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子育ての科学
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2018/12/03

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  • 虐待が連鎖するのはなぜか

    虐待が連鎖するのはなぜか

    虐待された子が大人になって自分の子を虐待してしまうのはなぜか?そこには実は根深い問題が隠れているかもしれない。最新の科学(DOHaD学説)で説明する虐待の真実とは・・・ 自分の子にイライラしてしまう最近、こどもへの虐待がたびたびニュースになっています。時に体や心に重大な傷を負ったり、虐待が原因で亡くなってしまう子さえいることを知ると、本当に悲しい気持ちになります。 もちろんどんな理由があるにせよ、虐待は許されることではありません。なんでこんなことが起こってしまうんだろう・・・自分のこどもが可愛くないのかな・・・と不思議に思う反面、一概に普通ではない人が起こした稀な事件と片付けていいのだろうかと思うこともあります。これは、自分とは無関係な別の世界の話ではなく、自分の身近でも起こりうる話だと感じるのです。もちろん半ば信じられないような行き過ぎた事例というのも存在します。今回は、そのような事例を除外して考えてみてください。 しつけや体罰との境目が難しい事例は確かにありますし、子育て中のご両親が自分のこどもに対して必要以上にいらいらしてしまったり、実は虐待にまで至らなくともそれに発展しかねない事例は実はけっこうあるのではないかと思います。それでも一線を超えないのが通常の子育てだとは思うのですが・・・・こどもにやさしくできなかったとか、自分のいらいらを抑えられず、大きな声でどなってしまったとか、手をあげてしまったとか、もしかしたらケガさせそうになったとか、子育てを経験している親御さんならたいていそれに近いことは経験しているのではないでしょうか?もしかしたら、虐待する親の気持ちも分からなくはないと感じる方さえいるのではないでしょうか?

  • 生きる意味などもともとないのだ

    生きる意味などもともとないのだ

    小児科医、新生児科医として、沢山の赤ちゃんの"死"に立ち会って思うことがある。それは、人にはもともと生きる意味などないのではないか…ということだ。 織田信長や徳川家康、坂本龍馬の人生には意味があったように感じる。本人たちがそう考えていたかはわからないが、彼らは正に歴史を動かした人物だし、彼らがいなかったら今の日本はないわけだから…。でも彼らは何かを成し遂げたから生きる意味があって、何も成し遂げられなかった人は生きる意味がなかったということなのだろうか。 生まれてきて直ぐに亡くなってしまう赤ちゃんがいる。例えば、色々な病気を持って生まれ大手術を繰り返し行い、結局すぐに亡くなる赤ちゃんもいる。彼らは生きてきて良かったと思っていたのだろうか…。例え短い間だったとしてもきっと生まれてきて良かったと思っているに違いない、家族に会えて良かったと思ってるに違いない、そう思う、思いたい反面、おうちに帰りたかっただろうな・・・とか、こんなことも経験させてあげたかったな・・・とか、どこか結果に納得できない自分もいて、彼らの生まれてきた意味を自らに問うと、複雑な気持ちになることもある。 例えば生まれてきて、生きて家族に会うこともなく亡くなってしまった赤ちゃんさえいるわけだけど、彼らはどうだろう。家族に会えて良かったという生きる意味さえなかっことになるのだろうか…。生きる意味ってなんなんだろう。長生きすることが必ずしも一番の目的ではないけど、とてもとても儚いその人生をみると、それでも本当に良かったのだろうかと締め付けられる思いが溢れてくるのだ。 一方で、五体満足で生まれながら、生きる希望をもてず、自分の生きる意味を見いだせず、その人生を自ら終わらせる人も決して少なくない。そのような人は程度の差こそあれ、抑うつ状態になっているので、不安や孤独感、無力感にさいなまれて、そのような判断をせざるを得なかった人なのだと思う。ただ一方でこうも思う。そもそも"生きる意味"がないと生きてはいけないのだろうか。何かを成し遂げなければ、何か意味のあることをしなければ、生きる価値がないのだろうか。

