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お酒のエピソードは面白い!ウイスキーや日本酒などのこてっちゃんが気に入ったお酒の話を交えながら紹介していきます!

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2019/05/04

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  • 【日本酒】味を守るための機械化!嘉美心【岡山・嘉美心酒造】

    今回紹介するのは嘉美心です。 嘉美心酒造があるのは、寄島町という人口7000人の小さな町です。 ですが、実はこの街は備中杜氏の出身町であり、昭和40年代には杜氏だけで100人以上蔵人も入れると1000人もの実に7人に一人が酒造りに関わっていた町なのです。 その町で、地元シェア率90%を誇るお酒が嘉美心で一切の宣伝を排し、大量生産や全国展開には目もくれず一貫して甘口酒を造り続けているというなんとも頑固な蔵なのです。 <頑固な酒造りのエピソード> ・味へのこだわり 嘉美心酒造では甘口ではなく米旨口(ちなみに旨口とは甘さは感じないものの、うまみ成分が多く辛みも感じない味の事です)と呼んでいるそうで、…

  • 【ウイスキー】聖コロンバが見たものは?トバモリー【アイランズ】

    今回紹介するのはトバモリーです。 トバモリー蒸留所はスコットランドのマル島という場所にあって最近蒸留所での生産が再開されました。 <聖コロンバのエピソード> マル島の西にはアイオナ島という島があって、ここにはかつてスコットランドにキリスト教をもたらした聖コロンバ一行が最初に上陸した島です。その島からハイランド各地に布教を始めたのですが、その時にネス湖であのネッシーを見かけて祈りで鎮めたという話があります。これが文献に登場したネッシーの最初の記録とされているのです。 まさか、ウイスキーを調べていて、ネッシーの最初の記録を知ることになるとは、まったく思いませんでした(笑) ちなみにアイオナ島に行く…

  • 【日本酒】濾過すらいらない水!諏訪泉【鳥取・諏訪酒造】

    今回紹介するのは諏訪泉です このお酒は長野のお酒と間違えられやすいですが鳥取のお酒なのです。 諏訪泉の名前の由来は鳥取に信州諏訪大社の分霊が祭られている諏訪神社があり、信州同様7年に1度「御柱祭」も行われています。ここから名づけられました。 また神亀を造っている神亀酒造と提携している全量純米酒造です。 bar-kottechan.hatenablog.com <使われている水のエピソード> 諏訪酒造は鳥取砂丘に砂を運んだ千代川の伏流水を自家井戸からくみ上げて濾過や加工など一切なしで仕込みから瓶の洗浄まで使われて軟水です。 この水には面白いエピソードがあって濾過機を売り込みに来た業者が水質検査を…

  • 【ウイスキー】クモの巣さえそのままに!リンクウッド【スペイサイド】

    今回紹介するのはリンクウッドです。 ブレンダーの間では昔から入手できる最上のモルトのひとつと言われてきていますが、99%はブレンド用に使われてしまうこともあって知名度はあまりありません。蒸留所が建てられたのは1821年のことでピーター・ブラウンが創業者です。 1936年にSMD(に買収されるまでは創業からの約100年間は同家が経営をしていました。この1936年に新しい蒸留所マネージャーのがロデリック・マッケンジーという方で中々面白い人物です。 <ロデリック・マッケンジーのエピソード> ロデリック・マッケンジーは想像を超える一徹者で、味を変える恐れのある環境の変化にはすべて反対していました。それ…

  • 【日本酒】純米酒のパイオニア!神亀【埼玉・神亀酒造】

    今回紹介するのは神亀です 神亀酒造は純米酒しか造らない蔵です。 その理由は元社長である小笠原良征氏が三増酒とか本醸造は自分が飲んでも美味しいと思えず、だから作造っても売る気がしない。そうすると売れないから造らない。と語っています。この小笠原さんは料理が得意だったそうで、お酒に合う色々な料理もつくっていたそうです。その影響か、神亀のホームページでは各お酒に合う料理が紹介されています。 <神亀酒造のエピソード> 元々は神亀酒造も戦後三増酒を造っていましたが(当時は純米酒は市場にはまったく出回らなかったのです)、昭和42年に路線変更をしてタンク一本から純米酒を始めて、徐々に一つずつ増やしていきました…

