★取材レポート★府中市美術館(東京・府中市)で、鳥瞰図で有名な吉田初三郎の展覧会が開催中です。鳥瞰図とは、空高く飛ぶ鳥や飛行機から見下ろした視点で描く地図などのことです。吉田初三郎は、大正から昭和にかけて鳥瞰図のスタイルで数多くの名所案内を描きました。鉄道会社、旅館、自治体など様々なクライアントから依頼を受けました。初三郎の鳥瞰図は奥から景色を見るような見方で、普通は見えないものを描くのが特徴です。南武鉄道開通の折に描かれたポスターは、中心に電車が大きく、線路が直線的に描かれていますが、鳥瞰図のスタイルで遠くには樺太、北海道、神戸、九州、台湾まで描かれています。富士山を中心に描かれた作品でも、サンフランシスコ、ハワイ、九州、台湾、青森などが描かれ、現実には存在しない風景となっています。クライアントの要望に...BeautifulJapan吉田初三郎の世界