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放射線に挑む〜英国大学院博士課程留学 https://blog.goo.ne.jp/radiologist-soma-tohoku

福島原発事故被災地での臨床経験がきっかけとなって放射線医科学を研究しています

医師、第1種放射線取扱主任者。福島原発事故による放射線被ばく影響を研究するため、英国クイーンズ大学ベルファスト大学院博士課程(医学)で武者修行中。

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2017/09/18

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  • しばしのお別れ ~一時帰国へ

    今夜は花言葉のお勉強。まずシクラメン、花言葉は『疑惑』。ソメイヨシノ、花言葉は『美しい人』。シダレグワ、花言葉は『智恵』。そしてミヤコワスレ。花言葉は『しばしの別れ』。古畑任三郎でした。という印象的なイントロダクションから始まる古畑任三郎のTVドラマが私は好きでした。古畑任三郎、踊る大捜査線など、90年代後半から00年代前半くらいにかけてのTVドラマはやはり面白かったように思います。北海道では『水曜どうでしょう』などもこの時期に好評を博していましたね。もう近頃はTVを観るという習慣が私はなくなってしまいましたが(アホな番組ばかりになってしまった気がします)、今でも時々、懐かしく思い出すことがあります。最近、日本から新しい留学生の方がお見えになって、すこし嬉しかったというか、どうやら楽しくなりそうな気がしていたの...しばしのお別れ~一時帰国へ

  • 天才vs凡人

    久しぶりに嫉妬心を覚える出来事がありました。知人がある学術賞を受賞されたことを知りました。おそらくは史上最年少でしょう。彼のことは学生時代から存じ上げていて、若くしてすでに教授になられたのもよく知ってはいますが、学術的には正直「そんな大したことはしてないだろう」と思っていたのでした。しかし、今回受賞された賞は、一応、我が国で最も権威ある機関が認定しているものですから。実際には、その領域では大した業績なのかもしれません。経歴や受賞歴を客観的に見ると、日本の若きホープというか、将来のノーベル賞候補と言っても良いのかもしれませんね。「だいぶ差をつけられてしまったのかな」というのが最初の印象でした。私と彼は学生時代にある賞を同時受賞したのですが、その時からまだあまり時間は経っていないような気がしていたものの、実際には、...天才vs凡人

  • 寒波と体調不良

    寒波が北アイルランドに襲来しており、最近、気温が下がっています。そして、私も先週くらいから風邪気味で体調不良です。いつも風邪をひいているというか、まあ、食生活に問題があるのは確定的に明らかではありますが、他にも幾つか要因があります。いずれにせよ、本調子からはほど遠いですね。それにしても寒いなぁ、やれやれ。体調があまり優れず、仕事の効率も良くありません。やるべきことは沢山あるのですが、気持ちばかりが焦って、なかなか作業は進みません。溜息ばかりがこぼれます。本日、1月23日は湯川秀樹博士の誕生日でした。中間子の存在を理論的に予測し、1949年にノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者ですね。日本出身の湯川、朝永、Nambu(南部)といった先生方は、20世紀を代表する理論物理学者として世界的に活躍され、おそらくは後世に...寒波と体調不良

  • Derry/Londonderryの車両爆発事件

    21日はアイルランド独立戦争から100年の節目だということは判っていましたが、在英国日本大使館からDerry/Londonderryの車両爆発事件に関する下記の注意喚起があって、ちょっとビックリしました。どうやら何者かが時計の針を逆に進めようとしているようです。●北アイルランド地方ロンドンデリーにおいて1月19日には車両爆発事件,21日には車両乗っ取り事件2件が発生しました。●事件の背景などは明らかになっておらず,捜査中ですが,英国を含め外国ではこうした不測の事態に常に警戒する必要があります。●最新情報の入手に努めるとともに,人が多く集まる場所(イベント,観光施設,駅や公共交通機関など)では周囲の状況に警戒するなど自らの安全確保に十分注意を払ってください。Derry/Londonderryは、英国領北アイルラン...Derry/Londonderryの車両爆発事件

  • アイルランド独立戦争から100年

    この土日は、日本ではセンター試験が施行されました。受験生諸君には申し訳ないのですが、2日間も試験監督として長期間拘束されるこのイベントは、大学教員的にはある意味で罰ゲーム以外の何物でも無いです。昔、私のよく知る大学病院の先生方も「嫌だな~」とよく仰っていました。正直、私も同感ですね。受験生も辛いですが、試験官も非常に辛いのです。いや、ホント。閑話休題。今年2019年1月21日から遡ること100年前、1919年1月21日にシン・フェイン党議員らによって、第1回のアイルランド国民議会(ドイル・エアラン)が開催されました。そして、「アイルランド独立宣言」が採択されました。当然、英国政府は否定し、ついに2年以上に及ぶアイルランド独立戦争が勃発したのですね。そして、ついに1921年、英愛条約が締結され、アイルランドはつい...アイルランド独立戦争から100年

  • 混迷する英国政府 ~生き延びるメイ内閣

    昨日、政府によるEU離脱協定案が議会で否決されたのに、今日、メイ内閣自体は続投とは…おそらくは世界史に残るイベントが英国議会で連日起こっています。日本から来ている身としては、英国がどこに向かうのか、議会は一体全体何がしたいのかを、一歩引いた視点から観察できる貴重な機会となっています。色々な意見がありましたが、英国は引き続き、このタフな女性首相に政府の舵取りを託すようです。フォークランド紛争を指導した鉄の女・サッチャー元首相もそうでしたが、英国は難局を迎える時に女性の首相が奮闘することになっているのかもしれませんね。北アイルランドにいる身としては、北アイルランドとアイルランドに関する論点の一つ、所謂「バックストップ」の問題が気になりますが…。メイ首相は「バックストップは絶対に起こらない」と発言していますが、私は「...混迷する英国政府~生き延びるメイ内閣

