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  • 『三国志』横山光輝 第十一巻

    これは孫策。孫堅ではなく息子の孫策ですね。立派に御父上の血を引いておられる。若干21歳なのに老成しておられるわ。 これを読んでると孫策の領民になりたいですね。 ネタバレしますのでご注意を。 そんな孫策と一騎打ちし勝負がつかないほどだった太史慈。 なんかもう戦闘ロボットみたいな角をつけています。 とにかく孫策は観てて気持ち良いほどの豪傑らしい気勢と名君の風格があります。小覇王と呼ばれるのも頷ける。 この太史慈も元の将軍の判断力の無さに失望し孫策の器の大きさに感銘を受けて部下となる。 三日間の猶予を与えられて約束通り三千の兵を集めて帰ってきた太史慈の逸話はかっこいい。 孫策を若造と貶め見くびる徳王…

  • 『三国志』横山光輝 第十巻

    ま、また張飛~~~~~。10枚のうち3・5枚目。 まー内容がそうだからね。仕方ないね。 ネタバレしますのでご注意を。 てか張飛話が多いってことじゃない。描きやすいんだろうね。 上り詰めた(本人はまだまだと言ってますが)曹操将軍だが気になるのは呂布と劉備だった。今その二人が同じ国にいることに胸は騒ぐのである。部下の提案「二虎競食の計」劉備を正式の徐州太守と認める代わりに呂布を殺せという勅命を出したのだ。 劉備はこの命令は帝からではなく曹操のものだと察して無視することにした。この一件を呂布も知るところとなり劉備に感謝する。 「二虎競食の計」が失敗に終わったものの曹操は次に「駆虎呑狼の計」を実行させ…

  • 『三国志』横山光輝 第九巻

    曹操~2枚目~(イケメンって意味じゃなくて扉絵二枚目と言う意味です。イケメンでもあるが) 中扉絵はマジで二枚目。なにこのかっこよさ。 ネタバレしますのでご注意を。 曹操と呂布の戦いはイナゴの大群によって食糧不足となり一時中断する。 その頃我らが劉備は徐州・陶謙の病床を見舞っていた。陶謙はなんといきなり出会った劉備に跡継ぎになってほしいと頼んだのだ。 良い人、と思ったけどこの方そもそも曹操に惚れたせいで事件を起こしたんだよな。 惚れ込みやすい方なのだ。 とはいえ今度は劉備に惚れ込んだまま亡くなってしまう。陶謙だけではなく息子さんも部下も民までも劉備に太守になっていただきたい、と頭を下げる。 劉備…

  • 『三国志』横山光輝 第八巻

    扉絵は呂布でした。 呂布については曹操が適格に評されています。 ネタバレしますのでご注意を。 私もそう思います。 天下無敵の勇将であり見目も悪くない。そこそこに運もあるともいえるのになぜか詰めが甘い。人柄だ品格だとも言えますがそれならば董卓もまたそうだったはずですが一応ヤツは上り詰めたと言えるのに呂布はなんか裏目に出るというのか。 まずは貂蝉のエピソード。呂布は貂蝉が自分を慕っているとマジで思っていたはずです。自分の方が若くて男前だと。 だが貂蝉の魂ははるか高みにあるわけで格が違ったのです。 だが呂布は何も理解できないままでそういう男だった、ということですね。 曹操がいうとおり呂布は義父を自分…

  • 『三国志』横山光輝 第七巻

    そ、孫堅~~~~渋い扉絵ですわ。 凛々しいお顔です。 ネタバレしますのでご注意を。 「孫堅立つ」 ですが冒頭では劉備が「平原の相」に任命されたという知らせを公孫瓚が告げるところから始まる。 公孫瓚は劉備を労い宴会を催してくれた。 張飛の笑顔が嬉しいわ。関羽と張飛の飲み比べ。 劉備は「お前達のようには飲めんよ」と言って酔い覚ましに外へ出る。 そこへ「玄徳殿」と近づいてきたのが趙雲だった。 趙雲、積極的~。劉備の「えっ」っていう顔が面白い。しかし趙雲優れた才能なのになかなか上司に恵まれなかったんだな。 わ、かわいそうな趙雲。ふられた~。 劉備はとにかく武将に好かれるし巡り会いもよく見極める力もある…

