chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ししもん
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/05/13

arrow_drop_down
  • 理不尽なしがらみに適応せずツラい人生をお手軽にリセット

    日本で通り魔事件が頻発している。登戸は日本で会社員をしていたときの僕の通勤経路だ。南武線で過敏性大腸炎を発動してしまい、駅のトイレに駆け込んだこと数知れず。あんな平凡な住宅街で凄惨な事件が起きるとは。 いまからもう20年近く前になるけど、附属池田小事件がエポックを画する出来事だったように思う。自分や家族という至極個人的な問題から、なぜか全く無関係の不特定多数を犠牲にする。秋葉原通り魔事件もそうだ。 あれ以降「死刑になりたかった」とかいう意味不明な動機を聞いても驚かなくなり、「無敵の人」という凶悪犯を一括りにする安易な言葉もうまれた。 「無敵の人」の正体は明日の僕かもしれないし、あなたかもしれない。 現在僕がグダグダ暮らしている東南アジア一帯の国々でも散発的に似たような事件が起こる。でもそれはテロと呼ばれ、主にイスラム過激派による無差別事件や、イスラム教徒に対する無差別事件が多い。どんなに理解不能で自己中心的あれど、その凶行には目的があるのだ。 昨今の通り魔が「無敵の人」かどうかはわからない。でも「人を傷つけてはいけない」「その場合然るべき刑罰に処される」という社会の規範が、最早犯罪に対する抑止力になっていない。 いったいどうしたら良いのだろう。 社会のしがらみに閉じ込める? こういう事件が起こると、たいてい孤立を防ごうという議論が持ち上がる。 無職だから罪を犯しても失う社会的信用なんて元々持っていない。社会的に孤立しているから罪を犯しても悲しませる大切な人が元々いない。生きていてもツラいだけだから極刑になっても構わない。 本当に犯人がこのように証言するケースはあれど、全ての通り魔事件、無差別事件がこういった動機で行われるわけじゃない。そして事件の経緯を調べると、往々にして犯人は孤立してないのだ。家族もいれば「優しい子だったのに信じられない」とかいい加減なコメントを垂れる知人もいる。 ただ、そこに問題を抱え、それを解決できず、鬱積した感情を赤の他人の命を奪うことに向けてしまう。犯人も、その家族も、その周辺の人々も、結果的に止められなかったのだ。 孤立を防ぐ…。 無差別事件の犯人、そしてその犯人を生んだ家族を、もっと大きなコミュニティ、たとえば地域社会や行政がつくるコミュニティに包摂したとする。でも僕はそれで別の問題が生まれるだけだと考えてしまう。いわば問題を解決せずそのままにして、より強固な社会のしがらみに閉じ込め

  • 大切な人のために頑張らない。まず自分の幸福を実現して周りにおすそわけ

    シンガポール現地採用時代に毎週テニスをしていたシンガポール男子氏と、今だに仲良くチャットしている。彼は世界ランキングで東大よりずっと賢い大学のコンピュータ・サイエンス学部を卒業したエリートである。 ところが僕と気が合うだけあって、彼も仕事ダルい派だ。ちなみにタケノコの里派、Vim派でもある。 情熱はある。でもそれを企業組織の中で上手く発揮することができない。それでいて自分で起業するほどのエネルギーと実務経験もない。だから今日も会社に文句を言いつつブー垂れながらMRTこと地下鉄に乗って、好きでもない会社に人生を二束三文で売りに行くのだ。 と思ったら。なんと先週で会社を辞めたらしい。 なんという思い切りの良さ!僕は正直彼を見直した。いよいよ日本の雪山で語り合ったプランを実現するべく起業ですか!ししもんをnginxとMySQLのメンテ係として雇ってくれませんかね? 「母校の高校で講師の仕事をしようかと」 …(=^・・^;=) 「起業するカネもないし。両親に心配かけたくないし」 ……(=^・・^;=) 「理不尽で会社を飛び出したけど、母にまだ言えずにいるんだ」 ………(=^・・^;=) 「まず安定した仕事に就かなくちゃ」 …………(=^・・^;=) 家族のために頑張る? 泣く子も黙るタイのアユタヤ遺跡。 言わずと知れた世界遺産の街なわけだけど、これが歴史の知識がないと行ってもろくすっぽ面白くない。っていうかある程度知識があってもあんま面白くない。 すっかり歴史に埋もれてしまったアユタヤだけど、かつてタイの首都だったことがある。1600~1700年代、日本で言えば江戸時代真っ盛り。例の朱印船貿易のアレやコレやで、この地に日本人街が形成されたこともあるらしく、当時の王政に仕える傭兵部隊としてサムライ一派が活躍したらしい。文字通りのラスト・サムライである。 とは言え、そんな重厚な歴史も現在でいうミャンマー勢にあっけなく滅ぼされてしまうのが、いかにもタイらしい。マイペンライだ。現在ではあんまインスタ映えするところも無く、ブッダ像が寝たり起きたり、静かに木に埋まったりしているだけである。 要はただのブッダが寝たり起きたり木に埋まったりしているのを見ても、そもそもブッダに興味が無ければ皆目意味ない。そりゃもう学校の歴史の授業並みに退屈だ。それでいて昼寝するにはあまりにも暑すぎる。 バンコクのビールエリアから電車とバスで2時間半。なん

