chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/08/02

  • 折々の写真&雑感 489

    現役時代の出張の時、初めての取引先へのお土産に頭を悩ませていた。そんな時に「地球の歩き方」という小冊子を見つけた。色々な国と地域ごとに発行されているので、取り敢えずビルマ編(当時は国名がミャンマーではなく、ビルマであった)と次に行く予定となっていたマダガスカル編を購入した。両国とも初めて行く国であったので、その内容に魅せられた。そして現地の人が喜ぶお土産に次のように書かれていた。ビルマには折りたたみ傘とネスカフェのインスタント・コーヒー、マダガスカルにはチョコレート。ビルマに行く前に、上等な折りたたみ傘を先方の社長とその夫人用に購入した。ご自宅に招かれ、社長夫人と初対面の挨拶を済ませた後にお土産の傘を差しだしたが、それほど喜ばれなかった。何日か後にマーケットに行ってみると私が持参した傘より色鮮やかで、ずっ...折々の写真&雑感489

  • 折々の写真&雑感 488

    誰も信用していないにも拘らず、自分はカメハメハ大王の血を引く子孫だと云い張っている友人のことは既に何回か書いた。彼は大学を卒業後に日本航空に就職し、フランスとアメリカ(主にアラスカ)の駐在員を永く務めた。北海道に勤務地を移されてしばらくしてから退職してしまった。ハワイから花を輸入し、それを北海道中に売るために退職したらしいが、友人の誰もが残念がっていた。それに南国の花を北海道に売る発想を疑問視した。彼はカメハメハ大王との強い繋がりがあるから花の輸入には自信があると胸を張っていた。次に彼と再会したのは神田の小さい事務所だった。北海道の何かの団体の東京事務所の代表だと云っていたが、その事務所には彼一人しかいなかった。「花屋はどうなっているんだ?」と聞くと、完全につぶされたと悔しそうな顔をした。それも競争相手に...折々の写真&雑感488

  • 折々の写真&雑感 487

    所用からの帰りに、くの字状の曲り角で80代と思われる老人が前方の道路に倒れているのを目撃した。すぐに近寄って助け起こそうとしたが、私が手を貸す前に彼は自力で立ち上がり倒れていた自転車を起こそうとしていた。見ると両肘が擦り剝け、血がにじんでおり、かなり痛そうだった。骨折はしていないかと心配になり「大丈夫ですか?救急車を呼びましょうか?」と尋ねると、しっかりしていたが、かすれた声で「大丈夫です。必要ありません」と云いながら自転車に乗ろうとしていた。そして「自宅はすぐそこですから」と付け足した。20年かそれ以上前のことだが、勤務先にオートバイで通っている若い二人と知り合った。彼らはオートバイに乗るときは、夏でも長袖のシャツを着るか、半袖シャツの上に薄手のナイロンのジャンバーを必ず着ていた。「こけた時に、肘をすり...折々の写真&雑感487

  • 折々の写真&雑感 486

    二、三週間ほど前のテレビ・ニュースで、キャベツが一個1,260円だと報じられ、馬鹿な世の中になったものだと嘆いたのを思い出した。そのニュースの映像ではキャベツを生産している人が見渡す限り辺り一面のキャベツ畑の中で、「このところの天候が定まらず、収穫が一〇日ほど遅れた」からの値上がりだと得意顔で云っていた。そんなバカなことがあるかと腹立たしくなった。それなら、我々の年金の支給を一〇日ほど遅らせて欲しい、そうすれば10倍の年金が貰えるのか?そのニュースの翌日、家内がキャベツを買ってきた。1,200円もするものを買ってきたのかと驚いたが、値を聞くと200円ほどだったと云った。それでも昨年の価格に比べれば倍近い高騰らしい。農家は何か理由を付けては値を上げたがる。そんなものは買わなきゃいい。キャベツがなくてもレタス...折々の写真&雑感486

  • 折々の写真&雑感 485

    天ぷらを塩で食べたのはその時が初めてだった。板前が「それを付けて召し上がって下さい」とカウンターの上にある小皿の塩を手で示した。そしてその時、塩がナミノハナ(波の花)と呼ばれていることも知った。年下だが、職場の先輩のお嬢さんに天ぷらをご馳走になったのは新宿の伊勢丹の近くにある大きな店構えの、高級な天ぷら屋であった。テーブル席もあったが、カウンター席から客で埋まっていった。寿司屋のように板前と対面で食べたいものを注文して揚げたてを食べた。実に美味しかった。その後一人で、或いは友人を誘って何回も行ったが、学校を出てすぐのサラリーマンでも払える料金だった。そう云えば、高校を出てすぐに都バスの修理工として働きだした小学校の同級生だった友人に、当時はまだ学生だった私が寿司をご馳走になったことがあった。荻窪のすし屋で...折々の写真&雑感485

  • 折々の写真&雑感 484

    グーグル・マップの質が非常に悪くなっていることに気が付いた。最近、必要個所をプリントしてみるまではこれほどの質の低下とは思いもしなかった。プリントした地図はそこに書かれている文字が読めないほどだ。印刷された地図は何十年も前の新聞より質が悪いと感じた。ウィンドウズ95、XPとずいぶんと昔からグーグル・マップを使ってきたが、使い始めの頃は非常に綺麗で内容が親切だった。出発地点から目的地を入力すると様々に色分けされた経路が複数提示され、目的地までの距離、それに使用する交通手段ごとの所要時間まで提示してくれた。2024年のグーグル・マップでも交通手段ごとの所要時間は提示されるが、地図で示された経路をたどって目的地に着けるほど親切な表示にはなっていない。目が粗いのは、デスクトップパソコンからノートパソコンに変え、デ...折々の写真&雑感484

