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デザイラストレーターの演劇もろもろレポ https://ikawa-bungaku.hatenablog.com/

フリーランスイラストレーターが語る、趣味の演劇・映画・本のレビューブログ。 (演劇は宝塚から大衆演劇、ミュージカル、アングラなんでもござれ) ただの感想で終わらずできるだけ深く考察できるように頑張りたいと思います。

いかわ
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2019/03/07

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  • 劇団た組 今日もわからないうちに 観劇レポ・感想

    三軒茶屋駅 シアタートラム 劇団た組 「今日もわからないうちに」 近所へ軽い散歩かと思ったら山あり谷ありな登山上級コースに迷い込んでいた…。 とにかく泣いたり笑ったりおののいたり驚愕したりいろんな感情が渦巻いた2時間だった。 人様の家にお邪魔しているようなリアリティ シリアスでユーモラス キャストさんについて ◉大空ゆうひさん(母・恵) ◉池田朱那さん(娘・雛) ◉鈴木浩介さん(父) ◉そのほか気になった登場人物 まとめ、みたいな 人様の家にお邪魔しているようなリアリティ 卓球のピンポン球を打ち返しているような軽やかなテンポで連なっていく会話たち。 すごく生身なやりとり…だけど、わたしはあんな…

  • ALI PROJECT「Fantasia」リリイベ備忘録・アルバム感想

    この時期、アリプロのアルバムが発売されるなぁ、、と調べてみると タイミングよく、これから発売でリリイベもこれからというところだったので行ってきました。 イベントから一日経っているので、自分用備忘録として… わたしのアリプロ歴 池袋HMVリリイベ 聴いてみて‥ 初回限定版2枚目収録 朗読劇「赤い靴と秘密の呪文」 池袋のイベントは発売日だったので、一応トレーラーは聞いてみて トレーラーとジャケットの雰囲気から、ファンタジーっぽいけど黒アリなかんじもあるのかな?という感触。 わたしのアリプロ歴 アリプロは例にもれず「ローゼンメイデン」の「禁じられた遊び」から好きになり 2010年の「ゴシックオペラ」…

  • セリアのお手ごろごはん茶碗(ねこ柄)

    最近では、100円ショップでもかわいい食器が購入できますよね( ¨̮ )ご飯茶碗が割れてしまったので、100円ショップ(セリア)で買いに行きました。かわいいねこ柄発見しました。かるく1杯盛れる大きさです。このほか、オレンジ系(赤だっけ?)ハリネズミ柄もありました。以前は真っ白の無柄の陶器だったので、ちょっとしたたのしみができました。

  • 日々の日記の書き方〜読書のすすめ齋藤孝さんの記事を読んで思い出したこと〜

    ◉たまたま読んだネット記事について感じたことを書いています。 日々を書きつける こだわりのノート メリット おまけ 『読書力』齋藤孝 日々を書きつける 東洋経済オンラインの記事(2019年3月)で明治大学教授の齋藤孝さんが、インターネットやSNSを制限つけて利用し、生まれた時間で読書をしてほしいということを言っていた。 そして、深く海へ潜るように「沈潜」し、自分の深い部分と向き合うことがこの世の中で大事だと。 ところで、わたしは起こったこと感じたことを記録しておきたい人だ。 今でもそうしているが、イラストや何かの感想を書き残せるように一冊大学ノートをらくがき帳にしている。 中高生の頃は常にいま…

  • エアリアルとのコラボ 立体的な落語「死神」

    四谷三丁目駅 Art Space 呼応Co-ohに 落語家 柳家吉緑さん エアリアルダンスのいのせ さきこさんの 「死神」を聴きに行きました。 一度聞いてみたかった「死神」 そしてエアリアル。 どう交錯するのか全く想像がつかないステージに興味がわき、お誘いを受けて行ってみた。 一部「寿限無」/ エアリアルダンス わたしも小学生の頃暗唱していたのが懐かしい「寿限無」。 お邪魔した回はお子さんにもわかるような進行で 夏休み期間中ということもあり、小さなお子さんがたくさん集まっていてほっこり。 彼女彼らにもしっかり伝わっているようで、 大人に混じって子どもたちの笑い声も上がっていたのが印象的だった。…

  • 「CLUB SEVEN ZERO Ⅱ」観劇レポ 北翔さん沙央さん抱腹絶倒パワフルショー!

