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2019/05/13

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  • 検索で情報を取るのは欠点を探すバイアスがかかり国際交流に向かない

    バリ島の観光地って白人が勝手に想像する「アジアン」を島を挙げてプロデュースしてるだけなんじゃないかって気がしてきた。 この島にバリ・ヒンドゥ教を中心としたオリジナルな文化が根付いていることは確かだけど、ふらりやって来たガイジンが英語でいい加減に触れられる「バリっぽさ」なんてのは、所詮は巧妙に設計された集金システムでしかない。 浅草で売ってるゲイシャ人形みたいなもんだ。 例えばちょっと高価なバリ土産として有名なガムランボール。銀細工を施したウズラの卵くらいの金属のボールなんだけど、これを振ると外見からはちょっと想像できない澄んだ音がカランコロン鳴る。英語で瞑想ボールとか言われることもあるコイツ、実はバリ島に縁もゆかりも無い。だから当然バリ・ヒンドゥの僧侶がガムランボールで瞑想修行に励むようなこともないし、そもそもバリ島で売られるようになったのもここ数十年のことだという。だからそもそもバリ人がガムランボールの存在を知らない…。 北海道のレアチーズケーキみたいなもんか。 しかも僕は寺院とか川下りとか猿山とかに一切興味がない。棚田とか、米じゃなくせめて麦芽とホップを育てるべきだ。あと猿山じゃなくてネコ山かウサギ山なら良かったのにな。ハムスター山でもいい。バリ島のサル達には、もうちょっとあどけない可愛さを身につけるべく、引き続き進化を頑張ってほしい。 その上、僕はここ最近は自分を律するためにクジゴジは完全なシラフで仕事に励むことにしている。しかもゴジまでにはとても終わらず土日もなく社畜もビックリな時間までパソコンに向かっている日も…。 もはや何のためにバリ島に1ヶ月もいるのかわからなくなってきたよ。 ヒトは見た目が100% とはいえ。 部屋に引きこもって社会から完全に孤立するのはマズい。引きこもり体質の僕でさえ、さすがに1週間も人類社会との接触を絶つとだんだん精神が膿んでくる。一時は人間相手は面倒くさいからサル山から性格が良さ気なのを一匹もらってこようかと思ったくらい。 こういう時、ホステルのドミトリーは良い。人類と接触したくなったら、1階に降りれば暇してる言葉が通じるおサルみたいなのが絶対いる。 基本的にどこの国でもホステルっていうのは動物園のサル山みたいなもんで、この地球上で繰り広げられる人類の営みの縮図。すなわち人間模様を観察するには最適で、ホステルに泊まれば世界情勢を肌で感じることができる。次のG20はホステルで開

  • 徒然なるままにバリ島

    なんかメンタルが落ち気味で、いや、何か変なことがあったわけじゃないのだけど。なんか周期的にアゲアゲ期とクヨクヨ期を繰り返している気がする。そういう星の下に生まれたんだろうな。だから余計な事を考えないように限界まで仕事を入れて、土日もなく毎日忙しくすることにした。 そんなわけで中身のあるブログ記事を考える精神的余裕が全然ない。でも年初にフリーランスとして身を立てる過程で更新を怠ったら、一撃でGoogle先生の機嫌を損ねてしまったでのう…(=^・・^;=) だから今日は構成も考えず思いつくがままにグダグダ書こうと思う。ブログって本来そういうもんだろうしね。 バリ島は水回りがぶっ壊れる ここ最近投宿しているホステルはシャワーの水圧が素晴らしい。 基本的に世界各国のホステルってのは施工がグソグソで、特に水回りの設計は素人のゴミ仕事である。とりあえずお湯なんて概念はなく、冷水にしてもチョロチョロしか出ない。だからシャワーを浴びようにもシャンプーが皆目泡立たないし、むしろシャンプーが空気読まずに泡立ってしまった日には今度は流すのが一苦労なのである。 ところがこのホステルは違う。 蛇口をひねるとゲリラ豪雨もビビるレベルで温水が吹き出す。大深度地下の間欠泉かなんかに接続されているんじゃないか。だからもう日本人的モッタイナイ精神は宇宙のかなたに忘れ、滝行のごとく15分もシャワーの流水で温まるという贅沢を覚えた。 でも今朝シャワーを浴びていると、あ、最近は朝も昼も夜も熱水滝行をしている。趣味である。と、隣のシャワーからガラガラ!ガッシャーン!という音とともに「なんぞコレくそが!!」というイギリス英語が聞こえてきた。 なんかアメリカ人って大統領からしてアレだし常に何かを罵って銃ぶっ放している印象だけど、同じことをイギリス人がするとなんかウケる。大爆笑だ。彼らには大人しくシルクハットかぶって、クソちっこいカップで紅茶でも飲んで、お天気の話題で盛り上がっててほしい。 どったの(=^・・^;=)?僕はシャワーの仕切り越しに大声で聞いてみた。 「おうwww なんか全部取れたんだけどwww」 それで隣のシャワーブースを除いていて見ると…。シャワーや蛇口や温度調節レバー的な、いわゆる「シャワー」一式がすべて壁から外れ、おそらく冷水と温水であろう2筋の水しぶきが、それこそ間欠泉のごとく壁から湧いていた。 水もお湯もバンバン出てるし問題ないじゃんww