  • 仕事辞めたいなら英語をやるべき!無職でもできるコスパ最高の勉強法

    仕事を辞めたい人はごまんといる。でも終身雇用制度が崩壊した今でも、サクッと転職に踏み切る人はまだまだ少ない。僕もウツで身体が動かなくなり、本当に辞めざるを得なくなるまで辞められなかった。 なぜか。 自分の人材価値をちゃんと見積もれず、人材市場の商品棚に乗って値踏みされるのが怖いのだ。定期的に転職エージェントに会って、現職の業績に見合う求人から客観的に自分の人材価値を把握する。そんな意識高い人ならいざしらず、ウツになるような時点で落ちこぼれ…。 きっと大した値段はつかない。ひょっとしたら買い手がまったくつかないかもしれない。そうしたらズタボロのプライドは、はかなくも崩れ去る…。これ以上、自信を無くすくらいなら、不平不満はあれど現状維持に徹しよう…。 そもそも次のステップに進みたいんじゃない。今のステップから降りたいのだ。こんな低空飛行する意識を引っさげて面接で何をアピールできる?今の仕事を辞めたい理由なら100も思いつくのに、次にどんな仕事をしたいのか、そこでどんな能力を発揮できるのかを考え始めると胸が苦しくなる。 じゃあどうするか。結局、人材価値を高めるべく手を動かすしか無い。 英語は転職の幅を広げる じゃあ何をするのかって話だけど、どうせやるならコスパが高いのがいい。あと、せっかく苦労してきた現職とは関係のない、まったく新しい業務知識をゼロから学ぶのは大変だ。どうせなら今のキャリアにプラスするようなスキルが良いだろう。 英語である。 英語ほど安く学べて、転職に直結するスキルは他に思いつかない。 業務スキルは今と同じでも、英語をプラスすれば職を求める幅がグッと広がる。チャンスが増えるのだ。いまある経歴がパッとしなくても、そこに英語をプラスするだけで、例えば日系だけじゃなく海外の転職エージェントにも登録できるようになる。当然、日本人を雇いたい外資企業が射程に入る。これだけでも転職の幅はかなり広がる。 それに語学はコツコツ努力して成果を出せる証明でもある。独学で英語面接に望むなら「どうやって勉強したか」みたくアピールするポイントにもなる。 格安で英語を学ぶ方法 じゃあどうやって英語を身につけるのか。 そりゃオーストラリアやカナダにでも語学留学すればいいんでっしゃろが、そんなカネは無いという前提。 ここは基本に立ち返り、NHK語学講座である。中学生のころ、ラジオの基礎英語を聴けと言われた人も多いハズ。アレ。 NHKゴガ

  • 男性LGBTの社交の場タイ王国バンコク湯の森温泉はサウナが最高。空いてれば。

    ホームシック。 海外暮らしが数ヶ月、数年と長くなってくると、日本のアレコレが懐かしくなる。若いころはそれが日式じゃない本格的な魚介豚骨つけ麺や、スーパーのおつとめ品の200円刺し身だった。でもアフォーの大台に乗った今や、都心の大型書店や下町の古びた銭湯が、胸を締め付けるように時折懐かしくなる。 基本的に、ホームシックになるような人間は海外生活に向かない。 身体やメンタルを構成する不可欠な要素が、深く日本社会や文化に深く癒着していて、祖国から遠く離れると長期的に心の平穏を保てないだのだ。だから僕くらい日本で散々な目にあったとしても、そのような日本人は長くても数年に一度は帰国して、自分のルーツを確認し、日本成分を満タンまで補充して再び海外に出ることになる。これは現実問題めっちゃ太る(=^・・^;=) それでも。 海外でも定期的に日本成分を補給することがある程度可能である。影響力のある国に生まれて本当に良かった。 ホームシックでヤバいのは「もう無理!日本帰る!」みたいな発作的劇症であり、これを防ぐには海外でも体験できる「なんちゃって日本」を意識的に吸収しておくことがメンタルの安定にとても寄与するのだ。 湯の森温泉バンコク 激しい雨音がする。梅雨みたいだ。 僕はそっと目を閉じる。よく乾いた木の香り、森の匂いがする。 むき出しのトタン屋根を雨季に入りかけたモンスーン気候の荒々しい風がさらい、吹き付ける雨粒が一定のビートを刻む。 これ。 コレを求めて僕は朝っぱらからタイ王国首都バンコクの日本式サウナにやってきた。 落ち着きがなく、移り気が激しく、それで自爆して勝手に疲弊する。厄介な発達障害的な困難を軽減するのにサウナはとても有効だ。 もしツラい「修行」である水風呂とサウナの往復に打ち勝って、至上のリラックス状態「サウナ・トランス」を会得したなら。それはもう深く瞑想するスキルを得たにも等しい究極のライフハックと言える。 100℃近い灼熱の木の箱のなかで、僕はプラスチック製のスリガラス状のトタン屋根に雨粒がぶつかる音に集中する。周囲の空気は完全なログハウスのそれだ。よく乾燥された太い木材からは、鬱蒼とした森の香りがする。当然、このサウナにテレビはない。さらに狭い木造の空間ながら、開店して間もない時間だけに僕以外に誰も居ない。完全なる雨音と、乾いた森の香りだけ。 さらにここでは焼け石に水をかけ放題。電気式のサウナ炉にはカンカンに熱

