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  • 母の足。

    母はずーっと前から膝を痛がっていた。 が、何年も前に診てもらった町医者さんに「まだ、手術は早い」と言われたのをずーっと信じており、私が違うちゃんとした医者に行けと言っても 「お母さんの足はまだそんなに悪くないんだよ!!」 とプチ切れしていた。 どっちにしてもそれ言われたの随分前だよね? 100メートル歩くのもやっと、座ったらつかまらなきゃ立てない、イテイテってロキソニン飲みながらも『まだ早い』のか? ある日、友人のお母さんも膝が痛く、医者で見てもらったところ、なんちゃら言う薬で痛みを止めながらも生活するにはだいぶ調子が良いと聞いた。ロキソニンのような薬とは違うとの事。 なんだ、治療法あるんじゃ…

  • 入院7回目、8回目。

    7回目。前回と全く同じで書くことなしなのだが、入院時の説明の時先生は 「次の入院は4週間後で」 と言った。 私「え、3週間後でなくていいんですか?」 先「いや、4週間後でいいです。あまり打ってもあれなので…」 あれってなんだ。 が、退院直前に父が聞いた話によると3週間後と言ったという。 え?4週間後でって言ってたよー。(まあ、父だしな) 今回は次の入院までの間にCT撮影と診察があった。 診察には私も付き添い、先生に次の入院のことを聞くと前回から3週間後だと言う。 私「先生、前、4週間後って言ってたんですけど...」 と言うと 先「あー、すいません。でも、抗がん剤効いてるみたいなので間空けない方…

  • めんどくさい旦那さん。

    「ティファールの湯沸かし器より沸騰はやくてさー」 Sちゃんは真顔で言う。 もともと口うるさい人だとは聞いていた。 「子供がいい大学に入るには母親が仕事しないで面倒みなきゃだめなんだ!!」 とか 「子供の結婚だって、今は親がやってやらなきゃだめなんだ!!」 とか。 口うるさいって言うのとは違う気が…。 とにかく、彼になぜ?どうして? と質問するだけで 「俺の言うことがきけねーのか!!」 だそうで(´•ω•`) 母親の面倒見てくれる気満々の嫁によくそんなこといえるよなー。 二の句には 「俺は家長なんだからな!!」 だそうで(´•ω•`) 病院も東京の高名な病院(遠い)にセカンドオピニオンしろだの、…

  • 入院6回目。

    こなれた感じで入院6回目。 サクッと入院、点滴3日間、サクッと4日目に退院。 血液中の成分の数値が下がる前提なので、退院2日後に通院して魔法の注射を打ってもらった。 これで3週間通院もなしらしい。 ところでこの魔法の注射を打った時のお会計は1万円ちょい。 1割負担なので残りは健康保険からでているのだろう。って出してもらってるんだけど。 きゅ、きゅうまんえん…(;゚Д゚) 前も言ったけどこちらは助かるけど破錠しない方がおかしいね。 父いわく、入院時退院時などにもらっていた薬がなんやかんやと余る時があるので、それを返すのだが、それらは他の人に回すことなく捨てられるのだそうだ。 ふーむ...。 便秘…

  • 案の定。

    抗がん剤投与後、10日程で血液の数値がだだ下がり⤵ またまた個室に移された。担当の先生は、またこの先1週間程様子見でと言った。 だが、先生が翌週まるまる不在なので他の先生に引き継いでおくとのこと。他の先生かー。怖くない人だといいなー。が。その翌日。父「なんか血液の数値が上がる注射3日間うったら退院していんだとー」なんだ?そんな魔法の注射があるなんて初めて聞いたぞ。なんか、その引き継ぎの先生が、めんどくさいから打っちゃえって言ったのではないかとちょっと不信...。 まあ、悪影響がないならいいのだけど、そんなのがあるという話は1回も出たことがなかったので、担当の先生とは違う指示としか思えないんだよ…