    日比谷シアタークリエ 16年続く「CLUB SEVEN」シリーズ、初観劇(Aver.)。 シアタークリエ/アクセス 一幕 今日からあたいは!! 二幕 50音順ヒットパレード キャストさんのこと さいごに シアタークリエ/アクセス 出発地の選択肢が少ないですが、、アクセス案内はこちらよりどうぞ!↓↓↓↓ ikawa-bungaku.hatenablog.com 一幕 オープニングは北翔さんと沙央さんが歌う「Fever」 ドラムのリズムが鳴り、好きな曲!を好きな方が歌っていることへの感動で冒頭からひとりテンションマックス。 黒いドレスで色っぽく踊り「エンターテイメントショーのはじまりはじまり…」と…

  • シアタークリエ 千代田線・JR有楽町駅・シャンテからの行き方

    基本情報 千代田線からの行き方 JR有楽町駅からの行き方 日比谷シャンテB2Fからの行き方 シアタークリエ内設備 よく行くカフェ 基本情報 【住所】 東京都千代田区有楽町1-2-1 【電話】 03-3591-2400 【公式HP】 アクセス|シアタークリエ ホームページ 千代田線からの行き方 A13出口から徒歩2〜3分 ①A13出口から出た地上の様子です↓ 目の前の信号は渡らず、そのまま矢印の方向に歩いていき、直進します。 ②左折し、直進しているとこんな景色が見えます。 日生劇場の横を通り過ぎ、さらにすすむと東京宝塚劇場が見えてきます。 ③東京宝塚劇場のお迎えさんがシアタークリエです。 到着で…

  • ラファエル前派の軌跡展(2019年)鑑賞レポーラファエル前派との出会いー

    先日、三菱一号館美術館美術館で開催されていた「ラファエル前派の軌跡展」に出かけたので、感想などを残そうと思います。 「ラファエル前派」について正直、その全容を理解できていないのですが、解説は詳しくされているサイトが多くのあるのでそちらにおまかせし、わたしのラファエル前派について勝手に書いていきます…! ラファエル前派との出会い 高校で美術部に所属しており、油絵で模写することになりました。 何を描こう…と画集をめくっている時、あの有名なジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」に出会いました。 花と女性。 「ハムレット」のオフィーリア。文学。 わたしのすきな要素が詰まりすぎていて、「この子と…

  • 【2019年】鳥取コナンくんの旅の楽しみ方② 電車で行くコナン空港

    コナン君の旅、2日目に向かった「鳥取砂丘コナン空港」への電車を使った行き方をご紹介します。 鳥取砂丘コナン空港とは 行き方 ポアロ再現 コナン探偵社(グッズ) 2日合わせての感想 鳥取砂丘コナン空港とは 知名度を図るため、平成26年11月に鳥取空港の愛称を「鳥取砂丘コナン空港」と決定されたそうです。 行き方 ●倉吉駅→(JR山陰本線)鳥取大学前駅(約50分) ●コナン(由良)駅→(JR山陰本線)鳥取大学前駅 公式アクセス情報 ※鳥取大学からは15分くらいわりと坂なところを登ったり下ったりするので、 気軽に行こうとするとびっくりするかもしれません…! コナンくんの看板がお出迎えしてくれます!(ち…

  • 【2019年】鳥取コナンくんの旅の楽しみ方① 青山剛昌ふるさと館へのアクセス

    こんにちは。 デザイラストレーターのいかわ(@mei_le20)です。 GWに、コナンくんを生み出した青山剛昌先生の記念館「青山剛昌ふるさと館」やそのほかコナンくん探しの旅をするため、友人と鳥取県へ一泊してきました。 概要 コナン通りを満喫する 由良駅〜北栄町役場大栄庁舎 コナン大橋 コナンの家 米花商店街 青山剛昌ふるさと館へ 【おみやげ売り場】コナン探偵社 コナン通りを歩く上での必需品 ちなみに… 概要 宿泊した場所 「ビジネスイン諏訪部」さん 倉吉市 JR倉吉駅 徒歩5〜6分以内 1日目 北栄町「コナンの家 米花商店街」 コナン駅(由良駅)コナン大橋・コナン通り・青山剛昌ふるさと館 2日…

