少年にとっては果実以上に この世に価値のあるものなんてない 自らの果実を慈しむためだけに 少年達はあらゆる情熱を注いでいる 大自然の中では小さく見えても ぼくたちの果実は宇宙よりも大きい 量れば少ない青い液...
一生分愛したのだから もう誰も愛さなくていい あなたに好きと告げられた後で ぼくはもう二度と欠乏しない 生殖器に支配されたぼくたちは 1人では物足りないと世を憂う 半分に欠けてしまった生命の果実を もう一方...
大人は何でも知っていると思ってた だから絶対に守ってくれると思ってた けれどぼくは何も言わなかった 何も言わないと大人は何ひとつ知らなかった お父さんも助けてくれなかった お母さんも助けてくれなかった ぼく...
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少年にとっては果実以上に この世に価値のあるものなんてない 自らの果実を慈しむためだけに 少年達はあらゆる情熱を注いでいる 大自然の中では小さく見えても ぼくたちの果実は宇宙よりも大きい 量れば少ない青い液...
BLドラマ未成年の終わり方が衝撃的だった!!!!! 上村謙信が解雇!繊細で美しいBLドラマ未成年の終わり方が斜め上で衝撃的すぎた ・「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」との出会い ・「未成年~未熟な俺...
もう何もかも失いました 魂さえ死にました それでも生きろと海からの 風がわたしを殴るなら せめて此処とは 別の世界へ渡せ この島が地獄なら あの島に救いはあるか どんな名前の海を渡れど 魂の色は変わらない ...
少年は誰もがその果実を 大自然へと明け放ちたい 照りつける太陽を浴びながら 光る果実の潤いを見せつけたい けれど正しさが少年の野性を否定する 浮世では罪と欲情が蠢き合っている 何が生命の衝動を抑え込めるだろ...
あんなに通った海までの道を どんなに巡っても思い出せない もう二度と辿り着けないのかもしれない 今と昔は同じではないことを知る 踏み固められた獣道もやがて 生い茂った草と枝に埋もれて けれど水色の直感が覚え...
南の島に砕かれた魂を 拾い集めるための旅に出よう どこにあるのか行方も知れない あなたの心を問い詰めるかのように 見失ったぼくの魂は淡い水色 透き通った碧い海にとけて見えない けれど呼び合うと決められている...
この南の島の海には ぼくの砕かれた魂が眠っている まぶやーまぶやーうーてぃくーよー 何度唱えても もう 戻らない 人を愛しなさいと海が揺れた あなたは愛されると風が鳴った 黄色く焦げついた日差しの中で ぼく...
あなたへと繋がる通路を探している もう二度と会えないことはわかっている それでもあなたとぼくが生きている限り 決してこの世から消えない通り道 どれを選べばあなたへと辿り着くのだろう そればかり考えて時は流れ...
好きだと言葉にしなくても 気持ちはきっと伝わっていた 言葉にしたら壊れてしまいそうなのに 言葉にせずにはいられなかった 同じ言葉を何度も言った まるで昨日を忘れたかのように 同じ言葉を何度も聞いた まるで明...
時が経てば忘れられるならば それは運命の人じゃない 時空の津波にも地震にも揺らされない 魂の核であなたを思っている 猫が2匹並んでいてもそれが 友達か夫婦なのかわからない まさにそのようにして...
あなたに好きと言う度に 思いは雪のように降り積もった 言葉にすればするほど消えない思いが 永遠に凍りつくように時を照らした あなたに好きと言われる度に 尊い宝石に触れたような気がした ひとつひとつの好きとい...
ぼくがあなたに好きだと言ってしまえば ぼくは罪人になってしまうから 世界はぼくを罰しに来るだろう 世界はやがてぼくを殺すだろう あまりにおそろしいその言葉を ぼくはあなたに告げずにいられなかった ぼくの思い...
