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  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(7)~アルビール2日目前編~

    中東への旅から帰って早3週間。その間、旅行モードから休養モードにシフトし、「1か月旅先で動き回ったから、疲れをとるために1か月くらい休んでもいい」という謎ルールに従って、以前にもましてだらだらだらだら暮らしていたのだが、さすがにもうそろそろ平常モードに戻るべく、活動時間を増やすべきだという気がしてきた。本格的に暑くなって、また廃人化する前に。でも、暑い日が数日続いた後に一気に気温が下がって、肌寒い日々が来るみたいな今の気候もしんど~い…とにかく、そういうわけで、2023年の旅行記をようやく再開することにした。がんばれ私…今回は、トルコのイスタンブールからイラク北部のクルド人自治区アルビールに到着した翌日の話。アルビールには4泊し、その後スレイマニヤに移動してさらに4泊、そこから陸路でイラン入りした。ホテル...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(7)~アルビール2日目前編~

  • 帰国しました~

    (テヘランの宝石店のディスプレイ)約1か月の中東への旅を終えて、数日前に帰国した。今回は、トルコ、イラン、ヨルダン、シリアの4か国を巡りました。ヨルダンはアンマンのみ、シリアはダマスカスのみだが。短期間(=1か月)で重い荷物を持ってあちこち移動するの、ほんとに疲れる…旅行って大変だから、あんまり好きじゃない(えっ?)旅の終盤で体調を崩し、なんとか無事に帰国できたものの、年齢と体力に応じて旅のスタイルも変えて行かなければいけないなと、しみじみ思った次第である。「のんびりするのが一番にゃ~」そうですよね…という訳で、落ち着いたら2023年の旅行記を再開して、それが終わったら、なるべく早く2025年の旅行記を始めたいのだが、いつになるかな…11月にはGOOブログがサービスを終了してしまうそうなので、このブログの...帰国しました~

  • 今旅行中です~

    2023年の旅行記を書き始めたばかりで恐縮だが、あれから約2年ぶりにまた旅に出ることにした。今はイスタンブール。恐ろしいくらい物価が上がってて恐ろしい…(日本語がヤバくなるくらい上がっている)ラマザン(ラマダン)明けの大型連休の街中の混雑も恐ろしい…例によって、当分更新が滞ると思うが、気長にお待ちいただけると幸いだ。なにとぞよろしくお願いしますね~いつものことニャ果報は寝て待てイスタンブールの飲酒文化を守るみけちゃん高くなってもビールは飲まないとね~カドゥキョイの岩場付近の屋台の鯖サンド、2年前の倍以上かも…(続く)今旅行中です~

  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(6)~フライバグダードでアルビール入り、ホテルと酒屋探し編~

    今回は、トルコのイスタンブールからイラク北部のクルド人自治区アルビールに移動した日の話(その前振りはこちら)。夕方16時50分の便に乗る予定だったので、朝はゆっくり10時頃に起きた(おそ)。チェックアウトの時間(11時)の少し前にフロントに行ったら猫がいた。私が猫おばさんだと瞬時に察知したらしい。おりこうさんぐいぐい来た~(ちゅ~るあげた)チェックアウトをしてスーツケースを預け、ホテルに近くにあるSIMとデジカメのバッテリー充電器を買った店に、充電のやり方をもう一度教えてもらいにいったら(ホテルでやってみたら出来なかったので)、前日の店員が教えてくれ、ついでに充電しておいてくれるというので、その間、付近のチャイハネでチャイを飲んだり、シリア人のファーストフード店でチキンシャワルマサンドをテイクアウトしたり...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(6)~フライバグダードでアルビール入り、ホテルと酒屋探し編~

  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(5)~イラクをめぐる葛藤編~

    成田からイスタンブールに到着して2泊した後、イラク北部クルド人自治区の主都アルビールに飛んだ。今回はアルビール到着前後の出来事を書くつもりだったが、その前に、私がバグダッドではなくアルビール行きの航空券を取った経緯と、その時の心の葛藤について説明してみたくなったので、そうする。(さあ話が長くなるぞ~)なお、アラビア語でイラクの首都は「بغداد」で、これに近いカナ表記は「バグダード」だが、日本では「バグダッド」と表記されることが多いので、「フライバグダード」のような固有名詞以外は、私はそちらを採用している。また、同国のクルド人自治区の主都アルビールは「エルビル」とも呼ばれるが、私はアラビア語式に「アルビール」(أربيل)と呼んでいる。では、本題に入る。(よっこいしょ~)私はかねてから、イラクを一度は訪れ...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(5)~イラクをめぐる葛藤編~

  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(4)~旅の初めはイスタンブール編~

    以前も書いたように、2023年の4か国旅行では、イスタンブールを移動の拠点にした。(前回の話)まず旅の初めに2泊。日本からの長旅の疲れを癒し、体調を整えてからイラクのクルド人自治区に出発するために必要な時間だ。1泊だと私には足りないのよね。のんびりこちゃんだから~(かわいく言ってみた)イスタンブール空港ペルシャ語がちょっとヘン。「بهاستانبولخوشآمدید」が正解だと思うんだが。「ようこそ」と書いてはあるものの、イスタンブール空港の係員たちは、冷たい顔で機械的に働いていた。ここはいつ来てもそうなんだよな。トルコの空の玄関口なんだから、もうちょっと優しくしてほしい~銀行のATMでトルコリラを引き出し、アクサライ行きの空港バスに乗る。バスのチケット売り場で、お釣りをもらって乗り場を尋ねるのに気を取ら...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(4)~旅の初めはイスタンブール編~

  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(3)~アシアナ航空で出国編~

    準備編で書いたように、出国・帰国のフライトには、今回初めて韓国のアシアナ航空を利用した。仁川(インチョン)経由の成田・イスタンブール往復の便で、仁川空港での乗り継ぎ時間がやたらに長かったが、その分安めだった。私が乗った出国便は、成田19時25分発。当日は朝11時頃に起きて、ぶつぶつひとり言をつぶやきながら、よろよろと荷造りの続きをやった。荷造りは前日に始めたが、終わらなかったのだ。私は、苦手な作業は喋りながらゆっくりとしか出来ない(えっと、これをこっちに入れて…あ、あれも忘れないようにしないと…うう、行く前からもうしんどい…がんばれ私…etc)。いつもギリギリになるので、なるべく夕方発の便に乗るようにしている。朝10時発とか、もうムリっすよ…電車を乗り継いで成田空港に向かい、17時過ぎに到着。チェックイン...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(3)~アシアナ航空で出国編~

  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(2)~旅の準備編~

    (SNSで時々出回るイランを猫に見立てた地図。イランは「カスピ海の下に横たわる猫」ですから)今回は2023年の海外旅行の準備編だ。2023年は、6月上旬に旅を開始したのだが、「そういえば、ずっと家の近所から出てないな。そろそろまた旅に出るべき時期かな~」と思い始めたのが4月後半で、本格的に準備を始めたのは5月の連休が明けた頃だったので、出発まで結構慌ただしかった。仕事をしながら準備するわけではないので(無職だから)、1か月もあれば十分なようなものだが、なにしろ年齢が高くなっている上、長い引きこもり生活で心身ともにポンコツになっているので、何をするにも時間がかかるのだ。ともあれ、旅に出るにあたって、私がポンコツなりにやったこと(やらなかったことも一部)を以下にまとめてみる。<訪問する国・経路の決定>トルコ・...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(2)~旅の準備編~

  • 2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(1)~まえがき~

    今回から、いよいよ(ようやく)新しい旅行記を開始する。新しいと言っても、2023年の話なんで、古いんですけどね。2022年よりは新しいから。(言い訳がましい)2023年の海外旅行は、6月上旬から7月下旬まで約1か月半と長めで、いつもより多めの4か国を回った。移動が多くて疲れるし、暑くてアトピーも悪化するしで、今度こそ途中で行き倒れるかと思ったが、意外と無事に帰れた。いつものように、ちゃんとした観光もせず、たいしたものも食べず、だらだらと街中を歩いて終わったので(もったいない)、「へなへな旅行記」と名付けた。へなへなというか、へろへろというか、大体いつも覇気のない旅になりがちなのよね…行先はトルコ、イラク(クルド人自治区のみ)、イラン、フランス(パリとその近郊のみ)で、順番としては、出国→トルコ→イラク→イ...2023年トルコ・イラク・イラン・フランス4か国へなへな旅行記(1)~まえがき~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(42)~最終回・帰国編~

    今回は帰国編。2年半くらい断続的に続けてきた2022年の旅行記の記念すべきフィナーレなのだが、内容はいつも通り、だらだら行きますよ~うふふ(何その笑い)帰国便に乗る日の朝は、がんばって6時に起きた。ローマのフィウミチーノ空港16:35発と、午後の遅めの時間の出発だったが、フィレンツェからローマに移動する際、イタリアの鉄道は何があるか分からないので、かなり時間に余裕を持って行動するに越したことはないのだ。スローモーションで荷物をまとめ、友人が用意してくれたフルーツの盛り合わせとカプチーノをいただく。滞在中の10日間、毎日フルーツを食べさせてもらっていたので、過去数十年で最もビタミンを摂取できた日々だったと思う。友人にバス停まで送ってもらい、別れの挨拶をしてから、バスでフィレンツェSMN駅に出る。私が乗る予定...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(42)~最終回・帰国編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(41)~フィレンツェから日帰りでお出かけ編~

    万里の長城のように果てしなく続いた(大げさな)2022年の旅行記も、ようやくゴールが見えてきた。今回の日帰り旅行編と、次回の帰国編で終わる予定だ。ふふふ、うふふふ、うふふふふふ…(コワいわ)フィレンツェから日帰りで出かけたのは、同じトスカーナ州のカステルフィオレンティーノとシエナ。シエナは観光しに行ったのだが(一応)、カステルフィオレンティーノには友人に会いに行き、ついでに近郊のサンミニアートにも連れて行ってもらった。カステルフィオレンティーノ(Castelfiorentino)とサンミニアート(SanMiniato)ネットで見つけたカステルフィオレンティーノ→フィレンツェの地図(微妙)同じくネットから拝借したカステルフィオレンティーノとサンミニアートの位置関係が分かる地図カステルフィオレンティーノは、フ...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(41)~フィレンツェから日帰りでお出かけ編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(40)~フィレンツェで入ったリストランテなどやテイクアウト編~

    今回は、前回に続いて、フィレンツェの飲食店がテーマ。滞在中に入った居酒屋やチーズ&ワイン専門店、リストランテ、そしてテイクアウトしたお店の写真をまとめた。「居酒屋ヌーヴォリ」(FiaschetteriaOsteriaNuvoli)ドゥオーモの向かいのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の裏手の通りにある庶民的な店。入ったところはカウンターだけの狭い空間で、立ち飲みスペース。カウンターで注文して、店の前に置かれた椅子に腰かけ、軽く飲食するのこともできるが、私はいつも奥の階段を降りて、地下室のテーブル席に座る。この時は、15時半頃に1人で入った。イタリアの食堂はランチタイムの後、夕方まで閉まっているところが多いから、閉まっているかもしれないと思ったが、ここは居酒屋だから開いていた。日本だと飲み屋は夕方まで開かないことが多...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(40)~フィレンツェで入ったリストランテなどやテイクアウト編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(39)~フィレンツェのカフェ・バール・ジェラテリーアなど編~

    今回は、フィレンツェ滞在中に入ったカフェ、バール、ジェラテリーアなどがテーマ。本当はリストランテやチーズ・ワインバーなどもここにまとめて載せようと思ったのだが、思いつくままに昔話を書いていたら、やたらに長くなったので、そちらは次に回すことにしたのだ。年を取ると思い出話が増えちゃって、話が長くなるものよね…ちなみに今回、イタリアの飲食店の名称で、同じような営業形態の「Caffe'」(カッフェ)と「Bar」(バール)の違いは何かが気になったが、明確な違いはないようだ。どちらもコーヒーをメインに、各種ドリンクや甘いパン、パニーノ、焼き菓子など(店によってはランチなども)を提供するが、どちらかというと、Caffe'はお洒落な店が多くて、テーブル席に腰を落ち着けてゆっくり時間を過ごせる雰囲気、Barの方は、内装にさ...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(39)~フィレンツェのカフェ・バール・ジェラテリーアなど編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(38)~フィレンツェの公園と近郊おさんぽ編~

