必見!熊本の絶景をたどる400メートルの旅

必見!熊本の絶景をたどる400メートルの旅

★取材レポート★<永青文庫「くまもとの絶景」展で、視覚の原点を再発見>東京・目白の永青文庫で開催中の初夏展「くまもとの絶景―知られざる日本最長画巻『領内名勝図巻』―」は、風景画愛好家だけでなく風景写真を愛する方にもぜひ足を運んでほしい展覧会です。熊本県指定重要文化財衛藤良行筆「領内名勝図巻芦北郡田浦佐敷湯浦手永之内(牧山)」寛政5年(1793)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)「領内名勝図巻」は、18世紀後半に8代熊本藩主・細川斉茲(ほそかわなりしげ)の命で制作された大規模な写生図巻です。藩のお抱え絵師、矢野良勝(やのよしかつ)と衛藤良行(えとうよしゆき)が、主に熊本領内の滝や川沿いの風景などの名勝を実際に訪れて写生し、全15巻、全巻の合計は約400メートルという驚異的なスケールで描き上げました。今回は現存...必見!熊本の絶景をたどる400メートルの旅