  • 舞台【2019年】新国立劇場「毛皮のマリー」観劇レポ

    こんにちは、舞台好きデザイラストレーターのいかわ(@mei_le20)です。 先週観劇した美輪明宏さん主演「毛皮のマリー」を観劇したので、遅ればせながらですが観劇レポを残しておきます。 中劇場アクセス案内はこちら⇩ ikawa-bungaku.hatenablog.com 新国立劇場 中劇場 2019「毛皮のマリー」 脚本:寺山修司 演出美術:美輪明宏 念願かなって… 香り立つ場内 母と子の物語 場所が変われば… さいごに 念願かなって… 一生に一度は絶対観たい作品があった。 美輪明宏さんの舞台。 しかも今回「毛皮のマリー」なのだ、、、 今月は観劇しまくりだったのでちょっと悩んでしまったけれど…

  • 舞台 新国立劇場「かもめ」観劇レポと考察

    こんにちは、舞台好きデザイラストレーターのいかわ(@mei_le20)です。 とても好きな作品であるチェーホフの「かもめ」を観劇に行ってきました。 アクセス案内はこちら⇩ ikawa-bungaku.hatenablog.com 新国立劇場 中劇場 2019「かもめ」 作:アントン・チェーホフ 英語台本:トム・ストッパード 翻訳:小川絵梨子 演出:鈴木裕美 全キャストフルオーディション企画 脚本にただしい舞台 快活なニーナ コンスタンティンとアルカージナ 落ち着きの医師ドールン 「かもめ」は喜劇というけれど… コンスタンティンは死んだのか…? さいごに 全キャストフルオーディション企画 パンフ…

  • 新国立劇場 アクセスと周辺お茶スポット

    こんにちは、舞台好きデザイラストレーターのいかわ(@mei_le20)です。 新国立劇場 中劇場・小劇場へのアクセスやお茶できそうな周辺情報などをご紹介します^^ アクセス方法 【住所】 〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号 京王新線 初台駅 中央口直結 京王新線の3番ホームへ降り、前方に進んでいくと、京王新線4番ホームへ続く通路が見えてきます。 初台駅へ着いたら、中央改札へ出ます。 (東口などそのほかの出口に出てしまったら、改札で駅の方に訪ねてください^^) 改札を出た後は、右手へ進んでいくと新国立劇場の地下直結通路にたどり着きます。 中劇場へ エスカレーターを上り地上へと出た…

  • はじめてのカフェに一人で入る「オトナ」の正体

    知らない土地で、ちいさなカフェを見つける。 たたずまいお洒落で、きっとおいしいケーキセットでもあるのだろう。 …と思いながら、店内を様子見してするーっと通り過ぎる。 あ、通り過ぎちゃった。 立ち止まって、回れ右。 今度はゆっくり、歩幅小さくカフェに近づく。 このとき、店の外にメニュー看板が立っていると非常にありがたい。 入りたい気持ちしかないが、立ち止まって逡巡するフリができる。 その間にチラと店内を再びのぞく。 意を決して扉に手をかけ、取り付けられているベルがチリンチリンと鳴った。店の人が奥からやってきて、「1名さまですか」という。 わたしは控えめに人差し指を立てて、一人であることを示す。 …

  • 母親について考える。お互い心地よい距離感とは

    今月は母親の誕生日がある。 久々にちゃんとした手紙を書いた。 なぜか知らないけど、号泣しながら書いた。 自分が怖すぎる。 家族のことを考えると、しばしば視界がぼやける。 そのうち鼻がつまる。 「いつか」のために買っておいたかわいい便箋が役に立った。 字は相変わらず汚くて、曲がったりふにゃふにゃしている。 …これは照れ隠し、と捉えてほしい。 「ありがとう」とか直接言ったことはない。 そういうことは言えないのだ。 だって、気恥ずかしいじゃん。 「いつまででも親がいると思ったら大間違いだよ」 幼い頃からずっとずっとずっと言われていることの意味をハタチを過ぎてからようやく「ちゃんと」わかるようになって…