    (写真:サンタクローチェ教会のファサードにある聖フランシスコ会の紋章十字架の前で交差するキリストとアッシジの聖フランシスコの腕)今回はまた、2022年の旅行記のイタリア・フィレンツェ滞在記の続き(前回の記事)。フィレンツェの公園と郊外のセッティニャーノ(フィレンツェ市内北東)を散策した時の写真など。フィレンツェのアルノ川左岸にある名もなき公園中国人の友人や娘さんたちと一緒にピクニックした公園。ガイドブックに載っているような有名な公園ではなく、ごく普通の市民の憩いの場だ。フィレンツェSMN駅周辺からトラムに乗って、アルノ川を渡ってすぐのパオロ・ウッチェッロ(PaoloUccello)駅の近くにある、小高い丘のような緑地だ。友人は私より大分年下で、働きながら娘2人を育てるシングルマザーだ。私たちはその昔、語学...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(38)~フィレンツェの公園と近郊おさんぽ編~

  • 日付不明まとめ書き日記だいたい2025年1月

    題名:さむい(以前スマホで書いたイラスト、今の気分にぴったり)今回は、2025年初のまとめ書き日記。前回は2024年10月だったから、3か月ぶりだ。天災のように、忘れた頃にやってくる、それが私のまとめ書き日記。害はないんですけどね。だいたい今年1月の話だが、なかには12月のものも混ざっているようだ(他人事か)。まあ、このやたらめったら複雑で、びっくりするようなことばかり起こる世界においては、ささいな事よね…1月某日布団の中で新年の抱負を決める。今年の抱負は、「目覚めてから1時間以内に布団から出る」だ。がんばって起きたって、急いでやらなければいけない用事は何もないのに(誰よりもヒマ)、室温8度とかで極寒なのに(夏は逆に高温)、あえて短時間(=1時間)で、暖かく優しく心地よい布団の世界を出て行こうなんて、なん...日付不明まとめ書き日記だいたい2025年1月

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(37)~またフィレンツェをうろうろ編~

    今回も、前回に引き続きフィレンツェでの街歩きの記録。滞在3日目に行ったミケランジェロ広場や、その下にある庭園、そして夜にちょっと遠出して見に行ったフィエーゾレの花火など。友人御用達のサンタンブロージョのメルカート(市場)ここは観光スポットのメルカート・チェントラーレ(中央市場)とは違い、馴染の地元客が大半。メロンとへしゃげ桃(蟠桃)に目が行く。なお、標準語イタリア語でメロンは「メローネ」(melone)だが、フィレンツェ弁では「ポポーネ」(popone)だ。生ハムポポーネって、かわいいな~市場の屋内フィレンツェ料理が食べられる食堂もあって、そこはいつも混んでいる。美味しそうなものは色々あったが、結局私は何も買わなかった。選択肢がたくさんあると選べない体質。市場から出て、立ち寄ったパン屋さん。焼き菓子も色々...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(37)~またフィレンツェをうろうろ編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(36)~フィレンツェはやっぱり美しかった編~

    年が変わって、2025年になってしまったが、皆様いかがお過ごしだろうか。私は里帰りしなかったので、年末年始も平常通り低速低空へろへろ飛行の日々。一応大晦日に大そうじをして、ベンチ飲み収めをし(2か所のベンチをハシゴ)、三が日は昼間から酒を飲んだが(夜はもちろんベンチ飲み)。さて、今回も2022年の旅行記の続きで、イタリア編の始まりだ。とうとう3年前の話になってしまったな~3か国周遊の旅の最終目的地イタリアでは、7月4日から帰国までの約10日間ずっとフィレンツェに滞在し、現地在住の友人達と会ったり少し遠出したりはしたものの、大体はフィレンツェの街中をうろうろしていただけ。カードのキャッシング限度額の問題でお金もあまり使えず、猛暑の波が来ていたこともあり、全体的にテンションが低めだった。だから、もういっそのこ...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(36)~フィレンツェはやっぱり美しかった編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(35)~トルコからイタリアに移動+イランの絵本編~

    この日はトルコからイタリアに移動。トルコのLCCアナドルジェットを利用して、イスタンブールのアジア側にあるサビハギョクチェン空港からイタリア北部のミラノに近いベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港に飛び、シャトルバスでミラノ駅に出て鉄道でフィレンツェ入りした。本来の計画では、トリノに寄って2泊し、エジプト博物館などを観光してからフィレンツェに移動するつもりだったのだが、ヨルダンとトルコを回った後でかなり疲れていて、これまで訪れたことのないトリノで宿探しをする気合がなく、しかもすでに予算をオーバーしていて、物価の高いイタリアで観光する金銭的余裕もあまりなかったので、結局トリノはあきらめ、ミラノから直接フィレンツェに移動したのだ。なお、トリノのエジプト博物館は、収蔵品の価値と数において、本場カイロの博物館の次...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(35)~トルコからイタリアに移動+イランの絵本編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(34)~またイスタンブールをうろうろした編~

    イスタンブール3日目は、トルコ最終日だったので有終の美を飾るべく、新市街に出ておじさんと猫を眺めながらビールを飲んだり、海岸の岩場で猫をはべらしているおじさんを眺めたり、自分も猫をはべらしてビールを飲んだりした(いつも通りや)。この日は早起きして(=8時)洗濯し、ロビーにチャイを取りに行き(セルフで飲み放題)、部屋に戻ってSNSの更新や写真の整理をした。気が付いたら14時頃になっていたので、切り上げて出かける。アクサライのメトロ駅周辺のアラブ料理店街に行こうとしたが、見つからず、無駄に歩き回って疲れた。何度も通ったことがあるのに、近くにあるはずなのに、行こうとしたらたどり着けないのはなぜなのか。方向音痴って、かなしい生き物よね…「ネコさん、アラブ料理店街どこかご存じないでしょうか~」「今忙しいにゃ」野良の...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(34)~またイスタンブールをうろうろした編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(33)~イスタンブールをうろうろしただけ編~

    イスタンブール2日目の朝は、ホテル探しに出かけるため、早め(8時頃)に起きて、荷物をまとめてから朝食ルームに行った。安ホテルで部屋は狭苦しかったが、朝食は案外まともだった。朝食を用意していたのは、ウクライナ人風(違うかも)の金髪の女性で、トルコ人スタッフとは流暢なトルコ語で話し、携帯ではスラブ系っぽい言語を話していた。ヨルダンで泊ったホテルでもルーマニア人女性が働いていた。東欧系の女性のホテルスタッフは、現地語が達者で有能で親切なイメージだ。出稼ぎか、移民か。朝食プレートの写真を撮っていたら、彼女に「どうして写真を撮るの?」と真顔で聞かれた。観光地のホテルでそんなことを聞かれたのは初めて。「観光客が写真を撮るのは普通でしょう~?」と言い返したら、納得した様子だったが。他の客はみなトルコ人のようだったので、...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(33)~イスタンブールをうろうろしただけ編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(32)~トルコ南東のワンから北西のイスタンブールへ~

    ワンに3泊して「ワン猫の家」やアクダマル島を観光した後は、イスタンブールに移動した。イスタンブールがトルコでの最終目的地で、3泊してからイタリアに飛ぶ予定だった。イタリアで10日ほど過ごしたら、いよいよ帰国だ。トルコのワンからイスタンブールまでは、アナトリア半島を南東から北西まで斜めに突っ切ることになり、かなりの距離がある。バスで行くと約24時間かかるので、当然空路を選択。飛行機だと2時間半で着くし、値段もバスに比べてさほど高くない。この時のフライトはトルコ航空で、約6400円で買えた。この日はお昼前のフライトに間に合うよう、余裕を持って7時半に起床。寝たのが夜中3時だったから睡眠不足で体が重い。スローモーションで朝食を取って、荷物をまとめ、ホテルをチェックアウトする。チェックアウトの時、受付の若い男の子...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(32)~トルコ南東のワンから北西のイスタンブールへ~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(31)~アクダマル島と踊るイラン人~

    またまた間が空いてしまい、その間に日本(首都圏)は冬に突入してしまった。唐突にぐいって気温が下がるの、ほんとカンベンしてほしい…油断して薄着で夜のベンチ飲みに出かけたら、前夜より5度以上下がっていて、しかも冷たい風が吹きまくっていたので、それにじっと耐えながらワイン(ホットじゃないやつ)を飲んでいたら、ひとりガマン大会みたいになった。もうベンチ飲みではダウンコート・カイロ・ホットワインの季節が来てしまったのね…(また秋が戻ってくるらしいが)。さて、今回は遅々として進まない一昨年の旅行記の続き。トルコ南東部ワンの滞在3日目の話だ。この日はワンのメジャーな観光スポット(ワン自体がメジャーか否かという問題はあるが)、ワン湖のアクダマル島を訪れた。アクダマル島は、10世紀に遡るアルメニア教会の遺跡があることで知ら...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(31)~アクダマル島と踊るイラン人~

  • 日付不明まとめ書き日記2024年10月

    秋の短い期間、風に乗って家の中にまで入り込んでくる金木犀のあまい匂いが好きだが、そろそろ終わりかな。あの匂いを嗅ぐと、反射的にトイレの芳香剤「ピコレット」を思い出すが(世代がバレる)さて、今回はまた、まとめ書き日記。このペースで、果たして一昨年の旅行記は今年中に終われるのか(去年も同じことを言ってたような気も)10月某日鼻くそについて、深く考察する。「鼻くそ」という言葉は、ちょっとお下品で乱暴な気がする。上品な紳士やマダム、いいところのおぼっちゃんやお嬢様は口に出来ないのではなかろうか。普通の人でも、デートやお見合いの席などでは、使いにくいだろう。お見合いの時にそういう話題になることはないかもしれないが。「鼻」はいいとして、問題なのは「くそ」の部分だ。「くそ」というのは、「くそったれ!」などの罵り言葉に使...日付不明まとめ書き日記2024年10月

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(30)~ワン猫幻想の行方~

    今回は一昨年の旅行記の続き。トルコ南東部のワンに到着した翌日からだ。ワン(Van)はイラン国境に近いトルコの都市(ネットで見つけた貧血っぽい色の地図)今回ワンには3泊する予定だった。ワンを訪れるのはこの時が2回目。私は2010年にトルコ語学習のためブルサに2か月滞在した際、ワンにバスで旅したことがある。その時のルートはたしか、ブルサ→コンヤ→アダナ→ディヤルバクル(+マルディン、ハサンケイフ)→ワン→ドーバヤズット→ワン→イスタンブール→ブルサだった(例によってうろ覚えだが)。当時、バスがワンの市内に入る前に見かけた、今にも崩れそうな日干し煉瓦の家々が並ぶ貧しい地域が強く印象に残っている。ああいう家屋は翌年10月の地震(トルコ東部地震)で倒壊してしまったのではなかろうか。市内中心部も、西部のブルサや途中で...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(30)~ワン猫幻想の行方~

  • 日付不明まとめ書き日記2024年9月

    日本(首都圏)は突然ホットワインの季節に突入したが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。つい数日前まで熱中症による死のリスクに怯え、夜のベンチ飲みにも冷やした缶酎ハイや白ワインと共に水のペットボトルを持参していたというのに、一体なんなの、この激動の気温は・・・さて、今回はまとめ書き日記。一昨年の旅行記をやっと再開し、涼しくなったからガンガン書き進めようと思っていたのに、気が付いたら脱線して、違うことを書きたくなってしまうのはなぜなのか。いたずらな魔法使いの仕業なのか。まあ、急がば回れってことで。(なんか意味が違う?)9月某日*まだ熱中症警戒アラートが出ていて、秋が来る気配が感じられなかった頃の話(=1週間ちょっと前)手のアトピーが急激に悪化し、治る気配がないため、かかりつけの皮膚科に行く。私の両手(手のひらと...日付不明まとめ書き日記2024年9月