  • 欧米の血液型占い?16性格診断ことMBTIをやってみた結果

    5年に1度くらいのペースで散発的に流行る「16性格診断」って知ってますか?いろんなサイトがあるけど、日本語に対応してて有名なのは[ココ](https://www.16personalities.com](https://www.16personalities.com/)かな。 テンポよく答えていけば10分くらいで終わるので、お暇な方はやってみると面白いと思う。 結果は意外と当っていると感じるだろう。本当によく出来ている。今どきのAIとかビッグデータとかディープラーニングはさすがだ。と思いきや、往年の分析心理学者ユングの理論に基づき、精神医療の専門家とは思えない素人おばちゃん2人によって開発された手法らしい。 あやしい(=^・・^;=) そう、実は16性格診断ことMBTIって明確な科学的根拠が無いんだよね。いわば欧米由来の血液型占いみたいなもんだ。だいたいB型ってヤバいヤツ多い気がするとか、その程度のもん。でも企業の人材育成研修やチーム編成において大真面目に使われることもあり、僕は外資企業の闇だと思っている。 とはいえ、16性格診断はよく出来ている。特に、自分の性格の変化を客観視したい時に一定の役に立つ。というのも、性格って暮らしている環境とかメンタルによってかなり変化する。もちろんカープが負けて機嫌が悪いとか上司に怒られて落ち込み気味とか、そういう変化率のデカいのではない。日本脱出して税金と年金を払わなくなったらポジティブに考えられるようになったとか、そういう徐々に変化していく性格だ。 自分自身の「いま」を知っておくことは、その手段がたとえ占いでも生きる上で役に立つと思う。ブログのネタにもなるし。 だから僕は1年に1回くらいはこのテストをやって、1年の変化を見ている。 ししもんの性格は論理学者INTP 結果は去年と変わらなかった。ししもんの性格は安定の論理学者、INTP。サイトによっては知性の探求者とか分析家タイプと書かれていることも。 3年前に初めてやったときは提唱者、静かな理想主義者であるINFJだったんだけど。ここ2年ほどは論理学者INTPに落ち着いている。 じゃあこの2年あまりに何があったか。このブログを始めたのである。そりゃ自分の生き辛さ、日本の労働環境の欠陥、各国の文化の考察…。こんなことばっかり2年以上やってたらそりゃ論理的にものを考えるようになる。 僕の性格はブログを始めたことである程度の変化を遂

  • 人生コケた時のプランBを育てる3つのスキル

    今から10年前、僕は24歳でうつ病になった。 その時は茨城県つくば市で技術者として働いていて夜勤もやっていた。実際には日勤と夜勤を交互に繰り返す感じ。仕事自体は全然大変じゃなく、むしろやり甲斐も感じていたのだけど。まぁ何もない陸の孤島でそんな非生物的な生活リズムで暮らしていては、いつ誰が病んだって全然不思議じゃない。 でもありがたいことに仕事自体はある程度ユルくて、とくに独り夜勤のときには深夜ラジオを流しながらのんびり作業することが出来た。 その夜、電波の入りが良かったので偶然聴くことにしたAMラジオ番組のテーマは「働くこと」だった。労働に関するその年のニュースなんかを時折交えつつ、リスナーからのお便りを読んでいく。よくあるトーク番組だけど、折しもリーマンショックが起きて間もなく、派遣切りや年越し村が社会問題になっていただけに熱いメッセージが集まっていた。 運命とは不思議なもので、この番組を聴き始めて最初に読まれたお便りが結果的に僕の人生を変えることになる。 それは香港でコールセンターオペレーターをしている女性からだった。元々沖縄にあるサポート電話のアウトソーシング企業で働いていたものの、待遇の悪さから転職に踏み切った。そして流れ着いた先が香港。日本では高給をもらえない職種でも、海外で同じ仕事をしたら給料が3倍になった。仕事は相変わらず大変だけど、海外生活が楽しいし挑戦して良かった。そんなお花畑みたいな、ちょっと怪しい話だった。そもそも香港から日本のラジオをどうやって聴いているのか。 ちなみに沖縄のコールセンターの仕事は僕が退職して失業保険をもらうためにハロワに通っていた時に見た。実際ものすごく待遇が悪くて、もう沖縄に人が住んでいる理由がわからなくなるくらいだった。 香港か。僕だって学生の頃はよくリュックひとつで海外をフラフラしたものだけど、単身海外に渡り仕事を見つけてそのまま住み着くという生き方を初めて知った。そんなことを本当にやってしまう人がいるんだ。 「僕も海外移住したい」「どうすれば」「こうすれば…いやダメだ」 それ以来、僕はこんなことばかり考えて暮らすようになった。鬱で休職したり、退職して無職になったり。いろいろあったけど、海外に新天地を見出してやるという思いは希望の光として僕の精神を支えてくれた。 いわば無意識に人生のプランBを育てていたことになる。 希望の人生プランB 「人生こんなもんじゃない」「俺

