修道士の栄養源だったビール「ドッペルボック Doppelbock」について解説!パウラナーの起源となったビール
ドッペルボックが作られたのは修道士の断食中の栄養源としてでしたが、後にそれが現在の「パウラナー醸造所」の起源となるのでした。ボックビールの元祖「パウラナー サルバトール」を実際に飲んでレビューします。
【ケストリッツァー】ドイツの黒ビール、シュヴァルツ Schwarzについて解説します!
日本でも売られていることが多い黒ビールですが、その歴史は500年以上もある古いドイツビールの一つです。黒ビールファンなら知っておきたいシュヴァルツの歴史と特徴を解説します。
ドルトムンダー Dortmunderについて解説!流行に乗って成功を収めたビール
「エビスビール」のモデルにもなったドルトムンダーはピルスナーが起こしたビール革命の波に乗り、うまく時代のニーズに合わせて成功を収めたのでした。知られざるドルトムントのビール事情を解説します!
ケルシュ Kölschはどんなビール?ケルシュの歴史、特徴を解説!
ケルンの名物ビール、ケルシュは比較的新しいスタイルのビールですが、ここまで人気となったのはなぜなのでしょうか。ケルンにもともとあったビールが「ケルシュ」に生まれ変わるまでの経緯を解説します!
南ドイツのバイエルン州にある街、バンベルクには「Rauch ラオホ」と呼ばれるビールがあります。 「ラオホ」とはドイツ語で「煙」を意味するのですが、このビールが持つ特徴としては、燻製されたベーコンのような強い燻製香を持つ事です。 何故ラオホがそのような燻製香を持つかというと、ビールを醸造する段階で大麦麦芽を乾燥させる際に、暖炉の上で乾燥させるために煙が麦芽を覆い、煙の風味が麦芽に吸収されるのです。 どのようにしてラオホは作られる? どのようにしてラオホが作られるかを説明するために、一般的なビールを作るステップを簡単に説明します。 1:大麦を水に浸け、発芽を促す。(大麦の芽はデンプンを糖に変える酵素を持っている。) 2:発芽した大麦(グリーンモルト)の芽が葉や茎をのばさないために乾燥させる 3:砕いた麦芽を温水に混ぜ、糖化を促す。 4:ホップを混ぜ、煮沸した後に濾過する。(ホップの苦みと香りを出す。ここで酵素の働きを止める。) 5:タンクで発酵をさせる事によって糖分がアルコールとガスに分解される。 6:ビールの種類によってはこの後に低温熟成をされる。 7:濾過、瓶詰め 8:販売 となります。ラオホの場合は2段目の焙燥する段階でブナの木を燃やし、その上で麦芽を乾燥させるために煙が麦芽に移るという仕組みです。 昔のビールは乾燥を天日干しによって行っていましたが、それが雨によって出来なかったりするなどの不安定要素から、暖炉の上で乾燥させる事を思いつきました。 なので昔のビールは少なからず燻製香があったという事ですね。 また、ラオホが生まれた起源として、「火事で焼け落ちた醸造所から出てきた麦芽を使い、ビールを作ったら美味しかった」との逸話もあります。 焙燥技術が進歩すると熱風を用いて乾燥するため、煙がつかない麦芽が出来るようになりましたが、バンベルクのSchlenkerla シュレンケルラとBraurei Spezial ブラウライシュペツィアルの2醸造所だけはこのやり方を貫いてきたという事です。 ラオホの定義は主に焙燥方法についてなので、ビールのスタイルで言えば、ヴァイツェンやボックビールなども燻製させる事によってラオホヴァイツェンやラオホボックになります。
ヘーフェヴァイツェン Hefeweizenについて。実際に飲んでみて解説!
ヴァイスビール、ヴァイツェン、ヘーフェヴァイツェンなどの様々な名前を持つこのビールは、ドイツではかなりポピュラーなビールです。小麦の麦芽を使用してまろやかな味が特徴のこのビールを実際に飲んでみて味を確かめます。
悪魔と呼ばれたビール・・・デュベル Duvelを飲んでみたら本当に悪魔的だった!
ベルギーの有名ビール「デュベル Duvel」を飲んでレビュー解説。その名前に込められた意味とは?
デュンケルという言葉が招く誤解を解説!様々なデュンケルビールを紹介します
デュンケルという名前が招く誤解を解説!その他シュヴァルツ、ドッペルボックなども説明します!
デュッセルドルフの名物ビールで、その起源は13世紀ともいわれる「アルトビール」。その歴史や特徴、デュッセルドルフのおすすめ醸造所を紹介します!
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