  • 妊娠中のストレスと赤ちゃんの性格変化

    妊娠中のストレスと赤ちゃんの性格変化

    赤ちゃんは胎児期にお母さんのおなかの中(子宮内)で成長します。この時期に育った子宮内がどのような環境であったのかということが、赤ちゃんの生まれたあとの体質に大きく影響を与えうるということをご存知でしょうか? このような事実はDOHaD学説という最新の医学でかなりの部分がわかってきています。本記事では、お母さんが妊娠中に受けるストレスが赤ちゃんに与える影響についての最新の知見を紹介したいと思います。 妊娠中のお母さんが強いストレスを感じると赤ちゃんの性格が変わる? 2017年に発表された海外からの論文によると、「妊娠中にお母さんがストレスに暴露されると、生まれてくる赤ちゃんが乳幼児期(2~3歳)に負の感情(恐れ、悲しみ、怒り、いらいら)が生じやすい性格になる」ようなのです。そしてこのような関係は、妊娠中にお母さんが微量元素(亜鉛やセレン)やビタミンを十分摂取していない場合に認められやすい可能性があることが示唆されています(Lipton LR, et al. Associations among prenatal stress. maternal antioxidant intakes in pregnancy, and child temperament at age 30 months. J Dev Orig Health Dis 2017; 8: 638-648) 「本当に?」と思う方もいるかもしれません。妊娠中のお母さんへのストレスが赤ちゃんの性格を変えるなんて、しかもそのリスクが妊娠中の十分な栄養摂取で軽減されるなんて、にわかには信じられませんよね。 もちろん、このような結果が本当に正しいのかどうかを明らかにするためには、今後別の研究者によって追試がなされていく必要があります。ただ、実は過去にも、ストレスによって赤ちゃんの遺伝子の働きが変化するということ自体は多くの研究ですでに報告されていますから、この結果は決して荒唐無稽なものではありません。 例えば、過去の報告によれば、妊娠中にストレスに暴露されたお母さんから生まれたこどもは、「新しい経験に対してストレスを感じやすい」「つらい気持ちや恐れの気持ちから立ち直るのが苦手」というような特徴(difficult temperament)をもつことが多いことが示唆されています。

  • 未熟児にMRSA 本当に大丈夫?

    未熟児にMRSA 本当に大丈夫?

    MRSAという菌をご存知ですか?抗菌薬に耐性をもつ、いわゆる"耐性菌"として有名なこの菌は、しばしば未熟児などが入院するNICUでも問題になることがあります。本記事では、NICUで問題になるMRSAの諸事情について、新生児科医の立場で本音を述べたいと思います。 MRSAの一般的事項 MRSAはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことで、すなわちメチシリンという抗菌薬が効かない黄色ブドウ球菌(つまり耐性菌のこと)です。MRSAはこのメチシリンという抗菌薬だけではなく、同系統の多くの抗菌薬に耐性をもっていることが普通であり、そこがやはり問題になります。 ただ、これはよく言われている事実なのですが、黄色ブドウ球菌自体は私たちの皮膚などに普通にいる常在菌ですので、この菌が検出されたから感染症を起こすということは普通ありません。子供でいえば、飛び火(伝染性膿痂疹)の原因となりますので時に感染症を起こすことは事実ですが、通常の皮膚であれば特に問題にはならない菌です(飛び火では掻きむしって皮膚のバリア機能が損なわれた部分に感染症を起こします)。MRSA は抗菌薬が効きにくいというだけで弱毒菌ですので、通常健康な人にとっては感染症を起こす菌ではないのです。 でも抗菌薬が効きにくいのなら、やはり感染症にかかってしまったら、大変なことになるのではないかと心配される方もいるでしょう。確かにMRSA感染症は厄介で時に免疫の弱い患者さんの治療においては難渋することがありますが、とは言っても効果のある抗菌薬が今はいくつもありますから、通常は治療可能な感染症です。 とくに健康な大人や子供がMRSAを保菌していても、まず問題になることはないと考えてよいでしょう。しかもあらかじめ保菌していることがわかっていれば、対応のしようがあるのですから、過剰な心配は無用です。 NICUとMRSA感染症 一方でNICUという場所は非常に特殊な場所であり、未熟児や手術後の赤ちゃんなど免疫機能が特に悪い重症児がしばしば入院するところです。

  • ※現役小児科医が教える※赤ちゃんはいつから飛行機に乗せていいの?

    ※現役小児科医が教える※赤ちゃんはいつから飛行機に乗せていいの?

