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  • 生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真

    ★取材レポート★大正から昭和戦前期の日本の写真界を牽引し、日本写真史において傑出した存在として知られる写真家、安井仲治の回顧展が、東京ステーションギャラリーで開催中です。安井が38歳で病没するまでの約20年に発表した作品や資料を、時系列で観ることができます。大阪で生まれた安井は18歳で関西の名門・浪華写真倶楽部に入会します。当時のアマチュア写真家は芸術写真を追求し、安井も技術を駆使して絵画のような芸術写真を発表しました。1930年代に入ると、安井は「半静物」という新たな取り組みを始めます。日頃身近にあるものを組み合わせ、異様なもの、怪しい雰囲気の作品を仕上げました。1930年代後半に日中戦争がはじまると、写真家たちはそれまでと同じような活動はできなくなりました。安井は、傷痍軍人やヨーロッパから迫害を逃れて...生誕120年安井仲治僕の大切な写真

  • 美術家たちの沿線物語 小田急線篇

    【取材レポート】世田谷を走る鉄道と、その沿線ゆかりの美術家たちの作品を紹介する、世田谷美術館の展覧会「美術家たちの沿線物語」。これまで「田園都市線・世田谷線篇」(2020年度)、「大井町線・目黒線・東横線篇」(2022年度)が開催されました。そして2024年4月7日まで開催中の「京王線・井の頭線篇」と並行して「小田急線篇」が2024年2月17日(土)から4月7日(日)まで開催されています。鉄道の話であり、街づくりと文化芸術の話であり、世田谷美術館の話でもある内容です。小田急小田原線は世田谷の中心部を走る鉄道で、1927年に新宿ー小田原間で開通しました。今回の展覧会では、鉄道開通により生活が変わることを戸惑いつつも楽しむ文化人や、街づくりとともに縁あって移り住み、そこで活動を始めた美術家たちの作品が紹介され...美術家たちの沿線物語小田急線篇

  • 中平卓馬 火―氾濫

    ★取材レポート★日本の写真を変えた伝説的写真家、中平卓馬(1938-2015)の没後初めての本格的な回顧展が開催中です。中平はキャリア前半の1960年代から1970年代前半にかけて『アサヒグラフ』や『朝日ジャーナル』などの雑誌に作品を発表することで、同時代の社会に対峙していました。当時、雑誌は社会にイメージを流通させる手段として重要な役割を担っており、中平は写真がどのように流通するかについて常に意識的でした。1973年に上梓した評論集『なぜ、植物図鑑か』では、一転してそれまでの仕事を自ら批判。それまでのプリントやネガの大半を焼却したとされていましたが、2000年代初頭、残されていたネガが発見されました。今回の展覧会では、初期から晩年まで約649点の作品・資料から中平の仕事を丁寧にたどり、その展開を再検証し...中平卓馬火―氾濫

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