  • フリーランスにアルコール依存は致命的。脳がジンジンする瞑想で断酒に挑戦

    はい!また始まりましたよ、ししもんの断酒宣言が。 どうせダメに決まってる。うん、自分でもそうだと思う。しかも今日でまだ3日目だし。なんの説得力もない。 落ち着いていたチック症が断酒によって再発した 「人付き合いエネルギー」の酒ブーストとリスク 日々の幸福感を得るのに酒を筋トレで代替できないか挑戦してみる でもね。最近、アルコール依存に対して人生最大の危機を迎えている。僕はなにしろフリーランスなのだから平日の朝からでも飲み放題。東南アジアの降り注ぐ太陽のもと、80円ビールが飲み放題。こりゃむしろ飲まないほうが損じゃないか。 発達障害がお酒を飲むとパフォーマンス上がる気がするのは何故か 脳がザワザワして眠れない夜と、お酒とデパス …生活が破綻するよね。 始終酔っ払っているようなヤツは信用できないし、まして仕事など依頼しようとも思わない。当然だ。実際それでちょっとした失敗をやらかして、人生で億千万回目となる断酒をすることに決めたのだ。 でも不安になる。孤独になる。もう何で生きているのかわからなくなる。 自信の無さ。僕の問題の根底にあるのは自分で自分が好きじゃないことだ。自分でやっていること、やってきたこと、その上に積み重なっていく未来が嫌だ。こんなハズじゃない。もっとデキる。もっとデキなきゃマズい。手を動かせ…。 なのに僕の薄弱な右手は冷蔵庫を開け、中が空っぽだと気付くと今度は不道徳な両足がコンビニへ僕を走らせる。そして今日という貴重な時間はまたドブに流れ、やるべきことが一歩も進まず暮れていく。 いつの間にか酔いつぶれ、薄暗くなった部屋でハッと目を覚ましたとき、僕の頬を涙が伝う。また現実から逃げてしまったのだ。 酒は飲んでも飲まれるなというのは完全に詐欺だ。アルコールと相性が良すぎる人にとって、酒に飲まれないためには最初から1滴だって飲んではいけなかったのだ。 最初から良さを知らなければ絶対に依存しないのだから。 触覚がないハズの脳がジンジン 精神論は全然信用できない。頑張るとか耐えるとか気合とか、僕はそういうので何か達成できた試しがない。当然今回も断酒に僕の薄弱な精神は太刀打ちできないだろう。今の僕に必要なのは具体的な行動だ。 何かはっきりと上達していくような…。 はい、またまた。ししもんの瞑想がんばる宣言ですよ。まったく信用できない。続くハズがない。 いやいや、実は瞑想の練習は続けていた。目をつぶるって瞑

  • 転職を繰り返す海外就職組の強みと仕事が続かない理由

    現地採用として働く人には行動力がある。むしろ行動力があるから単身で海外に飛び出してしまうのかもしれない。 彼らは決断が早い。僕みたくウジウジ考えてビール飲んで決断を先延ばしにするようなタイプは海外現地採用組では少数派。思い立ったら即行動。知り合いに久しぶりに会おうと思ったら別の国に再移住していたり。 その結果、海外の現地採用で働く人たちは転職回数が多くなりがちだ。 まぁ僕自身も日本で5年、シンガポールで5年働き、その間にバックパッカーホステルの管理人だった半年間挟まっている。そして今はフリーランスだから、人生で3回転職したことになる。世間一般的にはこれでも多い方だろう。何しろトヨタが終身雇用は難しいと発表しただけでニュースになるのが日本なのだ。 でも7年も海外で暮らしている人の中では、転職3回はこれでも少ない方になる。 今日は、頻繁に国境を越えて転職していく現地採用者について書く。 「都落ち」現地採用 一様に海外就職組と言っても、そこにも歴然とした格差がある。一方は誰でも知っている国際企業で地位のある仕事をし、現地社員というよりは世界を股にかけて働いているエリート。 一般的に海外就職と聞いて想像するのはこちらかもしれない。 もう一方は、日本でやっていたパッとしない仕事を、そのまま海外でやっているだけの人。僕もこっち側だったし、人数にしてもこっちの方がずっと多いハズだ。 コスト削減のため、コールセンターや一部の事務作業が日本国内から物価の安い新興国にアウトソーシングされている。それにシンガポールやタイのバンコクのように数万人の日本人が住む大都会では、日本語がネイティブで日本の商習慣や常識を知っていることが強みになりうる。日本企業の現地法人をターゲットにした営業職や、駐在員や現地の裕福層が利用する小売りやサロンみたいなサービス業だ。 当然、同じ職種でも日本より給料が下がるケースがままある。それでも海外で頑張っていこうという人には、僕みたいに日本で上手く働けなかった人も少なからず含まれる。 今日語るのは主にこういう人たち。いわば日本というステージから降りた、または蹴り出された、「都落ち」の現地採用者である。 要はなんで日本で上手く働けず、海外でも1つの仕事に習熟せずジョブホッピングを繰り返すのかってことだ。 これは自戒を込めた考察である。 シンガポールで就職活動するダラリーマンが渡航前に知っておくべきお役立ちノウハウ