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(29)~エラズーからワンに移動~

    今回は、トルコ旅行でエラズーに2泊した後、ワンにバスで移動した時の話。ネットで拾ったアンカラ・ワン間の鉄道路線・空港の地図私はアンカラ(Ankara)からシワス(Sivas)、エラズー(Elazığ)、そしてワン(Van)の手前のタトワン(Tatvan)までは鉄道路線に沿って西から東に移動したことになる。バスだけど。この日も朝8時に起きて、荷物をまとめてから朝食に行った。寝たのは3時だったのに早起きして、我ながらエライ。(早く寝ればいいものを)この日は朝食にトマトとキュウリがあった。ビタミン補給朝食後、SNSの更新などしてから、11時ギリギリにチェックアウトした。バスの出発時刻の13時まで時間があるので、スーツケースをホテルに預けて、少しエラズー市内を散策することにした。通りがかりのモスクを覗いてから、屋...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(29)~エラズーからワンに移動~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(28)~ハルプット観光とアルメニア人虐殺~

    今回は、ようやく2年前の海外旅行記の続き。お待たせしちゃったかしら?…え、待ってないですか?そ、そうですか、しょぼん…2年前の海外旅行記というのは、2022年の6月半ばから約1か月でイタリア・ヨルダン・トルコの3か国を移動した時の話なんだが、ただでさえ1日の活動時間が短くて更新ペースがのろいのに、途中でパレスチナ滞在記を追記したり、日本とは思えないような気温の夏を生き延びるのに全エネルギーを使ったりしていたので、ずいぶん間が空いてしまった。どこまで書いたか私本人が忘れていたくらいだから、読者の皆さんも忘れている(もしくは知らない)と思うので、簡単に振り返ってみると…東京からローマに飛んで少し観光し(あれを観光と呼べるなら)、そこからヨルダンに飛んで首都アンマンを拠点に出歩き、さらにトルコに飛んで首都アンカ...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(28)~ハルプット観光とアルメニア人虐殺~

  • 日付不明まとめ書き日記2024年7月~2024年8月上旬

    今回は久しぶりにまとめ書き日記。毎回久しぶりだが。某月某日白内障ではないかどうか診てもらうため、眼科に行く。初めてのクリニックだ。私は布団の中で延々とスマホを見ていることが多いせいか、最近目の疲れがひどいのだ。気になって、鏡で眼球をチェックしてみると、黒目部分の上のはしっこの辺りがうっすらと白くなっているではないか。こ、これはもしや、白内障??2,3年前に診てもらった眼科では、何も言われなかったが、その後発症したのかもしれない。ドキドキ…眼科に行って確かめようと思ってから1週間ほど経ったある日(思い立ってもなかなか出かけられない体質)、ようやく近所の眼科に診療終了間際のギリギリの時間に駆け込んだら(起きるのが遅く早い時間に出かけられない体質)、他のお客はおらず、優しい老先生がにこやかに診察してくれた。み「...日付不明まとめ書き日記2024年7月~2024年8月上旬

  • すずめちゃんのためのブラウンライスシャワー

    またしばらくご無沙汰していたが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。私はこの非常識な暑さをやりすごすのにエネルギーの大半を投入していて、なかなかブログが更新できなかったのだが、今日は気合を入れて、久しぶりに書いてみる(2日かかった)。我ながらがんばり屋さんだ。まあ、気合を入れるような内容でもないですがね…(自分を褒めてから落とすスタイル)今回のテーマは「ライスシャワー」だ。(中東無関係)目が覚めてからまず、すずめに米をあげる。これが最近の私の習慣だ。もちろんすずめを飼っているわけではなく、野良すずめが対象だ。エサやりスポットは2か所。主に使っている部屋の窓辺と、もう一つの部屋(ボロアパートだが一応2部屋ある。ベランダはない)の窓の正面にある隣の廃ビルの屋上だ。窓辺に置く分は、外側のサッシ部分に置くのだが、窓の...すずめちゃんのためのブラウンライスシャワー

  • 母の誕生日にお絵描き

    今回は唐突に、自作のイラストの発表会で~す。母の誕生日プレゼントとして、久しぶりにペンタブレットを使って描いたのだ。毎回ずいぶん間が空くので、全然使い慣れず、案の定今回も、「消しゴムモードから戻れない!どうやったらペンに戻れるの??」などと延々と悩んだ…なんとか描き上げたが、ちゃんと色を塗ったり、背景を描き込んだりして丁寧に仕上げる余裕が全然なかった。それでも、私の画才の片鱗がうかがえる仕上がりになったのではなかろうか。あ、才能が爆発してる?やっぱりそうかしら、うふふ~(自画自賛の才能が)というわけで、わたくしの力作をご覧くださいませ。3コマ漫画形式になっていますのよ、オホホホ…(画伯っぽい笑い方?)実際にはペンタブレットで描いたが、イラストマンガの中では紙にペンで描いた設定になっているのでよろしく。(そ...母の誕生日にお絵描き

  • パレスチナぼんやり回想(10)最終回~エルサレムは世界で唯一無二の街~

    今回で2010年10月~12月のパレスチナ滞在記の追記は終わり。区切りよく10回で終われて嬉しい。10回だけなのに、やけに時間かかったけど、まあいつものことよね…記念すべき最終回は、エルサレムについて書く。暑さと気温の激変に脳みそがやられているので、大したことは書けませんがね。(今ちょっと書いただけで、もう疲れてきたぞ…がんばれ私…)タイトルに書いたように、エルサレムは世界で唯一無二、比類なき街だと思う。滞在中、街を歩きながら時々ふとそんな風に感じ、何か深い感慨に全身が包まれたような、不思議な気分になったものだ。なぜエルサレムは特別なのか。それは、2つの全く異なる世界がひとつの街の中に同居しているからだと思う。東エルサレムはアラブ世界、西エルサレムは西欧世界だ。目に見える境はなく、普通に行き来できるが、そ...パレスチナぼんやり回想(10)最終回~エルサレムは世界で唯一無二の街~

  • パレスチナぼんやり回想(9)~東エルサレムのシルワン地区(とシェイフ・ジャッラーハ地区)のこと~

    6月に入ってから、日本は真夏日が続くようになってきたが、皆様はいかがお過ごしだろうか。うちは昼間の室温が32度に達し、身の危険を感じ始めた今日この頃だ(しばらく我慢してから、こりゃヤバいと思ってエアコン付けた)。でも、窓から見える公園では、子供たちが元気に遊び、お母さんたちがベンチに座っておしゃべりしている。ベンチは日陰だとしても、けっこうな温度だと思うんだが。なんという勇者たちであろうか。32度でも厳しいのに、エジプトでは日が沈んでも40度あったりするそうだし(そして1日2時間、計画停電がある)、トルコもヨルダンも猛暑だというし(きっとシリア、レバノン、パレスチナあたりも同様)、みんな、どうやって生き延びてるの?脳みそ煮えない??私はだいぶ脳が煮詰まってる気がする・・・ガザの人達なんて、暑くてもエアコン...パレスチナぼんやり回想(9)~東エルサレムのシルワン地区(とシェイフ・ジャッラーハ地区)のこと~

  • 日付不明まとめ書き日記2024年5月~2024年6月初旬

    今回は、パレスチナ滞在記の追記を一回お休みして、久しぶりにまとめ書き日記。パレスチナのブログ、あと少しで終わりなのに、なぜ一気に書けないのだろう。いたずらな魔法使いの仕業かしら、それともイス・・・某月某日朝10時に起きた。我ながら早起きだ。私は元来夜型で、特に仕事がなくなってからは朝寝て午後遅く起きるのが常だったが、それだと起きてから夜ベンチ飲みに出かけるまでの時間が短く、あまり何も出来ないため、最近は夜ごはんの後すぐ寝て(食べ終わるのが夜中1時頃で、満腹になるとすごく眠くなる)、午前中に起きるようにしているのだ。早めに寝ても、朝方ふと目が覚めて、スマホを見て何時間も過ごしてから二度寝して、昼過ぎに起きることも多いが、この日のように、一気に寝て午前中に起きるのに成功する時もある。午前中起きられた時は、自分...日付不明まとめ書き日記2024年5月~2024年6月初旬

  • パレスチナぼんやり回想(8)~西岸地区の諸都市・マルコポーロ風~

    今回は、2010年10月~12月にパレスチナ自治区・西岸地区の諸都市を訪れた時の話。東エルサレムの下宿を拠点として日帰りか一泊でさらっと見て回っただけだし、例によってぼんやりとした記憶しかないので、大したことは書けないのだが、それを補うために、というわけではないが(なんやねん)、今回はちょいとマルコ・ポーロの「東方見聞録」風に書いてみようと思う。私は少し前から、マルコ・ポーロの「東方見聞録」を原文でちびちび読み進めているのだが(原題は「ilMilione」)、これが滅法面白いのだ。古いイタリア語で書かれているが、文章が短く簡潔にまとめられているので、比較的読みやすい(でもたぶんせいぜい6~7割しかわかってない)。というわけで、今回はマルコ(とジェノヴァの牢獄で彼の話を書き取ったルスティケッロ)の霊に取り憑...パレスチナぼんやり回想(8)~西岸地区の諸都市・マルコポーロ風~

  • パレスチナぼんやり回想(7)~イスラエル領内への旅・後編~

    今日はお天気が良くて、風が爽やかだけど肌寒いというほどでもなく、昼寝していて幸せな気分になった。穏やかで完璧な幸福感。起きたら、一瞬で過ぎて行ってしまったが。幸せって、そんなものよね…ふっ(目を覚ませ)最近なるべく午前中に起きるようにしているのだが(活動時間を増やすため)、2時間くらいしたら眠くなるので、午後はお昼寝タイムになるのだ(結局活動時間短い)。昼寝するために朝起きているのかもしれない、という気さえする。夕方まで寝ていると、当然昼寝は出来ないのでね。昼寝は朝起きる人(そして暇な人)の特権ですね。気候のいい今のうちに、せっせと昼寝しなければ…(出かけるという発想はない)さて。前置き(?)はこれくらいにして、今回はイスラエル領内への小旅行の話の続き(前回のお話)。ハイファ観光を終えて、ナザレに移動する...パレスチナぼんやり回想(7)~イスラエル領内への旅・後編~

  • パレスチナぼんやり回想(6)~イスラエル領内への旅・前編~

    今回は、いわゆる「イスラエル」(1949年の停戦ライン=グリーンライン=国際社会で認知されているパレスチナとイスラエルの境界線、のイスラエル側の地域)を旅した時の話。ほんの小旅行だし、例によって、もうろくに覚えていないんで、大したことは書けないが。私は2010年9月末から12月下旬までの約3か月間、東エルサレムの下宿を拠点として、西エルサレムでヘブライ語講座を受けたり、西岸地区のデモに参加したりしていたのだが、やることがなくて一人で暇をもてあましていることも多かった。もともと引きこもり体質なので、昼過ぎに起きて家でだらだらしていることも多かったが(外国暮らしの中年の引きこもり)、遠出することもたまにはあった。せっかく苦労してイスラエルの執拗な尋問を突破して入国したんだし、一度出たら二度と戻れない可能性もあ...パレスチナぼんやり回想(6)~イスラエル領内への旅・前編~

  • パレスチナぼんやり回想(5)~ナビー・サーレハのデモの続編~

    気が付いたら、更新が3か月以上も空いてしまったが(ネウロズの告知はカウントせず)、皆さんはいかがお過ごしだろうか。私はその間、ずっとガザ情勢を追っていたのだが、それ以外にも、ペルシア語のオンラインレッスンを受けて(週一)予習復習宿題にアホほど時間をかけたり、使うアテはないけどやり始めちゃったからしょうがなく続けているフランス語をじみじみ独習したり、新しい言語に上書きされてアラビア語トルコ語イタリア語を忘れてしまわないようにリフレッシュのためのトレーニングをしたり(シャドーイングとか翻訳とか)、ネットばかり見ていてはイカンとほんのちょっと読書をしてみたり、毎日家に座るか寝るかしてばかりで筋肉が衰えていずれ寝たきりになるんじゃないかという懸念があるため気休めにラジオ体操をしたり、日課となっている夜のベンチ飲み...パレスチナぼんやり回想(5)~ナビー・サーレハのデモの続編~

