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葉巻代官のシガーレビュー http://smokecigars.blog.fc2.com/

現在進行形の葉巻ブログです。 キューバ産・非キューバ産、ともに愛しています。

葉巻の世界を探求し、愛好家の皆様が楽しめる情報を提供します。

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2017/10/19

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  • EGM Encantos

    “Custom Blend Cigars” ⋯⋯スイスのシガーショップ、EGM Cigarsによるオリジナルブレンドは、今やひとつのブランドとして認知され始めてきている。《EGM Encantos》EGM Cigarshttps://egmcigars.com/このショップオリジナルの葉巻といえば、随分前に、キューバ産の Custom Blendを紹介した。EGM Custom Blend Robusto Extra 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-344.html“Custom Blend”, “House ...

  • Trinidad Cabildos Edición Limitada 2024

    2年の間をおいて登場した Habanos Edición Limitadaは、Trinidadブランドの誕生55周年記念を兼ねている。《Trinidad Cabildos Edición Limitada 2024》Habanosからリリースされる毎年恒例の “Edición Limitada” は、2021年版の3作(*)より後、2年分がすっ飛ばされていた。*) Habanos Edición Limitada 2021  Cohiba 55 Aniversario   Hoyo de Monterrey Monterreyes No.4   Bolívar Regentes...

  • Sobremesa Solita Red

    “Dunbarton Tobacco & Trust” を率いる Steve Saka氏は、このビトラが大のお気に入りのようだ。ゴールドのクラウン型リングに差し込まれた赤色が、それを証拠づけている。《Sobremesa Solita Red》これと似たようなパターンとしては、『Sobremesa Brûlée Blue』を思い出す。Sobremesa Brûlée Blue 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-679.htmlビトラはどちらも [159mm RG46, Parejo] (Grand Co...

  • Davidoff Escurio 10th Anniversary Limited Edition

    ひとつ前の記事に続き、こちらも10周年を記念した限定作である。《Davidoff Escurio 10th Anniversary Limited Edition》Davidoffの周年作としては、同じく “Black Band” シリーズから、『Nicaragua 10th Anniversary』が2023年にリリースされている。Davidoff Nicaragua 10th Anniversary Limited Edition 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-639.html『Escurio』のデビューは2015年。ブラジ...

  • AVO Syncro 10th Anniversary Limited Edition

    AVOブランドに『Syncro Nicaragua』というシリーズが加わったのは、2015年。よって今年は10周年の機である。《AVO Syncro 10th Anniversary Limited Edition》故 Avo Uvezian氏が、1988年にデビューさせたAVOブランド。  …(*)その後、1995年にDavidoffグループの仲間入りをし、Classic, Domaine, Heritage等々、多くの定番商品を世に送り出し続けてきたが、転機と言えるのは、2014年から2015年にかけてのリブランディン...

  • Aging Room La Bohéme Pittore

    Rafael Nodal氏らしいネーミングセンスの、Aging Room最新作。同時に、これは復刻作でもある。《Aging Room La Bohéme Pittore》オリジナルは、José “Jochy” Blanco氏の率いる、Tabacalera Palma社によって製作された『La Bohéme』。2014年リリースの初作は “Aging Room” の名を冠しておらず、『La Bohéme』がブランド名そのものであった。命名は、音楽家としてのキャリアを持つNodal氏によるもので、彼自身のお気に入り、プッチー...

  • Padrón 60th Anniversary Maduro

    昨年、創設60周年を迎えた Padrón Cigars社の記念作である。《Padrón 60th Anniversary Maduro》故 José Orland Padrón氏が、ビジネスとして葉巻作りを始めたのは1964年。  ⋯(*)マイアミでスタートを切った小規模な事業だったが、彼はニカラグアのエステリから高品質の葉タバコを仕入れ、巧みなブレンドセンスで着実にファンを増やしていった。その後、製造拠点をニカラグアに移し、トップ・ブランドの仲間入りを果たした...

  • E.P. Carrillo Endure Robusto

    E.P. Carrilloのフラッグシップ・ラインとして新たに加わった今作は、“Meerapfel Cameroon Leaf” がブレンドの顔である。《E.P. Carrillo Endure Robusto》このことは、フットリングからも明らかに読み取れる通り。カメルーンの葉タバコとMeerapfelとの関わりについては、以前の記事でも説明した。Meerapfel Richard Double Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-617.htmlE.P. Carrillo社...

  • Rocky Patel Emerald Toro

    新緑の季節に、このビジュアルはピッタリとハマっている。《Rocky Patel Emerald Toro》厳密に言えば “緑” ではなく、“エメラルド” なのだが、まあ良いだろう。鮮やかに光り輝くリングが特徴的だ。なお、Rocky Patel Premium Cigars社の前身、Indian Tabac Cigar社でも同名の商品が存在していて、いまだにその流通在庫を扱うオンラインショップも一部見受けられるが、 …(*)今回の新作は、それとは全く別物。Brilliantに生まれ...

  • Alec Bradley Fine & Rare A(11)-FYT

    私の好みのゾーンから外れ気味のブランドではあるが、この限定シリーズに対してだけは、なぜか好奇心が湧いてしまう。《Alec Bradley Fine & Rare A(11)-FYT》その理由は、記号めいた名称のせいだろうか。現にAlecBradleyの “Fine&Rare” シリーズは、2011年の始動時から常に解読困難な名称を付されている。・Alec Bradley Fine & Rare Series - Annual LImited Edition  リリース HJ10-I(152mm RG52, Parejo)2011...

  • Tatuaje La Riqueza SE 2024 Tuxtla

    “富” を意味するTatuaje銘柄の最新版である。《Tatuaje La Riqueza SE 2024 Tuxtla》この『La Riqueza』の詳細に関しては、以前取り上げた “2022年版” の記事で述べた通り。Tatuaje La Riqueza SE 2022 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-612.html数量限定の “Special Event”(SE)品は、2022年に Robusto Extra [143mm RG54] で登場し、それに続いて2024年にリリースされたのが、Cazadores [16...

  • Great Wall Classic Edition Spectacular No.3

    原産国は中国。初めて手にするブランドである。《Great Wall Classic Edition Spectacular No.3》意外なことだが中国では1918年頃、既に葉巻作りが行われており、四川省什邡(しゅうほう)市生まれの王叔言(Wang Shuyan)によって設立された、益川工业社(伊川県工業)がその主なルーツだ。現在は中国烟草总公司(中国たばこ公社)の完全子会社、四川中烟工业有限责任公司(四川中国たばこ工業)として受け継がれている。同社の製品は、1958...