  • 北翔海莉さん晴れやかに好演!明治座「ふたり阿国」観劇レポ

    こんにちは。 デザイラストレーターのいかわです。 現在(2019/03/29~15まで)明治座で上演している、元星組トップスター北翔海莉さん出演ミュージカル「ふたり阿国」を観劇したので観劇レポと明治座案内をお届けします(^^) 簡単にあらすじ 時代は安土桃山時代。 皆川博子さん「二人阿国」を原作として、民衆歌舞伎の祖といわれる出雲阿国と阿国に憧れながらもその座につきたいと野心を燃やすのちに「二代目おくに」を名乗るお丹の物語。 阿国を北翔海莉さん、お丹をAKBの峯岸みなみさんが演じられています。 ゴスペル・歌謡曲・ラップ・ブルース…etc様々な音楽が織りなす華やかで力強いミュージカル。 北翔さん…

  • 桜庭一樹の「荒野」を読んで思うこと。恋とはなにか?と聞かれたら…

    読書が苦手。最後まで読んだことがない。 そんな子に、何か読みやすいのない?、と聞かれたら…(積極的に聞かれたい) まずは桜庭一樹さんの「荒野」をすすめてみる。 想定年齢は小学校高学年から高校生。 そんなあなたに(でなくても)読んでみてほしい。 ある装丁家さんがいつの日かの、雑誌「ダ・ヴィンチ」で彼女の作品群を「不道徳的」と評していて言い得て妙だなと膝を打った。 その「王道」じゃない歪みが中高生の頃には一番近くて、心地よくて信頼できる。 主人公は、山野内 荒野ちゃん。 中学の入学式から物語はゆっくりと動き出す。 彼女は、特殊な環境と周りの人間に翻弄されながら、ゆれてゆれて頼りなさげな姿を見せるが…

  • 簡単そうで難しいこと

    簡単そうで難しいこと それは 買わなくてもいいけど買っておいたほうが後々ラクな買いもの。 何が難しいかというと、着替え。 なかなか着替えられない。 とくに、真冬や肌寒い日もある春。 服が冷たいのが、いけない。 冷たい空気に立ち向かうことができず、体温でなじんでいるパジャマが脱げずにいる。 暖房器具の前に服をおき、しばらくあたためて意を決して服を脱ぐ。外に出る。 そんなことが、とてもとても遠い動作のように感じられて、なかなか気持ちも体も動かない。 こんなとき、私は自分で自分に問いかける。 「も、うすぐ、行ける?13時になったら行く?どうする?」 そんなあいまいに「どうする?」なんて聞いちゃうもの…

  • 選択をして、まちがったなと思った時に思い出す小説の一節。

    日々、小さな選択を自然にこなしている。 すみやかに、気づかないうちに。 昔イギリスのサイエンス(SF?)系のドラマに選択できなかった人生を体験する女の子の話があった。 満員必至な電車を待つホームに佇み、息が吸える車両をぼんやり考え読みがハズれる。 エスカレーターかエレベーターか。 コンビニスイーツを買うか否か。 まだまだドラえもんの便利道具が出る気配はなさそうだから、もう一つの人生なんて生きられない。 一個ずつ、選択するしか術はないんだなぁ。 ごめんね。電気屋のお兄さん。 わたしにはポケットWi-Fiは最適・快適ではなかったんだよ……。 4時間かけてじっくりコトコト「買う気」を熟成させられ一抹…

  • 停滞する、ということ

    時々、あれもこれも気になって手を出して、どれも中途半端になってしまうことがある。 イラストを鉛筆で描いたり、水彩で描いたり、アクリルで描いたり、デジタルで描いたり、また鉛筆で描いたり……。 はたまた、言葉を連ねたり、長い文章、短い文章を書いたりする。 でも、どれも安定しない。 安定しないのが安定しているちょっとヘンな状態。 安定していないときは、たいてい自分が迷っているときだ。 それはSNSに惑わされていますね。 自分で自分に警告を出す。 何かが突き抜けている人は、口を揃えて「継続」することを説いている。 「けいぞく」 大変だよなぁ、それ。と思う。 大変と思うことはきっとあなたがしたいことじゃ…

  • 消えた精神安定剤さがしものは…

    あなたには、これがなくちゃ作業ができない といったアイテムはありますか?? わたしは、あります。 多機能ボールペン。 ジェットストリームFシリーズ これ!これである。 一度は書店などの文房具売場でみかけたことがあるだろう。 何かものを書く時、いや、書かないときでも視界にこやつがいないとそわそわする。 電車内で居眠りして頭をぐらつかせてるおじさんを気にするみたいに、そわそわする。 なんといっても、そのなめらかさ。 インクがダマになることも少なく、ストレスなく滑らかに紙をなでる書き心地。 そして、なくしてもお手軽に購入できる価格。 もちろん替え芯は常備だ。 赤・黒・青と3色で色分けも得意のもの。 …