  • クルドの新年のお祭りネウロズ2024

    気温の変化に付いて行けないという口実でだっらだらだらだら過ごしていたら、いつの間にか春が来たり、また冬が戻って来たりしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか・・・今回は、クルドの新年の祭り「ネウロズ」(春祭り)の祝賀イベントについて、フェイスブックの「一般社団法人日本クルド文化協会JapanKurdishCulturalAssociation」のページの告知をコピペしただけの内容です。「NEWROZ「新しい日」を祝うクルドの音楽と踊りの祭典が、3月20日(祝)秋ヶ瀬公園三ツ池グラウンドで開催されます。新しい(NEW)日(ROZ)をクルドの音楽と踊りとクルドの料理で日本の方、日本に暮らす様々な方々に楽しんでいただきたいです。是非ご参加ください。ネウロズ(Newroz)はクルドの人々にとって最も大切な日であ...クルドの新年のお祭りネウロズ2024

  • パレスチナぼんやり回想(4)~西岸地区ヘブロン遠征~

    (エルサレム旧市街のやさぐれ猫さん)今回は、エルサレムから西岸地区の南端の都市ヘブロンにちょいと旅した時の話。(2010年秋頃の話です)ヘブロンはここ(アラビア語ではالخليلアルハリール)エルサレムから西岸地区のラーマッラー以外の都市へはバスで直接行けず、検問所を越えてラーマッラーに入ってから、別のバス(乗り合いバス)に乗り換えて行くのが通常なのだが、ヘブロンはちょっと行きにくくて、一旦ベツレヘムまで出てから、ヘブロン行きのバスに乗り換えた。30分ほど乗ったと思う。乗り合いタクシーなら直接行けたようだが、当時私はそれを知らなかった。(参考)西岸地区はあまり広くないので、行こうと思えばどこでもエルサレムから日帰りで行けるのだが、ヘブロンは少し遠い上に行きにくいし、ISM(パレスチナ支援の国際ボランティア...パレスチナぼんやり回想(4)~西岸地区ヘブロン遠征~

  • 日付不明まとめ書き日記2023年12月下旬~2024年1月上旬

    大掃除も何もしていないのに慌ただしく年が明け、2024年も、もはや1月下旬に入ってしまった。なんてことだ…一昨年の旅行記もパレスチナ滞在記の追加分もまだ終わっていないのだが、それはそれとして、今回は久しぶりにまとめ書き日記。年末年始の時期って、なぜか日記を書きたくなる。なぜだろう…某月某日毎日寒い日が続く。うちのアパートは風通しが良く(婉曲表現)、エアコンをつけてもあまり室温が上がらないため(13度とか14度とかそんなん)、コタツを併用している。コタツというものは、一度入ると出るのが億劫になると相場が決まっているので、それを防止するために、「コタツから出たら酎ハイを一口(か二口か三口)飲んでもいい」というご褒美ルールを設定することにした。このため、起きてからすぐに缶酎ハイを開けて、冷蔵庫に入れておき、コタ...日付不明まとめ書き日記2023年12月下旬~2024年1月上旬

  • パレスチナぼんやり回想(3)~西エルサレムのヘブライ語教室で出会った人々~

    東エルサレムのオリーブ山に住居を見つけて少し落ち着いた頃、ISMのトレーニングに参加してみたりしつつ(前回の記事)、アラビア語の学校を探し始めた。3か月だけではあるが、せっかくパレスチナに滞在するのだから、できればアラビア語パレスチナ方言を少しでも勉強してみたかった。アラビア語コースがありそうな西岸地区ラーマッラー近郊のビルゼイト大学や、東エルサレムのアルコッズ(エルサレム)大学に出向いて聞いてみたが、一般人が参加できるコースは見つからなかった。プライベートレッスンをやってくれる人を見つけるのも面倒だし、お金の余裕もなかった。そこで発想を転換して、イスラエルで話されているヘブライ語(現代ヘブライ語)をやってみることにした。ヘブライ語を習得したいとは思っていなかったが、教室に通って、他の生徒たちと共に多少な...パレスチナぼんやり回想(3)~西エルサレムのヘブライ語教室で出会った人々~

  • パレスチナぼんやり回想(2)~ISMのトレーニング~

    エジプトのターバ国境から、国境検問所のイスラエル側での執拗な尋問をなんとかクリアして入国した後は(過去記事)、リゾート地エイラートのなんとなくうさん臭い宿で1泊してから、バスで北上してエルサレムに出て(到着したのが金曜夕方のシャバット開始後だったので色々苦労した)、旧市街のムスリム地区にあるこ汚い安宿に泊まった。確か、ネットで見つけた「アル・アラブ」とかいうホステルだったと思う(たぶんここ)。そこを拠点に家探しをしていて、たまたま東エルサレムのオリーブ山の自宅の1階を間貸ししているパレスチナ人のタクシードライバーに出会い、彼の家に住むことになって、新しい生活が軌道に乗り始めた。(過去記事)少し現地の生活に慣れてきたタイミングで、ISMのトレーニングに参加することにした。ISMというのは、「Internat...パレスチナぼんやり回想(2)~ISMのトレーニング~

  • パレスチナぼんやり回想(1)~前書き~

    最近は私は、時間があれば(誰よりもいっぱいある)アルジャジーラやぺけ(旧ツイッター)を見て、ガザの最新情勢をチェックして過ごしているのだが、先日ふと、かつてパレスチナに滞在した時に書いたブログを見直していて、書いてないことがいっぱいあることに気づいてしまった…当時すでにくたびれた無気力なおばちゃんだったので、大して活動していないのだが、やはりパレスチナという特別な場所で3か月生活していたのだから、向こうで経験したことや考えたことをもう少し記録に残すべきだったのではなかろうか。もうあんまり覚えてないけど、今からでもなんとか思い出して、ちょっとぐらい書けるかも…?というわけで、去年の旅行記は後回しにして(いつ終わるねん)、今から何回かに分けてパレスチナブログを追記しようと思う。しかし、当時は日記もつけず、写真...パレスチナぼんやり回想(1)~前書き~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(27)~トルコ・シワスからエラズーに移動~

    アンカラからバスでシワスに入って1泊した翌日は、またバスに乗ってエラズーに向かった。私は原則的に1か所に2泊以上するのだが(1泊で移動するのはしんどいから)、シワスは中継地点として泊っただけなので、例外なのだ。エラズー(Elazığ)はシワス(Sivas)の右下(東南ともいう)シワスからエラズーは比較的近く、バスで5時間程度なので、朝はゆっくり起床するつもりだったが(早起きして観光するという選択肢は私には存在しない)、なぜか7時に目が覚めた。前日のバスでけっこう寝たせいかもしれない。部屋のWi-Fiは、PCでは使えなかったが、なぜかスマホでは使えたので、ツイッターの更新などをする。通りに面していない部屋で、周りの部屋からの物音も聞こえず、穏やかな気分で作業が出来た。荷物をまとめてから10時頃に朝食会場に行...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(27)~トルコ・シワスからエラズーに移動~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(26)~バラの花咲く優しい町シワス~

    トルコでは、まずアンカラに2泊してから、バスで7時間ほどかけてシワスに移動し、一泊だけしてエラズーに向かった。シワス(Sivas)はアンカラの真右本来シワスに行く予定はなかったのだが、アンカラからエラズーにバスで直接行こうとすると11時間半かかり、夜行バスに乗る以外の選択肢がない。私は年齢も年齢だし、もともと体力がないので、夜行バスに乗るときっと寿命が縮む。というわけで、夜行バスを避けるため、中継地点のシワスで一泊することにしたのだ。その分交通費も宿泊費も余分にかかるが、旅行中の健康維持のためには止むを得ない。もう無理が出来ないお年頃ですのでね。この日は、夜中までワインを飲みつつツイッターなどをやっていたせいで、3時間半しか眠れずに8時過ぎに起床。友人が8時45分にロビーに来てくれる約束だったので、朝食を...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(26)~バラの花咲く優しい町シワス~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(25)~アンカラのシリア人街~

    アンカラ滞在2日目、現地在住の友人に連れられて旧市街ウルスで市場やその周辺地域を見物した後は、バスでシリア人街に出かけた。けっこう距離があって、30分くらいかかった気がする。アンカラのシリア人街は、アルトゥンダー郡(Altındağİlçesi)のオンデル地区(ÖnderMahallesi)というところにあり、近くに有名な家具屋街(Siteler)がある。私たちはその中のセルチュク通り(SelçukCaddesi)という商店街を散策した。埃っぽい道路の両側にシリア人経営の商店や飲食店が連なっているが、端から端まで歩いても大して時間がかからない長さだ。平日の午後の中途半端な時間だったせいか、人通りはさほど多くなかった。イスタンブールのシリア人街のような賑わいや、キラキラした感じの高級菓子店などはなく、一見普...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(25)~アンカラのシリア人街~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(24)~アンカラ旧市街の市場見物~

    アンカラ滞在2日目は、市場やその周辺の歴史的地区などを見物した後、シリア人街に足を延ばした。アンカラに観光に行く人はあまりいないと思う。アンカラはトルコの首都で、国の政治の中枢ではあるが、古くから国際的な大都市として栄えたイスタンブールと違って、見どころが少ないからだ。私も過去に一度だけ、バスの乗り継ぎのため1泊したのみだった。今回も友人に会うことが目的で、特に観光する予定はなかったのだが、せっかくアンカラに来てくれたのだからと、友人が私の好きそうな場所を案内してくれることになったのだ。自分で何も調べず、彼女の後を付いて行っただけなので、詳しい行き方や地名などはよくわからないが、悪しからず…というわけで、今回は市場を見物した話。シリア人街のことは次回に書く。(まとめて書こうと思ってたけど、市場の話が長くな...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(24)~アンカラ旧市街の市場見物~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(23)~トルコでの旅について前置き~

    前回の記事では、ヨルダンのアンマンからトルコのアンカラに移動した日のことを書いたが、今回はトルコでの旅について概観する。2022年の旅行では、まずイタリアのローマで3泊、次にヨルダンのアンマンで7泊してから、トルコに11泊し、その後に最終目的地(休養地)であるイタリアのフィレンツェに移動し、10泊してから帰国便に乗った。トルコでは、行きたいところを回るために、かなりの距離を移動することになった。ヨルダンは小さな国なので(日本の約4分の1)、アンマンを拠点にして同じ宿に滞在し、そこから他都市に日帰りで出かけることができたが、トルコは大きな国なので(日本の約2倍)、そういうわけにはいかない。トルコで回ったルートは、アンカラ(2泊)→シワス(1泊)→エラズー(2泊)→ワン(3泊)→イスタンブール(3泊)だ。ワン...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(23)~トルコでの旅について前置き~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(22)~ヨルダンからトルコに移動~

    少し間が空いたが、今回から2022年の旅行記を再開する。なるべく年内に終わるよう努力するが、まあ無理だろうねえ…(悲観的なわけではなく、単に現実的)今回はヨルダンのアンマンからトルコのアンカラに移動した時の話。ちなみに、トルコの首都はイスタンブールではなくて、アンカラだ。(テストに出るよ~)ヨルダンの首都はアンマンだけど、あんまんは売ってません。(テストに出ないよ~)この日は朝8時に起きて荷物をまとめ、ホテルをチェックアウトして、ダウンタウンからセルビス(白い乗り合いタクシー)で北バスターミナル(مجمعشماليムジャンマア・シャマーリー)に移動した。セルビスの運賃は1JD(現在のレートで約210円)だったが、荷物代として0.5JD余分に払わされた。北バスターミナルにはすぐ着いた。うろ覚えの空港バス乗り...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(22)~ヨルダンからトルコに移動~

  • ヨルダンの軍事・戦略専門家がみるイスラエル・ガザ情勢の行方とガザの猫動画

    今回は珍しく中東ニュースがテーマ。現在のイスラエルとガザをめぐる情勢について書く。10月7日、イスラエルの封鎖下のガザから、ハマースの軍事部門「カッサーム部隊」が境界を突破して周辺のイスラエル南部地域を襲撃し、100人を超える人質を取るという、前代未聞の事態が発生した。これに対する報復として、イスラエルはガザ地区を完全封鎖して水も食料も燃料も入らないようにすると宣言し、市街地の地区が丸ごと瓦礫の山になるような、かつてない激しさの空爆を続けている。13日の段階で、イスラエル側の死者は約1300人、ガザの死者は約1900人に達した。なお、ガザの人口は230万人を超えており、その約半数が子供である。空爆で多くの建物が完全に倒壊ガザの保健省によると、空爆の被害者の約6割が女性や子供(アラビア語の関連記事)この情勢...ヨルダンの軍事・戦略専門家がみるイスラエル・ガザ情勢の行方とガザの猫動画