  • 東南アジアでノマド暮らし!南国の騒音問題を解決するただ1つの方法

    決まった家を持たず、毎月のように違う国を転々とし、汚らしい街角のカフェで仕事をしている。 ブラックコーヒーをさっき確かに頼んだはずなのに、出てきたのは水で薄めた麦茶みたいな薄茶色い液体だった。これ、飲んで大丈夫だろうか。店先には皮膚病だらけの野犬が戸口から漏れる冷房を求めて集まっている。それでいてWiFiだけは何故かめっぽう速い。客が少ないからか。 そんなカフェ。 住所不定有職。海外ノマド。 僕の場合はそれで食えているし問題ないんだけど、そりゃまぁ問題が全然ないわけじゃない。にんげんだもの。 その問題は社会保険みたいな国家の庇護を一切頼りに出来ない自業自得的な話もあれば、ちゃんとした仕事場を見つけるのが大変という、どちらかというと牧歌的な話もある。 うるさいのだ。もうね。東南アジアってめっちゃうるさい。 僕は東南アジアの薄汚くて暑苦しい雰囲気と、そこで暮らす何をするにも気ダルそうな人たちが大好きで、好き好んでこの地域で暮らすことを選んだ。それでもやっぱり集中してここ一番の成果を出すべき時は、静かで平穏な場所で仕事だけに集中したいじゃないか。 ところが店内には爆音でアメリカン・ロックが流れている。隣の客はこれでもかってくらい音を出したままYoutubeでドラマを見ている。しかも大爆笑だ。そうかと思えば戸口では野良犬が喧嘩して、往来のクルマがクラクションを鳴らしている。 ちょっと君たち。すこし静かにしようか(=^・・^#=) 道路がうるさい まず、もう、何をもってしても、道路がうるさい。まぁガソリンを爆発させて鉄の塊が爆走しているわけだから、道路とは宿命的にうるさいものだ。 でも東南アジアの道路は度を越してヤバい。とりあえずマフラーを改造しているクルマやバイクが多すぎる。そりゃもうヤンキー仕様に改造しないといけない法律でも有るんじゃないかってくらいにみんな改造している。 他に主張するところがないのだろう。 成績が良くて運動も出来てモテるイケメンは、わざわざカネかけてバイクをうるさくしようとは思わない。なお、成績が悪くて運動もイマイチでモテず、それでいて不良になる勇気もなかった僕はブログ(当時はホームページって言われてた)を開設して悪口を書いてはウサはらししていたわけだが…。 そんなことはどうでもいいとして。 ゾッキーバイクで15の夜を駆け抜けようとか思っちゃうヤツは、日本だと団塊世代が若かったころに多かったという。若

