私たちではありませんが、いい夫婦ですね。この度、私たち夫婦はめでたく喜寿を迎えることができました。二人揃ってこの日を迎えられたこと、本当に感慨深く、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの77年間を振り返ると、まさに「山あり谷あり」の連続でした。決して平坦な道のりではありませんでしたが、どんな時も二人で支え合い、力を合わせて乗り越えてきました。特に思い出されるのは、人生で二度も経験したがんとの闘いです。最初は戸惑い、不安な日々もありましたが、お互いを励ま
膵臓がんの手術をして15年が経ちました。再発や転移もなく元気です。統合医療でがんと闘った記録です。
エビデンスは大切です。しかし患者は統計データではない。自分に合った代替療法を考えましょう。 がんとは闘え。死とは闘うな! しかし、がんとの闘いだけに捧げた人生なんて、つまらない。「今ここに」ある自分を生きる。私の理想は「百まで生きて、がんで死ぬ」 こと。 食事療法ではがんは治らない。しかし、食事療法をしなければ(たぶん)がんは治らない。
隠された法則がある蔵本由紀さんの『非線形科学』によれば、「生命体から、非生命体まで、森羅万象を形づくる、隠された法則」があると書かれています。「非線形科学」は、マクロの現象を、要素に分解しないでマクロのままとらえようとする科学です。世界は「複雑系」だから要素に分解してもその全体像は分からない。自然はなお奥深く、人類はまだそのほんの一部しか知りません。複雑系科学が明らかにしつつあるのは、生命体から宇宙までを貫く隠された法則があるのではないか
19日の退院から1週間以上経ちました。一言で言えば手術前よりも悪い状態です。少し歩いただけで左足に、主に大腿四頭筋の辺りですが、激しい痛みが出て立っていることが難しいくらいです。右足にも弱いですが同じ痛みがあります。退院時には、多分筋肉痛だろうから徐々に回復するでしょう、との先生の診断でしたが、逆にますますひどくなる一方です。スクリューネジの先端が神経に触れているのではないか、というのが私の感触です。筋肉痛ではとても説明ができません。
腰椎すべり症の治療のために入院手術をしておりましたが、本日やっと退院できました。ただ、チタン製の固定器具を背骨に入れる関係で、両側の筋肉を切断していますからその影響で両足にしびれ・痛みが生じています。筋膜炎の可能性もあると言われたのですが、だとすると安静にしていることが唯一の治療法です。徐々に回復するでしょうとの院長先生の見立てなので、それを信じて本日退院してきました。自宅内ではシニアカーにすがって歩いて移動をしています。お昼の弁当を買いに外
3月16日の膵臓癌患者と家族の集いは61名の参加者で熱気に溢れた集いとなりました。冒頭にサポーターのよしさんから、樹粒子線・陽子線についてのミニレクチャーがありました。参加者からの質問が多い項目について、よしさんの実体験も踏まえたレクチャーとなっております。https://youtu.be/9ACQ_3JvBAQ2022年4月に、局所進行膵癌(手術不可の場合に限る)に対して、重粒子線・陽子線治療が保険適用となりました。それまでは自己負担約
生成AIによる作品今日退院する予定で身支度も整えていたのですが、朝起きると両足の太ももや腰が異常に痛い。10m も歩けないような状態で、歩くと痛みのために座り込んでしまいそうになります。院長先生にその旨を伝えると、早速CT 検査 MR 検査 レントゲン検査を指示されました。数時間後、院長先生が病室に来られて「精密に検査をして念入りにチェックをしましたが、手術後もきれいで少しの異常も見当たりません。消去法で今の痛みを原因を特定するならば、筋膜の
入院する前は3週間の予定と言われていましたが、術後の経過が非常に良好なので2週間で退院できるかもしれません。現在それに向けて調整中です。多分この週末には退院できそうだと思っております。下の CT 画像は、左が手術前で右が術後の画像です。腰椎椎体が滑って神経を圧迫している部分が黒くなっていましたが、チタンのスクリューネジを入れてその間隙を広げ固定しております。術後はこの神経が圧迫されることによる足のしびれや痛みがほとんど感じなくなりまし
傷口から出ていたドレン管など全ての管が体から取れました。術後の意識が朦朧とした中でも、傷口の痛みに七転八倒していました。全身麻酔はこれで5回目かな、6回目かな、忘れたけどいつまでたっても慣れることはないですね。術後翌日から早速リハビリが始まりました。なかなか病人を寝かしといてくれません。
