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  • 鬼嫁宣言[閲覧注意]

    注意:かなり汚い言葉遣いや嫌悪感を催す箇所がありますので苦手な方は読むのをやめた方が良いと思います。 義父つまり旦那の親父の様子がおかしいことに気づいたのは8月下旬だった。 今年の夏はまだ終わってないけどヤバい暑さで、一人暮らしの義父の家はもともと片付けが全く出来ない家なので義祖母の亡き後訪ねるものはどんどん減っていき、暑さもあり長男の嫁である私も気にはかけるが訪問出来ていなかった。 (ちなみに旦那は折り合いが良くないので行かなくていい、とキレ気味に言うような奴で当然実家に寄りつこうとしねえ) 生存確認しようと仕事帰りに寄ったのは8月下旬。 車がなく、出かけているらしいが鍵が空いていて電気もつ…

  • 本当はバスケ部なんて入りたくなかった

    私の地元は関東圏でありながら結構な田舎で、台風が来れば電車は止まり、土砂崩れで道も塞がることもしばしばだったのでその当時陸の孤島などと呼ばれていた。 小学生の頃、近所の仲が良かったお姉さんの影響でミニバスを始めた。 物心ついた時から太っていた私は、その体型を裏切らず足は遅く、運動神経も良くはなく、自転車の補助輪が取れたのも小学1年の終わり頃だと記憶しているし、逆上がりもなかなか出来なかった。(今は逆上がれるが腹肉を巻き込んでしまうため上がったまま下がれない) 正直楽しくはなかったが友達がいたので何とか通っていた。親が厳しくサボることもあまりできなかったというのもあるが。 中学進学を控えたある日…

  • クソ義実家

    義実家が汚屋敷である。 旦那は長男だが親父との折り合いがあまり良くないのか、近くに住んでいながらあまり顔を出そうとしない。 旦那の妹夫妻も近くに住んでいるが、やはり同じスタンスである。 義実家はどうやら嫁に行った娘はもう他人、という考えらしく義妹は何かあれば夫婦で顔を出しているが、あまり寄り付かない印象である。 わたしの旦那も私が顔を出した方が良いとせっつかなければあまり行こうとしない(が、義妹よりは行っているはず)。 そんな中、義実家で不幸があり義父が一人暮らしとなった。 初のお彼岸で、客が来るからと義実家に召集をかけられたわたしたち夫妻(5歳の息子は予め他県の私の実家に預けた)。前日夜に車…

  • 選挙違反

    小学校5年生の時だったと思う。 児童会選挙があり、優等生風だった私は書記だかなんだかに立候補することになった。 田舎の小学校で学年2クラスしかなく、候補者も各役職2名ずつだったので大して面白味のない選挙だが、それでもポスターを作って掲示したり演説したりと選挙運動はしっかりやっていた。 その頃の学内の雰囲気は同じクラスの候補者に投票する、というのが一般的で、保育園から仲が良かったが違うクラスだったなっちゃん(https://erxiio.hatenablog.com/entry/2019/01/14/010352)には、「江口とは友だちだけど、選挙はうちのクラスの〇〇ちゃんに入れるからね!」とわ…

  • 鬼滅の刃が苦手なんだけど

    タイトルの通りである。 世間では流行っているようですが、わたしはこういった理不尽な理由で虐げられる系の話が心底苦手なのだ。 まじで。 シンデレラ系の話が昔からダメで、古くは小公女セーラとか、花より団子とかですらダメ。人がいじめられている所を見るともう、頭に血が昇ってしまう。感情が振り回されすぎてしまうのだ。だからその手のニオイのする作品はとにかく避けてきた。 今まさに4歳の息子が見ているのだが… 同じ空間に居るのが本当に辛いのだ…。 (お母さん苦手だから一人で見てね!とキツめに言ってしまった…そんなん全く気にせずかぶりつきで見てるけどさ) 世間では興行収入100億円と言われこのコロナ禍において…

