かつて「残念ダービー」などとも言われていたこのレース、今では3歳重賞唯一のハンデ戦となったこともあり、ますます力関係の判断と取捨が難しくなっているように思います。 今回、重賞勝ち馬は1頭、毎日杯を制したランスオブプラーナだけですが、ヒシイグアス、ディキシーナイト、ブレイキングドーンらが参戦しており、レベル的には決して低くはないようです。 ハンデは重賞勝ち実績のあるランスオブプラーナが57キロでトップ。 オープン勝ち、G2での3着があるディキシーナイトが56キロで続いています。 最軽量は牝馬サヴォワールエメの51キロとなっています。 では、ここからは予想に行ってみます。 ラジオNIKKEI賞 予…
夏のスプリントシリーズとして函館スプリントステークスに続く第2戦として行われるCBC賞。 先日の禁止薬物検出問題で大量に除外馬が出た影響はここにも現れており、タマモブリリアンがこちらへと回ってきています。 ハンデ戦のこのレース、トップハンデは高松宮記念を制しているG1ホース、セイウンコウセイで58キロ。昨年の覇者であるアレスバローズが57.5キロで続いています。 実績で言えば同コースで高松宮記念で2回の連対実績を持つセイウンコウセイが断然の存在にはなりますが、2走前まで大敗続きだったこともあって「人気馬の一角」という評価となりそうですね。 では、予想に行ってみましょう。 CBC賞 予想 ◎ ビ…
上半期はリーディング上位の種牡馬達についてデータを掲載していましたが、下半期は騎手についてのデータを掲載していきます。 初回は長年に渡って日本競馬を牽引してきた第一人者でもある武豊騎手です。 データは2015年より2019年6月23日までとなります。 武豊騎手 1969年3月15日生まれ、現在50歳。 栗東所属 フリー 父は元騎手、元調教師の武邦彦。 弟に現JRA調教師の武幸四郎。 既に前人未踏の通算4000勝を挙げ、JRA歴代最多勝記録を更新中など数々のJRA記録を保持する日本競馬史上最高の実績を誇る名手として知られる。 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値 武豊 4…
先日、イギリスのG1、プリンスオブウェールズステークスに出走、6着となっていたディアドラが、このまま現地の滞在を延長し、8月1日にグッドウッド競馬場で行われる牝馬限定G1、ナッソーステークス(芝1980m)への出走を目指すことが明らかになりました。 ディアドラは中山記念出走後、ドバイターフ、クイーンエリザベス2世カップ、プリンスオブウェールズステークスと国外のレースを走り続けており、このナッソーステークスは転戦4戦目となります。ディアドラを管理しているのは橋田満調教師。 これまでにサイレンススズカやアドマイヤグルーヴ、アドマイヤコジーン、アドマイヤマックスなどを管理しており、栗東でも有数の実績…
一昨年の牡馬クラシック競走の勝ち馬3頭が勢ぞろいするなどなかなかの好メンバーが集った今回の宝塚記念。 このレースを制したのは紅一点のリスグラシューでした。 宝塚記念 レース総括 スタートで大きく出遅れた馬はなく、最内枠のキセキが逃げようとするもなかなか加速が付かずに鞍上の川田騎手が激しく追い続け、他に先手を取ろうとする馬もいなかったため、何とか先頭を確保。 これに続く形でスティッフェリオ、リスグラシュー、アルアインらが追走。 行きっぷりの良くないキセキでしたが、川田騎手が懸命に促して1馬身強のリードを作って1コーナーへ。 一方、楽な手応えでリスグラシューがこれを2番手で追走。 アルアイン、スワ…
早いもので2019年上半期のG1レースもこの宝塚記念で終了します。 宝塚記念と言うと他の古馬中長距離G1と比較して手薄な顔触れになることも少なくなく、なかなかG1で勝てなかった馬がここでタイトルを手にするということも少なくないレースとしても良く知られていますが、今年は12頭とそれほど頭数自体は多くないものの、一昨年の牡馬クラシックの覇者が全て揃うなど、G1勝ち馬が6頭出走するというなかなかの好メンバーとなりました。 宝塚記念 レース予想 ◎ キセキ 〇 レイデオロ ▲ スワーヴリチャード キセキ 前走大阪杯では昨秋のように逃げず、エポカドーロに先手を譲っての競馬で、粘り込みを図るも僅かにアルア…
※ 禁止薬物検出による除外が発生したため、ロードグラディオは除外となりました。6月16日、日曜日の東京メインは3歳限定のダートマイル戦、G3のユニコーンステークスが行われます。 このレースで好走した馬が後々に古馬重賞戦線で活躍することも多く、昨年はルヴァンスレーヴが圧勝し、その半年後には南部杯、チャンピオンズカップを制したのは記憶に新しいところでもあります。 今年は1か月前に青竜ステークスで、1、2着した2頭、デュープロセスとデアフルーグの2頭が注目を集めています。 また、全日本2歳優駿を制しているノーヴァレンダやニュージーランドトロフィを制しているワイドファラオも出走とかなりの好メンバーが集…