  • 折々の写真&雑感 483

    東京ドームが出来上がって間もないころ、友人に誘われて巨人-阪神戦を観に行った。巨人ファンがぎっしり詰まった一塁側内野席に、阪神のユニフォームを着た一人のお嬢さんがいた。彼女は三塁側の応援に合わせて立ち上がり、大きな声援を送っていた。友人が「いい度胸だなぁ」と感心したように云ったが、そのお嬢さんの周囲の巨人ファンはそれほど気にする様子を見せていなかった。而し、これが甲子園球場で巨人のユニフォームを着てこのようなことをしたら、いくら若いお嬢さんでも大変なことになっていたかもしれない。東京の気風と関西の気風との違いであろうか、巨人ファンは全く気にせず、むしろ阪神のたった一人の応援に感心したり、中にはその応援を応援していたファンもいた。何故あのお嬢さんが三塁側ではなく一塁側の内野席を買ったかは不明だ。ご存じのよう...折々の写真&雑感483

  • 折々の写真&雑感 482

    最近のもの忘れの頻度と程度がひどくなってきた。以前に、自室を出て「何しに部屋を出てきたんだっけ?」と考えるケースがあるとこのブログに書いた記憶がある。それを覚えていることは認知症ではない。忘れても、それを思い出せば認知症ではないと写真仲間の看護婦さんに云われた、と云うより慰められたことがあったが、最近はそれをなかなか思い出せなくなった。10年以上も前のことだが、何を何処に仕舞ったかを全て書き上げてパソコンに保存した。これでどこに仕舞ったかを忘れて探し廻ることはないだろうと安心したのだが、それをパソコンのどこに保存したのかを忘れてしまった。こうなったらお手上げだ。今では重要なものはどこに仕舞ったのかを手製のカレンダーに赤のサインペンで書き込むようにしている。此れでかなりの被害を防げている。それと同時に認知症...折々の写真&雑感482

  • 折々の写真&雑感 481

    その当時の私は「花筏」の何たるかを知らなかった。土門拳氏が大型カメラで撮った古刹の山門の扉の名作の影響を受け、35ミリカメラで古刹の山門ばかりを撮り歩いていた時期であった。その合間には古民家や動物、夕暮れ時の街並みの写真も撮っていたが、「花」とそれに関連する被写体には全く目を向けていなかった。その当時は自宅に暗室を持っており、全てモノクロの時代であった。たまにカラーフィルムを買い、街のDPE店にお願いし、サービスサイズだけではなく大きく伸ばすこともあった。而し、色の質は悪い上に料金は非常に高かった。サラリーマンだった私には大変な負担であった。その点白黒写真の場合は大巻きのフィルムを買い、暗室の赤橙を消して手探りで何本ものパトロネ(フィルムをカメラに装着するための缶)に詰めた。それを持って撮影に行けば、フィ...折々の写真&雑感481

  • 折々の写真&雑感 480

    前回の朝の連ドラ「ブギウギ」が終わってしばらく経つ。だが、強く印象に残っているのは茨田りつ子を演じていた菊地凛子さんが出撃を待つ特攻兵の前で歌った舞台のシーンだ。茨田りつ子は、それを演じている菊地凛子さんとは違い非情な顔立ちと態度であった。それが特攻兵の前での歌唱が終ると舞台の袖で泣き崩れた。人間味を感じた。何と素晴らしいシーンの連続であったことか!これが今回の連ドラの全てであると思い、他のシーンや物語はどうでもよくなっていた。私は菊地凛子さんと云う素晴らしい女優さんを知らなかった。茨田りつ子として歌っているのはプロの歌手であると思っていた。家内から彼女は女優の菊地凛子さんだと教えられた。何と云う歌唱力と演技力か。このような素晴らしい女優さんがいるなら、テレビドラマも捨てたものでもないと考えたが、その素晴...折々の写真&雑感480

  • 折々の写真&雑感 479

    アメリカ詣での前に岸田首相が「自民党は変わらなければいけない、党本部も命がけで党再建に努力していきたい」と云っているのをニュースで観たが非常にむなしく感じた。「命」をかけてとか「命がけ」とか、やたらと「命」という言葉を使う人間に限って、私はそのような人は信用出来ない人と思っている。まるで詐欺師が今度こそうまくやるぞと云っているように聞こえるからである。地方の自民党員の話が出ていたが、地元の議員の当選だけを必死で考えているだけで、その議員が裏金(バックマージン)を貰っていたかどうかを見極めようともしていないようだった。自分の都合のいい人を国会に送り出せれば、それでいいと考えているのか?また岸田首相は収支報告をきちんとしなかった議員に対して多くの罰則規定を設けた。だが、一番罪の重い議員に対しても「離党勧告」だ...折々の写真&雑感479

  • 折々の写真&雑感 478

    金沢文庫(横浜市)に北條実時ゆかりの称名寺がある。年間を通して多くの魅力的な被写体が我々を喜ばしてくれる。その日は仲間たちと黄葉の真っ盛りのイチョウを撮りに行った。その帰りに皆と相談して外見は非常に雰囲気の良さそうなレストランに入った。前回は見過ごしたのか、新しく開店したのかは知らぬが、11月末の雨の降る寒い日であったので一刻も早く暖かい場所に入りたかった。我々が席に着くとすぐに女店長の丁重な挨拶を受けた。そして「私どもの料理には一切火を使いません」と云いながら、その理由を張り出した壁の方を示した。そしてエアコンもなかったことに気が付いた。唯一冷たい風を防げているだけだった。店主の説明を聞いた後で店を出てしまう客が多いのか「それで宜しゅうございますね」としつこいように念を押された。出てきた料理は菜っ葉ばか...折々の写真&雑感478

  • 折々の写真&雑感 477

    カワセミを撮りに行かなくなって久しい。撮りに行きたくても肝心のカワセミが居ないのではどうしようもない。近所の非常識なオバさんの苦情で練馬区の職員がカワセミの巣穴を板で蓋をしてしまったのだ。池の穴を塞がれてはカワセミたちは他に移動せざるを得なかった。「カワセミを撮りに来る人たちの話声がうるさい」と云うのがそのオバさんの主張だが、池と彼女の家とは相当な距離があり、大声を張り上げない限り普通の声が聞こえる筈がない、とその池にカワセミを撮りに行っている人が云っていた。撮影者たちが練馬区に抗議しても無駄だったらしい。従って、この池を棲家としているカワセミは私たちの撮影池には一切飛んで来なくなった。杉並区にもカワセミの生息する池は多くあるが、この区の職員はカワセミを保護はしても練馬区のような馬鹿な真似はしない。繁殖池...折々の写真&雑感477

