chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ロジカルノーツ https://www.logical-notes.com/

これからの人たちに必要な論理的表現力や英語4技能のあり方を追求。「何を伝えるか」を考えるサンプルとして、さまざまな寄稿者の体験記も紹介しています。

社会が大きく変わっていく中で、これからの人たちに求められる力は何でしょうか。この答として、ロジカルノーツでは「自分の言葉でものを伝える力」を提案したいと思います。初対面の人に向けて、文化的前提を異にする人に向けて、借り物の言葉ではなく自分の言葉で「私はこのように考えている」と言うこと。このための鍵となる論理的表現力のあり方について考えてまいります。

ロジカルノーツ
フォロー
住所
北区
出身
大阪府
ブログ村参加

2018/11/15

arrow_drop_down
  • 「とある(元)キリスト教教会関係者」の近況

    以前、本サイト上で多くの寄稿をしてくださった「とあるキリスト教教会関係者」。 コロナ禍でのイタリア留学という特殊な体験を経た現在の状況について語ってもらいました。 最後にロジカルノーツに記事を書いてから3年以上が経ってしまった。 読者の方には既に忘れられた存在になってしまっただろう。お時間のある方は、「あぁ、こんな人いたな」と思いながら前の記事を読んでもらえたらありがたい。 www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.com w…

  • 英語講師修行期|大学教材も書いている英語講師の学習歴(7)

    25歳、若手英語講師のぼくの修行が始まりました。 当時のぼくは、高校生の時から通っていた地元の塾で講師として働きながら、英語専門予備校の師匠に弟子入りしました。 www.logical-notes.com 初めは師匠の授業見学からスタートです。英語講師としての勉強ももちろんですが、同時に英語学習者としても大変勉強になりました。自分の知らないことばかりでした。 挨拶活動が転機に 以前にもこのシリーズのどこかで書いたように、ぼくは人見知りです。仲が深まればいろいろな話をできるのですが、初めて会った人とフレンドリーに接することが苦手です。別にこの性格がダメだと思っていたわけではありませんが、少しでも…

  • 教育実習と英語専門予備校採用試験|大学教材も書いている英語講師の学習歴(6)

    「英語を教える仕事」に就くために 留学生活を終え、大学生として最後の一年を過ごすことになりますが、すぐに留学前にお世話になっていた塾に英語の講師として復帰することになります。 www.logical-notes.com www.logical-notes.com 大学4年生ですから、就職活動をしながらゆっくりと大学生活を終えていくのが普通かもしれません。しかしながら、ぼくの場合はそうはならず、卒業のために取得するべき単位も結構残っていたために、しっかりと大学で勉強をし、就職活動には参加しませんでした。 この時点で、ぼくは「英語の先生」になることを決めていたのです。 「英語を教える仕事」といった…

  • 英国マンチェスター留学時代|大学教材も書いている英語講師の学習歴(5)

    大学生になり本格的な英語の学習を始めたぼくは、この時期になってようやく英語が好きになり始めていました。英語そのものが好きであると同時に、英語学習を通じていろいろな知識を身につけていくことが好きになり始めた、と言った方がより正確かもしれません。 www.logical-notes.com 新しい知識を身につけ、それを授業という形で学生たちにアウトプットすることでさらに自分の理解が深まる。 大学生のアルバイト英語講師の立場ながら、何かを学ぶ上で一つの理想的な環境に置かれていたと思います。 イギリス留学を決意 大学3年生も終わりを迎え、留学を決意しました。行き先は英国です。大学2年生の夏休みに3週間…

  • 塾講バイト時代|大学教材も書いている英語講師の学習歴(4)

    大阪外国語大学(現在の大阪大学外国語学部)に入学し、専攻言語であるスウェーデン語の勉強が始まるわけですが、ぼくの関心はそちらには向きませんでした。 www.logical-notes.com 高校生の時に通わせてもらっていた、家の近所にある塾から「アルバイトとして個別指導で高校生に英語を教えないか」というオファーをもらい、何気なく「英語の先生」を始めました。結果として、このアルバイトがぼくの現在の英語講師業につながることになりました。 そして、大学4年間のほとんどが「英語の先生」としてのぼくに注がれることになります。 説明するために学び直す それまでの英語学習で「受験英語」をほとんど独学で勉強…