    時折、健診で赤ちゃんを飛行機に乗せて大丈夫なのかというご質問を受けることがあります。本記事では、赤ちゃんの飛行機問題について小児科医として意見を述べたいと思います。 赤ちゃんの旅行、お出かけに伴う感染症リスクをどう考えるか 赤ちゃんが生まれると家族の行動は制限されるものです。旅行に行くことも難しくなりますし、レストランや買い物に行くのも躊躇しますよね。生まれたばかりの赤ちゃんは感染症に弱いものです。生後3ヶ月以内(特に生後1ヶ月以内の新生児)の赤ちゃんは、お母さんのお腹の中でお母さんからもらった免疫の力(=抗体)によって守られているので、風邪などをひきにくいことが知られていますが、その反面自分の免疫の力はとても弱く、発熱時は重症感染症を想定した管理が必要となります。なかには命に関わるような感染症もありますから、この時期は不要な感染症への接触機会を減らすための最大限の配慮が必要です。 もちろん、お食事を準備するためには買い物にいかなくてはいけないですし、ご兄弟がいれば幼稚園や保育園まで赤ちゃんを連れて送り迎えせざるを得ないということもあるでしょう。単純に赤ちゃんだけのことを考えるなら、そのような感染機会は少ない方が良いのですが、これは可能な範囲でどこまでやるかという話であって、生活のためにせざるを得ないのであれば致し方ありませんし、それを否定するものではありません。なるべく人混みを避ける、風邪をひいている人には近づかないようにする、などの配慮をすれば良いと思います。 逆に生後6ヶ月もすると、お母さんからの免疫の力(=抗体)の効力も無くなりますから、否が応でも風邪などの感染症にかかっていく時期です。遅かれ早かれ感染症に罹患して抗体を獲得する時期なのですから、過度に感染症を避けるために行動範囲を制限する必要はないと思っています。保育園などで感染症に繰り返し接触する環境が良いかどうかは別としても、あまり過度に心配し過ぎることはマイナス面の方が大きいのではないかと思います。もちろんこれは積極的に感染症に罹患させるべきという意味ではありませんが…。 生じうる機内での問題

  • 小児科医の視点で考えるインフルエンザの予防接種が大切な本当の理由

    小児科医の視点で考えるインフルエンザの予防接種が大切な本当の理由

    今年度もインフルエンザの流行期がやってきました。インフルエンザの流行期になると、熱が出た多くのこどもたちが病院にやってきます。一応流行期だし念のため検査しておこうかなと検査してみると…結構な割合でインフルエンザが陽性になりますから、やはりインフルエンザの感染力の強さを肌に感じます。 この記事では、小児科医の視点に立って、インフルエンザの予防接種が大切な理由を紹介したいと思います。 軽視されやすいインフルエンザの予防接種 この時期にこどもたちが発熱で受診した場合には、「インフルエンザの予防接種はしましたか?」と聞くことにしています。 「今年も2回しました」「毎年しています」という人もいれば、「していません」とか「例年はしているけど、予防接種しても毎年かかってしまうので今年はしませんでした」などとお答えになるご家族もいます。 確かに予防接種全般に言えることではありますが、予防接種してもかかってしまうということはありますよね。インフルエンザについて言えば、毎年予防接種が必要であること、自費診療になること、予防接種しても結構な頻度でかかってしまうことから、それなら受けなくてもいいや…と考える方もそこそこいるのではないかと思います。 ただインフルエンザは感染力が強く、発熱も無治療だと1週間近く続きますし、肺炎などを合併する頻度も高いことから、体力や呼吸機能に余力がない赤ちゃんやご老人、喘息などの呼吸器系の持病をお持ちの方にとっては重大なリスクにつながる感染症です。やはりこのようなハイリスク症例では、予防接種しておいた方が無難だと言えるでしょう。 予防接種しておけば、感染してしまった場合でも、重症化のリスクをかなり軽減できるからです。 未熟児で出生して在宅酸素を導入しているような場合も特に注意が必要でしょう。 ただし、インフルエンザ予防接種自体は生後6ヶ月以降からできますが、1歳未満の免疫獲得率は十分高いとは言えません。このような場合には、本人が予防接種すること以上にご家族やご兄弟など周りの人がしっかり予防接種することをおすすめしています。 だからインフルエンザの予防接種はしておいた方が良い

