一番初めに台湾を訪れたのは、新卒1年目の冬休みでした。仲良しの同期4人(男の子1人、女の子3人!)でIACEトラベルから販売されている格安の団体ツアーに申し込みました。故宮博物院も、龍山寺も、行天宮も行ったはずなのに何を見てどんな気持ちになったのかほとんど記憶に残っていません。 時は流れて、飛行機とホテルを別々に取る個人旅行を始めて最初に訪れたのが台湾でした。それからすっかり台湾に魅せられた私は、年に何度か足を運ぶようになりました。ただ、「台湾のどこがそんなにいいの?」と聞かれても、私はうまく答えることができません。好きな人の好きなところをうまく説明できないのと似ているでしょうか。私は台北の街…
去年、お盆を間近に控えたとってもとっても暑い夏の日。私はいつものように中国語の勉強をするためにカフェにいました。はじめはいつもと変わらない時間が流れました。でもそうしているうちに、これまで敢えて考えないようにしてきたことが頭に浮かびました。それは、お仕事を辞めることでした。 大変なこともあったけど、長くいたいと思っていた会社でした。少なくとも今まで自分が任された中では向いていると思えるお仕事でした。その会社でおばあさんになった自分を想像したこともありました。 いつからだったのか正確には覚えていないのですが、週末になるとベッドから起き上がれなくなるようなことが続きました。平日は大丈夫なのです。お…
出発の前日に決めた今回の香港旅行。事前準備も無しな上に1泊3日なんていうタイトな日程で本当に楽しめるかなという不安もありましたが、旅を終えた今思い切って行ってみてよかったなと思っています。今回私にとって一番良かったのは、下調べをしなかったという点かもしれません。期待値が設定されていない分、何を見ても新鮮でしたし、その時の自分の気持ちに従ってのびのび過ごすことができました。 こちらは、泊まっていた西營盤(サイインプン)の隣の駅にあることを知って行ってみた香港大学。世界大学ランキングでいつも東京大学よりも上位にランキングされる優秀な大学です。 駅の出口を調べなくても、歩きながら勉強している生徒さん…
私が香港で楽しみにしていることのひとつ。それが、お粥を食べることです。私は昔から無類の中華粥好きで、いままでにいろんな街のいろんなお店で中華粥を試して来ました。でも香港風を謳っていても、香港で食べるような旨味があって濃厚なものには出会うことができず中華粥を食べるためだけに香港に行きたい衝動に駆られることも少なくありません。香港で今までに自分が行ったことのある「外さない」お店も捨てがたいですが、今回は新しいお店にチャレンジしてみることにしました。 滞在していたサービスアパートが12時チェックアウトなので、荷物を持って移動します。今回は珍しく帰国便が深夜発ということで、まだまだ観光を楽しむ時間があ…
香港2日目の朝。目覚ましは6時にセットしました。お目当ての朝ごはん屋さんが7時半開店とあったのでその前に再び西營盤(サイインプン)の街を歩いてみたいと思っていました。日が昇りきってしまったら暑さで坂道を登るのも嫌になるかなと思ったので早めの出発です。 可愛らしい豆花屋さん。 私が写真を撮っていたら、右に写っているおばあちゃんが笑顔で手招きして来ました。おばあちゃんのほうに歩みよると、広東語で何やら話しかけてきます。「ごめんなさい。広東語分からないの。」と言ったのですが、おばあちゃんは気にする様子はなくずっと話してきます。 ちなみに、今回香港では英語で話しかけて来た人には英語で、広東語で話しかけ…
香港と言えば夜景。光と音のショー、シンフォニー・オブ・ライツを見るために西營盤(サイインプン)を後にしました。香港に来るのは3度目ですが、実はシンフォニー・オブ・ライツを見るのはこれが初めてです。 チムサーチョイ・ウォーターフロントを目指してスターフェリーで向かうことにしました。 こちらは、セントラルの駅からフェリー乗り場に向かっているところです。 スターフェリーには乗ったことがあったのですが、以前乗ったときの記憶がおぼろげでした。オクトパスカード(交通カード)の残高が足りないかなと思って、チケットの販売機に並ぶことにしました。ところが、機械に入れたお札が戻ってきてしまいます。後ろにならんでい…
チェックインを済ませたら、さっそく周辺を散策することにします。海辺にあるサービスアパートからすべて徒歩で坂を登るのは大変なので、地下鉄の構内を通って坂の上にあるC出口から散策スタートです。 地下鉄の構内はとても広くて、サービスアパート最寄りのA2出口からC出口に出るまででも10分ほどかかります。それでも空調がきいていますし、動く歩道もあるので(時間帯によって進行方向が変わります)構内を通るのがオススメです。こちらは、C出口の様子。 香港と言えば世界一長いことで知られるヒルサイド・エスカレーターが有名ですが、坂の多いことで知られる西營盤(サイインプン)にも短いながらもエスカレーターがあります。 …
