BUTSUDORI ブツドリ:モノをめぐる写真表現
★取材レポート★何気ない「モノ」にレンズを向ける行為は、現代では特別なことではなくなりました。日常生活の中で誰もが気軽に「モノ」を撮影できます。商業広告の世界では商品(モノ)を撮影することを、「ブツドリ(物撮り)」といいます。この「ブツドリ」という言葉を「物」を「撮」るという行為として広く捉え、多角的に探る企画展が、滋賀県立美術館で開催中の「BUTSUDORIブツドリ:モノをめぐる写真表現」展です。展覧会では、明治期の写真原版から現代アーティストの作品まで、200点以上の作品を通して「物を撮る」という行為の進化と表現をたどります。文化財の記録写真や大正時代の叙情的な作品、さらには1920年代の新興写真やフォトモンタージュ、1930年代の前衛写真など、多様な視点が楽しめます。時代が進むにつれて写真家たちは作...BUTSUDORIブツドリ:モノをめぐる写真表現
2025/02/01 20:10