  • CAO Arcana Thunder Smoke

    南アフリカ、ジンバブエ。どちらも葉巻の世界では聞き慣れない国名だ。《CAO Arcana Thunder Smoke》これらの国にスポットライトをあてたのは、CAOブランドの “Arcana” シリーズ。もとより同ブランドは世界の辺境から特殊なタバコを見つけだし、個性的な葉巻を多くプロデュースすることで知られるが、その中でも極めて珍しい点に着目し、ブレンドに取り入れたのが “Arcana” だ。【Arcana:秘法】2021年には、ドミニカ共和国の伝統...

  • E.P. Carrillo 15 Year Anniversary

    先の記事に続き、こちらも周年モノを。ビジュアルからして、お祝いモード全開だ。《E.P. Carrillo 15 Year Anniversary》現在73歳の Ernesto Perez-Carrillo氏が、葉巻ビジネスに関わり始めたのは1976年。父親がマイアミのリトル・ハバナで所有していた工場、“El Credito” を引き継ぐ形であった。Ernest氏はそこで、“La Gloria Cubana” 等のブランドをヒットさせ、1999年、Swedish Match社が El Creditoを買収した機に、彼自身も同...

  • A.J. Fernandez 20th Anniversary Toro

    今世紀になってからの創業であるものの、業界トップクラスと言える生産規模にまで急成長した、A.J. Fernandez Cigars社。そんな同社の周年モノだ。《A.J. Fernandez 20th Anniversary Toro》A.J. Fernandez Cigars社の概要や、主役となる Abdel Josef “A.J.” Fernandez氏に関しては、過去記事で紹介した通り。A.J. Fernandez Bellas Artes Maduro Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-5...

  • Don Pepín García E.R.H. Robusto

    Garciaファミリーがマイアミに設けた小さな葉巻生産工場。それは、“El Rey de los Habanos” と呼ばれていた。《Don Pepín García E.R.H. Robusto》“The King of the Cuban Cigars” とも読めるこの工場は、キューバを後にし、新天地で葉巻作りを始めようと決意した Jose ‘Pepin’ Garciaが、息子のJaimeや娘のJannyと共に開いた拠点。時は2003年である。マイアミのリトル・ハバナ、特にカジェ・オチョ(Eight Street)は、いくつかの小規...

  • Ferio Tego Summa Corona Gorda

    Ferio Tegoのレギュラー・ラインアップとして、新たに加わった銘柄である。《Ferio Tego Summa Corona Gorda》2021年に旧NatShermanのラインアップを引き継ぐ形でスタートした、FerioTegoブランド。“Timeless” と “Metropolitan” が復刻を果たし、さらには新規の限定品、“Generoso” や “Elegancia” もリリースされてきた。新生ブランドとして早々に充実した製品群を誇る Ferio Tegoだが、ここまでの総括的な位置付けで作り出された...

  • 葉巻代官の2024年シガーランキング 〜結果発表〜

    この1年間で私と縁があった葉巻達に、称賛の機会を再び与える場。いよいよ、2024年の『TOP10』銘柄を発表する時である。ノミネーションや採点方法等に関しては、先の記事で示した通りだ。葉巻代官の2024年シガーランキング 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-700.html今回のノミネート数は例年より少なかったにもかかわらず、採点に頭を悩ませた時間は、やはり変わらない。それだけの価値があ...

  • 葉巻代官の2024年シガーランキング

    葉巻と戯れる日々を送り続けて1年間。いや、昨年までも同じくそうだったのだから、相変わらずの1年間であったと言ってよい。そして年末を迎えた今、締め括りの儀式として行うべきは “ランキング”。この1年で新たにめぐり逢うことのできた素晴らしい葉巻達を、“TOP10” 形式による格付けで再評価する企画だ。当企画は、今年で7回目を数える。葉巻代官の2023年シガーランキング 結果発表 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigar...

  • Brick House Bricktoberfest 2024

    ドイツのミュンヘンでは、毎年9月半ばから10月初旬にかけて、世界最大規模のビールの祭典、“Oktoberfest” が開かれるらしい。《Brick House Bricktoberfest 2024》私はこのことを、つい最近知ったばかり。ドイツ語で “10月” は “Oktober” と表記され、J.C. Newman社が手掛ける『Brick House』ブランドのスピンオフ、『Bricktoberfest』はその語呂の良さも相まって、自然と興味を持つに至ったのだ。同祭典に合わせたJ.C. Newman社の...

  • Jaime Garcia Reserva Especial Sucesor LE 2024 Torpedo

    “Jaime Garcia Reserva Especial”。My Father Cigarsのラインアップにおいて、もはや欠かせない存在になってきたと言えるだろう。《Jaime Garcia Reserva Especial Sucesor Limited Edition 2024 Torpedo》“Jaime Garcia”(ハイメ・ガルシア)とは、My Father Cigars社を生んだレジェンド、José “Don” Pepin Garciaの息子。現在は社の代表を務める彼の名前が初めて銘柄に用いられたのは、ニカラグアで本格的な生産体制を構えた年に行...

  • E.P. Carrillo Honduras Robusto

    E.P. Carrilloが今年から発足させたカテゴリー、“Essence Series” のひとつである。《E.P. Carrillo Honduras Robusto》2009年に本格的なスタートを切った E.P. Carrillo Cigar Companyは、『La Historia』や『Encore』等のフラッグシップ・ラインを筆頭に、『New Wave Reserva』『Seleccion Oscuro』『INCH』といったミドル・クラス。また、『DUSK』『New Wave Connecticut』などのリーズナブル・クラスを取り揃え、幅広くて多層な製...

  • Liga Privada Único Serie Year of the Rat

    分かっている。いまが子年でもなんでもないことくらい、言われなくても分かっている。《Liga Privada Único Serie Year of the Rat》そもそも私は、“Year of the ◯◯” と名のつく、干支モノの葉巻に興味がない。過去にその類を買ったり喫ったりしたことがないわけではないが、ある時点で、はたと気付いてからは完全にスルーし続けてきた。これは全てのブランドに対して同様の姿勢である。干支を商品名やデザインに用いた葉巻はかな...

  • Fuente y Padrón Legends - made by Padrón

    1つ前の記事に引き続いて、レジェンド・ファミリーのコラボ作を取り上げたい。《Fuente y Padrón Legends - made by Padrón》このコラボレーションの詳細や経緯については、先の記事で示した通り。Fuente y Padrón Legends - made by Fuente 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-694.html今回は、PadrónがFuenteのためにブレンドしたもの、つまり『Jorge Padrón Honoring Carlos A. Fuente』だ。...