お急ぎください!3月16日開催の「膵臓がん患者と家族の集い」は、申込者多数につき定員を10名増加しましたが、その後も参加者が多く、まもなく定員に達します。栄養士さんの心遣いでしょうか。昼食はひな祭りずしでした。明日は一日絶食なので、美味しくいただきました。
概要国立がん研究センターは、約5万例のがん遺伝子パネル検査データの解析結果を発表しました。この研究は、日本人におけるがん種横断的にドライバー遺伝子異常の全体像を解明した初めての試みであり、アジア最大規模のがんゲノム解析となります。治療薬の標的となるゲノム異常がある症例の割合は。これまで予測されていた通り、膵臓がんでは非常に少ないですね。でも症例数は最多です。膵臓がん患者さんが、僅かな希望を託してゲノム検査を受けている実情が推測されます
午前中に手続きを済ませて入院。色々と説明があって、昼食後は暇です。以前は外出ができたのに、コロナ禍以降は外出も禁止。これじゃ昼にそばを食って一杯というわけにもいかないね。希望の部屋が空いてなくて、広めの個室に入っています。ホテル住まいのつもりでのんびりさせてもらいます。手術日は4日月曜。朝の9時からです。
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私たちではありませんが、いい夫婦ですね。この度、私たち夫婦はめでたく喜寿を迎えることができました。二人揃ってこの日を迎えられたこと、本当に感慨深く、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの77年間を振り返ると、まさに「山あり谷あり」の連続でした。決して平坦な道のりではありませんでしたが、どんな時も二人で支え合い、力を合わせて乗り越えてきました。特に思い出されるのは、人生で二度も経験したがんとの闘いです。最初は戸惑い、不安な日々もありましたが、お互いを励ま
皆さん、こんにちは!今日は心温まる、そして勇気をもらえるイベントのお知らせです。長らく開催が待ち望まれていた、樋口強さんの「いのちの落語会」が、なんと2025年に25周年を迎えるにあたり、「いのちの落語プラス」として開催されることになりました!「いのちの落語会」は2001年にスタートし、以来多くの方々に感動と笑顔を届けてきました。そして25周年という節目の年に、さらに進化した形で私たちのもとに帰ってきます。今回の「いのちの落語プラス」
現在、社会保険料の削減を掲げる一部の政党から、OTS(Over-The-Counter:市販薬)類似薬の健康保険適用を除外するという政策が提唱されています。一見すると医療費削減に繋がるように思えますが、この政策は、私たち国民の医療、特に慢性疾患を持つ人々の生活を大きく脅かす可能性を秘めています。私自身、脊柱管狭窄症による腰痛に長年苦しんでおり、ロキソニンテープのようなOTS類似薬が日々の痛みを和らげる上で不可欠な存在です。もしこれが保険適用外となれば、市販薬
「がんと診断されたら、玄米菜食で油を控えるべき」。そう信じている方は少なくないかもしれません。しかし、「ロカボ」という言葉の産みの親でもある、マネー現代に掲載された医師・山田悟氏の記事は、この「常識」に真っ向から異を唱え、がん患者にとって「玄米菜食やフルーツはむしろ避けるべき」とまで主張しています。一体、その根拠とは何なのでしょうか?そして、その提言を私たちはどう受け止めるべきなのでしょうか?記事が提唱する「意外な真実」記事の核心は、
治療が困難な「局所進行膵腺癌」に新たな希望膵臓がんは、その診断の難しさや進行の早さから、最も予後の厳しいがんの一つとして知られています。特に、手術による切除ができない「局所進行膵腺癌」の患者さんにとって、既存の治療法だけでは十分な効果が得られないケースも少なくありませんでした。しかし、今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO 2025)で発表された最新の研究結果は、この困難ながんとの闘いに新たな光を投げかけています。革新的な治療法「TTFields」
膵臓がんは治療が難しいがんですが、新しい治療法に関する嬉しいニュースが飛び込んできました!先日スペインで開催されたESMO GI 2025で、局所進行切除不能膵腺癌に対する新しい治療法「TTFields(腫瘍治療電場)」と既存の化学療法(ゲムシタビン+nab-パクリタキセル)の併用療法が、患者さんの生活の質(QOL)を改善し、痛み止めの使用を遅らせる効果があることが発表されました。TTFieldsってどんな治療?TTFieldsは、交流電場を
