2013年1月、アスリートの施術に特化したNakajima整骨院を横浜・桜木町駅徒歩2分の場所に開業。本田圭佑選手がオーナーを務める「SVホルン」にてトレーナーも務める。
「選手に寄り添う仕事」としてトレーナーへの道を選び、柔道整復師の国家資格を取得。その他にもNSCA-CPT 、NASM-PESとしての資格も有します。 インディバアクティブ、高濃度酸素カプセルを配備、トレーニングスペースも併設しトレーニング指導も行っております。 https://www.youtube.com/watch?v=lECRMXhxHRw
活動後増強(Postactivation Potentiation:PAP)とは、前もって行う高強度筋活動がもたらす筋力とパワーの増大とみなされています。 過去10年間、この現象はコンプレックストレーニングの実施を通じて、大多数のストレングス&コンディショニングプログラムに意図的に組み込まれてきました。 また、ウォームアッププロトコルに追加することによって、高レベルの試合においてもある程度実施されています。
コンプレックストレーニングとは(神経系、筋系、精神運動系の特性を引き出すことによって、後に続くエクササイズの発揮パワーを増大させる)
多くの競技では、最適なパフォーマンスを発揮するために筋力とパワーの両方が求められます。 しかし時間の節約により、筋力とパワーの向上を促すトレーニングと回復に十分な時間を割くことは困難な場合が多く、コンプレックストレーニング(CT)は、筋力とパワーを同一セッション内で強化できる、効率的なトレーニング方法になります。
競技パフォーマンスと活動後増強効果との関係(爆発的ウォーミングアップでパフォーマンスが向上する)
近年、複数の研究者によって、高強度で(コントラストトレーニングやコンプレックストレーニング以外)持続時間の短い前負荷によるレジスタンスウォーミングアップの後、爆発的なジャンプパフォーマンスが増大することが報告されています。 この一時的な筋パフォーマンスの増強は、活動後増強(Postactivation Potentiation:PAP)として知られている現象で、筋の収縮活動の結果として、一時的に発揮筋力が増大する状態を指します。 試合前のウォームアップが適切なプロトコルで構成され、爆発的競技の前にタイミング良く正確に実行されれば、その後PAP効果が誘発され、ジャンプパフォーマンスや競技パフォーマンスが向上する可能性が高くなります。
サッカーのミニゲームに基づくピリオダイゼーション(ランニングインターバルトレーニングの効果が類似しており、統計的有意差は認められなかったことを報告している)
ミニゲームは競技トレーニングとして多くの利点が世界に再認識されています。 ミニゲームは、身体的、生理学的、技術的、戦術的なパフォーマンスの質を高め、様々な利益を提供する可能性があります。 また、チームスポーツであるサッカーがもつ特異的な要求に応えることで、公式戦に対する貴重な準備を提供できます。 一方、予測不可能な状況を最適なレベルで保証することもできるため、学習の多様性を高め、意思決定と創造性を発達させることもできます。 しかもミニゲームは、選手の動機づけや取り組みレベルの高さと密接に関係します。 この10年間にミニゲームに関する多くのスポーツ科学研究が行われており、それらによると、ミニゲームでは、11名で行なう通常の試合と比較しいてほぼ同程度か、むしろ高い心拍数(HR)応答を達成できることが示されました。 類似の結果が血中乳酸濃度でもみられ、選手の走行距離も同様に11名の試合と同程度という結果がでています。
主働筋-拮抗筋ペア(拮抗筋群の相反抑制を増強させると神経作用によって力発揮がいくらか向上するのであれば、拮抗筋群を対象的に鍛える方法は、発揮パワーの向上にも有効な可能性がある)