  • Fuente y Padrón Legends - made by Fuente

    家族経営によるプレミアムシガー・ブランドの二大巨頭といえば、Arturo Fuente、そしてPadrón。この二者が初めて手を組んだ、コラボレーション作である。《Fuente y Padrón Legends - made by Fuente》コラボレーションという形で世に出たプレミアムシガーは、これまでにもいくつかあり、少し前のものを挙げれば『Plasencia for Davidoff of Geneva』が思い出される。Plasencia Cigars Creates Davidoff Store Exclusive halfwhee...

  • La Aurora Small Batch Lot No. 003

    『No. 002』を入手し損ねていただけに、今回の対面には感無量である。《La Aurora Small Batch Lot No. 003》“Small Batch” とその名が示す通り、“少量生産品” を謳ったAurora社のプロジェクト。第1弾、つまり『No. 001 』は2023年4月に、ドミニカ共和国の国内市場で売り切れてしまったとのこと。サイズは不明だが、Short Salomonだったらしい。そして同年10月に続いた第2弾『No. 002』は、 [165mm RG50/60] のSalomonで、アメリカ...

  • L’Atelier Côte d’Or La Tâche ’18

    ワインといえば、フランス。そのなかでも代表的な生産地を名前に冠した、L’Atelierシガーである。《L’Atelier Côte d’Or La Tâche ’18》フランスの東部、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏に位置する、コート=ドール県。ワインの原料となるブドウ、ピノ・ノワール種の畑が広がる場所だが、同時に天候の変化が激しく、気まぐれな土地としても知られている。この “コート=ドール”(Côte d’Or)を、最初のL’Atelier銘柄に用いたのは2...

  • Rocky Patel Gold Label Toro

    名前の通り、金色(ゴールド)を強調した帯が目に眩い1本だ。《Rocky Patel Gold Label Toro》この輝き具合は、『Conviction』に近いセンスも感じられる。Rocky Patel Conviction 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-671.html本作に関しては、さらにアラベスク模様の箔押しがなされており、ホイルのようにも見えるので、手に取る人によっては、若干野暮ったさを覚えるかもしれない。しかし、これ...

  • La Galera Anemoi Eurus

    酷暑もひとまず落ち着き、そよぐ風が心地よくなってきたこの頃である。《La Galera Anemoi Eurus》という程度に “風” を捉えているのは、のんきな証。葉タバコを育てるにあたっては、その土地の “風向き” も重要な要素らしい。ドミニカ共和国で葉タバコ作りに情熱を捧げる José “Jochy” Blancoは、そこに神格的な思いを反映させ、“風の神” を指すギリシャ神話の言葉、“Anemoi”(アネモイ)をひとつの銘柄に冠した。また、各々のビト...

  • La Galera 1936 Box Pressed Chaveta

    久しぶりに手にする『La Galera』は、ブランド初期から続く銘柄である。《La Galera 1936 Box Pressed Chaveta》同じ頃に作られたものとして、すでに取り上げた『La Galera Maduro』もそのひとつ。当時の経緯は、以下を参照願いたい。La Galera Maduro Chaveta 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-661.html現在、ブランドを取り仕切るのは José “Jochy” Blancoだが、葉巻を生産するために、彼...

  • Meerapfel Ernest Double Robusto

    1800年代後期にドイツの田舎町を離れて世界へ飛び出し、Meerapfelファミリーのプレミアムシガー生産業に新たな息吹をもたらしたのが、三代目当主、Ernest氏である。《Meerapfel Ernest Double Robusto》氏の名を冠した今作は、現代のMeerapfelシガー第3弾。第1弾と第2弾は、すでに取り上げ済みだ。Meerapfel Richard Double Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-617.htmlMeerapfel Meir...

  • Plasencia Alma del Fuego Ometepe Edición Limitada

    Plasenciaからリリースされたばかりの限定品は、まずその価格に驚いてしまう。《Plasencia Alma del Fuego Ometepe Edición Limitada》なんと1本100ドル。このような “ユニコーン” 銘柄は、最近のちょっとしたトレンドなのだろうか。記憶に新しいところでは、Rocky Patelに100ドル銘柄が現れた。Rocky Patel Conviction 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-671.htmlPlasenciaの場合は『Alma de...

  • A.J. Fernandez Días de Gloria Brazil Robusto

    “栄光の日々”。これを意味する『Días de Gloria』に、ブラジル・バージョンが加わった。《A.J. Fernandez Días de Gloria Brazil Robusto》オリジナルの『Días de Gloria』が登場したのは、2019年。A.J. Fernandez Días de Gloria Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-573.htmlカストロ政権以前のキューバ葉巻に想いを寄せて作られたものだったが、新たに “ブラジル産マタフィナ種” の葉...

  • Liga Privada 10 Aniversario Selección de Mercado Toro

    『Liga Privada』といえば、米国市場が本場。しかし、今回手にするのは、“米国以外”の市場向けとして用意された銘柄である。《Liga Privada 10 Aniversario Selección de Mercado Toro》この銘柄のオリジナルは、ブランド10周年を記念した『Liga Privada 10 Aniversario』で、過去に取り上げ済みだ。Liga Privada 10 Aniversario Toro 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-650.htmlこれをマイル...

  • Partagás Línea Maestra Rito

    Montecristoの “Línea 1935”。そして Romeo y Julietaの “Línea de Oro”。これらに続いて新たに登場したのが、Partagásのスーパー・プレミアム・ラインである。《Partagás Línea Maestra Rito》厳密に言うならば、“Cohiba BHK” がこの系統の始まりだ。ただし、BHKは格があまりにも突出しているので、個人的な心情としては同等扱いしたくない。Partagásの新シリーズ『Línea Maestra』は、2023年2月開催の Festival del Habano XXIIIで...

  • El Rey del Mundo Royal Series

    La Casa del Habano限定品としてこのブランドを手にするのは、これが初めてである。《El Rey del Mundo Royal Series LCDH Exclusivo》それも無理はない。調べてみると、『El Rey del Mundo』でリリースされたLCDHモノは、過去に一度のみ。“Pirámides” と “Taínos” の詰め合わせで2004年に登場した、『120 Aniversario Humidor』がそうだ。El Rey del Mundo Cuban Cigar Websitehttps://www.cubancigarwebsite.com/brand/el-rey-...

  • Bolívar Regentes Edición Limitada 2021

    ハバノスの2021年EL。ようやく第3弾との対面である。《Bolívar Regentes Edición Limitada 2021》これまでに取り上げてきた2021年ELは、『Cohiba 55 Aniversario』と『Hoyo de Monterrey Monterreyes No.4』の2作。Cohiba 55 Aniversario EL 2021 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-657.htmlHoyo de Monterrey Monterreyes No.4 EL 2021 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.f...

