今週より始まる阪神開催の初日のメインレースは伝統の重賞、鳴尾記念が行われます。 今年は9頭と少頭数となりましたが、比較的若い有力馬が多く、今後に繋がってくる可能性も感じさせる顔触れとなっていますね。 では、早速予想に行ってみましょう。 レース予想 ◎ ノーブルマーズ 〇 タニノフランケル ▲ ブラックスピネル △ ギベオン ノーブルマーズ 休み明けとなりますが、天皇賞への出走プランがあったこともあり、今回はしっかりと乗り込まれていて仕上がりは悪くないように感じられます。 また、比較的暖かい時期の方が高いパフォーマンスを見せているように感じられます。 時計勝負となるとどうかという不安はありますが…
ここまで昨年の種牡馬リーディング14位まで掲載してきましたが、今回はリーディング18位となったヴィクトワールピサを紹介します。 血統 父は皐月賞、日本ダービーのクラシック2冠を制したネオユニヴァース(父サンデーサイレンス)、母はフランスやイギリスの重賞を制し、G1でも善戦していたホワイトウォーターアフェア(父マキアヴェリアン)。 半兄に安田記念を制したアサクサデンエン(父シングスピール)、天皇賞(秋)2着のスウィフトカレント(父サンデーサイレンス)を持つ良血馬。 サンデーサイレンス系ながらも全体に欧州色の濃い血統となっており、凱旋門賞に挑んだのも頷ける血統となっています。 経歴 デビュー戦では…
戦前より3強の戦いとの評判だった今年のダービー。このレースを制したのは単勝93.1倍の人気薄ロジャーバローズでした。 個人的な話で恐縮ですが、予想記事で3強に◎、〇、▲を打ち、△評価としてロジャーバローズとクラージュゲリエの名を挙げておいて、馬券は外してしまったのが何とも歯痒い思いでした…。 レース総括 チャカついていたサートゥルナーリアが立ち上がるような発馬で出遅れてのスタートに。メイショウテンゲン、レッドジェニアルも出遅れ気味のスタートに。 戦前の予想通りに最内のロジャーバローズが先頭を窺うところを外からリオンリオンが気合をつけて先頭を奪いに行く展開に。 1コーナーまでに気合をつけられたリ…
このレースはJRAプレミアムということで馬連の配当が通常よりアップします。 是非、馬連で狙いたいところですね。 尚、1月のシンザン記念より始まった3歳重賞の馬連払戻金5%アップですが、今年は今週で終了となります。 では、早速予想に行ってみましょう。 葵ステークス レース予想 ◎ ドゴール 〇 ジャカランダシティ ▲ ディアンドル △ アズマヘリテージ △ ホープフルサイン △ アスターペガサス ◎ ドゴール 自身は中距離で鋭い斬れを見せたサクラプレジデントですが、種牡馬としては比較的短い距離で活躍する産駒も出しています。ここまで1400~1600に使われてきた同馬ですが、1200でもやれるだけ…
5月26日は日本ダービーこと東京優駿が行われます。 日本の競馬界に於いて最高の栄誉とされるこのレース、3年前に生を受けたサラブレッドの頂点を競う一戦となります。 では早速予想から。 日本ダービー レース予想 ◎ ヴェロックス 〇 ダノンキングリー ▲ サートゥルナーリア ◎ ヴェロックス 皐月賞では直線でサートゥルナーリアと激突してバランスを崩しかけながらも持ち応え、サートゥルナーリアを最後まで追い詰める走りを見せました。 種牡馬としてのジャスタウェイの適性がまだ十分に明らかになっていないだけにこの2400mに於いて問題なくこなせるだけの持久力があるかはまだ定かではないのですが、母のセルキスは…
日本人騎手を圧倒する活躍を見せ続ける外国人騎手達。 騎乗馬が良いから良い成績を残せるんだ、との声も時に聞かれますが、オーナー達やプロである調教師達がその技術を評価しているからこそ良質な騎乗馬が集まる側面もあります。 そんな外国人騎手達の成績から彼らの実力を探ってみましょう。 データは2010年1月から2019年5月19日までとなっています。 短期免許外国人騎手成績 この期間内に50回以上の騎乗をした短期免許外国人騎手は総勢41名。 「意外に多い」と感じた方も少なくないかと思います。 その中での複勝率の上位20名が上記の表となります。 騎乗馬の質でかなり成績は左右されてしまいますが、複勝率が30…
