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ーあ、いた。帰りの電車。4両目の1番ドア。入ってすぐ左側、端っこの席。いつもイヤホンを付けて、動画を見ているか音楽を聴いている彼。その隣の席が空いていたらラッキー。そうしたら、僕は少しの間だけ眠ることができるから。『ストレスからくる不眠症ですね』1ヶ月くらい前から、僕は眠りが浅かったりなかなか寝付けない日が続いていた。心配になって病院に行った結果、お医者さんからそう診断された。大学の受験を控えてい...
ここは高級なホテルじゃないから、多少フランクな接客をしてもお客さんからクレームが来ることはない。とにかく安く泊まれさえすればという人がほとんどで、そこに質は求めていないからだ。むしろ、そういう接客の方が意外とウケが良かったりする。「お帰りなさい。はい、どうぞ」にこり、と。作った笑顔を浮かべて、お客さんに鍵を渡す。これくらいの接客なら、とりあえず愛想の良い笑顔を振りまいておけば大抵のことは許される。...
光州の駅から歩いて数分。建物は古いし決して綺麗とは言えないけれど、立地の良さの割にはリーズナブルな価格で宿泊費を安く済ませたい旅行客にはうってつけの小さなホテル。そこで俺は働いている。性別も国籍も問わず人の出入りが激しいこのホテル。接客という接客もチェックインの時の説明くらいだし、必要以上に人との関わりを持ちたくない俺にはちょうどいい職場だ。 「さっきの女の人、見た?」キャスターが付いた椅子をくる...
どうせ叶わないのなら。どんなに願ったって、誰かのものになってしまうのなら。いっそ嫌いになってくれた方が、この気持ちにも踏ん切りがつく。そうしたらきっと、チャンミンのことを諦められる。『ユノヒョンの世話をできるのなんて、僕くらいしかいませんよ』なんて。自分は彼女を作ったくせに?もう、俺の方を振り向くことはないのに?無責任なことを言うチャンミンに苛々して……だからキスをした。これで2人が積み上げてきたも...
Blackの続き。あの日…ユノヒョンからキスをされた日から、もう一週間が経とうとしている。次の日も2人一緒の仕事の打ち合わせがあって、でもそこに現れたユノヒョンはいつもと変わりなかった。周りのスタッフ達と笑顔で会話をしているヒョンを見て、あれは夢だったんじゃないか……なんて思ったりしたけど、確かに現実で。『俺のこと嫌いになれよ』こびりつくように、はっきりと耳の奥に残っているその言葉。苦しそうなユノヒョンの...
実家も大学もソウルとなれば、卒業を前にどこか旅行に行きたい。ゼミの卒業旅行もあるけれど、そうじゃなくて、一人でのんびりと。そう思って僕が選んだ先は光州だった。芸術や文化が盛んな街だと聞くし、自分にとっていい刺激になるんじゃないかって、そう思ったんだ。ただ、大学生という身だからアルバイトをしていたって出せるお金には限度がある。だから交通費や宿泊費はなるべく抑えようと、とにかく安いホテルを探した。評判...
おはようございます、ニカです。京セラで私とお会いしてくださった方々、本当にありがとうございました〜〜〜(*´◒`*)皆様とお話できて、とーっても楽しかったです╰(*´︶`*)╯♡来てくださる方が全員ホミンペンという安心感、半端じゃなかったです……!本当に嬉しかったんですけど、私の語彙力がないばかりにうまく伝えられない!!( ; ; )そして、いただいてばかりで何も返せないぽんこつ野郎で本当にすみませんでした( ; ; )更...
こんにちは、ニカです!本日から京セラ公演が始まりますね。皆さまそれぞれ色々な思いがあるかとは思いますが…ツアーもこれで最後の会場になってしまいました。精一杯、皆さまが楽しめたらいいなと思っております。さて、前回書いたお話の最後にちょろっと書いたのですが、もしお会いできそうな方がいらっしゃれば是非お会いしたいと思っております。とりあえず本日は私が当日引換で、開場時間と同時に中に入ってしまいたいので外...