  • 早産児の予防接種

    早産児の予防接種

    一般に妊娠期間は十月十日(とつきとうか)などといわれます。正確に言うと、分娩予定日は精子と卵子が受精してから40週0日になります。正期産は分娩予定日の周囲も含めて、37週から41週までなので、これより早く産まれた場合が早産です。早産も22週から36週まで幅広いので体重も状況も赤ちゃんによって様々ですが、早産児の予防接種には原則があります。この記事では、早産児の予防接種はどのようにすすめたらよいのか、その原則を紹介します。 早産児の予防接種の原則 結論からいうと、早産児の予防接種の原則は次のようになります。 早産児であることを理由にできない予防接種はない(むしろ感染症にかかると重症化しやすいので早めに済ませた方がよい)。 正期産児と同様に暦どおりの月齢(予定日からではなく産まれた日からの月齢)で、予防接種をすすめる。 パリビズマブ(シナジス)は原則対象となる児の全例に勧められ、特に未熟性の高かった児や肺機能が悪い児では必須と考えてよい。他の予防接種との相互作用はなく、同時接種や翌日接種も問題ない。 NICU入院中から始められる予防接種 早産児に対する予防接種は、通常正期産児と同様に暦どおりの月齢(予定日からではなく産まれた日からの月齢)で、はじめることができます。 基本的に体重は関係ありません。 なので、長期にNICUに入院する早産児は、NICU入院中から予防接種を始められます。 …とはいってもロタウイルスの予防接種は、開始可能時期が生後6週間と早いこと、そもそもロタウイルスの予防接種は経口投与で生ワクチンのため、通常NICU内ではしない施設が多いのではないかと思います。 それ以外だと、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンが生後2ヶ月から行えますので、出生時の在胎週数が30週前後の場合には、退院する予定日前後(生後2ヶ月過ぎ)に1回目の予防接種をして退院する場合も多いのではないかと思います。 20週台半ば未満の場合も、生後2ヶ月から始められますが、通常呼吸の状態などが安定してから予防接種を始めることが多いので、体重は関係ないとは言っても、2キロくらいになって退院が現実的になってからの予防接種が多いかなと思います。 また手術や輸血が必要だった児は、少しそこから予防接種まで時間をあける必要がありますので、退院近くまで予防接種を始められない場合もあります。

  • 論文査読はボランティア

    論文査読はボランティア

    大学の医局に属していると、論文というものを書くことが求められます。 論文にもいろいろありますが、若い頃は臨床で経験した珍しい症例を学会で発表して、それを論文にしたりします。大学院で博士号を取得するために動物や細胞を用いた基礎実験を行う人もいれば、臨床の疑問を解決すべく、患者さんの同意をえて検体をいただいて病気を早期に発見するための新しい指標を検討したり、新しい治療の効果を評価するための臨床研究をすることもあります。 最近は小児科専門医の資格をとるためには臨床経験だけではなく、論文を書いていることが必要になりました。実際に真剣に臨床に取り組んでいると、よく知られていない病気や助けられない命の多さに愕然とすることもしばしばです。 そして現在の医学は先人たちのそのような努力によって成り立っているということ、臨床と研究はきっても切り離せない関係だということを実感することになります。 論文が学術雑誌に掲載されるまで 論文は書いても誰にもみてもらえなければ意味がありません。どの分野の研究者でも同じとは思いますが、通常作成された論文はその分野の学術専門誌に投稿されます。 どの学術専門誌に投稿するかは自由ですが、一流誌になればなるほど競争率は高く、掲載不可(reject)となることが多くなります。 この掲載を許可するのか、不可とするのか、を決定する過程には通常査読システムというのがあり、編集委員がその分野の専門家に論文の評価を依頼して意見を求め、それに従った論文の修正を経て、掲載の採否が決められることになります。 学術雑誌の中には査読システムを経ないで論文が掲載されるような雑誌もあります。例えば研修医や若手医師向けの学術的な読み物として出版社から依頼されてその分野の専門家がお金をもらって原稿を書くような雑誌も多くあります。これはいわば商業誌であり、このような原稿の場合には、査読というものがないのが普通です。 編集委員の仕事とは? 僕は現在、Journal of DOHaDという国際学術専門誌の編集委員をしています。 新しい論文がこの雑誌に投稿されると、その一部が僕に割り当てられます。論文を読んでみて重大な問題がある場合は、その時点で「reject」となりますが、評価に値するレベルであれば、その分野の専門家をさがして査読の依頼をすることになります。