  • 洗濯。

    父の病院に行くたびにパジャマや下着などの洗濯物を持って帰っている。 病院でレンタルパジャマなどもあるようだが、寂しがり屋の父のためにこんなにしょっちゅうお見舞いに行っているのだから、まあ洗濯物は持ち帰ってやる方がいいだろう。 そんなある日、父が 「なんか洗濯機がただでできるんよー」 と言ってきた。 たーだー? そんな上手い話に私は騙されん。しかも父情報だ。 が、本当にタダでしかも自動で乾燥までしてくれるすぐれものだった。 父は病院のコンビニで洗剤を買い、掃除のおばちゃん(仲良し)に教えてもらってできたらしい。 じゃあ、父に洗濯やらせてお見舞い減らせば?と一瞬なったが、父の口から来なくていいよと…

  • 違う抗がん剤スタート。

    胸水問題が解決したため今回はサクッと抗がん剤スタート。 ただ前のとは違う種類なので経過観察が必要だ。点滴も前と同じ3日間。 抗がん剤って本や聞く話だと日帰りで出来たり、薬なんかでもあるらしいけど、あれは何が違うんだろうなあ。とりあえず、様子見。父のためにブック〇フのコンビニ本の漫画版鬼平犯科帳を買っているのだが(新品大量購入はむりー)、実家の近くのは買い尽くしてしまったので、病院先やら出かけた先で鬼平犯科帳を買い漁る。 ブック〇フ助かるなー。普段、新聞くらいしか読まない父だが時代劇の漫画版はとっつきやすいようだ。 そのおさがりを母も喜んで読んでいてびっくりした。お見舞いはひまだから読書のチャン…

  • 相部屋。

    我が家は病室は相部屋でお願いしている。 個室代にプラスのお金を出せるような余裕はないし、いい保険にも入ってないし。 でも毎回入院時、「相部屋希望でよろしいんですか?」と事務の人に確認される。 その雰囲気から察するにほとんどの人が個室を希望するのだろう。 ミンナ、オカネモチダナー(´•ω•`) 幸い相部屋と言っても2人部屋だし、入院時、相部屋が満室なら個室にタダで入れる。 それに、寂しがり屋の父は相部屋の方が好きなようだ。 今回の入院時、先に入っていた父と同室の方はその日に退院し、翌日には違う方が入院してきたらしいのだが、なんとその方の奥さんが「お世話になります」と、1000円分のテレビカード…

  • 入院5回目。

    実質5回目の入院。 もう入院手続きにも慣れたもので、事務の手続きの不備をこちらから指摘するほどになってしまった(あの書類いらないんですか?など)。 病室へのセッティング(衣類や小物などをしまう作業)も母とチャチャチャっと片付けてしまう。 看護師さん:「いいですねー、女手2人でチャチャっとやってもらえて」 いや、父に任せたら年明けますんで(´•ω•`) そんな時、父がこっそりキンカン(かゆみ止めの)を取り出した。 あれ?最初に入院した時、私に大きいの買わせたよね? 母:「あー!またキンカン買ったの!?」 聞くと家に4つくらい使いかけのキンカンがあるらしい。 父:「そうなん?(´•ω•`)」 なん…

  • 検査&診察。

    間1週間空けてレントゲンと造影CTを撮り、それを元に先生の診察を受けた。心配だった肺炎状態はだいぶ落ち着いたので、予定通り次の週から入院ということになった。新しい抗がん剤のことは前々回の退院の時に聞いたけど、また改めて説明して頂いた。 前のよりは効果が弱いので、目標は現状維持らしい。先生は効いてる限りずっととおっしゃるが、何年も何年も打てるわけではないだろう。それが、終わる時ってどんなんだろうか…。 その時は必ずくるのだ。今は想像できないし、本人は自覚がないし。 癒着術のおかげで肺水が出なくなったため息切れしなくなったのを「治った」と思っている節すらあるし…。考えてもしょうがない。 目の前のこ…

