さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。
子どもの頃「光陰矢の如し」という言葉を習い、その後の人生において幾たびかそのことを❝実感❞させられたものであるが、今年ほど「それ」が身に染みたことはない。肉体・精神の両面において、自分でもビックリするほど「進歩ならぬ退歩」を自覚したからである。「80歳(81)という大台」に乗ったこともあろうが、肉体の衰えは「目を覆う」ばかりで、気力の面でも一段と「意気地」が無くなった。何事につけ、自分に都合が悪いことは、すぐ「あゝ、もう、こんなもんだろう」と自ら納得。安易な方向へ安易な方向へと、道を選ぶようになってしまった。こうなると、もう「進歩」も「へったくれ」も無く、ひたすら安易な道を一直線。が、時には「これで、良いのだろうか??」なんて、疑問が湧いて来ることもある。そんな時こそ、かつてなら❝小難しい本❞の一冊や二冊読んで...この一年を振り返って・・・
「いま、医療に携わる人間の中で、最も評判が悪いのが、大坪寛子・厚生労働省大臣官房審議官(52)でしょう。彼女は医系技官ですが、医師としての実力はたいしたことありません。ところが、官房長官の信頼が厚い和泉洋人首相補佐官(66)と極めて近い関係になったことで、とんでもない権力を握ったのです」(厚労省の行政に詳しい医師・概要)以上のネット記事が目が留まり、驚いた。この二人といえば、先ごろ(8月)山中伸弥教授が所長を務めている京都大学iPS細胞研究所を訪れて予算の削減を一方的に通達し、山中教授を「恫喝した」と一部のメディアで報じられたばかりで、その後も、週刊文春によって「二人の京都旅行と銀座デート」が報じられ、少しは大人しくなったのか?と思っていたが、そうではなかったようである。「FRIDAY」の記事によると、「和泉補...政官界の弛みは、官邸の中枢にも波及?
韓国における旧日本軍の慰安婦問題については、2015年に日韓両政府間で「最終的かつ不可逆的解決」として、日本が韓国政府の設立した財団に10億円を拠出。これによって、両国間に❝棘❞として刺さっていた懸案が解決されたと思っていたが、現大統領がこれを「反故」にする一方、元慰安婦たちが日韓政府間合意を「憲法に違反した」ものだとして訴えていた。これに対し、今日韓国憲法裁判所の判断が示され、「違憲性判断の対象ではない」として、訴えを却下した。とのこと。現大統領がこの合意を反故にしている以上、これでもって「万事解決」とは参らぬが、それでも、韓国にも「国際法優位」という常識がまだ生きていることが分かっただけでも❝救い❞である。国と国との約束は、お互いに誠意をもって履行するものである。そうでなければ、世界中がそれこそ「争い」の修...韓国で、やっと真っ当な判決?
社会のエリートとも言うべき元農水省事務次官による「長男殺害事件」は、16日の地裁判決でもって「一件落着」かと思われたが、(今日になって)被告側弁護人が東京高裁へ控訴したそうである。地裁判決は「強固な殺意に基づく危険な犯行だ」と認定し、懲役6年の実刑判決を言い渡していたが、確かに多くの国民も、「あの事件は『強固な殺意』に基づくものであろうか?」というところに、疑問を持っていたのではなかろうか?カメさんも、「それ、ちょっと違うんじゃない?この国の何処に、強固な殺意を持って我が子を殺す親がいるものか」と疑問に思っていたところである。もし、殺害に至るとしても、それは「迷いに迷った末」に、あるいは「放置して、他人様に迷惑をかけては、取り返しが付かない」といった、実行行為者にしか解らない、已むに已まれぬ事情があるからに違い...元農水省事務次官による子供殺害の罪は・・・・
自分の日常生活でも、日によって「これほども違うのか!」と、我ながら驚いたところである。実は昨日、ゆめタウン徳島へ遊び?に行ったのであるが、天候不順のうえ日曜日でもあったせいか大勢の人出でごった返し、それこそ❝喧噪❞の世界であった。殊にファミリー層の人出が多く、タウン内には子供たちの歓声が響き渡って、その賑やかなこと、賑やかなこと。過疎地帯に暮らす❝老人夫婦❞にとっては、文字通りの異次元世界だ。昼時の「フードコート」など、もうそれこそ子供の楽園?といった様相である。お陰でこの老夫婦など席を取るのもままならず、12時半を過ぎてからも「出直し」の繰り返し。が、しかし、それでも、やっぱり故郷徳島の子どもたちの元気な姿を見るのは嬉しいものだ。お母さんから、食べ物をひと口ひと口食べさせてもらう幼児がいれば、親御さんそっち退...あれも日常、これも日常