  • 新元号だし、新年度だし、4月だし、

    マフラーのないすっきりとした首元。 春が来た。 ついでに新元号もやって来た。 出かける用事があるけど、そわそわとラジオに耳を澄まして 「11:30」を待った。 あぁ、もういいや と思いながら、イヤホンをさして外に出る。 信号を渡る。 『新しい元号は、〓イワ』 うわぁ、、 車のクラクションで聞きそびれたぁ……! 立ち止まって急いで音量を上げる。 「レイワ」 れいわ 令和 出典が万葉集とわかってすこし嬉しくなる。 日本最古の歌集。4200首。 高校の時死ぬほど覚えたデータが蘇る。 駅のホームに向かうとみんなスマホに顔を落として 画面を見ている。 いつもならなんでもない光景。 でも、ひょっとして、こ…

  • #ネゴT2 舞台「the Negotiation」ネゴシエイション 観劇レポ

    舞台「the Negotiation」T-WORKS #2 池袋 シアターグリーン (おちゃめにピースをする森下亮さん ^^ ) カーテンコール時撮影OKでした。 期待を裏切らない緻密な台詞劇 客席に座るとそこには、木組みの机といすが配置されていた。 開演時間となりホテルラウンジの静かな音。 舞台が少しずつ暗くなりわたしたちを高級ホテルへと誘う。 ウォーレン(森下亮さん)、アリソン(山崎和佳奈さん)、スティーブン(村角太洋さん)がかっちりとしたスーツで登場し、すべりのいい台詞たちが滔々と流れた。 すると、木組みのつくえはあしらいのある立派なつくえに、同じく木組みの椅子は、ベロア生地の猫足椅子に…

  • 映画『翔んで埼玉』 あらすじ・レビュー

    誘われて、映画『翔んで埼玉』見てきました(^^)/ 「パタリロ!」で有名な魔夜峰央 原作 原作未読の率直な感想などをお話ししていきます。 あらすじ・キャスト 埼玉県の農道を、1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。 カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。 その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。 通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。 東京にある、超名門校・…

  • 舞台「唐版 風の又三郎」観劇レポ2 ところどとろ考察

    唐版 風の又三郎 Bunkamuraシアターコクーン 再び観劇に行きました。 前回分からなかったこと、戯曲を読みながらずっと考えていたこと、 そんな「あれあれあれら」を楽しみに足を運びました。 *** 次の展開が分かっているのに、前回と全く違う。 つくづく、舞台は生ものだなと思う。

  • 舞台「唐版 風の又三郎」観劇レポ わからない面白さ

    Bunkamura シアターコクーン「唐版 風の又三郎」 演出:金守珍 ※一度しか観劇していないので、解釈違いがあるかと 思いますが、ご了承ください<(_ _)> 唐 十郎作品2度目の観劇。 6年前の「唐版 滝の白糸」以来。 精神病院から逃げてきた青年 オリベ(窪田正孝)と 宇都宮から流れてきたホステスのエリカ(柚希礼音)が 東京の下町、月光町で出会う。 おそらく、「恋愛劇」

  • 舞台 「花の秘密」観劇レポ 女は強し

    赤坂REDシアター 「花の秘密」 韓国話題のコメディ作品。 舞台はイタリア北西部の小さな村。 女性4人によるドタバタコメディ。 コメディとシリアスが手のひらを反すように瞬間変わり、 そのテンポに戸惑ったが、この作品のリズムだと理解してからは その素早さが病みつきになる。

  • 舞台 「命売ります」 ポップな三島よこんにちは

    三島由紀夫の小説「命売ります」の舞台化。 初読で感じた、わくわく。 三島由紀夫の作風のふり幅に、比喩に心躍ったのを覚えている。 今年(2019)の1月にドラマ化もされている。 衣装の雰囲気も合わさり登場人物がキャラクター化され とても舞台らしい、三島由紀夫の作品だと忘れてしまうくらい コミカルでカラフルな「三島入門」にはうってつけな作品となっていた。