今年も日本の競馬に於ける最高峰、東京優駿こと日本ダービーが行われようとしています。 ここでは幾つかの観点から、「日本ダービー」というレースを考えていきます。 各種データは過去10年間のものを使用します。 日本ダービー施行条件 2019年5月26日(日) 15:40 東京競馬場 11レース 芝2400m Cコース 3歳牡・牝限定(国際) G1 定量 牡57㎏ 牝55㎏ 1着賞金 2億円 2着8000万円 3着5000万円 4着3000万円 5着2000万円 コースレコード 2:20.6 アーモンドアイ レースレコード 2:23.2 ドゥラメンテ フルゲート18頭 種牡馬別成績 ここでは5回以上の…
桜花賞と並び牝馬G1としては最高の格を誇るオークス。 そんな今年のオークスをレースレコードで制したのはリアルスティールの全妹、ラヴズオンリーユーでした。 これでラヴズオンリーユーは4戦無敗。 また1頭、将来が楽しみになる馬が現れました。 まず、最初にこのレースの200m毎のラップタイムを見てみましょう。 12.5-10.9-11.7-11.9-12.1(1000m通過59.1) 12.2-12.3-12.2-11.7-11.4(2000m通過1:58.9) 11.6-12.3(2:22.8) 凄くざっくり言うとやや早めのペース、と言っていいかと思います。 こういったペースとなったのにはいくつか…
19日は東京競馬場でオークスが行われます。 そもそも牝馬のクラシックレースというものは桜花賞とこのオークスの2戦だけとなっており、牝馬にとっては桜花賞と並び、最高の栄誉が得られるレースと言っても過言ではないでしょう。 因みにこのオークス、正式には優駿牝馬という名称となっています。 「オークス」と言うのは1965年より付けられている副称となっています。 まあ、こういった副称が一般的になってしまうことは他でも見られるもので、フランスではオークスはディアヌ賞、ダービーはジョッケクルブ(アメリカ風に言うとジョッキークラブ)賞というのが本来の名称だったりします。 厳密に言えば「オークス」というのは本場イ…
こんにちは、ゆ~じ~です。 今回、タイトルにもあるように自ら購入した馬券がオッズにどの程度影響を与えることになるのか、というのを検証してみます。数字が苦手な方はごめんなさい。 恐らく、普段JRAの馬券を購入している方の大半はそんなことを考えて馬券を購入することはないものと思います。 しかし、この世の中には馬券で大きな利益を得ている、いわばプロ馬券師というべき人が存在しています。 恐らくそうした方はその殆ど自らが購入する馬券がオッズに与える影響を考慮しながら馬券を購入しているものと思われます。 JRAの馬券は券種毎に売上総額の一定割合を的中者に配分するというものです。 例えば単勝ならば通常、売上…
2019年に初年度産駒がデビューを迎える新種牡馬達について引き続き触れていきます。 マジェスティックウォリアー 父 エーピーインディ 母父 シーキングザゴールド 産駒数 90頭 2歳時に米ホープフルステークスで最後方からの追い込みを決めて優勝するもそれ以降は凡走を続け、僅か7戦で引退してアメリカで種牡馬入り。 その初年度産駒からCCAオークスなどG1で4勝を挙げたプリンセスオブシルマーが登場しています。 日本でも輸入された産駒からマイルチャンピオンシップ南部杯を連覇したベストウォーリアが出て、日本へと輸入されることに。 ミスプロ系牝馬にエーピーインディの配合は「ザ・アメリカ」といった印象です。…