  • 「僕の心のヤバイやつ」

    今回は最近知ってどハマりしてしまった漫画の感想などを。 割と漫画は好きで、スペースや時間の問題で好きな作家さんの新刊を買うくらいしか最近はしていなかったのだが。 ある日、Twitterで知っていてもたってもいられず、速攻で電気書籍で購入したのがタイトルの「僕の心のヤバイやつ」である。 https://mangacross.jp/comics/yabai ↑web漫画なので試し読みができるので興味があれば。 少年誌に連載しているため、下ネタやセクシーショット満載なのだが、ポロリなどの一線は越えておらず、女性である(オバハンだけど)わたしでも不快には感じない。むしろ微笑ましい。 あらすじとしては、…

  • 同僚の男性の奥様

    わたしが新卒で勤めていた職場は男性は職場結婚が多かった。 職場結婚の場合、夫婦は勤務先が離れるのが基本。 アットホームな所で皆穏やかな方たちだったので、連休など同僚やその家族と一緒にキャンプやイベントに行くこともあった。 そんな中、ある男性の同僚(と言っても先輩)の奥様が、どうにも図々しかった。 当時30歳前後だったわたしは、結婚の予定はおろか彼氏すらいない毎日で気軽に遊べる友達も少なく、プライベートを充実させるべく習い事を始めるなど、一人暮らしの寂しさをなんとかして紛らわそうともがいていた。 そんな中、ネットでとあるキャンプ場の企画に応募し訪れたことをきっかけに、そこのスタッフと仲良くなり頻…

  • 初潮がきた その時母は

    物心ついた時から太っていたわたしは、10歳くらいから第二次性徴期が始まっていたようで、急にお乳にピキッという痛みが走ったり、触るとでかいしこりがあり痛みがあったりしていた。 結構ショッキングな出来事で、母に話すと真剣に聞いてくれたし、わたしが通う小学校の保健の先生にも相談したようだ。 その時は知らなかったけど、それはお乳が発達する前兆で、よくあることなのだが、保健の先生も「江口さん、胸が痛いんだって?」と聞いてはくれたものの、病気じゃないから気にしないでとか良くあることよ、みたいな言葉をかけてくれる訳じゃなかったし、女子だけ集められて「身体のことで心配なことがあれば書いてね」と渡されたアンケー…

  • 露出狂 2

    前回の「痴漢 2」で書いた電車内で遭遇した露出狂のことを、そう言えば書いていなかったので書いておこうと思う。 わたしがそういった輩に出くわしていたのは今から25年ほど前、学生時代に集中していた。 一番電車に乗っている時間が多かったからか。 ドアツードアで片道2時間かかる所に通っていた為、平日にアルバイトができず、土日に単発でできる試食販売のアルバイトに週末は勤しんでいた。 スーパーに一日中立ちっぱなしで「いらっしゃいませ〜!本日メーカーが社運をかけて開発した新発売の美味しいヨーグルト、1日の終わりのご褒美にいかがでしょうか?是非お味味していってくださ〜い!」 みたいなことを声を張り上げては配り…

  • 痴漢 2

    片道2時間の距離を通っていた大学時代。 そのうち約1時間半が電車内であり、その中で数回ほど遭遇した痴漢についての話の続きである。 ある平日の午後。その日は部活などもなく、割と早めの時間に電車に乗り、ボックス席の窓側に一人で座ることができた。 ぼーっとしながら外の景色を見ていると、途中でわたしの正面に座ってきた男性がいた。 「すいません、すいません」 小さな声で頭を下げながら座りに来る男性は、小太りで割と頭薄めのおっさんだったような気がする。 とりあえずわたしはそのおっさんの邪魔にならないように姿勢を正したが、ボックス席の斜め対角線上に座ればゆったりできるのにな、とちょっと不思議に思っていた。 …

  • 花さん

    小学校からの友人で花さんという女の子がいた。 長くて綺麗な髪をいつも一つに結んでいて、天然パーマのショートカットで性別不明だった私はまっすぐな長い髪でいいな〜とは思っていたが、あまり清潔感はなく、全体的に冴えない子だったのは否定できない。(わたしと同様に) だがお喋り好きで、その声がなんとなくサザエさんの花沢さんに似ていた。(だから花さん) 基本的にいい子だし、本を良く読んでいて頭も良く、書道を得意としていて字も綺麗だった。 なのに何故かノートは汚かった。 (筆圧が強すぎて擦れた跡で真っ黒になっていた、そしてそれを気にしていなかった) わたしも衛生観念があまりない方だったけど、花さんは幼少期の…