  • 折々の写真&雑感 476

    以前はプロバイダーのメールアプリを使っていたが、外国からの迷惑メールが日に何十通となった。プロバイダーにブロックをお願いしたが全く効果はなかった。それでマイクロソフトのメールアプリを使ってみたが使い勝手が非常に悪かったので、直ぐにGメールに変更した。迷惑メールは完全に防がれ、非常に快適な日々が送れるようになった。それが最近になってメインのメールの他にソーシャルとプロモーションと云う意味不明な項目が付け加えられ、やたらと必要もない多くの企業の広告が連日入るようになった。「広告をブロックする」の項目をクリックすると、「広告をブロックしました。今後、グーグルではこの広告の表示を停止します」とのダイヤログが出るが、その5分後には同じ企業の広告が臆面もなく入ってくる。一つや二つの企業広告ではない。「広告をブロックす...折々の写真&雑感476

  • 折々の写真&雑感 475

    キャノンが提供しているTBSの番組「世界遺産」を毎週日曜日には楽しみにしている。前回は「マダガスカル編」であの国固有の動物が紹介された。而し、非常に残念だったのはあの短い時間では充分に紹介しきれなかったことである。それに日本の国土の1.6倍もの面積を持つマダガスカルを「国」と云わず「島」と呼んでいた。オーストラリアやアメリカから見れば確かにちっぽけな島であるが、日本から見れば相当に大きい国である筈だ。私は20年近くの間にマダガスカルのほぼ全域に行った。床柱の原料となるパリサンダーを輸入していたのである。インドが全面的に紫檀の輸出を禁止してからは、その代用品を世界中から探した。その結果、日本では多くの代用品を捜したが、私はパリサンダーに的を絞った。一つの森のパリサンダーだけを切らずに、情報を頼ってありとあら...折々の写真&雑感475

  • 折々の写真&雑感 474

    「何でも聞いて下さい」とAIは云っているが、いい加減な答えがあるばかりではなく、おかしいなと感じたことが間々ある。而し、確かな証拠はないし確信もない。スマホやパソコンの操作はAIの答え通りにやっても旨く行ったためしがない。私がその答えをよく理解出来なかったのかもしれないと、色々試してみたが駄目だった。但し、このような動作は避けるようにとの注意事項は守ることにしている。太陽光バッテリーの腕時計を二つ持っているので、充電に適した場所を聞いてみた。曇天の日の北向き窓の下と、蛍光灯の下ではどちらがいいかとの質問に、AIは曇天であっても北向きの窓の方がずっと良いと自信をもって答えた。私は輝度計を持っていないのでカメラを使って計ってみた。丁度カメラに装着されていた100mmのマクロレンズで、絞り優先の設定で試してみた...折々の写真&雑感474

  • 折々の写真&雑感 473

    前回に書き足りなかった元特攻隊員の話を続けたい。「自分が元特攻隊員だったことはお前さんと社長しか知らない。あの戦争のことは誰にも話していないからだ」。と云って不思議な笑顔を向けてくれた。私を弟のように思ってくれているからか、まだ社長にも誰にも話したことはないと前置きをして以下のことを話してくれた。出撃の順番だが、俺の想像では、俺が真っ先に志願したので、怖くなって出撃から逃げることはないだろう。最後になってやっと手を挙げた奴から出撃させたのではないだろうか。これはあくまで俺の想像だ。事実ではないかもしれない。出撃基地にいた戦友がどんどん少なくなっていくと、あの夢のようだった銀シャリがのどを通らなくなったと俺にこっそり云った仲間がいた。本当のことを云うと俺もその一人だった。だが三度のメシの時は無理にでも銀シャ...折々の写真&雑感473

  • 折々の写真&雑感 472

    三條美紀さんという非常に美人の女優さんをご記憶だろうか?元女優の紀比呂子(キノキロコ)さんの実の母親である。どのような事情でこの女優さんが我が家に訪れ、マージャンを楽しむようになったかは知らぬ。私は既に高校生だったが、父は適当に「息子です」と彼女に云ったきり、それ以外のことは一切私には説明がなかった。彼女と一緒だったのは建設会社の社長とその友人、それに運転手だった。社長と三條さんとはその当時から恋仲だったようだが、その後に結婚した。運転手はマージャンに加わらなかったが、私に自分の経験したことをいろいろと話してくれた。彼は私を自分の弟のような気がすると云った。最初は怖い人だと感じていたが、何回も会うようになると、その風貌とは違って非常に優しい人だった。お互いに親しくなると、「自分は特攻(陸軍特別攻撃隊)の生...折々の写真&雑感472

  • 折々の写真&雑感 471

    このブログに納豆とオクラに関することを書いたか書かなかったか忘れてしまった。それで、ドキュメント内でこの「納豆」と「オクラ」に関する字句を捜したが出てこない。以前は簡単に捜せたが、W11になってからは捜すのに手間がかかる。やっといい方法を見つけたが、この字句は出てこなかった。捜し方が悪いのか納豆とオクラに関して書いていなかったのか不明である。マイクロソフトはバージョンを上げるたびに使い辛くなっている。使う私の方法が悪いのか?以下の記事がダブっていたらご勘弁願いたい。体にいいからと毎朝納豆を食べるように家内から云われていた。味は嫌いではないが、あの匂いが堪える。少し休ませてくれと家内に頼み、納豆から離れるとホッとする。いくら体にいいからと無理して食べたのではストレスが溜まり体に良くないように思える。ある日、...折々の写真&雑感471

  • 折々の写真&雑感 470

    コロナ禍を境に私の被写体が大きく変ったことは以前にも書いた。中でも大きな変化は花の写真が多くなったことである。コロナの感染が心配で電車やバスを使って撮影に行くのが怖くなったからだ。電車やバスでの移動では他人との距離を大きく取れないが、撮影に関しては心配がない。而し、食事が心配だった。マスクをしたままでは絶対に食事は出来ない。仕方なく、我が家の裏にある団地に行くことにした。各アパートの空き地に住人がきれいな花壇を作り、季節ごとの花を咲かせている。最初は何も考えずに撮っていたのであるが、マクロレンズを通してみる花の美しさに徐々に魅かれるようになった。コロナの心配が薄れた頃、私が花の写真を撮っていることを知った写真仲間が神代植物公園をはじめとする都内の公園を撮影地にしようと提案した。昨年に昭和記念公園に行き、セ...折々の写真&雑感470