  • 『三国志』横山光輝 第六巻

    横山先生、また張飛描いてる。これでぶっちぎりの一位だよ。ふたりだと二分の一としたら張飛2・5,劉備2,曹操1、関羽0・5だから。関羽かわいそう。しかもこの張飛かわいいし。 ネタバレしますのでご注意を。 最初の章「曹操の危機」良い話です。 冷酷なイメージのある曹操ですがいかに敬愛されているかが伝わってきます。 曹操の董卓深追いは裏目に出た。 李儒の計略にはまった曹操は深手を負い、部下たちは次々と殺されていく。もうこれまでかと弱気になる曹操だったが彼には忠実な肉親や部下が多くいたのだった。 曹操を逃がして矢衾になる部下、そして兄曹操を背負い大河を泳ぎ渡る弟・曹洪、駆け付けた曹仁・楽進は曹操を見つけ…

  • 『三国志』横山光輝 第五巻

    表紙絵、劉備・劉備・張飛・曹操ときたので次は関羽よね、と思ったらまた張飛??? えー主人公と出演数並んじゃった。横山先生の偏愛が過ぎる。 そして扉絵の後がこれ やっと関羽・・・と言いたいけどぴったり張飛がくっついてるし・・・いやくっつきすぎでしょ。これほとんどキスしてるじゃない。髭髭キスじゃない。 実は関羽が一番の男前ですよね。 ネタバレしますのでご注意を。 やはり横山マンガはBLの元祖と言われるだけあります。 さて曹操の董卓討伐が始まる。 ここで一度散開していた劉備たちがいつの間にか集合して公孫瓚に部隊参加を願い出る。 張飛はかつて董卓将軍に侮辱された屈辱をここでも関羽に愚痴るのであった。 …

  • 曹操

    てかもうそもそもこれだけでもかっこいいし。

  • 『三国志』横山光輝 第四巻

    さて皆さまお待ちかねの曹操物語です。 惚れ惚れ曹操。やんややんや。 ネタバレしますのでご注意を。 何進将軍の首が落とされ宮廷は混乱状態に。 まだ幼い帝と協皇子を十常侍たちは城外へ連れ出す。が、馬車が倒れ帝と王子はふたり彷徨うことになってしまう。弱弱しい帝を弟の協皇子が守護していく。ほどなくして十常侍を打ち取ったとして迎えが皇子たちを探し出す。 そこへ下剋上を狙う董卓が現れた。 頼りない帝とはまったく違う利発な協皇子の風格に董卓は一計を案じる。 ここでかの呂布が登場する。 呂布。『三国志』の中でも有名な武将ですね。以前『三国志』の内容をよく知らなかった頃呂布という強い武将がいて赤兎馬という駿馬を…

  • 『三国志』横山光輝 第三巻

    第三巻参ります。一・二巻の表紙が劉備だったのが三巻で張飛。やはり横山氏は張飛お気に入りだったのではないかとここでも思わされます。 ネタバレしますのでご注意を。 前回で破格の武勲を立てた劉備軍ですが悲しいかな正規軍ではなく義勇軍であったこと、というより劉備が賄賂を使わなかったことから入城も許されず長きに渡って寒風吹きすさぶ中で冷や飯を食わされる。 心ある人物のとりなしにもかかわらず結局劉備に与えられたのは田舎の警察署長の役のみだった。 ここで文句も言わず礼をして去っていく劉備軍の面々。申し訳ない。 しかも口添えした人物は殺害されてしまう。むなしい。 警察署長になった劉備は地元民にも慕われ安泰した…

  • 『三国志』横山光輝 第二巻

    さて第二巻。 長い長い横山『三国志』最初と後の描き方を見比べるとはっきり違いがあっておもしろいです。 この頃は子供向けというのもあるだろうしまだ描写が定まっていないのもあるだろうし普通に作画の試行錯誤があります。動きが多いんですね。演出も工夫されています。そのこと自体が劉備たちの若さとも重なって楽しいです。 が、後に行くほど様式化され洗練されていきますね。大人になって重々しくなります。 孔明がいないため劉備が戦法を編み出しますがそれもその時々で思いつく感じなのも流浪の傭兵らしい。 ネタバレしますのでご注意を。 そして劉備と曹操がここで出会います。 朗らかな劉備と居丈高なイケメン曹操のくっきりと…