  • 抗がん剤を打てずに退院。

    熱は落ち着いたものの、血液検査やレントゲンで炎症反応が出続けているとのこと。が、一旦退院にしましょう、と先生に言われた。点滴と同じ作用の炎症を抑える薬を自宅で何日か飲み、通院で確認して落ち着いたら改めて抗がん剤をしましょう、と。そうですか(´•ω•`)降ってわいた退院。 父はなにがなんだかわからないという顔。 そんなに嬉しくもなさそう。進展はしてるとはいえ、初期の目的がされてないのでちょっと不安になるのかな。しかし私も含め、家族はなんだかだれ気味。 病院にも慣れ、看護婦さんとも顔なじみになり、目に見える副作用もないので、緊張感ゼロ。 先生にも病院にも文句がひとつもないのも原因なんだけどね。 不…

  • 癒着術2回目。

    ようやっと前回うまくいかなかった、肺の外側と内側の膜?をくっつけて、その間にじわじわ出てくる胸水を止める治療が出来た(6月11日の記事を参考にして下さい)。 前とは違う薬剤を使うとの事。先生:「この治療で炎症を起こして熱が出る人もいます」へー、でも前回なんでもなかったし(その代わり効果もなかったが)、抗がん剤打ちながら退院時には朝からカレー食べる父だから大丈夫だろうと思っていた。 が。父:「熱が出た((((;゚Д゚))))」さいですか。ま、しょうがないね。治療の副作用で熱が出ただけで大騒ぎ。 お父様、何度も言うけどあなた不治のガンなのですよー、と心の中で叫ぶ。だが、これが案外長引いてしまい、本…

  • 入院4回目。

    父:「今度(の入院)は10日ぐれえ(ぐらい)かさあ(´•ω•`)」 私:「1ヶ月だよ、1ヶ月!前の退院の時先生とはなしたじゃん!(°A°`)」 父:「そーなん?!(そうなの?!)」 脳に転移してるのかと本気で心配になる暑い夏の日。 父は4度目の入院をした。 相変わらず治る気まんまんなのが涙を誘う(嘘)。 まずは胸水を抜くためにドレイン装填。 水が少なくなったら癒着薬注入とのこと。 これが今回も結構時間がかかり、結局丸々1週間かかった。 途中、ドレインのチューブの中に寄生虫みたいのが出てきたので慌てて看護師さんに聞いたら、血液中のなんとかっていう成分が空気に触れて固まるとそうなるんだそうな。 ほ…

  • 偶然?

    父の知り合いの人にも肺がんが発覚した。 この人は父と同じく自営で仕事をしていて、この人(Aさんとします)がタバコを止めるから父も止めるきっかけになったと言っていた人だった。 私はあまり面識がなかったのだが、訳あって父が最初入院した時にご挨拶し、お見舞いまで頂いた人だった。 具体的にはわからないのだが、Aさんもなんか調子悪いので町医者で見てもらったら、東京の有名な病院を紹介されたそうだ。 で、肺がんと診断されたものの、東京の病院は遠く、高齢の奥さんは通うのが辛いし、お子さんもいないので、結局地元の病院に転院して治療することになったのだそうだ。 父母が父が退院した際にお見舞いに行くと、だいぶ具合が…

  • 思うようにならん(´•ω•`)

    3回目の入院&抗がん剤。 予定通り胸水をちゅーっと抜いて、すぐさま抗がん剤を注入し、はい5日で退院。 と、なったのだが。 退院の前の日に父から電話があり 「来月から抗がん剤変えたいから、その件で娘さんと話したいって先生が言ってるんよー」 少し早めにお迎えに向かい先生と話す。 また、データを見ながら説明室でだ。 この間聞いたように、抗がん剤はがん本体を小さくしてくれたものの、胸水がでろでろ出てくるのが加速度的に酷いらしい。 3回目を打ってみたが、どうやら抗がん剤を変えた方がいいのでは、とのこと。 となると、ほぼ最初からやり直し状態なので、次回の入院はまた1ヶ月...。 絶望顔の父(´・д・`) …