  • 痴漢

    何度か言っているように、わたしはモテとは無縁の人生を送ってきた。 それはずっとデブで可愛くないからだと思っていたが恐らく痩せて顔をいじってもあまり変わらなかったんじゃないかなとは何となく思う。 (時折存在するお太りあそばしていたり、不美人の類であってもモテる女性の心当たりがみなさんにもあるはずだ) 痩せたことも綺麗になったこともないからわからんけども。 だから痴漢とかに遭うことも、わたしに限ってはないと思っていた。 25年ほど前の平成初期に女子大生だったわたしは、受かった大学に通う為祖父母宅から電車で2時間かかる県をふたつまたいだ遠方まで毎日通っていた。 (実家は田舎すぎて進学するなら一人暮ら…

  • 知らんジジイ

    中3の修学旅行の夜。今から30年前の話である。 関東地方の片田舎に住んでいたわたしたちの学校は、日光方面を巡ってから近隣のホテルに泊まるという、極めてオーソドックスなコースをまわり、夕飯と風呂の後、少しの自由時間を楽しむべく仲の良い友達数人とロビーで駄弁っていた。 あまりはっきりは思い出せないが、ロビーにいた同級生はそんなに多くはなく、ヤンキー系の派手な奴らは多分部屋であーだこーだしてたのだろう、割と大人しめの女子ばかりだった気がする。 ロビーのソファに座り喋っていた私たち(多分3人だったと思うのだけど)に不意に近づく人物がいた。 それは浴衣を着た風呂上がりと思しき知らんジジイであった。 知ら…

  • 露出狂

    なんだか世間が痴漢の話題で盛り上がっているようで、それ系ツイートを眺めていたら思い出したことがある。 それは10年ほど前(30代中盤)、新卒で入った仕事の特別なイベントある日の朝だった。 わたしはいつもより早い電車に乗るべく、徒歩10分強の駅までの道のりをiPodを聴きながら一人歩いていた。 朝7時台だった。 いつもと違い、スーツにヒール。ヒールが苦手なわたしは駅に着くのに時間がかかるのを見越して出勤時間よりかなり余裕を持って家を出ていた。 駅までの道は住宅街で、割と高級な邸宅が並ぶエリアだったので、素敵なお宅を見ながら歩くのは嫌いではなかった。 通り慣れた道と1本違う道を行ってみようと、軽自…

  • 経験不問

    新卒で入った職場を13年勤めてから辞めた。 理由としては、一生この職場にいることはできないし、わたしのすぐ下の同僚は5歳以上下で、なんとなく居づらくなってきていたのが大きかった。 年齢のわりにしっかりしていない自分に対し気遣ってくれる優秀な後輩たちばかりだったが、情けなさは常に感じていて、純粋に鈍感で天然な馬鹿だったらずっと続けられたと思うけど、鈍感だが気がついちゃうし馬鹿だけど天然じゃないわたしはこれ以上は無理と思って辞めたのだ。 だがアラフォーの一人暮らしはさすがにヤバい。失業保険が貰えるギリギリまでは好きなことをしてゆっくり過ごしたが、ハローワーク通いの中で一般企業で経験不問の所を探して…

  • 「ラストレター」

    今回は映画の感想を。 40代のわたしが学生時代、今から25年近く前に観た「ラブレター」の、続編では決してないが、姉妹のような作品「ラストレター」。 中山美穂主演の「ラブレター」は、確か「スワロウテイル」と二本立てでやっていたのを観て、本命じゃなかったのにすごく感動し原作も後から読んだし、岩井俊二監督の映画もレンタルして観たものだ。 その頃のファン層を狙ったであろう「ラストレター」、案の定わたしを含め40代オーバーの女性が圧倒的に多かった。 映画やライブを観た後に語り合いたいタイプのわたしだが、生憎一人で行くことばかりなので、ネタバレにならない程度に感想を吐き出していきたい。 まず、出演者が豪華…