  • 日付不明まとめ書き日記2023年8月後半~10月初旬

    私の住む世界(おうちヤマンバ地方)では、永遠に続くように思われた夏がようやく去ったと思ったら、もう冬が到来したかのような寒い日が続いたが、皆さんのところはどうだろうか。私は衣替えをし(段ボール1個分しかないので一瞬で終わる)、ホットワイン開きをした。うちの妹はカイロ開きを済ませたらしい。コタツもそろそろ用意するべきかな…今回は旅行記をお休みして、久しぶりにまとめ書き日記。過去ブログを読み返してみると、なんと前回のまとめ書き日記は昨年末の日付だったので、ほぼ十か月ぶりとなる。その間に色々なことが起こったわけだが、私は忘却力が優れているので、もはや最近の事しか覚えていない。というわけで、コロナに感染して回復した後、つまり8月後半から今までで、記憶に残っていることを書く。もはや時期もはっきりしないが、古代メソポ...日付不明まとめ書き日記2023年8月後半~10月初旬

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(21)~ヨルダン最終日後編・アンマンの猫おじさんの家~

    前回、アンマン城(城塞の遺跡)に向かう階段を登っていく三毛猫を見かけ、なんとなく誘われたような気がして付いて行くことにした、というところで終わっていた。(前回の話)アンマン城は丘の上にあり、そこまでかなり急な石段が続いている。私はそこをスローモーションでえっちらおっちら登って行った。少し行ったところで、階段と階段の合間の踊り場のように平らになった部分に出た。ここで一休みしようと思い、しばし立ち止まって辺りを眺めていたら、階段の脇の空き地に子猫が3匹いて、周りの草木の間をちょろちょろして遊んでいるのが目に入った。向こうもこっちに気が付いて、恐る恐る覗いてくる。なんなの、君らのこのかわいさは…天国への階段か?しばらく子猫たちを眺めて目の保養をしてから、また階段の続きを登る。最初に見たミケちゃんはもう見失ったと...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(21)~ヨルダン最終日後編・アンマンの猫おじさんの家~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(20)~ヨルダン最終日前編・アンマンの看板博物館とダウンタウン散策~

    ヨルダン最終日は朝9時半に起きた(やや早起き)。例によって、洗濯やら写真の整理やらツイッターやらをしてから、12時過ぎにようやく出かける。まず、ホテルのすぐ近くにあるのに今まで行きそびれていた「アンマン看板博物館」(متحفآرماتعمّان地図)に出かける。ここは2020年にオープンした時に、ヨルダンメディアで紹介記事を読んで、いずれ行ってみたいと思っていたところだ。なにしろ、無料ですしね(重要)。道行く人をぐいぐい誘う赤い矢印建物の3階まで狭い階段を上っていく。下はグーグルで拾った写真。「入場無料」を前面に押し出してアピールしている。入場無料って、素晴らしい。(有料のところには滅多に入らない私)階段には「マスク着用遵守」と一段一段描かれていた。中に入ってみたら、誰もマスクしてなかったが。ヨルダンは新...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(20)~ヨルダン最終日前編・アンマンの看板博物館とダウンタウン散策~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(19)~ヨルダン6日目・ザルカ日帰り~

    ヨルダン6日目は、日帰りでザルカに出かけた。特に目的はなかった。ザルカはアンマンの右斜め上(AzZarqa'ってやつ)ザルカはザルカ県の県都。アンマンに次いで人口の多いヨルダン第2の都市で、国内の工業の中心地だ。ヨルダン最古のパレスチナ難民キャンプがあり、西岸地区から避難してきた等のパレスチナ人の人口が多いことで知られている。観光名所がほとんどない(ちょっとはあるらしいが見たことない)、ごく普通の街なので、ザルカを訪れる観光客はまずいないと思う。私のような、ヒマで物好きな人以外は…ちなみにザルカは、ISの礎となるサラフィー・ジハード主義のイスラム過激派組織を創設した国際的に有名なテロリスト、アブー・ムスアブ・アッザルカ―ウィー(أبومصعبالزرقاوي)の出身地だ。この写真を見たことある人、けっこう...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(19)~ヨルダン6日目・ザルカ日帰り~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(18)~ヨルダン5日目・知人宅の美猫と猫助けの後日談~

    ヨルダン5日目は、朝10時過ぎに目覚めた。前夜アラクを飲みながら寝落ちして、夜中起きて日記を書いたりして、朝方また寝たせいで遅くなったのだが、どうも日本での昼夜逆転生活に近づいている気がする。旅行中に昼夜逆転すると困るのだが…夜型人間だと言うと、「じゃあ、あちら(中東や欧州)に行ったら朝型になってちょうどいいね!」とよく言われるのだが、別にそんなことはなく、こちらでも数日後には昼夜逆転するのだ。朝食代わりに果物を食べ、洗濯やPC作業などをしていて、気が付いたら午後1時を過ぎていた。旅行者なのに、我ながらのんびりしすぎだろう。1時半頃に出かけて、近くの両替屋で日本円を両替したり、市場付近を歩いて、メロンジュースを飲んだりしてから、ヨルダン人の知人宅に向かった。お茶(コーヒー)の時間にお邪魔する約束だったのだ...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(18)~ヨルダン5日目・知人宅の美猫と猫助けの後日談~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(17)~ヨルダン4日目後編・猫助けの話~

    前回はヨルダン滞在4日目、北部の国境付近の街ラムサとマフラクを訪れ、国境の向こうのシリアを眺めに行った話をした。今回はその続き、夕方にアンマンのラガダーン・バスターミナルに戻って来てからの出来事だ。バスターミナルから近距離バスに乗って、ダウンタウンの中心のフセイニーモスク前の広場で降り、その脇にある青果市場に果物を買いに行った。日本では高級果物のつぶれ桃(蟠桃)がてんこもり絵心のあるディスプレイあんずとさくらんぼを少しずつ買った。私は中東を夏に旅したら、ビタミン補給のためにいつもこの2つを買う。どちらも洗っただけで簡単に食べられるからだ。つぶれ桃も皮をむかなくても食べられるし、甘くて瑞々しいから大好きなのだが、一口では食べられないから汁が垂れる可能性が高く、私にとってはやや難易度が高い。(めんどくさがり)...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(17)~ヨルダン4日目後編・猫助けの話~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(16)~ヨルダン4日目前編・シリア国境へ~

    今回は去年の旅行記の続き。ヨルダン滞在の4日目、北部のシリアとの国境地帯に日帰りで行った時の話だ。私は海外を旅する時、自主的な言語研修を兼ねてトルコとイタリア、そしてどこかアラブの国を回ることが多い。アラビア語・トルコ語・イタリア語が専門だからだ。今回アラブ諸国の中でヨルダンを選んだのは、イタリアから格安のライアンエアーを利用できたことが主な理由。そして、ライアンエアーの便(週2)やトルコでの予定の関係で、ヨルダンに7泊することになったのだが、それにあたって、ずっとアンマンに滞在するか、あるいは移動して違う街を観光するか少し迷った。アンマンはかつて住んでいた街だから、今さら観光する気もしないし、ずっと同じところにいると退屈するかもしれないと思ったのだ。私はペトラや死海、ワディラム等のヨルダンのメジャーな観...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(16)~ヨルダン4日目前編・シリア国境へ~

  • コロナに初めて感染した話

    またまた間が空いてしまったが、皆さんいかがお過ごしだったろうか。私はコロナにかかってました~1か月半外国(中東と仏)をマスクなしで旅してもなんともなかったのに、帰国して2週間で感染した。適宜マスクをしていたし、近所のスーパーや公園に出かける程度で、ほぼ誰にも会わない世捨て人のような暮らしをしていたのに。日本の第9波、おそるべし。最初は、喉が痛くて寒気がするので冷房で寝冷えしたのだと思い、なるべく冷房を付けずに(あるいは温度を高めに設定して)ひたすら寝ていたのだが、いつもと違って、丸2日寝ていてもちっとも良くならないので、「これは普通の風邪じゃないのでは」と疑い始めた。熱も38度ちょっとある。私は平熱が36度いかないので、38度は高熱なのだ。心当たりはないが、もしかしたらこれはコロナかもしれないと思い、ネッ...コロナに初めて感染した話

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(15)~ヨルダン3日目アンマン街歩き編~

    ヨルダン3日目は、ホテルで洗濯したり、まとめてPC作業をしたりしてゆっくり過ごし、近場を散策した程度で遠出はしなかった。旅の疲れを緩和させるための休養日だ。昼近くなってから出かけ、まず日本円を両替しにいった。ダウンタウンの両替所アンマンのダウンタウンには、両替所が数軒集まっているので、4,5所か回ってレートを聞き、一番良かったところで替えた。日本円を扱っていないところもあった。どこも概ね適正レートで、大きな違いはなかった(1万円が50~52ディナールだった)。両替を済ませてから、セルビス(乗り合いタクシー)に乗って、ダウンタウンに隣接する高台のジャバルウェブデに登った。ジャバルウェブデは、ジャバルアンマンのレインボーストリート界隈と同様、オシャレスポットとして知られており、雰囲気の良いカフェが集まっている...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(15)~ヨルダン3日目アンマン街歩き編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(14)~ヨルダン2日目後編・昔のアパートと餌付けおじさん~

    今回から、途中まで書いてそのままになっていた2022年の旅行記をようやく再開する。ヨルダン2日目(旅の開始から1週間も経っていない時点)の話の後編からだ。前編を更新したのは今年の5月7日で、その後旅行の準備で忙しくなり、約1か月後には新たな旅に出てしまったので、ブログを書く余裕などなかったのだ。まあそれ以前も、休み休みの匍匐前進レベルでしか更新してなかったんだが…ヨルダン2日目の前編は、アンマン在住の友人Hinaさんとランチやお茶をした後、私がかつて住んでいたアパートを見に行くのに付き合ってもらった、と書いたところで終わっていた。(2022年の旅日記を最初から読みたい方、おさらいしたい方はこちらからどうぞ)私はアンマンに滞在していた時(2013年~2014年頃)、ダウンタウンに隣接するジャバルアンマン(文...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(14)~ヨルダン2日目後編・昔のアパートと餌付けおじさん~

  • 海外旅行を終えて、無事に帰国しました~

    約1か月半に渡る長旅を終え、先日ついに帰国した。日本で廃人のような暮らしを続け、気力も体力もなくてへなへな状態だったのに、暑い時期に暑い地域(中東)に敢えて出かけたので、まさか無事に帰れるとは思わなかったぜ…今回訪れた国はトルコ、イラク(クルド人自治区のみ)、イラン、フランス(パリとその近郊のみ)。当初はイタリアにも寄る予定だったが、日程と費用等の関係で厳しくなり、結局行くのを諦めた。まさかの「イタリア飛ばし」である。(新幹線のぞみの「名古屋飛ばし」に匹敵)フランスもどうしようか迷ったが、結局予定通り行くことにした。でも、ヨーロッパは物価が高いから(しかも円安)、今後はなかなか行けないかもしれない。っていうか、仕事を探さないとな…すでに帰国したわけだが、前回と前々回に引き続き、今回もとりあえず旅の写真を適...海外旅行を終えて、無事に帰国しました~

  • 引き続き旅行中です~(まだ生きてます)

    前回「現在海外旅行中です」ということで、取り急ぎ写真だけ適当に選んで載せた。今もまだ旅先なので、引き続き写真だけで失礼する。ちなみに、今回の写真は全てイランで撮ったものだ。旅も後半に入り、山場を越えて(=私にとって難易度の高い国をクリアして)終わりが見えてきた状態だ。暑さが厳しくなる時期だし、年も年だし、元々体力がないので、スローモーションの低空飛行で行こうと思う。皆さまもお体に気を付けて、夏を乗り越えてくださいませ~帰国してもきっと暑さでへなへなだと思うが、なるべく早く旅日記を書きたいものである。去年のやつの続きを…(終わり)引き続き旅行中です~(まだ生きてます)