  • 『三国志』横山光輝 第一巻

    改めて第一巻から読みなおしています。 冒頭がとても良い。そのまま頭の中で映画として再現してしまいます。 千八百年ほどの昔。黄河のほとりでまだ何者でもない若者が膝を抱えて座っている。このポーズは横山マンガでよく見る。考え事をしている姿で『バビル2世』でもバビル一世が地球に流れ着き思案した姿と同じである。 親切な人々が幾人か若者に問いかけてくるが若者は静かな笑顔で返すばかりだ。しかしついに役人に見とがめられて若者は「母に飲ませたい茶を買いたくて洛陽船を待っているのです」と答える。 今よくあるコンテンツでは最初から読者を引き付けたいとして騒々しい導入部を持ってくることが頻繁にあります。最初からバトル…

  • 『ジョーズ』スティーヴン・スピルバーグ

    1975年公開映画。 TV放送録画で数えきれない再鑑賞。 最初観た時はまだ子どもで「馬鹿々々しいくだらない映画」のように思っていたはずですが現在では世の評価通り素晴らしい名作だと唸りながら観ていました。 その変化の一つは数年前観た「ハリウッド白熱教室」でのドリュー・キャスパー教授の説明からです。 以下「それら」のネタバレにご注意ください。 キャスパー教授は幾つかの映画を教材として選択されましたがその一つが本作『ジョーズ』でした。 教授が語った「本作の冒頭で夜明けに女性がひとり海に入って泳ぎだします。遠くで鐘の音が小さく聞こえます。これから起こる惨劇の警戒音なのですが彼女はこれに気づきません」(…

  • 横山光輝『三国志』読了

    横山光輝『三国志』読了しました。 想像した以上に面白く楽しいひとときでありました。 とりあえずネタバレしますのでご注意を。 横山『三国志』大きく3つの物語から成っていると思えます。(三国志だけに) 諸葛亮登場するまでの劉備・関羽・張飛によるチンピラ流れ者たちの荒くれた第一幕と三顧の礼で劉備が諸葛亮という稀代の軍師を得、知略をもって戦う第二幕と劉備・関羽・張飛と言ういわば主人公を亡失した後諸葛亮が孤軍奮闘するもすべてを失っていく第三幕です。 第一幕は劉備・関羽・張飛の行動は正義のため大義のためとはいいつつもどう見ても田舎のヤンキーが「このままじゃつまんねえなにかおもしれえことしてえな」的な感じで…

  • 『鳥人間 中国史三昧』楽しみYouTube動画です

    www.youtube.com ゆっくり霊夢&魔理沙でもって中国史を学びたいという私の願いをかなえてくれる 鳥人間 中国史三昧 ただ今絶賛再生中です。物凄い動画数なので嬉しく思っています。 横山三国志にはまってから三国志動画を観始め足りずに中国史へと発展してしまいました。 中国史・・・とても残りの人生で学び終わりそうではなくwということは最期まで楽しめそうです。 最近観たもので最も感激したのが康熙帝動画 www.youtube.com 特に感動だったのが「康熙帝は増税をできるだけ避け減税を推し進めたこと」というところ(26:30あたりから)あまりにも沁みました。霊夢ちゃんの「はい名君。これは最…

  • 『レッドクリフ Part I』呉宇森(ジョン・ウー)

    最初テレビで観た時は何も知らない状態でしたのでいまいち、というより今思えばまったく理解できていませんでした。横山三国志読了後鑑賞して「そうかそうか」と気持ちよくなりました。 やはり理解しつつ観るのは楽しいものです。 さてわかってくるといろいろおもしろい。 ド素人だった時は「三国志と言えば劉備・関羽・張飛というけどこの映画ではあまり目立ってない。どういうことなの?」となっていましたがそもそも『三国志』の中でも屈指のエピソード名場面となっている「赤壁の戦い」は諸葛亮の名場面であって劉備たちは登場しない。けど、それではやはりかつての私のような『三国志』未読の人間には意味がなくなってしまう、『仮面ライ…