CT(コンプレックストレーニング)とは、高強度レジスタンスエクササイズの後にバイオメカニクス的に近い動作パターンの低強度エクササイズを行い、PAPを引き起こすものになります。 これに対して、一部の研究は、主働筋-拮抗筋ペアセット(Agonist antagonist paired set:APS)を用いる形式のCTを提案しています。 しかし、一方で、強化する筋が異なる2つの動作は似ていないためAPSに言及する際はCTという用語を用いないほうがよいとする研究もあります。 このような見解の相違はあるにせよ、APSおよびAPSを用いた筋力とパワーの向上に関する研究を調査することは、APSが誤ってCTに分類される可能性を防ぐ上でも必要になります。
プレコンディショニングプロトコル後に、活動後増強(Post Activation Potentiation:PAP)によるパフォーマンス増大期間が得られるかどうかは、回復時間における増強作用と疲労とのバランスによります。 すなわち、前者が後者よりもゆっくりと低下することが望ましく、したがってこの関係に留意し、前述の研究で用いられた特異的方法を見直す必要があります。
免疫機能とオーバートレーニング症候群(人の免疫系は、複雑なシステムで、先天的防御{非特異的免疫}と適応防御{特異的免疫}という2つの主要な免疫系で成り立っている)
人の免疫系は、複雑なシステムで、先天的防御(非特異的免疫)と適応防御(特異的免疫)という2つの主要な免疫系で成り立っています。 先天的な自然免疫は、出生時から身体に備わっているため、生体外異物に遭遇することによって改めて賦活する必要のない免疫プロセスになります。 「炎症」反応は、この先天的免疫を適切に機能させるための重要な因子になります。 炎症とは、腫脹、発赤、疼痛などを伴う体液の貯留と説明できますが、これらはマクロファージ(大食細胞)、サイトカイン、ケモカインなどの活性化した免疫細胞によって生じます。 通常、高強度エクササイズ、特に相当強度の筋の損傷を引き起こすエクササイズを行うと炎症反応が起こります。
睡眠前の心配と不安(トレーニング/試合に関連する過度の心配と不安は、深刻な情緒反応を引き起こして睡眠の質を低下させる可能性がある)
エリートアスリートは、トレーニング、試合、そして競技以外の生活因子に反応して、就寝時に心配や不安を感じることがあります。 そして、トレーニング/試合に関連する過度の心配と不安は、深刻な情緒反応を引き起こして睡眠の質を低下させる可能性があります。 Fletcher&Hantonは、特に競技に関する不安反応に有効な手段として、リラクセーション、目標設定、イメージング、セルフトークなどの精神スキルを挙げています。
クライアントが服用している薬を知り、それが身体活動にどのような影響を及ぼすかを知っておくことは非常に重要になります。 薬物療法は主として症状への対処に用いられ、疼痛の軽減と機能の向上を目的とします。 線維筋痛症の施術でよく用いられる薬は、鎮痛薬、オピオイド、抗うつ薬、鎮静薬、筋弛緩薬になります。 エクササイズプログラムを計画する際は、投薬と身体活動の相互作用に留意する必要があり、薬によっては、筋のパフォーマンスに影響を及ぼしたり(筋弛緩薬など)、疼痛レベルを隠したり(鎮痛薬など)、服用者を不活溌にする(鎮静薬など)可能性があります。
メタボリックシンドロームと血中グレリン濃度(グレリンは空腹を左右する最も主要な消化管ホルモンのひとつになり、血中濃度が高い人は、より高糖質の食べ物を欲する)
グレリンは空腹を左右する最も主要な消化管ホルモンのひとつになり、グレリンは人が空腹感を感知する視床下部に作用し、主に胃や近位小腸で分泌されています。 グレリンの血中濃度は絶食状態の際に最大であり、食後に低下し、同様に空腹感も低減します。 血中グレリン濃度が高い人は、より高糖質の食べ物を欲するようであり、科学者はグレリンをオレキシジェニック(人間の食欲を刺激する物質)と呼び、さらにグレリンは体内における消化活動を促進する作用をもちます。