こちらの記事で紹介したNotebookLMですが、https://cancer-survivor.jp/2025/05/24419.html一般公開もできるようになったので、提供します。一般公開に際して、ソース源としては次のものに限定してます。膵癌診療ガイドライン-2022がんになったら手にとるガイドがんの補完代替医療ガイドブック第3版患者・市民のための膵がん診療ガイドライン202
膵臓がんという診断は、多くの人にとって大きな不安をもたらします。しかし、近年進化を遂げている医療技術は、その未来に光を灯し始めています。俳優の北村総一朗さんが経験された「MRリニアック」による治療は、まさにその希望を象徴するものです。北村総一朗さんは89歳にして膵臓がんの診断を受けられましたが、治療から2年経った現在、転移がないという驚くべき経過をたどられています。これは、最新の放射線治療器「MRリニアック」がもたらした画期的な成果として注目されてい
本日、6月27日、私は77歳という誕生日を迎えました。この記念すべき日を迎えられましたこと、そして皆様にこのメッセージをお届けできますことに、深甚なる感謝と喜びを抱いております。18年前には、まさかこの年齢で自身の所感を皆様と共有する機会が得られるとは、想像だにしませんでした。今から18年前、私は膵臓がんの診断を受けました。当時の医師からの告知は極めて衝撃的でしたが、眼前に広がる光景が暗転するほどの衝撃は受けませんでした。事前に「膵臓がんに違
がんの診断と治療は、患者さんの心と体に大きな影響を及ぼします。身体的な治療に加えて、心のケアも非常に重要であり、自分らしく充実した生活を送るための鍵となります。このブログ記事では、がん薬物療法を受ける中で生じる心の負担を軽減し、困難な感情と向き合い、喜びや生きがいを見つけ、さらには病気が私たちにもたらす新たな人生の目的について考えていきます。がん治療における心のケアの重要性がんと診断されると、多くの患者さんが動揺し、不安や否定的な感情を抱くのは無理も
本日は、膵臓がんの治療法に関する重要な研究成果についてご報告いたします。東北大学の研究チームが実施した研究により、切除可能な膵臓がん(膵管腺癌)の患者様において、術前化学療法が生存期間の延長に寄与する可能性が示唆されました。これは、膵臓がん治療における新たな展望を開くものと考えられます。本研究の概要従来の膵臓がん治療においては、切除可能な症例に対しては手術が先行され、その後必要に応じて術後化学療法が実施されることが一般的でした。しかし
この度、「膵臓がん患者と家族の集い」を7月12日(土)に開催することになりました。「患者会」という言葉に馴染みがない方、参加をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この集いは、膵臓がんと向き合う患者さんご本人、そのご家族、そして大切な方を亡くされたご遺族が、安心して気持ちを分かち合い、支え合える場所です。今回はいつもの会場とは違います。ご注意ください。7月12日の参加申込み内容患者同士の交歓会
今日は、私にとって特別な日、「がん記念日」です。膵臓がんと診断されてから18年という月日が流れました。この18年間は、様々な感情や経験に満ちた道のりでしたが、今日この日を迎えられたことに心から感謝しています。今回は、これまでの道のりを振り返り、私ががんとどう向き合い、乗り越えてきたかをお伝えする記事を書きたいと思います。「がん記念日」に思う、18年間の感謝と学び膵臓がんと診断されたあの日から18年。この長い道のりを歩んでこられ
膵臓がんって、見つけにくいし、転移しやすいから、「手ごわいがん」って思われてきたよね。でもね、医療の世界はすごいスピードで進化してるんだ!今回は、京都大学の研究チームが発表した、とっておきの最新研究の話。膵臓がんの治療に、どんな明るい光が差し込んでいるのか、一緒に見ていこう!厄介な膵臓がんにも、新しい作戦が見つかったかも!膵臓がんには、大きく分けて2つのタイプがあるんだ。一つは、比較的お薬が効きやすい「おとなしい」タイプ。もう一つは、お薬がなかなか効