昨日のこと、マルナカ文化事業「紡(つむぎ)」主催のXmasパーティーに参加した。Xmasパーティーなど、それこそ、「何十年振り」なんてもんじゃない。我が人生において、初めての事だったかも知れない?ほどのことである。それだけに、「心ときめく」ものを感じながら参加したものだ。ところが、である。午後2時開始予定の5分前に到着し、「こんにちは~」と部屋に入った途端、何かしら異様な?雰囲気が押し押せてきた。「ウン・・・?」という感じで周りを見回して、ビックリ仰天!なんと、既に着席しているのは、(ちょっと控え目?に言って)オバちゃんばかりで、❝男性❞が一人も居ない!「ナニ・・・!」ってんで、よくよく目を凝らして見ると、いたいた。男性が、一人だけいた。大勢の女性に圧倒されてか、小柄な体を丸めるようにして、片隅に一人座っていた...何十年ぶり?Xmasパーティー
秋に種を播いたり植えておいた野菜が、結構成長したようである。ダイコン(おでんダイコン)とニンジンは目視できるが、ジャガイモは土の中。なかなかその「成長具合」が確認できないが、これには「探り掘り」という手がある。数日前から妻の「勘働き」で収穫し、何度か食卓にも供されてきたものである。自家製ということで身びいきもあろうが、味の方もなかなかのもの?で、ジャガイモ大好き人間のカメさんとしても嬉しい限り。新ジャガの「食べ方」として、カメさんが好きなのは専用の蒸し器に入れ、レンジでチンする方法である。ホッコリと蒸しあがり、ホクホクとした甘みを楽しめるが、これにバターを付ければ絶品である。(ニンジン・おでんダイコン・ジャガイモ)❝趣味の作品❞と言えば、きょう妻が「マルナカ文化講座・紡(つむぎ)」の手芸教室に初めて参加し、さっ...趣味というのは、楽しいもんだ!
四国の高松港(高松市)と宇野港(岡山県)を結ぶ「宇高連絡航路」のフェリーが15日を最後に休止されることになった。1910年の開通以来の109年間、戦後の復興、高度経済成長を経てバブル経済崩壊と時代が移るなか、本州と四国を結ぶ物流の大動脈として、また通勤・通学の足としても親しまれてきた船便である。カメさんが学生時代(1957~1960年)の頃は、徳島から阿摂航路(小松島港~大阪・天保山港)があったが、宇高連絡船にも、よくお世話になった。宇高連絡船で懐かしいのは、国鉄列車が高松駅に着いた途端に、連絡船の乗り場へ向かって、一斉に猛ダッシュを掛けたことである。中には、小さな子供を「小脇に抱え込んで」走る猛者もいた。いや、「乗り換え時間」が少ないのとは違う!早く連絡船に乗り込まないと、座る席が「無くなった」のである。席が...宇高連絡航路が休止とは!
今年の6月、農林水産省の元事務次官だった男性(76)が、長男(44)の首などを包丁で刺し、殺害するという事件が発生した。当時は、超エリートによる犯行とあって、朝野を問わず驚いたものである。各テレビ局はワイドショーで一斉に取り上げ、いわゆる識者たちが「ここぞ」とばかりに、いっぱしの論評を繰り広げたもの。だが世間の話題は移ろいやすく、少し前までは韓国の「タマネギ男」に、そして最近では安倍首相の「桜を見る会」に一歩も二歩も❝主役❞を譲った形であった。だが、その間にも裁判は続いていて、昨日のこと検察は被告に「懲役8年」を求刑した。とのことである。その一方、弁護人は「執行猶予付き判決」を希望したとのことで、今後はその「刑期」と「執行猶予の有無」が焦点になっていくのだろうが、事件の概要を知るにつけ、子を持つ親の一人として、...こんな事件が起きて、「安全な国」と言えるのか日本は?
カメさんがカラオケを楽しんだのは、一昨日の事だった。河島英五の「時代おくれ」を熱唱?し、会員仲間と一緒に大いに盛り上がったところである。自分でも❝上々の出来❞にご満悦?で、「気分の良い一日」に感謝の思いで一杯だった。ところが、日常生活には❝色んなこと❞が起こるものである。カラオケを楽しんでいた、ちょうどその頃に、幼稚園から高校までの同級生が亡くなっていたことが、あとで分った。子どもの頃の彼は「内気な性格」で、ちょっとしたことにも、直ぐに顔を赤らめることから、「赤面の貴公子」なんて、よくからかわれていたのを思い出す。そんな彼が、高校卒業後に就職した途端、大の酒豪ということが分かり、今度は顔が赤くなるのではなく「青くなる」っていうので、皆から恐れられたものである。そんな彼が、この世を旅立った。人間81歳にもなると、...人生の儚さを思う、友人の訃報
昨日あたりから頑固な肩凝りもちょっと和らぎ、久しぶりの「歌声喫茶」に参加した。ここでいう「歌声喫茶」というのは、一昔前に流行った❝合唱喫茶❞とは違って、地元のスーパー「マルナカ」が運営する企業文化活動「紡(つむぎ)」の講座名の一つである。もちろん「合唱」もするが、基本は参加者がそれぞれ❝お得意の歌❞を披露し合うというスタイルだ。スーパーに併設された「カラオケボックス」の一室が提供され、音響もなかなかのもので、❝歌詞❞とその内容を表現した「映像」がスクリーンに映され、ムードも満点!下手な歌も、上手に聞こえよう。というものである。おまけに、久しぶりの参加だったためか、数人のお婆ちゃんから「あんたが来ないと、面白くなかったよ!病気でもしてたん?」と声をかけられ、照れ臭いやら嬉しいやら。この歳になっても、❝異性❞から声...久しぶりに、気持ちよく歌って来た