  • コミュ障サーファーと心の闇

    ここインドネシア、バリ島のビーチを歩いていると、もうほんとに死肉に集るハエのごとく、多種多様な物売りが声をかけてくる。 観光ガイドをかって出るタクシー運転手。彼はその顔立ちから、もっと東の島の出身だと見て取れる。同僚らしき男ともバリ語ではなく、インドネシア語で話す。よそ者がなにガイド気取ってんだ。ガイジンなめんな(=^・・^#=) それを断ると、今度はバイクタクシーのオヤジが売春に誘ってくる。僕は見た目がわかりやすく日本人だから、オンナ、オンナいうその狂ったアクセントが気に触る。離岸流で精霊流しにするぞ(=^・・^#=) イヤホンのボリュームを上げて下品な男どもを完璧に無視し、早足で浜辺まで突っ切ると、次に近づいていて来るのは老婆たち。なんでもマッサージを生業にしているらしい。でも僕はマッサージにはうるさい。その骨ばった細い腕では、残念ながら凝り固まった僕の肩はほぐせない。せめて握力40キロを超えてから出直して来てくれ。来世でな(=^・・^#=) 老婆の次はタトゥー屋だ。嘘かホントか、ヘナだという真っ黒い液体でイカツイ龍とかドクロを描いてくれるらしいのだけど、僕はもっとカワイイ絵柄がいいな。ネコとか、ウサギとかね。だからスマホで我が愛犬の寝姿を見せて、これを描けるかと聞くと「ファイルの図柄から選べ」と。無能めが。自分が乗る精霊舟のデザインでも考えてろ(=^・・^#=) それでも波打ち際までしつこく追いかけてくるのが、サーフィン屋だ。 どうやらここのビーチには大きなサーフィン組織がいくつかあるらしく、ボードを貸す管理職的なおっさん連中と、子供のころからココで波と遊んで育ったっぽい、見るからに地元の青年がインストラクターとして所属している。こうした貸しサーフィン業者はカルテルを結んでいるらしく、どこで聞いても同じ値段を言う。それより高い場合はぼっている。福笑いにして砂浜にぶちまけるぞ(=^・・^#=) そんな感じで毎日50人以上の有象無象から声をかけられる中、僕はビリーと出会った。 コミュ障サーファー 「Hey…. Surfing? You Japanese?」 僕が言うのも何だけど、目があってない。普通、こういうのって相手の目を見ながらギラギラ誘うんじゃないの?君、バリ人?どのサーフスクールの人? 「スラバヤだよ」 そう言いながら、彼はインストラクターの詰め所になっているらしいビーチパラソルを指さした。スラバヤとは