  • 【ウイスキー】モルトの香水!スプリングバンク【キャンベルタウン】

    今回紹介するのはスプリングバンクです このウイスキーの特徴は香りが高いことで、グラスに注いだだけで部屋中に甘い香りが充満してしまうほどの香からモルトの香水と呼ばれているウイスキーなのです。 <スプリングバンクのエピソード> キャンベルタウンはかつては30以上の蒸留所が狭い町中にひしめき合うほどのウイスキー産業の中心地でした。 <その理由は> ・大麦の主産地であり、燃料の石炭が豊富であったこと ・輸送地に優れた良好であったこと ・良質の水源があったこと の3点が揃っていたためでした。 しかし ・石炭が掘りつくされたこと ・輸送手段が陸上や空路に変わっていき海運が時代遅れになったこと ・アメリカの…

  • 【日本酒】デザインが特徴的!小鼓【兵庫・西山酒造場】

    今回紹介するのは小鼓です。 このお酒は色々な種類が出ていますが、ボトル見ていただくとわかりますが、デザインにも力を入れています。 <小鼓のエピソード> 西山酒造の西山裕三社長「ET」戦略(Eはエンターテインメント、Tはトラディショナル)と言って伝統を守りながら新しい酒文化を提案していくことをモットーにしています。西山社長が力を入れるエンターテインメントとはデザインの事で美術に造詣の深い西山社長は芸術家である綿貫宏介氏に心酔して、蔵のすべてのデザイン(ロゴや制服応接室のインテリアなどすべて)を綿貫さんの作品に統一してしまったほどです。 これは何事も徹底することが大事という想いからきていて、ボトル…

  • 【ウイスキー】わずか1%!インチガワー【スペイサイド】

    今回紹介するのはインチガワーです。 シングルモルトとしてはわずか1%の生産量の貴重なモルトで ピリリとした塩辛さが飲むほどに癖になるモルトです。スペイサイドではハイランドよりの特徴もありユニークで隠れた名酒の一つであると「改訂版モルトウイスキー大全」という本には書かれています。 <インチガワーのエピソード> この蒸留所はアレクサンダー・ウィルソンによって1871年に建てられました。1936年から38年間は蒸留所近くにあるバッキーという古い港町の町議会が所有していたというのが面白いです。その後はアーサー・ベル&サンズ社に売却されてこのモルトはベルの主要モルトとなっています。 <蒸留所の場所にまつ…

  • 【日本酒】お地蔵さんのご利益!不老泉【滋賀・上原酒造】

    今回紹介するのは「不老泉」廃仕込み純米吟醸無濾過生原酒です 不老泉という名前はお地蔵さんが出られた蔵内の自噴井戸より命名されたそうです。 <不老泉のこだわり> このお酒は初めて飲む人にはこんなお酒があるのかとショックを与える面白いお酒です。 純米ではなく純米吟醸で造っているのは水のきれいさを生かして冷やでも熟成にも向いているきめ細かさを出したいというこだわりからくるものです。 また乳酸も酵母もすべて蔵付きのもので、他の蔵で当然のこととして行われていいる、人工的に培養された酵母を添加するという手法を一切使わず、蔵付酵母(天然酵母)が自然に酒母に入り育つのを、ゆっくり待つ、山廃仕込みを行っています…

  • 【ウイスキー】日本料理と相性抜群!グレンゴイン【ハイランド】

    今回紹介するのはグレンゴインです。 <グレンゴインの面白い所> このお酒は日本料理、とりわけ刺身や天ぷらと相性がいいという面白いお酒です。 しかも、スコッチウイスキーでありながら、原料の大麦麦芽にピートをまったく焚き込んでいないのです。その理由は麦芽の持つ風味を純粋に楽しむためということです。 また、スコットランドで最も長い時間をかけて蒸溜することでフルーティーな原酒が生まれるのです。 グレンゴイン 10年 40度 箱付 700ml 並行 楽天で購入 スコッチウイスキーでありながらピートを焚かない、そして日本料理に合うこのお酒を一度試してみてはいかかでしょうか? 下記のブログランキングに参加中…