  • 大学受験勉強期|大学教材も書いている英語講師の学習歴(3)

    ここでしか学べないもの 高校三年生になると、希望する進路を定めなくてはいけません。 ぼくの通っていた学校は国公立大学合格至上主義で、私立大学を受験することは認めないような雰囲気でした。幼きぼくはその考え方に洗脳されていたので、志望大学は国公立大学からしか選ぼうとしません。 さらに、当時思考の偏っていたぼくは「日本で唯一ここでしかできないことが学べる学校にしか行く意味がない」と考えていました。 当時のぼくの思考に基けば、例えば経済学を学ぶなら東京大学にしか行く意味がない、という考え方でした。「偏差値で言えば最上位である東京大学の経済学部に進学する以外、その他の大学の経済学部に進学する意味などない…

  • 大学受験まで|大学教材も書いている英語講師の学習歴(2)

    ロジカルノーツAdministratorの鈴木順一です。 英語講師をしています。 塾・予備校でのレッスンのほか、高校や大学で授業をしたり、各種試験を作成したりと、言わば「英語のプロ」として働いています。 本もいくつか書いており、「Integrated Skills for the TOEFL iBT®」松柏社(2017)、「TOEFL® iBT Reading Kindle Edition」国際表現力開発推進センター(2019)、「PRACTICAL EXERCISES FOR THE TOEIC® L&R TEST」松柏社(2021)は共著で出しました。 単著の「一気に攻略TOEFL ITP…

  • なぜ英語を学ぶのか|大学教材も書いている英語講師の学習歴(1)

    何かを学ぶことは果てしないことであり、殊更に英語学習にその際限はないように思うことがあります。 ぼくは現在、英語講師を仕事にしています。英語を学び始めて30年近くが経ちました。自分自身英語を教える立場でありながら学ぶ立場でもあり、果てしない勉強を重ねることは時に苦痛でもあります。 ぼくが教える学生たちには特定の目的があって授業を受けているわけで、彼らにはとりあえずの英語学習のゴールがあります。しかし、ぼくの英語学習には終わりがありません。 「自分は何を目的に英語を学んでいるのか?」 そう思うことがあるほどです。 英語を学ぶ理由 英語を学ぶ理由は人によって様々であると思います。 受験で英語が課さ…

  • 受験に臨む方々へのメッセージ|4浪目の受験ドキュメンタリー(13)最終回

    元大学受験生のIです。 高校卒業後、2年間の予備校生活を経て、2年間の宅浪生活をし、この間に受験自体を諦めたこともありましたが、今春から大学に通って勉強をしています。 振り返ってみれば、この4浪目の生活は、僕にとって大きな試練でした。精神的にもどん底を味わい、生きる気力を失った時期もありました。責任感を持って取り組むと約束したこの「4浪目の受験ドキュメンタリー」を中断してしまったこともあります。本当にいろいろありました。 「4浪目の受験ドキュメンタリー」を始めた頃、このサイトを管理している吉崎先生からは次のように言われました。 「公開した記事を読んでくれる人がいる。その人も君みたいに悩んでる人…

  • 受験結果と総括|4浪目の受験ドキュメンタリー(12)

    大学受験生のIです。 4浪目の僕の受験が終わりました。4月からは、「学費免除の特待」をいただけた某私立大学に進学します。 合格した大学の中には、いわゆる偏差値カテゴリでより上位のところもありました。 それはそれでありがたいことではあるのですが、そういった偏差値的価値観に人生を左右されるのではなく、「どのような大学生活になるのか」を具体的にイメージして進学先を決めました。そして、設備やカリキュラムを比較し、また、現時点の僕を最も評価してくれた大学に身を置くのが最善だと判断しました。 いろいろありましたが、4浪目にしてようやく受験から卒業することになりました。 「結果に満足か?」と言われるとそうで…