  • バリ島で中島らもにアル中を説教される

    人生詰んだ。 いや、僕の人生が詰むのは定期イベントなんだけども、これはもうガチ。絶体絶命ってヤツ。 酒が生き甲斐の僕が、あろうことか酒を飲むと激しく下痢する体質になってしまったのだ。 先週、ここバリ島の青い海と白い砂浜で、ビリーっていう好青年にサーフィンに誘われた。そんで酔ってて気分が良かったから二つ返事にオッケーしちゃったんだよね。 でも…そもそもサーフィンって柄じゃないし、身体が潮水でベタベタするのが苦手だし、さらにスキューバのライセンス持ってるのに足がつかない深い海が怖いのである。 行きたくない。サーフィンしたくない。海が怖い。ししもんはライオンだから丘にいるべきなのだ。 現実逃避が必要だ。 僕はホステルのルーフトップバーに走り、ビンタンビールの大瓶を購入。気分が良くなってくるまでひとしきり飲み干した。 ごろごろ… テキメン下痢ですよ。こりゃ確実にサーフィンの恐怖からくる心因性じゃない。原因は確実にアルコールだ。 ストッパは効く ただ日本には神薬という便利なものがありまして。僕は屋上のバーから自分の部屋に駆け戻り、ストッパを水無し一錠口に放り込んだ。 効く。やっぱストッパは効く。 心因性の下痢にはろくすっぽ効かず、逆に満員電車で漏らして会社に着くと強烈な便秘に。それを繰り返して痔になるという。そんな最悪な体験をした僕だけど、やっぱ器質性の下痢にストッパは即効性をもって効くね。 日本人でよかった。 と、なると。 ですよ。 ストッパをビールで流し込めば万事マルッと解決なのでは(=^・・^=)♬ などと退廃的に考えてしまうのがアル中なのです…。 実際、今までもウィスキーとかウォッカとか強い酒を飲み過ぎて胃が荒れると、太田胃散をビールで流し込んできた。これがテキメンに効くんですよ、奥さん。 なんだ。 おクスリが2種類に増えるだけじゃん。よかったよかった。問題ない(=^・・^=)♬ 中島らもに説教される ひと安心してトイレから出て、預けていた洗濯物を回収しようとホステルのカウンターに向かった。 すると。 なぜか談話室の本棚にふと目がいった。ほんと偶然としか言いようがない。でも英語や欧州言語で書かれた大判のペーパーバックが目立つ中、僕の視界に小さく日本語が飛び込んできたんだ。 ホステルの本棚ってやつには、世界各国の旅行者が残していった本たちが並んでいる。日本語本に関しては地球の歩き方とか、古びたるるぶとかね。中には図書

  • 「普通」に働かないと人間性の問題にされる日本社会のイジメ構造

    ここ最近の事件で「運転する年寄り」と「働いていない若者」の肩身は極限まで狭くなった。まぁ無職の肩身なんて元から狭いわけだけど、流石に犯罪者予備軍と決めつけるのはどうかと思う。 僕は2019年、人生3度目の無職からフリーランスという形で脱出できた感がある。ところが無職の肩身の狭さは実は今も続いているんだ。日本では。 東京郊外の住宅地でビーサン三十路男が昼間っからビール片手に鼻くそホジりながら散歩とかしていると、フリーランスだろうがなんだろうが下手したら通報されてしまう。実際にベンチに座っただけで通報されたってニュースを読んだし、正直な話、職質される。社員証とかないのにわざわざ職務を質問してくんなって話だ。美味しいビールの銘柄とか聞けよ。おまけに保険証すら持ってないものだから、これは確実に面倒くさいことになる。 祖国がそんな被差別民として僕を扱うなら、もう日本脱出して税金も年金も払わねーよ!バーカ!ってなるのは自然の流れだよね。 独身ノマドが税金・年金・健康保険を払わず合法的に南国で暮らす三種の神器 それにしても…。日本では「会社員」「公務員」「儲かってる自営業」以外は「ちゃんと働いていない」って見做されるの、いったいアレはなんでなんだ。三十路男がバイトとか非正規だと人間扱いされないし、僕なんてシンガポールの米系企業で正社員していた時ですら、東証二部企業の社員から「日本でマトモに働いた方が良い」とか説教されたこともある。 海外就職は「逃げ」ってヤツだね。 露店や屋台が多い街で暮らすと価値を生み出してお金に変えるという感覚が身につく 日本企業で遅くまで残業して、結婚して子供2人つくってベビーカーで電車に乗らず、ダサいベットタウンにダサい建売物件買って、子供が育ったら実家からキッチリ叩き出し、定年退職したら運転免許を即刻返納! これ「だけ」が日本で暮らす日本人の正しい人生であり、それ以外は「ちゃんと働いていない」人なのだ。 ヤバい(=^・・^;=) しかも一度「ちゃんと働いていない」と見做されると、理不尽にも「人間性に問題がある」ことにされてしまう。昨今みたいな事件があった日には犯罪者予備軍である。あんまりじゃないか。 確かにまぁ僕は結構偏った個性の持ち主だと自認しているけど、だからといって少なくとも経済的に自立しているし、犯罪歴だって真っ白だ。 しかも。ちゃんと40年満員電車に耐え残業してダサい建売りにレスの奥さんと住