  • 『王朝の陰謀 武則天殺人事件』ホアン・イー

    レビューで「おもしろくない」という意見の羅列だったのですがなんとなく観てしまいました。大元のツイ・ハーク監督作品も続けて観たいと思います。 いやすごく面白かったんですが。 なぜなんでしょうか。 多くのレビューの方はこのシリーズをずっと観てきてがっかりされたのでしょうが私は初めてなので飽きることもなく観ることができたのでしょう。 というか今「則天武后=武則天」に興味が生じて映画を見たくてつい本作を観てしまいました。 稀代の悪女という汚名を聞いていましたがこの映画を観る限りでは悪女という判定ではなさそうです。 中国作品はそもそもミステリーがとても好きなのではないかと思っています。 日本のアニメ「コ…

  • 横山光輝『バビル2世』『その名は101』そして『マーズ』

    相変わらず冷たいバビル2世と言うか山野浩一君というか101 という前置きです。 横山光輝初心者の私です。『バビル2世』の後『その名は101』と『マーズ』を購読しました。 『101』はバビル2世その後の作品と銘打ってあるので当然ですが『マーズ』はなんとなく気になっての購読だったのですがこれがまったくのもうひとつの『バビル2世』といった内容だったので驚きました。 横光初心者なのでよくわからないのですがこれは天啓だったのかそれとも横山氏はこの題材を繰り返し試作されているのでしょうか。 とはいえなぜ『マーズ』が気になったのかは先日記事でも書いたように萩尾望都『スター・レッド』と『バビル2世』が非常につ…

  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』こどもたちの力

    おとなになってそれもかなり年を取ってこんな物語を観ているととても辛いしとても嬉しくもある。 スレッタもミオリネもグエルも成長しました。 最初の頃とはまったく違う。 人生は辛いものだけどやっぱりその中で人間は成長していく。 辛い思いをしなきゃいけないわけじゃないし幸福なまま生きられればそのほうが良いに決まっている。 でも望まずとも人生は大変だ。 スレッタもミオリネもグエルも自分の手で人を死に追いやってしまったという苛烈な運命を背負ってしまった。 それでも人は生きていかねばならないんだ。 あどけないこどもたちは可愛いけどそれだけでは生きていられない。 彼らの顔には深い苦悩が刻み込まれてしまった。そ…

  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』クワイエットゼロ=ヨルムンガンド

    再鑑賞楽しんでいます。まとめて観たほうがわかりやすいですね。 ということで今回もいろいろ気づいたことがあるんですが。 ネタバレしますのでご注意を。 とにかく本作『水星の魔女』はガンダムとはなにか?ガンダムの呪いとは何か?を描いた作品です。 本作で最も過激なパイロットたるソフィはZに登場したフォウやロザミアです。彼女たちは「ガンダムの呪いによって殺される」と言います。「ガンダムの呪い」とは富野由悠季によって強化人間にされ殺されていく運命だった女性たちです。 ソフィたち地球に残されたアーシアンはまさに「取り残されたガンダムファン(おおよそファースト&Zファン)」彼女・彼らは過激です。真のガンダムと…

  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ep10まで再鑑賞 ごめんなさいしなくていいんだよ。

    再鑑賞中。ep10まで。まじで面白くてこんなにおもしろかったっけ?ていうくらい面白がって観ています。やはりまとめてみるのは良いですね。 とはいえほんとうに進行が早くてあっという間にここまで来てしまった感じもする。 ネタバレしますのでご注意を。 ここまでくるとやはりこの作品が「ガンダムとはなにか」というテーマをみっちりやっていこうという意識を感じます。そのまま「ガンダムの呪い」という台詞が出てくるわけです。 ガンダム好きの人間にとって一般からの「ガンダムって戦争はいけないとか台詞で言ってても結局は戦争大好きアニメじゃないか」「どんどん人が死んでいく最悪のアニメ」という評価が結構胸にくるものがあっ…