今週の東京メインは3歳限定のダートマイル戦のG3、ユニコーンステークス。 例年、このレースで上位に入線した馬の多くが後にダート戦線を代表するような活躍を見せることも少なくないレースとなっています。 レースのレベル的には既にG2にすべきところには十分に達しているように思います。 しかし、中央競馬に於ける3歳限定のダート重賞はこのユニコーンステークスと夏季に行われているレパードステークスの2レースだけとなっています。 また、2歳戦に至っては中央競馬のダート重賞は1つもありません。 そもそも、こうしたダート路線の番組編成は現状の形でいいのでしょうか? 日本の競馬は規範としたのがイギリスを代表する芝競…
アメリカ3歳3冠レース最後の一戦、ベルモントステークスが日本時間で9日朝に行われます。 今年のこのレースには日本からマスターフェンサーが出走を予定しており、JRAでも馬券の発売が行われています。 かつてUAEダービーを制したことでアメリカ3冠レースへと挑んだラニがこのレースにも出走、3着と健闘を見せたのはまだ記憶にも新しいところです。 ベルモントパーク競馬場のダートコースの質は日本のものに近いと評する関係者もおり、実際に出走したのはラニ1頭だけながら、これまでにエピカリスやカジノドライヴが挑もうとしたレースでもあります。 短中距離を主とする北米のダート戦線の中にあって2400mの距離は現地でも…
2か月続いてきた春の東京開催。 芝馬場のあまりの高速振りに様々な意見が飛び交う開催ともなりましたが、それもこの日曜日で一旦終了します。 ここではメインレース、G3エプソムカップの予想を行っていきます。 尚、ソウルスターリングが左前脚の跛行により枠順確定後に出走を取り消しています。 では早速、レースの予想を。 エプソムカップ レース予想 ◎ プロディガルサン 〇 レイエンダ ▲ アップクォーク △ ミッキースワロー ◎ プロディガルサン とにかく勝ち味に遅いこの馬だけに勝ちきれるのかという点に於いては怪しいところなのですが、既に重賞でも幾度も好勝負をし、1600万下降級以降は12戦して10戦が3…
東京競馬場の芝コースは早いタイムが出やすいことでも良く知られるところですが、今年はひときわその傾向が顕著になっており、日本レコードクラスのタイムがいくつもマークされていました。 非常にスピードが出やすく、なかなか前が容易に止まらない印象を少なからず関係者やファンに印象付けていたと思いますが、実際にデータで検証してみようと思います。 2019年4月20日~6月2日 東京芝コース位置取り別成績 そもそも日本の競馬は前に行けた馬は総じて好成績に繋がる傾向がありますので前に位置した馬が好結果を残しているのはある意味「当たり前」であるということも踏まえて数字を見てもらえたら良いかと思います。 では続いて…
先日、人気薄ながらも日本ダービーを見事に制したロジャーバローズの凱旋門賞への参戦が明かされました。日本ダービーを勝ってすぐにオーナーからは秋は菊花賞ではなく、凱旋門賞へ挑みたいという意思が示されており、それに応えた形となったようです。 また、菊花賞、天皇賞(春)を制して、最強ステイヤーとしての立場を確立したフィエールマンもまた、凱旋門賞への参戦に名乗りを挙げました。 一方、アーモンドアイはドバイターフ制覇後に凱旋門賞への参戦プランを取り消し、秋の国内参戦が濃厚となっており、サートゥルナーリアもまた視野に入れていた凱旋門賞への遠征プランを白紙にしており、それらに代わる形となりますが、日本トップク…
結論から言うと不完全燃焼感の強いレースとなってしまった今年の安田記念、勝ったのはインディチャンプでした。 では、このレースの回顧を行っていきましょう。 レース回顧 スタートでアーモンドアイとダノンプレミアムが出遅れ気味の発馬。 その直後に大外16番枠のロジクライが急激に内に切れ込んできて外目の枠からスタートした各馬の進路を完全にカット。 アーモンドアイ、ダノンプレミアム、ペルシアンナイト、ロードクエストあたりは加速したいタイミングで引かざるを得ずに後方からの競馬に。 外での出来事をよそにレースを先導したのはアエロリット。 それを追う形でグァンチャーレが2番手追走、インディチャンプが3番手での追…
現役日本最強と目されているアーモンドアイの参戦で大きく注目を集めることとなった今年の安田記念。 復活を遂げたダノンプレミアムが順調に駒を進めてきたことで2強ムードとなっていますが、伏兵馬達も昨年の覇者モズアスコット、マイルチャンピオンシップの覇者ステルヴィオ、ペルシアンナイト、NHKマイルカップの覇者ケイアイノーテック、昨年の2着馬でNHKマイルカップを制しているアエロリット、天皇賞で2着のサングレーザー、大幅に力をつけてきたインディチャンプなど非常にレベルの高い馬達が揃っており上半期では最も注目度の高いレースとなりそうです。 レース予想 ◎ アーモンドアイ 〇 サングレーザー ▲ ステルヴィ…
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