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2019/01/05

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  • 認知行動療法と精神分析

    週末は2つの勉強会に参加しました。1つはケースカンファレンス,もう1つはCRAについて。ケースカンファレンスは,精神分析をオリエンテーションとする人が多いグループで,CRAは行動療法ベースのプログラムです。当然,参加者に重複はありません。 自分自身は,基本的にはCBT,それも認知療法というよりも行動分析学が大好きです。しかし,最近は精神分析も少し学んでいます。精神分析系の人はCBTを表層的と評しますし,CBTの人は精神分析には根拠もエビデンスもないと言います。その人の好みで良いと思いますが,両方をつまんでいる者としては,どちらからも学ぶことはあります。というよりも,理解の枠組みや説明の仕方が違…

  • 発達という視点の重要性~発達障害は特殊な現象ではない~

    数年前は、発達障害を有する方と関わることがメインでした。この頃の経験は、自分のなかで一つの核になっています。神田橋先生の「発達障害者は発達します」という名言に励まされ、彼らのちょっとした変化を信じて関わり続けましたし、滝川一廣先生の発達論を拠り所とし、彼らの特性をいわゆる定型発達とのスペクトラム上のものとして捉える視点を大切にしてきました。発達障害を特別なものとして捉えるのではなく、人間の精神発達の中で一定数起こり得るものとして捉えます。また、感覚や運動の発達の順序や流れを学んだことも大きく、心と身体がいかに結び付いているのかを痛感しました。平衡感覚と不安が関連しているという知見には、目から鱗…

  • カール・ロジャーズと来談者中心療法再考。

    今日と明日の出張のお供は、「全訂 ロジャーズ」にしました。来談者中心療法やカール・ロジャーズについての論述集です。数年前に読んだものの再読です。先週末は、友田不二男の小冊子「非指示的療法」を読むなど、カウンセリングの基本に立ち戻りたいという気分があるようです。 「話を聴くだけで変わるなら苦労はしない。」来談者中心療法に対する懐疑的な声の代表でしょう。私もそう思い、離れた時期がありました。認知行動療法は、来談者中心療法に感じた物足りなさを補ってくれましたが、いきなり技法を適用するようなやり方は成功せず、やはり、まずはクライアントに寄り添い、話を聴くことが土台であることを感じるようになり、来談者中…

  • 発達障害を抱えた方から学んだこと

    今は,発達障害の方を対象とした仕事をしていませんが,数年前までは,まさに発達障害を抱えた方がメインのクライアントでした。悪戦苦闘しましたが,今の自分にとっては,非常に大きな経験となっています。 当時の現場で発達障害を抱えた方を対象とすることが決まった時,スタッフが皆で勉強し,何とか受け入れ態勢を作ったものです。私個人としては,発達障害に関する勉強は数年続けていたこともあって,ある程度の心構えは持っていたので,それほど慌てることはなかったのですが,実際に始まってみるとどうなるのだろうと,期待よりも不安があったことを覚えています。 発達の凸凹に対応した支援をすることで自尊感情を回復するという方向性…

  • うまく行かない面接

    せっかくの休日なのに体調不良で自宅に引きこもり。神田橋條治先生の本などを読んでいます。神田橋先生は賛否両論ある治療者ですが、自分は好きです。あんな感じで、治療の本質を捉えられるようになりたいものです。 それはともかく、先ほどアップした記事の最後に「うまく行かない面接」についても考えてみたいと書きましたが、早速考えてみました。 自分自身のうまく行かなかった面接は星の数ほどありますが、とりあえずパッと思い出すのは、動機づけ面接のSVを受けるために行ったものです。禁煙だったり、片付けだったり、普段とは異なるジャンルの面接で失敗が起こりやすいことを感じています。話題は異なれど基本は同じなので、ひとえに…

  • 話を聴くこと~変化をサポートするために~

    最近、特に考えることは、「この人は、○○と言っているが、そう言うことによって、何が言いたいのだろう。」、「この人は、○○について話さないが、それは何を意味しているのだろう。」ということです。普段、言葉のやり取りから相手を理解することを仕事としていますが、直接的には語られないことに本質があるのではないかと思うことが増えています。 「私に構わないでください!」というクライアントの言葉を字面通りに理解する支援者はいないでしょう。この言葉の背景にある思いは、誰も自分を理解してくれないといった絶望感である可能性が考えられ、支援者として「何を言っても分かってもらえないような感じがしている。」のような応答が…

  • 感情に目を向けること。

    最近,ある外国人の方と定期的に話しています。もちろん,業務として一定の目的を持った面接です。日本人以外の人と関わる経験はほとんどなかったので,文化が人の育ちや心に及ぼす影響についても考えさせられます。その点は,いずれ書きたいと思いますが,それとは別に,以前から気になっていたし,昨日も気になったことがありました。 彼の生い立ちや現在取り上げている問題について色々と質問していくと,答えは返って来るのですが,そこに感情が伴っていません。祖国で暮らしていた頃のエピソードも話してくれます。聞いている私からすると,随分と寂しかったのではないだろうかと思われるのですが,彼は事実を淡々と述べます。「その時,ど…

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