  • 現在海外旅行中です

    去年の旅行記が全然終わっていないのに、2023年も海外旅行に出かけてしまった。しかも、前回より長めの…出国は今から1週間余り前で、行先は中東・欧州方面。詳しいことは、また帰国してからゆっくり(ものすごくゆっくり…)書くつもりなので、よろしくお願いします~では、皆様も楽しい日々をお過ごしくださいませ。こんな更新ペースのブログですが、今後ともよろしくお願いいたします~現在海外旅行中です

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(13)~ヨルダン2日目前編・現地の友人とアンマン巡り~

    ヨルダン2日目は、まずホテルを移ってから、現地在住の友人に会ってランチやお茶をし、かつて住んでいたアパートを再訪したりして過ごした。朝8時頃目が覚め、しばらくベットでぼんやり過ごしてから、10時頃に出かけてホテル探しをした。1泊した「ノルマスホテル」も悪くはなかったのだが、連泊するなら、もう少し安くて雰囲気の明るい所に移りたいと思ったのだ。かつて私の定宿だった「バグダッド・グランドホテル」が目と鼻の先にあったので、そちらに行くことも考えたのだが、日本の安楽で快適な生活に慣れてしまった身で、あのワイルドなホテルに順応できる自信がなかったので、やめておいた。前夜、道端の若者に安くていいホテルを知らないかと聞いたら、「ママヤホテル」がいいと勧められたので、そこに行ってみることにした。ノルマスホテルから徒歩2分く...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(13)~ヨルダン2日目前編・現地の友人とアンマン巡り~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(12)~ローマからアンマンに移動・後編~

    前回の更新からまたずいぶん間が空いてしまったが、皆様はいかがお過ごしだっただろうか。私は相変わらず、のたのたのたのた暮らしていたのだが、その間に日本には春が来て、夏が来て、さらに冬が戻ってきてしまった。もしかしたら、そろそろ秋が来るのかもしれない。書くのをあまりに長くサボっていたので、書き方を忘れてしまったが、なんとか思い出せたらいいですね。(他人事か)前回はローマのフィウミチーノ空港からライアンエアーのアンマン行きの便に搭乗したところで終わっていた。出発予定時刻は16:35だったが、30分ほど遅れて離陸した。遅延の理由は不明。機内はほぼ満員で、添乗員を含め、ほとんど誰もマスクをしていないかった。私の席は最後列の窓側だった。たどりついたら、そこにはどことなくレトロな化繊のワンピースを着た国籍不明の若い女の...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(12)~ローマからアンマンに移動・後編~

  • 2023年のクルドの新年のお祭りネウロズのイベント開催情報

    日本クルド文化協会がfacebookのページで2023年のネウロズのイベント情報を公開したので、今回は取り急ぎその内容だけ転記する。新型コロナの感染拡大のため、2020年から3年続けて開催は自粛となっており、2月6日にトルコ南東部で大地震が発生した関係でどうなるのかと思っていたが(被災地出身の在日クルド人が多いため)、無事に開催される運びになったらしい。開催日:3月21日(火)春分の日時間:11:00~16:00場所:埼玉県さいたま市秋ヶ瀬公園三ツ池グラウンドhttps://www.google.com/maps/place/%E4%B8%89%E3%83%84%E6%B1%A0%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89/@35.850385,139.601...2023年のクルドの新年のお祭りネウロズのイベント開催情報

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(11)~ローマからアンマンに移動・前編~

    今年も気が付いたらもう3月中旬。気候もすっかり春めいて(っていうか初夏っぽい)、関東では来週にも桜が開花するという話だ。去年の旅行記が全然進んでないのに、なんだか焦る~というわけで、今回はトルコの地震の話ではなく、途中になっていた旅行記を再開する。前回はローマ滞在3日目にトッレ・アルジェンティーナ広場に猫を見に行った話で終わっていた。翌日は移動日で、ライアンエアーでローマを16:35に発ち、ヨルダンの首都アンマンに21:30に着く予定だった。この日は朝7時半に目覚めたが、チェックアウトギリギリまでホテルにいて、荷物をまとめたり、SNSを眺めたりして過ごした。移動する日は体力を消耗するので、観光はしない主義なのだ。身体が弱いから、ちょっと無理をするとすぐ瀕死になるんですもの…11時間際にチェックアウトしにい...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(11)~ローマからアンマンに移動・前編~

  • トルコで長年防災の啓発活動を続ける森脇義則氏のトルコメディアでの発言和訳(要約)

    今回は、準大手ゼネコン「安藤ハザマ」のトルコ代表で、現地で防災の啓発活動を続ける一級建築士の森脇義則氏がトルコメディア(TV100)に出演した際の発言内容を和訳してみた。23分31秒と長めだったので、かなり取捨選択して要約させてもらった。スクショ。どうしても美人アナウンサーの方に目が行ってしまうのは私だけ?(トルコ人女性は美人が多いと思う)彼女は美人な上に優秀で、森脇氏の話を要領よくまとめ、要所要所で分かりやすく要約してくれていたので、森脇氏の話にその要約を加味した形で訳した。アナウンサーはまず最初に、彼が以前出演した際に「行政処分免除」(トルコで安全基準に満たない建築物について、手数料を払うことで行政処分を免れることができる「恩赦」の措置)の問題について以下のように指摘したことを「忘れられない発言」とし...トルコで長年防災の啓発活動を続ける森脇義則氏のトルコメディアでの発言和訳(要約)

  • 1999年のトルコ北西部地震で1人も死傷者を出さなかった町

    前回の記事で、今月6日のトルコ南東部を震源とする地震で被害がひどかったハタイ県にありながら、建物が1軒も倒壊せず、死傷者が1人もいなかったエルジン郡の郡長のインタビューを和訳(要約)した。このエルジン郡長のインタビューをネットで見た時、私はすぐにタヴシャンジュル(Tavşancıl)を連想した。トルコでは1999年にも北西部でM7.6の大地震(トルコ北西部地震、イズミット地震、トルコ・コジャエリ地震等と呼ばれる)があり、多くの犠牲を出したが、震源地に近かったのに一切被害が出なかった地域があったのだ。今回のエルジンのように。それがタヴシャンジュルだ。今回は、私がタヴシャンジュルのことを知るきっかけとなった動画の内容を以下に和訳(要約)する。BBCトルコ語版が2022年8月17日に公開したものだ。「タヴシャン...1999年のトルコ北西部地震で1人も死傷者を出さなかった町

  • トルコの地震で1人も死傷者を出さなかったハタイ県エルジンの郡長インタビュー和訳(要約)

    ご存じのように、今月6日にトルコ南東部のシリア国境に近いカフラマンマラシュで発生したM7.8とM7.5の地震により、両国で多大な犠牲者が出ている。残念ながら、死者数はまだまだ増え続けることだろう。トルコで最も被害が大きかったのはハタイ県だと言われ、建物の約半数が倒壊したという話も聞くが、そのハタイ県にあって、1軒も建物が倒れず、死傷者が1人もいなかった地域がある。それがエルジン郡だ。(Erzinİlçesi、トルコ語では「エルズィン」と発音されるが、ここでは「エルジン」と表記する。また、İlçeは郡または区と訳されるが、ここでは郡、その首長は郡長としておく)ハタイ県でエルジン郡だけが無傷だったことがトルコで話題になり、メディア(FOXのトルコ版)で郡長のオッケシュ・エルマスオール氏がインタビューされたのを...トルコの地震で1人も死傷者を出さなかったハタイ県エルジンの郡長インタビュー和訳(要約)

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(10)~ローマ3日目・トレビの泉と遺跡猫たち・後編~

    今回もまた、ずいぶん間が空いてしまったが、去年の旅行記を再開する。前回はローマでの3日目、トレビの泉などを経由してトッレ・アルジェンティーナ広場の保護猫施設を見た後、昼食を取ってからホテルに戻って休憩したところで終わっていた。ローマ3日目の夕方、ホテルで昼寝などしてから、夕方また出かけた。テルミニ駅地下のコナド(スーパー)で夕食を買って帰るだけのつもりだったが、ふと気が変わり、トッレ・アルジェンティーナ広場にもう一度行ってみることにした。広場の周りにいた人たちが、夕方になったら猫がそこら中をうろうろしていると言っていたことを思い出したからだ。バスに乗るため、駅前のバスターミナルに向かって歩いている時、カラビニエーリ(Carabinieri憲兵、以下カラビニ)の車両が何台か、サイレンを鳴らしながらすごい勢い...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(10)~ローマ3日目・トレビの泉と遺跡猫たち・後編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(9)~ローマ3日目・トレビの泉と遺跡猫たち・前編~

    (古代の壁の脇で眠る猫たち)今回はようやく旅行記の続き。成田からローマに到着して3日目の話だ。去年の6月半ば~7月半ばの旅行のことなのに、なかなか書き進めないでいるうちに、今年も1月後半に入ってしまった。いつ終わるんだろう、これ…さて、ローマ滞在3日目は、ネットを検索していて見つけたトッレ・アルジェンティーナ広場の保護猫施設に行く予定だった。そこはローマの王道の観光名所トレビの泉やパンテオンに近いので、そちらもついでに回るつもりだった。その日は朝8時半に起きた。我ながら早起きだ。しかし、洗濯したり、ツイッターを更新したりしていたら、いつのまにか11時を過ぎていた。時間が過ぎるのが速いのか、私の行動がとろいのか…(きっと前者ね)前日フロントのエリザベッタさんに「明日はコーヒーを飲んで行ってね!」と念を押され...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(9)~ローマ3日目・トレビの泉と遺跡猫たち・前編~

  • 2023年のかきぞめ

    (オーストラリアやニュージーランドの辺りにありそうな猫島)皆様、新年あけましておめでとうございます~と言っても、もう既に1週間過ぎているわけだが。時間が過ぎるのを遅くする魔術、誰か教えて欲しい。あまりにも早すぎないか。イラストでの新年ブログをコメントでリクエストされたので、約1年ぶりに描いてみたのだが、描くためのホワイトボードの画面の開き方すら忘れていて、ようやく画面が開けても、描き方や色の塗り方もよくわからず、ペンタブレットと喧嘩しつつ格闘した。というわけで、出来が悪くても勘弁してやってください。何もかもコロニャが悪いんだ…さて、皆様は年末年始をいかがお過ごしだっただろうか。私はコロニャ(コロナ)の感染が激しく拡大する前の11月前半、早めに里帰りしたので、年末年始は自宅で過ごしていた。年越しそばも紅白も...2023年のかきぞめ

  • 日付不明まとめ書き日記2022年たぶん12月

    今回は年末スペシャルということで(?)、全然進まない旅行記を脇に置いといて、久しぶりにまとめ書き日記。まあ、まとめ書きっていうほどの量でもないけどね…ふっ12月某日冷蔵庫を開けると、ストロングゼロの酎ハイの缶が開いたものが入っている。自分で入れた覚えはない。おやおや、誰が入れてくたのかしら?心優しい妖精さん(アル中担当)が私への贈り物として、寝ている間にこっそり入れてくれたのかしら?さっき起きたばっかりだし、まだ昼間だけど、せっかくだから一口くらい飲もうかしら、うふふ~ごくごく(一口じゃない)うむ、ちょっと気が抜けてるけど、気になるほどではない。ちゃんと酎ハイの味がする(当たり前)。妖精さん、どうもありがとう!さあ、贈り物もいただいたし、今日も一日がんばろう~パタリ(冷蔵庫を閉める音)~完~最近私は、こう...日付不明まとめ書き日記2022年たぶん12月

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(8)~ローマ2日目・モスクと猫編(後半)~

    毎日ぼんやり過ごしているうちに、今年もとうとう最後の月に突入してしまった(デジャブ)。日本の首都圏では寒い日が続いているが、皆様いかがお過ごしだろうか。うちの安アパートは窓の建付けが悪いせいか(まともなカーテンを掛けてないせいもあるかも)、昼間目覚めて室温をチェックしたら10度前後だったりして、かなりサバイバルな状況だ。昼間はエアコンとコタツをつけ、夜は毛布を重ねて凌いでいるが、もういっそ冬眠したい。恒温動物って、大変だなあ…というわけで(?)、また間が空いてしまったのだが、今回はローマ滞在2日目の話の続き。ローマモスクを訪ねて行って、写真を撮らせてもらい、帰りがけに門番の男性にお礼として少しお布施を渡そうと思ったら、「寄付金?それは猫のエサ代か?」と言われた、というところで終わっていた。(前回の話)それ...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(8)~ローマ2日目・モスクと猫編(後半)~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(7)~ローマ2日目・モスクと猫編(前半)~