  • God of Fire KKP Special Reserve Gran Toro 56

    しばらくぶりに手にする『God of Fire』。ブランドの創設15周年を記念した銘柄である。《God of Fire KKP Special Reserve Gran Toro 56》これ以前にも同ブランドからは周年モノがリリースされており、10周年を祝った『Serie Aniversario』がそれだ。God of Fire Serie Aniversario 60 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-477.html2004年に誕生した『God of Fire』は、他の多くのブランドと比...

  • Mi Querida Black PapaSaka

    Dunbarton Tobacco & Trustの銘柄としては第2弾。その中でも最新のバージョンを取り上げたい。《Mi Querida Black PapaSaka》DT&T社は2015年にデビュー作『Sobremesa』シリーズをリリースし、これは後に『Sobremesa Brûlée』へと発展している。Sobremesa Brûlée Blue 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-679.htmlこの『Sobremesa』シリーズとは別に、プロジェクトを進めていたのが『Mi Querida...

  • Sobremesa Brûlée Blue

    スイーツなどの世界で「ブリュレ」と聞けば、「焦がし○○」と解釈するのが自然。しかし、Dunbarton Tobacco & Trustの『Brûlée(ブリュレ)』は、なぜか淡い色合いである。《Sobremesa Brûlée Blue》これはDT&T社のデビュー作として2015年に登場した、『Sobremesa』シリーズの続編。オリジナルの方は、以前の記事で紹介済みだ。Sobremesa Cervantes Fino 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-631.h...

  • La Palina 1948 Diadema

    La Palinaブランドの現代表、Bill Paley氏。彼は1948年生まれである。《La Palina 1948 Diadema》ブランドの歴史を遡れば、その発端は1896年。旧ロシア帝国時代のキエフにルーツを持つ、Samuel Paley氏 − Bill氏の祖父 − がシカゴで興したビジネスだ。一家は後に葉巻の世界から遠のいたものの、Samuel氏の息子、William S. Paley氏はCBS放送を創設し、また New York Yankeesを所有していた時期もあった。つまり、Bill氏は生まれな...

  • E.P. Carrillo Encore Black

    E.P. Carrilloを代表する銘柄『Encore』から、グレードアップ・バージョンが登場した。《E.P. Carrillo Encore Black》このことが公になったのは、2023年の “Black Friday” にあたる11月24日。アメリカ合衆国アリゾナ州に店を構える “Fox Cigar Bar” で、お披露目会が行われている。E.P. Carrillo’s Encore Black Slated for 2024, Getting Black Friday Preview at Fox Cigar Bar in Arizona halfwheelhttps://halfwheel.com/e-p...

  • Surrogates Big Ten Robusto

    “New Havana Cigars” ⋯⋯無店舗営業で葉巻を取り扱うアメリカ国内の業者としては、かなり異質な存在。そこから生まれた、Tatuajeのスピンオフ・ブランドである。《Surrogates Big Ten Robusto》立役者は、“New Havana Cigars” のオーナー、Dan Welsh氏。独特のセンスで少量生産品や限定品に目をつけ、唯一無二の商いを行っている。New Havana Cigars - the Online Humidorhttps://www.newhavanacigars.com/Portraits: Dan Welsh ha...

  • Tatuaje ME ll Belicoso

    Tatuajeのラインアップには、“Tuxtla” と名の付く銘柄がいくつかあり、その原点と考えられるのが『Mexican Experiment』だ。《Tatuaje ME ll Belicoso》この “Tuxtla”(トゥストラ)という呼称に関しては、『Lomo de Cerdo Tuxtla』の記事で述べた通り。Tatuaje Lomo de Cerdo Tuxtla 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-655.html“メキシコ(サン・アンドレス)産” 葉タバコの中心地となっている町...

  • Tatuaje 20th Anniversary Grande Merveille

    Tatuajeの周年モノを手にするのは、これが初めてである。《Tatuaje 20th Anniversary Grande Merveille》Tatuajeブランドが世に出た経緯は、かなり前の記事で紹介した通り。Tatuaje Black Label Petite Lancero 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-473.html周年作はこれまでにも、『10th Anniversary』『15th Anniversary』がリリースされており、いずれもレギュラー化している。今回の『20th ...

  • Perdomo 30th Anniversary Maduro Epicure

    Perdomoの周年モノは、“Maduro” が「吉」である。《Perdomo 30th Anniversary Maduro Epicure》これはあくまでも、私の経験と感性に基づいた持論。過去にリリースされた同ブランドの周年モノでは、共にMaduroラッパー・バージョンを取り上げている。Perdomo Reserve 10th Anniversary Maduro Epicure 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-536.htmlPerdomo 20th Anniversary Maduro Epicure 葉...

  • Rocky Patel Dark Star Toro

    続いてのRockyPatelは、意外な出自の葉タバコをブレンドに用いている。《Rocky Patel Dark Star Toro》それは南米の内陸国、パラグアイを原産国とする葉タバコだ。具体的な品種は不明 − あるいは特に呼称なし? − だが、Plasenciaによってホンジュラスの地に植え替えられたものとのこと。よって、“ホンジュラス産” ではあれども、“パラグアイ原種” と付記すべきかもしれない。RockyPatelにとって、この葉タバコは製品化が初めての...

  • Rocky Patel Conviction

    何が驚きかって、このブランドから、1本100ドルの葉巻が登場したという事実である。《Rocky Patel Conviction》その名は、“確信” を表す英単語の中でも、特に強い意志を示す際に使われる『Conviction』。ビトラは1種のみ。2組の上級職人(バンチャー&ローラー)によって、1日あたり1組250本、計500本の製作が続けられた。ブレンドに用いられている葉タバコに関しても、こだわりが強い。RockyPatelは2014年から自社農場で葉タバコを作...

  • Plasencia Cosecha 151 San Diego

    新陳代謝。PlasenciaのCosechaシリーズは、それを体現しているような気がする。《Plasencia Cosecha 151 San Diego》初出は、2017年にリリースされた『Cosecha 146』。何世代にも渡って葉タバコ栽培業を営むPlasenciaファミリーが、2011-2012年の収穫分で製作したブレンドだ。キューバ時代から始まり、現在はニカラグアやホンジュラスで葉タバコ供給業者の確たる地位を誇る当家にとって、この年は通算146回目の収穫期。命名は、そ...

  • Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Toro

    45周年、50周年、⋯⋯とくれば次は当然、55周年である。《Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Toro》Joya de Nicaraguaの最上級ライン、『OBRAS MAESTRAS』は主に周年モノで構成されており、以前の記事でもそれらを取り上げた。○45周年:Joya de Nicaragua Cuatro Cinco Reserva Especial Torpedo 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-584.html○50周年:Joya de Nicaragua Cinco Décadas El Doctor...