  • 自分の仕事のお客さんになれないのは資本主義経済の末期症状

    タイ王国の首都バンコクはマッサージのメッカだ。 スクンビット通り沿いの日本人が多く住んでいるエリアには、犬も歩けば棒に当たるレベルでマッサージ屋が立ち並んでいる。中には日系資本の店もあるし、別に日系じゃなくてもメニューは何から何まで全部日本語の世界だ。施術してくれるオババも片言の日本語で基本的な意思疎通は可能な感じにトレーニングされている。ガラッと扉を開けて冷房の効いた店内に入り「肩と腰だけ1時間よろぴんく(=^・・^=)♬」で充分こと足りるのだ。 それだけ日本人客が多いのだろう。っていうか、店内を見回すとほぼほぼ全員日本人なんだよね(=^・・^;=) 受付でプランの選択と支払いを(ぜんぶ日本語で)済ませ、マッサージ師のオババに僕のクソ汚いサンダル足を洗ってもらって上階の施術室にいく。するとそこにいるのは全員日本人駐在員とおぼしきオッサン。後から入ってくるのも日本人のオッサン。僕もオッサン、君もオッサン。タイのマッサージ屋はさながら日本人オッサンのサロンだ。なお、ひとつ上階に行けばそこは日本人BBAと駐妻(BBA)のサロンになっているハズである。 ここまで完璧にジャパナイズされると、片言のタイ語や英語に切り替えるとむしろ面倒くさがられる。彼女らにとって僕みたいなオッサンは、ベルトコンベアに載ってくる薄汚いダンボール箱でしかない。あのビジネスモデルで高いコスパを維持するには、オッサンはテンプレ通り無感情に処理するのが合理的。そんな下らない存在に演技的親近感みたいなムダな感情を差し挟むことは、生きるエネルギーの浪費なのである。 余計なことを口にせず、お荷物はお荷物らしく黙ってベルトコンベアに載ってろって話。 寂しいものである。 タイ マッサージの歴史と中国 タイ王国の首都バンコクがここまで(経済合理性における)マッサージのメッカになったのには、一応の歴史がある。 その理由を語る時に外せないのが、頻繁に下剋上が起こってきたタイの王朝のなかでも、現代まで続く権力構造を確固たるものにしたラーマ1世である。彼はアユタヤ時代から存在したと言われる「菩提樹廟」を改修し、現在のワット・ポーの原型に繋がる立派な仏教寺院とした。それを後世の国王たちが徐々にアップグレードし続けて今に至る。 まぁ何はともあれ。歴代の王様が寺院をアップグレードした目的のひとつが、タイ各地に息づく伝統知識を収蔵し後世に残そうという世代を超えた王家の一大プロジ

  • ノマドとして日本脱出・海外移住するには外国の外資企業で現地採用が有利

    人生に満足している。毎日が楽しい。 僕は合法的にどこの国にも税金を払っていない。満員電車にも乗る必要がないし、そもそも企業に雇用されることなく、なんだかんだもう1年近く生き延びている。不安で押しつぶされそうな時期も2018年の年末あたりにあったけど、それでもビールを飲んで元気を出してここまでなんとかやって来た。 海外ノマド。 なんか努力して望みを叶える的な「攻めの自己実現」がモテはやされる。でもそれと同じくらい嫌なことを人生からバッサリ切り捨てる「逃げの自己実現」を並行して行っていくことが成功のカギだと確信している。 たとえば僕は出来る限り労働したくない。 仕事をするからには徹底して真面目に取り組むし、当然キッチリ成果を出す。直接ギャラに結びつかないところで勉強したり、練習がてら小さいプロジェクトをこしらえるのも好きだ。 でも。 そういう張り詰めたモードでいる時間は最小限にしたい。出来る限り。だって。それよか南国の特濃青空を眺めて、もくもくと成長する積乱雲をつまみにNujabesでも聴きながらビール飲むほうが幸福じゃんか(=^・・^=)♬ 労働時間をガッツリ減らす場合、同じ生活水準を保つには何かを切り捨てる必要がある。そこで僕は税金を払わない決断をした。税金や社会保険料を払わなければ、その分が全て手取りになる。すなわち税金や年金として公務員様に貢いでいた分、まるっとそっくり労働しなくても同じ可処分所得を得られるのである。 どこの国の政府も僕に課税できない生き方を選び、今の現状に満足している。これはいわば人生を賭したライフハックだ。 海外ノマドの前に海外現地採用 僕はいま一時的にタイのバンコクに住んでいるけど、きちんとしたビザを取得して定住しているわけではない。合法的な滞在期間が過ぎる前に、正直めんどいけどまたどこか別の国へ移動しなきゃいけない。どこの国にも税金を払わないためには、どこの国にも定住しなければいいのだ。 永遠の旅行者である。 このような生き方をするには (1) 外国銀行口座 (2) ネットで完結する仕事 (3) 民間健康保険 の3つが必要なのだけど、僕がその全てをマルっと手に入れるにはシンガポールの米系企業で現地採用として働いた経験が多分に役立った。もしシンガポールで働いていなかったら、僕はとっくの昔にこの世にいなかっただろう。 独身ノマドが税金・年金・健康保険を払わず合法的に南国で暮らす三種の神器