  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』アマプラで再鑑賞中

    レスとかはまったくないんですがもう一度観てみようかと思ってアマプラで再鑑賞しようか、「もう一回観たし飽きた」と思ったらやめればいいしという気持ちでいたのですが観始めると案外面白いです。 まあ一番面白いのはこの人グエル先輩ですね。 ラストパートを見た後で冒頭観ると笑えますよ。別人。 とにかくみんな若々しい。いや最後でも若かったですが瑞々しさが違う気がしますよ。 なにしろみんな地獄を見てきたからなあ。まったく何も知らない子どもたちにすぎない彼らを見ると逆に泣けてしまいます。このまま学校生活をさせてあげたかった。それでよかったのにな。 水星からやってきた田舎娘と令嬢や御曹司との小競り合い。それを見守…

  • 『サスペリア・テルザ 最後の魔女』ダリオ・アルジェント

    少し前に『サスペリア』を再鑑賞して以来観たいと思ってたらアマプラにあるの気づきました。 なんだろう、この不思議感覚。もちろん『サスペリア』にもあった独特のなにかです。 この映画は私がホラー映画に望んでいる要素がこれでもかと詰め込まれていて嬉しくなりました。 ほぼすべてがそれでできていると言っていいので要素を取り出すのも不可能なのですが。 例えば不気味な石像、意味深な文字、世界を示す絵画イラスト、街を行く奇妙な人々、幻想的な不可思議な歌、神父、車椅子、脈絡もなく残酷に殺されてしまう男女、奇声を上げる猿、石造りの階段街並み、一人ぼっちで歩く若い女性、きしむ金属製の門扉、ステンドグラス、謎めいた厚い…

  • 『ザリガニの鳴くところ』オリヴィア・ニューマン

    とても面白く惹きこまれて観てしまいました。 ただそれだけではない作品でもありました。 ネタバレしますのでご注意を。さらに『無聲 The Silent Forest』にも触れます。 本作『ザリガニの鳴くところ』は先日観た台湾映画『無聲 The Silent Forest』と同じ題材「弱き存在の声は聞こえない」でありながらその表現方法は真逆と言えるものです。 記事で書いたように『無聲 The Silent Forest』は題材をそのままリアルに映像化した作品なのと比較して本作はいわばファンタジーと言っていいのではないでしょうか。 しかしやはりファンタジーは心を癒してくれるものですね。 同じ題材なの…

  • 『伊賀の影丸』ふんどしの後ろ姿

    ふんどしの後ろ姿ってこうなるんだ。知らなかった。 あ、影丸ではありません。

  • 『無聲 The Silent Forest』コー・チェンニエン

    正直言ってとても良い映画とは言いたくないです。 実際に起きた事件を映画化したということで生々しく作った意識は理解できますが好みだとは言えないし言いたくありません。 ネタバレしますのでご注意を。 なのでこの文章もできるだけ短くまとめたい。 台湾のろう学校の中でずっと続いていた性暴力を描いた作品です。 最初は通学のバスの中でひとりの少女が学友たちに性的暴行を受けていることから始まり主人公の少年はショックを受けます。 が、事件はその少女だけではなかった。 その少女に性暴行していた少年たちもまた先輩や先生たちから性暴行を受けていたのだった。 世の中に蔓延る暴力の連鎖。弱い者がさらに弱い者を叩くのは常に…

  • 横山光輝『三国志』ー『銀英伝』のあのふたりって『三国志』からだったの?ー

    横山『三国志』きちんと読むのは初めてです。 今25巻まで読んでいるのですが(全30巻のほう)今回の読書でこれまでの価値観がひっくり返る発見をしたのでまずそれを書いておきます。 『三国志』と『銀河英雄伝説』のネタバレになりますのでご注意を。 ってここで『銀英伝』出てくるだけでお見通しではあるだろうけど。 『銀河英雄伝説』アニメも含めて大好きな作品です。が、ヤン・ウェンリーは文句なしに好きなのですがもう一人の主人公ともいえるラインハルトとその親友キルヒアイスの関係がどうにも受け入れ難く気持ち悪かったというのが本音でした。 そもそもキルヒアイスは子供時代に出会っていきなり「ラインハルトこそ宇宙を手に…