  • Camacho Broadleaf Robusto

    『Broadleaf』と聞いて即座に思い浮かぶのは、“Connecticut Broadleaf”。しかし、Camachoの最新作は “Honduran Broadleaf” である。《Camacho Broadleaf Robusto》葉巻の世界で一般的に “Broadleaf(ブロードリーフ)” と言えば、アメリカ東海岸のコネチカット川沿いで栽培される品種の葉タバコを指すことが多い。この品種は成長しても背丈が低く、その代わりに大きな葉 − broad-leaf − を着ける点が特徴だ。Connecticut Broadleaf T...

  • Muestra de Saka Krakatoa

    『Krakatoa(クラカトア)』とは、インドネシアで噴火を繰り返して形成された活火山列島の一部である。《Muestra de Saka Krakatoa》地理的に言うと、ジャワ島とスマトラ島の間。1883年には大噴火を起こし、多数の人的被害をもたらしている。現在も規模の大小はあれど、噴火活動は続いており、地形の変化を何度も経てきた。Krakatoa is still active, and we are not ready for the tsunamis another eruption would generatehttps:/...

  • La Aurora 120th Anniversary Gran Toro

    オーロラ社のレギュラー・ラインアップとして新たに加わったのは、120周年記念モノである。《La Aurora 120th Anniversary Gran Toro》ドミニカ共和国で最も長い歴史を持つ葉巻メーカー、オーロラ社は1903年に誕生。昨年の2023年は創業120周年にあたるため、そのことを冠した新作が発表された。同社は以前、115周年の機でも記念銘柄をリリースしている。La Aurora 115th Anniversary Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smok...

  • Don Pepin Garcia Vegas Cubanas Invictos

    José Pepín Garcíaによる初期銘柄の、再復刻版である。《Don Pepin Garcia Vegas Cubanas Invictos》元をたどれば、それは2003年。キューバ出身の José Pepín Garcíaが、フロリダ州マイアミで小さな工場、“El Rey de los Habanos” を構え、葉巻を作り始めた頃だ。その時に商品化されていたのが、オリジナルの『Vegas Cubanas』。Garcíaファミリーは後に My Father Cigars S.A.を設立し、生産拠点をニカラグアのエステリへ移したた...

  • 葉巻代官の2023年シガーランキング 〜結果発表〜

    この1年間で喫した葉巻達と再度向き合い、時間をかけて、とことん悩んだ甲斐はあり。今回も納得のいくランキングが定まった。2023年の『TOP10』銘柄を発表する時である。ノミネーションや採点方法等に関しては、すでに示した通りだ。葉巻代官の2023年シガーランキング 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-663.html互いに拮抗する場面がいくつかあったため、その差をあらためて検証する手間も要...

  • 葉巻代官の2023年シガーランキング

    あたりまえのことだが、“年末” というものは毎年やって来る。この時期の過ごし方は、人それぞれ。いつもと変わらず、淡々と日々を送るのも良し。また、ひとつの節目として何かしらの締め括りを行うのも良し。私は、こと葉巻に関して言えば過去数年間、後者を是とし続けてきた。1年間で喫し、そのテイスティングレビューを掲載した葉巻達の中から、『TOP10』を決定する企画だ。葉巻代官の2022年シガーランキング 結果発表 葉巻代...

  • La Galera 85th Anniversary Connecticut

    続けて取り上げる『La Galera』は、周年記念モノである。《La Galera 85th Anniversary Connecticut》すでに触れた通り、Jochy BlancoがCEOを務めるTabacalera Palma社は1936年設立。葉タバコ農家としては三代目の Don Nanán、Jochyの父親が、その創設者だ。Blancoファミリーが葉巻を生産することも生業とし始めたのは、このタイミング。2021年に設立85周年を迎えたことで、記念限定品が発表された。La Galera Celebrates 85 Years...

  • La Galera Maduro Chaveta

    先の記事であじを占めた “La Galera” ブランド。続いては、初期に作られたシリーズを試してみたい。《La Galera Maduro Chaveta》Jochy Blancoの素性と Tabacalera Palma社に関しては、すでに紹介した通り。La Galera Imperial Jade Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-660.html付け加えるならば、2015年に Tabacalera Palma社が IndianHead Cigars社を買収し、流通網を得たところから...

  • La Galera Imperial Jade Robusto

    José Arnaldo Blanco氏。ドミニカ共和国のプレミアムシガーや葉タバコを語る際、絶対に外せないキーマンのひとりである。《La Galera Imperial Jade Robusto》愛称は、“Jochy”。 …(*)1800年代半ばにスペインから移住してきた初代を曽祖父に持ち、それ以降、ドミニカ共和国で葉タバコ農業を営む家系の四代目だ。また父親は1936年に Tabacalera Palma社を起こし、葉巻作りにも着手している。現在のJochyは、同社のCEO。計250ヘ...

  • Montecristo 1935 Anniversary Nicaragua No.2

    間違えてはいけない。これは、非キューバ産のMontecristoである。《Montecristo 1935 Anniversary Nicaragua No.2》Montecristoのみならず、ハバノス所有のブランドと同名のノンキューバン・シガーが幾つも存在するのは周知の事実。そのほとんどは米国市場におけるプレミアムシガー界の二大巨頭、Altadis U.S.A.やGeneral Cigar Co.が率いる製品群だ。Altadis U.S.A. Inc. Cigar Aficionadohttps://www.cigaraficionado.com/compa...

  • Hoyo de Monterrey Monterreyes No.4 Edición Limitada 2021

    ハバノスの2021年EL、第2弾である。《Hoyo de Monterrey Monterreyes No.4 Edición Limitada 2021》この銘柄が発表されたのは『Cohiba 55 Aniversario』と同様、2021年5月開催の “Habanos World Days” において。それから2年強が過ぎ、ようやく本格的なお披露目の機会がブルガリアで設けられた。Hoyo de Monterrey Edición Limitada 2021 Finally Launching Cigar Aficionadohttps://www.cigaraficionado.com/article/hoyo-de-mo...

  • Cohiba 55 Aniversario Edición Limitada 2021

    久しぶりに手にするハバノスのELである。《Cohiba 55 Aniversario Edición Limitada 2021》なにせ、前回ELを取り上げたのは昨年の6月。Partagás Legado Edición Limitada 2020 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-561.html2020年のELは、この1点のみだったため、少し寂しい思いをしたことを覚えている。しかし、翌2021年のELとして用意されたのは、期待通り3種。恒例の Habanos Festival は行...

