治療構造の変化がクライエントに及ぼす影響
前回紹介した「臨床家のための実践的治療構造論」を読み終わりました。精神分析をオリエンテーションに持つ先生の勉強会に参加していた頃,その先生は,出されたケースの構造について細かく確認していましたが,その意味が改めて感じられた読書体験だったように思います。 臨床家のための実践的治療構造論 作者:栗原 和彦 発売日: 2019/10/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) まさにこの本を読んでいる最中,治療構造について考えさせられるケースがありました。 一昨年から関わり続けてきたクライエントです。数年に渡って人と関わることを拒み続けてきた人ですが,何とか人と関わる場に出てくるようになりました。最初…
2021/02/14 07:32