  • 独身ノマドが税金・年金・健康保険を払わず合法的に南国で暮らす三種の神器

    なぜわざわざ海外に出てノマドをするのか。ネットで仕事して通勤する必要がないなら、日本の田舎であり余る空き家を改装して静かな仕事場にするんじゃダメなのか。たとえば高知の農村とか笑 僕にとっては全然ダメだ。 駆け出しのノマドとって大切なのは、徹底的に毎日の支出を減らすこと。目に見えて減っていく貯金残高とにらめっこしていると、挑戦する意欲が削がれ、かなり速いスピードで守りの姿勢になってしまう。ムダに焦る。その結果、単価が安くて要求が理不尽なブラックな案件にうっかり手を出して、会社員よりかえって大変な泥沼デスマーチに堕ちていく。 駆け出しだからこそ、ノマドはまず毎日の支出をガバチョと減らすことが大切だ。 まぁこのまま数年は最低限食べていけるだろう、その間に徐々に仕事を増やしていこう、そのために今日は何が出来るだろう。そういうドッシリと腰を据えた余裕こそが、駆け出しノマド稼業を持続可能に成功させる鍵なのである。 東南アジアの独身暮らしは安い カネを使わないために海外で暮らすというのは矛盾した感じがする。 そもそも国際線の飛行機が何万円もするし、毎日ホテル暮らし、さらに朝昼晩を外食していたらいくら東南アジアとは言えそれなりな額になるだろう。 ところがノマド稼業は平日のイチバン安いフライトを選びたい放題。例えば今回僕は東京からバンコクまで全部込み1万円台で飛んできた。これなら東京で1ヶ月動き回る電車代と大して変わらない。そして民泊アプリAirBnBを使えば、バンコク郊外のコンドミニアムに月3万円程度で住むことが出来る。プール、スポーツジムにサウナまでついたちゃんとした物件で、もちろん生命線のWifiもある。 住む人がいないタワマンから資本主義の末路を見下ろす そして食事は屋台で買ってきた100円飯か、地元スーパーで食材を買って自炊が基本。意外と普通に味噌や日本米が手に入るので、自分で料理すれば現地の格安肉野菜を使った日本食が毎日食べられる。今回、僕の食費は1日500円以内である。 ただし結婚して子供を持つと状況は逆転する。外国人として外国で教育を受けるのは非常にカネがかかる上、現地の日本人社会に積極的に関わる必要も発生するので衣食住のクオリティもこのままというわけにはいかない。 結婚する気がない怠け者は東南アジアに移住すると人生イージーモード でも独身なら。ある程度快適な暮らしを得るコストは東京郊外よりバンコク郊外の方

  • 洪水にマイペンライな海抜2mのバンコクは半世紀で海に沈む

    タイ王国の首都バンコクは、東洋のベネチア、水の都と呼ばれる。 人口800万人。埼玉や神奈川みたいな首都圏も含めると1200万人が暮らす、インドシナ半島の経済首都だ。街の中心をチャオプラヤー川が優雅に蛇行し、その周辺を細い運河が網の目のように走っている。この運河はクルマ社会化したバンコクが尋常じゃない交通渋滞で世界に汚名を馳せるようになった現在でも、市民の交通手段として重宝されている。例えばセンセープ運河を航行するボートバスは、毎日6万人の通勤客を輸送しているという。 世界各地の「水の都」と呼ばれる場所は、得てして水はけの悪い低地にある。当然、本家総本山のベネチアも海抜1mとかだ。 平均の海抜がわずか2メートルと言われる首都バンコクも例外ではなく、チャオプラヤー・デルタに形成された天使の都クルンテープは、歴史的に何度も致命的な大洪水に見舞われている。直近で一番大きな被害を出したのは2011年で、このときは進出した日本企業の工場も派手に水没して操業出来なくなり、ハードディスクみたいなコンピュータ部品はもちろん、冷凍エビなんかの値段まで高騰した。あれは日本経済のタイへの依存度を思い知らされたし、日本にいながらも現地の被害規模を実感できた。 バンコクの洪水は冗談抜きにけっこうヤバい。毎度命を落とす人もいる。 なにしろ世界的な地球温暖化で海面が上昇しているのに加え、バンコク周辺に誘致した国際企業の工場がはりきって地下水を汲み上げている関係で、年々ジワジワと地盤沈下も進行中らしい。タイの東大、チュラロンコン大学の研究によると、今後50年でバンコク都市部の多くの地域が海に飲み込まれると言われている。中でもヤバいのがバンコクの玄関口、スワンナプーム国際空港の周辺で、あそこはもうほんの1m海面が上昇しただけで主要設備が水没してしまうようだ。 ヤバい。 そんなわけで地域リスクを分散するため、タイに進出した日本企業は2011年の大洪水以降、バンコクの一極集中を改め、車で2時間以上かかる周辺のなんもないクソ田舎に工場を移転している。娯楽どころかちゃんとしたご飯を食べるのもヤバい僻地に赴任しなければならない高給駐在員のことを思うと、今日もバンコクの歓楽街で飲むビールが美味いのである。 うっひっひ(=^・・^=)♬ 緑の都、バンコク 高層ビルに登ってバンコクの街を俯瞰すると、視界に入る緑の多さに驚嘆する。 これは公園都市を目指して半世紀も都