  • 国家・民族・宗教は白人スタンダードから中華・イスラムに塗り替えられる

    インドネシアのバリ島には、地理的な近さもあって年金暮らしのオーストラリア人がウジャウジャいる。物価が安くてグダグダ暮らしやすい東南アジアで沈没しているのは日中韓の東アジア人だけではないのだ。 僕がシンガポールのホステルでバイトしていた時と相変わらず、ここで出会ったオーストラリア人の年配男性は多かれ少なかれ「オラが村ジジイ」という感じ。言動があからさまにエラそうで、そこにはアジア人を見下した態度も透けてみえる。 まぁ国を問わず爺さんとは潜在的にそういう生き物な気もするけど。 バリ島にはワルンと呼ばれる地元食堂があちこちにあって、残念ながらその多くは観光客向けになってしまっている。けど今でも裏路地を入れば地元民ご用達のちょっと汚らしくて安い店を見つけられる。リゾート地として名を馳せるバリだけど、地元民に合わせた生活をしていれば300円で美味しい地元料理をお腹いっぱい食べられるのである。 ただ沈没外国人にとっても地元ワルンに辿り着くのはそう難しくなく、夜はもっぱら長期滞在オーストラリア人の溜まり場になっていることも。酔っぱらい無免許運転のスクーターで、ビンタンビールの看板の光に夜な夜な吸い寄せられてくるのだ。 僕が通っている近所のワルンも、酒が飲めることもあり行く時間帯によっては白人のグループに占拠されている。グループといっても4人くらいだけど、これは集団が苦手な僕にとって困った事態だ。なにしろ地元民ご用達のワルンには、せいぜい10席くらいしかない。だから静かに食事したいのに白人団体がいる時間には彼らに絡まれずにご飯にありつけない。 「ああ、またお前か」 僕は英語で暮らすようになってから日が浅いからか、白人コミュニティに混ざるといまだに「すげー俺、この爺さんの言ってることがわかるわぁ…」と狼狽してしまう。そして爺さんたちの昔話や自慢話を延々と聞かされることになるのだ。 ワルン食堂で話しかけてくるオーストラリア人爺がムカつくのは「仕事がたくさんあるオーストラリアに移民しろよ」と言っときながら、心の底では移民を心良く思っていないことを匂わせるからだ。オラが村マウンティングである。オラが村においでよ!ま、君には無理だろうけどね。 バルス(=^・・^#=) まぁそんな感じでここ数日僕は沈没オーストラリア人にうんざりしており、よっぽど食事するワルンを変えようかとも思ったんだけど、なにせこの店はオバちゃんが気さくで、しかも安くて美

  • 国家・民族・宗教は白人スタンダードから中華・イスラムに塗り替えられる

    インドネシアのバリ島には、地理的な近さもあって年金暮らしのオーストラリア人がウジャウジャいる。物価が安くてグダグダ暮らしやすい東南アジアで沈没しているのは日中韓の東アジア人だけではないのだ。 僕がシンガポールのホステルでバイトしていた時と相変わらず、ここで出会ったオーストラリア人の年配男性は多かれ少なかれ「オラが村ジジイ」という感じ。言動があからさまにエラそうで、そこにはアジア人を見下した態度も透けてみえる。 まぁ国を問わず爺さんとは潜在的にそういう生き物な気もするけど。 バリ島にはワルンと呼ばれる地元食堂があちこちにあって、残念ながらその多くは観光客向けになってしまっている。けど今でも裏路地を入れば地元民ご用達のちょっと汚らしくて安い店を見つけられる。リゾート地として名を馳せるバリだけど、地元民に合わせた生活をしていれば300円で美味しい地元料理をお腹いっぱい食べられるのである。 ただ沈没外国人にとっても地元ワルンに辿り着くのはそう難しくなく、夜はもっぱら長期滞在オーストラリア人の溜まり場になっていることも。酔っぱらい無免許運転のスクーターで、ビンタンビールの看板の光に夜な夜な吸い寄せられてくるのだ。 僕が通っている近所のワルンも、酒が飲めることもあり行く時間帯によっては白人のグループに占拠されている。グループといっても4人くらいだけど、これは集団が苦手な僕にとって困った事態だ。なにしろ地元民ご用達のワルンには、せいぜい10席くらいしかない。だから静かに食事したいのに白人団体がいる時間には彼らに絡まれずにご飯にありつけない。 「ああ、またお前か」 僕は英語で暮らすようになってから日が浅いからか、白人コミュニティに混ざるといまだに「すげー俺、この爺さんの言ってることがわかるわぁ…」と狼狽してしまう。そして爺さんたちの昔話や自慢話を延々と聞かされることになるのだ。 ワルン食堂で話しかけてくるオーストラリア人爺がムカつくのは「仕事がたくさんあるオーストラリアに移民しろよ」と言っときながら、心の底では移民を心良く思っていないことを匂わせるからだ。オラが村マウンティングである。オラが村においでよ!ま、君には無理だろうけどね。 バルス(=^・・^#=) まぁそんな感じでここ数日僕は沈没オーストラリア人にうんざりしており、よっぽど食事するワルンを変えようかとも思ったんだけど、なにせこの店はオバちゃんが気さくで、しかも安くて美