  • いろいろありましたが「共通テスト」を受けました|4浪目の受験ドキュメンタリー(11)

    大学受験生のIです。 まずは不義理をしてしまったこと、この場をお借りして謝罪させていただきます。 なぜ「4浪目の受験ドキュメンタリー」が中断してしまったのか。この点について、お話させていただきます。 年齢についての不安が最大化 結論を言うと、メンタル的に受験どころではなかったからです。 9月下旬あたり、いろいろなことが重なり、僕は、精神的な「どん底」期に陥ってしまいました。受験はおろか、あらゆる意欲がなくなり、なにも考えられない状態に。外出すらできない。 ぱったりと勉強できなくなり、ほとんどの時間を答えのでない悩み事に費やす日々。気持ち的に限界を迎えていた10月頭、吉崎先生とのミーティングをし…

  • 「英検」を使って、国公立大学一般選抜を有利にする

    【令和5年度国公立大学一般選抜】「英検」優遇措置 慎重にチェックしてはいますが、受験生の方は、各大学の要項を必ずご確認ください。また、その際には対象となる受検期間等の詳細もチェックしてほしいと思います。なお、特に断りがなければ、以下は、一般選抜(前期)の情報です。 【秋田大学】国際資源学部 国際資源学科 「英検」準1級:個別学力検査の英語を満点換算 (「TOEFL iBT 61」「TOEIC L&R 730」等も同じ) (令和5年度入学者選抜要項より) 【国際教養大学】国際教養学部 国際教養学科 「英検」準1級:大学入学共通テストの英語を満点換算 (「TOEFL iBT 72」「TOEIC L…

  • コロナ感染からの「受験断念」、からの再開|4浪目の受験ドキュメンタリー(10)9月上半期

    大学受験生のIです。 8月下半期に書けなかったので、久しぶりのレポートになります。 まずは、ここ1ヶ月で僕に割と大きな心境の変化があったので、そのことについてお話ししようと思います。 コロナからメンタルの崩壊 実は、8月の下旬に新型コロナを患ってしまいました。 8月の後半をほとんど療養に費やすことになりました。幸いなことに重症化はせず、下がらない微熱と倦怠感は長引きましたが、2週間ほどで元の体調に戻りました。 その後9月を迎えるのですが、そこで僕のメンタルが過去一番壊れました。 受験断念、相談、再び挑戦 原因はよくわかりません。 健全な心は健全な肉体に宿るじゃないですけど、40℃を超える熱が度…

  • 「メンタルの危機」のなかで考えさせられたこと|4浪目の受験ドキュメンタリー(9)8月上半期

    大学受験生のIです。 実は7月いっぱいは精神的に厳しい状態に陥ってしまい、今回、1カ月ぶりの「4浪目の受験ドキュメンタリー」となります。「7月下半期」の文章自体は作成していたのですが、管理者の吉崎先生と相談したうえで、いったん公開を見送ることになったからです。 まずは、公開するはずだった「7月下半期」についての文章を載せたいと思います。精神的に追い詰められていた時に書いたものなので、非常に感情的な文章です。その点は、ご了承ください。 感情的になった「7月下半期」 7月は勉強ができない日が続きました。正直限界を感じるところまでいって、精神的にかなりまいってしまい、受験どころじゃなかったです。でも…

  • 「受験生の孤独」との向き合い方

    こんにちは。 当サイト管理者の吉崎です。 主な仕事は、大学進学希望者を対象とする受験サポート。「現代文」などの学科をすることもありますが、基本的には「小論文」や「面接」を担当しています。いまのスタイルの生活になったのが2009年。気づけば、すでに干支をひと巡りしている状態になりました。 担当科目の特性もあって、少人数レッスンや個別指導がほとんど。そのため、仕事をしている時間の大半が受験生との会話。もう10年以上、そんな生活をしています。 今回、受験生の「孤独感」をテーマに私見をまとめてみようと思い、この文章を書いているわけですが、まずは、そのきっかけについて言及させていただきます。それは、当サ…