  • 折々の写真&雑感 469

    香港に住む娘にカステラを送ってやろうと国際郵便のマイページを開こうとしたが開けない。何年前だったか忘れたが、外国に送る郵便物は宛先を手書きでもいいが、税関を通過する物品は国際郵便物の定められた書式に印刷されたものでなければ送れなくなった。それで、国際郵便局の「マイページ」に登録して書類を作成したが印刷が出来なかった。国際郵便に問い合わせても明確な答えを得られなかった。本局に行き、先方のタブレットを借りてやっと書類を作り上げた。こんなことが何回も続いた。その作業が面倒だったので、自分のパソコンでインボイス(送り状)の作成を何度も試みたが駄目だった。今回は、国際郵便局のインボイスの作成ホームも改善されたであろうと思い「マイページ」を開こうとしたが開けない。聞いてみると、ある一定期間利用しないと国際郵便局側で勝...折々の写真&雑感469

  • 折々の写真&雑感 468

    本来は力強い筈の長男の情けない声が聞こえた。「頼むから大事に着てくれよ、それ高かったんだぞ」と云っていた。見ると、今年から大学に入ったばかりの長女が濃い辛子色の洒落たブルゾンを満足そうに着ていた。何を着て学校に行こうか迷った末に兄の洋服ダンスから勝手に気に入ったものを選んで着てしまったようだ。多少は大きめだったが、似合ってはいた。長男は中型のオートバイの免許を高校生の時に取り、オートバイを購入するためにアルバイトを仲間たちと同じスーパーマーケットで始めた。「欲しければ、アルバイトをして買え」と云った手前、しばらくはアルバイトを黙認していたが、深夜まで働かせるわけにはいかなかった。オートバイの代金には全く足りなかったが、残りの代金を私が出して長男の希望する車種のオートバイを買い与えた。その時はツーリングを楽...折々の写真&雑感468

  • 折々の写真&雑感 467

    以前にハワイ育ちの友人のことを書いたがご記憶だろうか?誰もそれを信じてはいないが、自分はカメハメハ大王の子孫だと云っている奴のことだ。同じ経済学部の不経済学科だったがクラスは違っていた。だが、経済原論や他の講座で一緒になり、何となく気が合うようになった。経済原論の講義だが、熱心に聞いているつもりだったが全てを理解することは非常に難しかった。教授がもっとかみ砕いた平易な表現で講義をしてくれればよかったが、学者の矜持を崩したくなかったのか非常に難しい表現の連続だった。最初は熱心に講義を受けていたつもりでも睡魔には抵抗出来なかった。例のカメハメハ大王の子孫殿は、試験を受けてもまともな答案は書けない。だから試験を受けずにその単位を捨てると云った。それを聞いていた心優しい彼のクラスメートが、「俺が見せてやるから試験...折々の写真&雑感467

  • 折々の写真&雑感 466

    前回のブログでオーストラリアからの若いお嬢さんに温泉の淵に引き上げて頂いたことを書いた。もう会うこともないだろうとちょっと残念な気がした。時計を見ると、そろそろツアーのバスが出発する時間が近づいていた。トイレに寄ってから帰る支度をするべく野猿公苑の休憩所に入った。そこにオーストラリアからのお嬢さんがいた。私を見ると理由は知らなかったがほっとしたような顔をした。「折角ですので、日程を変更して、明日またここに来たいのですが、泊まれる宿をどうやって探したらいいかと困っています」との事だった。事務所に丁度いた所長に相談してみた。すると、下の上林温泉の旅館は今の時期は何処も値を釣り上げており、混んでいるとの事だった。「だから、部屋は多少狭いが、川向うにある後楽館はどうでしょうかねぇ」と云ってくれた。彼女に相談してみ...折々の写真&雑感466

  • 折々の写真&雑感 465

    明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。『私がこのブログ欄に投稿を始めたのは2013年の9月の初めからである。当初は世界の僻地とも云える国々への出張(TDY)のあれこれから書き始めた。最初はビルマ(現ミャンマー)編からだった。その当時は新規投稿が毎日500を超える程に盛況であった。だが、最近は新規投稿が日に50あればいいほどだ。このブログの編集者から、本年冒頭のブログに新規投稿者が増えるような感想文を書くように云われたが専門家ではない私には書きようがない。而し、改善点なら多少は書ける。私はブログ開設当初から会員向けの紹介記事を依頼する項目にチェックマークを入れて何年もお願いしていたが、未だに果たされていない。現在はそれを諦めている。その辺のところがこのブログから人が離れて行った原因...折々の写真&雑感465

  • 折々の写真&雑感 464

    殆どの方々にはどうでもいい問題だが、私は妙に気になる。バナナを食する際に、バナナの先端から皮を剝いて先端から食べるか、根元から剥いて根元から食べるか?つまらない事とお考えだろうが非常に気になる。甲州の人たちはブドウの房を先端から食べる。何故なら、先端より肩の方が甘味が強いからだそうだ。バナナはどうか?猿が多くいる地域に出張した際、サルにバナナを与えて観察したことがあった。最初の猿の何匹かは根元から皮を剥いて根元から食べた。我々人間の先輩であり、我々よりずっと早くにバナナを餌にしてきた猿たちがそのようにして食べるのかと、私の食べ方と反対であることに気が付いた。だが、それとは別の群れにいた猿は私同様に先端から皮を剝いた奴がいた。それでもう一房のバナナを買い求め、同様に観察したが、先端派と根元派と別れていた。そ...折々の写真&雑感464