  • 定住して同じ人間社会と年取ってくのが嫌だから税金払わず永遠に海外旅行する

    ここ最近、白砂のビーチを1キロくらいテクテク歩いて海岸沿いのWiFiカフェまで「通勤」している。 東南アジアの灼熱の太陽も朝8時にはまだ大人しく、ヤシの木の隙間から淡く溢れるオレンジ色の光が美しい。波打ち際には子供が駆け回り、少し沖合には褐色に焼けたサーファーたちが点々と波待ちしている。煌めく朝日に浸かっているみたいだ。 ここは世界的に有名なサーフィンのメッカであるらしい。来るまで知らなかったんだけど(=^・・^;=) 「へい!サーフィン!」「ナミノリ?」 サーフボードのレンタル屋とかサーフィン教室の男たちは、こんな僕にまでスゴい熱量でめっちゃ声をかけてくる。完全防備でイヤホンを装着し、MacBookを裸で抱えているんだけども…。しかも僕は見た目がモロに日本人だから、二言目には日本語に切り替わり「ナミノリ!なみのり!タノシイヨ!」になる。これは明らかに「なみのりピカチュウ」の功罪だ。面倒くさいなぁ。 僕はサーフィンっていうよりビールが似合う男なんだよね。スクサマッ! その時はこれでなんとか逃げられたんだけど。 ところが昼まで仕事して、ちょっと昼寝でもするかと白人女子の際どいビキニを眺めながら同じ砂浜を歩いて帰る途中。朝と同じサーフィン男が僕のご所望の通りに今度はビールを用意して待っているではないか。なんて商魂たくましい。 「ビイルゥね、ビイルゥ!」 日本人にビアではなくBi-Ruってのは物売りの世界常識らしく、この言いにくいRuをムダに頑張って発音するのがカワイイ。たぶんローマ字にLが無いからRと書いているだけなのに。 しかし少年よ。買ってあげたいのは山々谷々なのだが、今日は金曜日だ。日本文化にはノウキってのがあって。残念ながら午後もガッツリ仕事しないと終わらないんだよ。さらに僕は原価厨でね。そのビールを道を渡った、ほら、あそこのサークルKで買えば、50円安いの知ってんだよね。 でも、あれだ。後ろから歩いてくるあの女子たち!あれも日本人だろうから、冷えたビールをこのビーチで在庫しといてくれた君の手間に50円の価値を見出すかもしれないよ。 「じゃあ明日は土曜日だから買うってことだな!明日も来いよ!サーフィンもしよう!」 いや、原価厨だからさ…。でも良いヤツだ。明日は彼からビイルゥを買おうと思う。それにサーフィンだってやってもいいかもしれない。 僕はこういうわけわからん場所で、わけわからんヤツと、通じてるのかすらわけ