同性愛者として生まれたなら、ぼくたちは幸せになれないのだろうか ・同性愛者のぼくは幸せになれない ・普通の人生を歩んでも、幸せになることは難しい ・普通の人生を生きることは、楽をすること ・普通ではない者だ...
幸せにはなれないという絶望が ぼくの魂の出発点だった それでもいいから生き抜く覚悟に 突き動かされるように人生は進んだ 人とは違うのに幸せになれるのだろうか 模索は続き傷は増えるばかりだった 人とは異なる世...
心の底の川にあなたが流れていて あなたを忘れることがないから 時が凍り付いたように動かない ぼくは自ら 時間を止めてしまった 1年経ったと世界は告げるだろう 10年経ったと暦は伝えるだろう それは瞬きよりも...
生まれた時から幸せになれないことが 運命として定まっているのなら 何度でも生まれ直せばいい この一生の中で何度も 産道を通り抜けることだけが 誕生だと誰が決めたのだろう ぼくたちは何度だって生...
例えば生まれた時から 自分は幸せにはなれないのだと 決まっていたとしたなら どう生きたらいい 例えばそれが自分のせいではなく ましてや他人のせいじゃなく ただ運命として定められていたなら どう生きればいい ...
男同士ならば手を繋ぐことすら おかしいと世界が言うから ぼくたちは小さな部屋の中で 隠れてキスをして心を揺らした 男と女ならば生殖器を舐めることすら 正しいと世界は居直るから 多いということに守られた醜い正...
この国なのかあの国なのかわからない 神様は島々に境界線を設けない この国の人もあの国の人も交わる どこにいるのか今、答えすらない ぼくたちは国境に浮かぶ青い孤島 男ではなく女でもなかった ぼく...
もしもぼくが女だったなら あなたに好かれても嬉しくなかった ぼくの肉体が好きなのか 心が好きなのか わからなくなるから あなたは女の肉体を求めるのに ぼくに好きだと言ってくれた それはあなたがぼくの魂に触れ...
海から生まれて来たはずなのに ぼくたちは海の中では生きられない 古代のように生きたいと願えば願うほど ただ泡のように深海へと消えてゆく かけがえのないことと 共に生きられることは違う 求め合う...
普通を脱ぎ捨てても 辿り着きたい国はどこですか 常識をふり払ってでも 叶えるべき願いは何ですか 迷っているくらいならまだ足りない 恐れているだけならば覚束ない 知らず知らずのうちに外れゆく軌道 まるではじめ...
この一生の中であなたを 裏切らない者はない ずっと一緒にいようと誓っても 必ずあなたを立ち去っていく 愛だと言えば留まるだろうか 血縁ならば思い直すだろうか 縁の嵐は浮世に吹きすさび たかが死によってぼくた...
島の空は移ろいやすいものですから 今でなければならないと急ぎません たとえ今は彼方の島に渡れなくても いつか渡るための幻がわたしの中に残される 人の心は移ろいやすいものですから あなたに辿りつき得ぬことを恐...
誰かといなければさみしいと泣くのは 人々が生き方を間違ってきた証し ぼくはたったひとり深い雪の中でも かけがえのない誰かといる 誰かと結ばれなければならないと 追い求める過ちをぼくに重ねないで もう何も信じ...
この世にはいくつもの肉体がある あなたの求める女の肉体は無数にある だからあなたがぼくを失ったとしても 代わりなどいくらでもあると立ち直れただろう ぼくにとってあなたはたったひとりだった かけがえのない無二...
一生分愛したのだから もう誰も愛さなくていい あなたに好きと告げられた後で ぼくはもう二度と欠乏しない 生殖器に支配されたぼくたちは 1人では物足りないと世を憂う 半分に欠けてしまった生命の果実を もう一方...
大人は何でも知っていると思ってた だから絶対に守ってくれると思ってた けれどぼくは何も言わなかった 何も言わないと大人は何ひとつ知らなかった お父さんも助けてくれなかった お母さんも助けてくれなかった ぼく...