  • 検査と診察。

    退院して2週間経たずにレントゲンと造影CTを取りに行った。 1度目はあんなに騒いだのに血液検査はせず。 そうゆうもんなのか。 この日はほんとに撮っただけ。1週間後、先生の診察。こないだ撮ったレントゲンとCTと、治療始める前のそれらを比較して見せてくれてわかりやすい。 てーか、文明の利器ってすごいなー。どうやら、がん本体はかなり小さくなっているようだが、せっかく採った胸水がかなり溜まっているとのこと。 父も少し散歩したり階段登ったりするとハーハーすると言っている。 癒着させて出なくなる予定だったのだが、父の場合は効果が薄かったようだ。今度入院する時は、胸水を注射でチューっと抜くだけにして、抗がん…

  • やっと退院。

    父が先生に聞いて金曜日退院となった。 1週間でさくっと帰る予定が丸々3週間。 何がと、言うわけではないが地味にキツかった。父がきついのはもちろんだが、お見舞いに行く家族にもいろいろある。うちの場合は病院の場所。 父母の家から車で丸々1時間。 父は免許を持っているが母は持っていない。 電車バスを乗り継げば行けないこともないが、母は口は達者だが足が悪く500メートル歩くのがやっとくらい。 田舎単線なので本数も少ないし、そこから30分バス。 不可能ではないが…。で、私の登場な訳だが私は嫁に行ってて実家からまるっと2時間。朝のラッシュ時などは混んでるし、オマケに実家は観光地とあって週末の朝の移動など自…

  • 今度こそ?

    私:「ガッカリするのも疲れたから先生がドレーン終了と言っても話半分で聞こう」 とネガティブな提案を父にしたわたくし。 いいのか悪いのかわかんないけど、父は同意し達観してくれた。 さすがよく似たネガティブ親子(o・・o)/ そして5度目の正直ぐらいでやっとドレーン終了になり、癒着させる薬投入となった。 これはすぐ終わったらしい。 副作用で熱が出るかもとの事だったが、父全く何もなし。 で、それした翌週から待望の抗がん剤。 2クール目。 成分は1クール目と同じとのこと。 先生:「週末には退院して大丈夫です」 じゃあ、と父は金曜日に退院するんだー、と私に言うが、私の中で週末って土日。 父の中では金土。…

  • 肺を癒着させるとは

    肺というのは一層の膜で肺が成り立ってるのでなく、ざっくり言うと肺本体とそれ覆う外膜があるようで、その間にある胸膜腔と言うところに水や空気が溜まるらしい。 で、それを出なくするためにそこに炎症をわざと起こさせる薬を投入すると癒着して水が出なくなるらしい。 先生:「これは世界的にも安全に行なわれてる処置ですので大丈夫です」 へー。 が、それも今ある(でる)水がある程度少なくならないと出来ないとの事。 来る日も来る日もぼーぜんと胸腔ドレーンさんに水を抜かれ続ける父。 数日毎に先生は 「明日ドレーン抜きます(*^ω^*)」 「まだですね。明後日まで様子見ましょう('・_・`)」 とおっしゃる。 いや、…

  • 再入院。

    退院からちょうど一週間後、初抗がん剤から4週間経った日に再入院した。当初の予定では入院から三日後から抗がん剤投与で一週間後には退院だったのだが。先生:「肺からの水がかなり出てるので先に抜きますね」1番最初もそうだったようなのだが、どこぞの処置室でちゅーっと抜けるらしい。で、三日目。 たまたま私が病院に行く日だったのだが、父は点滴用の管を差しっぱなしにし、(最近は先に針部分ユニットを刺して、液剤からのチューブとその都度コネクトしてるので針刺し直すとかがなくて便利)ボーゼンとしていた。父:「なんか、まだ水が出てるから管さして抜くんだと(´•ω•`)」抗がん剤点滴の用意までしたのに…。先生:「しばら…