  • 【日本酒】ウイスキーと間違え注意!竹鶴【広島・竹鶴酒造】

    今回紹介するのは竹鶴です。 この名前を聞いて「あれ?」と思った方もいるでしょう。 実はニッカウヰスキーの創業者である竹鶴正孝の実家でもあるのです。 広島のお酒としては珍しい辛口淡麗とは真逆のお酒です。 <小笹屋 竹鶴の面白いエピソード> このお酒は、わざと香りを出さず、わざと磨かないという今の日本種の流行とは真逆の道を進んでいます。ですが、米の旨味を生かして究極の強さを出しているのです。これを1年熟成してから出荷しています。 ちなみに今回の記事は「究極の日本酒マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本」という本を大いに参考にさせていただいているのですが、著者である杉田さんはこの蔵は、ウイスキー…

  • 【ウイスキー】ドラマのような話!クレイゲラキ【スペイサイド】

    今回紹介するのはクレイゲラキです このお酒はゲール語で無常に突き出た大岩という意味で、ホワイトホースの原酒となっています <原酒にまつわるエピソード> 創業者であるピーター・マッキーは1891年蒸留所の創業しました。実はピーター・マッキーの叔父であるJ・L・マッキーはラガブーリン蒸留所でウイスキー造りのイロハを叩き込まれていたのです。そんな叔父から1900年にラガブーリン蒸留所とホワイトホース社を相続したのでした。このことがあって、ホワイトホースの原酒にはラガブーリンやクライゲラキが使われることになったのです。 <創業者にまつわるエピソード> 人物評は「3分の1が天才、3分の1が誇大妄想狂、3…

  • 【日本酒】イニシエの手法!三諸杉 菩提酛【奈良・今西酒造】

    今回紹介するのは三諸杉菩提酛です <菩提酛についてのエピソード> 菩提酛は室町時代にさかのぼり、その頃の多くは神社や仏閣で造られていたため、僧坊酒と呼ばれています。裕福な寺院が余ったお米でお酒を造って販売していたのです。 そもそも酛(酒母ともいう)づくりというのは日本酒に適した酵母を、水・麹・蒸米の混合液を使って、培養したものです。簡単に言うと、ブドウ糖をアルコールに変える働きをする酵母菌を増やすことなのです。酛づくりには江戸時代からある生酛、明治末期に生酛から派生した山廃酛、現在ほとんどの日本酒に用いられている速醸酛があります。 つまり、菩提酛はもっと昔にあった酛づくりなのです。実は、菩提酛…

  • 【ウイスキー】モーツァルトのシンフォニー!クラガンモア【スペイサイド】

    今回紹介するのはクラガンモアです。 香りが豊かでコクがあり飲み口がやわらかなその華やかさはモーツァルトのシンフォニーにも例えられることがあります。 モルトが初めての人にも女性にもいくらでも飲めてしまうぐらい飲みやすいお酒と言われているのです。 <創業者のエピソード> 一説によると創業者のジョン・スミスはザ・グレンリベットを作ったジョージ・スミスの私生児ともいわれています。ジョンはマッカラン、グレンリベット、グレンファークラスなどの蒸留所のマネージャーを歴任しています。そのジョンが理想の蒸留所をつくった場所がバリンダルロッホだったのです。 <バリンダルロッホを選んだ理由> ・昔から密造者の間で名…

  • 【日本酒】へのへのもへじが印象的!秋鹿【大阪・秋鹿酒造】

    今回紹介するのは、秋鹿です。 このお酒は日本酒の中でとても少ない純米無濾過生原酒です。 このラベルを見てください。 へのへのもへじが書いてあります。 これ以外の秋鹿にも、へのへのもへじが書かれた種類はあるのですが、このへのへのもへじには意味があります。 <へのへのもへじの持つ意味> 秋鹿酒造さんは自営田で酒米を作っているのですが、このへのへのもへじが付いているものは、化学肥料を使わず、無農薬で米糠を主とした発酵堆肥による循環農法と呼ばれる栽培方法で育て上げられた米を100%使用使っている証明なのです。 でもその証明の証がなぜへのへのもへじだったのでしょうか? こてっちゃんは、かかしにはへのへの…

