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  • 【展覧会】李禹煥

    禅問答みたいな空間とか。瓦か石垣のような床面とか。なんだか楽しかったなぁ。空間に「問い」がふわふわと浮いている。正面から応答できそうなときもあれば、つかみ損ねてあれれとなるときもある、ような。-----李禹煥国立新美術館開館15周年記念国立新美術館2022年8月10日(水)~11月7日https://LeeUFan.exhibit.jp/https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/leeufan/(2022.9.23)【展覧会】李禹煥

  • 【展覧会】ゲルハルト・リヒター展

    ゲルハルト・リヒターは、名前は知ってるけど実はよく知らなかった。実物をたくさん見て、すごいとは思った。でも消化できてないので感想が書けない。塗り重ね、色を重層的に交差させる表現。場の記憶のような視点。-----ゲルハルト・リヒター展https://www.momat.go.jp/am/exhibition/gerhardrichter/https://richter.exhibit.jp/東京国立近代美術館(2022.9.23)【展覧会】ゲルハルト・リヒター展

  • 【展覧会】日本美術をひも解く─皇室、美の玉手箱

    粒選りな。美術館らしい、高い天井の展示スペースを、そぞろ歩いて見ていくのだけれど、なぜか、どちらかのお宅にお邪魔して「ウチで保管しているものなんだけど」と次々と気安く、解説してもらいながら、所蔵品を見せられているようなそんな気配を感じたのはなぜだろう。絵巻の名品展示がいくつもつづいててすごいし、細部にわたって美しく繊細な画、工芸にも目を奪われる。源氏物語画帖(伝土佐光則)の人物。七宝蜻蛉河骨図香炉(川出柴太郎)の取手の細工。挙げたらきりない。若冲の動植綵絵は正面から見れる高さの展示で、つぶさに見れてよかった。書はふだんきれいだなと思う程度なのだが、今回は小野道風の筆の味わいに打たれた。-----特別展「日本美術をひも解く─皇室、美の玉手箱」東京藝術大学大学美術館2022年8月6日~9月25日https:/...【展覧会】日本美術をひも解く─皇室、美の玉手箱

  • 【展覧会】装いの力―異性装の日本史

    観終わって、裡が波立つ。ざわっとする。越境しきれなかった事例(現実やものがたりの成り行き)を見たからか。ココ・シャネルが突破したことや何か、装い以外の場面でおそらくずっと越境は試みられ続けていて、完全客観では見れないところがある。興味深い構成。アート系統では中世の日本の作品(小碓命、とりかへばや、巴御前、阿国、若衆、稚児など)と、20世紀以降の表現と。ベルばら、リボンの騎士、ひばりくん、異性装といっても理由も自己納得も異なるのだ。そうか。読んだ当時は子供だったからよくわかっていなかった。歴史的経緯については、何度かの公権による禁止のことなど。明治期の新聞・雑誌記事の内容が興味深い。禁則破りで逮捕、という記事は却って、遮られたかつてある程度ふつうにあったのかもしれない越境を思わせる。経済その他の事情によって...【展覧会】装いの力―異性装の日本史

  • 【歌舞伎】歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎 2022年9月

    秀山祭九月大歌舞伎二世中村吉右衛門一周忌追善歌舞伎座-----追善興行でここまで故人に思いを遣ったのは初めてかもしれない。吉右衛門さんは、歌舞伎を見始めて2、3回目くらいのときに、石切梶原で大好きになって、同時期に池波正太郎の鬼平犯科帳にも嵌ってドラマの方にも手を伸ばし、以来ゆるゆると追いかけてきた。30年くらいだろうか。私は歌舞伎の蘊蓄派でないし、何年何月のだれだれがどうとの記憶力もさして持たず、不真面目きわまりない観劇者だと自覚していたのに。揚羽蝶繍姿の様々な役を見ていたら、もちろん、俳優さんがそれぞれの声でそれぞれの役を演っているに、私の頭の中では吉右衛門さんの声で台詞が再生されて、ああ気づかぬ間にこんなにも、吉右衛門さんが記憶の中に降り積もっていたのだと、ひとり、じくじくと涙が止まらず。第二部の松...【歌舞伎】歌舞伎座秀山祭九月大歌舞伎2022年9月

  • 【展覧会】ボストン美術館展 芸術×力

    「×力」とは?時の権力との関係性なのであった。日本から渡ったものが多くはあるけれど、11世紀~18世紀の幅で東西様々、重厚な作品を取り上げている。作品を作らせてしまう財力であったり、作品が必要とされる背景、制作の契機であったり、そもそも描かれている姿や光景の贅や規模であったり、権力の影響はいろいろ。そういう環境ではなくなった今の時代。振り返ることが可能なのは、作品が見れる形で残っているから、ということに改めて思い至ったりした。-----ボストン美術館展芸術×力Art&Power:FromPharaohstoDaimyōs.MasterworksfromtheMuseumofFineArts,Boston東京都美術館2022年7月23日~10月2日https://www.tobikan.jp/exhibit...【展覧会】ボストン美術館展芸術×力

  • 【映画】ブレット・トレイン

    おもちゃばこひっくり返したような映画だった。小ネタと伏線の波状攻撃、もももん。歌謡曲。昭和任侠と令和二次元とツイステッド新幹線ともろもろ、たぶん日本マニアな海外の方のほうが私より理解していっぱい笑えたのではないか。皮肉な展開をくすくす笑いながら(酸鼻なところはちょっと顰めながら)達者な役者さんたちががっつり真面目に、とっちらかる伏線をテンポよくかつぎりぎりついていける速度で表現してるのを、街や車窓のしつらえにちょくちょくツッコミを入れながらずっと楽しく見ていた気がする。エンドロールのバックの絵づらがなかなかに味わい。-----公式サイト:https://www.bullettrain-movie.jp/(2022.9.3)【映画】ブレット・トレイン

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