今年も間もなく新たな2歳馬達が中央競馬にてデビューの時を迎えます。 そんな中、初年度産駒をデビューさせる新種牡馬達。 特に新種牡馬というのは翌年の種付け動向に大きな影響を与えてくるため、生産、育成の場に於いても早くから結果を出すことを求められてくることから、比較的早い時期から活躍する馬を出してくることが少なくありません。 POGをやっている方にとっても重要なチェックポイントでもある新種牡馬について触れていくことにします。 キズナ 父 ディープインパクト 母父 ストームキャット 産駒数 182頭 ディープインパクト産駒らしい豪快な差し脚を武器に日本ダービーなど5重賞を制した逸材。フランス遠征では…
まずこのレースの勝ちタイムが1:30.5。 問答無用の日本レコードがマークされたこのレース。 非常に早い時計が連発していた今の東京競馬場芝コースの馬場状態とアエロリットの強烈な逃げによって作り出されたラップは凄まじいものとなりました。 1000mの通過タイムは56.1。 これはコーナーのある芝1000mの日本レコードを上回るタイム、続く1200mの通過タイムが1:07.3。 これほどの超高速ラップを刻んで尚、ラップは大きく落ちることなく1400mの通過タイムはこれまた芝1400mの日本レコードを上回る1:18.8という破格のタイム。 この日は条件戦でも古馬G1に匹敵するかのようなタイムが計時さ…
今のG1レースの中では比較的新しいレースでもあるヴィクトリアマイル。 …とは言え、2006年から既に13回行われ、レースとしての傾向も現れてきています。 斬れを身上とすることの多い牝馬戦だから…というわけでもないのかもしれませんが、全体にやや遅めの流れになることが少なくなく、レースの平均上がりタイムは34.45、勝ち馬の上がりは平均で33.64とある程度の瞬発力は求められるレースともなっていますね。 今年のメンバーを見てみると、かなり人気が分散していて非常に難解な状況となっていますね。 実績的に見るとラッキーライラック、ソウルスターリング、アエロリット、レッツゴードンキとG1馬も十分に顔を揃え…
明日は京王杯スプリングカップ。 この芝1400mというのは何とも微妙な距離で、この距離で急にパフォーマンスを上げてきたりする馬なんかも良く見られ、マイルG1勝ちのあるような実力馬がいともあっさり敗れたりもしています。 また、スプリンターがスピードに任せて押し切ってしまうことも度々見られ、難しい側面のある距離でもあります。 で、明日のメンバーを見てみると、確たる実績を持つ馬の姿はなし。 上位人気も比較的割れている状況です。 その中で藤澤厩舎はタワーオブロンドン、サトノアレス、スターオブペルシャの3頭出しとなりますね。 また、比較的短い距離ということもあって大型馬が多く集まっており、前走500キロ…
今回はマンハッタンカフェを。 2015年8月に17歳で病気のためにこの世を去ってしまっているこの馬、今年の3歳世代がラストクロップとなります。 父はサンデーサイレンス(その父ヘイロー)、母はロウソサイエティ産駒のサトルチェンジという血統。半兄にオールカマーを制したエアスマップ(父デインヒル)がいます。 早くから父サンデーサイレンスに良く似た馬体で評判になっていたマンハッタンカフェでしたが、デビューはやや遅れて3歳になってから。 そのため、春のクラシックには間に合わず1勝を挙げただけでしたが、夏の札幌で短期休養から復帰。復帰初戦は何と46キロの馬体重増で出てきて快勝、続く1000万下特別でも難な…
2017年のジャパンカップを制するなどの活躍を見せているシュヴァルグランが英国競馬の最高峰のレースの1つとして知られるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスへの遠征を行うとの発表がなされました。元々、昨年の有馬記念を最後に引退、種牡馬入りという予定だったシュヴァルグランでしたが、これを撤回し、現役続行していました。その現役続行の理由として、2019年に海外へと挑む、というプランが明かされています。3月のドバイシーマクラシックに出走したシュヴァルグランは3頭遠征した日本馬の中では3番手という前評判でしたが、レースではしぶとい伸びを見せてオールドペルシアンの2着と日本馬最先着を果たしてい…