  • Don Pepin Garcia 20th Anniversary Limited Edition

    “Don Pepin Garcia” ブランドが誕生して20年。その節目を記念した限定品だ。《Don Pepin Garcia 20th Anniversary Limited Edition》同様の20周年記念作としては、レギュラー銘柄の『Don Pepin Vintage Edition』が先にリリースされている。Don Pepin Vintage Edition Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-634.html一方、こちらは限定版。過去には “10周年” や “15周年” の機会で、やは...

  • Tatuaje Lomo de Cerdo Tuxtla

    “肉” がテーマのTatuajeシガーである。《Tatuaje Lomo de Cerdo Tuxtla》とはいっても、ブレンドが肉に関係しているのではない。パッケージングが、まさに “肉” なのだ。日本の場合は少し異なるが、欧米では肉を量り売りする際、“ブッチャーペーパー”(butcher paper)と呼ばれる紙で包み、客に手渡される。それを葉巻の包装に用いたものであり、Tatuajeは2010年リリースの『Tatuaje Pork Tenderloin』で、この方式を初めて取り入れ...

  • L’Atelier LAT52 Selection Spéciale

    Tatuajeのスピンオフ・ブランドから、比較的新しいものを。珍しい品種の葉タバコがラッパーに使われており、そのグレードアップ版と位置付けられる。《L’Atelier LAT52 Selection Spéciale》Tatuajeがスピンオフ製品のために新たな会社、『L’Atelier Imports』を起こしたのは2012年。この経緯については、以前の記事でも述べた。La Mission de L’Atelier 1959 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entr...

  • A.J. Fernandez New World Oscuro Navegante Robusto

    『New World 』の深掘りも、いよいよ大詰め。シリーズ第1作である。《A.J. Fernandez New World Oscuro Navegante Robusto》1492年のコロンブスによるタバコ発見を敬って命名された、A.J. Fernandezの『New World 』。当代のAbdel氏だけでなく、父親のIsmael氏もこのプロジェクトには深く関わっており、2014年に4種のビトラ展開で発表された。全てがボックスプレス形状、かつ太めのサイズで、各々コロンブス時代を彷彿とさせる名称...

  • A.J. Fernandez New World Connecticut Robusto

    先の記事に続き、“AJ’s New World” を深掘りしてみたい。《A.J. Fernandez New World Connecticut Robusto》すでに触れた通り、『New World Connecticut』はシリーズ第2弾のブレンド。本格的な流通は2015年からだが、それに先立ち、2014年12月開催のイベントでお披露目がなされた。A.J. Fernandez to Unveil New World Connecticut at Cigar Inn Cigar Aficionadohttps://www.cigaraficionado.com/article/aj-fernandez-to-unvei...

  • A.J. Fernandez New World Cameroon Doble Robusto

    久しぶりにAJFを喫してみたい。同社が初めてカメルーン産ラッパーを使うことになった製品である。《A.J. Fernandez New World Cameroon Doble Robusto》『New World』シリーズについては以前の記事でも触れているが、以下の経緯を辿ってきた。・2014年 :『New World』誕生 -『New World Oscuro』・2015年 : 同シリーズ第2弾 -『New World Connecticut』・2017年 : 同シリーズ第3弾 -『New World Puro Especial』こ...

  • Liga Privada 10 Aniversario Toro

    『Liga Privada』への愛着は増す一方。当然、その周年モノとあれば見過ごすわけにはいかない。《Liga Privada 10 Aniversario Toro》『No.9』『T52』『Único』『H99』とシリーズを拡充し続けてきた、Drew Estate社の看板ブランド。全ては2007年にデビューした、オリジナルの『Liga Privada』– 現在の “Liga Privada No.9” – が始まりだ。この誕生から10周年を迎え、やや遅れながらも発表されたのが、『Liga Privada 10 Aniversario...

  • Liga Privada H99 Papas Fritas

    Liga Privadaブランドの最新シリーズ『H99』にも、ミックスフィラーシガー『Papas Fritas』が加わった。《Liga Privada H99 Papas Fritas》このミックスフィラーシガーが通常のCubanSandwichによるものでないことは、『Único』シリーズの『Papas Fritas』で説明した通り。Liga Privada Único Serie Papas Fritas 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-628.html一貫性を追求した、高精度なミック...

  • “Eric Piras - Le Cigare Ambassadeur”, Cigar Journal 2023 Autumn Edition

    最近発行されたばかりのシガージャーナル誌2023年秋号において、エリック・ピラス氏の特集記事が掲載された。Cigar Journalhttps://www.cigarjournal.com/previous-editions/current-issue/『コンフィデンシャル・シガー』でおなじみ、エリック・ピラス氏のインタビュー記事だ。彼とそのブランドに関しては、私もすでに触れている。Confidenciaal Cañonazo 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-618...

  • Angel Cuesta Toro

    J.C. Newmanによる最新作ではあるが、その起源はかなり古い。《Angel Cuesta Toro》主役は1873年にスペインからキューバへ移住してきた男、Angel LaMadrid Cuesta氏。彼はハバナで葉巻作りを覚えた後、さらにアメリカへ移住。1884年にはジョージア州アトランタで小さな葉巻工場を構えた。そして今度はフロリダ州タンパに拠点を移し、1895年、職人として新たに Peregrino Rey氏を迎える。この二人の名前を合わせて設立した会社が『C...

  • West Tampa Tobacco Co. Red Toro

    Black、Whiteと来て、次はRedである。《West Tampa Tobacco Co. Red Toro》長年、CAOブランドのアンバサダーとして活躍を続けた Rick Rodriguez氏。彼が昨年、新しいブランドを立ち上げた経緯はすでに説明した。West Tampa Tobacco Co. Black Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-592.html新生 “West Tampa Tobacco Company” の製品第1号として、『Black』と『White』が同時に発売され...

  • Ferio Tego Metropolitan Habano Robusto

    先の記事に続いて、Ferio Tegoを取り上げたい。《Ferio Tego Metropolitan Habano Robusto》こちらは『Timeless Collection』と異なり、日本等での取り扱い開始時期は不明。しかし、遅かれ早かれ、その時は来るであろう。Ferio Tegoブランドを成すもうひとつの柱、『Metropolitan Selection』だ。このシリーズに関しては、『Metropolitan Host』を既に紹介している。Ferio Tego Metropolitan Host Hobart 葉巻代官のシガーレビュ...

  • Ferio Tego Timeless Sterling Robusto

    いよいよこのブランドも、日本国内での取り扱いが始まるようである。《Ferio Tego Timeless Sterling Robusto》このことが正式に発表されたのは、先月末。Davidoff of Genevaが米国市場の流通を担っている Ferio Tegoブランドは、アジアにおいても同様の形態を取ることとなり、まず香港、マカオ、日本での販売開始が決定した。Ferio Tego Adds Distribution for Hong Kong, Japan and Macau halfwheelhttps://halfwheel.com/feri...

