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管理人のニカです。いつもご覧いただきありがとうございます。急なお知らせになってしまうのですが、このブログを一時的に休止させることに決めました。連載を進めるにあたり、自分の文章力の無さ故に頭の中で考えているお話を実際に文章に表すのが難しくなってきてしまいました。そのため最近は更新にも時間がかかってしまって…何も話が書けないまま時間だけが経ってしまう状態が続きもどかしい思いをしていました。最初からお話...
社会人になって仕事も忙しくなれば、自然と高校や大学の時の友人と連絡を取る機会は減ってくる。代わりに仕事終わりに職場の人たちと食事や飲みに行ったりすることが増えて…けれどそれはあくまでも仕事をする上での仲間であり、プライベートでの友人とはまた違う。そう考えれば、新しい友人だなんて社会人になってからはできていない気がする。「…友達、かあ」先日ユノさんから、友達になってくれないかと言われた。駄目かと聞かれ...
必要なものを買おうとスーパーに寄ってからアパートに帰ってきたけれど、その間もチャンミンからの返事はない。今朝貰っておいた合鍵を使って中に入れば、部屋は暗く静まり返っていた。「チャンミン…?」呼びかけても反応がなかったからキッチンを通りそうっと部屋の中を覗けば、布団の上に大きな塊が見えた。どうやらチャンミンは毛布にくるまって眠っているらしい。壁の方に顔を向けていたから、様子を伺おうと起こさないように...
ー何か要るものある?そうチャンミンにメッセージを送ったのは1時間以上も前。けれど返事はおろか、既読も付かない。もう10分おきに携帯を確認してるんじゃないかってくらい、俺はそわそわしていた。ただ寝ているだけならいいんだけど…。今朝見たチャンミンは頰がうっすら赤くて、なんだか動くのが怠そうな感じだった。本人は大丈夫だと言っていたけれど、俺に気を遣って熱があると言えなかったのかもしれない。たまに毒舌だけど、...
朝いつも通りに起きたら何だか身体がだるくて…。昨日から喉が痛かったから、もしかしたら、と思っていたら本当に風邪を引いてしまったらしい。念のため熱を測ってみたら微熱があって、思わずため息を吐いてしまった。「休むか…」大学に行って悪化したら嫌だし。幸い今日はプリントさえもらっておけば大丈夫な講義ばかりだから、誰かに頼めば大丈夫だろう。多分まだ起きてないだろけど…ユノヒョンにも、今日は休むので一人で行って...
※R18「チャンミン、先にお風呂に入ろう。洗ってくるよ」家に入ってすぐ、お風呂場に向かおうとするユノヒョン。「あ…僕シャワーだけで大丈夫ですよ?」「…一緒に入ろうって言ってるんだけど?」「え…」きょとんとする僕に、いいから待ってて、とリビングに行くように促すユノヒョン。一緒にお風呂に入ろうだなんて、そんなの…今まで言われたことがない。とりあえず玄関に突っ立っているわけにもいかないから、僕は大人しくリビング...
部屋の中に飛び込めば、チャンミンがソジュンを押し退けてベッドの上から転がるように落ちるのが見えた。「チャンミン!!」急いで駆け寄って、着ていた上着でチャンミンを包む。「ユノ!ユノ…っ!」必死に俺の名前を呼ぶ姿に、胸が痛くなる。チャンミンの顔は涙で濡れていて、唇は噛んだのか血が滲んでいた。何も身に付けていない身体は小さく震えている。「…何もされてない、よな?」最悪の事態を想定して、どうか何もなかったと...
※微R18ユノ以外の人とチャンミンの絡みがあります。大丈夫な方のみどうぞ。* * *奥にある部屋には大きなベッドしか置いておらず殺風景で、本当にその行為のためだけの部屋なんだと思うと足が竦んだ。ソジュンさんに強引に手を引っ張られ、投げられるように僕はベッドに尻もちをつく。「脱いで」僕を見下ろすソジュンさんの声はひどく冷たかった。言われるがままシャツのボタンに手を掛けたけれど、震えてうまく外せない。苛立っ...
「ユノさん!」小声で俺の名前を呼んで、車の中から手招きするヒョジュ。急いで駆け寄り、後部座席に乗っているヒョジュの隣に座った。向かうのはここから車で10分くらいの場所にあるらしいバー。待っている間にヒョジュから住所を送ってもらい、俺たちのマネージャーもそこに向かうようにすでに指示はしてある。「ソジュンは…」息も整わないままに、ヒョジュに問う。さっき電話をした時から、気持ちはずっと焦ったままで落ち着か...
とりあえず家に帰ってきた俺は、持っていた鞄や脱いだ上着もそのままに、ずっとチャンミンのことを考えていた。ソジュンと楽しくやっているのだろうかとか…もし口説かれてたりしたら…そのままホテルに行ったりするのだろうか、とか。ソジュンと飲みに行くと言うから追いかけて引き止めたら、俺のことを勝手だと言って泣きそうな顔になったチャンミン。そんな顔をさせたいわけじゃなかった。…好きだから、他の奴のところになんて行...
「ああ、落としちゃった」抑揚のない声でそう言って、ソジュンさんが僕が落とした携帯を拾い上げる。どうやら落とした拍子に通話は切れてしまったようだ。「チョン・ユンホに掛けてたの?」「あ…すみません、僕帰ります。携帯を…」手を伸ばして携帯を受け取ろうとしたけれど、彼は返す気がないようで手に持ったまま画面を見てニヤニヤと笑っている。「電源切っちゃうね?知られたら面倒だから」「え…?」今までとは別人のような彼...
スジョンさんがおすすめの場所だと言って連れて行ってくれたのは、黒を基調としたお洒落な雰囲気のバーだった。慣れた様子で近くのスタッフに声を掛け、通されたのは奥に進んだところにある個室。どうやら個室はここだけのようで、スタッフに案内されなければ傍目にはどこにあるのか分からないほど、まるで隔離されたようなその個室。僕たちのような、芸能人のための個室なのだろうか。あまりこういったバーに来たことがないし、相...
毎週楽しみにしているドラマを見ていたら、再び外が騒がしくなった。2人分の声と階段を降りる音。多分ユノヒョンがドンへさんを送りに行ったのだと思う。…これでやっと静かになる。明日の朝にでもユノヒョンに文句を言ってやろう。そう思っていたのに、しばらくして玄関の扉を叩く音が聞こえた。「チャンミンただいま!」「いや部屋間違えてますよ」なんでこっちに来ちゃったのかな、この人。「ユノヒョンの部屋はあっちです」「い...
「うるさい…」今日ユノヒョンは友達と遊ぶらしい。1時間くらい前に扉の向こう側が少し騒がしくなって、ユノヒョンの友達が来たのだと分かった。昨日の夜にユノヒョンから、一緒に遊ぶ?と誘われたけれど、さすがに全く知らないユノヒョンの友達と遊べるほどのコミュニケーション能力は持ち合わせていないから断った。単純に、邪魔しちゃ悪いという気持ちもあったし。けれども時間が経つにつれて隣の部屋はどんどん騒がしくなり、正...
「チャンミン、見たいところある?」「あ、本屋と…あとキッチン用品とかも見たくて…いいですか?」「勿論。順番に回ろう」おずおずと遠慮がちに行きたいところを言うチャンミン。今日は俺とチャンミンは休みで…チャンミンが予定がないと言うから、それならと思って息抜きのためにここに連れてきたのだ。だから遠慮なんかしなくていいし、気を遣う必要もない。仕事のことは忘れて少しでもチャンミンが楽しんでくれたらと…そう思って...
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