今朝目が覚めると、以前Airbnbでお世話になったホストからメッセージが来ていました。本当に人気のAirbnbで今までに滞在したゲストは数えきれないだろうに、こうして今でも気にかけて連絡をくれることが嬉しいです。そのAirbnbはホストと一緒に住むタイプのおうちなのですが、最近香港から来たゲストが門限を全然守ってくれなくて困ったという話をしていました。それでもホストのことだから精一杯おもてなししたんだろうなと思うと胸が痛みます(@_@)。旅先での予定とも合わせて滞在先を選びたいものですね。 さて、今日は香港で滞在したサービスアパートを紹介します。エアポートエクスプレスを乗り換えるセントラルの駅…
翌朝8時、成田空港第1ターミナル。日頃、全日空でマイルを貯めている私は、スターアライアンスのカウンターが集まっている南ウィングに行くことが多く、北ウィングに向かうのはとっても久しぶりで新鮮でした。朝の空港は空いています。手荷物検査も出国審査もスイスイ進みました。 こちらが今回乗る香港航空の飛行機。過去の香港旅行は、全日空かエチオピア航空で行っていたので香港航空に乗るのは初めてです。 急に決めた旅行で寝不足だったのと、何より浮き足立っていたのだと思います。搭乗ゲートを入ったところで、さっきまで担いでいたリュックサックがないことに気づきました。今回荷物が少なかったので機内持ち込みできるサイズのキャ…
私はその日、全日空のアプリとにらめっこしていました。ひとたび「旅にでる」という選択肢が頭に浮かんでしまったら、「いや、いくら何でも急すぎるよ」と何度自分に言い聞かせても諦められないような気持ちになっていました。明日からの2泊3日なら予定を空けられそうです。綺麗な景色を見て少しリフレッシュしたら、また前に進む元気が湧いてくる気がしました。「久しぶりに北海道はどうだろう」、「沖縄は学生のときに行ったきりだな」。けれど、さすがに人気の路線。人気の時間帯はのきなみ満席の表示がでていて、残りわずかになった空席はおそろしい高値を表示していました。 次に、近場の海外をSkyscannerで検索してみます。何…
このブログをはじめて今日で3ヶ月が経ちました。何年か前から、ずっとブログをやってみたいなと思っていました。 www.ashitagatanoshimi.com そして自分と同じように語学学習や旅行を好きな方とブログを通して繋がれたらという想いがありました。始めるのには長い時間と少しの勇気がいりました。今年の2月17日、初めての記事を投稿しました。やっとのことで短い短い記事を書き終えました。誰に見せるでもなく大量に撮りためた写真アルバムの中から、お気に入りの写真を選んで付けました。すごくワクワクしたことを覚えています。 これからも感じたことを素直に書いていきたいです。時折このブログのことを思い出…
みなさんは旅行にいくとき、出発のどのくらい前から計画を立て始めますか。一人での旅行の場合、私はだいたい3ヶ月前になると飛行機を予約し、そこから宿泊先や現地での予定を決めていきます。この3ヶ月の間というのは何よりも楽しい時間で、まだ行ったことのない場所に思いを巡らせてはいろいろ決めていきます。決めるといっても本当に予約が必要なもの以外は、紙きれにやりたいことをリストアップするだけのざっくりしているものです。行った先のお天気や当日の気分でもどんどん変わりますが、それは全然気にしません。 お友達と旅行に行くときは、少し様子が変わってきます。まずは飛行機の予約がとれたところで「計画会」を実施します(本…
GaryたちがAirbnbを始めて4年。2人は初めて訪れた日本人ゲストである私をとても温かく迎え入れてくれました。「日本人は世界中を旅しているのに、どうしてここには来ないんだろうって思ってたんだよ」と言って。 Loekieは自身のお仕事も日本と関わりがあることを話してくれました。Loekieのお仕事はGarden Historianです。ガーデニングの雑誌の編集を手がけ、自身でもガーデニングに関する本をいくつも出しています。そんなLoekieの作るお庭が日本の雑誌に掲載されたことがあると言うのですから何か縁を感じずにはいられません。 こちらが掲載された雑誌です。 こちらが実際の紙面。映っている…
旅の経験から得られるものはたくさんありますが、私は今まで知り得なかった素敵な人たちとの出会いが一番の醍醐味だと思います。マールセンでの滞在は私にそのことを強く実感させるものとなりました。 その日Airbnbに戻って日記を書いているところに、Loekieが来ました。「灯りがついてたから戻ってきたんだと思ったの。うちでお茶でもどう?」お言葉に甘えてLoekieとGaryのお宅でお茶をごちそうになることになりました。Garyはこのときスーパーまで買出しに行っていました。「Garyにはゲストのこといろいろ詮索するのはいけないって言われてるんだけどね。」と茶目っ気たっぷりに前置きしながら、Loekieは…
