日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。
その後、ガミくんとフリーランを数本流し仕事に戻る時間が近づいてきた。「僕これから仕事なんでこのまま上がって親のはらの方まで流します」「わかったよ。じゃあまた逢ったらぜひ」ガミくんが声をかけたのに対し卓は軽く振り向いて手を挙げ、目当てのリフトへと既に向かっていた。久々に誰かとスノーボードをした卓は新鮮な楽しさを感じたが、申し訳ない気持ちも同時に抱いていた。 誰かと滑る事は確かに楽しいのだが、卓は同程度に、自分の滑りを妨げる事無く、むしろ必死になるぐらいの相手でない限り自分をあげる事はできないと感じてしまっていた。 プラスとマイナスが入り交じった、少し居心地の悪い気分を吹き飛ばす様にノンストップま…
そんなマニアックな追及を日々黙々とこなす卓の事などお構いなしに、リフトに一人のスノーボーダーが滑り込むように相乗りしてきた。 「すいません、突然」スノーボーダーにしては礼儀は欠かないタイプなのだと、少しホッとした卓だった。「さっきハン3滑ってるの後ろから見て、必死に追いかけたんですけど見失って、さっき見かけたので急いでこっち来たんです」興奮気味に勢い良く話始める。「そうだったんですね、なんでまた?」卓は本当に謎でしか無く、なぜという思いしか無かった。「あんな滑り見たら誰だって話かけたいと思いますよ!あっ、すいません。俺ガミくんってあだ名なんでよろしくです」「僕は卓です、よろしくどうぞ」自分が褒…
パンパンになった足をクールダウンするように緩やかに緩斜面を惰性で流す卓はえらく満足そうな立ち振舞いに見えた。 卓は珍しくフラットバーンをこよなく愛するグラトリライダーの集うコースへと降りてきた。なんのきっかけもないはずのフラットバーンも、彼らの手にかかればそこに何かがあるかの如く、平気で3D回転をやってのける強者まで居た。 卓は疲れる事はしないタイプでグラトリはてんでダメだった。だが、自分に無いものを持ったライダー達を尊敬するかのように、物珍しい物を見るように、辺りをキョロキョロとしながらリフト乗り場へと滑って行った。 リフトに乗った後も卓は食い入るようにコースへと目をやり、彼らの動きを熱心に…
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