  • ミラクルエッシャー展2018

    M.C.エッシャーの「上昇と下降」に会いに行った。 わたしの中では、伊坂幸太郎さんの「ラッシュライフ」がよぎる。 …というかそれしかなかった。 エッシャーの作品は中学や高校の美術の教科書に 必ず載っている。 たいていマグリットと一緒に掲載されている。 その頃からなんとなくエッシャーはすきだった。 ずっと視ていられた。 空間が破綻した絵を描く課題があって、 正しい空間にしなくて良いかんじがわたしに合っていたのか 楽しくできた気がする。 伊坂さんの作品内で登場人物たちがそれぞれ、 あれこれと「上昇と下降」について思いを巡らす。 それを読んだとき、そんな見方もあるのかと驚いた。 作品は自由なんだ、と…

  • 舞台 「グッド・バイ」 ファッション太宰

    太宰治の「グッド・バイ」 原作を読みはっとした。 伊坂幸太郎さんの「バイバイ、ブラックバード」だ、と思った。 そういえばオマージュだという情報を何かで読んだ。 そして、wowwowで放送されていた連続ドラマ 「バイバイ、ブラックバード」で城田優さん演じた大女「繭美」は キヌ子だろう。 その粗野でおおざっぱで豪快なキヌ子をゆうひさんが演じられるなんて…! それはうれしさやワクワクのおどろき。 どの人物も衣装がとても舞台らしく、その人物を記号化する役割を担っているように みえた。 キヌ子の光沢ある真っ赤なドレスは、まさに「美」の象徴。 あっけらかんで雑な言動だが、恐ろしく似合っている真っ赤なドレス…

  • 2018年ターナー展 新宿

    友人がターナーが好きで、お誘いして行ってみた。 これまでターナーの魅力が分からず、 なんとなくセピアっぽい雰囲気の風景画だな、くらいに 思っていた。 でも今回ターナー展へ行って 水彩の可能性を広く知ることができて勉強になった。 水彩とガッシュを組み合わせた作品や 水彩で描いてこすって色を削って光を表現したり… 彼の風景画が地図の役割を果たしていた、とかとか。 まるで浮世絵の東海道五十三次とかみたいだなぁ、と思ったり。 ひとりで気になる展覧会に行くことが好きだけど、 たまには誰かと一緒に行ってあまり知らない画家の展覧会に行ったり 感想を言い合いながら見ていくのもいいなぁ、、 なんて思った土曜日で…

  • 文学フリマと花札

    もうだいぶ日にちが経ってしまったけれど、 文学フリマに初参加した。 デザインフェスタやコミティアほどではないにしても、 なかなかにぎわっていて、こんなにも創作活動をされている方がいるんだなぁ、 とわくわく。 いつか自分もなにか…と意気込みながら。 花札を紹介する冊子を売ってらっしゃる方がおり、即ゲット。 札を擬人化し、かわいい女の子たちがルールやそれぞれの札の意味を 教えてくれる内容だった。 花札は、幼い頃母親がさらさらさらっと、 目の前で遊んで見せてくれたことがある。 「桜に幕」「松に鶴」「花見で一杯」 などのことばを教えてくれ、なにそれおもしろい!と興味が沸いたことを 覚えている。 そのこ…

  • 忘れたくない空気

    友人から手紙をもらった。 返事を書いていた。 そばにあったえんぴつで。 久々にみた友人の文字は、 紙の上で小さく生息していた。 立つ練習をしている赤ちゃんのように すこし頼りなさげに、でも力強く 並んでいた。 文面を脳の片隅にとどめて わたしも 便せんに向かう。 すると、 急に、 高校の頃の なんにも考えず生きていた のんびりとした 空気を思い出した。 はっきりと。 見飽きた 校舎と夕陽と黒い影。 日陰の肌寒さ もどった わたしは まだ忘れていなかった。 いつでもまだ 戻れるかもしれない という 自分との確認。 わたしも負けじと 頼りない文字を書こう にほんブログ村

  • サイクル

    部屋の中に流れる もったりとしたあたたかい空気 上着もいらない、 厚手のトレーナーもいらない 洗濯物がはやく乾く 時々入るゆるやかな風 マンションの暑さを思い知った 一年前が ぐわっと押し寄せる あぁ、一年巡ったなぁ

  • 降ってきた新鮮み

    西日差し込む電車内 疲れ切った身体 聞き慣れた下車駅のアナウンス が まったく新しく聞こえた 引っ越したての 駅名にびくびくしていた あの頃にみたい そうしたら、 見慣れた車内も 知らない場所になった 知らない土地の 知らない車内 ぜんぶぜんぶ 新鮮だった とまどいどいどいどい にほんブログ村

  • Anime Japan2018 改善点してほしい…!