サッカーはコンタクトスポーツに分類され、大多数の接触はボールの支配を争っている対戦相手との間で起こり、このようなスポーツでは、負傷は避けにくく、その重症度も様々に異なります。 上級レベルの男子サッカー選手は毎年ほぼ1回、パフォーマンスが制限されるような傷害を負うことが報告され、その結果、トレーニングや試合に参加できない日数は平均24.2日に達します。 これらの避けられない傷害はトレーニング中よりむしろ試合中に起こる可能性が高いと思われます。 Arnasonらは、上級男子サッカー選手のおいて、負傷で失われた日数の多さとチームの成績不振に似た傾向があることを見出しています。
力発揮の諸特性(スナッチとクリーンのプル局面とジャークのドライブ局面の運動力学や運動学はあらゆる競技の特異的な加速パターンと類似している)
筋力とは、特定の動作パターンと速度において1つの筋または筋群が発揮できる力の最大量と定義されています。 一方、パワーとは、限られた時間内でできる限り多くの力を発揮できる能力になります。 競技の成功において、力の立ち上がり速度の大きさ以上に重要なものはないといわれており、大多数の競技選手のパワー出力を向上させることは、パフォーマンスの成功において不可欠な要素であると考えられます。 また、有効なプレーを行うには、動作スピードや方向の素早い変化によってディフェンダーを出し抜きなどの動き等が要求されることが多く、選手は、状況因子に対して反応し、動きを開始したり、動きを停止したりします。 したがって、下肢関節を利用して力を吸収、素早く反応したりする能力は、パフォーマンスにとっても、傷害予防にとってもきわめて重要なものになります。
ファーストプル開始局面(静的開始は等尺性動作であるために、セットポジションの体勢を支える下肢と股関節が疲労するが、必ず実行しなければならない為、テクニックと基礎筋力を獲得することが不可欠になる)
リフトの開始局面は、ウェイトが床またはプラットフォームの上に置かれている時に始まり、ウェイトが床から持ち上げられるMOS(バーが床から離れる瞬間 MOS:Moment of Separation)を持って終わります。 ファーストプルにはいくつかの開始スタイルがあり、主要なスタイルは「静的」「動的」開始になります。 さらには、これらのスタイルに複数のバリエーションがあり、どのスタイルを用いるかは、主としてアスリート個人の選択とコーチの方針によって決まります。
ベアフットランニングとショッドランニングのバイオメカニクス的差異(ベアフットでは股関節、膝関節、足関節におけるピークトルクが低下、足底の固有受容器のフィードバックを増大させる)
ベアフットランニングとショッドランニングの最も基本的な差異のひとつは、接地期の足にみられます。 ショッドランニングでは足後部(踵)接地が利用されるのに対して、ベアフットランニングでは足中央部~前部の接地パターンが利用され、ベアフットランナーのこの接地姿勢はストライド長を短縮し、ストライド頻度(ピッチ)を増加させます。 ストライドの違いは、衝撃による制動を受ける前の足底屈筋群の予備緊張を高めて、初期衝撃力を低下させる可能性があり、また腓腹筋とヒラメ筋の予備緊張の高まりは着地に伴う衝撃を予期して、衝撃力を低下させ、さらに足前部接地への変更は、足関節底屈筋がより制御された方法で伸張性筋活動を行なって身体を下げることを可能にします。
プライオメトリックトレーニングの重要性(ストレッチ・ショートニング・サイクルは神経、筋の機能改善に伴う爆発的パワーの向上により、多くの種目の競技パフォーマンスに影響を与える)
多くのコーチやアスリートが、プライオメトリックスはリフティング速度に効果があるため、筋力の向上とパワーリフティングのパフォーマンスの改善にとって欠くことのできないトレーニングとして取り入れられています。 プライオメトリックトレーニングは、スピードとパワーの向上を目的としてウェイトリフティングプログラムに取り入れられています。 1970年代に東欧諸国のオリンピック選手が、より大きなパワーの獲得を目的に初めてプライオメトリックトレーニングを用いました。 彼らは、筋が短縮する直前に伸張すると、伸張反射により短縮パワーが増大するという化学的根拠に基いてプログラムを作成しました。