今回取り上げるのはゴールドアリュール。 2017年2月に18歳でこの世を去ってしまっており、今年の2歳世代が最後の世代となります。 この馬について簡単に記すなら近年での日本最高のダート種牡馬、という表現となるかと思います。 日本の競馬史に於いて現役時にダートを主戦場にしていた馬でこれだけ種牡馬として活躍を見せた馬というのはいない、という意味では非常に貴重な存在であると思います。 父は日本競馬史上最高の種牡馬として歴史にその名を残すサンデーサイレンス(その父ヘイロー)、母はヌレエフ産駒のニキーヤ。 半弟に根岸ステークスを制しているゴールスキーがいる血統となっています。 サンデーサイレンス産駒とい…
まず、5日朝に行われた北米競馬の最高峰ケンタッキーダービーについて触れていきましょう。アメリカ、チャーチルダウンズ競馬場で行われたケンタッキーダービー。 今年、日本からは指定されたレースでのポイント上位ということでマスターフェンサーがこのレースへと挑むことになりました。世界的にも非常に高い権威を持つこのレース、ドバイのモハメド殿下がナドアルシバ競馬場を建設した際にメインのコースにしたのが、このチャーチルダウンズと同じダートを使用したダート2000mというのが如何にこのレースに憧れを持っていたかが現れるエピソードとなっています。かつてこのレースへの日本馬の遠征はあるものの当然のように勝った馬はな…
「令和」最初のG1となったNHKマイルカップ、この1戦を制したのは2番人気のアドマイヤマーズでした。 その一方で断然人気に推されていた桜花賞馬グランアレグリアは直線でダノンチェイサーの妨害をしたことで5着へと降着となり、鞍上のルメール騎手は16日間の騎乗停止処分となり、オークスやダービーに騎乗出来なくなるなど明暗が分かれる結果となりました。 では、このレースについて振り返ってみましょう。 前日午後に強烈な雹が降るなどしてレースの開催が途中で中止される程の悪天候に見舞われた東京競馬場でしたが、当日の天候は良好で心配されていた馬場の状態は順調に回復、結果的に良馬場で行われました。 スタートでは大き…
90年代前半、当時の円高に乗じて数多く輸入された外国産馬。 特にアメリカのトレーニングセールで買われてきた馬達はその性質上、仕上がりが早く、卓越したスピードを持つ馬が多かったことから3歳クラシックシーズンに於いても比較的短い距離では内国産馬を圧倒。 当時の2~3歳の短距離路線の水準を大幅に持ち上げた原動力となっていました。 しかし、当時は外国産馬の出走出来るレースは限られており、3歳クラシックもその例外ではなく、高い能力を持ちながらも目指すべき大レースがない、という状況から日本に於けるセントジェイムズパレスステークスに該当するようなレースの必要性が強く求められ、そうした中でダービートライアルの…
昔からの競馬ファンは段々と芝馬場のタイムが早くなってきているのを実感されている方も少なくないかと思います。 昨年のジャパンカップではアーモンドアイが芝2400mで2:20.6という桁外れのタイムをマークするなどしており、一体どこまで高速化が進むのかという懸念を持つ方も多数いるかと思います。 かつては芝2000mで2分を切るということが1つのステータスにさえなっていたものですが、今では2歳馬ですら2分を切っても誰も驚かなくなっています。 実際に芝コースのタイムは明らかに早くなっていると言っていいかと思います。 そして、こうした早いタイムやレースでの故障馬が出る度に必ずと言っていい程に出てくるのが…
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