    アニメジャパンに初参戦してきました。 初めて行ってみて、これ分かりづらいよね!? ということがありまして、まとめてみたいと思いました。 会場でアンケート募集されていたけど、あまりの疲労感に 忘れてしまったので。 ・入場券持ってる人、どこ行けばいいの?! 開場前9時半ごろ到着。 ふつうに会場の方に向かってしまいました。 「なんか、こっちじゃなくない?」と思いつつ、 途中、「アニメジャパン開場こちら」的なプラカードを持った人がいたので こっちで合っている?と疑問を持ちつつ奥へ進みました。 しかし一番端まで行ってやはり間違っていそうだったので折り返し。 そこで初めて人に聞き(遅い) 「外に出てくださ…

  • 楽曲との接し方-あなたと音楽その関係-

    本日も花粉満載な一日です。 時々感じることがある。 音楽との距離や触れ方、どんな気持ちで聞けばよいのか わからなくなる。 おぉ、この曲すき!! というものと出会う。 その曲をしばらく無限ループする。 2、3日すると曲に対する新鮮さや驚き、 様々な感動感情が落ち着く。 そうしてこれまで聞いてきた いわば慣れてしまっている曲をなんとなく、 BGMとして流す。 そんなことをしていると わたしは何のために音楽を聴いてるんだろう。 とふと思うことが最近多い。 ただ消費してしまっている感が否めなくて、 音楽を作った方にとても 申し訳ないような気がしてくるのだ。 もちろん、 気分をあげたいときややる気を出し…

  • 丁寧さと親しみやすさinめがね屋さん

    花粉が猛威を振るっている。 つらいです。 四月からデスクワークで画面とにらめっこな日々を過ごすので めがねを新しくつくった。 個人で経営されている近所のめがね屋さん。 はちゃめちゃに親しみやすいお店だった。 失礼だけどそんなに広くなく、大きな看板もない。 入るとおおがらでドランクドラゴンの塚地さんをもう少し おじいちゃんにした雰囲気の店主が応対してくれた。 フレームをバックヤードから持ってくるときも 「ちょっと待っててね」 といい、 選んでいるときは 「若いからねぇ、こんな色はどうかな」 と気さくに声をかけてくれた。 私は親戚のおじさんに久々に会っているような 感覚になりながらも、疑問点や度数…

  • ことばを受け取るということ-さユりミニライブ・池袋-

    酸欠少女さユりちゃんの CD予約会に伴うミニライブを観覧しに エソラへ。 彼女はいつでも全力だ。 ことばを発するということに敏感で インタビュー記事を読んでいても 慎重にことばを選び発言しているのが伝わる。 デビュー曲である「ミカヅキ」をきっかけに 彼女のそれまでの路上ライブ映像などから 一気にファンになった。 歌を歌って生きたいんだ という決意と世の中に真っ向から 対峙しているような気迫に飲まれて、 画面越しであるのに 涙した。 彼女はいつでも全力だ。 発表曲が次々とアニメとタイアップし 彼女を知る輪が広がってきた。 それは嬉しいこと。 でも同時に受け取る側も多用してくる ということでもある…

  • あなたと次元は違うけど

    東京藝術大学卒業・修了作品展 情報量に圧倒された。 いくつもの「主張」があふれていて はじけていた。 きっともっと、 ひとつにたくさん時間をかけないと いけないのでしょう。 そのひとが その作品にかけた時間は 最低でも向き合った方がよいのでは、 と思う。 でも、全体的に 「好き」や「興味」「関心」にまっこうから 追求しているのだな、と感じて すこしうらやましいような。 でも作品をうみだすことはつらいから。 やっぱり描く人、創る人は 違う視点で見ていた。 絵を描くって、観るって そういうことなんだ 驚いたよ。 やっぱり私はどう転んでも ふつうの、人で。 あ、そうなんだな、っていう 素直な確信。 …

