「ホテルを作り上げる」私の夢だ。ラオスで巡ってきたチャンス。が、そこは想像を絶する場所だった、、
なぜ半年もラオスに行くの?とよく聞かれる。 始まりは、ちょうど1年前に言った一言だった。 去年の夏インターンとして一ヶ月、 ラオスで飲食ビジネスをされている方のところでお世話になった。 「君の将来したいことはなに?」 私「ホテルを経営することです・・」
第22話. Step and Go 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
朝7時、一本の電話の音に起きる。大友さんからだ。大友「おはよう。実はね、僕が今やっている事業でコンドミニアムのプロジェクトがあるんよ。日本企業がフロア買いして今リノベーションしてる最中で、もうすぐ完成
第21話.ラオス夏の陣 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
久しぶりにプレゼン資料を作った(笑)久しぶりすぎて色々忘れていたが、基本をしっかり、要点がまとまっていたらなんてことない。が、一応心配なので、モハメドにプレゼンを打つ前に、ホテル内で唯一の理解者で長期
第20話. 四面楚歌 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
始めてから1週間。予約が続々と入り始めている。自分でも信じられないくらいに。予約サイトには、エアコンを入れてきれいにしたフロアの7部屋のみしか売りに出していない。予約会社に登録してから、様々な戦略と周
第19話. 内部抗争勃発〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
自分とフロントスタッフとの仲は険悪だ。いちいちムカつくけど、放っておく。もう内部抗争に関わるのはやめた。今はただ目の前の仕事に集中するだけだ。不毛なことに関わらなくなってから、不思議と心が楽だ。バング
第18話. ゲームの始まり 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
その日から、見方がすべて変わった。宣教師が武器を持たない農民を立ち上がらせて、領主に戦いを仕掛ける。全く愚かな行為だ。そんなことにも気づかなかった。ホテルの立て直し。それがゲームのクリア条件だ。オーナ
第17話. 容赦なき波そして目覚め 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
泣いた。自分が泣くことなんて滅多にない。この時ばかりは涙が枯れるまで泣いた。遡ること数時間、モハメドの要求通り、大友さんに連絡を取る。モハメドが大友さんと話をしたいと言った後、大友さんに会って事情を説
第16話. 独立自治権 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
ジャール・・・器用なバングラディッシュ人。他のスタッフと違い、丁寧に説明すれば自分の話が理解できるので、部下として育てる。しかし、私より年上のくせに非常に子供っぽく、生意気なのでオーナーサイドからは嫌
第15話. 激昂 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
今日とうとう激おこぷんぷん丸になってしまった。モハメドのところに行く。カイト「今から、あなたの奥さんと親戚と一緒に話をしよう。」彼は「わかった。呼んでくる」と言って去っていった。彼らが集まっているであ
第14話. シロアリの正体 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
そろそろスタッフの給料日だ。スタッフは全くもらってないと言っている。この前モハメドと話をした時は、「給料をちゃんと払っている。そこまで言うなら、カイトに給料システムは全て任せ、お金を全て預けるから、カ
第13話. 焦燥感 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
オーナーサイドの横暴ぶりが前にも増してさらにひどくなった。ホテルが続行されると決まってからだ。勝手にライトを買ってきてはスタッフにいたるところにつけさせていた。
第12話. 大番狂わせ 〜死にかけたホテルを救え!? in ラオス〜
モハメドの親戚・・・バングラディッシュ人。モハメドの唯一の相談相手。モハメドを操る裏ボス。建物のオーナー・・・ラオスの中心地にいくつも土地建物を所有するラオス人大地主。建物のオーナーの秘書・・・10年
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