  • ストレスコントロールについて考える|4浪目の受験ドキュメンタリー(8)7月上半期

    大学受験生のIです。 前回の記事では夏以降の勉強計画を見直し、この7月上半期はそれを実行してみました。 www.logical-notes.com 09:00~12:00:【英検の対策】パス単、Z会速読英熟語、英検準一級英作文問題完全制覇 13:00~14:00:【古文・漢文・倫理政経】(科目は日替わりローテーション)共通テストの過去問、教科書 14:00~15:00:【物理・化学】(科目は日替わりローテーション)良問の風、宇宙一わかりやすい化学 有機編 15:00~16:00:【数学Ⅲ】黄チャート 16:00~19:00:【数学ⅠA・ⅡB】総合的研究 感想 6月以前の計画に比べ、1日あたりの…

  • 記録=転がり落ちないための安全網|4浪目の受験ドキュメンタリー(7)6月下半期

    大学受験生のIです。 英検の結果 先日に受けた英検の結果が返ってきました! 結果は・・・残念ながら、不合格でした。 正直、腕試しの意味合いも兼ねての受験だったので、受かるのは厳しいだろうとは思っており、さほどショックはなかったです。 内訳は、次の通り。 <Reading>26/41問(63%) 【大問1】12/25問:単語、熟語の用法問題 【大問2】06/06問:長文の空所補充問題 【大問3】08/10問:長文の内容一致問題 <Listening>09/29問(31%) 【Part1】06/12問:短い対話の内容一致 【Part2】03/12問:1トピックについての長文の内容一致 【Part3…

  • なにが足りないのかを知るためのテスト|4浪目の受験ドキュメンタリー(6)6月上半期

    英検準一級を受けました 大学受験生のIです。 もともと英語が苦手で、文章量が大幅に増えた共通テストに苦しめられ、2次試験でも英語で点数を落とし、2浪目の受験に失敗。3浪目の昨年度は、宅浪の厳しさを痛感し、受験を断念。いろいろな悩みや葛藤を経験し、再度、大学受験に挑んでいます。 この4浪目のテーマは、自分の弱みから逃げないこと。科目で言えば、英語を克服すること。 そんな僕は、今年度、英検準一級に挑戦すると決めました。 www.logical-notes.com これまで英検の勉強をしたことがありませんので、すぐに準一級のレベルに達することはないと思いながらも、十分に対策できるわけではないと理解し…

  • 足を引っ張るのは他人じゃなく、自分の認知の歪み|4浪目の受験ドキュメンタリー(5)5月下半期

    立ち直りました! 大学受験生のIです。 5月上旬に気持ちが落ち込み、5月上半期は勉強を進めることができませんでしたが、この下半期はおおむね計画通りに進みました。 09:00~12:00:英語(英検) 13:00~14:00:物理 14:00~15:00:化学 15:00~17:00:数学 英語は、午前中に決まった時間、勉強することができています。 理科は進捗が測りやすいこともあり問題なく進んでいます。なお、化学の教材は、西村能一・酒井俊明「化学頻出!スタンダード問題230選」駿台文庫(2014)を使うようになりました。 数学に関しては、取り組む中で少し早めに数学Ⅲに手をつけたい気持ちが出てきた…

  • 周りと比べてしまうデメリットを言葉にする|4浪目の受験ドキュメンタリー(4)5月上半期

    連休でペースが崩れました こんにちは。大学受験生のIです。 5月上半期の勉強レポートを公開する予定でしたが、今回はほとんど計画通りに進められませんでした。予定を何日か入れいていたこともあり想定はしていたのですが、二週目が気持ち的に一杯一杯になってしまい、勉強が進められませんでした。 ゴールデンウィークということもあり、家族との時間が増えたことが要因かと思っています。受験や進路のことで精神的に疲弊している身としては、辛いものがありました。どこか自暴自棄な気持ちになり、勉強から逃げてしまいました。 今後のために考察 上記の報告を吉崎先生にしたところ、「これから先、同じようなことは必ずあるから、どう…