ここのところ寒い日が続き、肩をすぼめた生活を送っているためか、キツイ肩凝りに悩まされている。朝の起床時はまだ良いが、夕方にかけて段々と酷くなり、夜にもなると首筋まで痛みが広がってくるから大変だ。今までなら、首や肩をグルグル回したりしているうちに、いつの間にか治っていたものだが、今年は「そうは問屋が卸してくれない」ようである。これも、❝寄る年波❞のせいなのか・・・・?とかなんとか嘆いてみても、「どうしようもない」ことは先刻承知だ。パソコンの画面を見るのも、肩凝りの原因になるというから、机を離れて庭に出た。庭には、随分と前に植え込んでおいた花木が成長し、春・夏・秋・冬それぞれに奇麗な花を咲かせてくれている。だから、というわけではないが、外出や旅行に出かけることが少なくなり、こうした花々を眺め楽しむような日々が増えて...肩凝り・首凝りに悩まされる
京都府警と言えば、ドラマ「科捜研の女」で有名な警察である。その京都府警の捜査二課の巡査部長が、山科署に在籍していた折り、特殊詐欺事件の被害届をシュレッダーで「廃棄処分」にしていた。として送検された。「特殊詐欺」というのは、今や❝時の問題❞ともなっている重大犯罪である。その被害届を、警察官が破棄するなんて、言語道断!京都府警の信頼も、地に落ちようというものである。それこそ、科捜研の「マリコ君」にご登場願って立て直しをして貰わねば、京都府民は安心して暮らせないのでは?本人は「被害額の裏付けに時間がかかり、事件をなかったことにしようと思った」と供述しているらしいが、甘ちゃんも甘ちゃん!耳を疑うような話である。にも関わらず、京都府警の当該警察官に対する処分がまた甘い!なんと、「停職一か月の懲戒処分」しかせず、当人は即刻...警察官が「被害届」を廃棄するとは!
未だに紛争の絶えないアフガニスタンで、医療支援など活動を続けてきた日本人医師、中村哲さん(73)の車が❝武装勢力❞に襲撃され、亡くられた。実に残念なことで、(ご本人の無念を思うと)日本人の一人として腹立たしい限りだ。地元警察によると、同乗していたボディーガードと運転手らアフガン人5人も死亡した。とのことであるが、よく言われれる❝武装勢力❞というのは一体何を考えているのか!危険な紛争地帯で医療活動を続けるという、まさに「聖人」でなければ出来ないようなボランティア活動に従事する人を襲って、何の得があるというのだ?73歳といえば、大多数の人が第一線の仕事を退き、悠々楽隠居を願う時期である。それを敢えて、アフガンのような危険地域に身を投じて医療困窮者の救助に当たるなんて、只々頭が下がるばかりだ。安全な国内で、医療機関に...アフガン武装勢力は、何という事を!
今年の流行語大賞に、「ONETEAM(ワンチーム)」が選ばれた。先ごろ日本中を熱狂させた、ラグビーワールドカップ日本大会に出場した日本チームの❝スローガン❞だった言葉である。開幕戦のロシアに勝利すると、アイルランド、サモアそしてスコットランドと撃破し、予選4連勝でもって、日本ラグビー史上初の決勝トーナメント(8強)に進出した。健闘むなしく「ベスト4」こそならなかったものの、その戦いぶりはラグビーファンの枠を超えて「チームプレーの醍醐味」を、存分に味わせてくれたものである。そういった意味において、「ワンチーム」が大賞に選ばれても何の違和感も無く、むしろ当然のことだろう。その他の❝トップ10❞として、計画運休・軽減税率・スマイリングシンデレラ/しぶこ・タピる・#KuToo・◯◯ペイ・免許返納・闇営業・令和が選出され...今年の流行語大賞
産経新聞のネット配信を見ていると、次のような話し(概要)が載っていた。今の医療制度では、すべての国民は何らかの❝健康保険❞に加入していて、病院を受診したときに❝保険❞が適用され、原則1~3割の自己負担で治療を受けられる。ということになっている。ところが近年、その❝医療費❞が増え続け、2018年のそれは39兆円にもなったそうで、このままいくと、2025年には47兆円、2040年には66兆円にも膨張すると見込まれ、その抑制が喫緊の課題となっている。そのため政府は、全世代型社会保障改革の一環として、市販の医薬品と同じような効果があって代替が可能な薬(市販品類似薬)について、公的医療保険の対象から除外する方向とのこと。市販品を買えば全額患者負担であるが、病院で処方箋をもらって薬を購入する場合には、自己負担は1~3割で、...病院では、風邪薬なんか貰えなくなる?
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