街の中心に聳えるノートルダム=ド=ストラスブール大聖堂をもう少し見ていきましょう。現在の原型が建設されたのは、1177年頃で祭壇のサンクチュアリと身廊の東の端あたりが最初に作られました。この時はロマネスク様式で建設が始まったようです。1225年にシャルトルから来た人達がゴシック様式にするように勧めたとあります、実際シャルトルでは、すでにシャルトルの大聖堂の建築が始まっていて、この建築様式の方が構造的に堅固なので、窓を広く取り、ステンドグラスなどを入れることができる、といった助言だったのではないかと推測します。そしてそのとおりに窓をふんだんに取った大聖堂に成長していきました。 画像の正面はゴシック様式の傑作と言われ、上へ上へと伸びあがっていこうとする意思を表すようにファサード一面に施された彫刻や装飾の総体...アンジェラの帽子に守られてストラスブール大聖堂アルザス