  • カナミちゃん

    新卒で就職した職場の同期はわたしを含め6名ほどいた。 仕事柄女子ばかりだったが、皆都会育ちだったり、良い家のお嬢さまだったりと、垢抜けている印象だった(わたしと違って)。 その中にカナミちゃんという子がいた。 第一印象はよく喋る子だな〜と思っていただけでちょっと苦手なタイプだった。 (ちなみに同期の中ではわたしの次に顔面偏差値は高くなかった。ほかの同期の子たちがべっぴん揃いだっただけだと思いたいが…) 何が苦手って、喋る内容がどうも下品なんだよね。彼氏と別れた話とか聞いてもいないのにこと細かにガンガン話してくるし、その次に出会った男性に自分から迫って無事ゲットした内容も同期みんなに事細かに報告…

  • 義実家の公衆便所よりきったねえ便所掃除をキレながらした年末

    昨年の、というか一昨日のことである。 旦那実家の近くに住みつつ、なかなか足が向かない理由としてその家が掃除をしない家だからということがある。 旦那実家には旦那の父と祖母がおり、母はよく知らんが旦那が学生の頃に離婚したらしい。 炊事などは祖母が数年前まではやっていたらしいが、高齢の為現在は寝たきりに近い状態になっており、台所に立てなくなったので台所は荒れ放題、しかし今思えば祖母が元気だった頃ですら物を溜め込んだり、腐らせたりしていたのだろうと思われる。 結婚して間もない頃。正月過ぎに行った時、 祖母に「甘酒煮たから飲んでいきなさいよ」と言われ(別に飲みたくなかったが)鍋を開けるとカビの生えた液体…

  • 元プロ野球選手の人が講演会に来た

    中3の時、どういったいきさつかはわからないが、元プロ野球選手のNさんがうちの学校に講演会に来た。 夏服ではなかったので多分、夏休み前だったと思われる。 わたしは今も昔も色々なことに興味がなく、芸能人や音楽やましてやスポーツなどよく知らなかったし知ろうともしなかった。 (ただいつもテレビがついているうちだったので最低限のニュースやバラエティは見ていたが。最低限て何?) だから、今度Nさんが学校に来るぜ!とどよめいていたクラスメイト達を横目にNさん…?そんなに人気者なのかな?と思っていた。 講演会は学校からほど近い体育館で行われた。 田舎の中学にNさんのようなスターが来てくれるなんて!と生徒たちも…

  • 夢の中でならあんなに強気になれるのに

    大学時代仲が良かった友達2人に嫌な態度を取られた。 声を掛けたけど、あからさまに無視。それどころか耳打ちをし合っている。 「なにその態度。感じ悪いんだけど」 悲しみより怒りが湧いてきたわたしは、即座に言った。 「…だってえぐちゃん、いつもルーズだから…」 「それは直接理由にならないよね?」 食い気味に言い放つわたしに、2人は黙ったままだった。 合宿に向かうバスの中、わたしは踵を返し、2人から離れ1人で座った。 かっこ悪。こいつらまるで小学生じゃん。 こんなに嫌な思いをするなら、わたしは1人でいいわ。 そこに後に絶交してしまう友人、とにちゃんがいくらか気を遣ったような笑顔で話しかけてきたのを、不…

  • 藤堂

    新卒で入った職場で働いて7〜8年後。わたしの卒業した大学の後輩にあたる男性が入社してきた。それが藤堂であった。 もちろん年が離れていてわたしはそいつを知らなかったのだが、高身長でルックスは悪くはなかった。が、なんというか、あまり冴えない印象ではあった。 いわゆる無名大学なので、決して頭の良い人材ではなさそうだったし、なによりコネ入社だったので皆はっきり言って期待はしていなかった。(ちなみにこいつの父親は経営者であった) 入社前の研修(のようなもの)に「卒業旅行から昨日帰宅して体調崩したから今日は行けません」と言って上司を就職前から呆れさせていたらしい。 仕事が始まると、案の定そいつは全く仕事が…