  • 【ウイスキー】昔話のような話!グレンドロナック【ハイランド】

    今回紹介するのはグレンドロナックです このお酒はティーチャーズのモルト原酒となっていてシェリー樽で熟成させることが多いです。 <グレンドロナックのエピソード> グレンドロナックはちょうどハイランドとスペイサイドの境界線上に位置しているのでスペイサイドに分類する場合もあるお酒です。 このお酒は田舎の地主の息子でであったジェームズ・アラデスによって蒸留所が建てられました。彼のモルトは地元の有力な貴族である第5代ゴードン公を虜にして公の愛飲のウイスキーとなりました。ウイスキーだけでなくアラデスの事も気に入ったそうで、ロンドンの社交場にも連れて行ったのだそうです。しかし、その結果アラデスは舞い上がって…

  • 【日本酒】感謝の酒!るみ子の酒【三重県・森喜酒造】

    今回紹介するのは、るみ子の酒です。 ここのお酒は小さな蔵で全部手造りをしています。そして森喜るみ子さんという女性が杜氏をしています。 <るみ子の酒のエピソード> るみ子さんが尾瀬あきらさんの漫画「夏子の酒」を読んで、るみ子さん自身も、夏子と同じように地元を避け、製薬会社で働いていたこと。また、夏子と同じ2月7日が誕生日であること。そして蔵元が病気にかかって後を継ぐことになったことなど、境遇が近かったこともあり、刺激を受けて新しい酒造りを始めました。るみ子さんは色々な方からお酒の造り方のアドバイスをもらいにいったり、たくさんの方の協力を経て、るみ子の酒が生まれました。ラベルも尾瀬あきらさんが、る…

  • 【ウイスキー】創業時の味を求めて!ブナハーブン トチェック【アイラ】

    今回紹介するのはブナハーブン トチェックです。 トチェックとはスモーキーという意味です。 え?ブナハーブンはアイラモルトにしてはあまりスモーキーではないよねと感じた方もいるかもしれません。それには理由があるのです。 <ブナハーブンがアイラモルトにしては軽い理由> ブナハーブンはピート処理をほとんどほどこさない麦芽が使われているためアイラモルトの中では最も軽いと言われているのです。 ですが実は創業当時は非常にピーティーでスモーキーな味わいだったというのだから驚きです。ですが、第二次世界大戦の後にウイスキーの需要が大きく伸びたことによりポットスチルを増設したのだそうです。この頃、主流がブレンデッド…

  • 【ウイスキー】最も軽いアイラモルト!ブナハーブン【アイラ】

    今回紹介するのはブナハーブンです。 ブナハーブンと言えば最も軽いアイラモルトとして有名で、カティーサークや フェイマスグラウスなどのモルト原酒にも使われているお酒です。 bar-kottechan.hatenablog.com <ブナハーブンのエピソード> エジンバラにあるスコッチウィスキーヘリテージセンター(ウィスキー博物館)のお土産でかつては一番人気だったお酒です。 人気の秘密はラベルにかかれた水夫の図柄とスコットランド民謡である「Westering Home」(西の故郷へ)の一節で、遠洋航海にでたスコットランドの船乗りがアイラ島、ジュラ島の島影を目印に帰ってきた内容になっています。 特に…

  • 【日本酒】1本で2度おいしい!風の森【奈良・油長酒造】

    今回紹介するのは風の森です。 油長酒造は搾り方にこだわりがあり、ここ独自の搾り方がいくつもあるというこだわり様で登録商標も持っているほどです。 <風の森の2つの味のエピソード> 風の森は開栓直後はもろみが発酵した炭酸ガスがあり、優しい発泡感が楽しめるのが人気となっています。 時間をかけて飲むと炭酸ガスがなくなり、風の森本来のこだわりの味を楽しむことができるので、1度で2度おいしいとはまさにこのお酒にうってつけの言葉でしょう。 <風の森の特徴> ・アルコール添加は一切していない純米酒の造りです ・一部の商品は火入れをしていますがほとんど火入れをしない生酒です。 ・搾ったままで加水をしない原酒です…

  • 【ウイスキー】環境問題に取り組んだ!オルトモア【スペイサイド】

    今回紹介するのはオルトモアです。 オルトモアとは大きな小川の意味で蒸留所近くに流れているオーヒンデラン川から名づけられました。デュワーズのキーモルトの一つでもあります。 ちなみにテリーヌやパテなどのオードブルと飲みたい食前酒と「モルトウイスキー大全」という本では紹介されています。 <廃棄処理のパイオニアについてのエピソード> 糖液抽出後のマッシュタンの搾りかすとウォッシュ蒸留後のポットスチル内の残留廃液の処理は環境汚染の問題も含めて長い期間、問題になっていました。どちらも栄養価が高く家畜に与えたりもしていましたが、輸送や貯蔵面で効率が悪く処理しきれませんでした。 オルトモア蒸留所は1952年に…

