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2019/03/23

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  • ● 2023年映画ベストテン

    今年は77本の映画を観た。 5日に1本だ。 NHK制作『雪国』、『宮沢賢治 銀河への旅』など、TVでも良いドラマやドキュメンタリーもあったが、ここでは劇場上映されたものに限定した。 以下、鑑賞した順に、(監督名、公開年)と共に挙げる。『ニューオーダー』(ミシェル

  • ● 本年ベストワン 映画:『異端の鳥』(ヴァーツラフ・マルホウル監督)

    2019年チェコ、スロヴァキア、ウクライナ169分、白黒言語 インタースラーヴィク、ドイツ語、ロシア語 2023年もあと少しで終わる。 例年のように、今年観た映画のベスト10を選定する頃だなあと思いつつ、見納めの一本を借りたところ、これが本年ベストワンだった。 映画の

  • ● 本:『十七歳の硫黄島』(秋草鶴次著)

    2006年文藝春秋新書 著者は昭和2年(1927)群馬県山田郡矢場川村(現・栃木県足利市)生まれ。数え17歳(満15歳)のとき自ら志願して従軍。昭和19年7月、海軍通信兵として硫黄島に派遣された。 本書は、クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』、『父親たちの星

  • ● 我、童子のときには・・・ 映画:『イノセンツ』(エスキル・フォクト監督)

    2023年ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン117分 郊外のマンモス団地で繰り広げられる子供たちのサイキックバトル。 ――と言うと、大友克洋の漫画『童夢』を想起する人が多いと思う。 本作はまさに、フォクト監督が『童夢』からインスピレーションを得て

  • ● ロザリオの秘密 本:『仏教の謎を解く』(宮元啓一著)

    2005年すすき出版 死者を「ほとけ」と呼ぶのはなぜ? 釈迦は輪廻を否定したのか? みんなが解脱したらどうなる? 五重塔でもっとも大切な部分は? 懐石料理、精進料理の由来は? e.t.c. 仏教に関する“知らないようで”知らない数々の疑問を解き明かす。 仏教をほと

  • ● アベノクライシスを超えて 本:『国家民営化論』(笠井潔著)

    1995年光文社刊行2000年文庫化 現在の政局、3年前には想像つかなかった。 いや、昨年7月に安倍元首相が暗殺された直後ですら、ここまで元安倍派(清和会)や自民党が危機的状況(=ABE NO CRISIS)に陥ることになるとは思わなかった。 世の中は分からないものである。 希

  • ● 大林亘彦との出会い 映画:『泥だらけの純情』(中平康監督)

    1963年日活91分 ヤクザの下っ端のチンピラ青年とお金持ち令嬢の身分違いの純愛を描いた青春ドラマ。 梶原一騎原作・ながやす巧作画の『愛と誠』とよく似た設定だが、相思相愛への道のりはもっと単純で、殺傷シーンはあるものの任侠調でも劇画調でもない。もしろん、学園物

  • ● 映画:『ローズマリーの赤ちゃん』(ロマン・ポランスキー監督)

    1969年アメリカ136分 フランス生まれのポランスキー監督のアメリカ映画第一作にして、国際的にその名が知られることになったヒット作。 悪魔受胎系ホラー映画の金字塔でもある。 本作公開後に、ポランスキー監督の妻で女優のシャロン・テートは、カルト教団に襲われて惨殺

  • ● 礼節が美徳であった時代 映画:『暖流』(吉村公三郎監督)

    1939年松竹124分、白黒 20歳の高峰三枝子の無双のクールビューティぶりが記録された伝説的名画。 吉村監督は『安城家の舞踏会』で20代の原節子の神秘的な美も記録している。 ありがたいというか、うらやましいというか。ハイソな令嬢を演じる高峰三枝子 なにぶん戦前の

  • ● ACPにはまだ早い? 漫画:『老いる自分をゆるしてあげる。』(上大岡トメ・作画)

    2019年幻冬舎 40代後半で高齢者介護施設に就職したソルティが、数ヶ月働いてつくづく思ったのは、「年を取るってたいへんなんだなあ~」であった。 それまで一度も祖父母と一緒に暮らしたことがなかったし、当時は一人暮らしで、70代の両親の姿も盆正月に帰省する時しか見

  • ● 映画:『月』(石井裕也監督)

    2023年日本144分 とにかく暗い、とにかく重い、とにかく気が滅入る。 スペインのホラー映画のようなこの暗さはただごとではない。 実際、藪の中をうごめく蛇がでてきたり、雷鳴とどしゃぶりが不穏な空気をあおったり、暗闇を懐中電灯の光が跳ねたりと、ホラー映画の常套手

  • ● 元祖リベンジポルノ 本:『ユダの窓』(カーター・ディクスン著)

    1938年原著刊行2015年創元推理文庫(訳・高沢 治) 『三つの棺』『火刑法廷』など、このところカーター・ディクスンまたはジョン・ディクスン・カーの代表作をさらっている。 いまのところ文句なしのベストワンはこの『ユダの窓』である。 トリックの巧みさといい、謎解き

  • ● 杉村春子に「ババア!」と言った男 映画:『午後の遺言状』(新藤兼人監督)

    1995年日本112分脚本 新藤兼人 杉村春子(撮影時88歳)、乙羽信子(70歳)の最後の映画出演作であり、老いをテーマにした代表的な邦画の一つである。 作中で3人の老人が自死(うち2人は心中)するわりには、重くも暗くもなく、鑑賞後はどこかほのぼのした味わいが残るとこ

  • ● オペラライブDVD:ロッシーニ作曲『チェネレントラ』

    収録日時 2008年1月会場 リセウ大劇場(バルセロナ)キャストアンジェリーナ: ジョイス・ディドナード(メゾソプラノ)ドン・ラミーロ: ファン・ディエゴ・フローレス(テノール)ダンディーニ: デイヴィッド・メナンデス(バリトン)ドン・マニーフィコ: ブルーノ・デ

  • ● あの頃の生き方を 本:『転生の魔』(笠井潔著)

    2017年講談社2022年文庫化 主人公はアメリカ帰りの70代の私立探偵飛鳥井ナントカ(下の名前は不明)。 シリーズ4冊目となる本作で初めて接した。 タイトルに惹かれたのだが、残念ながら輪廻転生がテーマではなかった。 ミステリー作家としての笠井潔の力量は、名探偵矢吹

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