成熟度や筋群の発達の相違は、早ければ6歳ぐらいから観察されます。 Belanger&McComasは、子ども時代(6~13歳、n=10)と青年期(15~18歳、n=8)の足関節の収縮特性の変化を測定する研究を行い、その結果、年齢と、足関節の背屈(r=0.78)および底屈(r=0.81)におけるMVCトルク値との間には、強い正の相関関係があることが認められました。 同じ正の相関相関は、単短縮トルクと子ども(r=0.81)の間でも観察され、平均値をみると、思春期の若者の値(148.9N.m)は、幼い子ども(78.3N.m)の約2倍になりました。 これらの違いは背屈筋と底屈筋の筋線維タイプの割合による可能性が高く、また活動状態やミオシン軽鎖リン酸化などの他の変数も影響しているとされています。 さらに、Belanger&McComasらが行った研究の結果からも、年齢によるCC(能動的要素)の違いという概念がさらに裏付けられています。
レジスタンストレーニングと末梢神経損傷(末梢神経損傷の発生頻度は、RTによる傷害の8%以下であり稀ではあるが、ある種の神経は、その存在部位の結果、伸展性または圧迫性の神経障害になりやすくなる)
RTにより、慢性・急性両方のメカニズムの結果、末梢神経損傷が起こる可能性があります。 その原因としては様々な因子が推測されていますが、不適切なテクニック、オーバートレーニング、直接的外傷、可動域末端での伸展損傷、筋肥大などが含まれます。 末梢神経損傷の発生頻度は、RTによる傷害の8%以下であり稀ではありますが、ある種の神経は、その存在部位の結果、伸展性または圧迫性の神経障害になりやすくなります。
サッカーにおけるピリオダイゼーション(試合期または実践期、移行期の組み方)
このブロックの期間は最長35週続くことがあり、トレーニングの強度と量は様々で、競技日程にい応じて容易に変更できます。 この期の目的は、身体的なピークに近い状態に選手を維持することですが、シーズンを通して筋力レベルをさらに高めることさえできるという主張もあります。 Hofman&Kangらは、アメリカンフットボール選手の筋力(1RMスクワットとベンチプレス)がシーズン中に有意に向上したことを報告しています(n=53名、シーズン中のレジスタンストレーニングを>80%1RMの強度で週2回)。 しかし、アメリカンフットボールとサッカーは生理学的要求が異なるため、サッカーは有酸素性運動としての特徴がより際立つ競技であり、高いレベルの疲労とコルチゾール濃度を伴います。 そのようなサッカーにとって、目標は筋力低下を最小限に抑えることといえます。
脊髄損傷(脊髄とは、脳と末梢神経の間の知覚インパルスおよび運動インパルスを伝える道筋になる)
脊髄とは、脳と末梢神経の間の知覚インパルスおよび運動インパルスを伝える道筋になります。 神経伝達を阻害するようなダメージが脊髄に加わると、それらの神経によって刺激される筋の収縮が妨げられる可能性があります(あるいは極度に弱められる)。 脊髄損傷(SCI)の発生率は1年間に約1万1千件に上り、そのうちの約47%が四肢麻痺に、52%が対麻痺に至ると推定されています。 四肢麻痺(Tetraplegiaと呼ばれることが多いですが、正式にはQuadriplegia)とは、呼吸筋も含めて、四肢及び体幹の一部あるいは完全な麻痺を指し、脊髄の頚椎部分の損傷によって引き起こされます。 体幹及び両下肢の一部あるいは完全な麻痺は対麻痺(Paraplegia)と呼ばれ、脊髄の胸椎あるいは腰椎、または仙椎部分の損傷によって引き起こされます。
衝撃力を制御する際に下肢は神経筋系の制御増大を要求するため、移行準備プログラムに固有受容性エクササイズを組み込むべきとされています。 文献に引用されている下肢の固有感覚を向上させるエクササイズには、最初は固定されたサーフェスでの、次に不安定なボード上での開眼または閉眼による足関節の可動域エクササイズ、バランスディスクを用いた開脚運動、バランスボード、ミニトランポリン、およびレジスタンスバンドを用いたスタティックキックが含まれます。 これらの運動は足前部への荷重が増えることによって、ベアフットランニングの足前部への負荷に対して特異的な足のトレーニングとなります。