  • Avo Seasons Limited Edition 2023 Summer

    Avoによる今年の限定版は、“四季” がテーマである。《Avo Seasons Limited Edition 2023 Summer》この企画が発表されたのは、2023年2月。ビトラをDiademaに揃え、ブレンドだけが春夏秋冬によって異なる、一連のシリーズものだ。今のところ、春バージョンと夏バージョンが既にリリースされている。・Avo Seasons Limited Edition Series 2023  リリース 日本国内価格 Spring(168mm RG50, Diadema) 2023...

  • Aging Room Quattro Nicaragua Sonata Maestro

    あの『Quattro Nicaragua』に、ライト·バージョンが加わった。《Aging Room Quattro Nicaragua Sonata Maestro》このブランドが一躍注目の的となったのは、2019年末。同年のシガーアフィショナード誌ランキングで、『Quattro Nicaragua Maestro』が第1位を獲得した時だ。Aging Room Quattro Nicaragua Maestro Cigar Aficionadohttps://www.cigaraficionado.com/top25cigar/aging-room-quattro-nicaragua-maestro-2019数ヶ月後に...

  • La Mission de L’Atelier 1959

    Tatuajeのスピンオフ·ブランドから代表的なものを。まずは『L’Atelier』 に触手を伸ばしてみたい。《La Mission de L’Atelier 1959》2003年にデビューしたTatuajeブランドは、オーナー、Pete Johnson氏の努力のみならず、My Father Cigarsを率いる José Pepin Garcia氏との協業が躍進の柱となっている。愛好家からの支持も極めて厚く、2012年時点で12のラインアップを抱えたPete氏は、この頃に新たな会社『L’Atelier Imports』を始...

  • Tatuaje Cojonu 2018

    “The Last of The Lost Years” とも呼ばれている、Tatuajeの最新『Cojonu』である。《Tatuaje Cojonu 2018》Cojonuシリーズに関しては、過去にも取り上げた通り。Tatuaje Cojonu 2012 Sumatra 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-529.htmlそもそも、Cojonuは2003年から3年ごとにリリースする計画で始まっており、限定品を除けば以下のラインアップが揃っていた。リリース 商品名日本国内...

  • Davidoff Nicaragua 10th Anniversary Limited Edition

    ダビドフから昨年に続き、“Black Band”の限定品が登場。今回は周年モノである。...

  • CigarMedics HumidiMeter PRO

    葉巻の湿度を計測するツール、HumidiMeterが進化した。この製品の概要については、過去の記事で紹介した通り。葉巻の湿度計測:CigarMedics HumidiMeter 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-413.html“葉巻そのもの(フィラー内部)の相対湿度” を測定することができ、これによって様々な検証を行えたのは、なかなか良い経験だったと言える。実におもしろいツールだ。そのHumidiMeterが改良され、...

  • Cuba Aliados by Ernesto Perez-Carrillo Robusto

    Cuba Aliadosを続けて取り上げたい。こちらのバージョンは、Ernesto Perez-Carrillo氏によるブレンドである。《Cuba Aliados by Ernesto Perez-Carrillo Robusto》“Cuba Aliados” ブランドの復刻やその背景については、先の記事で示した通り。Cuba Aliados Original Blend Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-636.html単なるリメイクでないことは、やはり同様だが、レギュラー生産品の...

  • Cuba Aliados Original Blend Robusto

    1990年代に米国市場で人気を博していたブランドの復刻版である。《Cuba Aliados Original Blend Robusto》“Cuba Aliados” というブランド名の葉巻はもともと、Rolando Reyes Sr.が作り出したもの。彼は2012年に89歳で亡くなってしまったが、1970年代にアメリカへ移住するまで、葉巻作りの全てをキューバで身につけていた。移住後はニュージャージー州、フロリダ州、ドミニカ共和国、そしてホンジュラスと生産拠点を変えながら、い...

  • Meerapfel Meir Pyramid

    待望のMeerapfelシガー第2弾。本作もやはり、リング意匠に気合が入っている。《Meerapfel Meir Pyramid》Meerapfelの歴史やこの業界での立ち位置については、以前の記事で解説した通り。Meerapfel Richard Double Robusto 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-617.html自社名を冠した初作、“Meerapfel Richard” は、今もなお “Double Robusto” 以外のビトラをリリースしていないようだが、それ...

  • Don Pepin Vintage Edition Robusto

    このブランドにしては、やけにレトロチックなルックスである。《Don Pepin Vintage Edition Robusto》キューバ出身の José Pepín Garcíaによって、現在の確固たる地位が築き上げられた My Father Cigars。2009年以降はニカラグアのエステリに新設した自社工場を主な生産拠点としているが、全てはフロリダ州マイアミのリトルハバナが始まりだ。その頃(2003年)に作られた最初の銘柄は、“Don Pepin Garcia (Original)”。現行品として...

  • E.P. Carrillo Platinum Bash Toro

    ブレンドは消費者からの投票によって決定。そんな商品が、E.P. Carrilloから登場した。《E.P. Carrillo Platinum Bash Toro》この企画が発表されたのは、2022年7月。Ernesto Perez-Carrillo氏が前年に70歳の誕生日を迎え、それを祝う趣旨で計画されたものだ。ビトラは [152mm RG52] のParejoで、ブレンドの異なる3本が1セットになっており、手にしたユーザー各々が実際に全てを吸ってみて、最も好ましいと思える1本を決める。もち...

  • Sin Compromiso Selección Varita Mágica

    Steve Saka氏が自身の会社に掲げた理念。それをそのまま名称にあてたブランドである。《Sin Compromiso Selección Varita Mágica》スペイン語で “sin compromiso” は、英語ならば “without compromise”。つまり、“妥協なし” と読める。2015年に設立された Dunbarton Tobacco & Trustは、この言葉を信条として製品を世に出し始めると同時に、“Sin Compromiso” ブランドの準備も進めていた。IPCPR 2015: Dunbarton Tobacco & Trust ...

  • Sobremesa Cervantes Fino

    Dunbarton Tobacco & Trustのデビュー作を試してみたい。《Sobremesa Cervantes Fino》Steve Saka氏と彼自身の会社の誕生経緯については、以前の記事で解説した通り。Muestra de Saka The Bewitched 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-622.html2013年に Drew Estate社を離れ、その2年後に始動させたのが Dunbarton Tobacco & Trustである。新たな舞台での第1作目は、“after dinner” を意味す...