  • とにちゃん

    とにちゃんとは大学のオリエンテーションで知り合った。同じクラスの子で、クラスメイトの中では正直地味な方に見えたが、話してみるとノリも良く楽しい子であった。 彼女とはサークルも一緒で、何かと一緒に行動することが多かった、親友と言ってもいい仲だったと思っている。 彼女とは本当にいろんなことを話したし、サークルの合宿ではお互いのブラジャーをしあって盛り上がったこともあった(どういう状況で何が面白かったのかは不明)。 卒業したらしたで、大学の近くの実家に住んでいたとにちゃんと、就職で大学のあった県で一人暮らしを始めたわたしは頻繁に遊んでいた。 映画行ったり、ご飯食べたり、お互いに下戸だったから飲みには…

  • クソ上司武藤

    数年前の話である。 新卒から13年勤めた仕事を辞め、次の仕事を探しハローワークに通っていた時期が6カ月ほどあった。 こう見えてごく一般的な小市民であるわたしは一人暮らしで家賃を払い続け、貯金出来ず逆に切り崩して生活しなければならなかったことに焦りを感じはじめ、こういう時に一番取ってはいけない行動をとってしまうことになる。 いわゆる「引っかかった会社にとりあえず就職する」だ。 前職と全く違う、小さな出版社の営業だったが、ほんの少し前職と関わっていたところがあり、その関係で面接に行ったら帰り道で即採用になった。 そこで「?」と思わず、職が見つかったことに安心してしまったのがいけなかった… 平たく言…

  • 木下

    進学校だったはずなのに高校時代に勉強した覚えがなく、なんとか引っかかった大学はいわゆるFランと呼ばれるレベルであった。 とある宗教系大学ということもあり、悪い人たちではないけれど何となく全体的に垢抜けない、ダサい学生が多かった気がする(わたしも例外ではない)。 そんな所ではあったが、わたしなりにせっかく入った大学で、やりたいと思ったことは全部やろう!と決めており、体育会系のスポーツ部、学園祭実行委員会、コーラス部にアルバイトと、勉強する暇もないほど忙しくしていた。 が、恋愛だけはしなかった。(というか、お声がかからなかった) そんな毎日を過ごし1年が経った頃。新入生が入ってきたのだが、その中の…

  • トコ姐

    新卒で就職したところは圧倒的に女性が多い職場だった。 綺麗な方が多く、華やかな雰囲気ではあったが、わたしは相変わらずそういったキャラにはなれず仕事も要領を得ず周りに心配ばかりかけていたが並外れた肝力と鈍感力のみでなんとか乗り切っていた。 大学で取得した資格の仕事に就いたため、同僚は同世代の女子ばかりだったので、すぐに打ち解け、プライベートでもみんなで遊びに行くようになった。 そんな中、2年目あたりから急激に仲良くなったのが、1年先輩のトコ姐であった。 トコ姐は好奇心旺盛で付き合いが良く、フットワークが軽かったので、休日に出かけたりホームパーティをしたりと、サシで遊ぶことは先輩なのもあってあまり…

  • はなちゃん

    小学校高学年になった頃、同じ地区のはなちゃんという女の子と仲良くなった。 その子はすらっとしていてどちらかといえば美人で、足が速く田舎にはないようなオシャレさんだった。お母さんが若くて美人だったから、その影響なんだろう。 だけどすごく気が強くてワガママで意地悪だった。 これだけ揃っていたら、まあ田舎の小学校では目立つ方で、色々な意味で有名なはなちゃんがなんで私みたいにどんくさいやつと仲良かったのかは疑問だった。 わたしもビビって付き合っていたわけじゃなく、それなりに心から楽しく付き合ってたんだけど、よくわからん理由で無視されたりキレられたりはしょっちゅうだった。 意地悪ワガママ気が強いまではま…