「がんは早期発見が大切」という言葉をよく耳にし、毎年高額な検診を受けている方もいらっしゃるかもしれません。その中でも「全身のがんを一度にチェックできる」として主流になりつつあるのがPET-CT検査です。しかし、このPET-CT検査には、見過ごされがちな側面や、知っておくべきリスクも存在します。今回は、PET-CT検査のメリットとデメリット、そして検査を受ける際に注意すべき点について、医療ジャーナリストの取材を基にした情報をご紹介します。
がんと診断され、治療法について調べているあなたへ。数ある治療法の選択肢の中で、「ハイパーサーミア」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。温熱療法の一つであるハイパーサーミアは、体への負担が少なく、他の治療法との併用で相乗効果も期待できることから、注目を集めています。この記事では、ハイパーサーミアがなぜがん治療の希望となり得るのか、その仕組みから費用、そして治療を受けるためのステップまで、あなたの疑問を解消する情報をお届けします。ハイパーサーミアががん
前回のビタミンDの紹介記事は、正確性を重視するあまり、がん患者さんには分かりづらかったかもしれません。そこで、生成AI(Gemini)に、「がん患者向けにわかりやすく書き直して!」と依頼しました。生成AIは、難しい論文を平易に説明するなどの使い道もあるのですね。こんにちは!ビタミンDとがんについて、浦島充佳先生の著作をもとに、分かりやすくご説明しますね。ちょっと専門的な内容も含まれていますが、なるべくかみ砕いてお伝
今年、絶対にお勧めしたい最強の一冊です。このブログでは、ビタミンD はがん患者にとって必須のサプリメントであるとして、度々紹介をしてきました。この度、東京慈恵会医科大学教授の浦島充佳先生が、たくさんのエビデンスをもとに、ビタミンDががん患者にとってどのように役立つのか、どのような服用の仕方が有効なのかなど、具体的に明らかにしてます。こちらの過去記事では東京慈恵会医科大学の研究を紹介しています。https://ca
5月19日のクローズアップ現代「がんになったらお金は・・・」を興味深く見ました。「がん」治療にかかる費用は高額化しており、患者やその家族にとって大きな経済的負担となっています。治療費の高額化: 近年開発された画期的な新薬によりがん治療の成績は向上しているものの、その費用は高額で、1ヶ月に50万円以上かかるケースが6割を占め、中には100万円以上かかる治療も17%に上ります。10年前と比較して薬剤費が10倍から50倍に
今朝の東京新聞が特報面で「高額療養費 政府専門医が再検討へ」と題した記事があります。政府は、医療費全体に比べて高額療養費の伸び率が約2倍になっているとして値上げを決めたのですが、伸び率ではなく金額で比較するとその欺瞞性が明らかになってきます。新しい検討委員会には患者代表も参加させると石破首相は答弁していますが、しっかり監視していきましょう。がん患者にとっては、治療を継続できるかどうかの「死活問題」です。記事の要約は以下のとおり
先日我が家に電話がかかってきました。受話器を取ると、相手:区役所の健康保険課の◯◯と申します。過去の累積保険料の返還が生じたので、『累積保険料払戻申請書』といった書類をお送りしてあります。締め切りが6月15日でしたが、お届けがないので確認のお電話を致しました。緑色の封筒ですが届いてないでしょうか?私:いやそんな郵便物などは届いてないですよ。全て私が確認しているので見逃すはずはないと思います。相手:ご家族のどなたかが受け取ってお忘れにな
膵臓がんは非常に予後が悪く、日本の5年生存率はわずか1割程度です。特に難治性の膵臓がんに対する新しい治療法が、岡山大学や富山大学の研究チームによって開発されました。膵臓がんの特徴と新治療法研究チームは、膵臓がんがグルコース(ブドウ糖)を取り込みやすいことに着目し、その特徴に合わせた薬剤を開発しました。従来のホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を改良し、グルコースを付けたホウ素薬剤「G-BSH」を作成。この薬剤は、従来のBPA薬剤に比べて8~10倍のホウ素
膵臓癌の患者にとって血清CA19-9値は重要な指標です。基準値を超えると不安が増しますが、最新の論文によれば、最適なカットオフ値は98.4 U/mLで、膵癌の検出において感度70.0%、特異度96.5%を持ちます。この値を参考にすると、糖尿病患者でCA19-9値が37.0〜98.4 U/mLの場合、特に食欲不振や体重減少が続くとき、CTやMRIなどで更なる検査が必要かもしれないと示唆しています。具体的な数値感覚を持つことは医師にとって有益です。