マールセンの滞在中はユトレヒトにも出掛けました。 AirbnbホストのLoekieがこう言っていました。「マールセンはすごくいいところよ。big excitementが欲しかったらアムステルダム、small excitement が欲しかったらユトレヒトに行けばいいもの。」 ミッフィーの絵本の作者として知られるディック=ブルーナの出身地としても有名なユトレヒトはオランダ第4の都市。ユトレヒト州の州都です。マールセンもこのユトレヒト州にあります。私の目的は中央博物館(Centraal Museum)を訪れることでした。 朝食を済ませてbrunaに向かいます。brunaはAirbnb近くにある雑貨…
マールセン滞在中に考えたこと、感じたことは数多くありますが今日はその中でも語学について書きたいと思います。 今回、オランダ滞在中はどこに言っても英語が問題なく通じました。英語を公用語としない国のうち、英語が上手な国を調べたEF EPIというランキングというのがあるのをご存知でしょうか。オランダはそのランキングで毎年TOP3に入っているのです。(ちなみに、2018年のランキングでは日本は中国、台湾について49位とありました。)地理的、歴史的、経済的など様々な要因があるとは思いますが、単純に自国の言葉以外に上手に操れる言葉があることをうらやましいなと思います。 少し話は逸れますが、アムステルダムに…
「今まで旅をした中で一番の思い出はどこ?」と聞かれたなら、私はオランダ、マールセンへの旅と答えると思います。 今日はそんなマールセンで滞在したAirbnbのお部屋を紹介したいと思います。 まずAirbnbのホストのおうちについて。 ホストのお宅は18世紀に建てられたマナーハウスです。着いた初日におうちに案内されたとき、あっけにとられて「お城みたい」とつぶやく私をLoekieは笑っていました。 こちらの動画は、ホストのLoekieとGaryがマナーハウスを手に入れた経緯を紹介するものです。まさにこの動画に登場するのがLoekieとGaryです。私がお城みたいと言ったのも納得いただけるのではないで…
マールセンに向かう電車の中で送ったメッセージにGaryはすぐに返信をくれました。それに、日本にいるときから車の色や車種も教えてもらっていました(偶然にもGaryの車は日本車でした(*^^*))。 それでも、初めて降り立つ駅で、写真だけでしか顔を見てない人とうまく合流できるかなと私のドキドキは止まりませんでした。 「マールセンの駅に着いたらエレベーターを使って改札を出ておいで。バスターミナルの近くで待ってるから。」 事前に交わしたメッセージの通り、それからAirbnbのサイトで見た写真の通り、優しそうな男性が待ち構えてくれていました。不安は一瞬にして消え、私は一直線にGaryの元へと向かいました…
オランダのマールセンという町をご存知ですか。 首都のアムステルダムからは電車で45分。ディック=ブルーナの出身地として有名なユトレヒトからは車で15分のところにマールセンはあります。 かくいう私もマールセンを知ったのは最近のことです。元々オランダではアムステルダムだけを観光するつもりでいました。ホテルエセレーアに一泊したあと、近くのホテルに移る予定で予約もしてあったのです。その後、何となく覗いたAirbnbで気になるリスティングを見つけてしまいました。その場所はアムステルダムからは少し離れているようでしたが、見れば見るほどどうしてもそこに行ってみたくて予定を変更しました。 今までは訪れる国の首…
今日はオランダの首都アムステルダムで滞在したホテルを紹介したいと思います。いつだってBooking.comでホテルを検索するのは私にとって心ときめく時間です。オランダを訪れるのはこれが初めてです。アムステルダムで検索をかけると本当にたくさん素敵なホテルがヒットしました。迷いに迷って最終的に決めたのはホテルエセレーアです。私は滞在中に日本人の方を見かけることはありませんでしたが、Booking.comには日本語の口コミもあったのでご存知の方も多いのかも知れません。 アムステルダムの街は幾重にも運河が張り巡らされています。ホテルエセレーアも運河沿いにあるホテルのひとつです。こちらは、ホテルの前の通…
美味しい朝ごはんが待っていると朝起きるのが楽しみになります。みなさんのこれがあるとテンション上がるなっていう朝食メニューはなんですか。今日はオランダの首都アムステルダムで食べた朝ごはんを紹介します。 ホテルで朝食をとることもできたのですがせっかくなら街なかの朝食屋さんでと思い、前の晩に「Amsterdam breakfast」というキーワードで検索しておきました。 無類の卵好き人間の私が選んだのは卵料理専門店、その名もOmelegg。 今回行ったのはアムステルダム中央駅近くのCity Centre店です。 私が着いたとき、お店は満席で外に1組が並んで待っていました。私もその後に続いて待ちます。…
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