  • むっちゃん

    中学の頃。 バスケ部に所属していたのだが、同じバスケ部にむっちゃんという男子がいた。 そいつはちょっと人目を惹くような美男子で運動神経も良く、部でも活躍していたし、お祖父様が町の有識者であり、人懐っこい性格だったので、田舎ではわりと有名で特に年寄りからは可愛がられていた。 が、びっくりするほどバカであった。 勉強が得意ではないという意味ではなく(実際出来なかったけど)、人としてバカだった。 読み書きも怪しいレベル、でも「むっちゃんだからな」と周りが納得させられるような奴。 しかし、そこがある意味愛されキャラとしてじいさんばあさんに可愛がられる所以だったのだろう。 実はこいつにもセクハラされてい…

  • 金田

    高校一年の時。 まあまあ田舎に住んでいたわたしは、自宅から電車で1時間、その後バスで15分かかるちょっとだけ都会の高校に進学した。 実は進学校と呼ばれるところで、同じ中学から行った友達は3人いたが、私以外は全員特待生で授業料免除のお利口さんたちであった。 そんな中高校3年間見事に底辺を支えてきたわたしは、勉強はしなかったが高校生活はかなり楽しんでいた。何をしたかと言われても答えられないほど何もしていないのだが… 慣れるまでは年下にも敬語を使うほど人見知りだったので、最初の頃自分から声をかけられず一人で弁当を食べていたら、後に「あの時、一人でお弁当食べてたよね?声かけてあげられなくてごめんね」と…

  • カジ

    中学になった頃。相変わらずガタイが良く色気もなくお世辞にも派手とは言えないフェイスであったことをかなり早い段階から気づいており、ならばということでおもしろ方面で勝負していたわたし。 人前で話すのも人を笑わせるのも嫌いではなかったので、どちらかといえば明るく目立つ方だった。 けれど、決してリア充ではなかった。 「友達がいるから」という理由で当時学校で一番きついバスケ部に入ってしまい、当然スタメンなぞにはなれず(なりたくもなかったし)、毎日走りたくもないのに走らされ、その割には全然痩せないじゃねーかちくしょう、と思ってたら引退と同時に10キロ太った。 そんな部活やら勉強やらに仕方なく勤しんでいた思…

  • ゆうちん

    小学校中学年。たしか3年生くらいか。 幼稚園まで一番背の高かったわたしは、入学と同時にどんどん身長を周りに抜かされていき、それでも体格の良さは学年2位を誇っていた(わたしより太った男子が1人だけいたから)。 男子とは軽口もちょっとした口げんかもできるのに、女子には言い返せない、相変わらず根性なしのわたしは、ゆうちんという女の子と仲良くなった。 放課後よくゆうちんのお家に遊びに行っては漫画を読んだり宿題をしたり遊んだりした気がする。 それなりに楽しい毎日だったが、ゆうちんもなかなか癖のある子だった。 承認欲求が強い割にやり方が下手くそだったり(結構なショートヘアなのに無理やり前髪をヘアゴムでくく…

  • なっちゃん

    時は40年近く前の保育園時代に遡る。 学年一背が高く、自分より太っている子が男子に一人しかいなかったのにもかかわらず、背の順では2番目か3番目の痩せっぽちだったなっちゃんと、わたしは何故かいつも一緒にいた。 いつもなっちゃんにくっついて遊んでたし、なんならなっちゃんのいいなりになってたところもあった気がする。 ある日、みんなで粘土あそびをしている時、誰からともなく「お店やさんごっこ」がはじまった。そのお店やさんごっことは粘土で作った商品を粘土で作った通貨で買う、という、側から見たらただ粘土を交換してるだけの意味があるんだかないんだかわからない取り引きなんだけど、当の自分たちはめっちゃ盛り上がっ…

  • 浄化してしまいたい

    浄化してしまいたい思いが、自分は人よりも多い気がする。 決して不幸な半生ではなかったし、現在でもどちらかというと幸福な方だとは思うのだけれど。 ただ、何というか、結構「損してるよな」とか、「これ完全に下に見られてるだろ」ということが多かった。中学までは特に… 冴えないアラフォー主婦が「あん時こんなことされて悔しかった」みたいなことをサクッと語っていく予定。 いじめられっ子じゃなかったけど、いじられっ子だったかつての少女の無念を浄化してしまいたい、というブログです。多分。

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浄化してしまいたい
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