  • 計画+実行+振り返り+記録→前に進む原動力!|4浪目の受験ドキュメンタリー(3)4月下半期

    大学受験生のIです。 一度は勉強から離れてしまった僕ですが、高校を卒業して4年目の今年、受験勉強を再開し、この場をお借りして、その記録を公開しています。 www.logical-notes.com 今回は、2022年4月下半期のレポートです。 当面の方針 英語:5月末の英検へ向けての対策 数学:7月末まで、ⅠAⅡBの教科書レベルからの基礎固め 理科:6月末まで、物理は全範囲、化学は理論分野の復習 7月以降に国語、社会の対策が加わるため、それまでに主要科目の基礎をおさえる予定です。受験は長期戦なので、無理をしすぎないように、火曜日~土曜日を勉強日と定め、日曜日を予備日、月曜日を休息日にしています…

  • 努力を可視化し、自分を応援する|4浪目の受験ドキュメンタリー(2)~4月上半期

    4浪目の大学受験生Iです。 僕は、高校卒業後、2年間は塾に通い、3年目の昨年度は「宅浪」し、結果としては「受験せず」に至りました。いろいろ悩み、落ち込み、どうしようもない不安感を覚えながらも、再度、大学受験に挑むことになりました。 www.logical-notes.com 前回の記事でもお伝えした通り、これから僕の4浪目の、2022年の受験勉強記録を随時公開します。 今回は「4月上半期まで」にやってきたことをまとめますが、その前に、「なぜ、受験勉強記録を公開するのか」について書きたいと思います。 自分のために 昨年度の「宅浪」生活の中で、僕は、生活等のペースをつくることができず、徐々に勉強か…

  • かつて「宅浪」の辛さから受験を諦めた僕の再挑戦|4浪目の受験ドキュメンタリー(1)

    ご挨拶と自己紹介 はじめまして。 大学受験生のIと申します。4浪目です。 僕は、高校を卒業した後、2年ほど塾で受験勉強に専念してきたのですが、なかなか結果に結びつかず、昨年度は心機一転、いわゆる「宅浪」というかたちを選びました。 そう決めたとき、塾の先生方は猛反対。それでも、成績自体は「あともう少し」という感じでしたし、いろいろな事情もあって「宅浪」にしました。 「宅浪」の厳しさを痛感 夏までは勉強できてたと思います。ですが、その後、生活等のペースもつかめず、また、受験のプレッシャーをひとりで抱え込むことになり、心はどんどん勉強から離れていってしまいました。 「ひとりで受験勉強をし続けるのは、…

  • 理学部卒業後の足取り ~みんな今なにしてる?~

    ロジカルノーツ読者の皆様、こんにちは。ひろっこりーです。 前回まで、3回にわたって生物学科での生活についてお話させていただき、やっと卒業までたどり着きました。いよいよ今回でこのシリーズはラストとなります。 www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.com そして今回は、「理学部卒業後の足取り」と銘打ってはいますが、「理学部」と言っても、「私が卒業した大学の理学部」での話になりますので、内容についてはご理解いただきたく思います。 卒業後の足取りについては、国公立大学か私立大学かによって、また年代によっても、その割合…

  • 【後編】理学部の歩き方 ~どんなことを学ぶの?~

    後編までお付き合いいただきありがとうございます。 ここでは、理学部生物学科で研究室に所属後どのようにして卒業論文(卒論)を書きあげるのか、についてお話させていただこうと思います。 ※ どなたでも読みやすいよう専門性の高い部分は大幅にカットしておりますので気楽に楽しんでください! 「カラスとタヌキ、どっちがいい?」 私は、バラエティーに富んだ生物学科研究室の中でも、動物の行動や繁殖などの生態調査を中心に行う「生態学研究室」に所属しました。 前編で述べた通り、人気のある研究室は人があふれます。 www.logical-notes.com そういう研究室の希望者たちは最終的に成績順でふるいにかけられ…