    ぼんやり暮らしているうちに、気が付いたらもう11月も後半。前回のブログから1か月も経ってしまっている。その間に早めの里帰りをしたりもしたが(正月は感染拡大が懸念されるので)、ほんの数日だったのに、どうしてこんなに日にちが経っているのだろう。時を駆けたのかな。(時を駆けるおばちゃん)というわけで、久しぶりに旅行記の続き。東京からローマに到着した翌日、ローマモスクを訪れた時の話だ。ずっとサボってたから、書き方を忘れてしまった気がするが、なんとか思い出さなければ…今回の旅行ではローマに3泊したのだが、それはローマ観光のために意図したものではなかった。格安のライアンエアーを使ってヨルダンに移動しようと思ったら、ローマ・アンマン間が週2便しかなくて、結果的にそうなっただけなのだ。ライアンエアーは他の航空会社の半額以...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(7)~ローマ2日目・モスクと猫編(前半)~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(6)~ローマ初日・SIMカード購入編~

    激しい気温の変化に翻弄されているうちに、もはや10月も後半に突入してしまった。今年は金木犀の香りがあまりしないなと思っていたが、それは寒いから窓を閉めていたせいだということに、暖かくなってからようやく気付いた。金木犀のシーズンは短くて貴重なのに、なんだか損した気分。さて、今回は旅行記の続き。まだローマに着いた日の話が終わっていなかった。悪い魔法使いに呪いをかけられたかのように、いたずらに時が過ぎ、ブログをなかなか更新できない。いつ終わるんだろう、この旅行記は…(前回の話)ホテルの部屋で少し仮眠を取り、Wi-Fiを利用して調べ物などをして、少しゆっくりしてから夕方6時頃に出かけた。ホテル周辺を散策がてらテルミニ駅に出て、駅構内にある携帯ショップを回ってSIMカードの値段をチェックするつもりだった。ローマには...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(6)~ローマ初日・SIMカード購入編~

  • 日付不明まとめ書き日記2022年8月後半~9月前半

    今回は旅行記を1回休んで、久しぶりにまとめ書き日記。8月某日今年もついにキリン秋味が発売され、それとほぼ時を同じくして、暑さが少し和らいできたので、「スーパー登頂」を再開することにした。スーパー登頂とは、スーパーの建物の階段を上り下りする全天候型スポーツである。旅行から戻った7月半ばから8月前半にかけて、猛暑が続いている間は、これをやるのを自粛していた。なにしろ暑さのせいで体力が落ちていたし、冷房が効いているといっても、建物の隅っこの階段部分はやや暑いので、うかつに上り下りすると熱中症で倒れるかもしれないからだ。折しも、オミクロン君の新たな変異株が猛威を振るっていた時期である。倒れているのを発見されても、救急車はなかなか来てくれないだろうし、来てくれても搬送先の病院が見つからないかもしれないし、見つかって...日付不明まとめ書き日記2022年8月後半~9月前半

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(5)~ローマ初日・ホテル探し編~

    前回のブログからずいぶん間が空いてしまった。8月は全然予定がなくてずっと暇だったので、下旬につい図書館でフランス語とペルシャ語の初心者用テキストを借りてきて、勉強し始めてしまい(その後自分で教材を買った)、そちらにエネルギーと脳の機能を奪われて、他のことが何もできない状態になっていたもので。両方合わせてせいぜい1日2~3時間しかやってないのだが、終わった後に脳みそが煮詰まったような状態になって、何も考えられなくなるのだ。年のせいかな…しかし、このままブログを途中で放置するのも気になるので、趣味の語学学習の時間を減らしつつ、なんとか旅行記の続きを書くことにした。成田からドーハ経由でローマに到着したところで終わっていたので、その続きからだ。ローマのフィウミチーノ空港フィウミチーノ空港に到着したのは、予定通り1...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(5)~ローマ初日・ホテル探し編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(4)~カタール航空/ドーハ・ローマ編~

    乗り継ぎのドーハ・ハマド国際空港に着いたのは、早朝の4時半頃だった。ローマ行きは8時45分発なので、待ち時間は4時間余り。成田からの12時間に及ぶフライトの疲れに、例のブラジル人女性からのサプライズプレゼント(前回の記事の後半参照)への動揺が加わり、歩くのが億劫なほど体が重かったが、ドーハの空港に来たからにはあの巨大な黄色いクマに挨拶しないわけにはいかないと考え、さっさと手荷物検査を済まして、クマ広場(仮名)に向かうことにした。私は極度の方向音痴で、自力で行こうとすると必ず迷う自信があったので、通りがかりの空港係員に道を聞いてから行った。ドーハの空港係員は無愛想なしかめっ面をしていて、ぶっきらぼうな対応をする人が大半だ。私が道を聞いた人も、ちゃんと教えてはくれたが、丁寧な態度とは言い難かった。おかげで、「...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(4)~カタール航空/ドーハ・ローマ編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(3)~カタール航空/成田・ドーハ編~

    カタール航空の成田発ドーハ行きの機内は、1席おきに座るようになっていたが、座れるところは大体埋まっていた。思っていたより人が多い。海外旅行する人が急増していた時期なのだ。ハワイ行きのツアーなどは満員御礼だとニュースでやっていた。私の席は、窓寄りに並んだ3席の通路側だった。私は長時間のフライトでは通路側に座ることにしている。もちろん心置きなく酒を飲み、気兼ねなくトイレに行くためだ。窓側には欧米人らしき髪の短い小柄な女性が座っていた。50代後半~60代前半くらいに見える、物静かな人だ。私も席について手荷物を前の座席の下に置き、シートベルトを締める。空港にたどり着くだけで疲れていたものの、久しぶりの飛行機なので、やはり「わ~い」と声を上げたくなるような、たのしい気分になった。クッションのアラビア語の文は英語の「...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(3)~カタール航空/成田・ドーハ編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(2)~出発前夜・当日編~

    出発前夜、まだ荷造りに全く手を付けていなかったものの、夜の便だからなんとかなるだろうと考え、いつものように近所の公園にベンチ飲みに出かけた。旅先で荷物を運ぶ練習をするため、空のスーツケースを転がして行こうかと一瞬考えたが、スーツケースを脇に置いてベンチ飲みをしたら、ホームレスの人だと思われる可能性が濃厚なので、やめておいた。帰宅してからシャワーを浴び、ワインを飲みつつ夕食を作って食べ始める。食ベ終わった時にはもう日付が変わっていた。さすがにそろそろ用意しないと間に合わなくなると思い、ぼんやりした頭で荷造りを開始。一応数日前に持ち物リストを作成して、必要なものは用意していたし、小さめのサイズのスーツケース(+ショルダーバッグ)だったので、スローモーションで作業しても2時間ほどで詰め終わった。やれやれ、これで...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(2)~出発前夜・当日編~

  • 2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(1)~旅の下準備編~

    熱波が延々と続く中、皆様はいかがお過ごしだろうか?(居住地域にもよるだろうが)私はもちろん毎日無為に過ごす廃人ライフを満喫している。今年は去年より熱波のグレードが上がっている気がする。ということは、来年はもっと暑いんだろうか。私は生き延びることが出来るのだろうか。なんかもう、もっと気候のいい宇宙に引っ越したい…そんなわけで、何をする気力もわかないのだが、旅行から帰って来てもう2週間以上経つし、今年も既に8月に突入してしまったしで、そろそろ旅行記を書き始めないと、一生書けないかもしれないと思い、蒸発しかけた脳みそちゃんに頑張ってもらうことにした。今年中に書き終われればいいな…前回の記事で触れたように、今回の旅行では、6月半ば頃から7月半ばにかけて、約1か月でイタリア・ヨルダン・トルコの3か国を回ってきた。前...2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(1)~旅の下準備編~

  • 海外旅行から帰ってきました~

    (帰国後、最寄り駅でさっそくベンチ飲み)前回、約3年ぶりに海外旅行に出ているとご報告したが、その後異国で倒れることもなく、つつがなく旅を終えて、数日前に帰国した。まさか無事に帰れるとは思わなかったわい…自宅に帰りついて冷蔵庫を開けたら、冷やしてあった梅酒のパックや缶酎ハイの前に、「ご自由にお飲みくださいね~」と書かれたメモ用紙が置いてあった。長い間毎日家でだらだらするか、近所でベンチ飲みするくらいしかしておらず、廃人と化した身でいきなり海外の長旅に出たので、自分が旅先で行き倒れる確率は高い、その場合に身内や警察の方々などがアパートに立ち入ることもあるだろうと考え、彼らをねぎらいつつ笑いを取るために、こういうメモを残しておいたのだ。何事も起こらず、帰宅した自分が冷蔵庫を開けて、これを見てウケるという可能性も...海外旅行から帰ってきました~

  • 久しぶりの海外旅行~

    最近更新がないから、どうしているか心配してくださっていた方もおられるかもしれないが(いつもはもっと更新が遅いですね、はいすんません)、実は一週間くらい前から海外に旅に出ている。海外旅行は約3年ぶり。その間、毎日ほぼ家と公園とスーパーのみを往復する日々を送っていて、心身ともにすっかり廃人になっていたから、途中で行き倒れずに無事に戻れるかどうか心配なのだが、今のところ意外に元気に過ごしている。成田からまずローマに飛び、3泊してからヨルダンのアンマンに移動した。ローマではローマモスクを訪れて、門番の男性が餌付けしている猫にちゅ~るをあげたり遺跡の中にある保護猫施設を訪れたりした。アンマンでは現地在住の友人に美味しいランチをご馳走になったり昔住んでいたアパートを訪問したり猫に誘惑されたりしている。詳しい旅日記は帰...久しぶりの海外旅行~

  • 池袋のハラール中華料理店「アリヤ 清真美食」にときめく

    暑かったり寒かったり、雨続きだったりまた晴れたりして、気候が安定しない日が続いていると思ったら、うちの辺り(関東甲信)はついに梅雨入りしたらしい。私は最近ますます気力も体力も低下して、すっかり「銀河鉄道の夜」のジョヴァンニのお母さん状態だ。(ジョヴァンニ産んでないし、買ってきてくれるならワインの方がいいけど)気が付けば、このブログも書こう書こうと思っているうちに、ずいぶん時が経ってしまった。きっとこの気候のせいね。いや年のせいかな、それとも酒かな(思い当たることがありすぎる)でもたまにはやる気を出して、更新しなければ。よっこ遺書~(うちのパソコンさんがこういう変換をするのは私への嫌がらせか?)そんなこんなで、もう1か月近く過ぎてしまったのだが、池袋のハラールの中華料理店「アリヤ清真美食」に妹と行ってきたの...池袋のハラール中華料理店「アリヤ清真美食」にときめく

  • 我が心のイタリア人~イタリア帰りあるある~

    私の心の中には小さなイタリア人が住んでいる。ちょっと口うるさいが悪気はなく、しょっちゅう軽口を叩いているタイプの愉快なおばあちゃんだ。かつてフィレンツェで5年ほど暮らしている間に私の中に入り込み、それからずっと時が経って日本での生活が長くなった今でも、出ていく気配はない。彼女は普段は奥の方に引っ込んでいて、あまりこちらのやることに口を出してこないが、なにしろイタリア人なので、食べ物のことになると黙っていられなくなるようだ。彼女の中では、食事に関して「人としてやっていいことと、やってはいけないこと」の境界線がくっきりと引かれており、私がその境目を超えて「禁じられた領域」に入ろうとしようもんなら、突然現れて大声で説教し始めるので油断ならない。そんなイタリア人の小さなおばあちゃんに縛りをかけられているせいで、私には食...我が心のイタリア人~イタリア帰りあるある~

