フリーランスイラストレーターが語る、趣味の演劇・映画・本のレビューブログ。 (演劇は宝塚から大衆演劇、ミュージカル、アングラなんでもござれ) ただの感想で終わらずできるだけ深く考察できるように頑張りたいと思います。
東京藝術大学卒業・修了作品展 情報量に圧倒された。 いくつもの「主張」があふれていて はじけていた。 きっともっと、 ひとつにたくさん時間をかけないと いけないのでしょう。 そのひとが その作品にかけた時間は 最低でも向き合った方がよいのでは、 と思う。 でも、全体的に 「好き」や「興味」「関心」にまっこうから 追求しているのだな、と感じて すこしうらやましいような。 でも作品をうみだすことはつらいから。 やっぱり描く人、創る人は 違う視点で見ていた。 絵を描くって、観るって そういうことなんだ 驚いたよ。 やっぱり私はどう転んでも ふつうの、人で。 あ、そうなんだな、っていう 素直な確信。 …
踊ることば 三島の言葉が踊っている。 中谷美紀さん扮する黒蜥蜴の第一声を 聞いて即座に感じた。 流れるように台詞が発せられ、 まるで歌っているかのよう。 美しいことにこだわり抜いた三島らしい 流麗な言葉と独特な心理描写。 ドラマチックな音楽は生演奏で一層 世界観に厚みを持たせ、 スピーディーな場面転換が わたしたちを不気味で恍惚とした世界へと 手繰り寄せる。 まんまと嵌まった。 井上芳雄さん演じる明智小五郎像は 私にとって新しかった。 彼の声色なのか、 なかなか若々しくて活気ある雰囲気を 発しており、心の内の熱い何かを燃やしているように 挑戦的に映った。 雨宮潤一役の成河さんは、 真に狂気を感…
人のパワーと言葉に圧倒された。 泣いた。ふるえた。 自分の信念にまっすぐ従い、最愛の人と決別してでも 貫こうとしたアンチゴーヌは、清々しささえも纏い生命力に満ちあふれていた。 クレオン王とアンチゴーヌの対立シーンで なにか突然涙があふれた。 蒼井優さんとアンチゴーヌが 限りなく合わさって 狂気に満ちていた。 あまりにも強くて、確信に満ちた表情の彼女は まさに、、無敵。 縦横に舞台上を駆けクレオンに迫り その自由さと揺らぐクレオンという構図は やるせなさが漂う。 衣装がギリシャ悲劇らしさを出しながらも 男性の服装は19世紀のイギリス紳士のような スーツという着こなしで すぐに世界観に入り込むこと…
現代演劇ポスター展 最終日。 先週の三菱一号館で開催されていた ロートレック展に引き続き、 ポスター ということで足を運んでみることに。 どこまでも続くかとおもわれる ポスターの大群は 立派なゲイジュツだった。 イラストとデザインする ということ、 イラストと文字が組み合わされる ということ、 デザイン性と可読性について 文学とポスター そして、 デザインと演劇 について 遠くから眺めながら、 貼られたであろう街を 想像しながら そんなことを考えた。
新年ですね あけましておめでとうございます。 実家にいた頃は 「参拝いこうよ」 という父を煩わしいなぁ、、と 思っていたこともあったけれど、 なにせ、 一人だものだから。 人いきれする空間へ出向き しっかりと形式を踏まえないと 昨日の続きとおんなじになってしまうので、 近所のお寺にお参りに行ってきました。 一駅そこらに大きなお寺があるって すてき! すれ違う家族連れ。 あの人とあの人は 親戚なのかな。 二世帯かな。 普段と違う小径 あたたかい日差し。 駅おりて10分ほどで到着。 スムーズにお参りを済ませ おみくじを。 まだ今年の目標やら計画を立てていないうちから なかなかよい結果。 そうなれる…
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