  • 折々の写真&雑感 463

    仲のいい従弟から「ラインにすればいい。どうして使わない?」と云われた。パソコンがウィンドウズになってからはエクセルの関数をほぼ自由に使いこなせたが、携帯の設定にはてこずった。携帯電話は「ツーカー」の初期のころから使っていたが、電話を受けて掛けるだけだった。それがガラホになっても同じだった。ラインの存在は知っていたが私には無縁のものと考えていた。だが、従弟に云われて新宿の東口にあるauの大きな店に行った。二階で係りのお嬢さんにラインの設定をお願いし、その使い方を教えて頂いた。それからは従弟や友人たちと全てラインで通話し合った。ガラホからスマホに移行し、以前は無料電話が一回5分だったが、スマホでは1時間のかけ放題の契約にした。それでラインは殆ど使わなくなった。従弟からラインの電話がかかってきた時、その受け方が...折々の写真&雑感463

  • 折々の写真&雑感 462

    アメリカの軍隊用語で午後5時を17:00と書くのは日本と同じであるが、読み方は違うようだ。アメリカの軍人はセブンティーン・ハンドレッド、或いはセブンティーン・オーオーと云う。私は貿易の仕事でアメリカに何度も行き、多くの民間人と接したが、午後5時を民間では何と云うのかを知らない。「一旦ホテルに戻り、セブンティーン・ハンドレッド迄にはサンプルを持ってまた参ります」と云っても確実に、相手には何時であるかが伝わる。それほどに軍隊経験者が多くいるのであろう。ご婦人でも軍隊経験者は多くいるが、親や兄弟にも確実に経験者がいた。大概の軍隊用語を使っても問題なく相手に伝わる。逆に、私は軍隊用語以外に、これは何というのだろうと考えてしまうことがある。そして、私には知らぬ語彙が多くあることに気が付いた。それを親しいアメリカ人の...折々の写真&雑感462

  • 折々の写真&雑感 461

    女の問題や税金の滞納に選挙違反。それらが原因で大臣や副大臣が最近だけでも次々と辞めた。岸田内閣で自分の意志で辞めたり、辞任に追い込まれた大臣や副大臣はこの3人だけではない。だが、全員が議員の職にしがみついている。よほど実入りがいいのだろう。それにしてもこれらの屑を大臣や副大臣に任命した岸田総理の無能ぶりはひどいものだ。大臣や副大臣にふさわしい人間ではないとか、無能だからそのような結果になったのだと思うが、そのような資質の人間を議員にしておくべきなのか?日本の国会でこのようなことが何年、何十年と続いている。役職を辞任したり辞めさせられたら、議員の資格も剥奪すべきだと私は考える。これほどの無能ぶりを知らなかった当時、岸田さんが首相になったとき、自民党に何十年ぶりかでまともな総理が出現したと思った。だが、阿部元...折々の写真&雑感461

  • 折々の写真&雑感 460

    イスラエルのそれは戦争ではない。大量の殺人、ジェノサイドだ。ナチスがユダヤ人に行ったことをユダヤ人がパレスチナ人に行っている。現在のイスラエルがある場所は神から与えられたカナンの地(現パレスチナ)だとイスラエル人は云っているが、武力で無理やり奪った土地である。キリスト教信者には申し訳ないが、旧約聖書は単なるおとぎ話過ぎない。そのように云っているキリスト教信者もいる。非常なインテリの信者から「神を信じてはいるが、聖書を全て信じてはいない。旧約聖書などは手にしたこともない」と聞いたことがある。百歩も千歩も譲って、旧約聖書は神の意志でユダヤ人に向けて書かれたものとしても、旧約とは古い約束の意であり、イエス・キリストによって新しい約束の新約聖書が生まれたのである。従って旧約聖書は無効になっている筈だ。ユダヤ人だけ...折々の写真&雑感460

  • 折々の写真&雑感 459

    神代植物公園での撮影が終り、魔法瓶のコーヒーをテーブルのあるベンチで飲むために椅子に全ての荷物を下ろした。すると、前の方のベンチに白人のお嬢さんが座り、ベンチを埋め尽くすほどの、大きなお揃いのバッグの見張り番をしている様子に気が付いた。その左側では中国人とみられるご婦人のカメラマンが男女のアシスタントを使い、モデルの撮影をしていた。カメラマンがモデルに出す指示を聞いていると、内容はわからないが、かなり厳しい口調で注文を付けていた。私にも撮らして貰えないかと頼もうとしたが、そのモデルは私の好みの顔ではなかったので止した。それに、そのモデルは長丁場の撮影のためか、うんざりしているような顔を私に向けていた。尚更に撮る気がしなくなった。やっとのことで撮影が終り。その場所から他の場所に移動を始めていた。見ると、荷物...折々の写真&雑感459

  • 折々の写真&雑感 458

    南米や北米、それにヨーロッパ、アジア、中近東等々から大勢の観光客が日本に訪れている。そして、その殆どの人が「日本は安全に過ごせるから」と嬉しいことを云ってくれている。私は現役のころ、出張先で「安全に過ごせるから」ではなく、「安全に過ごす」ことを心掛けていた。一番簡単なことは、人相が悪い現地の人と目が合ってしまった時は無理にでも笑顔を作り,「今日は!」とその国の言葉で声をかける。このようにされれば悪い気はしないだろう。これで難癖をつけられたり追剥にあったりしたことはなかった。タイのバンコクは比較的安全だからと、大勢の日本人が観光で行っている。だが、決して日本ほど安全ではない。アジアの中では非常に人の良い、親切なタイ人であるから他のアジアの国々より安全であることは確かである。タイ以外の国が危険であると云うわけ...折々の写真&雑感458

  • 折々の写真&雑感 457

    10月の31日に上野動物園に写真を撮りに行った。上野駅の公園口を出るとものすごい人、人、人だった。動物園にこれだけの人が入るとなると、ゆっくり写真を撮れないなと心配になった。だが、途中で国立西洋美術館に大勢の人が入り、また東京都美術館に入る人たちが右にそれて行った。かなりの人が減った感じだったが、それでも動物園に入る人は普段の日より多かった。入口で年間パスを提示すると「いつもありがとうございます」と係りのお嬢さんが笑顔を向けてくれた。「今日は月末なのに、こんな大勢の人が上野に来ていいのかな?」と云うと、そのお嬢さんは「今日はハロウィンですから」と返してきた。ハロウィンの語源やその意味を皆様はよくご存じと思うのでそれは省くが、現在のハロウィンは、私の知っている限り多くの国では昔どおりの子供のお祭りだけになっ...折々の写真&雑感457