  • 論文査読はボランティア

    論文査読はボランティア

    大学の医局に属していると、論文というものを書くことが求められます。 論文にもいろいろありますが、若い頃は臨床で経験した珍しい症例を学会で発表して、それを論文にしたりします。大学院で博士号を取得するために動物や細胞を用いた基礎実験を行う人もいれば、臨床の疑問を解決すべく、患者さんの同意をえて検体をいただいて病気を早期に発見するための新しい指標を検討したり、新しい治療の効果を評価するための臨床研究をすることもあります。 最近は小児科専門医の資格をとるためには臨床経験だけではなく、論文を書いていることが必要になりました。実際に真剣に臨床に取り組んでいると、よく知られていない病気や助けられない命の多さに愕然とすることもしばしばです。 そして現在の医学は先人たちのそのような努力によって成り立っているということ、臨床と研究はきっても切り離せない関係だということを実感することになります。 論文が学術雑誌に掲載されるまで 論文は書いても誰にもみてもらえなければ意味がありません。どの分野の研究者でも同じとは思いますが、通常作成された論文はその分野の学術専門誌に投稿されます。 どの学術専門誌に投稿するかは自由ですが、一流誌になればなるほど競争率は高く、掲載不可(reject)となることが多くなります。 この掲載を許可するのか、不可とするのか、を決定する過程には通常査読システムというのがあり、編集委員がその分野の専門家に論文の評価を依頼して意見を求め、それに従った論文の修正を経て、掲載の採否が決められることになります。 学術雑誌の中には査読システムを経ないで論文が掲載されるような雑誌もあります。例えば研修医や若手医師向けの学術的な読み物として出版社から依頼されてその分野の専門家がお金をもらって原稿を書くような雑誌も多くあります。これはいわば商業誌であり、このような原稿の場合には、査読というものがないのが普通です。 編集委員の仕事とは? 僕は現在、Journal of DOHaDという国際学術専門誌の編集委員をしています。 新しい論文がこの雑誌に投稿されると、その一部が僕に割り当てられます。論文を読んでみて重大な問題がある場合は、その時点で「reject」となりますが、評価に値するレベルであれば、その分野の専門家をさがして査読の依頼をすることになります。

  • ※現役小児科医が教える※様子を見続けてはいけない赤ちゃんの発熱は?

    ※現役小児科医が教える※様子を見続けてはいけない赤ちゃんの発熱は?

    乳幼児期は熱が出やすい時期です。 特に1歳未満の赤ちゃんの発熱は、それがはじめての発熱であることも多く、特に初めてのお子さんをもつご家族であればご心配をも強いことでしょう。このような発熱は夜間に突然気づくことも多く、時間によっては受診した方が良いのか迷うことも多いのではないかと思います。 この記事では、赤ちゃんの発熱に関する考え方を、疑わしい病気や緊急性などに関して、小児科医がどのように考えているかをご紹介したいと思います。 発熱とはそもそも発熱とは何度以上の体温のことを言うのでしか? 基本的に医学的には37.5度以上の体温を発熱と考えますが、こども(特に乳幼児期)はもともと平熱が高い子が多く、36度台後半くらいの人が多いので、もちろん状況にもよるのですが、実際には38度以上を注意すべき発熱と考える小児科医が多いのではないかと思います。 生後2〜3ヶ月までの赤ちゃんは37度前後〜37度台前半が平熱です。しかもこの時期の赤ちゃんの体温は環境の温度に左右されやすく、部屋が暑かったり、授乳後や長く泣いていたり、くるんで寝て熱がこもったりすると、38度前後まで体温が上がってしまうこともあります。 ただ38度以上の体温は原則発熱と考えて良いと思います。明らかに部屋が暑かったり、うつ熱のせいかなと思ったら、少し涼しくして、30分後くらいに体温をまた測ってみましょう。それで解熱するなら環境の温度の影響もあるかもしれません。 体温が上昇してくるときには手足が冷たくなることがしばしばあります。体温は38度以上なのに手足が冷たいという場合には、まだ体が体温を上げようとしている場合が多く、さらに熱が上がる可能性が高くなります。参考にして下さい。 他に症状がないかも確認してください。発熱以外の風邪症状はないか?発熱する前は元気にしていたか?食欲はあったか?なども重要です。 こどもの発熱は月齢、年齢によって疑う感染症が違うこどもの発熱の理由でダントツ多いのは風邪などのウイルス感染です。

  • DOHaDとは わかりやすく

    DOHaDとは わかりやすく

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  • 未熟児は慢性腎臓病になりやすい!将来透析が必要な事態を回避するために注意すべき3つのこと