  • 【前編】理学部の歩き方 ~どんなことを学ぶの?~

    法学部を卒業後、理学部生物学科を再受験し、大学院にも進まれたひろっこりーさん。現在、スノーボードアクセサリー&アパレルブランド「ROUND snowboard gear」を運営されています。 www.roundsnow.com 今回、「理学部(生物学科)では、何をどのように学んだのか」について、思い出していただきました。 ロジカルノーツの読者の皆様、こんにちは。ひろっこりーです。今回は理学部の中でも、私が卒業した生物学科について、その学部生活をご紹介したいと思います。「前編」「後編」の二段構えですので最後までお付き合いいただけたら幸いです。 また、以下の話は、ほんの一例であり、すべての大学に当…

  • 【LESSON 03】「意見」の言葉 - ほんの少し先の未来を見る「先読みリーディング」の技術

    【例文3】 評判のラーメン店では、開店前から長い行列が発生することも多い。私の知る限り、その店舗の私有地ではなく、公共の道に列をなす。これが常態化している場合、ベビーカーや車椅子を使用する者にとって、その道は存在しないに等しい。 このような事態は地域住民の暮らしに悪影響を及ぼすのであるから、厳しく取り締まるべきだ。 第1段落の分析 第2段落に「…べきだ」とありますので、【例文3】は「意見」を述べたものだと位置づけられます。また、「厳しく取り締まる」ことを主張していますので、「意見」の中でも「解決・改善に関する意見」にあたります。 ある程度、読み慣れた人であれば、第1段落を読んだ時点で「解決・改…

  • 理系学部の中でもっともミステリアスな学部、理学部 ~どんな人が理学部に行くの?~

    おもしろい人と出会いました。ひろっこりーさんです。 大学法学部を卒業後、もともと好きだった動物の研究をしようと思いたち、再度大学受験を決意。理学部生物学科では都市型タヌキの生態調査で卒論を書き、大学院にも進学。 その後、JSBAスノーボードA級インストラクター資格を取得し、ラウンドスノーボードスクールの立ち上げに参加。現在は、スノーボードアクセサリー&アパレルブランド「ROUND snowboard gear」の運営もされている方です。 www.roundsnow.com この度、縁あって、ロジカルノーツに寄稿していただけることになりました。その第一弾として、「理学部ってどんな人が通ってるの?…

  • 【LESSON 02】「選択」の言葉 - ほんの少し先の未来を見る「先読みリーディング」の技術

    【例文2-1】 深夜、小腹が減ったときの強い味方であるカップ麺。このようなとき、私は、シーフード味のものではなく、カレー味のものを好んで食べる。 「どっち?」「こっち」の自演 「Aではなく、B」という表現。2つのもの(AとB)を比べ、後者(B)を選ぶものです。 あらかじめ設定されていた選択肢(A、B)の中から「Bを選ぶ」こともありますが、今回は、そういった「書き手以外の存在とのやりとり」を前提としないケースについて考えたいと思います。 書き手が自分の判断で「AかBか?」という問題を設定し、それについての答(B)を示す。この「AかBか?」という問題設定には、必ず「意図」があります。その意図に着目…

  • 【LESSON 01】「列挙」の言葉 - ほんの少し先の未来を見る「先読みリーディング」の技術

    【例文1】 おいしいラーメンについて語りたいと思う。まず、考慮しなければならない要素が「スープ」である。最近の流行である「つけめん」であれば、「タレ」と言ったほうが適切かもしれない。とにかく、麺や具材ではない液状のものだ。 そもそも、人は何を求めてラーメンを食べようとするのか。 腹を満たすためだけであれば、牛丼を腹一杯食べればよかろう。麺類を食べたいだけであれば、立ち食い蕎麦のほうが安くて早い。 さまざまな味が混ざり調和しているスープとともに麺を味わいたいとき、人はラーメンを食べようと思う。だからこそ、おいしいラーメンについて語るときに「スープ」は外せないのだ。 「まず」の後には「続き」がある…