どこにも行くあてなんかないし、真冬の外はなかなか寒い。コートも持たず飛び出してきてしまったことをちょっと後悔する。厚手のパーカーを着ていたのがせめてもの救いだ。どうやらユノは追いかけて来てはくれないみたいだし。本当にムカつくったらありゃしない。もしかしたら本当に飽きられてしまったのかも知れない。でも僕は悪くない(はずだ)し、すぐに帰るのも癪に触る。それならユノが眠る頃にこっそり戻った方が、お互いの...
愛なんてやつは目に見えないもので。だから言葉にしなきゃ分からない時だってある。でも言葉にしないからって、好きじゃないわけじゃない。僕には僕なりの愛し方、彼には彼なりの愛し方があるわけで。お互いが幸せならそれでいいかな、なんて思う。だって、愛のカタチって人それぞれでしょう?「ユノ、脱いだらすぐハンガーに掛けてって言ってるでしょ!」「今やろうと思ってたんだよ」仕事から帰ってくるなりユノが着ていたスーツ...
おはようございます、ニカです。前回、勢いのままあんな記事を上げてすみませんでした。コメントや拍手など送ってくださった方々、ありがとうございました。私もそうです、私はこうですとか、心配する声もいただいたりして、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。あんなこと書きましたが、初日は行って良かったと本当に思ってます。あ〜〜〜やっぱり好きだなあって、思いました。ただ私の気持ちが追いついてなかっただけ...
こんばんは、ニカです。書いてる最中寝落ちしてしまって、こんな時間になってしまいました。最後の方、あまり良い内容ではないかと思います。閲覧は自己責任でお願いします。多くの方々が不安に思っていたであろう名古屋初日。私は朝からバタバタで、会場に着いたのもギリギリでした。でね、周りがなんとユノペンだらけで。゚(゚´ω`゚)゚。本当にいなかったんです、チャミペンが。しかも2人で来てる人ばかりで、ぼっち参戦してるのも私...
間が空いてしまいました。前のお話はこちら→My Sweet… 24「チャンミンさんが連絡をくれて助かりました。ありがとうございます」玄関に入るなり軽くお辞儀をしながら、チョンさんの秘書であるミノくんがそう言った。そんなミノくんに支えられるようにして立つチョンさんは、僕が心配していた通りぐったりとしていて見るからに辛そう。あれから風邪が悪化してしまったのは一目瞭然だった。……やっぱり、ちゃんと引き留めておくべきだ...
私はチャミペンですが、それ以前にガチホミンペンなので、ユノのことが好きなチャンミンが好きなんです。ホミンちゃんの仲は何も変わってないと信じています。前の記事ではチャンミンについて語りましたが、私が一番望んでいるのはユノとチャンミンがそういう関係であることなので。ホミン界におけるモブ女でいいんです、私は。ホミンちゃんが幸せでいることが、何よりの幸せ。だから、こんなことになってしまっても変わらずお話を...
最近雑談が多くて申し訳ないです。めちゃくちゃひとりごとです。あくまでも私個人の意見であって、こうであるべき、って言ってるわけじゃないですので。トンペン界って本当に人々の思想がバラエティ豊かじゃないですか。そのうちの一つだと思ってください。今回はホミンというよりかは、私がチャミペンなのでチャンミンのことについてが多くなるかなと思います。もともとは名古屋が始まる前に、自分の気持ちを整理するためにもう一...
こんばんは。管理人のニカです。タイトルが紛らわしくてすみません。え、こいつブログ閉鎖するのか?って思いましたよね、大丈夫です安心してください。今後の更新について、少し補足させていただこうかなと思いまして…。今後、あの件に関するようなお話には、パスワードを付けさせていただきます。(今まで通りの簡単なものですが)ホミンペンの私としては、どうしてもやっぱりユノは表ではチャンミンの幸せを願いつつ裏では失恋...
大晦日の夜は、厚手のコートを着ていてもとても寒い。賑やかだと思っていた駅前も、さすがに今日はみんなもう家路に着いたのか歩く人もまばらで閑散としていた。風が吹くたびに寒い寒いなんて2人で騒ぎながらアパートに着いた頃には、見たかった年末の音楽番組もとっくに始まっている時間で慌ててテレビの前に向かう。「チャンミン、ほら。見たいやつ見ていいよ」コートも着たままテレビの前にしゃがみ込んだ僕に、少し散らかった...
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