  • 折々の写真&雑感 456

    私は神や仏を信じてはいないが、神社や寺院の撮影に訪れた際は賽銭箱にいくばくかの金銭を投じ、これから写真を撮らせて頂く許可を乞いながら手を合わせる。無信心者の私がそのようなことをするのは奇異に感じる方も多いと思うが、何か清々しい気分になる。可笑しなものだ。クリスチャンが教会で熱心にお祈りをしている姿より、お百度参りをしている人を見る方が、何かご利益があるように思える。この不思議な感覚は生まれ育った環境によるものだろうか?現役のころに繰り返していた海外への出張では、キリスト教が盛んな国に入る際は入管で「仏教徒」だと申告し、タイやビルマ(ミャンマー)のような仏教の盛んな国では「クリスチャン」だと申告していた。ずるいやり方だと云われればその通りだが、この方が無駄な摩擦を引き起こさないで済んでいた。アメリカで熱心な...折々の写真&雑感456

  • 折々の写真&雑感 455

    最近になって学生の頃のことをよく思い出す。最近思い出したのは、高等部時代に国語の教師に現代史を研究するように云われたときに、その研究を一緒にし、共同で発表した同級生だ。彼女は英文科に進んだが、私は経済学部に進んだ。学部が違うと同じ学校でも顔を合わせる機会が極端に少なくなる。その時は学食で会った。夫々に新しい友人たちと食事をしていたのだが、終ってから場所を変えて二人でコーヒーを飲んだ。「私、ソフトボール部に入ったのよ!」と嬉しそうに話した。小柄で線の細い体格がソフトボールとどうしても結びつかなかった。野球より大きいボールをどうやって投げて打つのか?私が不思議そうな顔をしているのを見た彼女は「私はチームのホームラン・バッターなのよ」と得意そうに云った。私が何か云おうとすると、その機先を制するように「バッティン...折々の写真&雑感455

  • 折々の写真&雑感 454

    叔母の一人が柿の渋抜きのために焼酎を使った。そして指に付着した焼酎をなめ、うっとりとした口調で「あぁ美味しい」と云った。そばで見ていた私はまだ小学生で、酒の味など知る由もなかった。だが、叔母が云った「あぁ美味しい」の一言だけは覚えていた。酒の飲める年になり、初めて焼酎を口にしたとき、叔母の一言を思い出しながら飲んだのだが、うっとりするほどの美味しさを感じなかった。当時は水商売以外のご婦人が酒を飲むのは非常に珍しいことで、叔母が酒を飲んだことは全くなかった。だが、飲ませれば非常な飲んべぇだったのではなかろうか。私の家系では、祖父が非常な飲んべぇで「中気」になったと聞いていた。チュウキとは今では使わなくなった言葉だが、酒の飲みすぎによる脳卒中のことである。祖父が外出から帰ってくるときは、我が家の門にドシンと音...折々の写真&雑感454

  • 折々の写真&雑感 453

    香港在住の娘が勤務する大学から休暇を取って孫娘を連れて我が家にやってきた。彼女が小学校に入る前の年のことだった。香港の公立小学校に移ってからは周囲に日本人の、然も同年配の子供がいないので、少しの間でも同年代の日本人の中で、多くの経験をさせたいと願ってのことだった。娘は自分が通っていた幼稚園に行って頼んだ。この幼稚園には双子の娘たちだけではなく、長男も通っていた。而し、断られた。理由は幼稚園の最終年には外部の人間をクラスの中に入れたくない。彼等だけの想い出が異なった結果になってしまうからだそうだ。そんなバカなことがあるかと、私は憤慨した。それならと、英会話の学習に私が中学の頃に通っていたキリスト教会の牧師に紹介されて、その教会が経営する幼稚園に頼みに行った。園長はにこやかに、「いいですよ。但し一年分の月謝に...折々の写真&雑感453

  • 折々の写真&雑感 452

    香港に移住した双子の上の娘は、自分の娘をイギリス人の経営する幼稚園に入れた。孫は難しい単語のスペルはおぼつかないが、会話には全く不自由しなくなった。幼稚園では英語だが、家に帰ると全てを日本語で会話し、更に読み書きを教えた。以前に、私がおぼつかない日本語しか話せず、漢字も読めないハワイの二世のことを娘に話したことがあった。その時、自分の子供にはそうはさせないと、その時に思ったそうだ。小学校は日本政府の経営する日本人小学校に入れた。だが、これから先も香港に住み続けるなら香港の公用語である広東語(カントン語)が絶対に必要であると考え、娘は亭主とも相談して日本人学校から香港の公立小学校に転向させた。最近、成人した孫娘から「ママは広東語を話せなかった。だから自分が広東語を話せるようにならなければと、必死にがんばった...折々の写真&雑感452

  • 折々の写真&雑感 451

    処理水の問題で、中国に向かっていたホタテを積んだコンテナが日本に戻された。貿易業を営んできた私には考えられないことだった。契約に基いて、一旦港を出た商品がキャンセルを受けて出向地に戻されるなど有り得ることではない。そのような状態でキャンセルした業者は多額の賠償金を支払わされ、貿易業界から弾き飛ばされる。いくら相手が中国の国営企業だとしても、日本政府は黙って見過ごすのか?弱腰の日本政府に腹を立てるのは今回が初めてではない。それにしても中国のやり方には憤りを感じるどころか、呆れかえってものが云えない。世界の貿易ルールも知らない未開発国なのだ。そして北海道の業者には非常な同情心を覚えた。もしL/C(信用状)の取引であったなら、ホタテが出航した段階でB/L(船荷証券)を銀行に持ち込みL/Cを買い取って貰えばよかっ...折々の写真&雑感451