週刊東洋経済誌が、7月6日号で『不安につけ込む「医療情報」の罠』と題した特集をやっております。人の命を左右することがある医療情報。SNS上では私たちの不安につけこんだ、根拠に乏しい情報があふれています。何を信じ、何を疑えばいいのでしょうか。本特集では科学的根拠のない治療法が横行する、「がんエセ医療」大国である日本の現状をリポート。高額自由診療に騙されないための10カ条、そしてがんエセ医療12リストを一挙公開しました。また新型コロナワクチンがどこまで有効だったのか
膵臓がん患者さんの中にも期待する方の多いハイパーサーニアですが、昨年3月には「ハイパーサーミア診療ガイドライン」が刊行され、ますますます期待が高まっています。今年9月には、日本ハイパーサーミア学会第41回大会が開催されます。MRIdian-メリディアン等の先進的な放射線治療機器を、積極的に導入している江戸川病院の放射線科部長黒崎宏昌医師が大会長であり、同病院が事務局となっております。ハイパーサーミアにも力を入れております。抗がん剤治療
インチキクリニックに引っかからないための手っ取り早い対策は、検索サイトに広告が表示されないようにすることです。パソコンもスマホでも簡単にできます。広告をブロックする拡張機能を導入すればよいのです。特にがんを告知されて間もない方には、是非この広告ブロックを導入して欲しいものです。「末期がんからの生還」とか「これで絶対に治る」とか「希望を捨てない」、そういう言葉があれば、それはインチキクリニックの可能性が大きいです。広告ブロックする拡張機能導入の効果
6月11日は私のがん記念日です。17年前のこの日に、超音波検査とそれに続くCT 検査によって 膵臓癌が見つかりました。当時はまだ現役で会社員だったのですが、仕事と膵臓癌の情報の収集などで、それから約1ヶ月は怒涛のような日が続きました。その当時インターネットを調べても(そもそも Web 環境が少なかった)、膵臓癌に関する情報はごくわずかしかありませんでした。しかもそこには必ず「がんの中では最悪で予後は良くない」と書かれていたのです。その怒涛のよ
7月7日は七夕であり東京都知事選の投票日でもあります。この日に膵臓癌患者と家族の集いを、いつもの会場で開催することになりました。すでに参加申し込みの受付が始まっておりますので、ご希望の方はお申し込みをしてください。今回のご講演は、「臨床現場における膵臓がん治療~患者・家族に知っておいて欲しいこと~」と題して、東京都立荏原病院 外科 藤田 泉先生にお願いしました。膵臓がんの治療に長年取り組まれている藤田先生から、外科治療から抗がん剤治療まで臨
もう6月、早いものです。6月はASCOの季節です。ASCO 2024で、ボーダーライン膵癌の術前療法として、ゲムシタビン+nab-パクリタキセル療法(GEM+nab-PTX療法)とS-1併用放射線療法は全生存期間(OS)に有意な差はないことを、国立がん研究センター東病院の池田公史が発表しました。がんが主要な血管に接していても、術前療法でがんが小さくなり、切除ができる可能性があるがんを、ボーダーライン膵臓がんとして分類しています。
膵がん患者夫婦の会のひかりさんが素晴らしい冊子を作成し、送っていただきました。すい臓がん患者の「ココロの声」をお預かりします。~私書箱0番~というタイトルです。膵臓がんは見つかった時には手遅れなことが多く、手術ができる割合は30%程度です。しかも幸運にも手術ができた患者さんでも、多くの方が再発をします。予後の悪い膵臓がんで、しかも周囲に同じ患者さんがいることも少なくて、相談することも難しい状況です。そんな膵臓がん患者さんでも、対面での
5月19日に大田区産業プラザPiOの会議室で開催された「膵臓がん患者と家族の集い」では、57名の参加者が活発に交流をされました。「治験・臨床試験 ~HIFU(強力集束超音波治療法)の治験とは?~」と題して、がん情報サイト「オンコロ」の金川潤也様、HIFU開発企業のソニア・セラピューティックス㈱の佐藤亨様にお話しいただきました。講演動画は「膵臓がん患者と家族の集い」のオフィシャルサイトから閲覧できます。https://www.yout
