基本、映画の感想。新旧問わず。 点数は付けない。 オススメの映画を、読んだ人が観たくなる、且つ、観てよかったと思ってもらえるものを書いていけたらと思います。
『TENET テネット』〜 難解なのに面白いのか?難解だから面白いのか?
(Tenet 2020年 アメリカ) ”Don't think! Feel.”(考えるな!感じろ。)と仰ったのは、彼のブルース・リー師。 本作の序盤でも” Don't try to understand it. Feel it.”(理解しようとしないで。感じて)というセリフが出てくるが、色々考えて理解しようとせずに感じる事が、本作の正しい楽しみ方なのかも知れない。 本作を理解し難くしているのも「時間の逆行」ならば、面白くしているのも又「時間の逆行」という要素。 時間の流れを「順行」している人物と「逆行」している人物が格闘したり、「順行」している車と「逆行」している車のチェイスシーンなどは、今ま…
(North by Northwest 1959年 アメリカ) アルフレッド・ヒッチコック最高傑作の呼び声も高い、巻き込まれ型サスペンス・アクション。本作の前後に製作された『めまい』、『サイコ』、『鳥』は、本作とともにヒッチコック映画ベストワンに挙げられることも多く、正に彼の全盛期に撮られた1本と言えるだろう。 因みに私が敢えてベストワンを選ぶなら、軽いのノリの『ハリーの災難』かな。 www.kashi-yan.com オープニングのタイトルバックからカッコいい。グリーンをバックに、上下、斜めにラインが引かれ、その線に沿って白抜きのキャスト、タイトルロゴが現れては消えて行く。やがてグリーンのバ…
(증인 INNOCENT WITNESS 2019年 韓国) 弁護士とは大変な仕事である。 自分が信じる正義とは関係なく、依頼人を守るために全力で弁護をしなければならない。 本作を観て、一番最初に浮かんだ印象はそんな事だった。 そう言えば『リーガルハイ』の古美門先生も、依頼人が悪だと分かっていても全力で弁護していたが、あれはお金の為にやっていた訳で彼の中では正義という事で、特に苦しんでいなかったっけ。 ニュースなんかで、通り魔犯の弁護士が心神喪失を理由に減刑を請求していたりするの見るたびに、一体どんな思いで弁護しているのかと疑問に思う。 本作の主人公である弁護士のスノは、世渡りが上手いタイプの…
(Mad Max 1979年 オーストラリア) わたしの映画好きの始まり。 何本かある、映画を観続けるきっかけとなった作品の内の1本。 過去、VHS、DVD、Blu-Rayと買い直し、ホント何度観返したか分からない。 きっとこれからも何度も観ることでしょう。 って、書いてる側から又観たくなってきた。 映画冒頭からアドレナリン全開! 舞台は暴走族が蔓延る近未来(1979年当時から見て)のオーストラリア。 対暴走族特殊警察「M.F.P.」から改造パトカー「V8インターセプター」を奪い逃走する自称「ナイトライダー」とM.F.P.のカー・チェイスから始まる。 パトカー2台を翻弄しながら逃げ続けるナイト…
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