  • 『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』最期

    もう最期は書かなくてもいいかなと思っていたのですが、もう何度も観ているラストにやっぱり泣いてしまったので少しだけでも書いてみようかと思います。 もう最近はコンテンツで泣くこともすっかりなくなってしまったのですが本作の最期はどうしても心が動いてしまうのです。 ネタバレしますのでご注意を。 衛嬿婉の悪事のすべてを暴き皇帝に厳しい罰を下させた如懿は結核にもかかわらず治療を拒否し死を選びました。 皇帝は謝罪し狩猟場への旅に誘いましたが如懿は断り「蘭因絮果と言う言葉をご存じですか」とだけ答えたのでした。 その意味は「(愛は)最初美しく咲くが最期は綿毛のように散ってしまう」なのでした。 かつてのラブストー…

  • 『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』男女の意地の張り合い

    すごいな、と思います。 皇帝と皇后という設定にしながら描いているのは普通の夫婦の物語です。 ネタバレしますのでご注意を。 ついに事実としてあったとされる嫻妃(如懿)の髪を切る場面が訪れました。この行為は当時同族の間で皇帝の葬儀の時にしか許されないという禁忌でありました。 如懿は自ら廃后を望んでその行為をとったのです。 歴史上ほとんどなかった廃后となった嫻妃はこれまで悪女として描かれていたのが本作では最も気高く清廉な女性だったからこそその道を歩んだ、という架空の軌跡を本作は丹念に辿ってきました。 皇帝の幼馴染で深く愛し合ったふたりがそこに至るまでの道程を私たちは観てきました。 その経緯は奇妙なも…

  • 『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』夫婦としての愛

    第67話まで鑑賞。 辛い時期です。まあ前も後も辛いんですが。 ネタバレしますのでご注意を。 いろいろな思いが渦巻きます。 皇帝は如懿に夫婦は一心同体で共に白髪になるまで一緒だと甘い言葉を誓っておきながら子どもの死には向かい合えないと言って嘆き悲しみ体も疲れ切った妻をいたわることができない。昔の男にはありがちなことだとは思えどここで如懿を抱きしめていれば彼女の気持ちもまったく変わっていただろうに、とは思います。 片や如懿。 そうした夫(皇帝)の本性を知った虚しさはわかるのですがここで甘えることができていたら皇帝も男としての面目もたったでしょうにと言う話なんですよね。 でもそれでは如懿は普通の女性…

  • ヨミ様お疲れ

    これはヨミ様がいわば超能力の修練をなさっているところ。 しかしその道は険しい。 その後部下から心配されたヨミ様は なにをされるかと思いきや 出されたのはベッドでした。シンプルな。 ヨミ様お疲れ様です。疲れた時にはやはり睡眠が一番です。 いたわる部下たちも優しい~。ヨミ様、部下たちに非常に好かれているのですよ。 案外良い人なのではないでしょうかねえ。 おまけ まくらかわいい

  • 『バビル2世』例の場面

    まどそごみさんが描かれてた「例の場面」に行きつきました。 確かになぜこの状況横山先生は描かれたのか? と言うかその前のこまはもっとスケベ? これはいけません。 どう考えても・・・・ しかもその後にこのポーズ なにやら意味深 でもって なんかもうすべてがいかがわしい。 バビル2世じゃなくてヨミ様が襲われてるし。 やっぱりヨミ様がヒロインだったのか。わかってたけど。 でも年老いたヒロインなの、悲しい。バビル優しくしてよね。

  • 『三国志』YouTube

    www.youtube.com 横山光輝三国志さすがおもしろくてはまっていますがその補助となってほしくYouTubeで補習です。 これがまた楽しくてはまっているのですがどうしても霊夢と魔理沙の声を聞かないと寂しいのでゆっくり解説に限ってしまいます。 今最も観ているのは「試験に出る三国志」さんですね。 他にも www.youtube.com 「史記・三国志の世界」さん。 と言いながら探していたら霊夢・魔理沙解説動画見つけたwのでこれから観ていきます。 それが www.youtube.com 「鳥人間 中国史三昧」さん www.youtube.com 「装甲猫」さん なかなか三国志で霊夢&魔理沙に…

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