしまった。 しかし晴彦(顔が加藤晴彦に似ていたので以降、晴彦と呼ぶ)は、訪問販売にありがちな、ドアを足で止めたり、強引に玄関に入って来ようとすることはなく、 終始玄関の外でポジションを取ってニコニコしていた。悪い奴ではなさそうだ。 ファーストコンタクトでそう思ってしまったので、警戒心は最初から無くなっていた。ただ、こいつは何かをしにきたのは間違いないと思った。 春彦が口を開いた。…
リハビリ生活も1週間ぐらい過ぎた。 ずっとリハビリを続けているが、なかなか先生の補助無しでは立つことができない。 ただ立つという何気ない単純な動作がこんなにも色々な筋肉を使う難しい動作だったとは。今後補助無しで立つことができるとは到底思えない。いわゆる、無理ゲーである。歩くなんてとんでもない今から逆立ちを覚える。まさにそんな感じだ。リハビリは筋トレとは違うが楽に立てるように立つために使う筋肉を鍛えるのも大事。だからひたすら一人で自主トレ。 あんまりやり過ぎると逆効果なのでそこは先生の支持に従う焦らずにコツコツと 日々精進。 最後までお読み頂き誠にありがとうございました☺️ この話を少しでも面白…
私が入院した病院は食事が美味しいと評判の病院だったようで、 多数の病院で入退院を繰り返しているおっちゃんも大絶賛していたり、ネットのクチコミでも食事が美味しいというカキコミがチラホラあった。 ↓美味しかった病院食 毎日毎日美味しい食事に日々感動していたある日、なんと玉子大好きの私が1番好きなメニュー、親子丼が出てた。 親子丼は本当に大好きなメニューで、一時期毎日なか卯に行ってた時期があった。 これに関しては昔勤めていた会社に駐輪場がなく近所のなか卯に毎日勝手に停めさせて頂いていたお詫びの気持ちもある。それぐらい私は親子丼には目がない。だから親子丼が出てきた時は大変うれしかった。早速1口食べた。…
トイレに行きたい時はナースコールを押してナースさんを呼んでトイレに連れて行ってもらう。 排泄中はナースさんは空気を読んでトイレから去る。 確かに誰かに見られているとおしっこもうんこも出ない。相手が異性のナースさんならなおさらである。そのへんは割とすぐ慣れるが。 トイレに連れて行って最初に介助してくれた人とトイレが終わって自室に戻してくれる人が代わる、立ち代わりと呼ばれる現象が度々起きる。ナースさんもトイレが終わるのをいちいち待ってるほど暇もないのでトイレから出たら次の患者の元に行く場合や持ち場に戻る事が多い。 ナースさんの入れ替わり。これが最初慣れないうちは意外とびびる…
今週のお題「人生最大の危機」いつだっただろうか。 田舎出身の私が、ミナミの帝王に憧れて、大都会大阪に単身住み始めて割と慣れ始め、電車を色々使って遠出し始めた頃の話である。 阪急電車に乗ろうと阪急梅田駅の茶屋町方面の改札口の券売機付近で電車賃が記載された看板をじっと見上げていた時、ふいに肩をポンポンと叩かれた。人を呼ぶときに軽く叩くやつだ。びっくりして振り向くと、顔はホームレス風の小汚い感じで、身なりはスーツをバシッと着こなしたオッサンがこっちを見てニヤニヤしていた。 面識は全然ない。当時大阪駅周辺にはホームレスが風景と化すぐらいいたので、その類かと思った。スーツを着たホームレスぐらいおるやろう…
週2回だけお風呂に入れる。入れるっていっても湯舟には浸かれない。シャワーのみ。ただし、ひとりで問題なく歩行ができるようになったりすれば湯舟に浸かれるようになる。 お風呂には ナースさんに介助してもらいながら入る。 脱衣場で全裸になりお風呂用の車椅子にのりうつる。 今日のお風呂介助人は若目の茶髪のねーちゃんだった。当然フルチン。入院生活が長くなると、その辺は慣れるが、その慣れがシャバに出たときどんな影響が出るか怖い。車椅子に座ったまま 顔と頭をあらう。そのあとは背中以外は自分で洗い、背中と利き腕の腕は関節の都合上自分で洗えないので洗ってもらう。それでシャワーしておしまい。 私はこの時介助人さんに…
入院中はテレビを見るのにお金がかかる。よく旅館などで部屋で有料のビデオを見るときとよく似ている。 入院中はテレビはタダで見るものという概念が崩れる。病院によって相場は違いそうだが、私が入院した病院では 1000円で20時間見れる。テレビカードと呼ばれるぱっと見テレホンカードみたいなカードを1000円で購入することでテレビが見られる。 ↓実際のテレビカード 20時間1000円なので1時間50円。意外と良心的。しかし本来テレビは公共の電波なので無料のはずなのだが、いったいテレビカードを作ってる業者は何を考えているのか。しかし腹たつことにテレビ視聴が1番コスパのよい暇つぶし。スマホはパケ代くうし。全…
手術後一週間ぐらい寝たきり状態が続いたが、この一週間は目の焦点も合わずずっとぼやーっとしていたらしい。むろん家族でも面会謝絶状態だ。それだけ脳の手術は大変負担が大きいのだ。 医療用ホッチキスの抜糸も終わり、状態もだんだん落ち着いてくると、リハビリもちょこちょこ始まりだした。 リハビリと言っても最初は言語のリハビリ。口を大きく開けたり発声練習したり。日にちも経って少し体力がついてくると、運動のリハビリが始まった。今まだ私の左半分の感覚は、ただの肉の塊だ。動かし方がわからない。耳たぶを意識して動かす。と想像してもらえると、手足を動かす難しさのイメージが分かっていただけると思う。最初は手足を動かす練…
【番外】布団クリーニングの訪問販売にひっかかり10万円請求された話。【前編】
今日から不定期で更新させて頂く番外編は メインコンテンツの闘病記 の内容とはまた別の話です。 が、基本は事実に基づいたノンフィクションで、主に想い出話となります。入院中にふと思い出したことをまとめています。ひっかかった、というよりか、ただ単に私が何にも考えて無さすぎだった。私がよしもと新喜劇に憧れて、大都会大阪に単身住み始めて割と慣れ始め、 当時ハマっていたモー娘。のライブを見に、東京へ遠征する日当日夜8時頃の話である。 私は20代前後の頃、モーオタさんだった。ちなみに推しは矢口率いるミニモニ。 ビデオテープが擦り切れるぐらい、『ミニモニ。ジャンケンぴょん』のPVを死ぬほど見たのだぴょーん。当…
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