昨年10月、肩の手術で入院中に子宮がんを治療中の女性と知り合いになった。 彼女は彩雲をよく見るらしい。 彩雲は幸運の象徴だそうで、彼女のにこやかな顔相を見るに、「やはり彩雲によく出会う人というのはこういう穏やかで円満な心持の方なのだろうな」と妙に納得したものだ。 かくいう私は生まれてから一度も彩雲を見つけたことがない。 まだまだ尖っている自分だと、もっともっと心の修行をしないと一生見ることがないのかもしれないな、とも思う。 神戸時代に二重虹(ダブルレインボウ)には遭遇したけれど、時々思い出しては空を見上げても彩雲らしきものはさっぱり見当たらず、最近はさっぱり忘れてしまっていた。 スポンサーリン…