  • 【日本酒】地元の作り方に拘った!越乃景虎【新潟・諸橋酒造】

    今回紹介するのは越乃景虎名水源流です 越乃景虎の由来は上杉謙信若き日の名前から来ているのだそうです。 このお酒は新潟流の吟醸酒の造りで造られています。 一般的な吟醸酒は灘流といいます。実は新潟流の吟醸酒は一度絶滅してしまった吟醸酒の作り方なのです。 <新潟流のエピソード> なぜ新潟流が廃れていってしまったのかというと、新潟県のお酒を全国新種鑑評会で入賞しようという気運が高まり、当時は香りが高く、味のある灘流でないと金賞が取れなかったため、新潟流から灘流に切り替わっていってしまったのです。そして新潟の受賞率は全国でもトップクラスになりましたが、新潟流の吟醸酒を造れる蔵がなくなってしまったのでした…

  • 【日本酒】執念が奇跡を呼ぶ!田酒【青森・西田酒造】

    今回紹介するのは田酒です。 田酒とは田んぼ以外の生産物であるアルコールなどの添加物を排除した「田んぼだけで造られた酒」つまり純米酒のことです。 <執念のエピソード> 「混ぜ物のない昔ながらの酒を造りたい」という想いから昭和49年に3年もの年月をかけて完成させましたが、当時は純米酒はあまり人気のない商品でした。 それをなんと1本2000円で売り出したのです。当然売れず・・・ その上、当時、主流であった三増酒(日本酒に3倍以上のアルコールを添加して造ったお酒のこと)をやめてしまったというのだから蔵の家計は火の車です。おそらく色々な人から陰口などを叩かれたことでしょう。ですが、その後も7年間も売れな…

  • 【日本酒】多満自慢【東京・石川酒造】

    今回紹介するのは多満自慢です 皆さんはお酒の美味しい地域といったらどこを思い浮かべますか? 東北地方!など色々と思い浮かべる場所はあると思いますが東京を思い浮かべる人は少ないでしょう。 実は東京にも美味しい地酒があるのです。それが東京で造られる多満自慢です。 <土地柄によるの工夫のエピソード> 日本の首都の東京には日本中の地酒が入ってきます。 つまり全国を相手にしなければならないのです。 そこで東京ならではの特色を考えたのは、「今朝しぼり」というお酒があります。 このお酒は東京限定での特別注文酒で朝に搾りたての酒を瓶詰めして午前中に近くの酒屋さんに届けるというものです。 普通だったら蔵でしか飲…

  • 【日本酒】絶滅したお米が見事復活!亀の翁【新潟・久須美酒造】

    今回紹介するのは亀の翁です マンガやドラマになった夏子の酒のモデルとなったお酒です。 ちなみにマンガと違ってお兄さんは急死していなく男性の社長が造り上げました。 こてっちゃんは読んでも見てもいないので、金銭面に余裕が出たら読んでみたいと考えています。 <幻のお酒のエピソード> 久須美社長は東京の大学で蔵元の長女である奥様出合い「酒蔵ならお金持ちだろうから一生左うちわに違いない」と考えて婿養子になったのだそうです。 ところが大手にはかなわない価格競争、担い手は減る一方など問題面が多すぎてどこから手を付けていいのか分からなくなるくらいだったそうです。 そんな時に名杜氏の河合清氏から亀の翁で吟醸酒を…

  • 【日本酒】真逆に進む勇気!達磨正宗【岐阜・白木恒助商店】

    今回紹介するのは達磨正宗です 日本酒で古いものをありがたがるなんて邪道と考える蔵元が多い中、約50年もの間古酒ばかり作ってきた蔵が白木恒助商店です。ここの蔵元は普通酒を寝かせて古酒にするのではなく、古酒用のお酒を別に造っているのです。 <古酒のエピソード> 白木社長が古酒造りを考えたのは昭和30年代後半で大手銘柄全国進出して地メーカーを駆逐していく時期で、また級別審査によって全国のお酒が均質化をたどっていた時期です。 地酒メーカーは個性を出さなくてはいけないと考えていた時に蔵の中に積んであった古酒が美味しいことに気づいたのです。そして吟醸酒造りが流行り始めた時期に正反対の古酒づくりを始めたので…