  • 日付不明まとめ書き日記2022年4月

    今回は久しぶりにまとめ書き日記。よく考えたら、まとめて書いたら日記とは言えない気もするが、まあ些細な事さ。4月某日夕方近くなって起きて、コーヒーを淹れに台所に行った時、水切りかごにチーズおろし器が入っているのに気づく。チーズおろし器を前日使った覚えはない。私はかつてのイタリア生活の名残で、冷蔵庫にグラナパダーノ(パルミジャーノレッジャーノより安めのハードチーズ)を常備し、パスタ料理を作った時にそれをおろしているのだ。私は夕べ、パスタを食べたのだろうか?そんな記憶はない。じゃあ誰がチーズおろし器を使って、洗って水切りかごに入れたのだろう。いつの間に?1人暮らしなのに。なんだかコワい・・・でも一番コワいのは認知症かもな・・・ちなみに、私が愛用しているチーズおろし器はこれたぶんダイソーで買ったもの。安物だが特に問題は...日付不明まとめ書き日記2022年4月

  • 2012年5月韓国への旅(4)最終回~ソウルで飲み食いしたものなど

    今回は韓国旅行記の最終回。たった4回分なのに、やけに時間がかかってしまったが、ようやく最後までたどり着けた(無理やり)。ああ、しんど…最近ますます集中力がなく、疲れやすいのだ。そういうお年頃かしら~前回の記事の最後に、「次回は残りの写真をランダムに載せる」と書いたが、残った写真を眺めてみたら、その大半は食べ物と酒関係だったので、それを中心にまとめてみた。全てソウルで撮った写真だ。いつものように大半がピンボケだが、一種の精神修養だと思って、心の目で修正して見て欲しい。ダマスカス留学仲間やパレスチナで知り合った友人達と訪れたところもあれば、1人で行ったところもある。まずはダマスカス組の友達と訪れた仁寺洞(インサドン)仁寺洞は伝統茶屋や韓定食(コース料理)の店、伝統工芸品店が多い人気の観光スポットらしい。韓定食の店が...2012年5月韓国への旅(4)最終回~ソウルで飲み食いしたものなど

  • 2012年5月韓国への旅(3)仁川(インチョン)散策

    しばらく更新をサボっているうちに日本には春が来て、その後冬が戻ってきたと思ったら、唐突に夏に突入してしまったが、皆さんいかがお過ごしだろうか。うちのボロアパートは先週くらいまで室温11℃だったりしたのだが、今は日中25℃を超えている。4月でこれだということは、8月は50℃くらい行くのでは。去年の夏、命の危険を感じるレベルの猛暑日が延々と続いたが、今年もそうなるんだろうか。私は生き延びられるのか…さて、今回は韓国旅行記の続き(前回はこちら)。書き始めたのは去年の11月だったのに、4月になってもまだ3回目とは、これいかに。なんだか一生終わらないような気がしてきたので、次回で無理やり終えるつもりだ。今回は、旅の最終日に仁川(インチョン)を観光した時の話。パレスチナで知り合った韓国人の女の子2人組(前書き参照)のうち1...2012年5月韓国への旅(3)仁川(インチョン)散策

  • クルドの新年のお祭りネウロズの日本での祝賀行事は2022年も中止

    前回の記事(これ)で、「クルドの新年のお祭りネウロズ2022年のイベント開催は未定」と書いたが、これについて、主催者の日本クルド文化協会がフェイスブックのページで以下のように告知した:お知らせ2022年秋ヶ瀬公園で予定されていました公式行事としてのネウロズはコロナウイルス蔓延防止の観点より中止といたします。小人数で、コロナに充分気をつけてネウロズを祝って下さい。KoronavirusönlemleriçerçevesindebuseneAkigaseKoendeplanlananresmiNewrozprogramlarıiptaledilmiştir.İsteyenherkesserbestçeküçükgruplarhalindekutlayabilirJiberrewşakoronayêNewroza20...クルドの新年のお祭りネウロズの日本での祝賀行事は2022年も中止

  • クルドの新年のお祭りネウロズ2022年のイベント開催は未定

    今年もクルド民族の新年の祭り(春祭り)「ネウロズ」の日である3月21日が近づいてきた(ペルシャ語では「ノウルーズ」)。毎年この時期、この地味なブログへのアクセス数が(若干)増えるので、「あ、もうネウロズの時期なんだ」と気づく。2019年までは例年、クルド人(特にトルコ出身者)の人口が多い川口市・蕨市を擁する埼玉県で3月後半にネウロズのイベントが行われていたのだが、2020年と2021年は新型コロナの感染拡大のため、開催が中止されていた。2022年はどうなるのか?それはまだ決まっていないようだ。開催の有無、開催される場合の日時・場所などは主催する「日本クルド文化協会」などのフェイスブックのページ(これ)で毎年告知されるのだが、今年は未だに発表がない。クルド人にとって1年で最も大切な民族の祭りであるし、最近2年間は...クルドの新年のお祭りネウロズ2022年のイベント開催は未定

  • 2012年5月韓国への旅(2)梨泰院でソウル中央モスクと中東の雰囲気を満喫

    もう3月になって、日本はすっかり春めいてきたが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。私はロシアのウクライナ侵攻のことで頭がいっぱいだったが(シリアでの空爆等のこともあり、ぷーは一生許さん)、それは脇に置いといて、今回は韓国旅行記の本編に入る。前書きを書いてから、気が付けばもう3か月以上経過していた。魔法にかかって、時を駆けたのかな(少女じゃないけど)前書きでも言及したが、ほんの数日の旅行で写真がわずかしかないし、十年近く前のことであまり覚えていないから、2回ほどで終えるつもりだ。いんしゃーあっらー・・・というわけで、今回のテーマはモスクとその周辺地域。モスクは私が外国を訪れた際によく行くスポットのうちの1つだ。ソウルの梨泰院地区には、大きくて立派なモスクがある。「ソウル中央モスク」だ。ウィキペディアのこのモスクにつ...2012年5月韓国への旅(2)梨泰院でソウル中央モスクと中東の雰囲気を満喫

  • カルディの「ケバブの素」とユウキ食品の「ケバブソース」を試す

    今回は料理の話。まあ、料理というほどのものではないが。(なんやねん)カルディで「ケバブの素」なるものを見かけ、安かったので(重要)買って、作ってみたのだ。その後、業務スーパーでユウキ食品の「ケバブソース」も買って、そちらも試作してみた。私はカルディと業務スーパーが好きだ(みんな好きよね)。特に業務スーパーは価格が安く、中東方面からの輸入品も色々あるので、行くとつい必要ないものまで買い込んでしまう。ちなみに、業務スーパーにはハラール食品が多いので、ムスリム御用達だ。ということで(?)、まずカルディの「ケバブの素」から。これですわ。原材料などやけに注意書きが多い。こういった中東系(風)の食品・調味料は、「なんちゃって中東メシ」である可能性が高い上、割高だったり作るのが面倒だったりするので、見かけてもたいがい素通りす...カルディの「ケバブの素」とユウキ食品の「ケバブソース」を試す

  • マジメな酒飲み日記2

    (内容とは無関係の猫さん)今回は「真面目な酒飲み日記」の第2弾、自作のイラストマンガだ~(前回の酒飲み日記はこちら)まだまだ慣れないペンタブレットと喧嘩しながらやったが(口げんかよ)、字の濃さの変え方や保存やコピペのやり方がよくわからず、色々失敗して疲れた・・・そういうわけで、ちょっとどうなの?と自分でもツッコみたくなる仕上がりだが、よろしければ見てやってください。もちろん今回も酒がテーマだ。(その1)「スーパーマーケット登頂」運動は大事。私は元来ステイホーム体質な上、この寒さのせいでますます引きこもり、毎日コタツにじっと座ってパソコンを眺めてばかりなので、少しは運動しないと心肺機能も筋肉も衰えると思い、「スーパーマーケット登頂」という全天候型のスポーツを実行しているのだ。スーパー(ショップとかレストランとか入...マジメな酒飲み日記2

  • 川越観光でトルコバザールカフェを満喫

    今回は、オミクロン株の感染がぐいっと拡大する瀬戸際の1月3日、埼玉県川越に妹と出かけた時の話。午後に行って夕方には帰って来たので、ほんの3~4時間の滞在だったが(私が午前中起きられないので)、2人とも川越は初めてではなかったし、特に問題はなかった。まず東武東上線の川越市駅で待ち合わせして、とろとろ歩いて喜多院という天台宗のお寺へ向かった。3日はそこで「初大師だるま市」が開催されるので、見に行きたいと妹が言ったのだ。(喜多院のだるま市についてはこちら)喜多院なんと、お参りをする人の長蛇の列が何重にも出来ていた。コロニャ(コロナ)の影響で、初詣で家内健康や商売繁盛を祈願する人数が増えているのかもしれない。あるいは、毎年こんな感じなのかもしれないが。脇にあった塔川越市、100歳か。年上だな~「だるま市」なので、当然だ...川越観光でトルコバザールカフェを満喫

  • マジメな酒飲み日記1

    今回は新年のかきぞめに引き続き、慣れないペンタブレットで地縛霊の集団に腕を引っ張られながら描いたイラストを披露する。ああ、疲労した~(疲労するのは読む人の方だろうが)テーマは酒。アル中がますます進んできている気がしてならない今日この頃だ。(その1)「日本酒の掟」実話です。私は酒好きなわりに、日本酒が苦手で飲めなかったのだが、日本酒が飲めないと酒飲み界(?)では肩身が狭いので、練習のためにこういう規則を自分に課したのだ。ほら、私って自分に厳しいから・・・そしてその結果、日本酒が飲めるようになってしまった。たいていの物事は訓練次第で何とかなるという良い例である。今となっては、飲めない方が良かったかも、という気もしないではないが。ちなみに、背景の虹色の武装したタリバンっぽい男やコロニャ(コロナ)やらなんやらは、私の心...マジメな酒飲み日記1

  • 西荻窪の看板猫がいるバングラデシュ料理店「ミルチ」

    今回は、昨年の年末近くに西荻窪の看板猫がいるバングラデシュ料理店「ミルチ」(食べログ)に妹と行った時の話だ。この店は、私の中では「バングラ猫居酒屋」のイメージだが、お店のブログには「インド風居酒屋」と書いてあったりして、詳細不明である。まず新宿に出て、駅の東口のミケちゃん(駅前ビルに設置された広告ビジョンの3Dの巨大猫)を見てから、タカシマヤ南館に入っている紀伊國屋書店・洋書専門店(HP)のイタリア語コーナーを覗き、そこから電車で西荻窪に移動して、本と雑貨の店「ウレシカ(URESICA)」(HP)に寄ってから、くだんの「ミルチ」で夕食をとるという充実したコースを辿った。ミケちゃんに再会できてうれしい(2度目)箱に入っているミケちゃん、初めて見た~ミケちゃんはクリスマスプレゼントに車をもらったらしい。この日はクリ...西荻窪の看板猫がいるバングラデシュ料理店「ミルチ」

  • 2022年のかきぞめ(2)

    今回は、新年の書初め第2弾~雪が降った日の夜、散歩に出かけて書いたんですのよ。ベンチに積もった雪の上に。これを白ワインじゃなくて、あえて赤ワイン。寒空の下で雪を眺めながら、保温用水筒に詰めて持参した熱々の赤ワインを飲んだら(さすがに座るわけにはいかないので立ち飲みで)、あまりに美味しかったので、こう書かずにはいられなかったのだ。雪が積もった木を揺らして笑っている若いカップルや、雪だるまを作っている家族連れに混じって、微妙な遊び方をする私。今年も独自の道(不審者への道?)を突き進んでいく気がする。もちろんネコだるまも作った。私が前回ペンタブレットで描いた猫もどき(これ)にそっくりだとの指摘があったが、そう言われたらそうかも~昨日の夜見に行ったら、ネコだるまはすっかり溶けてしまっていた。翌日晴れたので、今回の雪は溶...2022年のかきぞめ(2)

  • 2022年のかきぞめ

    皆様、新年明けましておめでとうございます~寒い日が続くが、いかがお過ごしだろうか。しばらく前に妹にペンタブレットを借りたので、新年のご挨拶の絵を描こうと考えたのだが、これがものすごくむつかしい。まるで地縛霊の集団に四方八方に引っ張られているかのように、手が妙な方向に動くのだ。いや~ん・・・そんな風に地縛霊と戦いながら出来上がった渾身の大作がこちらでございます。題名「ベンチ飲みの妖怪猫もどき」自分の才能がコワい・・・・それでは皆様、良いお正月をお過ごしください。今年もよろしくお願いいたします~(終わり)2022年のかきぞめ

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