  • つかの間のシャバ。

    次の抗がん剤のための入院までちょうど一週間。 つかのまのシャバを満喫するかと思いきや、父:「膝がガクガクして歩きづらい(´•ω•`)」と、家の中で放心状態で過ごしてばかりだった。 これじゃ、入院してるのと変わらんじゃんか(・・;)長い間隔離されて過ごしたせいで、筋力が落ちてしまったのだろう。 歩けなくなるというのは年寄りにとってもっともダメージだと思っているので、私:「辛いのはわかるけど、家の中だけでもいいから少しずつ歩いてね」父:「(゚ー゚)(。_。)ウンウン」…。人が家に訪ねてきても、面倒くさがってあまり会いたがらない父。 ちょっと不安になったが、何日か経ったら近場まで車で出かけ、知りたい…

  • 入院費。

    最初は1回払って高額療養費制度を申請して差額返してもらえばいいかな、と思っていた。 しかし、どうすりゃいんだろ。レッツGoogle(o・・o)/…ナンヤワカランので、市役所に電話し単刀直入に 「うちの父の限度額はいくらですか?」 と聞いてみた。どうやら年齢、収入によって限度額が変わるらしいからだ。父のフルネーム、生年月日を伝えるとあっさり教えてくれた。 ありがとごじゃます。しかし、何年か前にガンで亡くなった伯父は100万円かかったと聞いてビビる私(°д°)なら、前もって払わなくてよい「限度額適用認定証」をもらおうとネットで調べまくる。…ナンヤワカランまた市役所に聞こう。「御本人の保険証と代理で…

  • 待望の。

    先生「数値が安定してきたので、明後日レントゲンと血液検査したら退院なさって大丈夫です」待望の「退院」 夢にまで見た「退院」(つω-`)父の人生の目標が退院になっていた病院生活。 ガンの具体的な症状が出てないのだから、治療のありがたみより入院の苦しみが強くなっちゃって本末転倒だけど仕方ないよね。良くなったわけでなく「ギリギリ低め安定」で、もう下がることはないからOKの退院なので、人混みは禁止、生フルーツは禁止(寿司刺身はOK。なぜ? )、そして再入院は一週間後(´•ω•`)まあ、とりあえず一時シャバに出られるだけで舞い上がる父。 お勤めご苦労でした。親分もさぞ…(つω-`)

  • 父はあてにならんので。

    血液の数値を睨んでたら上がると思ってるのか、父は暇があれば血液検査の結果表を見ていた。ある日担当の看護師さんが 「先生と御家族がお話した方がいいと思うので、よかったら明日も来ていただけませんか?」と言ってくれた。うちの父はいつも先生が説明してくれてる時、うんうんといかにもわかりました風なのに、後で聞くとなんにもわかっていやしない(。 ー`ωー´) 先生や看護師さんもそれがわかっているのか、何かの時は家族(というか私)に話をしてくれる。 ありがたいことだ。で、翌日話を聞くと、白血球、血小板の数値が今底だと思うので、そこを乗り越えれば〇日後には退院できるだろうと、具体的な日にちを出してくれた。 あ…

  • 猫のよう。

    部屋移動と同じ頃から髪の毛が抜け始めた。 2週間なんともなかったのに急に来た。 でもよく聞くみたいに、シャンプーしたらゴソッとって感じではなく、頭をいじるとパサパサと抜ける感じでまさに猫のようだった。 まあ、元々毛が少ないからかな。食事のほうは結構初期のうちからお腹そんなに空かないとのことで白米は半分にしてもらっていたのだが、白血球が減ったため生フルーツというか生物禁止になった。 いつも食事にはいちごやらオレンジやらが付いていたのが缶詰のフルーツになった。 これも感染症対策らしい。漫画家さんのガン闘病記「元気になるシカ!」にはグレープフルーツが抗がん剤の副作用を悪化させるとの説もあるらしいと書…