フリーウェイトやマシンなどの伝統的なトレーニング方法は、筋力向上に確実な効果をもたらしますが、バイセップスカールなどのポピュラーなエクササイズは単関節のみが関与するオープンチェーンエクササイズであり、自由に動く四肢を用いて負荷を身体から遠ざけたり近づけたりしながら、関与する関節に伝えられる力を増大させる類のものになります。 筋力トレーニング用のマシンに関しては、使用者の体格や筋力に個人差があるため、すべての人の身体に適合するようなマシンを作ることは困難になりますが、自重トレーニングは、実践者各自の四肢長、筋/腱の停止部、および体重に合わせて行うことができます。 さらに、ほとんどの自重エクササイズは、多関節を用いて固定した身体部位から負荷を遠ざけたり近づけたりするクローズドチェーンエクササイズになります。 多くの場合、クローズドチェーンの動作のほうがより機能的であり、一度に複数の筋群を強化できます。
脊髄損傷に対するトレーニングの注意点(脊髄損傷(SCI)のお客は起立性低血圧(姿勢によって発生する低血圧)および運動性低血圧、また体温調節機能にも問題を抱えている可能性がある)
脊髄損傷(SCI)のお客は起立性低血圧(姿勢によって発生する低血圧)および運動性低血圧があり、また体温調節機能にも問題を抱えている可能性があるため、激しい有酸素性運動には耐えられません。 しかし、トレーニングが適切であれば、有益な生理学的適応を得ることが可能になります。 Figoniらは、ピークパワーとピーク酸素消費量において10~20%の向上を報告しました。 これ以外にも、SCIのお客が日常的に筋力および持久力エクササイズを行なう場合に期待される成果として、活動する筋量の増大、筋力の向上、手に車椅子の駆動力の向上、機能的自立が挙げられます。
ベアフットランニングとショッドランニングではランニングパフォーマンスに違いが出る可能性があり、ベアフットでは、心拍数と相対的な主観的運動強度が有意に低下することが見出されています。 地面の上やトレッドミルをベアフットで走ると、ショッドランニングと比較して酸素消費量が5.7%低下することが明らかになっており、70%VO2maxペースのベアフットランニングは地面上でもトレッドミルでも、ショッドランニングよりも経済的であることが判明しています。 さらに、別の研究によると、ベアフットランニングはショッドランニングよりも最大酸素摂取量が1.3%少なくなります。 ストライド頻度が10%を超えて増加すると、相対的な主観的運動強度が増加しますが、それによる酸素消費量と心拍数の有意な増加は発生せず、以上の研究結果は、ベアフットランニングがショッドランニングよりも経済的であることを示唆しています。
ランニングの力、パワー、力積関係(ニュートンの法則では垂直方向(dv)と水平方向(dH)の変位により加速度が決まる)
筋力とは、物理学用語で力(F)と定義される物理量であり、競技パフォーマンスにおいてはピークフォースを指します。 そして、パワーとは、ある距離(変位)にわたって単位時間(t)あたりに適用される力の量であり、仕事を行う率を指します。 また、力の立ち上がり速度(RFD)を用いて表されることも多く、これらの変数は力積(F×t)、つまりある時間に適用される平均的力として示すことが可能であり、力積は運動量の変化(mv2-mv1)に等しくなります。
サッカーにおけるピリオダイゼーション(一般的準備期、競技特異的準備期の組み方)
このブロックは、通常2~6週間続き、比較的多量で低強度(特に筋持久力/筋肥大)のトレーニングを伴います。 競技特異的ではなく、この段階の主な目的は、連続的に増大するトレーニングや試合の要求に対する選手の不十分な機能に対処することにあります。 この段階で処方されるエクササイズは選手一人ひとりのニーズに焦点を合わせる必要があります。
バックスクワットにおける脛骨移動角度(脛骨の前方移動角度は、下腿部における筋構造の柔軟性と足関節の可動性から影響を受ける)