  • 折々の写真&雑感 450

    テレビドラマの中で、営業部員が勇んで帰ってくるなり「○○デパートに我社の製品を納入する道を付けてきました」と上司に報告した。すると、上司は「そんな暇があったら別の、もっといいお客さんを当たって来い」と云った。新入の営業部員は上司の態度に不満を募らせた。それを見ていた社長が出てきて、「ウチはデパートさんと取引するほどの規模ではないし、その資金力もない。デパートに食いつぶされるのがオチだ」と云った。彼は大きな取引先を見つけてきたと喜んでいたが、まるで違う反応が社内から出たことに信じられない面持ちだった。また、別のドラマでは、「お宅の商品を、秋に行う物産展に出品したいので、直ぐにでも私どものデパートと取引を始める準備をして下さい」との仕入れ担当者の上から目線の申し出に、店の責任者は「二度とデパートなんかと取引を...折々の写真&雑感450

  • 折々の写真&雑感 449

    高校時代の仲の良かった友人たちとの飲み会に行った。その中の一人が「タイのラブ・ホテルって、掛布団はおろか毛布もない」と云った。全員の驚いた顔を見た友人は「そうじゃないよ、男同士で泊ったんだ」。初めてのタイへの出張で、おぼつかないがタイ語をなんとか話せる部下と一緒だった。ラオスとの国境を接するあたりの取引先に行ったのだが、観光シーズンであったためかバンコクに戻るとホテルに空きがなく、めぼしいホテルには全て満室であると断られた。出張前に先輩から、バンコクは非常に危険で下町の胡散臭いホテルなどに泊まると従業員が強盗に早変り危険性があると大げさに脅されていた。全くそのような心配はないと思うが、先輩の云うことは聞くべきだと二人で相談し、割と高級そうなラブ・ホテルに泊ったのだそうだ。最初は快適な冷房と喜んだが、時間が...折々の写真&雑感449

  • 折々の写真&雑感 448

    前々回に続きビルマ(現ミャンマー)のことを少々書いてみたい。ミャンマーと書かずにビルマ、ビルマと書くのは、私にとってのあの国は未だにビルマの印象が強く、ミャンマーとは別の国のように感じるからである。以前にも書いたと思うがホテルに備え付けの化粧石鹸はザラザラしており、匂いもなく泡立ちも悪い。それどころか石鹸の本来の目的である体の汚れを完全に落とす能力に欠けていた。端的に云えば、使い物にならない粗悪品である。それで次回からは日本から石鹸を持参した。その時にビルマに持って行った石鹸だが、アメリカの軍隊の官給品である「FloatingSoap」(フローティング・ソープ、水に浮く石鹸)と呼ばれている化粧にも洗濯にも使える石鹸ある。アメリカ兵が野戦の際、汚れた体を川で洗い落とすときに使うものである。従って、手から離し...折々の写真&雑感448

  • 折々の写真&雑感 447

    原発の処理水の海洋放出が始り10日ほどが過ぎた。放出前から中国や香港、それに韓国などは猛反対し、日本からの海産物の輸入を停止した。それらの国の海水はそれほどきれいなのか?韓国には行った事がないから知らないが、聞いたところでは安心して海水浴が出来るとはとても思えない状態だそうだ。中国などは漁船が大船団を組んで日本の経済水域ぎりぎりまでやってきては、種の保全などお構いなしに魚を獲りまくる。その魚たちが処理水に染まっていないと、どのようにして判断するのか?危険だと感じ、各国の、特に中国の漁船団が来なくなれば、日本の漁業は安定し、我々の食卓には豊かな魚介類が安価で満たされ、非常にありがたい。マレーシアのペナン島はかつて日本からの新婚旅行で賑った。だが、私が出張で行ったときは観光客で賑う島の反対側はすぐ足元までヘド...折々の写真&雑感447

  • 折々の写真&雑感 446

    太平洋戦争で戦い、無事に日本に帰還された兵士たちのご年齢は既に100歳を超えているようだ。私の購読している新聞では過酷なビルマ戦線の様子が記事になっていた。私が出張で初めてビルマに行ったのは、国名がビルマからミャンマーに変ったばかりの1989年の7月だった。湿度が高く、異常な暑さだったのを記憶している。本来はその前年の5月に行く予定だったが、ラングーン大学(現ヤンゴン大学)の学生たちのデモが暴動になり、治安が極端に悪くなったために出張を控えてくれとの連絡がこれから取引を始める会社からテレックスが来た。非常に大人しい民族であると聞いていたが、あのような激しい暴動を報じているテレビ・ニュースを信じられない思いで観ていた。ビルマ人が何故あのような暴動を起こしてしまうのか不思議でならなかったが、あの国に行って多く...折々の写真&雑感446

  • 折々の写真&雑感 445

    現在の損保ジャパンを構成している安田火災(旧安田銀行系列)の任意保険に長年入っていた。而し、事故を起こしても一銭も出さずに口から出まかせの嘘ばかりをつく安田火災に呆れ、すぐに解約した。テレビニュースで見た現在の損保ジャパンの対応が、その時の対応と全く変っていないように感じた。出勤途中で、左の道から飛び出してきた車に横っ腹をぶつけられ、運悪くバスを待っている人の一人にぶつけてしまった。膝を少し打っただけで、大した怪我はしていなかったが、その人は交通事故を理由に保険金目当てで入院してしまった。私の車にぶつけた人が全面的に車の修理をし、私が負傷者の保証をすることになった。その段階では安田火災を全面的に信頼していたので、彼らが全てを取り仕切ってくれるものと信じていたが、実際は何もしてくれなかった。だが、被害者から...折々の写真&雑感445

  • 折々の写真&雑感 444

    「断る勇気」と云う文章を新聞の声欄で読んだ。同感である。その時に「勇気ある貿易マン」のことを思い出した。私のチケットはツーリスト・クラスだったので、当時の荷物の重量制限は22キロだった。而し、何処の空港でも25キロ程までは何とか黙って通してくれた。その時の荷物(スーツ・ケース)は27キロもあったように思った。出張を何度も繰り返すうちに、手に持った感触でほぼ何キロかの判断がつくようになっていた。タイのバンコクの空港でチェック・インをする前に、辺りに日本人がいないかと探すと、おとなしそうな日本人が居た。然も私と同じ貿易屋の匂いがした。綺麗に梱包された銘木のサンプルを相手に見せて「この分が重量オーバーなので、なんとか引き受けて頂けないでしょうか?」と丁寧にお願いしたところ、「断ります」と全く付け入るスキのない調...折々の写真&雑感444