  • Liga Privada Único Serie UF-13 Dark

    Liga Privadaで最も喫味が強いと予想しているのが、こちら。《Liga Privada Único Serie UF-13 Dark》なにせ、呼称に含む “UF” が意味するのは “Único Fuerte” だ。【Único : 唯一無二の】【Fuerte : 強い】また、“Liga Privada T52” のブレンドをテストするプロセスで、13番目に出来上がったものをベースとしているという。よって “UF-13” なのだが、T52でUSA(コネチカット)産ハバノ種をラッパーとした一方、同産地の “High Broad...

  • Liga Privada Único Serie Nasty Fritas

    見た目は無粋。しかし、“Papas Fritas” の仲間と聞けば無視するわけにはいかない。《Liga Privada Único Serie Nasty Fritas》大雑把な括りとしては、“Short Pyramid” にあたるだろうか。Drew Estate社がACIDブランドでも所有するこのビトラ。正式な呼称は、“Conical Vitola” である。【conical : 円錐形の】先細りに捻られたヘッドから徐々に太さを増し、リングゲージ52の末端は “Closed Foot” 仕上げ。ブレンド手法は Papas Frit...

  • Liga Privada Único Serie Papas Fritas

    “Liga Privada Único” の中では、最も安い価格。しかし、その製法には相当な工夫が凝らされているようだ。《Liga Privada Único Serie Papas Fritas》4本入りの缶、というパッケージングで、2012年にデビューした “Papas Fritas”。この “Papas Fritas” は、ミックスフィラーシガーである。  …(*)つまり、他の Liga Privadaが巻かれる際に生じる、“切り落とし” の葉タバコを用いているのだが、その再利用法は通常の “Cuba...

  • Rocky Patel Decade Habano TAA

    ロッキーパテルの定番銘柄 “Decade” から、新たなラッパー違いバージョンの登場である。《Rocky Patel Decade Habano TAA》定番中の定番、と言ってもいいほど、ロッキーパテルを代表する銘柄、“Decade(デケイド)”。エクアドル産スマトラ種をラッパーに纏い、ニカラグア産葉タバコでフィラーとバインダーを構成する当シリーズは、2008年にデビューしている。その後、2010年から2013年にかけ、初のラッパー違いバージョンが現れた。U...

  • La Flor Dominicana La Nox Toro Extra

    “The Night” を意味するラテン語の “La Nox”。“夜” がテーマとなっているらしい。《La Flor Dominicana La Nox Toro Extra》Litto & Ines Gomez夫妻によって、La Flor Dominicanaが創設されたのは、1990年代。その息子、Antonio Gomez氏は同社で長年修行を積み、2013年に初めて自身のブレンド、“Chapter One” をリリースした。次いで2014年に彼は,“Capitulo II” − “Chapter Two” の意 − を発表。La Flor Dominicana Follows Up Cha...

  • Diamond Crown Julius Caeser Pyramid

    J.C. Newmanの創業者、Julius Caeser氏の名を冠した銘柄である。《Diamond Crown Julius Caeser Pyramid》Newmanファミリーの歴史については、先の記事で少し触れた通り。Diamond Crown Maximus Toro No.4 葉巻代官のシガーレビューhttp://smokecigars.blog.fc2.com/blog-entry-624.htmlハンガリーをルーツに持つNewmanファミリーは、1888年に初めてアメリカの地を踏んでいる。その時、一家の一員であった13歳の少年の名は、Juli...

  • Diamond Crown Maximus Toro No.4

    その名の通り、J.C. Newmanの総力を挙げて生み出された銘柄である。《Diamond Crown Maximus Toro No.4》Newmanファミリーが葉巻を生業とし始めたきっかけは、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドに移住した1890年。少年期の Julius Caeser Newman氏 − 創業主 − は、1895年に家の納屋で葉巻を作りだし、それが今の J.C. Newman Cigar社へとつながっている。つまり、1895年が全てのスタートであり、100周年記念の1995年にリリー...

  • Diamond Crown Black Diamond Emerald

    名前の響きに惹かれて買ってみた、の典型かもしれない。《Diamond Crown Black Diamond Emerald》J.C. Newmanのコア·ブランドといえば、“Diamond Crown”。そのなかでも “Black Diamond” は、否応なく目にとまるシリーズ名称だ。2016年11月のブラック·フライデーに、青紫色をベースとしたリング装飾、またピアノブラック塗装のボックス入りでデビューしている。J.C. Newman Launching Diamond Crown Black Diamond on Friday half...

  • Muestra de Saka The Bewitched

    初めて取り上げるブランド、そしてメーカーである。《Muestra de Saka The Bewitched》まずは主役となる人物を知らなければならない。1984年から2000年にかけて、葉巻に関する執筆活動を各方面で行なっていた Steve Saka氏だ。その後、彼は JR Cigarsの上級顧問に就いていたこともあるが、 …(1)2005年以降は Drew Estate社に迎えられ、“Liga Privada” や “Acid” 等のプロデュースを担ってきた。Saka氏は Drew Estate社のCEOに...

  • Flor de las Antillas 10th Anniversary Limited Edition 2022

    MyFatherCigarsの定番銘柄 “Flor de las Antillas” は、その誕生から10年の節目を迎えた。《Flor de las Antillas 10th Anniversary Limited Edition 2022》シガーアフィショナード誌の2012年ランキングで第1位を獲得したことにより、リリース早々、大きな話題を呼んだ銘柄である。Flor de las Antillas Toro Cigar Aficionadohttps://www.cigaraficionado.com/top25cigar/flor-de-las-antillas-toro-2012この銘柄は、それ以降ビ...

  • Oliva Serie V Melanio Maduro Lancero

    単品での購入が不可能。そんなMelanioを喫してみたい。《Oliva Serie V Melanio Maduro Lancero》Olivaから “Serie V Melanio” シリーズが登場したのは2012年。エクアドル産スマトラ種をラッパーに纏うオリジナル·バージョンは、現状8つのビトラで展開されている。一方、2013年に加わり始めたマデューロ·バージョンは、メキシコ(サンアンドレス)産ラッパー。オリジナル·バージョンを追うかのごとく、7種のビトラが2021年までに揃え...

  • Liga Privada H99 Toro

    Liga Privadaブランドの最新シリーズである。《Liga Privada H99 Toro》“H99” と名付けられたこの新作は、2018年12月が初発。毎月ランダムに選ばれる少数の特約店でしか買えないという、極めて限定性の高い流通形態から始まった。ビトラは、[152mm RG52, Parejo]の “Toro” 1種のみだ。Drew Estate Announces Initial Liga Privada 10 Aniversario, H99 Shipments halfwheelhttps://halfwheel.com/drew-estate-announces-initial-...

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