  • 向上心のないグダグダ男子にタイのバンコクは天国か

    タイ王国の首都バンコク。僕はこの日、ダイソーに行きたかった。 100円均一のパイオニアとして日本で不動の地位を築いたダイソーは、ほとんど同じコンセプトで東南アジア一体に進出している。でも流石に輸送費がかかるのか、例えばシンガポール、マレーシア、タイなんかではざっくり200円ショップという感じで展開している。 国によって品揃えが違うのだけど、シンガポールでは熨斗袋や印鑑の朱肉とか、こんなの東南アジアで誰が買うんだと首を傾げるものまで日本から持ってきていたり。異国のダイソーを覗くのは僕にとって大きな楽しみである。 さて、この日も僕はダイソーに行きたかった。そろそろAirBnBで借りているコンドがホコリと抜け毛だらけになってしまい、いわゆるひとつのクイックルワイパー、床のホコリが良く取れるゴワゴワのアレが必要になったのだ。あれは我が大和民族が誇る叡智だと思う。そろそろイグノーベル賞くらい受けてもよい頃合いだ。 ぶっちゃけバンコクにはそこら中にダイソーがある。でもコスメグッズに集中していて、よほど大きな店舗じゃないとクイックルワイパーは在庫しておいてくれない。しかもタイのダイソーでバイトをしている人には英語がほとんど通じないため、店員さんにあれこれ尋ねるのもなんか気後れしてしまう。僕だってイラン人が突然ペルシャ語で話しかけてきたら緊張するもん。英語で突然当たり前のように話しかけるのは時と場合によっては失礼なのである。 そこで僕はショッピングモールのインフォメーションに行くことにした。これだけ大きなモールならもちろん受付の人に英語が通じるし、クイックルワイパーに似たお掃除グッズがどこかで売っているかもしれない。雑貨屋が他にないか尋ねるのだ。 ところがクイックルワイパーの神様はまた僕を見捨てた。運悪くカウンターに座っていたのは、非常に残念なことにタイ男子だったのだ。 終わった。 輪廻を転生すべき事案 「あぁ、ダイソーね。あのエスカレーターで2階に上がると目の前にあるよ~」 インフォメーションの若い男性スタッフは気だるげにそう言った。え?またダイソーがあるの?僕は隣のモールのダイソーからハシゴしてきたのだ。いくら集中出店といっても、ありえないダイソー密度じゃないか?Google Mapにも載っていない。 でもまぁ行ってみるか。タイだし。 そう思った僕がアホだった。言われた通りエスカレーターで2階に上がると、そこにはMiniso

  • タイ王国バンコク郊外のクレット島は平和なクラフトビール天国

    僕が今月暮らしているタイ王国ノンタブリー県は、東京で言えば埼玉みたいな首都付属のベッドタウンである。ただ埼玉がクレヨンしんちゃんと素行の悪いサッカーサポーターでしか知名度がないのに対し、バンコク付属ノンタブリー県は高級ドリアンの産地として相応の繁栄を見せる。 タイといえば幹線道路に漫然と設置されている王様アーチの印象が強烈だ。問題はあれど一応タイは民主主義国家なのにも関わらず、さる北の独裁者さえも恐縮しかねないレベルでここには高貴なる王族の輝かしい御影が刻まれる。ところがここノンタブリー県では、王様カラーと同じ黄色なのをいいことに、道路のアーチにさりげなくドリアンが奉られることも。 日本の香川がうどん県なら、タイのノンタブリーはドリアン県なのである。 そんなバンコクの埼玉にあって、ひときわ異彩を放つのがチャオプラヤ川の中州に栄えた集落、クレット島だ。元々はモン族という少数民族が暮らしていた土地らしいけど、今ではタイ人の国内旅行客にも人気のエリアになっている。 ポンポン船でクレット島へ クレット島は名実共に島である。海岸線から30kmは離れた内陸に島があるのは不思議な感覚だけど、周囲を蛇行したチャオプラヤー川に囲まれた中洲なので渡し船でないと上陸できない。 とはいえ川幅は狭いところで100mも無いんじゃないか。実際、渡し船に乗っているのはものの3分。運賃は2バーツ、7円。7円とか。いくら物価が安いタイだって、もう船賃を取る意味を疑うレベルに安い。 週末になるとクレット島へはかなりの往来があり、今日みたいによく晴れた日曜日には2隻のポンポン船でピストン輸送をするくらいの賑わいを見せる。乗客はほとんどタイ人だ。外国人はせいぜいタイ女性とカップルの白人がチラホラという感じ。 チャオプラヤー川独特の褐色に濁った水の上を、ディズニー・シーにありそうなレトロなポンポン船がゆっくりと滑っていく。水面には金魚鉢に浮かんでいるよくある浮草の、モンスターレベルに巨大に育ってしまったやつが、これまたゆっくりと河口に向かって流れていく。この浮草は不思議だ。原理的に絶対に上流に遡ることが出来ないハズなのに、もう絶え間なくでっかいカタマリが次から次へ流れてくる。桃太郎もびっくりだ。チャオプラヤー川の上流には浮草工場でもあるのだろうか。 渡し船を降りると、ドデカい素焼きのオブジェがお出迎え。この島は陶芸品が特産なのだ。ドリアン県から焼き物島へ、

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ししもんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ししもんさん
ブログタイトル
無職は恥だが癖になる
フォロー
無職は恥だが癖になる

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用