    未熟児は慢性腎臓病になりやすい!将来透析が必要な事態を回避するために注意すべき3つのこと

    未熟児(早産児や低出生体重児)は、将来大人になるに従ってさまざまな病気になりやすいことがわかっています。 慢性腎臓病もその病気のひとつです。 早産児や低出生体重児の一部では、小児期にすでにこの慢性腎臓病を発症してしまい、その後は薬を飲み続けなくてはいけない人もいるくらいなのです。 本記事では、未熟児が慢性腎臓病を悪化させないために注意しなくてはいけない3つのことを紹介します。 慢性腎臓病とは 慢性腎臓病は腎臓の機能が少しずつ悪くなっていく病気です。基本的に腎臓の機能は加齢とともに悪くなっていくものなのですが、これが寿命よりずいぶん早く損なわれていき、腎臓の機能を果たせなくなってしまいます。 腎臓の機能は尿をつくることです。尿をつくることにより、体の中の老廃物を尿の中に排泄したり、いらない水分やミネラルの調整などもおこなっています。そのほかにも、腎臓では赤血球を作るホルモンを分泌したり、骨をつくるビタミンDの機能を活性化させる働きもあり、大変重要な臓器です。 腎臓の尿をつくる機能の単位を「ネフロン」といいます。腎臓はこの「ネフロン」がたくさん集まってできており、ネフロン一つひとつが尿をつくる装置と考えてください。一つの腎臓当たり、このネフロンが約100万個あるといわれていますが、これには人種差や個人差も大きいことがわかっています。実際最近の研究では、日本人はこのネフロンが少ない傾向があることもわかっています。慢性腎臓病では、このネフロンが少しずつ抜け落ちて少なくなっていくようなイメージで考えるとよいと思います。ネフロンが少なくなった結果、残ったネフロンが頑張って尿を作らなくてはいけないので、負担がたまって限界を超えるとまたネフロンが減っていくような悪循環に陥っています。そして一度失われたネフロンを増やす手立ては現状ではないことが大問題です。

  • 稀ではない赤ちゃんの頭蓋内出血

    稀ではない赤ちゃんの頭蓋内出血

    分娩時に自分の赤ちゃんに頭蓋内出血が起こってしまったとしたら…皆さんどのように感じるでしょうか。 「私に何か悪い事があったのかな」とか、「分娩の時の産婦人科医や助産師さんの対応が良くなかったのかもしれない」とか考えてしまう人もいるかもしれません。 少なくとも、多くの人が「なんて運が悪いんだ」とか「なぜ私の子にそんな事が…」とその不運を嘆く事でしょう。 たしかに時にはお母さんや赤ちゃん側に何か原因があって頭蓋内出血が起こることもありますし、産科スタッフが最善の対応をとれなかったことが発症に関係する事例もあるかもしれませんが、そのような事例は決して多くはありません。 生まれてくる時に生じる赤ちゃんの頭蓋内出血のほとんどは、普通の分娩でも生じてしまうものなの です。 本記事は、分娩時に赤ちゃんに生じる頭蓋内出血について、小児科医の立場から一般的事項を紹介したいと思います。 頭蓋内出血の種類頭蓋内出血とは、脳実質内出血(脳出血)や脳室内出血、クモ膜下出血、硬膜下出血などを指して使用される言葉です。基本的に出血する場所によって呼び方が変わりますが、全て頭蓋内(頭蓋骨の内側)に生じた出血で、脳や脳の周囲に起こる出血ですから、重症なイメージがあるのではないかと思います。 実際に、脳実質内出血(脳出血)なら直接的に脳に何らかのダメージが生じるリスクが多分にありますし、脳室内出血やクモ膜下出血の場合、水頭症などの合併症が引き起こされる可能性もあります。また、硬膜下出血は脳自体の出血ではありませんが、血腫が脳を圧迫することで脳障害のリスクにつながりますから、やはりどれも重症であることに間違いはありません。 赤ちゃんと大人の頭蓋内出血の違い分娩時に赤ちゃんの生じやすい頭蓋内出血は、一般に大人で認められる頭蓋内出血とは異なっています。 大人の頭蓋内出血の多くは動脈性の出血であることが普通ですが、赤ちゃんに生じやすい頭蓋内出血は基本的に静脈性の出血なんです。 例えば、大人でくも膜下出血というとかなり重症です。 原因は脳動脈瘤であることが多く、これが破裂して出血するので、救命のためには手術で止血する必要があります。 それに対して赤ちゃんのくも膜下出血は静脈性の出血なので、手術を要するというようなことはほぼありませんし、自然とよくなることがほとんどです。

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