  • 過保護。

    8000円(仮)の部屋に入ってからは、お見舞いの人はマスク着用、入室前に除菌ジェルで手を消毒しなければいけなくなった。 メンドクサイ(´•ω•`)父は部屋から出ることさえも禁じられ、毎日通っていた院内のコンビニにも行けないので、看護師さんに代わりに缶コーヒーや新聞を買ってきてもらっているとのことだった。私と母がたまたまマスクしないでいたとこを見られてしまい「マスクお願いしますね」と注意もされた。 とにかく何かに感染されたら大変大変と言う感じだった。私「そんなに大変なんですか」看「そんなに大変なんです(。 ー`ωー´)」どんなに大変なんだろう。父は数値が下がったところに赤丸付けられた血液検査の…

  • どんどん下がる。

    血液検査する度にずんどこ下がる血小板と白血球の数値。ある日父から電話が来て「えれえことになっちゃったで!」 (訳:大変なことになってしまったよ)聞くと、あまりに数値が下がって感染症にかかる危険があるので、空気清浄の強い部屋に移動することになったとの事。 それはしょうがないのだけど、「1日8000円だって、はっせんえん!!」ちょえ。 ケチケチ星人のうちらには大ダメージな話。 しかもいつまで続くのかよく分からないし、毎日毎日8000円て(つω-`)でもまー。 仕方あるまい、お金のことは心配すんなと 父に告げ腹をくくった。のに。看護師さん:「あ、こういう緊急というか対策の場合の個室代はかからないと思…

  • 何もおこらない。

    看護師さん:「ご飯食べられますかぁ?」父:「食べられます(o・・o)/」看:「気持ち悪いとかないですか?」父:「ないです(*^ω^*)」看:「だるいとかないですか?」父:「ないです(´•ω•`)」朝に夕に毎日毎日繰り返されるこの会話。 1週間たっても2週間経っても何もおこらない。 このままならもう退院しても…、と先生が言う程。 しかし1日置きにしていた血液検査で、白血球と血小板がどんどん減ってきてしまったので退院どころではなくなった。 (白血球少ないと感染症にかかりやすくなり、血小板が少ないと怪我などで血が止まらなくなるそう)パッと見、父はどこも悪くない。 ほんとに病気なのかな?と思うほど。本…

  • 転移してなかった。

    骨シンチグラフィと脳MRI(CTかも)でどちらにも転移はしていないことがわかった。ほ。ので、翌週初めから抗がん剤開始。点滴で入れる。 1日目:カルボプラチン+エトポシド 2日目:エトポシド 3日目:エトポシド (ドラクエのパスワードか)ひと月でこれだけ。 私は毎週これやるのかと思ってたらひと月で3日だけだそう。これだけでひと月効くなんて抗がん剤恐るべし。 副作用が人それぞれなので様子を見るため最初はひと月ずっと入院を宣告された。 予定ではこれを4回(4ヶ月)やる予定だが、副作用やガン自体の大きさの変化、新たな転移などを見て、臨機応変に変わる可能性もあるとのこと。大部屋がいっぱいとかで個室に無料…

  • ステージIV。

    先生「厳しいことを申し上げますが…」レントゲンなどのデータが見られる説明室。 見ると左肺にだけ水が溜まっていて、言われれば黒い影が見える。思ったより大きい。 治療方針などが書かれているA4の紙をこちらに示しながら、担当の男の先生が慣れた風でもなく説明してくれた。 やる気を見せようとメモを取っていたら、後でコピーしてくれるとのこと。その紙には小細胞肺がん。 ステージIV。ステージ4!?( °Д°)父は30年近く前にタバコを止めているが、喫煙歴のある人だけがなる、と先生は言い切った。父「みんなタバコ吸ってるけど(ガンに)ならないのになんで…」先生「そればっかりはなんとも…。ならない人はならないです…

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父が肺がんになりました。
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