  • 【ウイスキー】時を超えて、つながる想い!カードゥ【スペイサイド】

    今回紹介するのはカードゥです このお酒はジョニーウォーカーのキーモルトとなっています。 <エピソード> 農夫であったジョン・カミング夫妻が1811年に密造酒としてスタートしたのが始まりです。 幾たびもの逮捕を経て、1824年に物品税法が制定されてから政府公認蒸留所として再スタートしました。 ジョン・カミングがなくなった後は妻であるヘレンと息子夫妻のルイスとエリザベスが意志を引き継いでウイスキーの生産を続けました。ルイスの妻であるエリザベスは後に「モルト・ウイスキーの女王」と呼ばれるほどの腕の持ち主で、カードゥの名声を不動のものとして、蒸留所を発展させましたが1887年にグレンフィディックの所有…

  • 【日本酒】誰もやっていないことをやる!北雪 超音波成熟酒【新潟・北雪酒造】

    今回紹介するのは北雪超音波成熟酒です。 ここの社長のモットーは他の蔵元をよく研究して誰もやっていないことをまっさきにやることなのだそうです。そして生まれたのが超音波成熟でした。 蔵の裏山に洞窟があり室温は12℃に保たれ癒し系環境音楽が流れています。 そしてそれぞれの酒瓶の下には低い超音波を発するプレートが敷かれていてこの状態で熟成するのだそうです。 <超音波によるエピソード> 昔から「波に揺られたお酒はうまい。波に揺られているお酒は真夏でも腐らない」という漁師の言い伝えがあるのだそうです。船に揺られたお酒が美味しいのはアルコール分子と水分子が融合してまろやかになるからなのだそうです。この状態を…

  • 【ウイスキー】ゴーストが出没!グレンスコシア【キャンベルタウン】

    今回紹介するのはグレンスコシアです。 このお酒は数少ないキャンベルタウンにある蒸留所で造られています。 <エピソード> 1924年~26年までオーナーであったダンカン・マックカーラン氏は詐欺事件に合ってしまい4万ポンドもの巨額負債を負うことになってしまいました。これがきっかけなのか、この蒸留所は一度閉鎖することになってしまいます。そして巨大負債を苦についには仕込み水の一部にも使われているクロス湖に身を投げてしまいました。そこから蒸留所には彼のゴーストが未だに現れるという噂があるそうです。 【あす楽】グレンスコシア 15年 並行品 46度 700ml 楽天で購入 色々とウイスキーの事を勉強してわ…

  • 【日本酒】ジャズ好きのおかげ! 笹の譽【長野・笹井酒造】

    今回紹介するのは笹の譽です。 引用元:笹の譽・笹の誉/笹井酒造(長野県松本市) ここの酒蔵の看板には日本初のミニブルワリー 水と緑とジャズの酒蔵と書いてあります。面白いことに24時間ジャズが流れている酒蔵なのです。 <面白いエピソード> 平成元年に杜氏が引退して社長と社員のみで酒造りをしたところ、酒質が極端に落ちてしまいました。このままではまずいと思った笹井社長がひらめいたのはジャズを流すことだったのです。しかし、その理由が笹井社長が大のジャズ好きだったからだそうです。このなんとも脈絡もない理由ですが、蔵中にスピーカーをとりつけてジャズを流し続けたところ翌年不思議なことに酒質が上がり売り上げが…

  • 【ウイスキー】6つの島のハーモニー!シックスアイルズ【ブレンデッド】

    今回紹介するのはシックスアイルズです。 スコットランドでモルトを作っているアイラ島、ジュラ島、スカイ島、マル島、オークニー島、アラン島の6つの島で作られているモルトをブレンドしたという、とてもユニーウなウイスキーなのです。 6つの島のモルトをブレンドしたと聞くだけでワクワクしませんか? シックスアイルズ 700ml 43度 箱付 (THE SIX 6 ISLES) アイランドブレンデッドモルトウィスキー kawahc 楽天で購入 どのモルトが使われているのかを考えながら飲むのも面白いですね。 一つで6つが味わえるそんなワクワクするお酒を飲んでみてはいかがでしょうか? 下記のブログランキングに参…

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