  • ぼちぼち日本へ

    今月末に日本へ一時帰国します。「コイツいつも日本へ帰っているな」と思われますかもしれませんが、今年もまた、日本と英国を往復する日々が始まります。今年は何回くらい往復することになるのだろうと、我ながら、ちょっと呆れる感じです。私は今年度はとある大学の非常勤講師を委嘱されていて、研究と臨床を日本である程度取り組む必要があります。また、2月には日本で講習会や研究会などにも参加する予定があるのです。とある研究会では講演を依頼されています。私ごときが招待講演なんてして良いのだろうかという思いもありますが、まあ、頑張ります。日本に帰るタイミングが近づくと、やはりちょっとホッとするというか、いつも嬉しくなります。英国Belfastにも数年間住んでいるので愛着はありますが、しかし、母国というのはいつだって良いものであります。今...ぼちぼち日本へ

  • 子供は「生産」の対象ではない

    昨年、杉田水脈自民党衆議院議員が「LGBTは子供を作らない。つまり『生産性』がない。だからLGBTのために税金を使うのはいかがなものか」と週刊誌上で主張したことに批判が起こりました。いくら言論の自由があるとはいえ、性的マイノリティに対する無知、無理解をさらけ出し、ひいては基本的な人権の軽視を感じさせるという点で、立法府を担う国会議員の主張にしてはあまりにもお粗末な主張でした。さらに、子供を産むのは「生産」であり、国民はその「生産性」とやらの尺度で税金を使われるかどうかが決まるという意味不明な持論を展開しており、率直に申し上げて、私はたいへん驚愕したのでした。ふ~ん、仮にそういう論理が通用するならば、例えば年齢が50歳以上の日本国民は皆殺しにでもしたらいいんじゃないですか?だって、生産性がない人たちに、税金を使う...子供は「生産」の対象ではない

  • 大学院留学後の就職について

    海外へ留学した後、進路に迷う例は少なくありません。もちろん、私もそうでした。海外での体験は、日本に生まれ育った者に対して、自分がやりたいことは何か(希望)、自分に向いていることは何か(適性)を改めて考えさせるものがあるのでしょう。大学院博士課程修了後の方々が路頭に迷う「漂流する博士」が過去に問題となりましたが、さらに海外で研鑽した者が日本国内で活躍できない「ガラパゴス化する日本」も問題でした。私の場合、その両方に該当してしまうので、英国大学院留学後の身の振り方についてはすこし悩ましかったのでした。とはいえ私は医師免許がありますので、研究を止めて臨床医として食っていくことはいつでも可能ですから、すこし余裕がありました。つまり、仕事として研究して生きていくことが問題ではなく、最大のポイント「放射線の研究を、自分が主...大学院留学後の就職について

  • 趣味:新聞への投書?

    最近、日本の新聞への投書が立て続けに掲載されています。今月になってから地方紙と全国紙の投書欄に拙文が掲載されました。とくに全国紙の方は掲載謝礼として図書券を下さるそうです。その謝礼が目当てというわけではありませんが、英国留学記念の意味も込めて、英国から投書してみたのでした。とりわけ、いま英国はBrexit(英国EU離脱)で揺れていますから。しかし、知人からの反響は今のところ一切ありません。気付かれないだろうなとは思いましたが、やっぱりという感じです。医療従事者として、研究者の端くれとして、私見を新聞に投稿するというのはなかなか面白いものです。論文を投稿するのとはまたすこい違ったものがありますね。私は以前にも福島被災地医療に関する著書を出版していますし、文章を書くのには慣れていますから、たまにはこういうのも良いか...趣味:新聞への投書?

  • バカなのに風邪をひく

    愛情ってゆう形のないもの伝えるのはいつも困難だねだからdarlinこの「名もなき詩」をいつまでも君に捧ぐ♪という感じで、Mr.Childrenの『名もなき歌』を唄いつつBelfastの街を歩いたら、たぶん風邪をひきました。身体が重いし、関節に違和感があります。これで熱が出てきたらもう確定でしょう。素人でも診断可能ですね。「コイツいつも風邪ひいてんな…」と思われるかもしれませんが、自分でもそう思います。ただ、今回の場合は言い訳させて頂くと、昨年末から年始にかけて色々ありまして、おそらくは知らぬ間に疲れが溜まっていたのだろうと思われます。あまり無茶なことをしたつもりはありませんが、自分はそれほど体力や気力が無いので、たしかにちょっと疲れたかな…とは思っていたのですね。まあ、後悔はしていませんが。実は、年末年始の1週...バカなのに風邪をひく

  • 2019年は「変化の年」に

    2019年が始まりました。昨年末から色々なことがあって、年末年始はあっという間に過ぎていきました。ふと気付いたら、もうこんなに時が流れていて、びっくりしました。今年は、英国大学院博士課程修了の年です。長い留学もついに終わります。英国では何か大事なものを学べたような気もするし、何も学べなかったような気もします。日本では医学博士号は「足の裏の米粒(つまり、取らないと気持ち悪いが、取っても意味が無いもの)」と揶揄されますが、英国でのPhDという学位を活かせるかは今後の自分次第なのでしょう。学位が私を助けてくれるということではなく、学位に恥じない自分であろうとすることで結果的に活躍できればいいですね。英国で大学院博士課程は、結局、ただの通過点です。今年の9月が博士論文Thesisの提出期限になっています。記述量としては...2019年は「変化の年」に

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