脛骨移動角度の弱点に狙いを定めた最適な修正エクササイズには、股関節および下腿部の潜在的な可動性の改善に的を絞ったキューイングが必要になります。 コーチやトレーナーは、直接的に膝の前方への移動を制限するキューイングを避けることが賢明であり、それは、膝の移動を制限すると腰椎に余計に多くの負荷がかかる為です。
Nakajima整骨院です。 院内の施術風景をユーチューブにアップしました。 是非ご覧ください。 Nakajima整骨院の施術風景 中島恵
CMJの定義(「目標とは反対方向への動作」を行う運動であり、下降運動から上昇運動への方向転換からなる償却局面を伴う)
CMJは定義上、「目標とは反対方向への動作」を行う運動であり、下降運動から上昇運動への方向転換からなる償却局面を伴います。 アスリートは直立姿勢で立ち、足関節の、背屈により身体を下降させ(下腿三頭筋の伸張性筋活動)、膝を屈曲し(大腿四頭筋の伸張性筋活動)、次いで股関節を屈曲します(殿筋とハムストリングスの伸張性筋活動)。 アスリートの目標によって、伸張性筋活動と短縮性筋活動の間の時間は変化しますが、CMJの最終段階は、垂直方向の推進力を生み出す脚部の素早い筋収縮になります。 CMJは多数のスポーツにおいて、例えばバスケットボールのリバウンドやサッカーのゴール上部でのボールのブロックなど、特定の運動でよくみられる特異的な運動になります。
小児期におけるスピード向上のバイオメカニクス的因子(スプリントの鍵を握る局面は「接地時間」であると考えられている)
スピードはストライド長(SL)とストライド頻度(SF)の積と考えます。 しかし、Weyandらは、様々な最大スプリントスピード(6.2~11.1m/秒)を有する成人を対象として調査をした結果、SFは最大スピードには影響せず、スピードの増加にはSLが貢献することを見出しました。 同様にSchepensらは、小児から成人にかけて最大スピードは3倍に増加するが、SFは小児期初期以後わずかに低下して平衡状態に達するために、スピードの増加はその分だけSLが増加したものであると報告しています。
コンプレックストレーニングと活動後増強(PAP:Postactivatiation potentiation)(PAPは筋の最大または最大に近い収縮の後に爆発的筋力が増大する現象を指す)
コンプレックストレーニング(CT)においては、レジスタンスエクササイズの後に、バイオメカニクス的にそれと類似したプライオメトリックエクササイズを行ないます。 CTは筋パワーの効果的な向上手段になりうるとの説が唱えられています。 この説については研究間で必ずしも意見が一致していませんが、近年の研究結果はCTが生理学的適応を説明すると考えられている理論がいくつかあります。
人が効率よく速く走るためには(複合関節動作は、各関節にかかわる多くの筋が協調(コーディネーション)して働くことにより円滑に動作が遂行され、単一の筋では不可能な大きな力を発揮することが可能になる)
人の動作には1つの関節だけがかかわっている単関節動作と、2つ以上の関節が同時にかかわっている複合動作があります。 歩く、走る、投げる、跳ぶ、椅子から立ち上がる、階段を上る下りるなど一度に複数の関節を同時に動かしている動作のことを複合関節動作と呼びます。 日常で一般に必要とされる動作の多くは複合関節動作であることからもわかるように、複合関節動作の筋機能は汎用性が高く、日常やスポーツ動作に直接的に影響します。 複合関節動作は、各関節にかかわる多くの筋が協調(コーディネーション)して働くことによって円滑に動作が遂行されており、また、多くの筋が協調して働くことによって、単一の筋では不可能な大きな力を発揮することが可能となります。 複合関節動作における生体内の筋の収縮特性(筋力、スピード、パワー)を理解することは、身体パフォーマンス能力を理解し向上させるために大変重要になります。
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