  • やりたい仕事がないなら出来ないことから逃げてデキることだけやる

    引きこもりの人が絡む事件が連鎖しているためか、ここ数日このブログのアクセスが増えている。よくも悪くも、うまく働けない人に注目が集まってるんだろうな笑 当然、該当する事件のニュースも追っている。そこで注目するのは記事本文じゃなく、ついているコメントだ。辛辣なコメントの中に埋もれがちな、同じような境遇のうまく働けない人たちの不安な声。境遇に対する憂いや憤り。 ここから僕は気づきを得られる。 その中で「やりたい仕事が見つからない」と言う声がちらほらあって残念に思う。根本的に間違っているからだ。 仕事がめっちゃデキできる専門職や起業家ならいざ知らず、いやむしろそこそこ仕事がデキるにしても、やりたいから仕事している人なんてそんないないだろう。とりあえず生きるため、家族を養うため、本当はやりたくないけど「とりあえずデキること」を必死に頑張っているのだ。 その「必死に頑張ってデキること」がないんだ! コメント主からそう言われてしまいそうだ。でも「必死に頑張ってデキること」は自分だけの努力で作れる。それを「やりたい仕事」と感情を混ぜて曖昧に考えるから、その具体的な職業が見えなくなり八方塞がりになってしまう。 仕事をするのにオンリーワンになる必要はない。ましてナンバーワンはオーバースペックである。誰にでも出来るような仕事を、誰にでも出来るようにすれば良いんだ。 今日は「やりたい仕事」にこだわるのはモッタイナイという話を書く。 そこそこデキることが充分仕事になる 橘玲氏の本「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」に面白いことが書いてあった。ドラえもんの例え話だ。 司法試験に合格して法律事務所を開業したデキスギくんは、事務員としてのび太を雇っている。デキスギ君は全てに優秀で、のび太がデキスギより秀でる業務はただのひとつもない。のび太の本業である事務作業でさえ、デキスギが自分でやった方がのび太より正確に速く出来る。 じゃあなぜデキスギはのび太を雇っているのだろう。 それは、デキスギは事務作業もデキるけど、デキスギにしか出来ない付加価値の高い法律業務に専念した方が稼げるからだ。優秀なデキスギは「やりたい仕事」を選べる人なのだ。 当然のび太は仕事を選べない。デキスギが指示した事務作業しか出来ない。しかもデキスギに劣る能率で。それでものび太は仕事を得て暮らしていける。 そしてこの世で働いている人たちのほとんどは、多かれ少なかれのび太的な労

  • 世界最悪のニノイ・アキノ国際空港でフィリピンは滅びるまで途上国だと思った

    フィリピンの空港は基本的にどこも全部ヤバい。 その中でも特に首都マニラの玄関口であるニノイ・アキノ国際空港は、長年「世界最悪の空港」として名を馳せてきた。近年は付け焼き刃の改修が功を奏してその汚名を返上したかのようだけど、見た目だけ多少マシになっても醜悪なシステムはそのままである。バルス! 僕はプライオリティパスで使えるラウンジのクオリティとか、トイレのウォシュレットが温水かどうかの話をしているのではない。 空港に求めるのは「効率」と「安全」である。そのふたつについて、ニノイ・アキノ国際空港を始めとしたフィリピンの空港には不満しか無い。 僕は明るく細かいことに執着しないフィリピン人が好きで、特に7年前にうつ病から立ち直るに際して彼らから受けた根源的な「生きる喜び」に対する恩を忘れたことはない。そしてフィリピンという国に関しても、何もかもが安くて居心地が良い沈没地として気に入っている。まぁ正直ご飯はそんなに美味しくないし、WIFIも電気も止まるし、そもそもLTE回線はもちろん3Gでさえ毎日夜は不通になるのだけど…。だから間違ってもITノマド稼業にオススメする地ではない。 それでも、僕はフィリピンが好き。このすべてが無責任で適当、でもいい加減で衝動的な僕にも優しいフィリピンに暮らす人達が大好きだ。 フィリピン・セブ島でビール飲んでたらウツ病が劇的に回復した話 ただ、フィリピン社会の仕組み。これは本当にダメ。もう擁護のしようがない。 有名なところでは人工中絶の禁止がある。近年まで多産多死の典型的な途上国だったフィリピンも、医療技術の向上により多産少死になった。でもそれは望まぬ妊娠よる多産である。結果、いまでも爆発的に人口が増え続けており、でも仕事は無く人々は貧しいまま。結局このイビツな人口動態が日本で言う高度経済成長、人口ボーナス期を食い潰している。 事実上フィリピンの国教であるローマンカトリック教が中絶禁止の根本原因である。それはもはや厳格ではなく利己的で偏屈。宗教とは人間を幸福にする哲学であるべきだ。でもフィリピンでは宗教家を幸せにするために人々が苦役を強いられ、その結果、命までもが犠牲になっている。渋滞に巻き込まれるとモノを売りに来たり窓拭きしてチップをせびるストリート・チルドレン、そして望まれない赤子の間引き…。 この国は一体いつまで「中世」を生きるつもりなのだろう。 タイ、ベトナム、インドネシア。周辺のASE

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