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2019/03/12

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  • ■〝パニッシュメント〟

    「きみ、うちの派遣の女性たち複数人に手を出していたそうだが」 「あ」 それで思い出した。 そうだ、久満子の名刺に書かれていたロゴだ。 となると、久満子と、それ以前に親密な関係になった女子たちがこの男に相談でもしたのだろうか。 「心当たりはあるようだな」 「はぁ・・・まあ・・・」 しかし解せない。 先日の久満子も含め、基本的には誰ともとくに大きな問題も後腐れ…

  • ■ 悲報!連休の終焉です!

    「・・・殺すなよ」 「しつこいやつだな、おまえも」 景都を抱えながら、夕凪が背後に向かって再び言う。 それに対し返ってきた冷たく硬質な声は、紛うことなき響生のものだ。 「誰が後始末をさせられると思っているんだ。 しつこくもなる。 正直、私もその男がどうなろうと構わないが・・・今は、景都の処置を優先してやるべきだ。 どうせもうすでに関節の一つや二つ外しているん…

  • ■ 煙と子犬

    「・・・なんだ、ついに出迎えサービスまで始めたか?」 「ひっ、響生(ひびき)さんッ!? なんで・・・」 ドアを開けたのは背の高いハンチング帽の男、響生だった。 いつもなら待ってましたとばかりにカウンタの中で大きく振りまわしてしまう尻尾が、 今日は予想外のタイミングでの来店に驚き、ピンッと上に張っている。 「なんでも何も・・・。 おまえ、ひどい顔色だな。 もしかして…

  • ■ 一度蜜の味を覚えると…

    「それで六年前のそのとき、やつは何をしていたんだ?」 「わかりません」 この質問に対しては御影も淀みなく答えた。 本当に知らないからだ。 「ん、つまりどういうことだ? 釈永紗城は今さら御影の前に現れて、 当時あの研究室に自分が現れたことを逢沢さんには話してくれるなと、そう言ったということか? 先日、あんたが自分と初対面だと思い込んでるのは、あちらさんにもわか…

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雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
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