ほんの帯には、あなたを喰いモノにする「自由診療」、免疫療法に騙されるな!、治療費4クール1600万円、途中で患者を見放す「闇堕ち」医師などの文字が並んでいます。中には金のためなら患者を騙しても平気だという悪魔のような医者もいます。https://cancer-survivor.jp/2019/01/12721.htmlhttps://cancer-survivor.jp/2019/09/14976.html患者は治らない膵
東京都立産業技術大学院大学産業技術研究科より、「がん相談支援と心のケアについてのアンケート」の協力依頼が来ております。よろしければご協力をお願いいたします。【ご協力のお願い】がん相談支援と心のケアについてのアンケート東京都立産業技術大学院大学産業技術研究科の平山愛恵と申します。現在、私たちはがん相談支援と心のケアをテーマに、ヘルスコミュニケーションの開発を進めており、その過程で、皆様の貴重なご意見をお聞かせいただきたく、本アンケートを実施することに
がん患者も障害年金を受け取ることができるって知っていましたか?がんになって手術や抗がん剤治療が必要になり、入院や通院をするために休職をしたり退職をするがん患者さんがおります。当然収入が少なくなるので、生活や治療費に支障をきたす場合があります。このような場合に頼りになるのが障害年金です。ところが意外とがん患者さんが障害年金を受給できるということを知らない、医師でさえも知らないことが多いです。障害年⾦の請求には医師の診断書が必要であり、その内容次
「Copilot」に「生成AIを表す画像を作成してください」のプロンプトを与えて得られた画像2022年にChatDPT が登場して以来、生成 AI の世界がものすごいスピードで進歩しつつあります。身近な例ではMicrosoftがOfficeに生成 AI を組み込むんだとか、デザインソフトCanvaには多くの画像生成 AI が使えるようになっています。IllustratorやPhotoshopも同様です。ロボットや人工知能はブルーカラーの仕事を奪うと言われてき
HIFUとは何? こちらを参照してください ↓「膵臓がん患者と家族の集い」5月19日(日)14:00~ HIFU(強力集束超音波治療法)の治験に関するお話しと、HIFU開発企業の方が質問にもお答えします。参加申し込み(注意事項をご確認ください)https://cancer-survivor.jp/2010/05/844.htmlhttps://cancer-survivor.jp/2020/01/16199.
『ビッグバン宇宙論 (上)』『フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』『暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで』のサイモン・シンが代替医療を科学する、これだけで迷わず買った本です。(記事は、初版本を元にして書いております。)本書と扉を開くととすぐに「チャールズ皇太子に捧ぐ」という献辞がが飛び込んできた。チャールズ皇太子は統合医療財団を設立し、「代替医療にもっと研究資金を-代替医療は研究に値する」と題する論文をタイム
ノーマン・カズンズは、不治の病と言われた膠原病から、ビタミンCと「笑い」を武器に五百分の一という奇跡的な回復をした人です。有名な書評誌『サタデー・レビュー』の編集長であり、核兵器廃止運動、環境汚染反対運動、世界連邦運動の指導的活動家でもあります。1956年に広島の「原爆乙女」25人をアメリカに招き、整形外科手術をうけさせたことで日本人に知られるようになりました。
色々な分野に生成 AI などの人工知能研究の成果が取り入れられており、高も万能であるかのような主張が氾濫しております。確かに囲碁や将棋などのルールが明確になっている分野では素晴らしい成果が出ております。しかし 生成 AI の知能は人間で言えば小学生程度です。いやそれ以下かもしれません。例えばこのような簡単な数学の問題が解けないのです。$$ y=ax - b $$ のとき、xを求めると、$$ x=(y+b) / a$$となります
カテキンには、強力な抗酸化作用と突然変異抑制作用があることが、多くの研究によって明らかにされています。カテキンは緑茶の渋みの成分です。よって、渋みが強い緑茶ほど、がんを抑える効果が高くなるということです。また、カテキンの含有量が多いのは、深蒸し茶であることも分かっています。つまり、深蒸し茶を粉茶にして飲めば、カテキンの成分をまるごと摂ることができるのです。なお、カテキンが細胞に吸収されるには、緑茶との食べあわせも大事とわかってきました。ビタミンAを多く