  • 舞台『黒蜥蜴』2019 観劇レポ 踊ることば

    踊ることば 三島の言葉が踊っている。 中谷美紀さん扮する黒蜥蜴の第一声を 聞いて即座に感じた。 流れるように台詞が発せられ、 まるで歌っているかのよう。 美しいことにこだわり抜いた三島らしい 流麗な言葉と独特な心理描写。 ドラマチックな音楽は生演奏で一層 世界観に厚みを持たせ、 スピーディーな場面転換が わたしたちを不気味で恍惚とした世界へと 手繰り寄せる。 まんまと嵌まった。 井上芳雄さん演じる明智小五郎像は 私にとって新しかった。 彼の声色なのか、 なかなか若々しくて活気ある雰囲気を 発しており、心の内の熱い何かを燃やしているように 挑戦的に映った。 雨宮潤一役の成河さんは、 真に狂気を感…

  • 舞台「アンチゴーヌ」 紀元前5世紀の真理

    人のパワーと言葉に圧倒された。 泣いた。ふるえた。 自分の信念にまっすぐ従い、最愛の人と決別してでも 貫こうとしたアンチゴーヌは、清々しささえも纏い生命力に満ちあふれていた。 クレオン王とアンチゴーヌの対立シーンで なにか突然涙があふれた。 蒼井優さんとアンチゴーヌが 限りなく合わさって 狂気に満ちていた。 あまりにも強くて、確信に満ちた表情の彼女は まさに、、無敵。 縦横に舞台上を駆けクレオンに迫り その自由さと揺らぐクレオンという構図は やるせなさが漂う。 衣装がギリシャ悲劇らしさを出しながらも 男性の服装は19世紀のイギリス紳士のような スーツという着こなしで すぐに世界観に入り込むこと…

  • 主張するわたしたち-現代演劇ポスター展-

    現代演劇ポスター展 最終日。 先週の三菱一号館で開催されていた ロートレック展に引き続き、 ポスター ということで足を運んでみることに。 どこまでも続くかとおもわれる ポスターの大群は 立派なゲイジュツだった。 イラストとデザインする ということ、 イラストと文字が組み合わされる ということ、 デザイン性と可読性について 文学とポスター そして、 デザインと演劇 について 遠くから眺めながら、 貼られたであろう街を 想像しながら そんなことを考えた。

  • 元日2018

    新年ですね あけましておめでとうございます。 実家にいた頃は 「参拝いこうよ」 という父を煩わしいなぁ、、と 思っていたこともあったけれど、 なにせ、 一人だものだから。 人いきれする空間へ出向き しっかりと形式を踏まえないと 昨日の続きとおんなじになってしまうので、 近所のお寺にお参りに行ってきました。 一駅そこらに大きなお寺があるって すてき! すれ違う家族連れ。 あの人とあの人は 親戚なのかな。 二世帯かな。 普段と違う小径 あたたかい日差し。 駅おりて10分ほどで到着。 スムーズにお参りを済ませ おみくじを。 まだ今年の目標やら計画を立てていないうちから なかなかよい結果。 そうなれる…

  • 大量の中村屋月餅とともに…

    大晦日、である。はじめてひとりで越す大晦日。 迎えるであろう正月。 テレビのない、わたしの部屋は、 ラジオアプリから聞こえる声で 少々のさみしさをやわらげる。 ラジオを聞き流しながら カーテンを洗った。 昔クリーニング店のアルバイトをしていたとき 最初に教えてもらったことは 「掃除しなくて良いところはひとつもない」 という確固たる信念だった…! 掃除する度、どこかにその意識が しみついている。半年も続かなかった、けど。 掃除は好きな方であるので また半年後に 洗ってあげようかしら、ね。 。。。。。。。。。。。。。。。。 大晦日に1年で読了した本を 読書ノートとともにふりかえったり 手帳をぱらぱ…

  • 文学のために尽力したい

    こんばんは。 今日は冬至ですね。 最近ずっと、自分はどうしてこんなにも 「文学」にこだわっているのかな、と考えることがある。 三島由紀夫の「禁色」に心を奪われ、 漱石の「それから」にのみこまれるなど、 劇的な体験をしてきたけれど、実のところ そこまでしっかり読みこめていないいない、気もする。 近代小説 という「ふるい」くくりにあるそのものたちを 紐解けば、その同時代性に親近感がわき おどろいて、 このままにしていては、 いけない気がしてくるのだ。 わたしという小さな世界だけで 完結させていては もったいない気がしてくるのだ。 (これは奢りなのか) 「面白さを知ってほしい」 なんて月並みな表現だ…

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