  • 折々の写真&雑感 443

    この原稿を書いている間に沖縄に大きな台風が上陸し、全ての空の便が欠航して殆どの観光客が帰れなくなったニュースを連日テレビ・ニュースで観ていた。マダガスカルへの出張を繰り返しているときのことだった。アンタナナリブからモーリシャスに着き、クアラルンプール行きの便に乗るべく、トランジット・カウンターに行くと「サイクロン(この地域では台風をサイクロンと云う)で、全ての便は欠航です。再開の予定は立っていません」と云われた。再開の予定が立ったら、ホテルに連絡を致しますと云われたが、今まで泊ったことのあるホテルは全て満室のために断られた。他のホテルにも電話したが、同じ状態だった。空港の職員に相談すると、海岸に面した高級なホテルは全て満室と思われます。内陸の二流、三流のホテルに行くしかありません。但し、空港からの連絡を受...折々の写真&雑感443

  • 折々の写真&雑感 442

    「~ぽい」という接尾語を最近は全く使わなくなった。子供のころ、あの電球は「青っぽく見える」とか、夕日に照らされた岩が「赤っぽい」という表現はしたと思うが、今のように「何とかの建物っぽい」とか「電車っぽい」などという訳の分からぬ使い方はした経験はない。電球の灯りが青く感じるとか、夕陽で岩が何となく赤く見えるというように非常に緩やかな表現だったように覚えている。私は言語学者でも、それを趣味として研究している者でもないが、最近の日本語は非常に乱れていると感じる。「東京弁は標準語ではない。あくまでも東京地方の方言である」と云う人がいる。それに異議を唱える気はない。而し、東京弁、或いは東京風の言葉を話すなら正確に話して頂きたいものだ。見たこともないようなお笑いのタレント(?)がやたらと、東京弁を真似たいのか「ぽい」...折々の写真&雑感442

  • 折々の写真&雑感 441

    マダガスカルの唯一の国際貿易港があるトマシナに行った。その際に日頃からお世話になっている商船三井のトマシナ支店に挨拶に伺った。日本人は一人もおらず、フランス人の事務員が総出で歓迎してくれた。別に宴会を開いてくれたわけではないが、非常に歓迎してくれている意思は伝わってきた。ホテルに戻ると、フロントのお嬢さんが「今日はホールで世界的なオカルナの奏者の演奏会があります。宜しければ席を取っておきます」と云ってくれた。大して興味はなかったが、取敢えず席を取っておいて貰うようお願いした。マダガスカルの東海岸にあるトマシナは、港町と云っても広大な砂浜と瀟洒なホテルとビジネス・ホテルのような小さなホテル、それにマダガスカル最大のBMF銀行のトマシナ支店ぐらいしかない。食事を終えた後でスニーカーを革靴に履き替えてから、ブル...折々の写真&雑感441

  • 折々の写真&雑感 440

    電動三輪自転車を家内のために買った。近くの自転車店から買う方が色々と便利であろうと考えたが、どこの店にも現物は常時置いておらず客からの注文を受けてからメーカーに発注するのだと云われた。それなら量販店のインターネットを利用して買っても同じことだ。然も近くの自転車店より安く、その上に10%のポイントが付く。注文してすぐに届けられたが、小さな不具合の個所が幾つもあった。買った量販店まではとても持っていけない。電話で相談してみたところ、取りに来てくれ、修理が終った時点で届けてくれるとの事だった。今回は三度目の回収が行われ、この原稿を書いている段階では届くのを待っている状態である。修理する技術者と依頼する私との間に量販店の担当者が入ることにより、意思の疎通が旨くいってないのだろうか?不具合と云っても、決定的な欠陥で...折々の写真&雑感440

  • 折々の写真&雑感 439

    テレビ・ニュースや新聞で、政治的配慮、政治的考察、政治的決定。それに政治的処置と措置。それ以外にも「これは政治ですから」と云う言葉を聞いたり読んだりする。どうも分かりにくいと云うか、全く意味不明の言葉だ。而し、「政治」を「ごまかし」と置き換えると全てが非常によく理解出来る。従って「政治家」は「ごまかし屋」と置き換えることにより彼らの職業がより鮮明な名称となる。私は決して共産主義者ではない。民主主義が私にとって非常に居心地のいい国の方針であり政策である。だが、選挙の時は必ず共産党と、その党員に投票する。彼らは汚職をしないし意味不明の政党助成金を受け取ってもいない。ある宗教を母体とする政党の議員は「新聞の収入があるから必要ないのでしょう」と云っていたが、その政党の母体は信者でもない人々に義理を前面に出しては無...折々の写真&雑感439

  • 折々の写真&雑感 438

    友人の訃報を同窓会の会報で知った。然も亡くなったのは6カ月も以前のことだった。コロナ禍以来は友人たちの悲しい報せが届かなくなった。以前は直接家族からか、友人を通して直ぐに報せが届いていた。そして皆としめし合わせてお通夜や葬儀に行くのが常だったが、コロナの影響で行くのが憚られ、来られる方も迷惑だと感じるようになった。それと同時に友人たちとの交流が大幅に減ってしまった。また、コロナとは直接関係ないが年賀状や暑中見舞いのやり取りも極端に少なくなった。日常の連絡はメールや電話で済ませてしまうので、敢えて年賀状や暑中見舞いのやり取りを省略してしまったのだろうか。それに印刷しただけでのハガキは頂いても全くありがたみがない。それだと自分からも面倒で出さなくなってしまう。その友人とは高等部以来ずっと仲が良く、私の運転する...折々の写真&雑感438

ブログリーダー」を活用して、TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意さんをフォローしませんか?

ハンドル名
TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意さん
ブログタイトル
TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意
フォロー
TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用