  • 【新シリーズ】「ほんの少し先の未来を見る『先読みリーディング』の技術」をはじめます

    実は、昨年、ロジカルノーツ名義で電子書籍を出版しようとしていました。まあ、オファーとかはありませんので、自費ですが。。 タイトルは、「ほんの少し先の未来を見る『先読みリーディング』の技術」です。 電子書籍出版計画の経緯 なぜ、そのようなことを考えていたのか。 少しでも受験生の役に立ちたい まずは、真面目な話から。 2020年、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、学校ではリモート授業が実施され、予備校等も営業自粛期間が発生。学習進度の遅れが話題にもなり、受験産業に身を置く者としてはいろいろと考える日々を過ごすことになりました。 私たちはあくまで予備校講師であり、学校等の教育機関で働く身ではありま…

  • 【速読力】共通テスト対策としての英会話【リスニング力】

    センター英語から共通テスト英語へ 今年、このロジカルノーツは、4年目を迎えました。 本来ならば、開設記念日にあたる2月6日に記事を公開したかったのですが、時世・時勢的にバタバタしてしまい、気づけば、GW過ぎ。。。 2018年の開設以来、ロジカルノーツは2020大学入試改革に関する情報提供を主な柱の1つとしてきましたが、時が経つにつれ、状況は大きく変わりました。 特に、英語。 民間4技能テスト 2017年7月に公表された「大学入学共通テスト実施方針」には、次の記述がありました。 高等学校学習指導要領における英語教育の抜本改革を踏まえ、大学入学者選抜においても、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4…

  • 【けようの哲学コラム】なぜ、人は踊る?(4)最終回

    けようです。 まだまだステイホームな日々が続きます。 閉塞感が拭えない日々で、皆さんも、ずんちゃかどんちゃか、踊りたい気分の時もあるのではないでしょうか?! 私は、踊りたいっ!!笑 さてさて、昨年秋にコミュニティダンスなるものに初めて触れたんです! 少しばかり聞いてください。 それはそれは、新しい世界観でした。 良い意味で、頭を揺さぶられ、目が醒めたような感覚がありました。 コミュニティダンスとは、年齢や性別や体の特徴や障がいの有無、ダンスの経験に関わらず、誰もが踊れるものです。振りとか、型とかから始めるのではなく、リズム感がないからダメだ・あるから良いとかいう価値観でもありません。 踊りを通…

  • 【talks】アート×哲学×物理?!つなぐ対談(2)【けよう&杉本圭助(美術作家)】

    www.logical-notes.com けよう:作品のベースに物理学って?人間が生み出したシステム(体系だった考え方)ってどういうことですか? 杉本圭助:物理も、哲学の定義と同じで、何もないところにルール(公式など)を作っていく。こう!と決めていく。 まず、仮説を立てて、それを実験で実証できたら、それが「存在」することとして物理学的に認められる。本当に正しいという、本当の本当の証拠なんてないと思います。アインシュタインが、ニュートンの力学の考えを更新したように、歴史上、何度も物理の公式は更新されています。 だから、論理っていうのは、本当に人間っぽい営みだと思います。 けよう:人間らしい営み…

  • 【talks】アート×哲学×物理?!つなぐ対談(1)【けよう&杉本圭助(美術作家)】

    社会が大きく変わっていく中、ロジカルノーツは、これからの人たちに求められる力は「自分の言葉でものを伝える力」であると考え、これまでにさまざまな分野の多様な人間の発言を取り上げてきました。 www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.com www.logical-notes.comwww.logical-notes.com www.logical-notes.com 自分の言葉でものを伝えるには、世界に存在する多様な考えに耳を傾け、対話し、それをもとに自分の考えを更新して…

  • 蝗害と聖書、そして一考え

    今年は、コロナだけでなく、バッタの大量発生(蝗害)による食糧危機も大きな話題になっています。国連食糧農業機関(FAO)が動いている等のニュースに触れるたび、「サバクトビバッタめ・・・コロナのタイミングじゃなくてもいいじゃないか」と思います。 歴史的に、人類に大きな被害を及ぼした蝗害。聖書にも記載があるとのことで、ロジカルノーツに多くの寄稿をしてくださっている「とあるキリスト教教会関係者」さんに聞いてみました。 今日は、イタリア語の学習という観点ではなく、ロジカルノーツ側から依頼のあった内容について書いてみたい。とはいうものの、私は聖書の専門家ではないし、自然科学のこともよくわからない。なので、…

  • イタリア語会話実践編

    (怠惰な性格、および、)コロナの影響もあり、更新頻度が随分と落ち込んできました・・・これはマズいと思っていた中、イタリアから寄稿が届きました。「とあるキリスト教教会関係者」さん、いつもありがとうございます! 多くのイタリア人が夏にバカンスに出かけます。暑いから涼しいところに行くようで、山に行ったり海に行ったりします。夏のローマは暑くていられないと聞きますので、避難するのでしょう。 私も、イタリア人に倣って数日海に行ってきました(私にとって4泊は長かったのですが、イタリア人的には短いようです笑)。 日本と違って、海水浴場が閉鎖されることはありません。おそらく、イタリア人にとって大切なのは「海にい…

  • 【けようの哲学コラム】なぜ、人は踊る?(3)

    サマーです。けようです。 夏祭り、盆踊り、野外フェス🎶 (今年は見送らざるを得ない状況ですが・・) 踊りたくなってきましたね!! ドドンッ! さてさて、踊りについて考えるコラムですが 前回は、踊りは“遊び”でもあるのかな?遊ぶように踊るっていうし。 というくだりのところまででした。 www.logical-notes.com 踊りは、自由で生産性もなくて、ただ楽しい時間に我を忘れて没頭できる時間だし・・・ これは“遊び”に近いものなのかなあ?というところで。 そこで本日、第3回は、 この“遊び”について、 深く深く考えていたフランスのおじさまの思想を紹介しながら、 私の果てのない試論を少しでも…

  • B2レベルを終えようとしているイタリア留学の現状

    前の記事を書いてから、一月半ぐらいが経ってしまった。サボっていたわけではないのだが、取り立てて書くことがなかったのだ。平凡な日が続いていた。 「あっ、そろそろ何か書かないと・・・」と思っていたら、ロジカルノーツの鈴木さんから催促のメッセージをもらった。 ということで、まもなく計9ヶ月の授業が終わろうとしている。A2レベルから始まって、B2レベルを終えようとしている現状を書いてみたい。 仮定文 イタリア語には仮定の表現に3つの種類がある。 (1)Se gli studenti fanno il 70% delle assenze, non potranno sostenere l’esame. …

  • 【talks】博士論文、結婚、子育て、そして海外フィールドワーク【上智大学ガラーウィンジ山本香さん】

    ロジカルノーツの読者の皆様、こんにちは。Wです。 いま大学院への進学者は少なくありません。ロジカルノーツのライターのけようさんのように、学部から大学院へ進み、修了後に社会人生活を経て、再度、異なる学術領域の大学院へ進学された方もいます。 www.logical-notes.com 修士号を視野に入れる人が増えてきたようにも思えますが、その先にある博士課程や研究職の世界はあまり知られていない(見えづらい)ように感じます。 高校生、大学学部生、そして社会人の方にも、その世界を知ってもらい、これがキャリア形成や人生設計についてのヒントになれば嬉しい。 そんな気持ちで、先日の記事で「博士学位論文の世界…

  • 【けようの哲学コラム】なぜ、人は踊る?(2)

    けようです。 今日は、夏至。 一年で一番日が長い季節に突入しているとは。 冬のコロナから時間がワープして、あっという間に夏になった気がします。 ぐるぐると地球はリズムに乗って、巡っています。 リズム、リズム。じゅげむじゅげむ。 さてさて、踊りについて考えてみるシリーズ2回目。 「踊りは無駄?!」 私の話を少し続けたい。 ヒップホップダンス(前回のコラムを参照)を通じ、自分の体と向き合って踊っていく中で、いつの間にか身体だけではなく自分の縮こまっていた心まで、のびのびとするようになった。ダンスを通じて、踊れる身体を手に入れたことで身も心も救われたのだろう。 www.logical-notes.c…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ロジカルノーツさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ロジカルノーツさん
ブログタイトル
ロジカルノーツ
フォロー
ロジカルノーツ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用